JP3664290B2 - ホイールローダのフロントフレーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装輪式のフロントエンドローダ、特には大形のホイールローダのフロントフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7はアーティキュレート式のホイールフロントエンドローダ1の概略側面図である。フロントフレーム2の前方には前輪3が取着され、上部には、バケット4を有するアーム5と、バケットシリンダ6とがピン連結されている。またフロントフレーム2のアーム5との連結部の下方にはアームシリンダ7がピン連結されている。フロントフレーム2の後部は後輪8を有するリヤフレーム9が左右方向に揺動自在にピン連結されている。
【0003】
アーティキュレート式のホイールローダのフロントフレームについては各種形状があるが、一例として実公平6−38922号に提案されたものがある。図8は同提案のフロントフレーム50の斜視図である。フロントフレーム50はアッパフレーム60とロアフレーム70とを溶着し、ロアフレーム70の前方下部に前輪取付部71が設けられ、左右側面に一対のアームシリンダ用の軸受72,72が設けられる。
【0004】
図9はアッパフレーム60の斜視図である。厚板でなる一枚板61には上面の左右にアーム用のブラケット62,62が溶着され、中央部にはバケットシリンダ用のブラケット63が溶着される。また左右の下方に断面L字形の板材64,64が設けられ、図8に示すように、一枚板61をロアフレーム70に溶着した後、ロアフレーム70と共にアームシリンダ用の軸受72,72を構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成は、一枚板61でアーム5やバケットシリンダ6に加わる力の反力を支持しているため、板厚を厚くして強度を保つ必要がある。そのため大形化する場合には重量増加が著しく、アッパフレーム60が大形化して加工機械も大形にする必要がある。また一枚板61に各種ブラケットを溶着して構成しているため、溶接長が長く、工数も多くなりコストアップにもつながる。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑み、軽量で強度を確保でき、かつ構造簡単で加工の容易な、コストの安いホイールローダのフロントフレームを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、本発明に係るホイールローダのフロントフレームは、上部にアームとバケットシリンダとのそれぞれに対するピン連結部を有すると共に、前方下部に前輪取付部と、下部の左右それぞれにアームシリンダに対するピン連結部とを有するフロントフレームを、リヤフレームに対して左右方向に揺動自在にピン連結してなるアーティキュレート式のホイールローダのフロントフレームにおいて、フロントフレーム(10)は、
下面に開口部(23)を有し、かつ上面部にアーム用ピン連結部(22)と、バケットシリンダ用ピン連結部(21)とを有する凸状中空箱形の鋳鋼一体構成の上側フロントフレーム(20)と、
前記開口部(23)の縁部(24)を溶接されて塞ぐ上面板(31)を有すると共に、前方下部に前輪取付部(32)と、下部の左右それぞれにアームシリンダ用ピン連結部(33)を有する溶接構成の下側フロントフレーム(30)とを有することを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、凸状中空箱形の上側フロントフレーム20の下面の開口部23の縁部24と、下側フロントフレーム30の上面板31とを溶接することにより、強度を必要とするアーム用ピン連結部21と、バケットシリンダ用ピン連結部22とを有する部材はボックス閉断面構成となり、剛性の高いクロスメンバが構成される。従って薄い肉厚で高い剛性を得ることができ、重量軽減を図れる。またフロントフレーム10を上側フロントフレーム20と、下側フロントフレーム30とに分離したため、それぞれを単独で加工し、両者を溶接することによりフロントフレーム10を完成でき、小形の加工機械であっても大形のフロントフレーム10を製作できる。さらに上側フロントフレーム20を鋳鋼一体構成としたため、部品点数が少なく、溶接長さも短くて信頼性が高く、加工も容易で、コストも安くなる。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下に、本発明に係るホイールローダのフロントフレームの実施例を、図1〜図6を参照して詳述する。
【0010】
図1はフロントフレーム10の側面図であり、図2は斜視図である。図2は上側フロントフレーム20と、下側フロントフレーム30とを分離した状態を示す。図1、図2において、フロントフレーム10は鋳鋼一体構成の上側フロントフレーム20と、溶接構成の下側フロントフレーム30の上面板31とをA部で溶接し構成される。上側フロントフレーム20には、上面の中央前方部に一対のバケットシリンダ用ピン連結部21,21が設けられ、左右に一対のアーム用ピン連結部22,22が設けられる。下側フロントフレーム30は、上面に鋼板製の上面板31を有し、前方に鋳鋼製の一対の前輪取付部32,32を有すると共に、左右下部には一対の鋳鋼製のアームシリンダ用ピン連結部33,33を溶着した溶接構成品である。また下側フロントフレーム30の後面部には図7で説明したリヤフレーム9とのピン連結部34,35が設けられる。
【0011】
図3は上側フロントフレーム20の平面図である。前述したように、中央前方部に一対のバケットシリンダ用ピン連結部21,21を有し、左右に一対のアーム用ピン連結部22,22を有する。
【0012】
図4は図3のB−B断面図、図5は図3のC−C断面図、図6は上側フロントフレーム20の下面図である。図4、図5に示すように、各断面形状は下面部に開口部23を有する凸形状である。開口部23は、図6に示すように、閉じられた縁部24に囲まれ、上側フロントフレーム20は下面を開口した凸状中空箱形を形成する。
【0013】
次に作用効果を説明する。上側フロントフレーム20の縁部24を、図1に示すように、下側フロントフレーム30の上面板31に当接させ、A部で溶接してある。従って大荷重の加わるバケットシリンダ用ピン連結部21,21及びアーム用ピン連結部22,22部分にはボックス閉断面形状が構成され、フロントフレーム20の全幅に渡って剛性の高いクロスメンバ25が構成される。そのため十分な強度を確保でき、かつ全体重量を軽量化できるようになる。また上側フロントフレーム20と下側フロントフレーム30とを、機械加工をそれぞれ個別に行えるため、小形の機械で加工可能であり、加工が容易である。また加工後、A部を溶接することによってフロントフレーム10を完成でき、小形の機械で大形のフロントフレーム10を製作できる。さらに上側フロントフレーム20を鋳鋼一体構成としたため、部品点数が少なく、溶接線も短くて済み、このため加工が容易で、信頼性も高く、かつコストも安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントフレームの側面図である。
【図2】本発明のフロントフレームの斜視図である。
【図3】本発明の上側フロントフレームの平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C断面図である。
【図6】本発明の上側フロントフレームの下面図である。
【図7】ホイールフロントエンドローダの側面図である。
【図8】従来のフロントフレームの斜視図である。
【図9】従来のアッパフレームの斜視図である。
【符号の説明】
10…フロントフレーム、20…上側フロントフレーム、21…バケットシリンダ用ブラケット、22…アーム用ブラケット、23…開口部、24…縁部、25…クロスメンバ、30…下側フロントフレーム、31…上面板、32…前輪取付部、33…アームシリンダ用ブラケット。

Claims (1)

  1. 上部にアームとバケットシリンダとのそれぞれに対するピン連結部を有すると共に、前方下部に前輪取付部と、下部の左右それぞれにアームシリンダに対するピン連結部とを有するフロントフレームを、リヤフレームに対して左右方向に揺動自在にピン連結してなるアーティキュレート式のホイールローダのフロントフレームにおいて、フロントフレーム(10)は、
    下面に開口部(23)を有し、かつ上面部にアーム用ピン連結部(22)と、バケットシリンダ用ピン連結部(21)とを有する凸状中空箱形の鋳鋼一体構成の上側フロントフレーム(20)と、
    前記開口部(23)の縁部(24)を溶接されて塞ぐ上面板(31)を有すると共に、前方下部に前輪取付部(32)と、下部の左右それぞれにアームシリンダ用ピン連結部(33)を有する溶接構成の下側フロントフレーム(30)とを有することを特徴とするホイールローダのフロントフレーム。
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