JP3664092B2 - 遠隔制御システムのシステム間インタフェース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔制御システムのシステム間インタフェースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数台の端末器と1台の伝送ユニットとを信号線を介して接続し、各端末器に割り当てたアドレスを用いて伝送ユニットが時分割伝送方式によって各端末器にアクセスすることにより、端末器間におけるデータの授受を伝送ユニットが仲介するポーリング方式の遠隔制御システム(以下、「ポーリング式システム」という)が提案されている。この種の遠隔制御システムでは、スイッチの操作に応じて負荷を制御するために、スイッチの操作のような2値の監視入力を受け付ける端末器と、負荷を制御する端末器とが設けられている。伝送ユニットではスイッチ側の端末器と負荷側の端末器とのアドレスが対応付けてあり、スイッチ側の端末器が操作されたことを伝送ユニットが検出すると、伝送ユニットから負荷側の端末器にスイッチの操作を通知し、負荷側の端末器では負荷の動作を伝送ユニットを介してスイッチ側の端末器に伝送することにより負荷の動作状態をスイッチ側の端末器に設けた表示灯などで表示可能にしてある。
【0003】
また、各端末器に通信用のマイコンをもたせることによって、各端末器が個々に独立して動作するとともに、伝送ユニットを用いることなく端末器同士が直接通信を行うコンテンション方式の遠隔制御システム(以下、「コンテンション式システム」という)も普及してきている。この種の遠隔制御システムでは、スイッチの操作を監視する端末器と負荷を制御する端末器との間で直接通信することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した遠隔制御システムのうちポーリング式システムは現状では照明負荷の制御に主として採用されており、コンテンション式システムは現状では空調制御において主として採用されている。つまり、ポーリング式システムでは照明負荷の制御用に各種機能の端末器が製品化されており、コンテンション式システムは空調制御の分野では高い信頼性が期待できる。
【0005】
ところで、ポーリング式システムとコンテンション式システムとを接続するにはインタフェースが必要である。ポーリング式システムでは、照明負荷の調光制御を行う機能を有するものもあるが、基本的には照明負荷のオン・オフを制御するから、インタフェースとしては、相互のシステム間においてオン・オフの情報を伝達すればよいと言える。つまり、情報を送るシステムでは端末器を通して接点をオン・オフさせ、情報を受けるシステムでは接点のオン・オフを端末器によって監視すればよい。言い換えると、各システムでは他方のシステムに制御用の接点出力を送る端末器と他方のシステムからの接点出力を受ける端末器との2台が必要であって、双方向に情報を授受するには、各システム2台ずつで合計4台の端末器が必要になる。通常は、一方のシステムから他方のシステムへの情報の伝送に2個の端末器を要し、他方のシステムでの動作確認を受け取るためにさらに2台の端末器を要することになる。このように、システム間の情報の授受のためには4台の端末器を付加しなければならない。
【0006】
上述のように、一方のシステムで操作されたスイッチに対して他方のスイッチの1つの負荷を制御するために4台の端末器が必要であって、スイッチと負荷との組合せ数が増加すれば、端末器の台数も大幅に増加することになる。その結果、接続関係が複雑化するという問題が生じる。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ポーリング式システムとコンテンション式システムとの間で他方のシステムの負荷の制御・監視を可能とし、かつ入力と負荷との組合せ数が増加しても簡単な接続関係で対応可能な遠隔制御システムのシステム間インタフェースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを有する複数台の端末器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御する端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間インタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複数個記憶したアドレス記憶部と、第2信号処理部で用いる前記ノード装置のアドレスを複数個記憶した状態記憶部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレスを一対一に対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、制御部において対応付けた各アドレスについて第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送とのいずれか一方の伝送方向をそれぞれ決める方向選択スイッチとを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との両方を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送のみを行うことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送のみを行うことを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記状態記憶部には第1の遠隔制御システムにおけるアドレスに対応付けた前記ノード装置の負荷名称が設定可能であることを特徴とする。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記制御部が第1の遠隔制御システムのアドレスに第2の遠隔制御システムのアドレスを一対多対応させることを特徴とする。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記制御部が複数個の第2の負荷の動作状態についてOR、AND、NOR、NANDの4種類の演算結果を第1の遠隔制御システムに渡すことが可能であって、前記4種類の演算から1つの演算結果を選択して第1の遠隔制御システムに渡す演算選択スイッチが制御部に付加されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態では、ポーリング式システム(本件出願人が提唱している「フル2線リモコンシステム」を想定する)とコンテンション式システム(エシュロン社が提唱する「LonWorksシステム」を想定する)との間で相互に情報の授受を可能としたシステム間インタフェースを例示する。本発明において使用するシステム間インタフェースは、基本的には図2に示す形態で使用されるものであって、ポーリング式システム1の信号線Ls1とコンテンション式システム2の信号線Ls2との間にシステム間インタフェース3が接続される。
【0016】
ポーリング式システム1では、アドレスの設定された複数台の端末器11が信号線Ls1を介して伝送ユニット10と接続される。伝送ユニット10は端末器11のアドレスを指定する時分割多重伝送方式の伝送信号を信号線Ls1に送出し、伝送信号により選択されたアドレスに一致するアドレスが設定されている端末器11では伝送信号を受信して伝送信号により指示された内容の動作を行う。伝送信号には、伝送ユニット10からの送信先となる端末器11のアドレス、制御内容を指示する制御データ、端末器11からの情報を受け付ける信号返送期間が少なくとも含まれる。たとえば、スイッチ(以下では、基本的にスイッチを想定するが、センサのような他の入力(ワイヤレススイッチ、カードスイッチ、接点入力、熱線センサなど)でもよい)の操作を監視する端末器11であれば伝送信号によりアドレスが選択されるとスイッチの操作内容を返送するのであり、負荷を制御する端末器11であれば伝送信号によりアドレスが選択されると伝送信号に含まれる制御内容に従って負荷を制御する。また、負荷を制御したことは伝送信号の信号返送期間に伝送され、負荷が制御されたことを確認するために用いられる。
【0017】
一方、コンテンション式システム2では、信号線Ls2に複数台のノード装置21が接続され、各ノード装置21では信号線Ls2に他のノード装置21からのキャリアが存在するか否かを監視し、他のノード装置21からのキャリアが検出されない期間に必要に応じてノード装置21から信号線Ls2に所望の伝送信号を送出するように構成されている。伝送信号には、送信元のノード装置21のアドレスである送信元アドレス、送信先のノード装置21のアドレスである送信先アドレス、制御内容を指示するネットワーク変数が少なくとも含まれる。たとえば、スイッチを備えるノード装置21ではスイッチが操作されると、信号線Ls2にキャリアが存在しないことを確認し送信先アドレスを指定して信号線Ls2に伝送信号を送出する。伝送信号により指定された送信先アドレスに一致するアドレスを有するノード装置21は伝送信号を受信しネットワーク変数の内容に従って動作する。この場合には、送信先のノード装置21から送信元のノード装置21に対して確認の伝送信号が送られる。
【0018】
上述のようなポーリング式システム1とコンテンション式システム2との間に介在するシステム間インタフェース3は、図1に示すように、ポーリング式システム1の信号線Ls1に接続されて端末器11と同様に伝送ユニット10との間で時分割伝送方式により伝送される信号の送受信を行う第1信号処理部31と、コンテンション式システム2の信号線Ls2にトランシーバ33を介して接続されノード装置21と同様に他のノード装置21との間で信号の送受信を行う第2信号処理部32とを備える。第1信号処理部31と第2信号処理部32との間にはマイコンを主構成とする制御部30が設けられ、第1信号処理部31と第2信号処理部32との間で相互に信号形式を変換する。システム間インタフェース3の電源は電源部34を通して供給され、電源部34には通電表示灯35が付設される。
【0019】
ところで、制御部30には、ポーリング式システム1とコンテンション式システム2とのどちらにも対応するために、ポーリング式システム1に用いるアドレスを設定するためのアドレス設定部12およびアドレス記憶部13を備える。アドレス設定部12はアドレスを設定する設定器4との間でワイヤレス信号を送受する機能を有する。設定器4からワイヤレス信号を用いて伝送されたアドレスはEEPROMのような不揮発性メモリからなるアドレス記憶部13に書き込まれる。本実施形態におけるアドレス記憶部13には最大で16個のアドレスを設定可能であって、制御部10は16台分の端末器11と等価に機能する。ここに、ポーリング式システム1からの信号を受信したときや、設定器4から送信されたワイヤレス信号を受信したときに点滅する受信表示灯14が制御部30に付設される。さらに、本実施形態ではアドレス記憶部13に格納される複数のアドレスの組合せを複数種類(実施形態では4種類)から選択可能であり、どの組合せを用いるかは制御部30に設けた組合せ切替スイッチ15により選択される。
【0020】
一方、コンテンション式システム2に対応するために、ノード装置21に制御内容を指示するためのネットワーク変数とアドレスとの関係が格納された状態記憶部22が設けられ、状態記憶部22にはノード装置21に対応する16個のアドレスがネットワーク変数に対応付けて格納される。状態記憶部22はEEPROMのような不揮発性メモリからなり、基本的には信号線Ls2を通して状態記憶部22の内容が設定される。制御部30には信号線Ls2を伝送信号が伝送されているときに点灯する信号灯23と、状態記憶部22に格納されたアドレスに一致する伝送信号を信号線Ls2から受信したときに点灯する信号受信灯24とが設けられる。さらに、第2信号処理部32にはサービスピン(スイッチ)25およびサービス灯26が設けられ、サービスピン25をオンにすると信号線Ls2に状態記憶部22の内容を送出し、またサービス灯26は状態記憶部22にネットワーク変数とアドレスとがそれぞれ登録されているか否かを点灯状態によって報知する。
【0021】
本実施形態では上述のようにポーリング式システム1とコンテンション式システム2とに対応するアドレスをそれぞれ16個ずつ備え、互いのアドレスを対応付けてある。ここでは、互いのアドレスが一対一に対応付けられているものとする。本発明はポーリング式システム1とコンテンション式システム2との間で相互に情報を授受するものであるが、各アドレスについては情報を一方向にしか伝送することができない。そこで、情報の伝送方向を設定するために、ポーリング式システム1とコンテンション式システム2とにおいて対応付けられている対になるアドレスごとに、情報の伝送方向を規定するために方向選択スイッチ36が制御部30に付設される。
【0022】
方向選択スイッチ36はたとえばアドレスに対応付けた16点の接点を備えるディップスイッチからなり、各接点のオン・オフによってポーリング式システム1とコンテンション式システム2との間で情報を伝送する方向が決められる。たとえば、各接点についてオンがポーリング式システム1からコンテンション式システム2への情報伝送を意味し、オフがコンテンション式システム2からポーリング式システム1への情報伝送を意味する。要するに、本実施形態では16点のインタフェースを備えることと等価であって、各点ごとに情報伝送の向きを指定可能としてある。たとえば、図4(b)に示す例では、16点にそれぞれ番号を付与し、2番と4番のみをオンにし(ポーリング式システム1からコンテンション式システム2への伝送)、残りをすべてオフにしてある。なお、方向選択スイッチ36ではなく、コンテンション式システム2の信号線Ls2を通して情報の伝送方向を指示するようにしてもよい。
【0023】
各点の制御内容の一例を図5に示す。図5の右欄はポーリング式システム1のアドレスを意味し、「個別」「グループ」「パターン」はアドレスの設定方式を意味する。つまり、ポーリング式システム1の端末器11にはアドレスが設定されているから、1個のスイッチによって1個の負荷を制御するだけではなく(このような制御を「個別」制御と呼んでいる)、1個のスイッチによって複数個の負荷を一斉制御することが可能であり、一斉制御については制御対象となる複数個の負荷を同じ状態に制御する「グループ」制御と、制御対象となる複数個の負荷の制御パターンをあらかじめ登録しておきスイッチの操作時に登録された制御パターンで負荷を制御する「パターン」制御とがある。図5の左欄はこれらの制御方式の種別を表している。ポーリング式システム1では、これらのアドレスのほかに照明負荷の「調光」制御に用いられるアドレスもある。また、図5の右欄に示した矢印様のシンボルは、コンテンション式システム2における命令(ネットワーク変数)の流れを示す。「制御」はコンテンション式システム2からポーリング式システム1への指示、「操作」はポーリング式システム1からコンテンション式システム2への指示、「状態変化返信」は指示に対する応答を示す。また、「名称登録」はポーリング式システム1のアドレスに対応付けたコンテンション式システム2のノード装置21に名称を付けてシステム間インタフェース3に登録することを意味する。
【0024】
まず、コンテンション式システム2においてスイッチを備えるノード装置21からの指示によってポーリング式システム1の端末器11に接続した負荷(主として照明負荷)を制御する場合について説明する。このとき、第1信号処理部31が、ポーリング式システム1の信号線Ls1に対してスイッチの操作を監視する端末器11と同様の機能で動作する。この種の端末器11のアドレスは、上述のように、「個別」「グループ」「パターン」「調光」のいずれかに設定されている。しかして、本実施形態では、アドレスが「個別」「調光」「グループ」の場合と「パターン」の場合とでシステム間インタフェース3の処理を異ならせている。
【0025】
アドレスが「個別」「調光」「グループ」の場合には、以下のように動作する。まず、コンテンション式システム2のノード装置21に設けたスイッチの操作によりポーリング式システム1の端末器11に接続した照明負荷をオンにする指示がなされた場合について説明する(図5の最上段など)。
【0026】
この場合、第1信号処理部31では、コンテンション式システム2のノード装置21に対応付けられているポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)の状態を確認し、当該アドレスの状態がオフであればポーリング式システム1において当該アドレスに対応付けられているアドレスにオンの指示を行い負荷をオンにする。つまり、ポーリング式システム1でスイッチの操作を監視する端末器11においてスイッチがオンになったときと同様に動作する。この指示によって負荷の接続された端末器11において負荷が制御されると、負荷の状態が伝送ユニット10を介して第1信号処理部31に返送されるから、システム間インタフェース3では返送された負荷状態をコンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に返信する(状態変化返信)。
【0027】
また、ポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、オンであればポーリング式システム1に対する処理を行わずに、コンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に対して、その状態を返信する(状態変化返信)。
【0028】
次に、コンテンション式システム2のノード装置21に設けたスイッチの操作によりポーリング式システム1の端末器11に接続した照明負荷をオフにする指示がなされた場合について説明する。
【0029】
この場合、第1信号処理部31では、コンテンション式システム2のノード装置21に対応付けられているポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)の状態を確認し、当該アドレスの状態がオンであればポーリング式システム1において当該アドレスに対応付けられているアドレスにオフの指示を行い負荷をオフにする。つまり、ポーリング式システム1でスイッチの操作を監視する端末器11においてスイッチがオフになったときと同様に動作する。この指示によって負荷の接続された端末器11において負荷が制御されると、負荷の状態が伝送ユニット10を介して第1信号処理部31に返送されるから、システム間インタフェース3では返送された負荷状態をコンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に返信する(状態変化返信)。
【0030】
また、ポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、オフであればポーリング式システム1に対する処理を行わずに、コンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に対して、その状態を返信する(状態変化返信)。
【0031】
コンテンション式システム2のノード装置21は、オン・オフの指示だけではなく、システム間インタフェース3に対してポーリング式システム1に設けたスイッチの状態確認を指示することも可能であって、この場合には第1信号処理部31を通してポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認し、コンテンション式システム2のノード装置21に状態情報を返信する(状態変化返信)。さらに、ポーリング式システム1における負荷の状態が変化したときには、ポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)が状態照合により状態変化を認識した時点でコンテンション式システム2のノード装置21に対して、システム間インタフェース3から状態情報を送信する(状態変化返信)。
【0032】
ところで、ポーリング式システム1のアドレスが「パターン」の場合には、以下のように動作する。まず、コンテンション式システム2のノード装置21に設けたスイッチの操作によりポーリング式システム11の「パターン」制御を有効(オン)にする指示がなされた場合について説明する。
【0033】
この場合、第1信号処理部31では、コンテンション式システム2のノード装置21に対応付けられているポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)の状態を確認し、当該アドレスの「パターン」制御が無効(オフ)であればポーリング式システム1において当該アドレスに対応付けられているアドレスで「パターン」制御を有効(オン)にし負荷の「パターン」制御を行う。このようにして負荷が「パターン」制御されると、「パターン」制御が有効になったことが伝送ユニット10を介して第1信号処理部31に返送されるから、システム間インタフェース3では返送された情報をコンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に対して返信する(状態変化返信)。
【0034】
また、ポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、「パターン」制御がすでに有効(オン)であった場合には、ポーリング式システム1に対する処理を行わずに、コンテンション式システム2においてスイッチが操作されたノード装置21に対して、その状態を返信する(状態変化返信)。
【0035】
ところで、コンテンション式システム2のノード装置21に設けたスイッチの操作によりポーリング式システム1の「パターン」制御を無効(オフ)にする指示がなされた場合には、ポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認し、コンテンション式システム2においてスイッチを操作したノード装置21に状態情報を返信する(状態変化返信)。ただし、「パターン」制御を無効にする指示はポーリング式システム1では実行されずに無視される。
【0036】
「パターン」制御の際にも、コンテンション式システム2のノード装置21は、システム間インタフェース3に対してポーリング式システム1に設けた「パターン」制御の状態確認を指示することが可能であって、この場合には第1信号処理部31を通してポーリング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認し、コンテンション式システム2のノード装置21に状態情報を返信する(状態変化返信)。さらに、ポーリング式システム1における負荷の状態が変化したときには、ポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)が状態照合により状態変化を認識した時点でコンテンション式システム2のノード装置21に対して、システム間インタフェース3から状態情報を送信する(状態変化返信)。
【0037】
上述の例では、コンテンション式システム2からの指示によってポーリング式システム1の負荷が制御される動作について説明したが、逆に、ポーリング式システム1からの指示によってコンテンション式システム2の負荷が制御される動作について以下に説明する。
【0038】
つまり、ポーリング式システム1の端末器11に設けたスイッチの操作によってコンテンション式システム2のノード装置21に設けた照明負荷を制御するものとすれば(図5の2段目など参照)、ポーリング式システム1においてスイッチの操作を監視する端末器11から照明負荷の点灯または消灯の指示がなされると、システム間インタフェース3では、第2信号処理部32を通してコンテンション式システム2のノード装置21に照明負荷の点灯または消灯の命令を与える(「操作」)。「操作」を受け取ったノード装置21は照明負荷を制御するとともにその状態を返信する(「状態変化返信」)。システム間インタフェース3では、「状態変化返信」を受けると、これをポーリング式システム1の対応するアドレスの状態に対応付け、ポーリング式システム1においてスイッチの操作を監視している端末器11に負荷状態が変化したことを報知する(つまり、端末器11に設けた表示灯の点灯状態を変更する)。
【0039】
ここに、コンテンション式システム2のノード装置21に負荷状態の変化を返送する機能が設定されていないときには、コンテンション式システム2のノード装置21に「操作」を出力したときにポーリング式システム1に対して負荷状態の変化を報知する。また、ポーリング式システム1からの指示以外でコンテンション式システム2のノード装置21に設けた照明負荷の状態が変化したときに、そのノード装置21に対応付けられた端末器11がポーリング式システム1に存在するときには、「状態変化返信」をシステム間インタフェース3が受信した時点で対応する情報がポーリング式システム1の伝送ユニット10を通して端末器11に伝送される。
【0040】
コンテンション式システム2のノード装置21からの「状態変化返信」に関する動作を図6に示して簡単に説明する。ノード装置21からの「状態変化返信」があれば(S1)、ポーリング式システム1が正常に動作しているか否かを確認し(S2)、制御が可能であればアドレス記憶部13にアドレスが設定されているか否かを確認する(S3)。アドレスが設定されていれば、そのアドレスが一斉制御(「パターン」制御、「グループ」制御)中か否かを確認し(S4)、一斉制御中でなければポーリング式システム1の当該アドレスに対応する端末器11に負荷の制御を指示する(S5)。また、ステップS4において一斉制御中であれば、制御を中止する(S9)。
【0041】
ところで、ステップS3においてポーリング式システム1のアドレスが存在しなければ、アドレス設定モードか否かを確認し(S6)、アドレス設定モードであればノード装置21からの「状態変化返信」を一端保持し(S7)、アドレス設定モードが解除されるまで待ってから(S8)、ポーリング式システム1の端末器11に負荷の制御を指示する(S5)。ステップS6においてアドレス設定モードでなければ、アドレスが存在しないのであるから、制御を中止する(S9)。同様に、ステップS2においてポーリング式システム1が正常に動作していない場合も制御を中止する(S9)。
【0042】
上述したシステム間インタフェース3は、図3に示すように、分電盤協約寸法の器体40に収納される。器体40の両側部にはそれぞれねじ付き端子を備える端子台41が設けられる。図3(a)の左側の端子台41には、ポーリング式システム1の信号線Ls1が接続される信号端子T1と、電源(交流24V)に接続される電源端子T2とが設けられる。また、右側の端子台41にはコンテンション式システム2の信号線Ls2が接続される信号端子T3と、接地される接地端子T4とが設けられる。器体40の前面(図3(a)の正面)には、通電表示灯35、受信表示灯14、信号灯23,信号受信灯24、アドレス設定部12などが配置され、さらに、ポーリング式システム1のアドレスとコンテンション式システム2のアドレス(「負荷名称」:負荷のみではなくスイッチも含む)とを対応付けて表示するネーム部42も器体40の前面に設けられる。器体40の前面には扉43が設けられ、扉43に覆われる部位には、図4(a)のように、上述した組合せ切替スイッチ15、サービスピン25、サービス灯26、方向選択スイッチ36が配置される。
【0043】
以上説明したように、本実施形態ではポーリング式システム1の端末器11とコンテンション式システム2のノード装置21との間で情報を交換可能とするインタフェースの機能を16点備えるから、16点のインタフェースを個々に構成する場合に比較してシステム構成が簡単であり、信号線Ls1,Ls2との接続も容易である。
【0044】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、図7に示すように、第1の実施の形態のうちコンテンション式システム2からポーリング式システム1への「操作」の機能を省略したものである。したがって方向選択スイッチ36は省略され、図8のように器体40の前面において扉43に覆われる部位には、組合せ切替スイッチ15、サービスピン25、サービス灯26のみが配置されている。また、ポーリング式システム1からコンテンション式システム2への「操作」のみになるから、図9に示すように、図5における「ランプアクチュエータ」の機能は本実施形態では省略されている。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0045】
この構成では、ポーリング式システム1からコンテンション式システム2への「操作」専用であるから、ポーリング式システム1のアドレスはつねに負荷を制御する端末器11のアドレスになりアドレス設定が容易になる。また、コンテンション式システム2からみるとシステム間インタフェース3がつねにスイッチを備えるノード装置21とみなせることになりシステム構築が容易になる。
【0046】
(第3の実施の形態)
本実施形態は、第2の実施の形態とは逆に、第1の実施の形態のうちポーリング式システム1からコンテンション式システム2への「制御」の機能を省略したものである。したがって、本実施形態においても方向選択スイッチ36(図1参照)は不要になる。また、コンテンション式システム2からポーリング式システム1への「制御」のみになるから、図10に示すように、図5における「スイッチ」の機能は本実施形態では省略されている。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0047】
この構成では、コンテンション式システム2からポーリング式システム1への「制御」専用であるから、ポーリング式システム1のアドレスはつねにスイッチの操作を監視する端末器11のアドレスになりアドレス設定が容易になる。また、コンテンション式システム2からみるとシステム間インタフェース3がつねに負荷を備えるノード装置21とみなせることになりシステム構築が容易になる。なお、本実施形態のシステム間インタフェース3と第2の実施の形態におけるシステム間インタフェース3とを組み合わせて用いると、ポーリング式システム1とコンテンション式システム2との間で「制御」と「操作」とが可能になり、第1の実施の形態と同様のシステムを構築することが可能であり、この場合に各システム間インタフェース3は「制御」または「操作」のみが可能であるから、アドレスの設定などが容易になる点で第1の実施の形態よりも利便性が高まる。
【0048】
(第4の実施の形態)
ところで、図9に示すように、ポーリング式システム1からコンテンション式システム2に「操作」を指示するときには、ポーリング式システム1の「個別」アドレスを用いることになる。言い換えると、ポーリング式システム1における1つのスイッチの操作には、コンテンション式システム2における1つのアドレスが対応付けられる。しかしながら、ポーリング式システム1においては、1つのスイッチで複数の負荷を制御する機能(「グループ」制御や「パターン」制御)があるから、類似した機能をコンテンション式システム2のノード装置21に対しても実現することができれば便利である。つまり、ポーリング式システム1において用いることができるアドレス数には制限があり、端末器11とノード装置21とを一対一に対応付けると、ポーリング式システム1の端末器11の間で使用可能なアドレス数が少なくなるおそれがある。そこで、端末器11のアドレスに対するノード装置21のアドレスの対応関係を一対一以外に一対多とすることを可能とする構成を採用している。ただし、基本的な構成は第2の実施の形態と同様に、ポーリング式システム1からコンテンション式システム2への「操作」のみが可能な構成を採用している。
【0049】
本実施形態の基本的な構成は、図11に示すように、図7に示した第2の実施の形態と同様であって、3ビットのディップスイッチからなる対応選択スイッチ16と、2ビットのディップスイッチからなる演算選択スイッチ17とを付加した点が主な相違点である。対応選択スイッチ16および演算選択スイッチ17は、図12(a)のように、組合せ切替スイッチ15とともに器体40において扉43に覆われる部位に配置される。つまり、図12(b)に示すように、少なくとも5ビットのディップスイッチが配置される。他のディップスイッチは予備である。
【0050】
しかして、本実施形態では、ポーリング式システム1の1個のアドレスで制御可能なコンテンション式システム2のアドレス数を、1、2、4、8、16から選択可能にしてある。要するに、ポーリング式システム1のアドレス数:コンテンション式システム2のアドレス数は、1:1、1:2、1:4、1:8、1:16から選択できる。この選択のために対応選択スイッチ16が設けられているのであって、対応選択スイッチ16の設定値とアドレス数の比との関係は、設定値が0、1、2、3、4であるときに、それぞれ1:1、1:2、1:4、1:8、1:16にしてある。換言すれば、設定値が0、1、2、3、4のときにポーリング式システム1のアドレスは、それぞれ16個、8個、4個、2個、1個の使用になる。
【0051】
上述のように、ポーリング式システム1の1個のスイッチによってコンテンション式システム2の複数の負荷の制御を可能としたときに、「状態変化返信」が複数のノード装置21から返送されることになる。そこで、本実施形態では、制御部30において「状態変化返信」を適宜に組み合わせて1つの情報にまとめてポーリング式システム1に引き渡すことを可能にしている。「状態変化返信」は2値信号であって、ここではオンを1に割り当て、オフを0に割り当ててある。このように複数の2値信号を1信号にまとめるために、本実施形態では「OR」「AND」「NOR」「NAND」の4つの論理演算を選択して用い、どの論理演算を適用するかは演算選択スイッチ17により選択する。具体的には、演算選択スイッチ17による設定値が0、1、2、3のときに、それぞれ「OR」「AND」「NOR」「NAND」が選択される。各論理演算を適用したときに得られる情報について以下に説明する。
【0052】
まず、「OR」が選択されると、コンテンション式システム2において制御されるノード装置21が1台でもオンであれば演算結果はオンになる。つまり、コンテンション式システム2のノード装置21についてオフが希望状態である場合に、オンのノード装置21の有無を監視するために使用することができる。たとえば、ノード装置21が照明負荷を点灯・消灯させるものであれば、「OR」の演算結果でオンの出力が発生することは少なくとも1台の照明負荷が点灯していることを意味するから、照明負荷の消し忘れの有無を監視するために用いることができる。その結果、ポーリング式システム1において照明負荷の消し忘れが表示されたときには、ポーリング式システム1側のスイッチを操作してすべての照明負荷を消灯させることが可能になる。
【0053】
「AND」が選択されたときには、コンテンション式システム2において制御されるノード装置21が1台でもオフであれば演算結果はオフになる。つまり、コンテンション式システム2のノード装置21についてオンが希望状態である場合に、オフのノード装置21の有無を監視するために使用することができる。たとえば、ノード装置21が各種機器を制御するものであれば、「AND」の演算結果でオフの出力が発生することは少なくとも1台の機器が停止したことを意味するから、機器停止の有無を監視するために用いることができる。その結果、すべての機器を運転状態にする必要があるときに停止している機器があることがポーリング式システム1において表示されたときに、ポーリング式システム1側のスイッチを操作してすべての機器を運転状態に移行させることが可能になる。
【0054】
「NOR」が選択されると、コンテンション式システム2において制御されるノード装置21が1台でもオンであれば演算結果はオフになる。逆に言えば、コンテンション式システム2において制御されるノード装置21がすべてオフの場合にのみ演算結果がオンになる。したがって、コンテンション式システム2において制御される各種機器がすべて停止したときには演算結果がオンになるから、この場合に異常が生じたものとして、ポーリング式システム1におけるスイッチの操作による指示を受け付けないようにすることができる。つまり、一種の安全スイッチとして用いることができる。
【0055】
「NAND」が選択された場合には、コンテンション式システム2において制御されるノード装置21が1台でもオフであれば演算結果はオンになる。つまり、コンテンション式システム2のノード装置21のうちの1台でもオフであるときには、ポーリング式システム1においてオンの表示とすることができる。ポーリング式システム1においてスイッチの操作を監視する端末器11では、オンの表示がなされていると次のスイッチの操作で負荷をオフにするから、コンテンション式システム2における制御対象である機器をこのスイッチの操作によって一斉に停止させることが可能になる。つまり、コンテンション式システム2で制御される機器が1台でも停止した場合に、所定範囲内の他のすべての機器をオフにする安全スイッチとして用いることが可能になる。
【0056】
なお、上述の例ではディップスイッチにより対応選択スイッチ16および演算選択スイッチ17を構成しているが、対応選択スイッチ16および演算選択スイッチ17を用いずに、コンテンション式システム2の信号線Ls2を通して同様の選択を指示してもよい。また、本実施形態において端末器11とノード装置21とを一対多対応させる場合で、「OR」「AND」「NOR」「NAND」の演算を行う例を示したが、端末器11とノード装置21とが一対一対応の場合でも、ノード装置21の動作状態の監視のために「OR」「AND」「NOR」「NAND」の演算を行うようにしてもよいのはもちろんのことである。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを有する複数台の端末器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御する端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間インタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複数個記憶したアドレス記憶部と、第2信号処理部で用いる前記ノード装置のアドレスを複数個記憶した状態記憶部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレスを一対一に対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、制御部において対応付けた各アドレスについて第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送とのいずれか一方の伝送方向をそれぞれ決める方向選択スイッチとを有するものであり、ポーリング方式の第1の遠隔制御システムとコンテンション方式の第2の遠隔制御システムとの一方の入力に他方の負荷を対応付けることが可能になり、しかも第1の遠隔制御システムに対しては複数台の端末器と等価に機能し、第2の遠隔制御システムに対してはノード装置と等価に機能するから、第1の信号線と第2の信号線とに接続するだけの簡単な接続関係で複数の入力および負荷に対応することが可能になる。さらに、方向選択スイッチを備えるから、第1の遠隔制御システムと第2の遠隔制御システムとの間で対応付けたアドレスごとに情報を伝送する方向を決めることができる。
【0058】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との両方を行うものであり、第1の信号線と第2の信号線との間に1台のシステム間インターフェースを接続するだけの簡単な構成で第1の遠隔制御システムと第2の遠隔制御システムとで相互に入力と負荷とを関係付けることが可能になる。
【0059】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送のみを行うものであり、アドレス記憶部には負荷を制御する端末器のアドレスのみを設定すればよく、また第2信号処理部はスイッチ側のノード装置として機能させればよいから、単機能化されシステム構築が容易である。
【0060】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送のみを行うものであり、アドレス記憶部には入力を監視する端末器のアドレスのみを設定すればよく、また第2信号処理部は負荷側のノード装置として機能させればよいから、単機能化されシステム構築が容易である。
【0061】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記状態記憶部には第1の遠隔制御システムにおけるアドレスに対応付けた前記ノード装置の負荷名称が設定可能であることを特徴とするものであり、第2の遠隔制御システムからはシステム間インタフェースは1つのノード装置とみなされるが、複数のノード装置に対応する負荷名称を設定可能としたことによって、ノード装置の端末器との対応関係が分かりやすくなる。
【0062】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記制御部が第1の遠隔制御システムのアドレスに第2の遠隔制御システムのアドレスを一対多対応させるものであり、第1の遠隔制御システムにおける1台の端末器で第2の遠隔制御システムにおける複数台のノード装置を一括制御することが可能になる。
【0063】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記制御部が複数個の第2の負荷の動作状態についてOR、AND、NOR、NANDの4種類の演算結果を第1の遠隔制御システムに渡すことが可能であって、前記4種類の演算から1つの演算結果を選択して第1の遠隔制御システムに渡す演算選択スイッチが制御部に付加されているものであり、複数個の第2の負荷の動作状態の論理演算によって1つの演算結果を第1の遠隔制御システムに渡すから、第1の遠隔制御システムにおいて複数個の負荷の特定の動作状態を一括管理することが可能になり、たとえば第2の負荷の消し忘れや異常状態の監視を行うことができ、このような監視結果に対応させて第2の負荷を一括制御するようなスイッチを第1の遠隔制御システムに設けておけば、第2の負荷の消し忘れ時に第2の負荷を一斉に消す(オフ)にするような制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上の使用形態を示すブロック図である。
【図3】同上の外観を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図4】(a)(b)はそれぞれ同上の要部正面図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】同上の要部正面図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す動作説明図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】(a)(b)はそれぞれ同上の要部正面図である。
【符号の説明】
1 ポーリング式システム
2 コンテンション式システム
10 伝送ユニット
11 端末器
13 アドレス記憶部
16 対応選択スイッチ
17 演算選択スイッチ
21 ノード装置
22 状態記憶部
30 制御部
31 第1信号処理部
32 第2信号処理部
Ls1 信号線
Ls2 信号線
Claims (7)
- それぞれアドレスを有する複数台の端末器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御する端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間インタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複数個記憶したアドレス記憶部と、第2信号処理部で用いる前記ノード装置のアドレスを複数個記憶した状態記憶部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレスを一対一に対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、制御部において対応付けた各アドレスについて第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送とのいずれか一方の伝送方向をそれぞれ決める方向選択スイッチとを有することを特徴とする遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との両方を行うことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記制御部が第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送のみを行うことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記制御部が第2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送のみを行うことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記状態記憶部には第1の遠隔制御システムにおけるアドレスに対応付けた前記ノード装置の負荷名称が設定可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記制御部が第1の遠隔制御システムのアドレスに第2の遠隔制御システムのアドレスを一対多対応させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
- 前記制御部が複数個の第2の負荷の動作状態についてOR、AND、NOR、NANDの4種類の演算結果を第1の遠隔制御システムに渡すことが可能であって、前記4種類の演算から1つの演算結果を選択して第1の遠隔制御システムに渡す演算選択スイッチが制御部に付加されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の遠隔制御システムのシステム間インタフェース。
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