JP3659986B2 - パチンコ機の誘導樋における球ならし部材の取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ機において景品球タンク内の球を景品球放出機構へ導くための誘導樋における球ならし部材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機にあっては周知のように、機構板裏面の景品球タンクの下方に球通路を有する誘導樋を装着して景品球タンク内の球を景品球放出機構へ導き、入賞球の発生ごとに一定数の景品球をパチンコ機の前面に放出するようにしている。ところで、前記誘導樋の上方には、球通路の球が積み重なって流れなくなったり、外へこぼれ落ちるのを防止するために球ならし部材が設けられている。更に詳しくは、機構板の裏面であって誘導樋の上方位置に誘導樋の球通路と直向する方向で支軸を突設し、該支軸に誘導樋の球通路に対応する球ならし部材を揺動自在に取り付け、更に球ならし部材が支軸から抜け落ちないよう支軸の先端面にワッシャーを介してねじを締め付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の球ならし部材の取付構造はねじ締めを必要とすることから、その取付作業が面倒であるばかりか時間が掛かり、製造コストも高くなるといった課題が有った。
そこで本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、ねじを使用することなく球ならし部材が取り付けられ、作業の簡略化及び製造コストの低廉を実現したパチンコ機の誘導樋における球ならし部材の取付構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、遊技盤の裏側に配置され、景品球タンクと該景品球タンクの景品球を景品球放出機構へ導く誘導樋とを装着すると共に、該誘導樋の上方には球ならし部材を支軸により揺動自在に軸支した機構板を備えてなるパチンコ機において、景品球タンクに、前記支軸の先端面に沿うように位置して球ならし部材が支軸から抜け落ちるのを止める抑止片を一体に延設した構成からなるものである。
【0005】
【作用】
このように本発明に係る球ならし部材の取付構造は、景品球タンクから延設した抑止片が支軸の先端面に沿うように位置して、該支軸に軸支された球ならし部材を抜け落ちることなく支持する。
【0006】
【実施例】
以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ機の裏面図であり、1は遊技盤取付枠,2は遊技盤,3は遊技盤2の裏面に回動自在に装着された機構板である。この機構板3は遊技盤2の裏面から一定間隔離れて入賞空間を形成する板状部3aを有し、その板状部3aの下方部に第一の入賞球集合部4及び第二の入賞球集合部5を形成している。
【0007】
板状部3aの裏面には、その上部に景品球タンク6が装着され、その下方に三条の球通路7a〜7cを有する誘導樋8が装着されている。
また、板状部3aの裏面一側には第一の景品球放出機構9及び第二の景品球放出機構10が装着されており、第一の景品球放出機構9には誘導樋8の二条の球通路7a,7bが連通され、第二の景品球放出機構10には誘導樋8の一条の球通路7cが連通される。第一,第二の景品球放出機構9,10の下方には放出された景品球をパチンコ機前面の打球供給皿(図示せず)へ導くための景品球放出樋11が形成される。
【0008】
さらに、機構板3には第一の入賞球集合部4に集められた入賞球を1個ずつ処理して、機外へ排出する第一の入賞球排出処理機構12及び第二の入賞球集合部5に集められた入賞球を1個ずつ処理して機外へ排出する第二の入賞球排出処理機構13が配設される。 そして、第一の入賞球排出処理機構12の作動によつて第一の景品球放出機構9から所定数、例えば13個の景品球が景品球放出樋11に放出され、第二の入賞球排出処理機構13の作動によつて第二の景品球放出機構10から所定数、例えば7個の景品球が景品球放出樋11に放出される。
【0009】
しかして、本発明では図2及び図3に示すように機構板3裏面の誘導樋8の上方位置に支軸14が一体に突出形成されている。この支軸14は第一の球ならし部材15及び第二の球ならし部材16をそれぞれ揺動自在に軸支するものであって、基端部に段部17を介して太径部18が形成されている。
【0010】
前記第一の球ならし部材15は、誘導樋8の二条の球通路7a,7bに対応するようにその厚さが設定され、その上部に突出した腕片19に所要の長さを持った水平軸筒20が設けられる。該水平軸筒20は軸孔21が貫設されると共に、該軸孔21に大径孔22が連設されている。また、水平軸筒20の左端外周に前記段部17と同径の段部23が形成されている。
【0011】
また、前記第二の球ならし部材16は、その正面形状が第一の球ならし部材15と略同じ形状をなすもので、誘導樋8の一条の球通路7cに対応するようにその厚さが設定され、その上方に突出した腕片24に所要の長さを持った水平軸筒25が設けられている。該水平軸筒25は軸孔26が貫設されると共に、該軸孔26の右端周縁に大径孔27が連設されている。
【0012】
図5は第一の球ならし部材15及び第二の球ならし部材16を支軸14に取り付けた状態を示す。第一の球ならし部材15は、その水平軸筒20の軸孔21を支軸14に嵌合して右端の大径孔22を段部17に嵌合させる。第二の球ならし部材16はその水平軸筒25の軸孔26を前記支軸14に嵌合すると共に、右端の大径孔27を段部23に嵌合させ、それぞれ揺動自在に支持される。これによつて、第一の球ならし部材15が誘導樋8の二条の球通路7a,7bの上方に位置し、第二の球ならし部材16が誘導樋8の一条の球通路7cの上方に位置する。
【0013】
一方、前記景品球タンク6は、その左右両側面に突出した止着片28,29を機構板3に設けた板状部3aの裏面に対接させ、ビス止して所定位置に装着するようになっている。該景品球タンク6には図4に示すようにその下面6a一側に抑止片30が下向きに延設されている。該抑止片30は景品球タンク6が取着された状態で、前記支軸14の先端面に沿うように位置している。したがって、抑止片30によって邪魔されることにより、第一の球ならし部材15及び第二の球ならし部材16が支軸14から抜け落ちることなくしっかりと保持される。
【0014】
また、図6は他の実施例を示すものであり、前記抑止片30の内側面に支軸14の先端上面に乗る係止部としての段部31を設けている。これにより貯溜される景品球によって景品球タンク6が後方へ傾こうとしても、抑止片30が支軸14により支えられているので、その傾きが押えられ景品球タンク6のたわみが防止される。前記係止部として段部31を示したが、他に抑止片30の一側面から突起を設けるようにしても良い。
【0015】
前記実施例は、三条の球通路7a〜7cを有する誘導樋8を備えたパチンコ機について説明したが、本発明はこの実施例に限られるものでなく、例えば、二条の球通路又は一条の球通路を有する誘導樋を備えたパチンコ機も、同様に適用できるものである。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように本発明は、景品球タンクに抑止片を一体に延設し、該抑止片を球ならし部材が軸支される支軸の先端面に沿うように位置させたので、これが邪魔して球ならし部材が支軸から抜け落ちることはなくしっかりと保持され、ビスを使用するこなく簡単且つ容易にその取付作業ができる。これにより、作業能率が向上し、しかも製作コストも低廉になし得る。
また、抑止片に係止部を設け、該係止部を支軸の上面に乗せるようにすれば、抑止片により景品球タンクの後方が下から支持されることとなり、景品球の球重量によって景品球タンクが傾くようなことはなく、景品球タンクのたわみを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の裏面図。
【図2】機構板裏面の要部斜視図。
【図3】同上分解斜視図。
【図4】景品球タンクの裏から見た斜視図。
【図5】使用状態を示す要部の断面図。
【図6】他の実施例の同上要部断面図。
【符号の説明】
2 遊技盤
6 景品球タンク
8 誘導樋
9 第一の景品球放出機構
10 第二の景品球放出機構
14 支軸
15 第一の球ならし部材
16 第二の球ならし部材
30 抑止片
Claims (2)
- 遊技盤の裏側に配置され、景品球タンクと該景品球タンクの景品球を景品球放出機構へ導く誘導樋とを装着すると共に、前記誘導樋の上方には球ならし部材を支軸により揺動自在に軸支した機構板を備えてなるパチンコ機において、
前記景品球タンクに、前記支軸の先端面に沿うように位置して前記球ならし部材が前記支軸から抜け落ちるのを止める抑止片を一体かつ下向きに延設し、前記抑止片に前記支軸の上面に乗る係止部を設けたことを特徴とするパチンコ機の誘導樋における球ならし部材の取付構造。 - 前記係止部が段部である請求項1記載のパチンコ機の誘導樋における球ならし部材の取付構造。
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JP05532194A JP3659986B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | パチンコ機の誘導樋における球ならし部材の取付構造 |
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1994
- 1994-02-28 JP JP05532194A patent/JP3659986B2/ja not_active Expired - Fee Related
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