JP3666916B2 - ギヤ切換え装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ等のOA機器の分野に用いられる、モータの回転をギヤを用いて伝達する機構において遊星ギヤを用いたギヤ切換え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術は、遊星ギヤを移動させるために、摩擦力を利用して行っていた。以下、従来のギヤの切換え装置について図面を用いて説明する。図8は、従来のギヤ切換え装置の上面を示した上面図であり、図9は従来のギヤ切換え装置の側面を示した側面図である。
【0003】
図8および図9において、21は図示しないモータから直接又は間接に回転の伝達を受けて回転するギヤである。22はギヤ21から回転の伝達を受けE方向若しくはF方向へ移動し、図示しない他のギヤへ回転を伝達する遊星ギヤである。23はギヤ21の回転軸であり、24は遊星ギヤ22の回転軸である。25は回転軸23と回転軸24との間の距離を一定に保持するアームである。26は底板であり、ギヤ21の回転軸23のみが底板26に支持されている。27、28はリングである。29は遊星ギヤ22の円筒部に嵌合され、リング27と遊星ギヤ22との間に介在する圧縮バネであり、一方の端部がリング27に当接し他方の端部により遊星ギヤ22の側面を押圧している。なお、圧縮バネ29の径は、圧縮バネ29が押圧するためのものであるので、遊星ギヤの円筒部の径βより大きくなくてはならない。
【0004】
以下、以上のように構成された従来技術についてその動作を説明する。
まず、図示しないモータより回転が伝達され、ギヤ21が矢印A方向へ回転する。ギヤ21の回転を受けて遊星ギヤ22も矢印C方向へ回転しようとするが、圧縮バネ29が遊星ギヤ22の側面を下方に押圧しているため摩擦力が生じ、遊星ギヤ22は回転することができない。ギヤ21は矢印A方向へ回転し続けているので、遊星ギヤ22に対してギヤ21から離れようとする力が働くことになる。一方、ギヤ21と遊星ギヤ22との間の距離はアーム25により固定されているので遊星ギヤ22はギヤ21から離れることができない。
【0005】
したがって、遊星ギヤ22は、ギヤ21の回転により加わる力に受けて矢印E方向へ移動することになる。遊星ギヤ22の移動は底板26に支持されている回転軸23を中心に行われる。
【0006】
遊星ギヤ22は、移動により図示しない他のギヤに噛合って連結すると、圧縮バネ29による摩擦力に打勝って回転し、ギヤ21からの回転を前記連結した他のギヤに伝達することになる。
【0007】
また、図示しないモータが逆方向の回転を伝達しギヤ21が矢印B方向に回転した場合も上記の場合と同様に遊星ギヤ22は矢印F方向へ移動し、図示しない他のギヤに噛合って回転を伝達する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構成では、ギヤの連結の切換えを安定して行うことができないという問題が発生していた。すなわち、遊星ギヤ22を移動させるために圧縮バネ29よる摩擦力を利用しているので、遊星ギヤ22に与えられる回転負荷トルクT1は、圧縮バネ29の押圧力Nと、摩擦係数μおよび作用半径rにより式1に示すようになる。
【0009】
【式1】
【0010】
以上の式1から明らかなように、回転負荷トルクT1は摩擦係数μの影響を受けて変化するとことなる。摩擦係数μは経年変化や上記ギヤ機構の製造環境の影響を受けて変化しやすいので、一定の値を保持することが困難である。そのため、安定した回転負荷トルクT1を得ることが大変困難であり、遊星ギヤによるギヤの連結の切換えを安定して行うことができないという問題が生じていた。
【0011】
本発明は、部材の摩擦係数、組立寸法精度、経年変化に左右されず安定した回転負荷トルクを発生させ、確実なギヤの連結の切換えを図ることができるギヤ切換え装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、回転を伝達する第一のギヤと、この第一のギヤから回転を伝達される遊星ギヤと、この遊星ギヤが前記第一のギヤから常に回転を伝達されるように前記遊星ギヤの回転軸と前記第一ギヤの回転軸との間を一定距離に保持しかつ前記第一ギヤの回転軸を中心に回動できるように前記遊星ギヤの回転軸を支持する支持手段と、前記遊星ギヤの回動範囲を規制する規制手段と、前記第1ギヤの円筒部に一方の腕部が当接し前記遊星ギヤの円筒部に前記遊星ギヤの円筒部径より小さい内径のコイル部が嵌合するねじりコイルばねとを具備し、前記第一のギヤの回転に応じて前記遊星ギヤが回転すると、前記遊星ギヤの回転につられて当該円筒部に嵌合する前記ねじりコイルばねが回動して前記ねじりコイルばね腕部の一方が前記第1ギヤの円筒部に当接し、前記ねじりコイルばねの回動が停止して前記ねじりコイルばねがゆるむことにより前記支持手段に支持された前記遊星ギヤが前記第一ギヤの回転軸を中心に所定方向に回動し、前記遊星ギヤが前記規制手段に規制されて所定位置に停止し引続き回転することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本発明は上述の構成により、まず第一のギヤから回転の伝達を受けると、遊星ギヤはその円筒部に嵌合されたねじりコイルバネとともに回転する。次にねじりコイルバネの腕が前記第一のギヤの回転軸に当接し、ねじりコイルバネは回転しなくなる。この際、ねじりコイルバネのコイル部分の巻方向と遊星ギヤの回転方向とが前記第一のギヤの回転軸から見て合致するため、ねじりコイルバネのコイル部分は遊星ギヤの回転により広げられる。これによって、ゆるみトルクが発生して遊星ギヤが回動を開始する。このように、遊星ギヤは単にその円筒部にねじりコイルバネを嵌合するだけで回転負荷トルクを得ることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照にしながら説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施例におけるギヤ切換え装置を上面から示した上面図であり、図2は図1のギヤ切換え装置の側面を示した側面図である。また、図3(イ)、(ロ)はギヤの連結の切換え動作を示した図であり、図4(イ)、(ロ)、(ハ)はねじりコイルバネの巻方向と遊星ギヤの回転方向との関係を示した図である。
【0016】
図1乃至図4において、1は図示しないモータから直接又は間接に回転の伝達を受けて回転するギヤである。2はギヤ1から回転の伝達を受け図3のE方向へ移動してギヤに回転を伝達し、若しくは図3のF方向へ移動してギヤへ回転を伝達する遊星ギヤである。3はギヤ1の回転軸であり、4は遊星ギヤ2の回転軸である。5は回転軸3と回転軸4との間の距離を一定に保持するアームである。6は底板であり、ギヤ1の回転軸3のみが底板6に支持されている。7、8はリングである。9は遊星ギヤ2の円筒部10に嵌合されたねじりコイルバネであるが、遊星ギヤ2の側面を押圧する機能を有するものではない。10は遊星ギヤ2の円筒部であり、この円筒部10はねじりコイルバネ8のコイル部分の内径よりもその径αを大きく形成している。11はギヤ1の円筒部である。12および13は遊星ギヤ2より回転の伝達を受けて回転するギヤである。15および16はアーム5の回動範囲を規制するストッパー部材である。
【0017】
以上のように構成されたギヤ切換え装置について以下その動作を説明する。
まず、図示しないモータにより回転が伝達されると、ギヤ1は図3(イ)に示すように矢印A方向へ回転する。遊星ギヤ2はギヤ1の回転の伝達を受けて矢印C方向へ回転する。 ここで、ねじりコイルバネ9は遊星ギヤ2の側面を下方に押しつけるものではないため、コイルバネ9は遊星ギヤ2に対して摩擦力を与えない。従って、遊星ギヤ2の回転はねじりコイルバネ9により妨げられないため、遊星ギヤ2は回転する。しかし、遊星ギヤ2に対して回転負荷トルクを与えなければ遊星ギヤ2は単に同一の場所で回転するだけで矢印E方向若しくは矢印F方向へは移動しない。そこで、本発明では回転負荷トルクとしてゆるみトルクを遊星ギヤ2に対する与えることにした。通常、ゆるみトルクは以下の式により導出される。
【0018】
【式2】
【0019】
以上の式から明らかなように、ゆるみトルクT2はトルクT1の場合と異なり、摩擦係数μの影響を受けないことが分る。このゆるみトルクを遊星ギヤ2に与えるために、本発明では図4(ハ)に示すように遊星ギヤ2の円筒部10にねじりコイルバネ9を嵌合することにした。すなわち、ねじりコイルバネ9の径は遊星ギヤ2の円筒部10の径αより小さく形成されているので、ねじりコイルバネ9を遊星ギヤ2の円筒部10に嵌合すると最初はねじりコイルバネ9が遊星ギヤ2の円筒部10を閉めつける状態となっている。これによって、遊星ギヤ2の回転に対して回転負荷トルクを与えることになる。
【0020】
すなわち、ギヤ1の回転により遊星ギヤ2が回転すると、ねじりコイルバネ9も遊星ギヤ2の円筒部10に嵌合しているため、つられて回転する。次に、ねじりコイルバネ9の腕の一方がギヤ1の円筒部10に当接すると、ねじりコイルバネ9の回転は停止する。この際、図4(イ)に示すようにギヤ1の円筒部11から見て遊星ギヤ2の回転方向とねじりコイルバネ9のコイル部分のゆるみ方向とが合致するので、遊星ギヤ2の回転する力がねじりコイルバネ9のコイル部分を広げるように作用するようになる。これにより、ゆるみトルクが発生する。このゆるみトルクによって遊星ギヤ2は矢印E方向へ移動することができ、ギヤ12と噛み合ってその回転を伝達する。
【0021】
遊星ギヤ2はアーム5がストッパー部材15に当接することにより所定位置に停止して回転するので、ギヤ12と適当な距離において噛み合うことになる。
【0022】
次に、ギヤ1が矢印B方向に回転した場合、図3(ロ)に示すように遊星ギヤ2は矢印D方向に回転する。この際、ねじりコイルバネ9も遊星ギヤ2の円筒部10に嵌合しているためつられて回転する。次にねじりコイルバネ9の腕の他方がギヤ1の円筒部11に当接すると、ねじりコイルバネ9の回転は停止する。次にねじりコイルバネ9のコイル部分のゆるみ方向は回転負荷の方向に対して相対的なものであるので、ギヤ1の円筒部11から見て図4(ロ)に示すように遊星ギヤ2の回転方向とねじりコイルバネ9のコイル部分のゆるみ方向とは合致する。従って、遊星ギヤ2の円筒部10の回転によりねじりコイルバネ9のコイル部分は広げられられることになる。これにより、ゆるみトルクが発生して遊星ギヤ2は矢印F方向へ移動することになる。このようにして、遊星ギヤ2は矢印F方向へ移動すると、ギヤ13と連結して回転を伝達することになる。
【0023】
遊星ギヤ2はアーム5がストッパー部材16に当接して停止して回転することにより、ギヤ13と適当な距離において噛み合うことになる。
【0024】
以上のように、本発明は、遊星ギヤ2の円筒部10に単にねじりコイルバネ9を嵌合するという簡単な構成によって、ねじりコイルバネ9の腕とギヤ1の円筒部11との当接によって任意の方向によってゆるみトルクを発生させて遊星ギヤ2に対して回転負荷トルクを与えているので、ギヤの連結の切換えを安定して行うことができる。
【0025】
次に、本発明の第2実施例について図5乃至図7を追加して説明を行う。第1実施例では、アーム5により遊星ギヤ2を回動させてストッパー部材15、16により回動範囲を規制していたが、この第2実施例は遊星ギヤ2の回転軸を支持板に設けた溝により回動させかつ回動範囲を規制するものである。
【0026】
図5は本発明の他の実施例におけるギヤ切換え装置の側面を示した側面図である。図6は図5のギヤ切換え装置の一点鎖線Aにおける断面上面図である。また、図7(イ)、(ロ)はギヤの連結の切換え動作を示した図である。図5乃至図7において、18、19は支持板であり、支持板18と支持板19との間にそれぞれのギヤが保持されている。16は遊星ギヤ2の回転軸を保持する溝であり、遊星ギヤ2は溝17に沿って移動することになる。さらに、溝17のギヤ1と反対側の円弧は常にギヤ1の回転軸との距離が一定になるように形成されている。なお、この図1乃至図4と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
以下、第2の実施例についてその動作を説明する。
まず、ギヤ1が図7(イ)に示すように矢印A方向に回転すると、遊星ギヤ2はギヤ1の回転の伝達を受けて矢印C方向へ回転し、遊星ギヤ2円筒部10に嵌合されているねじりコイルバネ9も回転する。第1実施例の場合と同様にねじりコイルバネ9の径は遊星ギヤ2の円筒部10の径αより小さく形成されているので、ねじりコイルバネ9を遊星ギヤ2の円筒部10に嵌合すると最初はねじりコイルバネ9が遊星ギヤ2の円筒部10を閉めつける状態となる。
【0028】
次に、ねじりコイルバネ9の腕の一方がギヤ1の円筒部10に当接すると、ねじりコイルバネ9の回転は停止する。この際、図4(イ)に示すようにギヤ1の円筒部11から見て遊星ギヤ2の回転方向とねじりコイルバネ9のコイル部分のゆるみ方向とが合致するので、遊星ギヤ2の回転する力がねじりコイルバネ9のコイル部分を広げるように作用して、ゆるみトルクが発生する。このゆるみトルクによって遊星ギヤ2は支持板18、19の溝17に沿って矢印E方向へ移動し、ギヤ12と噛み合ってその回転を伝達する。
【0029】
遊星ギヤ2は溝17の端部まで移動するとその位置に停止するので、ギヤ12と適当な距離において噛み合うことになる。
【0030】
また、ギヤ1が矢印B方向に回転した場合も上述の場合と同様に、遊星ギヤ2は矢印F方向へ移動してギヤ13と連結して回転を伝達することになる。この際も、遊星ギヤ2は溝17の他方の端部まで移動するとその位置に停止するので、ギヤ13と適当な距離において噛み合うことになる。
【0031】
以上のように、第2実施例によると、支持板18、19の溝17によって遊星ギヤ2の移動範囲が規制されるため、第1実施例に比較してアーム5、ストッパー部材15、16の部材が不要となり、その分部品点数を削減することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は第1ギヤの円筒部に一方の腕部が当接し遊星ギヤの円筒部に遊星ギヤの円筒部径より小さい内径のコイル部が嵌合するねじりコイルばねを具備することによって、ゆるみトルクを発生させて遊星ギヤを回動させることができるので、従来のように部材の摩擦係数を考慮してギヤの連結の切換え機構を設計する必要がなくなり、簡単な構成により安定したギヤの連結の切換え機構を実現することができるという効果を得ることができる。また、部材の摩擦係数を考慮する必要がないので、経年変化により変化する摩擦係数によって遊星ギヤに与えられる回転負荷トルクが変化するようなことはなく、負荷が安定しているので、信頼性の高いギヤの連結の切換え機構を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるギヤの切換え機構を示した上面図
【図2】図1のギヤの切換え機構の側面を示した側面図
【図3】ギヤの連結の切換え動作を示した図
【図4】ねじりコイルバネの巻方向と遊星ギヤの回転方向との関係を示した図
【図5】本発明の他の実施例におけるギヤ切換え装置の側面を示した側面図
【図6】図5のギヤ切換え装置の一点鎖線Aにおける断面上面図
【図7】ギヤの連結の切換え動作を示した図
【図8】従来のギヤの切換え機構を示した上面図
【図9】従来のギヤの切換え機構の側面を示した側面図
【符号の説明】
1 ギヤ
2 遊星ギヤ
5 アーム
8 ねじりコイルバネ
Claims (2)
- 回転を伝達する第一のギヤと、この第一のギヤから回転を伝達される遊星ギヤと、この遊星ギヤが前記第一のギヤから常に回転を伝達されるように前記遊星ギヤの回転軸と前記第一ギヤの回転軸との間を一定距離に保持しかつ前記第一ギヤの回転軸を中心に回動できるように前記遊星ギヤの回転軸を支持する支持手段と、前記遊星ギヤの回動範囲を規制する規制手段と、前記第1ギヤの円筒部に一方の腕部が当接し前記遊星ギヤの円筒部に前記遊星ギヤの円筒部径より小さい内径のコイル部が嵌合するねじりコイルばねとを具備し、前記第一のギヤの回転に応じて前記遊星ギヤが回転すると、前記遊星ギヤの回転につられて当該円筒部に嵌合する前記ねじりコイルばねが回動して前記ねじりコイルばね腕部の一方が前記第1ギヤの円筒部に当接し、前記ねじりコイルばねの回動が停止して前記ねじりコイルばねがゆるむことにより前記支持手段に支持された前記遊星ギヤが前記第一ギヤの回転軸を中心に所定方向に回動し、前記遊星ギヤが前記規制手段に規制されて所定位置に停止し引続き回転することを特徴とするギヤ切換え装置。
- 回転を伝達する第一のギヤと、この第一のギヤから回転を伝達される遊星ギヤと、この遊星ギヤが前記第一のギヤから常に回転を伝達されるように前記遊星ギヤの回転軸と前記第一ギヤの回転軸との間を一定距離に保ちかつ前記第一ギヤの回転軸を中心に前記遊星ギヤの回転軸を所定範囲に回動させる所定長の溝と、前記第1ギヤの円筒部に一方の腕部が当接し前記遊星ギヤの円筒部に前記遊星ギヤの円筒部径より小さい内径のコイル部が嵌合するねじりコイルばねとを具備し、前記第一のギヤの回転に応じて前記遊星ギヤが回転すると、前記遊星ギヤの回転につられて当該円筒部に嵌合する前記ねじりコイルばねが回動して前記ねじりコイルばね腕部の一方が前記第1ギヤの円筒部に当接し、前記ねじりコイルばねの回動が停止して前記ねじりコイルばねがゆるむことにより前記遊星ギヤが前記溝に沿って前記第一ギヤの回転軸を中心に所定方向に回動し、前記遊星ギヤが前記溝の端部に規制されて所定位置に停止し引続き回転することを特徴とするギヤ切換え装置。
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