JP4811299B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばDVDレコーダ等に内蔵されて、ディスク(例えばDVD等の光ディスク)に記録された情報を再生したり、ディスクに情報を記録したりするディスク装置に関し、特に防塵効果を有するディスク装置に関する。
従来、例えばDVDレコーダ等に搭載されて、ディスク(例えばDVD等の光ディスク)に記録された情報を再生したり、ディスクに情報を記録したりするディスク装置が提案されている。従来のディスク装置の構成について、図6、図7及び図8を参照しながら説明する。ここで、図6は、従来のディスク装置100の外観を示した概略斜視図、図7は、従来のディスク装置100の構成を示す概略平面図、図8は、図7のA−A位置における概略断面図である。なお、図7においては、後述のシャーシ1の上部、ディスクトレイ2及び回路基板3は省略している。ただし、ディスクトレイ2については一点鎖線でその位置のみ示している。
図6に示すように、ディスク装置100は、例えば樹脂製のシャーシ1と、シャーシ1に取り付けられて、ディスクを載置した状態で出し入れ可能なディスクトレイ2と、ディスク装置100を制御する回路基板3と、を備えている。シャーシ1には、ディスク装置100を例えばDVDレコーダ等に設けられる取り付け基板(図示せず)に設置するための取り付け用ブラケット4が一体成形されており、これによりディスク装置100はDVDレコーダ等に搭載可能となる。回路基板3からは、FFC(Flexible Flat Cable;フレキシブルフラットケーブル)30が引き出され、これによりディスク装置100内に備えられる光ピックアップ等の各種制御が可能とされている。
また、シャーシの1には、図7に示すように可動フレーム5等が取り付けられる。可動フレーム5は、その後端部(図7の上部側)がシャーシ1に回動可能に取り付けられており、鎖線Rで示した箇所を中心として回動してその前端部(図7の下部側)が昇降するように構成されている。
この可動フレーム5には、その前部側にディスクが装着されるターンテーブル6付きのスピンドルモータ7が固定されると共に、ディスクの記録面を光学的に走査する光ピックアップ8がガイドシャフト9に沿って前後進可能に取り付けられている。また、可動フレーム5には、駆動モータ10及び駆動モータ10の回転によって回転する歯車列11が取り付けられている。光ピックアップ8にはラック13が一体的に連結されており、このラック13は歯車列11を構成する歯車の一部と噛合うようになっており、駆動モータ10の駆動によって光ピックアップ8を前後進することが可能となっている。なお、歯車列11は、シャーシ1に取り付けられるピニオン12に駆動モータ10の回転を伝達可能とされている。
また、シャーシ1には、図示しない支持台が設けられており、この支持台上に図7中に矢印aで示す左右方向に往復移動可能なスライダ14が設けられている。このスライダ14には一体成形されたラック14aが設けられており、このラック14aは、シャーシ1に取り付けられたピニオン12と噛合い可能に構成され、これによりピニオン12の矢印bで示す正逆回転運動がラック14aの往復運動に変換されるようになっている。また、スライダ14にはガイドピン15a、15bが設けられており、このガイドピン15a、15bはディスクトレイ2の下面に一体成形した左右一対のガイド溝2a、2bに係合されている。
可動フレーム5の前述した昇降運動は、スライダ14の左右方向の往復運動を通じて行われる。図8に示すようにスライダ14には上水平部と傾斜部と下水平部とから成るカム溝14bが形成されており、このカム溝14bに可動フレーム5の前端部に形成されるカム突起16が案内されることによって可動フレーム5の昇降が行われる。
このように構成されるディスク装置100において、プレイモード(図7に示す状態が該当)からエジェクトモードに切り換えると、スピンドルモータ7の駆動を停止し、駆動モータ10の駆動によりラック13を介して光ピックアップ8が前進(図7の下方向に移動)する。光ピックアップ8がスピンドルモータ7に当接して最前進位置に達すると、ダブルラック(その詳細は公知であるために、ここでは詳細な説明は省略する)として構成されるラック13の一方のラック13aのみが更に前進し、前進したラック13aは、シャーシ1に取り付けられたロックレバ17に当接する。
なお、ロックレバ17は、スライダ14が左右方向に移動するのを防止するためのロック機構の一部であり、このロックレバ17は図示しないバネによって上下可動に設けられている。
ラック13aがロックレバ17に当接後、更にラック13aは前進し、ロックレバ17によるスライダ14のロックを解除する。そして、さらにラック13aは前進して、スライダ14の下部に設けられる板状部18の斜面18aに当接し、斜面18aとの関係からスライダ14を図7の左方向に移動させる。これにより、スライダ14に設けられるラック14aと駆動モータ10の回転に従動するピニオン12とが噛合う。なお、この時点でラック13aのスライダ14側への移動は終了する。
続いて、ピニオン12及びラック14aを介して駆動モータ10の回転によりスライダ14が図7の左方向にスライドし、カム溝14b及びカム突起16の構成に従って可動フレーム5が下降される。可動フレーム5が下降すると、ターンテーブル6がディスクトレイ2よりも下がって(図8の矢印c方向)、ターンテーブル6上のディスクがディスクトレイ2に受け渡される。
スライダ14が左方向にスライドされて左端に達する直前に、各ガイドピン15a、15bが各ガイド溝2a、2bのコーナ斜面22に押し付けられて、ディスクトレイ2をわずかに前進させ、ディスクトレイ2の下面に設けられる図示しないトレイラックにピニオン12が噛合し、それと同時のラック14aがピニオン12から外れて縁が切れる。そして、ピニオン12の回転により、トレイラックを介してディスクトレイ2が前進されて、ディスクの取り出しが可能となる。なお、逆の手順を行うと、プレイモードに戻る。また、以上に説明したディスク装置100においては、ディスクトレイ2の上部側が開放された状態となっているが、この部分は図示しない上カバーによって覆われる。
このように構成されるディスク装置においては、埃や塵が装置内部に入り込んで、例えば光ピックアップに付着する等の事態が発生すると、再生や記録の品質に影響を与える。このために、従来においては、例えば特許文献1〜3に示されるように、ディスク装置の内部に埃や塵が入らないように、その構造を密閉構造とすることが行われている。
しかし、ディスク装置を密閉構造とした場合、上述のディスク装置100においては、例えば、故障や停電等が発生した場合に簡単に装置内のディスクが取り出すことができない等、メンテナンス時の作業負担が大きくなるといった問題があった。このために、ディスク装置100においては、故障等によってディスクが取り出せなくなった場合のサービス対応等を目的として、シャーシ1の側面に開口部20を設け、ディスクトレイ2を駆動するための駆動力伝達手段を手動で動かせるように構成している。
なお、ディスク装置100においては、ディスクトレイ2を駆動するための駆動力伝達手段とは、歯車列11、ピニオン12、ラック13、スライダ14(スライダ14のラック14a)、図示しないトレイラックが該当し、このうちの例えばピニオン12を手動で回転することができれば、ディスクトレイ2を駆動することができる。
このような開口部20を設ける場合でも、ディスク装置100が配置される筐体が密閉構造であれば、ディスク装置100内に進入する埃や塵の量も少なく、その問題は小さい。しかし、ディスク装置100が搭載される例えばDVDレコーダ等においては、発熱部品がその内部に配置されるために、通常ファン及びそれに伴って必要となる吸入口が設けられる。このために、特にディスクを回転した場合に、前述の開口部20からディスク装置100内に埃や塵が進入する可能性が大きくなり、これらの埃や塵が光ピックアップ8等に付着して再生等に影響を与えるといった問題がある。
これに対して、ディスク装置100全体を覆うカバーを設けることが従来行われているが、このような構成の場合、カバーに必要とされる部材の量が増えてコストが上昇するといった問題がある。また、この場合にはメンテナンス時の作業負担が大きくなるといった問題も発生する。
この点、特許文献4においては、ディスクカートリッジを着脱自在とするディスクドライブ装置に関するものであるが、駆動力伝達部材を操作するための孔部を密閉できる密閉構造体を備えたディスクドライブ装置について提案している。そして、これによれば、孔部からの外気が装置内に流入することを防止できるため、外気中の塵埃によって記録再生エラーが発生することを防止できるとしている。
特開平6−267263号公報 特開平8−203263号公報 特開平8−255474号公報 特開平5−67392号公報
しかしながら、特許文献4の構成の場合、駆動力伝達部を密閉するために、孔部を塞ぐ外蓋や内蓋を設ける構成とするか、あるいは、孔部を塞ぐシール部材を取り付ける構成としている。このため、特許文献4の構成を例えばディスク装置100に適用する場合には、メンテナンス時に外蓋や内蓋を落とす等して紛失する可能性がある。この点、特許文献4においては、内蓋の外周部にユーザが把持するための把持部を設ける構成として落とさないような工夫がなされているが、別パーツとして着脱する構成のために、メンテナンス時に紛失する可能性は十分に考えられる。
また、孔部を塞ぐシール部材を取り付ける構成をディスク装置100に適用する場合には、メンテナンス毎にシール部材を新しいもの取り替える必要があり、コスト面で不利となり、十分な対策とは言えない。
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、メンテナンス時の作業を軽減でき、且つ防塵機能を備えたディスク装置を低コストで提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、ディスクを載置するディスクトレイと、前記ディスクトレイを駆動するための駆動力を与える駆動源と、前記駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記ディスクトレイ、前記駆動源及び前記駆動力伝達手段を搭載するシャーシと、を備えるディスク装置において、前記シャーシには、前記駆動力伝達手段を手動で動かす際に必要となる開口部が形成され、前記開口部を塞ぐ閉塞部材と該閉塞部材を回転する回転機構とを有し、前記開口部を開閉できる開口部開閉手段を設けたことを特徴としている。
これによると、ディスク装置の故障時など、手動で駆動力伝達手段を動かす必要がある時を除いては、開口部を開口部開閉手段によって塞いでおくことができるために、ディスク装置内に埃や塵が進入する可能性を低減できる。一方で、開口部開閉手段を用いて開口部を開放することによって駆動力伝達手段を手動で動かすことが可能となるために、例えば、故障時等におけるディスクの取り出し等のために大掛かりな分解作業を行わなくて済み、メンテナンス時の作業を軽減できる。また、開口部開閉手段は、開口部を塞ぐ閉塞部材と、閉塞部材を回転する回転機構とを有する構成としているために、開口部の開放時にその部品を紛失することなく、更には部品交換の必要もない構成とできる。更に、従来のようにディスク装置の全面を覆うカバーを設ける必要もなく、コストを低減できる。
また、上記目的を達成するために本発明は、ディスクを載置するディスクトレイと、前記ディスクトレイを駆動するための駆動力を与える駆動源と、前記駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記ディスクトレイ、前記駆動源及び前記駆動力伝達手段を搭載するシャーシと、を備えるディスク装置において、前記シャーシには、前記駆動力伝達手段を手動で動かす際に必要となる開口部が形成され、前記開口部を、少なくともディスクが回転している際には塞ぐことが可能で、前記駆動力伝達手段を手動で動かす際には開放できる開口部開閉手段を設けたことを特徴としている。
これによると、特に埃や塵が装置内に進入し易いディスク回転時には、開口部を開口部開閉手段によって塞いでおくことができるために、ディスク装置内に埃や塵が進入する可能性を低減できる。一方で、ディスク装置の故障時など、手動で駆動力伝達手段を動かす必要がある時には、開口部開閉手段を用いて開口部を開放することが可能となっているために、例えば、故障時等におけるディスクの取り出し等のために大掛かりな分解作業を行わなくて済み、メンテナンス時の作業を軽減できる。また、従来のようにディスク装置の全面を覆うカバーを設ける必要もなく、コストを低減できる。
また、本発明は、上記構成のディスク装置において、前記開口部開閉手段は、前記開口部を塞ぐ閉塞部材と該閉塞部材を可動する可動機構とを備えることとしても構わない。
これによると、開口部の開閉を適宜行える構成とできる。このため、ディスク装置の故障時など、手動で駆動力伝達手段を動かす必要がある時を除いては、開口部を塞いでおくことができ、ディスク装置内への埃や塵の進入をできる限り少なくできる。また、開口部の開放時にその部品を紛失することがなく、更には部品交換の必要もない構成とできる。
また、本発明は、上記構成のディスク装置において、前記可動機構は、前記閉塞部材を回転する回転機構であることとしても構わない。これによれば、開口部開閉手段の形成が容易である。
また、本発明は、上記構成のディスク装置において、装置を制御する回路基板と、前記回路基板と可撓性を有する配線部材で電気的に接続されて、少なくとも前記ディスクに記録される情報の読み取りを可能とする光ピックアップと、を備え、前記開口部開閉手段は、前記配線部材を用いて形成されることとしても構わない。
これによれば、少なくともディスクが回転している際には開口部を塞ぎ、駆動力伝達手段を手動で動かす際には開口部を開放できる構成を、部品点数を多くすることなく実現することが可能である。
本発明によれば、メンテナンス時の作業を軽減でき、且つ防塵機能を備えたディスク装置を低コストで提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明にあたって、図6から図8に示した従来のディスク装置100と重複する部分については同一の符号を付し、特に説明の必要がない場合にはその説明は省略する。また、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のディスク装置の構成を示す概略斜視図である。第1実施形態のディスク装置50は、サービス対応等のために設けられる開口部20を適宜開閉することが可能な開口部開閉手段40を設けた点において、従来のディスク装置100と異なる。以下、この開口部開閉手段40について、図1から図3を参照しながら説明する。
なお、図2は、開口部開閉手段40の構成を説明するための図で、開口部20が設けられるシャーシ1を含めて、開口部開閉手段40を側面から見た図である。そして、図2(a)は、開口部開閉手段40によって開口部20が塞がれた状態を示し、図2(b)は、開口部開閉手段40によって開口部20が塞がれておらず、開口部20が開放されている状態を示す。また、図3は、開口部開閉手段40を正面から見た場合の概略平面図である。図3は、開口部開閉手段40によって開口部20が塞がれている状態を示す。
開口部開閉手段40は、閉塞部材41と、第1の側壁42aと、第2の側壁42bと、棒状部材43と、から成る。本実施形態の開口部開閉手段40は、閉塞部材41が棒状部材43を中心として回転する回転機構を備えており、閉塞部材41の回転によって開口部20の開閉が行われる。
本実施形態においては、閉塞部材41は、例えばゴム等の弾性部材で形成され、その形状は、回転をし易くするために上面側が一部削られているが略直方体形状に設けられている。そして、この閉塞部材41は、その大きさが略矩形状に設けられる開口部20の開口面積より大きく設けられ、これにより開口部20を塞ぐことが可能となっている。また、閉塞部材41の上部側には、貫通孔が設けられており、この貫通孔に棒状部材43が貫通されるように構成されている。
第1の側壁42aと第2の側壁42bとは、いずれも、シャーシ1の側面に対して略直交する方向に突出する略矩形状の板状部材から成り、本実施形態においては、これら2つの側壁42a、42bは、シャーシ1と一体的に形成されている。なお、本実施形態においては、樹脂製のシャーシ1と2つの側壁42a、42bとを一体成形する構成としているが、2つの側壁42a、42bをシャーシ1とは別に設けて、その後接着する構成等としても構わない。
この対向配置される第1の側壁42aと第2の側壁42bとは、棒状部材43を支持する機能を有する。すなわち、棒状部材43(例えば金属や樹脂から成る)の両端部はそれぞれ、第1の側壁42a又は第2の側壁42bに形成される固定部(例えば貫通孔等)に固着された状態となっている。また、この2つの側壁は42a、42bは、閉塞部材41を固定する機能も有する。これについて、図3を用いて説明する。
図3において、破線部は閉塞部材41の実際の幅Wを示している。図3に示すように、閉塞部材41の幅Wは、第1の側壁42aと第2の側壁42bとの間の距離Lよりも若干大きめに設けられている。このような場合でも、上述のように閉塞部材41は弾性部材で形成されているために、2つの側壁42a、42bの間に押し込んで配置することが可能である(図3の状態)。そして、押し込まれた閉塞部材41はその弾性力によって側壁42a、42b側に拡がろうとするために、その力によって側壁42a、42bの間で固定することができる。一方で、閉塞部材41の幅Wは、第1の側壁42aと第2の側壁42bとの距離Lに対して僅かに大きいだけなので、手で引っ張る等により簡単に可動できる。
なお、閉塞部材41を第1の側壁42aと第2の側壁42bとの間に押し込む際又は引き出す際に、非常に大きな力が必要となっては不都合である。このため、本実施形態では、閉塞部材41の幅Wが、側壁42a、42b間の距離Lに対して大きくなりすぎて、過度の付加がかからないように調整している。また、場合によっては、第1の側壁42aと第2の側壁42bの手前側(図3を基準に表現している)においては、側壁42a、42b間の距離が閉塞部材41の幅Wと同一となり、開口部20側(紙面方向奥側)に向かって徐々に側壁42a、42b間の距離が狭くなるように第1の側壁42aと第2の側壁42bとを形成する構成としても良い。このようにすれば、閉塞部材41の移動をスムーズとできる。
以上のように開口部開閉手段40を構成した場合の作用について説明する。例えばディスクを取り出す等、手動で駆動力伝達手段(例えばピニオン12等)を動かしてディスクトレイ2の出し入れを行う必要が生じた場合を除いては、開口部20は開口部開閉手段40によって塞がれている。これは、図2(a)及び図3で示す状態が該当し、閉塞部材41が開口部20の開口面に接し、開口部20を塞いでいる。この状態の場合、ディスクが回転した場合においても埃や塵がディスク装置1の内部に流れ込むことがなく、ディスクの再生や記録の品質が向上する。
一方、ディスクの出し入れを手動で行う場合には開口部20が開放されている必要があり、棒状部材43を中心として閉塞部材41を回転することによって、開口部20の閉塞が解除される。開口部開閉手段40による開口部20の閉塞が解除された状態は、図1及び図2(b)の状態が該当する。そして、この状態の場合には、開口部20が開放されるために、例えば装置故障時におけるディスクの取り出し等のメンテナンス作業を容易に行える。
ディスク装置50に設けられる開口部20は、特に必要がない場合は、そこから埃や塵が進入しないように塞がれているのが好ましい。一方で、必要な場合には開口部20を容易に開放できるのが好ましい。このことを実現するために、以上に示した第1実施形態では、閉塞部材41を弾性部材で形成し、第1の側壁42aと第2の側壁42bで閉塞部材41を挟み込む構成とした。しかし、第1実施形態の構成に限定される趣旨ではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
すなわち、例えば、閉塞部材41を付勢手段に開口部20側に向かって付勢する構成としても構わないし、閉塞部材41が開口部20を塞いでいる状態で、閉塞部材41をシャーシ1に対してロックするロック機構を設ける構成等としても構わない。
また、以上の第1実施形態では、閉塞部材41により開口部20の閉塞を開放する機構として回転機構を用いたが、これに限定される趣旨ではなく、例えば閉塞部材41をスライドして開口部20を開放する構成等としても構わない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のディスク装置70について説明する。図3は、第2実施形態のディスク装置70の構成を示す概略斜視図である。第2実施形態のディスク装置70は、開口部20を開閉することが可能な開口部開閉手段を設けた点で第1実施形態のディスク装置50と同じである。しかし、第2実施形態のディスク装置70が備える開口部開閉手段60は第1実施形態の開口部開閉手段40とは、その構成が異なる。以下、第2実施形態のディスク装置70が備える開口部開閉手段60について説明する。
図4に示すように、開口部開閉手段60は、回路基板3と光ピックアップとを電気的に接続するFFC30と、FFC30のシャーシ1に対する位置を規制する位置規制手段61a、61bと、から成る。位置規制手段61a、61bは、略コの字状の部材から成り、この略コの字状の部材は、シャーシ1に対して略垂直方向に突出した状態となっている。本実施形態においては、位置規制手段61a、61bは、樹脂製のシャーシ1と一体的に形成されている。
このように構成される位置規制手段61a、61bは、回路基板3から光ピックアップへと引き出されるFFC30が、開口部20を覆う位置となるように規制している。また、位置規制手段61a、61bは、それが設けられる位置において、FFC30がシャーシ1から離れないように規制している。なお、本実施形態では位置規制手段を2つ設ける構成としているが、これに限定される趣旨ではなく、必要に応じてその数を変更しても構わない。また、FFC30は、開口部20を覆うことが可能となるように、開口部20の開口面よりも、その幅が広く形成されている。
次に、本実施形態の開口部開閉手段60の作用について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は、開口部開閉手段60の作用を説明するための模式図で、開口部開閉手段60を横から見た図である。また、図5(a)は、開口部開閉手段60によって開口部20が塞がれている状態を示し、図5(b)は、ディスクトレイ20の出し入れを手動で行うために開口部20を開放した状態を示している。
本実施形態のように開口部開閉手段60を構成した場合、ディスクが回転されると、装置内部に空気を引き込むような流れが生じるために、開口部20を覆うFFC30が開口部20の開口面に張り付いた状態となり(図5(a)の状態)、これにより開口部20から埃や塵がディスク装置70内部に進入するのを防止できる。なお、図5(a)にような状態とするためには、ディスクを回転する前に、FFC30がなるべく開口部20に近づくように、FFC30を図5(a)の下側に引っ張って引き伸ばしておく必要がある。
一方、開口部20からディスクトレイ20を駆動するための駆動手段を手動で動かす際には、図5(b)に示すように、FFC30が開口部20と反対方向に引っ張られて(サービスマンやユーザ等による)、撓んだ状態とされる。これにより、開口部20を利用してメンテナンス作業を行うことが可能となる。なお、FFC30は、開口部20と反対方向に引き出すことが可能となるように、予め長めに設けられている。
また、本実施形態においては、ディスクが回転されていない場合には、開口部20はFFC30によって覆われているが、隙間が生じている。このため、ディスクが回転していない場合に、ディスク装置70内に埃や塵が進入する可能性がある。しかし、ディスクが回転した際に、装置内に埃や塵が進入する可能性が最も高く、本実施形態の構成ではディスク回転時の埃や塵の進入を防げるために、その効果は十分にある。そして、本実施形態に構成の場合には、部品点数を増やさずに防塵効果を得られる構成を実現できるという利点を有する。
(その他)
本発明は、ディスクトレイの出し入れの方式が以上に示した実施形態とは異なる構成のディスク装置に対しても広く適用できることは言うまでもない。
本発明のディスク装置によれば、メンテナンス時の作業が軽減できる。また、本発明のディスク装置は防塵機能を有するために、再生や記録の品質が安定したものとできる。従って、ディスク装置として有用である。
は、第1実施形態のディスク装置の構成を示す概略斜視図である。 は、第1実施形態のディスク装置が備える開口部開閉手段の構成を説明するための図である。 は、第1実施形態のディスク装置が備える開口部開閉手段を正面から見た場合の概略平面図である。 は、第2実施形態のディスク装置の構成を示す概略斜視図である。 は、第2実施形態のディスク装置が備える開口部開閉手段の作用を説明するための模式図である。 は、従来のディスク装置の外観を示した概略斜視図である。 は、従来のディスク装置の構成を示す概略平面図である。 は、図7のA−A位置における概略断面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 ディスクトレイ
3 回路基板
10 駆動モータ(駆動源)
11 歯車列(駆動力伝達手段の一部)
12 ピニオン(駆動力伝達手段の一部)
13 ラック(駆動力伝達手段の一部)
14 スライダ(駆動力伝達手段の一部)
20 開口部
30 FFC(配線部材)
40、60 開口部開閉手段
50、70 ディスク装置

Claims (1)

  1. ディスクを載置するディスクトレイと、
    前記ディスクトレイを駆動するための駆動力を与える駆動源と、
    前記駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、
    前記ディスクトレイ、前駆駆動源及び前記駆動力伝達手段を搭載するシャーシと、
    装置の動作を制御するための回路基板と、
    前記回路基板と可撓性を有する配線部材を利用して電気的に接続されて、少なくとも前記ディスクに記録される情報の読み取りを可能とする光ピックアップと、
    を備えるディスク装置において、
    前記シャーシには、前記駆動力伝達手段を手動で動かす際に必要となる開口部が形成され、
    前記配線部材を用いて形成されて、前記ディスクの回転に伴って前記開口部を塞ぐとともに、前記駆動力伝達手段を手動で動かす際には前記開口部を開放できる開口部開閉手段を設けたことを特徴とするディスク装置。
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