JP3665039B2 - 直交励起型レーザ発振器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、発振器筐体が変位し、振動した場合にも、一対の光共振器の平行度や軸ずれなどの位置関係を一定に保つことによって、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことが可能な構造を有する直交励起型レーザ発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガスレーザ発振器は、一般に、レーザ気体が封入されて放電によりレーザを励起する放電管と、この放電管の両側に配置される2枚のミラーを有する光共振器とを備えている。レーザ発振時に放電管で大きい発熱が生じると、その熱の一部が光共振器、または放電管や光共振器を支持しているベース板側に伝達し、それらが熱により変形する結果、光共振器を構成する一対の光学基台の平行度の狂いや、光共振器の軸と発振器筐体の軸との間の位置のずれなどを生じる。また、光共振器自体も外気温度の変化によりフレームの棒部材、端面板部材等の構成部材相互の間で熱膨張差を生じ、これによっても光共振器の位置のずれなどを生じる虞がある。このような光共振器の位置のずれは、ミラーアライメントの狂いを招来して、レーザ光のレーザ出力やビームモードを不安定にする。そこで、このような熱の影響による光共振器の位置のずれなどに対処するために、種々の構成を有するレーザ発振器が提案されている。
【0003】
このような従来技術としては、図9に示す特開2000−183425号公報に開示されている直交励起型レーザ発振器がある。この従来技術では、発振器筐体1の両側に、前部光学基台9と後部光学基台7とが設けられている。前部光学基台9には部分反射鏡が、後部光学基台7には全反射鏡が固定されており、部分反射鏡と全反射鏡とが同一光軸上に互いに平行に固定されるように、前部光学基台9と後部光学基台7とは、下部1本、上部2本の合計3本のレーザビーム進行方向(光軸方向)に延在する支持棒112〜114によって互いに剛固に接続され、光共振器を構成している。
【0004】
発振器筐体1上側における支持棒113,114は、それぞれ軸方向中央部をブラケット120,121によって発振器筐体1上面の光軸方向中央部分に接続されている。熱変形の少ない送風器側に位置する支持棒113の発振器筐体1に対するブラケット120による接続は完全な固定接続であり、他方の高温側に位置する支持棒114の発振器筐体1に対するブラケット121による接続は、軸方向および高さ方向の動きを拘束したスライド台122による可動接続とされている。すなわち、ブラケット121は、矢印で示すように左右方向にスライド台122上をスライド可能である。下部の支持棒112は、発振器筐体1とブラケットによる接続はなされておらず、支持棒112の両端が光学基台9,7に固定されているのみである。発振器筐体1と後部光学基台7との間および発振器筐体1と前部光学基台9との間のレーザビーム通過部分は、それぞれベローズによって接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術のものにあっては、3本の支持棒112〜114とブラケット120,121による支持構造によって、レーザ媒質ガスの温度分布による2つの光学基台7,9間の位置関係の変化を抑えることが可能であるが、レーザ発振器が十分な防振環境にない箇所に設置されている場合の対策が講じられていない。すなわち、従来技術に示された直交励起型レーザ発振器においては、外部からの加振によって光共振器に外力が加わり、光共振器の構造体が弾性変形する結果として、ミラーアライメントの狂いが生じてしまう。
【0006】
以下に、図9〜図11を参照しながら、図9に示される直交励起型レーザ発振器本体が加工装置の位置決め機能を担うXYステージ上に設置されている場合を例に挙げて、外部からの加振による直交励起型レーザ発振器の変形について説明する。図10と図11は、直交励起型レーザ発振器を構成する光共振器に外力が加わった場合の様子を示す図であり、図10は光共振器に加わる外力を示しており、そして図11はそれらの外力による光共振器の変形の様子を示す図である。
【0007】
直交励起型レーザ発振器は、発振器筐体1の下部に設けられた脚131によって図示しないXYステージ上に固定される。一方の光共振器は、上述したようにその上部の支持棒113,114が発振器筐体1の上部でブラケット120,121によって連結されているが、XYステージ上には連結されていない。すなわち、光共振器は発振器筐体1にぶら下がった状態となっている。したがって、XYステージの移動によって、発振器筐体1がレーザ出射方向に加速度Gを受けると、光共振器と発振器筐体1との連結位置が上部の支持棒113,114に設置されたブラケット120,121の位置であるため、図10に示すようにこの位置に発振器筐体1から光共振器に対してFGの力が作用する。一方、光共振器を構成する2つの光学基台7,9については、それぞれの重心位置A,Bにおいて慣性力FA,FBが発生する。光共振器には、これらの力FG,FA,FBによってモーメントが発生し、光共振器の構造体は図11に示すように弾性変形する。その結果、ミラーアライメントの狂いが発生してしまう。
【0008】
このように、直交励起型レーザ発振器が十分な防振環境に設置されていない場合には、発振器筐体1の受ける加振によって生じる発振器筐体1と光共振器との連結点に働く力FGと光共振器の重心に働く慣性力FA,FBとが、光共振器を顕著に変形させるように作用する。そして、このような光共振器の変形、すなわちミラーアライメントの狂いは、レーザ光のレーザ出力やビームモードを不安定にする。
【0009】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、平行に配置された一対の光学基台と支持棒とからなる光共振器が、発振器筐体が受ける振動による力にかかわらず、一対の光学基台の配置位置を一定に保つことが可能な直交励起型レーザ発振器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、発振器筐体と、前記発振器筐体の両側に設置され、光軸方向に延在する少なくとも3本の支持棒によって互いに平行接続された、光共振器を構成する光学部品をそれぞれ支持する一対の光学基台と、前記一対の光学基台と前記発振器筐体との間を接続する一対のベローズと、を備える直交励起型レーザ発振器において、前記発振器筐体の側端部と前記光学基台とを、前記発振器筐体の光軸方向の変位を光軸方向の曲げ運動によって吸収するとともに、前記光軸方向に対して垂直な方向に剛性を有する第一の連結部材と、前記発振器筐体の変位によって生じる振動を吸収して減衰させる第二の連結部材とによって連結して、前記光学基台の全ての支持棒が、前記発振器筐体に直接支持されないように構成して、前記発振器筐体に対して光軸方向に拘束されないようになっていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、発振器筐体の光軸方向の変位を光軸方向の曲げ運動によって吸収する第一の連結部材と、発振器筐体の変位によって生じる振動を減衰させる第二の連結部材とによって、発振器筐体の側端部と光学基台とを連結するようにしている。
【0012】
つぎの発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、上記の発明において、前記第一の連結部材の前記光学基台との接続位置は、前記光学基台の重心位置を通る水平線上にあることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、第一の連結部材の光学基台との接続位置は、光学基台の重心位置を通る水平線上とするようにしている。
【0014】
つぎの発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、上記の発明において、前記第二の連結部材の前記光学基台との接続位置は、前記光学基台の重心位置を通る水平線上の前記重心位置に対して対称となる位置であることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、第二の連結部材の光学基台との接続位置は、光学基台の重心位置を通る水平線上の重心位置に対して対称となる位置とするようにしている。
【0016】
つぎの発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、上記の発明において、前記第一の連結部材は、板バネによって構成されることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、板バネによって、第一の連結部材が構成される。
【0018】
つぎの発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、上記の発明において、前記板バネは、凹型形状を有することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、凹型形状を有する板バネによって、第一の連結部材が構成される。
【0020】
つぎの発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、上記の発明において、前記第二の連結部材は、ダンパによって構成されることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、ダンパによって、前記第二の連結部材が構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる直交励起型レーザ発振器の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明するこの発明の実施の形態において上述した従来技術と同一の構成要素については、上述した従来技術に付した符号と同一の符号を付している。
【0023】
実施の形態1.
図1はこの発明にかかる直交励起型レーザ発振器の実施の形態1を示す全体斜視図であり、図2はその正面図である。図3〜図5は、この発明にかかる直交励起型レーザ発振器の実施の形態1の具体的状態を示す模式図であり、図3は発振器筐体と光学基台との間に設けられた第一の連結部材の連結状態を示す図であり、図4は発振器筐体と光学基台との間に設けられた第二の連結部材の連結状態を示す図であり、図5は発振器筐体と光学基台とを第一および第二の連結部材で連結した状態を模式的に示す図である。そして、図6は、第一の連結部材の光軸方向の変形の様子を模式的に示す図である。なお、以下の説明では、レーザ光の光軸方向をY軸とし、この光軸に垂直な高さ方向をZ軸とし、これらY軸およびZ軸に垂直な方向をX軸とする。
【0024】
発振器筐体1は、CO2ガス等のレーザ媒体ガスが封入された密閉構造を有しており、その内部には、図示されていないが、レーザビーム発生用の放電電極、レーザ媒体ガスを冷却する熱交換器、レーザ媒体ガスを循環させる送風器などが設けられている。この発振器筐体1の光軸方向の両端には、発振器筐体1の上面よりも突出するように端板18,28が設けられている。
【0025】
発振器筐体1の光軸方向の両側には、全反射鏡6を保持した後部光学基台7と、全反射鏡6と同一光軸上に部分反射鏡8を保持した前部光学基台9とが、下部に1本、上部に2本の合計3本の支持棒112〜114によって互いに平行に配置されている。そして、全反射鏡6を保持する後部光学基台7と部分反射鏡8を保持する前部光学基台9とが光共振器を構成している。なお、上部の支持棒113,114は、発振器筐体1の端部に設けられている端板18,28を貫通してレーザ光の進行方向(光軸方向)に延在している。
【0026】
発振器筐体1の端板28と後部光学基台7との間および発振器筐体1の端板18と前部光学基台9との間は、それぞれベローズ10,11と、第一の連結部材22,12と、第二の連結部材42,32とによって連結されている。ベローズ10,11は、部分反射鏡8と発振器筐体1との間および全反射鏡6と発振器筐体1との間で、大気にさらすことなくレーザ光を貫通させる。
【0027】
第一の連結部材22,12は、光軸方向(Y軸方向)に曲げ変形し易い材料によって、発振器筐体1の端板28と後部光学基台7との間および発振器筐体1の端板18と前部光学基台9との間をそれぞれ連結する。また、この第一の連結部材12,22は、X軸方向に高い剛性を有することが望ましい。この第一の連結部材12,22として、例えば、X軸方向の長さがZ軸方向の長さよりも長く、そしてY軸方向の厚さがX軸方向およびZ軸方向の長さに比べて極めて短い矩形状の板バネ12,22を用いることができる(図2および図3参照)。この板バネ12(22)の上端部は、板バネ取付座14(24)と板バネ固定板15(25)とで挟み付けられた状態で、発振器筐体1の端板18(28)に固定された板バネ支持板13(23)の上端部に取り付けられる。また、板バネ12(22)の下端部は、光学基台9(7)に取り付けられた板バネ取付座16(26)と板バネ固定板17(27)とで挟み付けられた状態で固定される。なお、端板18(28)、板バネ支持板13(23)、板バネ取付座14(24)、板バネ12(22)および板バネ固定板15(25)の間は、ネジ止めなどによって固定され、光学基台9(7)、板バネ取付座16(26)、板バネ12(22)および板バネ固定板17(27)の間もネジ止めなどによって固定される。
【0028】
第二の連結部材42,32は、振動を吸収しやすい材料によって、発振器筐体1の端板28と後部光学基台7との間および発振器筐体1の端板18と前部光学基台9との間を連結する。この第二の連結部材42,32として、アクリル系粘弾性体材料やシリコン系粘弾性体材料、高減衰ゴム系粘弾性体材料などのダンパを用いることができる(図2および図4参照)。ダンパ32(42)は、L字型の下部ダンパ取付板31(41)の一の平面と、この平面に平行に配置された板状の上部ダンパ取付板33(43)との間に、密着して挟まれた状態となっている。L字型の下部ダンパ取付板31(41)のダンパ32(42)との接着面に垂直な面は、発振器筐体1の端板18(28)とネジ止めなどによって固定される。一方の上部ダンパ取付板33(43)は光学基台9(7)に取り付けられているダンパ支持板34(44)とネジ止めなどによって固定される。
【0029】
つぎに、このような構成を有する直交励起型レーザ発振器に振動が発生した場合の振動抑制の機構について説明する。この発明にかかる直交励起型レーザ発振器は、図5に示されるように、その光共振器を構成する光学基台7,9が発振器筐体1から第一の連結部材(板バネ)12,22によってつり下げられ、そして、つり下げられた光学基台7,9は第二の連結部材(ダンパ)42,32によって発振器筐体1と水平方向に連結されている状態と等しくなる。
【0030】
すなわち、例えば、図6に示すように、発振器筐体1がレーザ出射方向に加速度Gを受けると、発振器筐体1は光軸方向すなわちY軸方向に変位するが、光学基台7,9は慣性の法則によって元の位置に止まろうとする。この発振器筐体1と光学基台9,7との間の位置ずれは、板バネ12,22のY軸方向の弾性変形(曲げ変形)によって吸収される。この板バネ12,22の弾性変形による反力は非常に小さいので、光共振器を構成する一対の光学基台7,9に及ぼす変形の影響は、通常、無視できるほど小さいものとなる。したがって、一対の光学基台7,9の平行度や軸ずれなどの位置関係は加速度を受けていない初期の状態と同じ状態を保つことができる。また、ダンパ32,42の緩衝作用によって、すなわち、ダンパ32,42が光学基台7,9に対する発振器筐体1の位置変化速度に比例した反力を発生させることによって、Y軸方向へ変位した発振器筐体1が元の位置に戻る際の発振器筐体1の振動は減衰され、解消される。したがって、発振器筐体1が振動した場合であっても、発振器筐体1に対する光共振器の位置変化を小さくすることができる。なお、図6では説明の便宜上、上部の支持棒113,114の図示を省略している。
【0031】
また、X軸方向に高い剛性を有する板バネ12,22を用いることによって、発振器筐体1がX軸方向に加速度を受けた場合でも、発振器筐体1が加速度を受けていない初期の状態と同じ状態を保つようにすることが可能となる。
【0032】
なお、上述した説明において、光学基台7,9と接続される側のベローズ10,11の中心位置が、発振器筐体1の端板28,18と接続される側のベローズ10,11の中心位置に対して、X軸方向(図2における前後方向)、Z軸方向(同じく高さ方向)、およびY軸(同じくレーザ光の光軸)まわりの回転方向の自由度を拘束し、それ以外のY軸方向、X軸まわりの回転方向およびZ軸まわりの回転方向は可動とするように、第一の連結部材(板バネ)22,12によって、光学基台7,9と発振器筐体1の端部とを連結することが望ましい。このように第一の連結部材(板バネ)22,12を連結することによって、上述した発振器筐体1の変位とそれに伴う振動を抑制することができるとともに、発振器筐体1の熱変形に伴うベローズ10,11の位置のずれによる軸ずれ変形も抑制し、光学基台7,9に対する有害な変形力の発生を抑えることもできる。
【0033】
この実施の形態1によれば、第一の連結部材としての板バネ12,22が発振器筐体1の加振による変位を吸収し、光学基台9,7へ変形を伝えることがないので、二つの光学基台9,7の位置関係を維持することができる。また、第二の連結部材としてのダンパ32,42によって、変位した発振器筐体1が元の位置に戻ろうとする時の振動を減衰させて発振器筐体1に対する光共振器の位置変化を小さくすることができる。その結果、レーザ光のレーザ光軸を一定に保つことができ、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことが可能となる。
【0034】
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、図2または図3に示されるように、第一の連結部材である板バネ12,22が光学基台9,7と接続される位置が、光学基台9,7の重心位置よりも高い位置に、1箇所だけで固定される場合を示した。この場合、発振器筐体1の変位を受けて生じる板バネ12,22の変形に対する反力は非常に小さいがゼロではないので、板バネ12,22と光学基台9,7の重心に作用する慣性力との作用によって、光共振器にはモーメントが発生する。そして、このモーメントは、若干ではあるが光共振器の構造体を変形させるように作用する。
【0035】
この実施の形態2では、このモーメントの影響をさらに抑制するために、第一の連結部材(板バネ)12(22)の下部は、光学基台9(7)の重心位置を通る水平線上に固定部材によって固定されるようにしている。
【0036】
図7は、前部光学基台9と発振器筐体1との間の第一の連結部材12による連結の状態の一例を示す図である。ここで、第一の連結部材12として凹型形状の板バネ12’が使用されており、光学基台9の重心位置はベローズ11の中心となるように設計されているものとする。なお、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。また、この図7ではベローズ11のやや下方に設置される第二の連結部材(ダンパ)32の図示が省略されているが、その連結状態は上述した実施の形態1の場合と同様である。
【0037】
この凹型形状の板バネ12’は、脚部12a’,12b’をZ軸下方に向けて、そして、これらの脚部12a’,12b’でベローズ11の重心位置を挟むようにして配置される。すなわち、前部光学基台9側において、この板バネ12’の上端部は板バネ取付座14と板バネ固定板15とで挟み付けられた状態で、発振器筐体1の端板18に固定された板バネ支持板13の上端部にネジ止めなどで取り付けられており、一方の板バネ12’の2本の脚部12a’,12b’は、それぞれ前部光学基台9に取り付けられた板バネ取付座16a’,16b’と板バネ固定板17a’,17b’とで挟み付けられた状態でネジ止めなどで固定される。そして、板バネ取付座16a’,16b’と板バネ固定板17a’,17b’によって固定される板バネ12’の脚部12a’,12b’の位置は、ベローズ11の中心位置、すなわち重心位置を通る水平線h上に存在する。説明は省略するが、後部光学基台7側も、この前部光学基台9側と同様にして凹型形状の板バネが取り付けられる。なお、凹型形状の板バネ12’の脚部12a’,12b’の光学基台9(7)に固定される位置は、光学基台9(7)の重心位置を通る水平線h上のその重心位置を挟んで対称となる位置であることが望ましい。
【0038】
つぎに、このような構成を有する直交励起型レーザ発振器に振動が発生した場合の振動抑制の機構について説明する。発振器筐体1に変位が生じると、実施の形態1の場合と同じように、凹型形状の板バネ12’がY軸方向に弾性変形(曲げ変形)する。この変形によって凹型形状の板バネ12’には反力が発生するが、板バネ12’の下部が光学基台9(7)の重心位置を通る水平線上に固定されているために、凹型形状の板バネ12’の反力の合ベクトルは、光学基台9(7)の重心位置を通ることになる。この反力は、光学基台9(7)の重心に作用する慣性力の向きと逆向きに作用する。そのため、凹型形状の板バネ12’の変形による反力が発生しても、光学基台9(7)の重心に作用する慣性力と互いに打ち消しあう。そして、光共振器の構造体を変形させる有害なモーメントが発生せず、または有害なモーメントの発生が抑えられ、光共振器の構造体の変形を実施の形態1の場合と比べてさらに小さくすることが可能となる。
【0039】
この実施の形態2によれば、第一の連結部材12,22の光学基台9,7側の接続位置を該光学基台9,7の重心位置と同じ高さとしたので、発振器筐体1に対する光共振器の位置変化が生じ、第一の連結部材12,22に若干の反力が発生した場合でも、この反力の合ベクトルがそれぞれの光学基台9,7の重心位置を通り、光学基台9,7に発生する慣性力と打ち消しあう。そして、光共振器の構造体を変形させる力を抑制することができる。その結果、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことができる。
【0040】
実施の形態3.
上述した実施の形態1では、図2または図4に示されるように、第二の連結部材であるダンパ32,42が、発振器筐体1の光軸方向の端部と光学基台9,7との間に1個ずつ配置され、その配置される位置が光学基台9,7の重心位置から外れている場合を示した。このような構成を有する直交励起型レーザ発振器においては、光学基台9,7と発振器筐体1との間に位置変化が発生した場合に発生するダンパ32,42の反力と光学基台9,7の重心に作用する慣性力との作用でモーメントが発生する。そして、このモーメントは、若干ではあるが光共振器の構造体を変形させるように作用する。
【0041】
この実施の形態3では、上述した実施の形態1で生じるこのモーメントの影響を抑制するために、発振器筐体1の光軸方向の側端面と光学基台9,7との間にダンパをそれぞれ2個配置し、それぞれのダンパ32,42が光学基台9,7の重心位置を通る水平線上に、重心位置を挟んでその両側に配置するようにしている。
【0042】
図8は、前部光学基台9と発振器筐体1との間の第二の連結部材32による連結の状態の一例を示す図である。ここで、第二の連結部材として2個のダンパ32a,32bが使用されており、光学基台9の重心はベローズ11の中心となるように設計されているものとする。なお、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0043】
ダンパ32a,32bは、光学基台9のベローズ11側の面内のベローズ11の重心位置を通る水平線h上に、そしてベローズ11の重心位置に対して対称的な配置となるように配置される。ダンパ32aは、L字型の下部ダンパ取付板31aとL字型の上部ダンパ取付板33aとの間に密着して挟まれた構造となっている。また、下部ダンパ取付板31aのダンパ32aとの取付面と垂直な面は発振器筐体1の端板18とネジなどの固定部材によって固定され、上部ダンパ取付板33aのダンパ32aとの取付面と垂直な面は光学基台9とネジなどの固定部材によって固定される。ダンパ32bも同様に、L字型の下部ダンパ取付板31bとL字型の上部ダンパ取付板33bとの間に密着して挟まれており、下部ダンパ取付板31bのダンパ32bとの取付面と垂直な面は発振器筐体1の端板18とネジなどの固定部材によって固定され、上部ダンパ取付板33bのダンパ32bとの取付面と垂直な面は光学基台9とネジなどの固定部材によって固定される。
【0044】
つぎに、このような構成を有する直交励起型レーザ発振器に振動が発生した場合の振動抑制の機構について説明する。発振器筐体1に光軸方向、すなわちY軸方向の変位が生じると、実施の形態1の場合と同じように板バネ12がY軸方向に弾性変形(曲げ変形)する。そして、変位した発振器筐体1は元の位置に戻ろうとするが、このときの光学基台9と発振器筐体1との間の位置変化によって、ダンパ32a,32bに反力が発生する。しかし、ダンパ32a,32bは光学基台9の重心位置を通る水平線上に固定されているために、このダンパ32a,32bに生じる反力の合ベクトルは、光学基台9の重心位置を通ることになる。そして、この反力の合ベクトルは、光学基板9の重心位置に作用する慣性力の向きと逆向きに作用する。そのため、ダンパ32a,32bに反力が発生しても、光学基台9の重心に作用する慣性力と打ち消しあうことによって、光共振器の構造体を変形させる有害なモーメントが発生せず、または有害なモーメントの発生が抑えられ、光共振器の構造体の変形をさらに小さくすることが可能である。
【0045】
この実施の形態3によれば、第二の連結部材32,42の発振器筐体1の側端面および光学基台9,7との接続位置を、光学基台9,7の重心位置と同じ高さとしたので、発振器筐体1に対する光共振器の位置変化が生じ、第二の連結部材であるダンパ32,42に前記位置変化の速度に比例した反力が発生した場合でも、この反力の合ベクトルがそれぞれの光学基台9,7の重心位置を通り、光学基台9,7に発生する慣性力と打ち消しあい、光共振器の構造体を変形させる力を抑制することができる。その結果、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことができる。
【0046】
なお、上述した実施の形態2の構成と実施の形態3の構成とを組み合わせることも可能である。すなわち、第一の連結部材12,22の光学基台9,7側との接続箇所を該光学基台9,7の重心位置と同じ高さとし、第二の連結部材32,42も光学基台9,7の重心位置と同じ高さに固定する。これにより発振器筐体1に対する光共振器の位置変化が生じ、第一の連結部材12,22に反力が発生した場合でも、この反力の合ベクトルがそれぞれの光学基台9,7の重心位置を通り、光学基台9,7に発生する慣性力と打ち消しあうように作用するので、光共振器を変形させる力を抑制することができる。また、光共振器の発振器筐体1に対する位置変化によって、第二の連結部材に位置変化の速度に比例した反力が発生した場合にも、この反力の合ベクトルがそれぞれの光学基台9,7の重心位置を通り、光学基台9,7に発生する慣性力と打ち消しあうように作用するので、光共振器を変形させる力を抑制することができる。
【0047】
また、上述した説明では、光学基台7,9を支持する支持棒112〜114が3本の場合を例示したが、3本に限られず4本以上の支持棒によって光学基台7,9を支持する場合であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、発振器筐体の光軸方向の変位を光軸方向の曲げ運動によって吸収する第一の連結部材と、発振器筐体の変位によって生じる振動を減衰させる第二の連結部材とによって、発振器筐体の側端部と光学基台とを連結するように構成したので、発振器筐体の水平面内での変位やそれに伴う振動が生じても、光共振器の構造体を変形させる力が抑制され、一対の光学基台の平行度や軸ずれなどの位置関係は初期の状態を保つことができるという効果を有する。その結果、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことができるという効果を有する。
【0049】
つぎの発明によれば、第一の連結部材の光学基台との接続位置を、光学基台の重心位置と同じ高さとしたので、発振器筐体に対する光共振器の位置変化に伴って第一の連結部材に若干の反力が発生した場合でも、この反力の合ベクトルが光学基台の重心位置を通り、光学基台に発生する慣性力と打ち消しあい、光共振器の構造体を変形させる力を抑制することができるという効果を有する。その結果、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことができるという効果を有する。
【0050】
つぎの発明によれば、第二の連結部材の光学基台との接続位置を、光学基台の重心位置を通る水平線上の重心位置に対して対称となる位置に取り付けるようにしたので、発振器筐体の振動に伴って第二の連結部材に反力が発生した場合でも、この反力の合ベクトルが光学基台の重心位置を通り、光学基台に発生する慣性力と打ち消しあい、光共振器の構造体を変形させる力を抑制することができるという効果を有する。その結果、レーザビームの出力やビームモードなどの品質を安定に保つことができるという効果を有する。
【0051】
つぎの発明によれば、第一の連結部材として板バネを用いるようにしたので、発振器筐体の光軸方向の変位を効果的に吸収することができるという効果を有する。
【0052】
つぎの発明によれば、板バネとして凹型形状の板バネを用いるようにしたので、第一の連結部材の光学基台との接続位置を、光学基台の重心と同じ高さとすることができるという効果を有する。
【0053】
つぎの発明によれば、第二の連結部材としてダンパを用いるようにしたので、発振器筐体の振動を効果的に減衰させて、光共振器への振動の伝達を防止することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の直交励起型レーザ発振器の全体斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の直交励起型レーザ発振器の正面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の直交励起型レーザ発振器における第一の連結部材の連結の様子を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の直交励起型レーザ発振器における第二の連結部材の連結の様子を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の直交励起型レーザ発振器における発振器筐体と光学基台との間の連結関係を示す模式図である。
【図6】 第一の連結部材の光軸方向の変形を示す正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の直交励起型レーザ発振器における第一の連結部材の連結の様子を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の直交励起型レーザ発振器における第一および第二の連結部材の連結の様子を示す斜視図である。
【図9】 直交励起型レーザ発振器の従来例を示す斜視図である。
【図10】 従来例の直交励起型レーザ発振器が加速度を受けた場合の光共振器に作用する力を模式的に示す図である。
【図11】 光共振器に作用する力による光共振器の変形の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 発振器筐体、6 全反射鏡、7 後部光学基台、8 部分反射鏡、9 前部光学基台、10,11 ベローズ、12,12’,22 第一の連結部材(板バネ)、13,23 板バネ支持板、14,16,16a’,16b’,24,26 板バネ取付座、15,17,17a’,17b’,25,27 板バネ固定板、18,28 端板、31,31a,31b,41 下部ダンパ取付板、32,32a,32b,42 第二の連結部材(ダンパ)、33,33a,33b,43 上部ダンパ取付板、34,44 ダンパ支持板、112〜115 支持棒。
Claims (6)
- 発振器筐体と、
前記発振器筐体の両側に設置され、光軸方向に延在する少なくとも3本の支持棒によって互いに平行接続された、光共振器を構成する光学部品をそれぞれ支持する一対の光学基台と、
前記一対の光学基台と前記発振器筐体との間を接続する一対のベローズと、
を備える直交励起型レーザ発振器において、
前記発振器筐体の側端部と前記光学基台とを、前記発振器筐体の光軸方向の変位を光軸方向の曲げ運動によって吸収するとともに、前記光軸方向に対して垂直な方向に剛性を有する第一の連結部材と、前記発振器筐体の変位によって生じる振動を吸収して減衰させる第二の連結部材とによって連結して、前記光学基台の全ての支持棒が、前記発振器筐体に直接支持されないように構成して、前記発振器筐体に対して光軸方向に拘束されないようになっていることを特徴とする直交励起型レーザ発振器。 - 前記第一の連結部材の前記光学基台との接続位置は、前記光学基台の重心位置を通る水平線上にあることを特徴とする請求項1に記載の直交励起型レーザ発振器。
- 前記第二の連結部材の前記光学基台との接続位置は、前記光学基台の重心位置を通る水平線上の前記重心位置に対して対称となる位置であることを特徴とする請求項1または2に記載の直交励起型レーザ発振器。
- 前記第一の連結部材は、板バネによって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の直交励起型レーザ発振器。
- 前記板バネは、凹型形状を有することを特徴とする請求項4に記載の直交励起型レーザ発振器。
- 前記第二の連結部材は、ダンパによって構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の直交励起型レーザ発振器。
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