JP3664578B2 - カメラ一体型画像記録装置 - Google Patents

カメラ一体型画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3664578B2
JP3664578B2 JP30625197A JP30625197A JP3664578B2 JP 3664578 B2 JP3664578 B2 JP 3664578B2 JP 30625197 A JP30625197 A JP 30625197A JP 30625197 A JP30625197 A JP 30625197A JP 3664578 B2 JP3664578 B2 JP 3664578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video camera
image recording
mechanism unit
recording apparatus
camera body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30625197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11146247A (ja
Inventor
俊二 田邊
秀人 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP30625197A priority Critical patent/JP3664578B2/ja
Publication of JPH11146247A publication Critical patent/JPH11146247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3664578B2 publication Critical patent/JP3664578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ一体型画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
撮影者が肩に乗せて撮影するカメラ一体型画像記録装置では、撮影中に撮影者が動き回わって振動が発生しても記録媒体への正確な記録を実現できるように、記録媒体装着部は各種のダンパーを介してビデオカメラ本体の側に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、耐震性能を向上させるために緩衝効果の大きいダンパーを使用した場合には、ビデオカメラ本体に設けられた記録媒体挿入口から記録媒体を記録媒体装着部に装着する際に、記録媒体装着部が揺動して操作しにくくなったり、ビデオカメラ本体の姿勢が大きく傾いた状態で記録媒体装着部に記録媒体を装着したり、記録媒体装着部から記録媒体を取り出す際には、ビデオカメラ本体の側の記録媒体挿入口と記録媒体装着部の入口との位置ずれが発生する。
【0004】
そのため、従来ではダンパーの緩衝性能を低くして操作性に重点をおいて一部の耐震性能を犠牲にしている。
本発明は操作性が良好で、しかも従来に比べて十分な耐震性能を得ることができるカメラ一体型画像記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラ一体型画像記録装置は、画像記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動させる緩衝解除機構を設け、ビデオカメラ本体に設けた記録媒体挿入口から画像記録装置のメカニズムユニットへの記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際して緩衝解除機構が動作するように構成したことを特徴とする。
【0006】
この本発明によると、ダンパーの緩衝性能を大きくして耐震性能を向上させた場合であっても、記録媒体の出し入れの際に緩衝解除機構を作動させて画像記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動させることによって、操作性も良好にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1記載のカメラ一体型画像記録装置は、画像記録装置の記録媒体装着部を有するメカニズムユニットの周囲の複数箇所をダンパーを介してビデオカメラ本体に取り付けたカメラ一体型画像記録装置であって、画像記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動させる緩衝解除機構を設け、ビデオカメラ本体に設けた記録媒体挿入口から画像記録装置のメカニズムユニットへの記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際して緩衝解除機構が動作するように構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項1において、画像記録装置の記録媒体装着部を有するメカニズムユニットの両側をビデオカメラ本体の前後方向からダンパーを介して支持するとともに、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前記の両側との間に、それぞれ緩衝解除機構を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項2において、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前側面との間に設けた第1の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の後方に押し出す第1の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第2の規制部とで構成し、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの後側面との間に設けた第2の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の前方に押し出す第3の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第4の規制部とで構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項3において、第1の規制部〜第4の規制部を連動して作動させることを特徴とする。請求項5記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項3または請求項4において、可動部がビデオカメラ本体の少なくとも前後方向に出退するようにダンパーを取り付け、第1の規制部と第3の規制部を第2の規制部と第4の規制部よりも優先させて作動させるように構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項6記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項3〜請求項5の何れかにおいて、第1の規制部と第2の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第1のレバーをビデオカメラ本体の後方向へ押し出す第1のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて前方側のダンパーのダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第2,第3のスライド板とで構成し、第3の規制部と第4の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第2のレバーをビデオカメラ本体の前方向へ押し出す第4のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスライド板とで構成したことを特徴とする。
【0013】
請求項7記載のカメラ一体型画像記録装置は、請求項1〜請求項6の何れかにおいて、画像記録装置の記録媒体装着部を、テープカセットまたは光ディスクまたは光ディスクを内蔵したディスクカセットの何れかの記録媒体を取り扱うように構成したことを特徴とする。
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図1は本発明のカメラ一体型画像記録装置で使用される画像記録装置1を示している。このシャーシ2は、撮像光学系が前側に取り付けられているビデオカメラ本体3の後部に内蔵されている。矢印Fはビデオカメラ本体3の前方向を示し、矢印Bはビデオカメラ本体3の後方向を示している。
【0015】
シャーシ2には、第1〜第4のダンパー4〜7が取り付けられており、この第1〜第4のダンパー4〜7のダンパー軸8には記録媒体装着部9が図2に示すように取り付けられている。この例では記録媒体が光ディスクを内蔵したディスクカセットで、記録媒体装着部9を有するメカニズムユニット10は、セットされた光ディスクを駆動すると共に記録または再生の際に光ディスクにアクセスするヘッド装置とが設けられている。
【0016】
第1〜第4のダンパー4〜7は何れも図3に示す構造で、ダンパー本体11にはシリンダー室12が形成されており、底部には連通口13が穿設され、シリンダー室12の開口部には、シリコーンを主体としたゲル状の合成樹脂のダンパー材14で閉塞されると共に、このダンパー材14の中央にダンパー軸8の基端が埋め込まれている。このダンパー軸8はシャーシ2に穿設された孔15を介してシャーシ2の内側に挿入されている。
【0017】
メカニズムユニット10の両側面には、第1〜第4のダンパー4〜7に対応して支持パイプ16が植設されており、支持パイプ16の先端に第1〜第4のダンパー4〜7のダンパー軸8が挿入されて、各ダンパー軸8は支持パイプ16に螺合するネジ17によって固定されている。
【0018】
このようにメカニズムユニット10を第1〜第4のダンパー4〜7を介してシャーシ2に取り付けたため、ビデオカメラ本体3の姿勢が傾くと、例えば図4に示すようにゲル状のダンパー材14が大きく弾性変形し、メカニズムユニット10が大きく揺動する。
【0019】
ここではビデオカメラ本体3の前後方向にメカニズムユニット10が揺動した状態を説明したが、実際には図3に示したダンパーの構造によりメカニズムユニット10はビデオカメラ本体3の上下方向(矢印UD方向)と左右方向(矢印LR方向)にも大きく揺動自在である。
【0020】
シャーシ2とメカニズムユニット10の右側面18との間に第1の緩衝解除機構19が設けられ、シャーシ2とメカニズムユニット10の左側面20との間に第2の緩衝解除機構21が設けられている。
【0021】
第1の緩衝解除機構19は、図2および図4に示すように第1のスライド板22と第2のスライド板23と第3のスライド板24とで構成されている。第2の緩衝解除機構21は、第4のスライド板25と第5のスライド板26と第6のスライド板27とで構成されている。
【0022】
第1〜第3のスライド板22〜24は重ね合わせて、図5に示すようにシャーシ2の内側に植設されたピン28a,28b,28cに図9に示すそれぞれの長孔、具体的には、第3のスライド板24は長孔29a,29b,29cにピン28a,28b,28cを挿通してスライド自在であり、第2のスライド板23は長孔30a,30b,30cにピン28a,28b,28cを挿通してスライド自在であり、第1のスライド板22は長孔31a,31b,31cにピン28a,28b,28cを挿通してスライド自在に構成されている。
【0023】
第1のスライド板22には2つの孔32,33と第1のレバー34に連結されるピン35が形成されている。第2のスライド板23にはガイド凹部36とガイド孔37とラック38が形成されている。第3のスライド板24には2つのガイド孔39,40とラック41が形成されている。第1,第2のダンパー4,5のダンパー軸16は、それぞれ図5に示すように第1〜第3のスライド板22〜24のガイド孔や凹部を通過してメカニズムユニット10の側に延設されている。
【0024】
同様に第3,第4のダンパー6,7のダンパー軸16も、第4〜第6のスライド板25〜27のガイド孔や凹部を通過してメカニズムユニット10の側に延設されている。
【0025】
重ね合わされた各スライド板22〜24,25〜27の相互間には間隔の保持と摩擦の低減を目的として合成樹脂製のブッシング(図示せず)が介装されている。また、第1〜第3のスライド板22〜24がスライド自在に取り付けられたシャーシ2の内側には、図5に示すようにシャーシ2に植設されたピン42に第3のスライド板24のラック41にだけ噛合する歯車43が取り付けられ、シャーシ2に植設されたピン44に第2のスライド板23のラック38と歯車43にだけ噛合する歯車45が取り付けられている。
【0026】
同様に第4〜第6のスライド板25〜27も重ね合わせてシャーシ2の内側にスライド自在に取り付けられている。この第5,第6のスライド板26,27についても第2,第3のスライド板23,24の側の歯車43,45と同様の歯車(図示せず)がシャーシー2に設けられている。
【0027】
第1〜第3のスライド板22〜23がスライド自在に取り付けられたシャーシ2の内側には、図5に示すようにシャーシ2に植設されたピン46,47にレバー48,49の中間部が枢支されており、レバー48の先端に植設されたピン50は第3のスライド板24に形成された長孔51に係合している。レバー49の先端に植設されたピン52は第1のスライド板22に形成された長孔53に係合している。
【0028】
レバー48,49の基端にはシャーシ2に穿設された孔54,55を貫通して図6に示すようにシャーシ2の外側に延設されたピン56,57が植設されている。シャーシ2の外側には、シャーシ2に植設されたピン58a,58b,58cに係合してスライド自在の第1のカム板59が設けられており、この第1のカム板59のカム溝60,61にピン56,57が係合している。
【0029】
同様に第4〜第6のスライド板25〜27の側のシャーシ2の内側にも第1〜第3のスライド板22〜24の側のレバー48,49と同様に2つのレバーが設けられており、この2つのレバーの基端に植設されたピン62,63が図7に示すようにシャーシ2を貫通して外側に延設されて、第1のカム板59と同様の第2のカム板64のカム溝65,66にレバーの基端のピン62,63が係合している。
【0030】
第1〜第3のスライド板22〜24の近傍のシャーシ2には、図5に示す第1のレバー34を枢支する軸67が植設されており、この軸67に取り付けられた第1のレバー34のピン68と第1のスライド板22ピン35は連結板69で連結されている。
【0031】
第4〜第6のスライド板25〜27の近傍のシャーシ2にも、第1のレバー34に相当する第2のレバー70とこの第2のレバー70と第4のスライド板25とを連結する連結板71が設けられている。
【0032】
第1のカム板59と第2のカム板64とを連動させて駆動する構造は、次のように構成されている。
図6に示すように第1〜第3のスライド板22〜24の近傍のシャーシ2の外側には、第1のカム板59のラック72に噛合する歯車73とこの歯車73に噛合する中間歯車74が設けられている。中間歯車74に噛合する歯車75は、図2にも示す連結軸76の一端に取り付けられている。連結軸76はシャーシ2に回転自在に支持されており、他端は第4〜第6のスライド板25〜27の近傍のシャーシ2の外側に延設されている。連結軸76の前記他端には図7に示すように歯車77が取り付けられている。
【0033】
図1と図7に示すように、シャーシ2にはモータ78が取り付けられている。第1のカム板59のラック72に相当する第2のカム板64のラックに歯合する歯車79は、歯車群80を介してモータ78の出力軸81に連結されており、歯車79はまた中間歯車82を介して前記の連結軸76の歯車76に連結されている。
【0034】
このように構成されたカメラ一体型画像記録装置は、第1〜第4のダンパー4〜7が有効な状態では、図2と図9に示すように第1,第2のレバー34,70はメカニズムユニット10から離間するとともに、第1〜第3のスライド板22〜24は第1,第2のダンパー4,5のダンパー軸8に連結された支持パイプ16に作用しないフリー状態になっている。
【0035】
この状態でディスクカセットの着脱指示を検出するとモータ78への通電が実施される。モータ78が正転すると、第1,第2のカム板59,64はビデオカメラ本体3の下方向(矢印D方向)にスライドし、第1のスライド板22と第3のスライド板24は図10に示すようにビデオカメラ本体3の上方向(矢印U方向)にスライドし、歯車43,45を介して第3のスライド板24に連結されている第2のスライド板23は、第3のスライド板24とは逆方向にビデオカメラ本体3の下方向(矢印D方向)にスライドを始める。この状態では、第1のスライド板22の移動によって連結板69を介して第1のレバー34が図10に示すようにメカニズムユニット10の側面に当接してメカニズムユニット10を内側に押して出す。
【0036】
モータ78がさらに正転すると、図11に示すように第3のスライド板24のガイド孔39,40の一部と第2のスライド板23のガイド凹部36とガイド孔37の一部とで支持パイプ16,16を挟持してビデオカメラ本体3の上下方向(矢印UD方向)と左右方向(矢印LR方向)の位置決めを行う。
【0037】
モータ78の正転による第2のカム板64の移動によって、第4のスライド板25と第6のスライド板27も第1のスライド板22と第3のスライド板24と同様にビデオカメラ本体3の上方向(矢印U方向)にスライドし、第6のスライド板27に連結されている第5のスライド板26は、第6のスライド板27とは逆方向にビデオカメラ本体3の下方向(矢印D方向)にスライドを始める。この状態では、第4のスライド板25の移動によって第2のレバー70がメカニズムユニット10の側面に当接してメカニズムユニット10を内側に押して出す。さらに第6のスライド板27と第5のスライド板26とで支持パイプ16を挟持してビデオカメラ本体3の上下方向(矢印UD方向)と左右方向(矢印LR方向)の位置決めを行う。
【0038】
図8は図10に示した状態の様子を示しており、第1のレバー34がメカニズムユニット10をビデオカメラ本体3の後方へ押し出し、第2のレバー70がメカニズムユニット10をビデオカメラ本体3の前方へ押し出すことによって、メカニズムユニット10はビデオカメラ本体3における前後方向の位置が初期位置に戻されている。これに続いて第2,第3のスライド板23,24と第5,第6のスライド板26,27とで各支持パイプ16を挟持してビデオカメラ本体3における上下方向と左右方向の位置が初期位置に戻される。
【0039】
このようにメカニズムユニット10とシャーシ2との間に設けた第1の緩衝解除機構19と第2の緩衝解除機構21とを動作させてメカニズユニット10を初期位置に戻した状態では、第1〜第4のダンパー4〜7を介してメカニズムユニット10を支持しているにもかかわらず、記録媒体装着部9の入口83とビデオカメラ本体3の記録媒体挿入口84との位置とが一致して、ディスクカセットの着脱を実施できる。また、ディスクカセットを記録媒体装着部9にセットする際にもメカニズムユニット10が第1の緩衝解除機構19と第2の緩衝解除機構21とによって位置規制されていることによって、メカニズムユニット10の位置が安定し、操作性も良好である。
【0040】
また、緩衝効果が大きくて図4に示すようにシャーシ2の内側への突出量が大きな弾性変形が発生するダンパーを採用して十分な緩衝効果を得、第1,第4のスライド板22,25で第1,第2のレバー34,70を駆動してメカニズムユニット10の位置を初期位置に戻して各ダンパー4〜7のダンパー材14のシャーシ2の内側への突出を無くしてから第2,第3のスライド板23,24ならびに第5,第6のスライド板26,27で各支持パイプ16を挟持するので、第2,第3のスライド板23,24ならびに第5,第6のスライド板25,26がダンパー材14を挟み込むような事態の発生を回避できる。
【0041】
記録または再生指示の操作を検出するとモータ78が逆転し、第1,第3のカム板22,24がビデオカメラ本体3の上方向(矢印U方向)にスライドし、上記の逆工程で第1,第2の緩衝解除機構19,21が解除されて、メカニズムユニット10は第1〜第4のダンパー4〜7による十分な緩衝効果を得ることができる状態に復帰する。
【0042】
なお、モータ78の正転期間と逆転期間は、図7に示すように第2のカム板64の一部に設けた突起85をシャーシの側に設けたスイッチ86,87で検出して通電の終了時期を決定している。
【0043】
上記の実施の形態では、記録媒体はディスクカセットであってが、テープカセットまたはカセットに収納されていない光ディスクであっても同様の効果が期待できる。
【0044】
上記の各実施の形態において第1〜第4のダンパー4〜7は、シリンダー室12の一部にダンパー材14を設けたが、シリンダー室12の全部にダンパー材14を充填して形成することもでき、この場合には連通口13は必要でなくなる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のカメラ一体型画像記録装置によると、画像記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動させる緩衝解除機構を設け、メカニズムユニットへの記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際して緩衝解除機構が動作するように構成したので、十分な緩衝効果が得られるダンパーを使用した場合であっても、強制的に初期位置に復帰させることができ、操作性と緩衝効果の一方の性能を犠牲にすること無しに両方の性能を満足させることができるとともに操作性が良好である。
【0047】
請求項2記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項1において、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前記の両側との間に、それぞれ緩衝解除機構を設けたため、メカニズムユニットを正確に初期位置に復帰させることができる。
【0048】
請求項3記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項2において、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前側面との間に設けた第1の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の後方に押し出す第1の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第2の規制部とで構成し、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの後側面との間に設けた第2の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の前方に押し出す第3の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第4の規制部とで構成したので、ビデオカメラ本体の内部におけるメカニズムユニットの位置を三次元的に正確に初期位置に復帰させることができる。
【0049】
請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項3において、第1の規制部〜第4の規制部を連動して作動させるので、1つの駆動源で運転することができ、また、ビデオカメラ本体の前後方向の初期位置への復帰を正確に行うことができる。
【0050】
請求項5記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項3または請求項4において、可動部がビデオカメラ本体の少なくとも前後方向に出退するようにダンパーを取り付け、第1の規制部と第3の規制部を第2の規制部と第4の規制部よりも優先させて作動させるように構成したため、ダンパーの弾性変形している部分を第2の規制部と第4の規制部が噛み込んで故障するような事態を回避することができる。
【0051】
請求項6記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項3〜請求項5の何れかにおいて、第1の規制部と第2の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第1のレバーをビデオカメラ本体の後方向へ押し出す第1のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて前方側のダンパーのダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第2,第3のスライド板とで構成し、第3の規制部と第4の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第2のレバーをビデオカメラ本体の前方向へ押し出す第4のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスライド板とで構成したため、コンパクトに第1,第2の緩衝解除機構を実現できる。
【0052】
請求項7記載のカメラ一体型画像記録装置によると、請求項1〜請求項6の何れかにおいて、画像記録装置の記録媒体装着部を、テープカセットまたは光ディスクまたは光ディスクを内蔵したディスクカセットの何れかの記録媒体を取り扱うように構成したため、テープカセットまたは光ディスクまたはディスクカセットを使用するカメラ一体型画像記録装置において、操作性と緩衝効果の一方を犠牲にすること無しに両方の性能を満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ一体型画像記録装置のビデオカメラ本体の要部と内蔵されたメカニズムユニットの外観斜視図
【図2】同実施の形態の平面図
【図3】同実施の形態のダンパーとその周辺の断面図
【図4】同実施の形態のダンパーによる緩衝状態の説明図
【図5】同実施の形態の第1の緩衝解除機構を示す分解斜視図
【図6】同実施の形態の図1のビデオカメラ本体の前方から見た側面図
【図7】同実施の形態の図1のビデオカメラ本体の後方から見た側面図
【図8】同実施の形態の第1,第2のレバーがメカニズムユニットを内側に押し出した状態の平面図
【図9】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が作動する前の状態の説明図
【図10】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が作動途中の状態の説明図
【図11】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が緩衝効果を完全に解除した状態の説明図
【符号の説明】
1 画像記録装置
2 シャーシ
3 ビデオカメラ本体
4〜7 第1〜第4のダンパー
8 ダンパー軸
9 記録媒体装着部
10 メカニズムユニット
11 ダンパー本体
12 シリンダー室
14 ダンパー材
16 支持パイプ
17 ネジ
19 第1の緩衝解除機構
21 第2の緩衝解除機構
22 第1のスライド板
23 第2のスライド板
24 第3のスライド板
25 第4のスライド板
26 第5のスライド板
27 第6のスライド板
34 第1のレバー
59 第1のカム板
64 第2のカム板
70 第2のレバー
83 記録媒体装着部の入口
84 ビデオカメラ本体の記録媒体挿入口

Claims (7)

  1. 画像記録装置の記録媒体装着部を有するメカニズムユニットの周囲の複数箇所をダンパーを介してビデオカメラ本体に取り付けたカメラ一体型画像記録装置であって、
    画像記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動させる緩衝解除機構を設け
    ビデオカメラ本体に設けた記録媒体挿入口から画像記録装置のメカニズムユニットへの記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際して緩衝解除機構が動作するように構成した
    カメラ一体型画像記録装置。
  2. 画像記録装置の記録媒体装着部を有するメカニズムユニットの両側をビデオカメラ本体の前後方向からダンパーを介して支持するとともに、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前記の両側との間に、それぞれ緩衝解除機構を設けた
    請求項1記載のカメラ一体型画像記録装置。
  3. ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの前側面との間に設けた第1の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の後方に押し出す第1の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第2の規制部とで構成し、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの後側面との間に設けた第2の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の前方に押し出す第3の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第4の規制部とで構成した
    請求項2記載のカメラ一体型画像記録装置。
  4. 第1の規制部〜第4の規制部を連動して作動させる
    請求項3記載のカメラ一体型画像記録装置。
  5. 可動部がビデオカメラ本体の少なくとも前後方向に出退するようにダンパーを取り付け、第1の規制部と第3の規制部を第2の規制部と第4の規制部よりも優先させて作動させるように構成した
    請求項3または請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置。
  6. 第1の規制部と第2の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第1のレバーをビデオカメラ本体の後方向へ押し出す第1のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて前方側のダンパーのダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第2,第3のスライド板とで構成し、第3の規制部と第4の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第2のレバーをビデオカメラ本体の前方向へ押し出す第4のスライド板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスライド板とで構成した
    請求項3〜請求項5の何れかに記載のカメラ一体型画像記録装置。
  7. 画像記録装置の記録媒体装着部を、テープカセットまたは光ディスクまたは光ディスクを内蔵したディスクカセットの何れかの記録媒体を取り扱うように構成した
    請求項1〜請求項6の何れかに記載のカメラ一体型画像記録装置。
JP30625197A 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置 Expired - Fee Related JP3664578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30625197A JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30625197A JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11146247A JPH11146247A (ja) 1999-05-28
JP3664578B2 true JP3664578B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=17954829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30625197A Expired - Fee Related JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3664578B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5183098B2 (ja) * 2007-05-28 2013-04-17 キヤノン株式会社 像ぶれ補正装置およびそれを有する光学機器、撮像装置
CN108562228B (zh) * 2018-06-08 2024-03-26 昆山迈致治具科技有限公司 一种自动化连续测试设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11146247A (ja) 1999-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014357A (en) Disc device having a turntable being able to extend into an opening in a top plate beneath a lid connected to the plate
US7234148B2 (en) Optical disc driving apparatus
JP3664578B2 (ja) カメラ一体型画像記録装置
JP2763498B2 (ja) ミニディスクプレーヤーにおいてのディスクカートリッジのシャッター開閉装置
JP2006252683A (ja) 光ディスク装置
US20070149014A1 (en) Electronic apparatus and image capturing apparatus
US7950028B2 (en) Disk apparatus with improved optical pickup mount
JPH08129815A (ja) 記録再生装置
JP4811299B2 (ja) ディスク装置
JP4340910B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2001052403A (ja) 記録媒体の再生装置
JP2553643Y2 (ja) ディスク型記録媒体再生装置
JP3829154B2 (ja) 情報ディスク装置
JP4340909B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2004280917A (ja) ディスク装置
JPH0445164Y2 (ja)
JP4482907B2 (ja) ディスク装置
JP3421391B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2007242107A (ja) ディスク装置
JP2001266441A (ja) 光ディスク装置
JP2003296994A (ja) フローティングロック機構
JP2004164699A (ja) ディスク記録再生装置
JPH076946U (ja) フローティングロック機構
JPH0281393A (ja) 電子機器等の操作ボタン取付構造
JPH07141746A (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees