JP3663041B2 - 換気扇及び換気扇の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、出力軸にファンを装着した電動機が枠体内に設けられてなる換気扇及び換気扇の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8〜図10は、従来の換気扇を示す図で、図8は側面図、図9は図8の右側面図すなわち換気扇の背面図、図10は図8の換気扇を分解して示す斜視図である。図において、1は居室等の壁、2は壁1に設けられた開口部、3は開口部2の縁部に対向して設けられた枠板で、中心部に丸孔4が形成されている。
【0003】
5はフレームで、中心に支持孔6が設けられて枠板3面から離れて配置された支持体7及び支持体7から四本が放射状に設けられ中間部が枠板3方向へ屈曲されて先端が枠板3の隅部にそれぞれ締結された支持腕8によって構成されている。9は電動機で、フレーム5の支持孔6に嵌合状態に支持されて出力軸10が枠板3に直交した直線に一致し、かつ枠板3の丸孔4の中心位置に配置されている。11はファンで、ボス部12が電動機9の出力軸10に固定されて枠板3の丸孔4内に配置されている。
【0004】
従来の換気扇は上記のように構成され、次に述べるように組立てられる。すなわち、ファン11のボス部12が電動機9の出力軸10に固定され、次いでファン11が装着された電動機9がフレーム5の支持体7に図8における枠板3側から装着される。そして、電動機9が装着されたフレーム5の支持腕8が枠板3に図8におけるフレーム5側から締結されて換気扇の組立てが終了する。なお、換気扇は枠板3が壁1の開口部2縁部に締結されて壁1に設置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の換気扇において、ファン11が装着された電動機9をフレーム5の支持体7に装着して、このフレーム5が枠板3に締結される。したがって、電動機9をフレーム5を介して枠板3に装着するために、図8における枠板3の両側のそれぞれの方向からの作業を要し、組立作業性が低いという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、良好な組立作業性によって電動機を装着できる換気扇及び換気扇の製造方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る換気扇においては、角形筒体からなる枠体と、この枠体内に配置された支持体と、枠体の一側の開口端の角隅部に装着された取付板と、一端が支持体に連結され、他端が取付板に枠体の一側から連結された取付腕と、一端が支持体に連結され、他端が枠体の角隅部に対向した他側に連結された取付脚と、支持体に枠体の一側から装着された電動機と、この電動機の出力軸に枠体の一側から装着されたファンとが設けられる。
【0008】
また、この発明に係る換気扇においては、取付板が枠体の一辺における枠体の互いに隣接した角隅部にそれぞれ装着され、取付腕を取付板のそれぞれに配置し一端が支持体に連結され他端は取付板に連結され、また取付脚をコ字状に形成してコ字の開口端からなる一端が枠体の一辺に対向した他側及び支持体の両者の一方に連結され、取付脚のコ字の反開口端からなる他端が上記両者の他方に連結される。
【0009】
また、この発明に係る換気扇においては、取付板を枠体における枠体の互いに隣接した三つの角隅部にそれぞれ装着し、取付腕を取付板のそれぞれに配置して一端が支持体に連結され他端は取付板に連結され、また取付脚の一端が支持体に連結され他端は取付板に対向した枠体の他側に連結される。
【0010】
また、この発明に係る換気扇においては、角形筒体からなる枠体と、この枠体内に配置された支持体と、枠体の一側の開口端の全ての角隅部にそれぞれ装着された取付板と、一端が支持体に連結され、他端が各取付板に枠体の一側からそれぞれ連結された取付腕と、支持体に枠体の一側から装着された電動機と、この電動機の出力軸に枠体の一側から装着されたファンとが設けられる。
【0012】
また、この発明に係る換気扇においては、取付腕及び取付脚の少なくとも一方の板状面がファンによる空気流に沿う方向に配置される。
【0013】
また、この発明に係る換気扇においては、枠体に装着されて電動機を制御する電動機制御器が設けられる。
【0014】
また、この発明に係る換気扇においては、枠体の他側に連結されたシャッター及び枠体に装着されてシャッターの動作を制御するシャッター制御器が設けられる。
【0015】
また、この発明に係る換気扇の製造方法においては、角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した角隅部にそれぞれ取付板を装着する工程と、取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ枠体内に配置される支持体に装着する工程と、コ字状をなす取付脚のコ字の開口端からなる一端及び反開口端からなる他端からなる両者の一方を支持体に連結する工程と、取付腕の他端を各取付板に枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、取付脚の両者の他方を枠体の角隅部に対向した他側に装着する取付脚工程と、上記角形筒体の中心軸線に上記出力軸を一致させて配置される電動機を上記支持体に上記枠体の一側から装着する工程と、前記電動機の出力軸にファンを前記枠体の一側から装着する工程とを備える。
【0016】
また、この発明に係る換気扇の製造方法においては、角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した三つの角隅部にそれぞれ取付板を装着する工程と、取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ枠体内に配置される支持体に装着する工程と、取付脚の一端及び他端からなる両者の一方を支持体に連結する工程と、取付腕の他端を各取付板に枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、取付脚の両者の他方を取付板に対向した枠体の他側に装着する取付脚工程と、上記角形筒体の中心軸線に上記出力軸を一致させて配置される電動機を上記支持体に上記枠体の一側から装着する工程と、前記電動機の出力軸にファンを前記枠体の一側から装着する工程とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は換気扇を分解して示す斜視図、図2は図1の支持体箇所の拡大斜視図、図3は図1の枠体箇所の拡大斜視図、図4は図1の換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図である。
【0018】
13は枠板3の一側に配置される枠体で、角形筒体からなりこの角形筒体の枠板3側の開口端の四隅にはそれぞれ取付板14が装着されている。15は枠体13内に配置された支持体で、中心部に支持孔16及び四隅にそれぞれねじ孔17が設けられている。18は取付腕で、枠体13の一辺における枠体13の互いに隣接した角隅部に装着された取付板14のそれぞれに配置され、一端が支持体15に連結され他端には取付板14側への屈曲部19が形成されて、その先端が屈折されて取付板14の外面に対向した取付部20が構成され、取付部20に取付孔21が設けられている。
【0019】
22は取付脚で、コ字状をなしコ字の開口部からなる一端が支持体15の反取付腕18側に連結され、他端は枠体13の取付腕18が装着される角隅部が両端に配置された一辺に対向した他側に対面して配置されて、この対面部にねじ孔23が設けられている。24は取付腕18が装着される取付板14に取付腕18先端部に対応して設けられた切欠部、25は切欠部24が設けられた取付板14に形成されたねじ孔、26は枠体13に設けられて取付脚22のねじ孔23に対応して配置された貫通孔である。
【0020】
27は枠体13の貫通孔26に挿通されて取付脚22のねじ孔23にねじ込まれるボルト、9は電動機で、支持体15の支持孔16に嵌合状態に支持されて出力軸10が枠板3に直交した直線に一致し、かつ枠板3の丸孔4の中心位置に配置されている。11はファンで、ボス部12が電動機9の出力軸10に固定されて枠板3の丸孔4内に配置されている。
【0021】
28は蓋状をなし枠板3の反枠体13側を覆って設けられたフィルター、29は枠体13の反枠板3側に配置されたシャッター、30はシャッター29を開閉させる動作機構、31は動作機構30を動作させる駆動機、32は駆動機31を制御するシャッター制御器で枠体13に設けられている。33は電動機9を制御する電動機制御器で、枠体13に設けられている。
【0022】
上記のように構成された換気扇が次に述べるように組立てられる。すなわち、枠体13の一側における開口端の四隅に、溶接等によってそれぞれ取付板14が装着される。また、支持体15の一側に取付腕18が溶接等によって装着され、取付腕18に対向した他側に取付脚22が装着される。次いで、支持体15の支持孔16に電動機9が嵌合され、支持体15のねじ孔17を介してボルト(図示しない)によって電動機9が締結される。
【0023】
そして、支持体15に固定された取付腕18先端部を取付板14の切欠部24に嵌合し、取付部20を取付板14に重合して取付孔21に挿通したボルト(図示しない)をねじ孔25にねじ込んで取付腕18を枠体13に締結する。また、枠体13の貫通孔26にボルト27を挿通して支持体15に固定された取付脚22のねじ孔23にねじ込んで取付脚22を枠体13に締結する。
【0024】
次に、枠体13の取付板14にシャッター制御器32、電動機制御器33を装着する。そして、枠体13の取付板14側の開口端に枠板3を装着し、また枠体13の反枠板3側の開口端にシャッター29、動作機構30、駆動機31を装着する。次いで、枠板3の反枠体13側にフィルター28を装着して換気扇の組立が終了する。
【0025】
このようにして換気扇が組立てられるので、取付腕18、取付脚22を図1における枠板3側及び枠体13の外面側からの作業によって枠体13に装着することができ、これにより枠体13に対して枠板3側からの作業を介して電動機9を支持体15に装着することができる。したがって、電動機9を枠体13に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上することができる。
【0026】
また、図1〜図4の実施の形態において、取付腕18及び取付脚22の板状面をファン11による空気流に沿う方向に配置する。これにより、ファン11による空気流の障害発生が少なくなって、送風効率を向上することができる。
【0027】
また、図1〜図4の実施の形態において、電動機制御器33が枠体13に配置される。これにより、ファン11による空気流の障害発生少なくなって、送風効率を向上することができる。
【0028】
また、図1〜図4の実施の形態において、枠体13の一側に連結されたシャッター29のシャッター制御器32が枠体13に配置される。このため、ファン11による空気流の障害発生少なくなって、送風効率を向上することができる。
【0029】
また、枠体13の少なくとも二つの隅部の取付板14に取付腕18が締結されるので、電動機9の振動が枠体13へ伝わり難い構造とすることができる。また、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、かつ換気能力の大きい換気扇を得ることができる。
【0030】
実施の形態2.
図5は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図、すなわち前述の図4相当図である。なお、図5の他は前述の図1〜図4と同様に換気扇が構成され居室等における壁の開口部に装着される。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示す。
【0031】
18は取付腕で、枠体13の互いに隣接した三箇所の角隅部に装着された取付板14のそれぞれに配置されいる。34は前述の取付脚22と同様に配置された取付脚で、一本の棒体からなり一端が支持体15の反取付腕18側に連結され、他端は枠体13の取付腕18が装着されていない角隅部に接続した一辺に締結されている。
【0032】
上記のように構成された換気扇においても、前述の図1〜図4の実施の形態と同様な取付腕18及び機能的に同様な取付脚34が設けられる。したがって、詳細な説明を省略するが図5の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0033】
また、枠体13の三隅部の取付板14に取付腕18が締結されるので、電動機9の振動が枠体13へ伝わり難い構造とすることができる。また、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、かつ換気能力の大きい換気扇を得ることができる。
【0034】
実施の形態3.
図6も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図、すなわち前述の図4相当図である。なお、図6の他は前述の図1〜図4と同様に換気扇が構成され居室等における壁の開口部に装着される。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示し、18は取付腕で、枠体13のそれぞれの角隅部に装着された取付板14のそれぞれに配置される。
【0035】
上記のように構成された換気扇においても、前述の図1〜図4の実施の形態と同様な取付腕18によって電動機9が支持体15を介して枠体13に装着される。これによって、枠体13に対して前述の図1における枠板3側から電動機9を支持体15に装着することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図6の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0036】
また、枠体13の四隅部の取付板14に取付腕18が締結されるので、電動機9の振動が枠体13へ伝わり難い構造とすることができる。また、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、かつ換気能力の大きい換気扇を得ることができる。
【0037】
実施の形態4.
図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図、すなわち前述の図4相当図である。なお、図7の他は前述の図1〜図4と同様に換気扇が構成され居室等における壁の開口部に装着される。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示す。
【0038】
22は支持体15に対して対称位置に設けられた取付脚で、コ字状をなしコ字の開口部からなる一端が支持体15に連結され、他端は枠体13の側面に対向して配置されて、枠体13の対向部位に前述の図1〜図4の実施の形態の取付脚22と同様に締結されている。
【0039】
上記のように構成された換気扇においても、前述の図1〜図4の実施の形態と同様な取付脚22が配置される。そして、支持体15の対称位置に設けられた取付脚22によって電動機9が支持体15を介して枠体13に装着される。これによって、取付脚22を枠体13の外面側からの作業によって枠体13に装着することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図7の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0040】
なお、図7の実施の形態においてシャッター制御器32の代わりにシャッター用ギァードモータが装備された場合であっても、また電動機制御器33の代わりに電動機電源取り入れの端子台等が装備された場合であっても、図7の実施の形態における作用と同様な作用を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、角形筒体からなる枠体と、この枠体内に配置された支持体と、枠体の一側の開口端の角隅部に装着された取付板と、一端が支持体に連結され、他端が取付板に枠体の一側から連結された取付腕と、一端が支持体に連結され、他端が枠体の角隅部に対向した他側に連結された取付脚と、支持体に枠体の一側から装着された電動機と、この電動機の出力軸に枠体の一側から装着されたファンとを設けたものである。
【0042】
これによって、取付腕、取付脚を枠板装着側及び枠体の外面側からの作業によって枠体に装着することができる。これにより枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
【0043】
また、この発明は以上説明したように、取付板を枠体の一辺における枠体の互いに隣接した角隅部にそれぞれ装着し、取付腕を取付板のそれぞれに配置し一端を支持体に連結して他端は取付板に連結する。また、取付脚をコ字状に形成して、コ字の開口端からなる一端を枠体の一辺に対向した他側及び支持体の両者の一方に連結し取付脚のコ字の反開口端からなる他端を上記両者の他方に連結したものである。
【0044】
これによって、二つの取付腕、コ字状の取付脚を枠板装着側及び枠体の外面側からの作業によって枠体に装着することができる。これにより枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
また、枠体の二隅部の取付板に取付腕が締結されるので、電動機の振動が枠体へ伝わり難い構造とすることができる。そして、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、しかも換気能力の大きい換気扇を得る効果がある。
【0045】
また、この発明は以上説明したように、取付板を枠体における枠体の互いに隣接した三つの角隅部にそれぞれ装着し、取付腕を取付板のそれぞれに配置して一端を支持体に連結して他端は取付板に連結し、また取付脚の一端を支持体に連結し他端は取付板に対向した枠体の他側に連結したものである。
【0046】
これによって、三つの取付腕、一つの取付脚を枠板装着側及び枠体の外面側からの作業によって枠体に装着することができる。これにより枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
また、枠体の三隅部の取付板に取付腕が締結されて、電動機の振動が枠体へ伝わり難い構造とすることができる。そして、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、かつ換気能力の大きい換気扇を得る効果がある。
【0047】
また、この発明は以上説明したように、角形筒体からなる枠体と、この枠体内に配置された支持体と、枠体の一側の開口端の全ての角隅部にそれぞれ装着された取付板と、一端が支持体に連結され、他端が各取付板に枠体の一側からそれぞれ連結された取付腕と、支持体に枠体の一側から装着された電動機と、この電動機の出力軸に枠体の一側から装着されたファンとを設けたものである。
【0048】
これによって、枠体の全ての角隅部にそれぞれ配置された取付腕を枠板装着側からの作業によって枠体に装着することができ、枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
また、枠体の四隅部の取付板に取付腕が締結されて、電動機の振動が枠体へ伝わり難い構造とすることができる。そして、このような構造によって構造体としての強度の要求に対応でき、かつ換気能力の大きい換気扇を得る効果がある。
【0051】
また、この発明は以上説明したように、取付腕及び取付脚の少なくとも一方の板状面をファンによる空気流に沿う方向に配置したものである。
【0052】
これによって、取付腕、取付脚が配置されることによるファンの空気流の障害が少なくなって送風効率を向上する効果がある。
【0053】
また、この発明は以上説明したように、枠体に装着されて電動機を制御する電動機制御器を設けたものである。
【0054】
これによって、電動機制御器が枠体に配置されるので、ファンの空気流の障害が少なくなって送風効率を向上する効果がある。
また、枠体隅部の取付板に取付腕が締結されると共に電動機制御器が装着されるので、部品数を少なくすることができて製造費を低減する効果がある。
【0055】
また、この発明は以上説明したように、枠体の他側に連結されたシャッター及び枠体に装着されてシャッターの動作を制御するシャッター制御器を設けたものである。
【0056】
これによって、枠体の一側に連結されたシャッターのシャッター制御器が枠体に配置される。このため、ファンの空気流の障害が少なくなって送風効率を向上する効果がある。
また、枠体隅部の取付板に取付腕が締結されると共にシャッター制御器が装着されるので、部品数を少なくすることができて製造費を低減する効果がある。
【0057】
また、この発明は以上説明したように、角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した角隅部にそれぞれ取付板を装着する工程と、取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ枠体内に配置される支持体に装着する工程と、コ字状をなす取付脚のコ字の開口端からなる一端及び反開口端からなる他端からなる両者の一方を支持体に連結する工程と、取付腕の他端を各取付板に枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、取付脚の両者の他方を枠体の角隅部に対向した他側に装着する取付脚工程と、角形筒体の中心軸線に出力軸を一致させて配置される電動機を支持体に枠体の一側から装着する工程と、電動機の出力軸にファンを枠体の一側から装着する工程とを備えたものである。
【0058】
これによって、取付腕、取付脚を枠板装着側及び枠体の外面側からの作業によって枠体に装着することができる。これにより枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
【0059】
また、この発明は以上説明したように、角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した三つの角隅部に、それぞれ取付板を装着する工程と、取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ枠体内に配置される支持体に装着する工程と、取付脚の一端及び他端からなる両者の一方を支持体に連結する工程と、取付腕の他端を各取付板に枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、取付脚の両者の他方を取付板に対向した枠体の他側に装着する取付脚工程と、角形筒体の中心軸線に出力軸を一致させて配置される電動機を支持体に枠体の一側から装着する工程と、電動機の出力軸にファンを枠体の一側から装着する工程とを備えたものである。
【0060】
これによって、取付腕、取付脚を枠板装着側及び枠体の外面側からの作業によって枠体に装着することができる。これにより枠体に対して枠板装着側からの作業を介して電動機を支持体に装着することができる。したがって、電動機を枠体に装着するときの良好な組立作業性が得られ、能率よく組立てることができて生産性を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、換気扇を分解して示す斜視図。
【図2】 図1の支持体箇所の拡大斜視図。
【図3】 図1の枠体箇所の拡大斜視図。
【図4】 図1の換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図であり前述の図4相当図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図であり前述の図4相当図。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す図で、換気扇の枠体箇所における枠板装着側の正面図であり前述の図4相当図。
【図8】 従来の換気扇を示す側面図。
【図9】 図8の右側面図すなわち換気扇の背面図。
【図10】 図8の換気扇を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
9 電動機、10 出力軸、11 ファン、13 枠体、14 取付板、15支持体、18 取付腕、22 取付脚、29 シャッター、32 シャッター制御器、33 電動機制御器、34 取付脚。
Claims (9)
- 角形筒体からなる枠体と、
この枠体内に配置された支持体と、
上記枠体の一側の開口端の角隅部に装着された取付板と、
一端が上記支持体に連結され、他端が上記取付板に上記枠体の一側から連結された取付腕と、
一端が上記支持体に連結され、他端が上記枠体の上記角隅部に対向した他側に連結された取付脚と、
上記支持体に上記枠体の一側から装着された電動機と、
この電動機の出力軸に上記枠体の一側から装着されたファンと
を備えた換気扇。 - 取付板を枠体の一辺における上記枠体の互いに隣接した角隅部にそれぞれ装着し、取付腕を上記取付板のそれぞれに配置して一端を支持体に連結し他端は上記取付板に連結し、取付脚をコ字状に形成してコ字の開口端からなる一端を上記枠体の一辺に対向した他側及び上記支持体の両者の一方に連結し、上記コ字の反開口端からなる他端を上記両者の他方に連結したことを特徴とする請求項1記載の換気扇。
- 取付板を枠体における上記枠体の互いに隣接した三つの角隅部にそれぞれ装着し、取付腕を上記取付板のそれぞれに配置して一端を支持体に連結して他端は上記取付板に連結し、取付脚の一端を上記支持体に連結し他端は上記取付板に対向した上記枠体の他側に連結したことを特徴とする請求項1記載の換気扇。
- 角形筒体からなる枠体と、
この枠体内に配置された支持体と、
上記枠体の一側の開口端の全ての角隅部にそれぞれ装着された取付板と、
一端が上記支持体に連結され、他端が上記各取付板に上記枠体の一側からそれぞれ連結された取付腕と、
上記支持体に上記枠体の一側から装着された電動機と、
この電動機の出力軸に上記枠体の一側から装着されたファンと
を備えた換気扇。 - 取付腕及び取付脚の少なくとも一方の板状面をファンによる空気流に沿う方向に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の換気扇。
- 枠体に装着されて電動機を制御する電動機制御器を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の換気扇。
- 枠体の他側に連結されたシャッター及び上記枠体に装着されて上記シャッターの動作を制御するシャッター制御器を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の換気扇。
- 角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した角隅部にそれぞれ取付板を装着する工程と、
上記取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ上記枠体内に配置される支持体に装着する工程と、
コ字状をなす取付脚の上記コ字の開口端からなる一端及び反上記開口端からなる他端からなる両者の一方を上記支持体に連結する工程と、
上記取付腕の他端を上記各取付板に上記枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、
上記取付脚の上記両者の他方を上記枠体の上記角隅部に対向した他側に装着する取付脚工程と、
上記角形筒体の中心軸線に上記出力軸を一致させて配置される電動機を上記支持体に上記枠体の一側から装着する工程と、
前記電動機の出力軸にファンを前記枠体の一側から装着する工程と
を備えたことを特徴とする換気扇の製造方法。 - 角形筒体からなる枠体の一側の開口端における互いに隣接した三つの角隅部にそれぞれ取付板を装着する工程と、
上記取付板のそれぞれに配置される取付腕の一端をそれぞれ上記枠体内に配置される支持体に装着する工程と、
取付脚の一端及び他端からなる両者の一方を上記支持体に連結する工程と、
上記取付腕の他端を上記各取付板に上記枠体の一側からそれぞれ装着する取付腕工程と、
上記取付脚の上記両者の他方を上記取付板に対向した上記枠体の他側に装着する取付脚工程と、
上記角形筒体の中心軸線に上記出力軸を一致させて配置される電動機を上記支持体に上記枠体の一側から装着する工程と、
前記電動機の出力軸にファンを前記枠体の一側から装着する工程と
を備えたことを特徴とする換気扇の製造方法。
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JP29085797A JP3663041B2 (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 換気扇及び換気扇の製造方法 |
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