JP3660144B2 - 半導体発光素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体発光素子に関する。更に詳しくは、本発明は、GaInP又はAlGalnP系の半導体発光素子に関する。
【従来の技術】
【0002】
近年、GaInP及びAlGalnP系の半導体レーザのような半導体発光素子は、光磁気ディスク、光ディスク等の光情報処理システムなどの記録及び読み出しの光源として使用され始めている。特に、波長が635nmから650nmの半導体発光素子は、DVDを初めとする高密度光磁気ディスクを実現するためのキーデバイスとして期待されている。
【0003】
このような光情報処理システム用の光源として半導体発光素子を使用する場合、情報を高密度化するためには短波長化、情報の書き換えを高速に行うためには高出力化が必要とされる。また、システム本体の高温における動作を保証するため、半導体発光素子にも高温で動作しうることが必要とされる。更に、システムに組み込んで使用するためには、実際の使用温度条件で、MTTF(平均故障時間)5000時間以上が最低限必要である。
【0004】
従来、635nmを発振する半導体発光素子の活性層の構造として、100Åの量子井戸幅で井戸数が3層のもの(第41回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集、1007頁、1997年)、110Åの量子井戸幅で井戸数が3層のもの(IEEE Laser Conference 1994 Sep. 予稿集、99頁)が報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記半導体発光素子を光出力一定(5mW)の信頼性試験にかけた場合、実用レベルでの上記MTTFの条件を満たす信頼性は60℃が最高であった。
しかし、DVD用ユニット、特にDVD−ROM用ユニットは、小さい筺体で、しかもランダムアクセスを繰り返すため、内部のモータの発熱が多く、外気温が50℃の状態でも、内部は70℃と高温となることが知られている。従って、半導体発光素子も70℃以上の高い温度で高い信頼性を持つ必要があった。
【0006】
そこで高温下での信頼性を向上さすため発振波長を長くすることが考えられる。即ち、発振波長を長くすることにより、活性層のバンドギャップが小さくなる。そのことは、活性層に隣接するクラッド層と活性層とのバンドギャップ差を相対的に増やすことになる。従って、高温状態でも、活性層中のホールのクラッド層へのオーバーフローを減らすことができ、その結果、高温下での信頼性を向上さすことができる。
【0007】
発振波長を長くするためには、1)活性層のGaP比を小さくする、2)活性層の井戸幅を大きくすることが考えられる。
特に波長を635nmから、例えば645nmに長くする場合、単純に活性層のGaP比を小さくしても、価電子体構造においてライトホールとヘビーホールのクロスオーバー点が近づくため、発光を発振する閾値が上昇してしまう。また、GalnP系の半導体発光素子の場合、GaP比を小さくすることにより格子歪みの限界を越えると結晶が破壊される恐れがある。
【0008】
更に、半導体発光素子は、活性層の混晶比、井戸幅、井戸数等その構造を決定するためのパラメータが多いため、ある一定の波長を発振しうる構造を決定するためには、多くの試作、評価を繰り返すことが必要であり、膨大な労力、費用及び時間が必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の発明者等は、鋭意検討の結果、量子井戸活性層の構造を決定する井戸幅、井戸数及び格子歪量が、ある特定の関係を有する場合、高温で高い信頼性を有する半導体発光素子が得られることを意外にも見い出し本発明に至った。
かくして本発明によれば、GaInPからなる量子井戸活性層を備えた半導体発光素子であり、量子井戸活性層の構造を決定する井戸幅、井戸数及び格子歪量が、井戸幅×井戸数として240〜550Å及び井戸幅×井戸数×格子歪量の絶対値として200〜260Å・%の関係を有し、発振する波長が645nm、井戸数が3及び井戸幅が130〜140Åであるか、波長が645nm、井戸数が2及び井戸幅が160〜180Åであるか、波長が645nm、井戸数が1及び井戸幅が240〜300Åであるか、波長が650nm、井戸数が3及び井戸幅が160〜180Åであるか、波長が650nm、井戸数が2及び井戸幅が210〜220Åであるか、又は波長が650nm、井戸数が1及び井戸幅が300〜400Åであることを特徴とする半導体発光素子が提供される。
【0010】
【発明の実施の態様】
以下では、本発明の発明者等が、井戸幅、井戸数及び格子歪量相互間の特定の関係を見い出した経緯を説明する。ここでは、波長645nmの半導体発光素子を設計する場合について説明する。
【0011】
図1は、波長645nmの発光を得るための量子井戸活性層の井戸幅(横軸)と量子井戸活性層の格子歪量(縦軸)との関係を示すグラフである。図1より、図中の実線上の井戸幅と格子歪量であれば、波長645nmの発光を得ることができる。
この実線は、
1)井戸幅を一定にしたときの格子歪量の変化とバンドギャップ変化の関係、
2)格子歪量が一定の場合の井戸幅とバンドギャップの関係、及び
3)ある井戸幅で、ある格子歪量のときの発振波長
により導き出され、具体的には、以下の手法による。
【0012】
まず、発明者等は、実際の半導体発光素子の試作と理論計算を行い、井戸幅、井戸数及び格子歪量相互間の特定の関係を以下のように定義した。
1)量子井戸活性層に含まれるGaP比を変えた時のバンドギャップの変化率は下記式のようになる。
dEg/d(量子井戸活性層のGaP比)=0.442(eV)
【0013】
上記式では、格子歪量の代わりにGaP比で表現している。GaP比と格子歪量の関係を以下に示す。
GaP比=0.51−格子歪量〔%〕×0.135
2)井戸幅を変化させたときのバンドギャップの変化量は、ある井戸幅の量子井戸の第1準位の量子井戸の底からのエネルギー差で表される。その関係を理論計算及び実験より以下のように定めた。
【0014】
電子の第1準位エネルギー=29697×(井戸幅〔Å〕)(-1.60)[meV]
ライトホールの第1準位エネルギー=36148×(井戸幅〔Å〕)(-1.68)[meV]
3)井戸幅100Å及び格子歪量−0.88%の場合、実際の発振波長は635nmであった。
以上のデータより、図1の波長一定ラインを算出することができた。つまり、645nmの波長で発光する半導体発光素子を作成する場合、量子井戸活性層の構造が、このライン上の井戸幅及び格子歪量を満たせばよいことが判った。
【0015】
次に、格子歪量の絶対値を大きくすることが好ましい。この理由は、格子歪量の絶対値が大きいほどライトホールとヘビーホールとの分離が大きくなり、引っ張り歪みの場合、ライトホール帯へのホールの集中が起こりやすくなるためである。図1の実線上では負の歪みが大きくなる方向、即ち、右下ヘ向かうほど特性が改善される。
【0016】
しかしながら、その右下方向は、格子歪みの増大により結晶破壊を招く方向である。その格子歪みの限界は、量子井戸活性層の井戸幅の合計と格子歪量の絶対値の積(井戸幅×井戸数×格子歪量の絶対値)によって決まり、その値は発明者等の実験により、約260Å・%であることを見い出している。
【0017】
上記条件を図2に点線として記載した。ここで、井戸層の層数は、1、2及び3の場合について示した。この点線よりも左上でなければ、格子歪みからくる結晶破壊が発生する。従って、格子歪みが発生する格子歪量及び井戸幅よりも左上の実線上で、なるべく格子歪量の絶対値の大きい値が好ましい。
【0018】
次に、井戸幅の合計の厚さは、量子井戸活性層での光閉じ込め係数に影響を与える。井戸幅の合計の厚さが小さすぎる場合、閾値電流の温度特性が悪化し、高温での信頼性が低下する。従って、井戸幅の合計の厚さは240Å以上が必要である。
【0019】
以上の如き経緯から、645〜650nmの波長を発振する半導体発光素子において、量子井戸活性層の構造を決定する井戸幅、井戸数及び格子歪量が、井戸幅×井戸数として240〜550Å及び井戸幅×井戸数×格子歪量の絶対値として200〜260Å・%の関係を有することが好適であることが判った。
【0020】
より具体的には、645nmの波長の光を発振する場合、
井戸数3、井戸幅130〜140Å
井戸数2、井戸幅160〜180Å
井戸数1、井戸幅240〜300Å
であることが好ましいことが判った。
上記と同様にして640nm及び650nmの場合についても算出した。その結果を波長645nmの場合と併せて、図3に示す。
【0021】
ここで、波長645nmの場合と同様にして、波長650nmの場合の好ましい井戸数と井戸幅の関係を以下に示す。
井戸数3、井戸幅160〜180Å
井戸数2、井戸幅210〜220Å
井戸数1、井戸幅300〜400Å
上記では、井戸数1〜3の場合のみ具体的に記載しているが、井戸数4以上の場合でも上記関係を満たせばよく、また各井戸層の井戸幅は異なっていてもよい。
【0022】
なお、参考までに波長635nmの場合の好ましい井戸数と井戸幅の関係を以下に示す。
井戸数3、井戸幅90〜100Å
井戸数2、井戸幅110〜120Å
井戸数1、井戸幅190〜210Å
以下では、本発明の半導体発光素子を更に説明する。
【0023】
まず、量子井戸活性層は、GaInP又はAlGaInPからなる井戸層と障壁層とから通常構成される。
次に、量子井戸活性層は、一般的にクラッド層で挟まれている。更に、クラッド層と量子井戸活性層との間には、光ガイド層が設けられていてもよい。また、一方のクラッド層上には、中間バンドギャップ層及びコンタクト層が設けられていてもよい。更に、他方のクラッド層下に、基板を備えていてもよい。これら各層は、p型又はn型を付与する不純物が導入されていてもよい。
【0024】
更にまた、水平方向の光の安定性を増すために、中間バンドギャップ層下のクラッド層は、メサ状に成形されていてもよい。この場合、メサ状により容易に成形するために、クラッド層中にエッチングストップ層を設けてもよい。
次いで、半導体発光素子の製造方法を説明する。但し、下記方法は単なる例示であって、下記方法以外の公知の方法を利用して半導体発光素子を製造してもよい。
【0025】
まず、基板上に、第1クラッド層、第1光ガイド層、多重量子井戸活性層、第2光ガイド層、第2クラッド層、エッチングストップ層、第3クラッド層、バンドギャップ層及びコンタクト層をこの順で積層する。各層の積層方法としては、MBE法、MOCVD法等が挙げられる。
【0026】
次に、コンタクト層上に、例えばAl2 O3 からなるストライプ状のマスク層を積層し、このマスク層を介して第3クラッド層、バンドギャップ層及びコンタクト層をエッチングすることにより、各層をメサ状に成形する。
この後、MBE法のような方法で、メサ状に成形された各層の側壁を半導体層で覆い、マスク層を除去しつつ表面を平坦化することで、半導体発光素子を得ることができる。
【0027】
上記条件を満たす本発明の半導体発光素子は、波長が比較的長いため、閾値が低く、高温条件下で高い信頼性(例えば、70℃、5mWの出力条件下で、MTTF5000時間以上)を持つ半導体発光素子を得ることができ、特に半導体レーザ素子に好適に使用することができる。
【0028】
【実施例】
以下、この発明の半導体の製造方法を実施例により詳細に説明する。
実施例1
図4(a)〜(d)を用いて、実施例1の屈折率導波路型半導体レーザ素子の製造工程を説明する。なお、実施例1では、波長645nmの光を発振する半導体レーザ素子を作成した。
【0029】
n−GaAs基板(15°オフ基板)11上に、MBE法によりn−AlGaInP第1クラッド層(Y=0.7)12、AlGaInP第1光ガイド層43、量子井戸活性層41、AlGaInP第2光ガイド層42、p−AlGaInP第2クラッド層(Y=0.7)14、p−GaInPエッチングストップ層15、p−AlGaInP第3クラッド層(Y=0.7)16、p−GaInP中間バンドギャップ層17とp−GaAsコンタクト層18を順次積層した。
【0030】
量子井戸活性層41は、各波長及び井戸数に対する最適点を上記設計法が割り出した範囲内になるように、井戸幅及び格子歪量を表1の値とした。なお、量子井戸活性層は、井戸数が、1、2及び3個の3種類形成した。
井戸数が3個の場合の多重量子井戸活性層の構造を図5に示す。図から判るように、多重量子井戸活性層は、3層のGaInP井戸層45と、2層のAlGaInP障壁層46とからなる。
【0031】
それぞれの層におけるドーピング量は、n−AlGaInP第1クラッド層12はSiを1×1018cm-3、AlGaInP第1光ガイド層43、量子井戸活性層41及びAlGaInP第2光ガイド層42はノンドープ、p−AlGaInP第2クラッド層14及びp−AlGaInP第3クラッド層16はBeを1×1018cm-3、p−GaInP中間バンドギャップ層17はBeを1×1018cm-3、p−GaAsコンタクト層18はBeを1×1018cm-3とした。
【0032】
更に、それぞれの層の厚さは、n−AlGaInP第1クラッド層12は1.5μm、AlGaInP第1光ガイド層43は0.1μm、AlGaInP第2光ガイド層42は0.1μm、p−AlGaInP第2クラッド層14は0.2μm、p−GaInPエッチングストップ層15は0.01μm、p−AlGaInP第3クラッド層16は1.3μm、p−GaInP中間バンドギャップ層17は0.01μm、p−GaAsコンタクト層18は0.1μmとした。量子井戸活性層41のAlGaInP障壁層の厚さは、GaInP井戸層が1〜3層のいずれの場合も0.005μmとした。
【0033】
次に、p−GaAsコンタクト層18上に、マスク層19を形成するためのAl2O3膜を蒸着し、フォトリソグラフィによりAl2O3膜をストライプ状パターンに加工することによりマスク層19を形成した。この後マスク層19を介して湿式エッチングを行ってp−GaAsコンタクト層18、p−GaInP中間バンドギャップ層17およびp−AlGaInP第3クラッド層16のうちマスク層19の両側に相当する部分(マスク層19で覆われていない部分)を除去した。これにより、マスク層19の直下にメサ部31を形成することができた。なお、p−AlGaInP第3クラッド層16を除去するときは、p−GaInPエッチングストップ層15との選択エッチングによりエッチングを確実に停止させた。この後、第2回目のMBE成長を行ってメサ部31の両側にn−GaAs単結晶層20と、マスク層19上にn−GaAs多結晶層21とを成長させた(図4(a)参照)。
【0034】
この上にフォトレジスト32を塗布した。次いで、フォトリソグラフィー法により、n−GaAs多結晶21の頂部が露出するように、フォトレジスト32のn−GaAs多結晶層21上に開口23を設けた(図4(b)参照)。
次に、Al2O3よりGaAsを選択にエッチングしうる硫酸系エッチング液を用いて、GaAs多結晶層21を除去した。続いて、フォトレジスト32をアッシングして除去した(図4(c)参照)。
【0035】
そして、フッ素系エッチング液を用いて、マスク層19をエッチングすることにより除去した(図4(d)参照)。
この後、p−GaAsコンタクト層18の表面と、n−GaAs基板11の裏面及び表面とに、それぞれ電極(図示せず)を形成することにより半導体レーザを形成した。
【0036】
このようにして製作した本発明の半導体レーザの初期特性の測定と信頼性試験を行った。ここで、初期特性は、しきい値電流、実際に発振される波長及び特性温度を測定した。信頼性試験は、70℃及び5mWの条件下でエージングしてMTTFを測定することにより行った。結果を表1に示す。
【0037】
比較例1
表1に示す井戸数、歪量及びGaP比で、井戸幅を上記設計法が割り出した範囲外になるように設定すること以外は、上記実施例1と同様にして、半導体レーザ素子を作成した。得られた半導体レーザ素子の初期特性の測定と信頼性試験を、実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
【0038】
ここで、比較例1の内、井戸幅が150Åの素子は、成長後のウエハー上に筋状のハッチングが発生した。この原因は、井戸幅×井戸数×歪み量の絶対値が293Å・%と大きいため、活性層の結晶が破壊されたためである。この素子はレーザ発振が得られなかったため、しきい値電流、波長、特性温度及び信頼性を測定することができなかった。
【0039】
【表1】
【0040】
上記表1から、実施例1の半導体レーザ素子は、低いしきい値電流、高い特性温度(70℃以上)及び実用上必要な5000時間以上の信頼性を有している。これに対して、比較例1の井戸数が1個、井戸幅230Å及び200Åの素子は、閾値電流は低いものの、特性温度が低く、信頼性も実用上必要な5000時間に達していない。また、比較例1の井戸数が3個、井戸幅100Åの素子は、閾値電流は低く、特性温度が高いものの、信頼性が実用上必要な5000時間に達していない。
【0041】
図6に、井戸数が1個の場合の井戸幅と信頼性の関係を示す。MTTF5000時間以上の信頼性を得るためには、井戸幅は240Å以上必要であることがわかる。
【0042】
実施例2
表2に示す井戸数、歪量及びGaP比で、井戸幅を上記設計法が割り出した範囲内になるように設定すること以外は、上記実施例1と同様にして、波長650nmの半導体レーザ素子を作成した。
得られた半導体レーザ素子の初期特性の測定及び信頼性試験を、実施例1と同様にして行った。結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
表2に示すように、実施例2の半導体レーザ素子は、量子井戸の歪量が少ないため、実施例1の素子よりはしきい値電流が高いが、実用上十分な5000時間以上の信頼性を得ることができた。
また、信頼性試験を、60℃及び5mWの条件下でエージングすることにより行った結果を表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】
参考例
表2に示す井戸数、歪量及びGaP比で、井戸幅を上記設計法が割り出した範囲内になるように設定すること以外は、上記実施例1と同様にして、波長635nmの半導体レーザ素子を作成した。
得られた半導体レーザ素子の初期特性の測定を、実施例1と同様にして行った。信頼性試験は、60℃及び5mWの条件下でエージングすることにより行った。結果を表4に示す。
【0047】
【表4】
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の波長を発振する半導体発光素子において、閾値の低い、高温条件下で高い信頼性を持つ素子が得られる。本発明の半導体発光素子は、DVD−ROM用の半導体レーザ素子に好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体発光素子の発振波長、井戸幅及び格子歪量の関係を示す図である。
【図2】本発明の半導体発光素子の発振波長、井戸幅、格子歪量及び井戸数の関係を示す図である。
【図3】本発明の半導体発光素子の発振波長、井戸幅、格子歪量及び井戸数の関係を示す図である。
【図4】実施例の半導体レーザ素子の概略製造工程図である。
【図5】実施例の半導体レーザ素子の量子井戸活性層の構造の概略図である。
【図6】実施例の半導体レーザ素子の井戸幅とMTTFとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 n−GaAs基板
12 n−AlGaInP第1クラッド層
14 p−AlGaInP第2クラッド層
15 p−AlGaInPエッチングストップ層
16 p−AlGaInP第3クラッド層
17 p−AlGaInP中間バンドギャップ層
18 p−GaAsコンタクト層
19 マスク層
20、21 n−GaAs多結晶層
23 開口
31 メサ部
32 フォトレジスト
41 量子井戸活性層
42 AlGaInP第2光ガイド層
43 AlGaInP第1光ガイド層
45 GaInP井戸層
46 AlGaInP障壁層
Claims (2)
- GaInPからなる量子井戸活性層を備えた半導体発光素子であり、量子井戸活性層の構造を決定する井戸幅、井戸数及び格子歪量が、井戸幅×井戸数として240〜550Å及び井戸幅×井戸数×格子歪量の絶対値として200〜260Å・%の関係を有し、発振する波長が645nm、井戸数が3及び井戸幅が130〜140Åであるか、波長が645nm、井戸数が2及び井戸幅が160〜180Åであるか、波長が645nm、井戸数が1及び井戸幅が240〜300Åであるか、波長が650nm、井戸数が3及び井戸幅が160〜180Åであるか、波長が650nm、井戸数が2及び井戸幅が210〜220Åであるか、又は波長が650nm、井戸数が1及び井戸幅が300〜400Åであることを特徴とする半導体発光素子。
- 格子歪量が負の値を示す請求項1の素子。
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