JPH076946U - フローティングロック機構 - Google Patents
フローティングロック機構Info
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- JPH076946U JPH076946U JP3570793U JP3570793U JPH076946U JP H076946 U JPH076946 U JP H076946U JP 3570793 U JP3570793 U JP 3570793U JP 3570793 U JP3570793 U JP 3570793U JP H076946 U JPH076946 U JP H076946U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フローティング部のロックを対向する二方向
からおこなうことにより、確実なロックが可能となるフ
ローティングロック機構を提供する。 【構成】 記録媒体の記録再生手段をフローティング部
2に設ける。フローティング部2をシャーシ1上に防振
ダンパー3によって支持する。フローティング部2に係
合部2aを設ける。シャーシ1にロックプレート4を移
動可能に設ける。ロックプレート4に係合部2aに係脱
可能な保持部4bを設ける。シャーシ1に回動プレート
6を回動可能に設ける。ロックプレート4の移動により
回動プレート6が回動するように、回動プレート6およ
びロックプレート4にカム機構を設ける。回動プレート
6の一端に保持部4bに対向する位置から係合部2aに
当接する押さえ板6aを設ける。
からおこなうことにより、確実なロックが可能となるフ
ローティングロック機構を提供する。 【構成】 記録媒体の記録再生手段をフローティング部
2に設ける。フローティング部2をシャーシ1上に防振
ダンパー3によって支持する。フローティング部2に係
合部2aを設ける。シャーシ1にロックプレート4を移
動可能に設ける。ロックプレート4に係合部2aに係脱
可能な保持部4bを設ける。シャーシ1に回動プレート
6を回動可能に設ける。ロックプレート4の移動により
回動プレート6が回動するように、回動プレート6およ
びロックプレート4にカム機構を設ける。回動プレート
6の一端に保持部4bに対向する位置から係合部2aに
当接する押さえ板6aを設ける。
Description
【0001】
本考案は、記録媒体の記録再生手段を防振のために弾性部材によって支持し、 適時ロックするフローティングロック機構の改良に関する。
【0002】
車載用のCDプレーヤ等の記録再生装置は、記録媒体の記録再生をおこなう時 に、車の振動が記録再生手段に伝わると記録再生が不安定になってしまう。この ため、車載用の記録再生装置は、そのシャーシに弾性部材および防振ダンパによ って支持されたフローティング部を設け、このフローティング部に記録再生手段 を取り付けている。このような構成にすれば、車からシャーシに伝わる振動は弾 性部材および防振ダンパに吸収され、記録再生手段に伝わりにくくなる。ただし 、このような構成にすると、シャーシ内におけるフローティング部の位置が不安 定で、記録媒体を記録再生装置に装着する時に、記録再生手段にぶつかり、記録 媒体が傷付いたり、装着できなくなったりする恐れがある。そこで、従来から車 載用の記録再生装置は、フローティングロック機構を備え、この機構によって、 記録媒体を挿入する時にフローティング部の周囲数箇所を保持して位置決めをし 、記録媒体を傷付ける事故を防いでいる。そして、記録媒体の記録再生をおこな う時には保持箇所を解放して、車の振動がシャーシを介して伝わるのを防いでい る。
【0003】 このような従来のフローティングロック装置の一例を図面にしたがって以下に 説明する。すなわち、図5に示すように、記録再生手段を備えたフローティング 部2は、シャーシ1内部に防振ダンパー(図示せず)によって支持されている。 フローティング部2には、図5に示すように、係合部2aが設けられている。こ の係合部2a近傍のシャーシ1には、ロックプレート4がスライド移動可能に設 けられ、駆動源(図示せず)に接続されている。
【0004】 このロックプレート4には、溝4aが形成された保持部4bが設けられていて 、駆動源によってロックプレート4をスライド移動させると保持部4bが移動し 、保持部4bの溝4aがフローティング部2の係合部2aに係合するロック位置 とフローティング部2から離れる解放位置を移動するようになっている。したが って、記録媒体挿入時には、ロックプレート4をロック位置に移動させれば、フ ローティング部2に設けられた記録再生手段が所定の位置に保持されるので、記 録媒体を傷付けることなく確実に装着できる。そして、記録媒体の記録再生時に は、ロックプレート4を解放位置に移動させれば、フローティング部2を支持す るものが防振ダンパーだけになる。よって、車の振動が防振ダンパーに吸収され 、フローティング部2に設けられた記録再生手段に伝わりにくくなるので、安定 した記録再生がができる。
【0005】
しかしながら、以上のようなフローティングロック機構の従来例には、以下の ような問題点があった。すなわち、ロックプレート4の保持部4bに設けられた 溝4aは、フローティング部2の係合部2aの一方向から係合する。したがって 、シャーシに振動が伝わったときに係合部2aが、溝4aとの係合部分の反対側 からずれやすく、ロックが不安定になる。
【0006】 本考案は、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであ り、その目的は、フローティング部のロックを対向する二方向からおこなうこと により、確実なロックが可能となるフローティングロック機構を提供することで ある。
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の本考案は、記録媒体の記録再生 手段を備え、記録再生装置のシャーシ上に弾性部材によって支持されたフローテ ィング部と、前記フローティング部に設けられた係合部と、前記シャーシに移動 可能に設けられたロック部材と、前記フローティング部のロックおよびロック解 除をおこなうために前記ロック部材の移動により前記係合部に係脱するように前 記ロック部材に設けられた保持部を有するフローティングロック機構において、 前記シャーシに回動可能に設けられた回動部材と、前記ロック部材の移動により 前記回動部材が回動するように、前記回動部材および前記ロック部材に設けられ たカム機構を有し、前記回動部の回動によって前記保持部に対向する方向から前 記係合部を支持する押さえ部を、前記回動部の一端に設けたことを特徴とする。
【0008】
上記の様な構成を有する本考案の作用は次の通りである。すなわち、ロック部 材を移動させることにより、保持部をフローティング部の係合部に係合させる。 このとき、カム機構によって、回動部材が回動し、回動部材に設けられた押さえ 部が、保持部に対向する方向から係合部を支持するので、フローティング部のロ ックが対向する二方向からおこなわれる。
【0009】
以上説明したような本考案によるフローティングロック機構の一実施例を、図 面にしたがって具体的に説明する。なお、請求項1記載のロック部材はロックプ レート、回動部材は回動プレート、押さえ部は押さえ板とし、カム機構はカムピ ンおよびカム溝によって構成されるものとする。また、図1の平面図における左 を左方、右を右方、上方を後方、下方を前方とする。
【0010】 (1)実施例の構成 本実施例の構成を以下に説明する。すなわち、図1に示すように、記録再生装 置のシャーシ1内部に、記録再生手段を備えたフローティング部2が防振ダンパ ー3によって支持されている。フローティング部2の左側面には、前後に係合部 2aが設けられている。また、シャーシ1の左側面には、ロックプレート4が駆 動源(図示せず)によって前後にスライド移動可能に設けられている。このロッ クプレート4にはフローティング部2の係合部2aに対応する位置に、右側に突 出した保持部4bが前後に設けられている。この保持部4bの後部には溝4aが 形成されていて、ロックプレート4のスライド移動にしたがって、この溝部4a が係合部2aに係合する構成になっている。
【0011】 そして、ロックプレート4の後方には、への字形のカム溝4cが設けられてい る。このカム溝4cには、カムピン5の一端が挿通され、カムピン5の反対端は 回動プレート6に接続されている。回動プレート6は軸6aを軸にシャーシ1に 回動可能に設けられたプレートで、その一端にフローティング部2の係合部2a に対応する押さえ板6bが設けられている。この押さえ板6bは、回動プレート 6の回動にしたがって係合部2aの後方に当接する構成になっている。
【0012】 さらに、フローティング部2の右側面には、図1に示すように、溝2bが設け られている。シャーシ1の右側面には、スライドプレート7が駆動源(図示せず )によって前後にスライド移動可能に設けられている。このスライドプレート7 には、左に突出した突出部7aが設けられていて、スライドプレート7の前後動 によって、突出部7aが溝2bに係脱する構成となっている。
【0013】 (2)実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通りである。すなわち、記 録媒体の装着時には、駆動源によってロックプレート4を後方にスライド移動さ せる。すると、図3に示すように、保持部4bの溝4aにフローティング部2の 後方の係合部2aが係合する。このとき、ロックプレート4の後方に設けられた カム溝4cも移動し、カム溝4cに挿通されたカムピン5が、カム溝4cの山部 分に来る。したがって、カムピン5が上方に押し上げられるので、回動プレート 6が回動し、押さえ板6aが後方の係合部2aの後方に当接する。このため、後 方の係合部2aは押さえ板6aと保持部4bによって挟まれるように支持される 。
【0014】 さらに、駆動源によってスライドプレート7を前方にスライド移動させる。す ると、スライドプレート7の突出部7aが、フローティング部2の溝2bに係合 する。以上のように、周囲がロックされたフローティング部2上の記録再生手段 に、記録媒体を装着する。
【0015】 つぎに、記録媒体の記録再生をおこなう時には、ロックプレート4を前方にス ライド移動させ、スライドプレート7を後方にスライド移動させる。すると、フ ローティング部2の係合部2aは、保持部4bの溝4aから開放され、溝2bは スライドプレート7の突出部7aから開放される。このとき、図4に示すように 、ロックプレート4のカム溝4cに挿通されたカムピン5が、カム溝4cの後端 に来るので、回動プレート6が回動して押さえ板6aがフローティング部2の後 方の係合部2aから退避する。以上のように、周囲を開放されたフローティング 部2は、防振ダンパー3によってのみ支持される。したがって、車の振動が防振 ダンパー3に吸収され、フローティング部2に設けられた記録再生手段に伝わり にくくなるので、安定した記録再生がおこなえる。
【0016】 (3)実施例の効果 以上のような本実施例の効果は以下の通りである。すなわち、フローティング 部2の係合部2aが、ロックプレート4の保持部4bと回動プレート6の押さえ 板6aとによって、二方向から支持される。したがって、係合部2aが保持部4 bの溝4aからずれてしまうことがなく、ロックが安定し、記録媒体を傷つける ことなく確実に装着することができる。
【0017】 (4)その他の実施例 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、具体的な各部材 の形状等は適宜変更可能である。たとえば、回動プレート6を前方にも設けて、 前方の係合部2aも対向する二方向から支持する構成にすれば、さらに確実なロ ックが可能になる。また、機構全体の左右の位置を逆に構成することも可能であ る。
【0018】 そして、カム機構は、カム溝4cおよびカムピン5によるものには限定されず 、ロックプレート4の移動により回動プレート6を回動させることができるもの であればよい。
【0019】 さらに、本考案の目的の対象となる記録媒体としては、CD、LD、カセット テープ、ビデオテープ、フロッピーディスク、光ディスク、MDなどのさまざま なものが適用可能である。
【0020】
以上のような本考案によれば、フローティング部のロックを対向する二方向か らおこなうことにより、確実なロックが可能となるフローティングロック機構を 提供することができる。
【図1】本考案のフローティングロック機構の一実施例
を示す平面図
を示す平面図
【図2】本考案のフローティングロック機構の一実施例
を示す左側面図
を示す左側面図
【図3】本考案のフローティングロック機構の一実施例
における回動プレートが、フローティング部をロックし
た状態を示す斜視図
における回動プレートが、フローティング部をロックし
た状態を示す斜視図
【図4】本考案のフローティングロック機構の一実施例
における回動プレートが、フローティング部を解放した
状態を示す斜視図
における回動プレートが、フローティング部を解放した
状態を示す斜視図
【図5】従来のフローティングロック機構の一例におけ
る係合部および保持部を示す斜視図。
る係合部および保持部を示す斜視図。
1…シャーシ 2…フローティング部 2a…係合部 2b…溝 3…防振ダンパー 4…ロックプレート 4a…溝 4b…保持部 4c…カム溝 5…カムピン 6…回動プレート 6a…押さえ板 7…スライドプレート 7a…突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体の記録再生手段を備え、記録再
生装置のシャーシ上に弾性部材によって支持されたフロ
ーティング部と、前記フローティング部に設けられた係
合部と、前記シャーシに移動可能に設けられたロック部
材と、前記フローティング部のロックおよびロック解除
をおこなうために前記ロック部材の移動により前記係合
部に係脱するように前記ロック部材に設けられた保持部
を有するフローティングロック機構において、 前記シャーシに回動可能に設けられた回動部材と、 前記ロック部材の移動により前記回動部材が回動するよ
うに、前記回動部材および前記ロック部材に設けられた
カム機構を有し、 前記回動部の回動によって前記保持部に対向する方向か
ら前記係合部を支持する押さえ部を、前記回動部の一端
に設けたことを特徴とするフローティングロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035707U JP2603700Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | フローティングロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035707U JP2603700Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | フローティングロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076946U true JPH076946U (ja) | 1995-01-31 |
JP2603700Y2 JP2603700Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12449342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035707U Expired - Fee Related JP2603700Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | フローティングロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603700Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035707U patent/JP2603700Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603700Y2 (ja) | 2000-03-15 |
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