JP3666737B2 - リアクター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、民生用の電子機器、例えばインバーターエアコンに組み込まれるリアクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
インバーターエアコンには、力率改善、高調波抑制等の目的でリアクターを電源回路に挿入し、インバータ制御を行っている。
【0003】
この種のリアクターとしては、一対のコアとしてUU形のものが用いられ、このコアがコイルに組み込まれ、その組立体に取付板が取付けられて構成されたものがある。
【0004】
このUU形コアは、一対のコアの一方の対向する各外足間に磁気ギャップが形成される。この場合、一方の外足に磁気ギャップを形成すると、他方の外足1本で支えなければならず、所定の間隔のエアーギャップを維持することが難しく、磁気ギャップにバラツキが生じると電気的特性にバラツキが生じ好ましくない。
【0005】
この一対のUU形コアが組み込まれたコイルには取付板が取付けられ、各コアの一体化、各コアに対する取付板の取付は溶接することによって行われるが、この際、単に溶接を行うと磁気ギャップの間隔がくるうおそれがある。
【0006】
図4はコイル1に一対のUU形コア2、2’が組み込まれ、各UU形コア2、2’に取付板4を溶接した状態の従来例を示す。図中5、7は溶接部である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
はその溶接手順を示す。従来においては、まず、図5(a)に示すように、コイル1に一対のUU形コア2、2’を組み込み、コイル1の外側に位置する突き合わせられた各コア2、2’の外足2b、2b’の底面中央部の溶接を行い、溶接部5としている。
【0008】
次に、図5(b)に示すように、各コア2、2’の両端部と取付金具4の両端部との溶接を行い、溶接部7としている。
【0009】
しかしながら、このような手順の溶接では、図5(c)に示すように、溶接の際の熱影響により、Aを支点として突き合わせていた各コア2、2’が開き、適正なギャップ寸法を得られない、という課題があった。このように各コア2、2’が開く原因として、B方向への収縮が影響していると考えられる。
【0010】
また、溶接条件の違いなどにより、量産した場合、ギャップ寸法が一定とならず電気的特性にバラツキを生じ製品として好ましくない。
【0011】
さらに、各コア2、2’の下方部の中央の溶接部5、両端の溶接部7の計3箇所の溶接では落下等の衝撃によりギャップ寸法が変るおそれがある。
【0012】
この発明は、上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、溶接時に発生する収縮を抑え、かつ溶接条件によるギャップ寸法の不均一も防止でき、ギャップ寸法を適正に保持し得、また、衝撃などに対する機械的強度も向上させ、落下等の衝撃によるギャップ寸法の狂いも防止し得るリアクターを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一方のU形コア2の上方の外足2aの上面に両端に折曲部3aを有する金具3を載置しコイル1の中空部1a内に挿入し、他方のU形コア2’の外足2a’をコイル1の中空部1a内に挿入し、これら各外足2a、2a’の対向面間に磁気ギャップを形成するとともに、金具3の各折曲部3aは各コア2、2’の外側面上部と当接・押圧し、各U形コア2、2’の下方の各外足2b、2b’をコイル1の下面側に配し突き合わせ、その底面中央部を溶接部5とし、かつ各U形コア2、2’の下面側に取付金具4を設け、この取付金具4と各U形コア2、2’の下面両端部とを溶接して溶接部7として、上記目的を達成している。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明は、各U形コア2、2’の上面に各U形コア2、2’の上面側が拡がるのを防止するための固定板として機能する、両端部に押さえ用の折曲部3aを有する金具3を設けた。したがって、各U形コア2、2’の下面側に取付板4を設け、各U形コア2、2’の両端下部を溶接する際の内側方向の収縮による各U形コア2、2’の上面側の拡がりを防止し、各U形コア2、2’の上部側の一方の外足2a、2a’間の磁気ギャップを一定に保つようにしている。
【0015】
【実施例1】
図1は本発明の一実施例の分解斜視図、図2は組立状態を示す斜視図、図3は組立状態の概略側断面図を示す。
【0016】
まず、図1〜図3において、1はボビンレスのコイル、2、2’は一対のU形コアである。
【0017】
各U形コア2、2’は、コイル1の中空部1a内に挿入され、対向する各端面間に磁気ギャップが形成される上方の各外足2a、2a’と、コイル1の下方の外表面側に位置され、相互の対向する端面が突き合わせられ接合される下方の各外足2b、2b’とを有し、全体としてほぼU形に形成されている。
【0018】
3は上方の各外足2b、2b’の上面に設けられるステンレスのような非磁性体からなる薄い平板上の金具である。この金具3はほぼ矩形をなし、各外足2a、2a’の上面の形状に対応している。この金具3の両端部は下方に向ってほぼL字状に折曲され、折曲部3aがそれぞれ形成され、この折曲部3aの内壁面が各コア2、2’の外側面上部2c、2c’にそれぞれ当接・押圧するように構成されている。
【0019】
4は下方の各外足2b、2b’の下面に溶接によって取付けられる鋼板からなる取付金具である。
【0020】
この取付金具4は平板状をなし、全体としてほぼ矩形の単純な形状に形成されている。長さ方向両端のコーナー部分にはネジ(図示せず)を用いて取付面(図示せず)に取付けるための孔4aがそれぞれ形成されている。
【0021】
組み立てに当たっては、まず、一方のコア2の上方の外足2aの上面に両端に折曲部3aを有する金具3を載置し、それをコイル1の中空部1a内に挿入する。
【0022】
ついで、他方のコア2’の上方の外足2a’をコイル1の中空部1a内に挿入する。
【0023】
この状態において、上方の各外足2a、2a’の上面に金具3が配され、かつ対向する端面間に磁気ギャップが形成され、下方の外足2b、2b’の対向する各端面は接合される。
【0024】
ついで、各コア2、2’の他方の各外足2b、2b’の突き合わせ部分の底面を溶接し、溶接部5とする。
【0025】
次に、下方の各外足2b、2b’と取付板4の両端部とをそれぞれ溶接し、溶接部7を形成するが、この場合、各コア2、2’の上面両端は金具3の折曲部3aによってそれぞれ押さえられているため、取付金具4と各コア2、2’の溶接時に発生するB方向への収縮及びC方向への引張力を抑えることができ、磁気ギャップの寸法を一定に保つことができる。
【0026】
組立手順は必ずしも上記の例にのみ限定されるものでなく、まず、他方のコア2’に金具3を載置し、コイル1の中空部1a内に挿入し、ついで一方のコア2の外足を挿入するなどしても組立可能であることは勿論である。
【0027】
なお、他の構成は前述の実施例と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、一対のUU形コア2、2’の上部に各コア2、2’の上部固定用の折曲部3aを有する金具3を設けたため、各コア2、2’の下部に取付板4を溶接する際、その溶接によって取付板4とコア2、2’の下方の内側方向の収縮、コア2、2’上部の広がり折曲部3aを有する金具3によって押さえることができるため、コイル2、2’の中空部1a内に挿入された一方の各外足2a、2a’間の磁気ギャップを一定に保つことができる。
【0029】
また、金具3によって機械的強度が増すため、耐衝撃性等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の分解斜視図。
【図2】 同上の組立斜視図。
【図3】 同上の組立状態の概略側断面図
【図4】 従来例の斜視図
【図5】 (a)、(b)は従来の溶接工程説明図、(c)は従来例の欠点の説明図を示す。
【符号の説明】
1 … コイル
1a … 中空部
2、2’ … U形コア
2a、2a’ … 一方の外足
2b、2b’ … 他方の外足
2c、2c’ … 外側面上部
3 … 金具
3a … 折曲部
4 … 取付板
4a … 取付穴
5〜7 … 溶接部

Claims (1)

  1. 一方のU形コア(2)の上方の外足(2a)の上面に両端に折曲部(3a)を有する金具(3)を載置しコイル(1)の中空部(1a)内に挿入し、他方のU形コア(2’)の外足(2a’)をコイル(1)の中空部(1a)内に挿入し、これら各外足(2a)、(2a’)の対向面間に磁気ギャップを形成するとともに、金具(3)の各折曲部(3a)は各コア(2)、(2’)の外側面上部と当接・押圧し、各U形コア(2)、(2’)の下方の各外足(2b)、(2b’)をコイル(1)の下面側に配し突き合わせ、その底面中央部を溶接部(5)とし、かつ各U形コア(2)、(2’)の下面側に取付金具(4)を設け、この取付金具(4)と各U形コア(2)、(2’)の下面両端部とを溶接して溶接部(7)としたことを特徴とするリアクター。
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