JP3659482B2 - 燃料蒸気処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料蒸気処理装置に係り、更に詳細には、内燃機関の燃料タンクなどから発生する燃料蒸気を分離濃縮し、液化回収する燃料蒸気処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両などの燃料タンクから発生する燃料蒸気の大気中への発散防止を目的として、図1に示すような燃料蒸気処理装置が実用化されている。
この燃料蒸気処理装置では、例えば燃料タンク1の内部の燃料の温度上昇に伴い発生した燃料蒸気(エボパガス)を経路11と燃料蒸気流入ポート21を介して、キャニスタ2の活性炭に一時的に吸着させて貯え、その貯蔵量がキャニスタ2の吸着容量を超えないように、エンジンの吸入管4の吸入負圧を利用して、負圧コントロールバルブ3を介した経路12により吸気管4に導入させている。
キャニスタ2からの燃料蒸気の脱離を更に詳細に説明すると、キャニスタ2内の活性炭に吸着・貯蔵されている燃料蒸気は、キャニスタ2の底部に接続されている気体導入ポート(a)23からキャニスタ2内部に導入される空気によりパージされ、かつ負圧コントロールバルブ3で吸気管4への導入量が制御され、エンジンの燃焼室で燃焼される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような燃料蒸気処理装置においては、経路12から吸気管4への燃料排気ガスの導入量は制御されているが、正確に計量されていない燃料蒸気と空気の混合気を制御することになるので、この混合気が吸気管4の上流側で正確に計量された燃料噴射弁からの燃料成分に付加されると、設定された空燃比による燃焼が困難となり、エンジンの運転特性の低下や排気ガスの成分に悪影響を与える等の課題が発生する。
また、昨今の環境問題や省資源化に対応すべく燃料消費の低減が要求される中で、従来の希薄混合比燃料(混合比20前後)から、燃焼室への燃料の直接噴射による超希薄混合比燃焼(混合比40〜50程度)を行おうとすると、上述のような課題が更に顕著に生じる。
【0004】
そのような課題を解決するために、図1におけるキャニスタ2の排出ポート22から流入する燃料蒸気を分離膜により空気リッチ成分と燃料成分とに分離し、空気リッチ成分排出ポートと燃料蒸気リッチ成分排出ポートからそれぞれの成分を分離して排出する膜分離モジュールと、該膜分離手段に設置された気体成分排出ポートから燃料蒸気が導入されて膜分離・濃縮された燃料成分を液化回収する凝縮手段と、該凝縮手段により液化された燃料を上記燃料タンクへと戻す戻り経路と、を備えることを特徴とする燃料蒸気回収装置(特開平10−274106号公報、特開平11−93784号公報)が開示されている。
【0005】
しかしながら、ここで引用した従来の燃料蒸気回収装置では、液化回収用の凝縮手段として半導体素子(ペルチェ素子)を用いたものが開示されているが、半導体素子を用いたものは高価であるほか、電気エネルギーの消費量増加によるバッテリの負担増を招くことになり、好ましくない。
【0006】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来の燃料蒸気の凝縮手段を搭載することなく、ローコストで効率よく燃料蒸気を液化回収できる燃料蒸気処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、キャニスタ内の吸着材から燃料蒸気をパージさせるときに発生する吸熱を利用することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明の燃料蒸気処理装置は、燃料タンクと、該燃料タンク及び/又は燃料系ラインから発生する燃料蒸気の排出を抑制するキャニスタと、該キャニスタからのパージガスを燃料蒸気リッチ成分と空気リッチ成分とに膜分離する膜分離モジュールと、該膜分離モジュールにより分離濃縮された燃料蒸気リッチ成分を冷却して液化するコンデンサと、を備え、
上記コンデンサは、上記キャニスタに内蔵され、上記キャニスタから上記燃料蒸気がパージされるときに発生する吸熱エネルギーを利用して冷却され、
上記燃料蒸気及び/又は上記燃料蒸気リッチ成分を上記コンデンサにより液化回収する燃料蒸気処理装置であって、
上記膜分離モジュールから上記燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポートと上記コンデンサの下部口とが連結し、かつ上記コンデンサの上部口が上記キャニスタと連結し、この連結部が上記キャニスタへの燃料蒸気流入ポートとして機能し、
上記燃料リッチ成分の排出ポートと上記コンデンサ下部口との間に、排出される燃料蒸気リッチ成分をエンジン側又は上記コンデンサ側に流通させる切換手段を配置して成ることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の燃料蒸気処理装置の好適形態は、上記コンデンサの上部口と上記膜分離モジュールから上記燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポートとが連結し、かつ上記コンデンサの下部口と上記燃料タンクとが連結しており、上記コンデンサで液化された燃料が、上記コンデンサ下部口を介して上記燃料タンクに回収されることを特徴とする。
【0010】
更に、本発明の燃料蒸気処理装置用コンデンサは、燃料蒸気処理装置に用いられるコンデンサであって、
上記キャニスタに内蔵され、上部口と下部口を有し、該下部口が上記燃料タンクと連結していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の燃料蒸気処理装置について詳細に説明する。
本発明の燃料蒸気処理装置は、燃料タンクと、該燃料タンク及び/又は燃料系ラインから発生する燃料蒸気の排出を抑制するキャニスタと、該キャニスタからのパージガスを燃料蒸気リッチ成分と空気リッチ成分とに膜分離する膜分離モジュールと、該膜分離モジュールにより分離濃縮された燃料蒸気リッチ成分を冷却して液化回収するコンデンサとを備える。
【0012】
本発明の燃料蒸気処理装置においては、燃料タンク及び/又は燃料系ラインから発生した燃料蒸気は、いったん上記キャニスタに導入されてキャニスタ内の吸着材に吸着される。
次に、吸着された燃料蒸気の脱離は、上記キャニスタの気体導入ポートから空気を導入して行われる。
そして、パージにより脱着された燃料蒸気は、上記キャニスタから排出されて上記膜分離モジュールに流入され、ここで燃料蒸気リッチ成分と空気リッチ成分とに分離され、燃料蒸気リッチ成分は分離濃縮されることになる。
上記濃縮された燃料蒸気リッチ成分は、コンデンサに通され、ここで冷却されて液化し、コンデンサの下部口と上記燃料タンクとの連結管を通って燃料タンクに回収される。
このとき、上記連結管が燃料タンクの燃料液面下まで延在していると、液化されなかった残りの燃料蒸気も上記燃料タンク内の燃料中に排出され、該液体燃料に吸収させることができる。
【0013】
上記燃料蒸気は、上述のように、上記膜分離モジュールにより空気リッチ成分と燃料成分リッチ成分とに分離されるが、更に濃縮されることにより、液化回収率を向上させることができる。
この濃縮された燃料蒸気リッチ成分は、キャニスタに内蔵されたコンデンサに送り込まれ、ここで冷却・液化されて燃料タンクに回収され、空気リッチ成分は、エンジンの吸気管に送り込まれて排除される。
【0014】
また、上記キャニスタは、自動車などに取り付けられているものであって、このキャニスタに、主に給油時・駐車時に燃料タンクや燃料系ラインから発生した燃料蒸気が吸着され、燃料蒸気の大気への排出を抑制することができる。
上述のように、このキャニスタにはコンデンサが内蔵されており、該コンデンサの冷却には、上記キャニスタ内に燃料蒸気をパージさせる時に発生する吸熱エネルギーが利用されている。
【0015】
上記コンデンサにおいて、上記キャニスタ内でパージが開始されると、燃料蒸気の脱離吸熱により、吸着材の温度が低下する。吸着材の温度が低下するとコンデンサに冷熱が伝わり、コンデンサの温度も低下し、該コンデンサに流入した燃料蒸気を冷却して液化することできる。このとき、燃料蒸気は上記膜分離モジュールにより分離濃縮されて燃料蒸気リッチとなっているので、液化しやすくなっている。
【0016】
また、従来から、破過による燃料蒸気の大気放出を防止するため、通常走行時にはキャニスタパージと呼ばれる燃料蒸気の脱離処理が行われているが、脱離した燃料蒸気をそのままエンジンの吸気管に送り込み、燃焼処理していた。
しかし、本発明の燃料蒸気処理装置では、キャニスタから脱離した燃料蒸気は膜分離モジュールを通過した後にエンジンに送り込まれる構成となっており、燃焼室に燃料蒸気リッチ成分を送り込まずに処理でき、リーンバーンや成層燃料の乱れを防止できるとともに、燃料蒸気の液化回収効率を向上させることができる。
【0017】
また、上記膜分離モジュールとしては、空気選択透過型分離膜又は燃料蒸気選択透過型分離膜のいずれでもよく、特に限定されることはないが、空気と上記燃料蒸気の分離係数が少なくとも4以上であることが好ましく、更には、9以上の分離係数を持った膜分離モジュールを用いることが好ましい。
4以下の分離係数では、燃料蒸気濃縮の作用が少なく、液化回収の効率が上がらないことがある。
【0018】
更に、上記空気選択透過型分離膜の場合は、膜分離するための駆動力としてエンジンの負圧を用いることができ、新たに真空ポンプを車載する必要がなくなるというメリットがある。
また、空気リッチ成分は空気選択透過型分離膜を透過するが、燃料上記リッチ成分は透過しないので、燃焼室に燃料蒸気リッチ成分が入ることがなく、リーンバーンや成層燃焼に影響を与えないというメリットも挙げられる。
【0019】
本発明の燃料蒸気処理装置においては、上述のような構成にすることにより、上記キャニスタ内の吸着材から燃料蒸気を脱離させるときに発生する吸熱を有効に利用でき、ローコストで電気エネルギーの消費量を増加することなく、効率的に燃料蒸気を液化回収できる。
即ち、キャニスタ内にコンデンサを設置し、ガス膜分離モジュールなどによって濃縮された燃料蒸気を上記コンデンサに流通させて液化することにより、別の凝縮手段を掲載する必要がなくなり、また、別の半導体素子(ペルチェ素子)などを併用した場合でも、その凝縮手段の負担を軽減できるというメリットがある。
また、エンジン始動後に燃料タンクから発生する燃料蒸気を、コンデンサ経由でキャニスタに導入されるような接続状態にすると、キャニスタにおける燃料蒸気の脱離による吸熱で、コンデンサが冷却され、燃料蒸気の一部がコンデンサにより液化回収される。
従って、キャニスタに燃料タンクからの燃料蒸気が直接進入するのを抑制し、脱離速度を速めることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明を参照して若干の参考例及び実施例により更に詳細に説明する。
【0021】
参考例1
図2は、燃料蒸気処理装置の一例を示す断面図である。まず、図2における構成部材間の接続状態を説明する。
キャニスタ2は、燃料タンク1から発生した燃料蒸気を導入する経路11に接続した流入ポート21と、キャニスタ2に吸着された燃料蒸気をパージさせる気体(空気)を導入する気体導入ポート(a)23と、キャニスタ2内部でパージされた燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポート22とを備えている。
なお、キャニスタ2の吸着材として、活性炭を使用した。
キャニスタ2の排出ポート22は、経路12を介して空気選択透過型の膜分離モジュール6の気体導入ポート(b)62に接続されており、経路12の途中には気体を搬送する手段としてブロア5が設けられている。
また、膜分離モジュール6は、気体導入ポート(b)62、透過側気体排出ポート63、非透過側気体排出ポート64を備えており、非透過側気体排出ポート64は経路14を介してコンデンサ上部口71に接続され、更にキャニスタ2内に内蔵されたコンデンサ7に連結され、コンデンサ7の下部口72と燃料タンク1とを連結する連結管が設置されている。
【0022】
即ち、本例においては、燃料タンク1で発生した燃料蒸気は、経路11を通ってキャニスタ2に流入し、吸着される。気体導入ポート(a)23から空気が導入されて燃料蒸気がパージされ、脱離した燃料蒸気は経路12を通って膜分離モジュール6に入り、空気透過型分離膜により空気リッチ成分と燃料蒸気リッチ成分とに分けられる。燃料蒸気リッチ成分は経路14を通ってコンデンサに入り、ここで冷却されて液化し、液化した燃料蒸気は経路16を通って燃料タンク1に回収される。
【0023】
また、図3に、本発明の燃料蒸気処理装置用コンデンサの一実施例を示す。
コンデンサ7は、上記キャニスタ2に内蔵され、コンデンサ上部口71とコンデンサ下部口72を有し、該下部口72が上記燃料タンクと連結している構成となっている。
また、コンデンサ7は、キャニスタ2の内部に水平方向に設置された仕切を避けるように内蔵されており、吸着材の冷熱を効率よく伝達させるように表面積を大きくしてある。
コンデンサ7は、燃料蒸気リッチ成分がコンデンサ7内を通過する間に冷却液化され、液化した燃料蒸気が燃料タンク1に流れるのに適した形状であればよく、図3に示した形状を垂直方向に複数重ねるなどの変形を挙げることができる。
なお、必要に応じてフィン等をつけて冷熱の伝達効率を上げることも可能である。
更に、図4に、コンデンサ7の担体の一実施例を示す。
膜分離モジュール6で分離濃縮された燃料蒸気リッチ成分は、コンデンサ上部口71から導入され、コンデンサ下部口72から排出される。燃料蒸気の一部はコンデンサ内で液化され、液化されなかった燃料蒸気リッチ成分と一緒にコンデンサ下部口72から排出される。
【0024】
本例においては、膜分離モジュール6として、上述の如く空気選択透過型のガス分離膜を用いた。
図5に、本例で用いた膜分離モジュールの一実施例を示す。
管状の多孔質の基材に分離膜をコーティングして管状の分離膜67とし、これをモジュールケース61に挿入すると、外側スペース65と内側スペース66が形成される。また、Oリング68を介して、モジュールケース61の上蓋及び底蓋によって、分離膜67が挟持されている。
気体導入ポート(b)62は外側スペース65と連結され、透過側気体排出ポート63は内側スペース66に連結されている。
モジュールケース61の上部には、非透過側気体排出ポート64が配置され、図2の経路14を介してコンデンサ上部口71に接続されている。モジュールケース61の上端部には、透過側気体排出ポート63が配置され、図2の経路15を介して吸気管4に接続されている。
膜分離モジュール6を上記のような構成にすると、エンジンの負圧によって、外側スペース65から内側スペース66に向かって気体が流れるように膜分離の駆動力を働かせることができる。
【0025】
ここで、上記膜分離モジュール6に用いる空気選択透過型分離膜の材質としては、ポリイミド中空糸、スパイラル膜、シリカ、アルミナ、ゼオライト、ZSM、アルミノリン酸塩系モレキュラシーブ(ALPO、SAPO、TAPOやFAPO等)、高分子樹脂の熱分解炭化膜、モルデナイト膜、フェリエライト膜の単独又は複合のハイブリッド平膜やキャピラリ膜等が挙げられる。
分離膜が上記材質であれば、燃料蒸気リッチ成分よりも、比較的小さな分子サイズである窒素や酸素を主成分とする空気リッチ成分の方が、選択的に通過しやすくなる。
従って、上記膜分離モジュール6の透過側排出ポート63からは空気リッチ成分が排出され、非透過側排出ポート64からは燃料蒸気リッチ成分が排出される。
【0026】
また、膜分離モジュール6における膜分離の駆動力には、上述のように、吸入工程で発生するエンジンからの負圧を利用することができる。
図2において、膜分離モジュール6の透過側気体排出ポート63と吸気管4の中間に、負圧コントロールバルブ3が配置されている。
この負圧コントロールバルブ3をエンジンの吸入工程と連動させて、一定負圧以下になったときのみバルブを開放することにより膜分離が制御されるが、膜分離駆動力の差圧が300〜500mmHgとなるように制御されることが好ましい。
【0027】
燃料蒸気は、主に駐車時や給油時に発生するほか、駐車時や給油時にエンジンを停止している場合にも、燃料蒸気が発生し、発生した燃料蒸気は、図2において、経路11を通って上記キャニスタ2内の活性炭に吸着される。
この吸着された燃料蒸気は、エンジンを始動して上記燃料蒸気処理装置を作動させることにより、処理することができる。
即ち、エンジンが始動すると、気体搬送手段であるブロア5が始動し、気体導入ポート(a)23からキャニスタ2に所定の流量で大気中の空気が送り込まれる。キャニスタ2内部の活性炭に吸着された上記燃料蒸気の脱離が開始され、脱離した燃料蒸気は、気体排出ポート22から経路12を通り、気体導入ポート(b)62を経て膜分離モジュール6に送り込まれ、燃料蒸気リッチ成分と空気リッチ成分とに分離される。
【0028】
分離された上記空気リッチ成分は、透過側気体排出ポート63を通ってエンジンの吸気管4に排出される。
また、上記燃料蒸気リッチ成分は、経路14、コンデンサ上部口71を通って、キャニスタ2に内蔵されたコンデンサ7に導入される。
キャニスタパージが開始された直後は、コンデンサ7に十分な冷熱が伝わっていないので、濃縮された燃料蒸気の液化は行われず、コンデンサ下部口72から経路16を経由して、一部の燃料蒸気が燃料タンク1内の液体燃料に吸収されるだけであるが、しばらくすると、パージによる燃料蒸気の脱離による吸熱が冷熱としてコンデンサ7に伝わり、コンデンサ7の温度が低下して、濃縮された燃料蒸気リッチ成分の液化が始まり、燃料タンク1への燃料蒸気の回収効率が上昇する。
このようなサイクルを継続することにより、キャニスタ2内に吸着されていた燃料蒸気は徐々に脱離され、キャニスタ2内の燃料蒸気吸着量を徐々に低下させることができる。
【0029】
図8に、実際にコンデンサ7の温度を測定した結果を示す。
試験条件としては、雰囲気温度:25℃、分離膜に導入する気体の量:5L/min、負圧:400mmHgの条件下で、キャニスタ2内の吸着材のガソリン飽和吸着容量(n−ブタン換算):75gを吸着させた状態から脱離を開始したときのコンデンサA部及びB部の温度の経時変化を示した。コンデンサA部及びB部の位置は、図2に示した。
また、図10に、キャニスタ2内の燃料蒸気の吸着量の経時変化を示す。
図8及び図10において、コンデンサ7の温度が最も低下する10分を過ぎると、液化による回収率が向上し、脱離の進行も速まっている。
【0030】
参考例2
本例においては、上記膜分離モジュールから上記燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポートと上記コンデンサの下部口とが連結し、かつ上記コンデンサの上部口が上記キャニスタと連結し、この連結部が上記キャニスタへの燃料蒸気流入ポートとして機能する構成とした。
図6は、燃料処理装置の他の例を示す断面図であり、本例の構成部材間の接続状態及び燃料蒸気の液化回収の流れを説明する。
燃料タンク1は、経路16を介して、コンデンサ下部口72に接続している。燃料タンク1から発生した燃料蒸気は、経路16を経由してコンデンサ7に入り、ここで液化され、液化された燃料蒸気は、コンデンサ上部口71から経路16に戻り、燃料タンク1に回収される。
液化されなかった燃料蒸気は経路17を経由して燃料蒸気流入ポート21からキャニスタ2へ導入される。キャニスタ2には、実施例1と同様、燃料蒸気流入ポート21と、パージさせる気体(空気)を導入する気体導入ポート(a)23と、パージされた燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポート22と、経路12の途中に気体を搬送する手段としてブロア5とが設けられている。
【0031】
膜分離モジュール6には、参考例1と同様、空気選択透過型分離膜を用いた。 また、気体導入ポート(b)62、透過側気体排出ポート63、非透過側気体排出ポート64が設けられており、透過側気体排出ポート63は、経路15を介してエンジンの吸気管4に接続され、非透過側気体排出ポート64は、経路14に接続されていて、経路14からの濃縮された燃料蒸気リッチ成分と、経路16からの燃料蒸気とが合流し、コンデンサ下部口72からコンデンサ7に燃料蒸気が導入される。
即ち、本例においては、燃料タンク1から発生するベーパーと、膜分離モジュール6から濃縮されて出てきた燃料蒸気リッチ成分とを合流させてからコンデンサ7に導入している。
また、コンデンサ7で液化しきれなかった燃料蒸気リッチ成分はキャニスタ2に導入される。
【0032】
本例では、参考例1に比べて配管が複雑になっているが、燃料タンク1から発生する燃料蒸気が、コンデンサ7を経由してからキャニスタ2に導入される構成になっているので、脱離進行中は、コンデンサ7の温度が低下し、燃料タンク1から発生した燃料蒸気の一部も液化されて回収される。
従って、試験条件を参考例1と同様にした場合、脱離進行中は燃料タンク1から発生した燃料蒸気がキャニスタ2にの進入するのを抑制することができ、参考例1に比べて脱離速度を向上できるという効果がある。
【0033】
(実施例
本例においては、上記燃料リッチ成分の排出ポートと上記コンデンサ下部口との間に、排出される燃料蒸気リッチ成分をエンジン側又は上記コンデンサ側に流通させる切換手段を配置して成る構成とした。
図7は、本発明の燃料処理装置の一実施例を示す断面図であり、本例の構成部材間の接続状態及び燃料蒸気の液化回収の流れを説明する。
図7において、本例の基本的な各要素の接続状態は、参考例2(図6)と同様であるが、膜分離モジュール6と吸気管4とのバイパスとなる経路18を設けて、経路14の途中に設けられた三方バルブ8と吸気管4とを連結させた点が実施例2と異なる。
即ち、本例においては、燃焼による燃料蒸気の処理を併用して、バイパスを設けることにより、速やかなキャニスタパージも可能となるようにした。
【0034】
また、夏季炎天下での駐車は燃料蒸気が発生しやすく、キャニスタ2に多くの燃料蒸気が吸着される。
本例の燃料蒸気処理装置においては、図7で示したように、炎天下駐車後、エンジンを始動させた直後(例えば5分間)に、バイパスである経路18側に三方バルブ8を開いて、パージガスである燃料蒸気を吸気管4に流し、これをエンジンで燃焼させることによって、パージの速度を制御することができる。
分離膜を介さずに直接エンジンに燃料蒸気を送り込むので、パージ流量を3〜5倍に増加させることができる。
また、急速なパージにより、キャニスタ2内のコンデンサ7の温度を急激に低下させることができる。コンデンサ7の温度が低下すれば、燃料蒸気リッチ成分の液化が可能となるので、三方バルブ8を経路14側に開き、液化回収を始めればよい。
従って、キャニスタに多くの燃料蒸気が吸着されているような場合には、エンジン始動直後には燃料蒸気を燃焼処理して、急速にコンデンサの温度を低くしてから燃料蒸気の液化回収を始めれば効率的である。
【0035】
また、夏季の渋滞時又は夏季の炎天下でエンジンをかけながら駐車する場合には、燃料タンクの温度が上昇し、キャニスタパージによる燃料蒸気の脱離量よりも燃料蒸気の発生量が多くなると想定される。このような場合には、三方バルブ8をバイパス18側に開き、パージガスとして流れてくる燃料蒸気をエンジンで燃焼させればよい。
また、コンデンサ7の温度をモニタすることにより、キャニスタ2における燃料蒸気の吸脱着の収支が予測できるので、脱離量が吸着量を上回るように制御すればよい。
ただし、このような運転モードでは、エンジンに燃料蒸気が多く入り込み、リーンバーンや成層燃焼が不可能となる場合があるので、エンジン側において、必要に応じて通常の均質燃焼に戻すような制御を追加することが好ましい。
【0036】
本例の試験条件としては、最初の5分間は、三方バルブを経路18側に開放し、流量15L/minで流し、その後三方バルブ経路14側に開放し、流量5L/minとした。
図9に、コンデンサ7の温度を測定した結果を示し、図10に、キャニスタ2内の燃料蒸気の吸着量の経時変化を示した。
図10において、参考例1よりも、速やかに脱離が進行しており、更に脱離速度を向上できる効果が認められた。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、キャニスタ内の吸着材から燃料蒸気をパージさせるときに発生する吸熱を利用することにより、従来の燃料蒸気の凝縮手段を搭載することなく、ローコストで効率よく燃料蒸気を液化回収できる燃料蒸気処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の燃料蒸気処理装置の一例を示す断面図である。
【図2】 燃料蒸気処理装置の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の燃料蒸気処理装置用コンデンサの一例を示す斜視図である。
【図4】 本発明の燃料蒸気処理装置用コンデンサの一例を示す斜視図である。
【図5】 膜分離モジュールの一例を示す断面図である。
【図6】 燃料蒸気処理装置の他の例を示す断面図である。
【図7】 本発明の燃料蒸気処理装置の一実施例を示す断面図である。
【図8】 コンデンサの温度変化を示すグラフである。
【図9】 コンデンサの温度変化を示すグラフである。
【図10】 キャニスタへの燃料蒸気吸着量の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 燃料タンク
2 キャニスタ
3 負圧コントロールバルブ
4 吸気管
5 ブロア
6 膜分離モジュール
7 コンデンサ
8 三方バルブ
11 経路
12 経路
13 経路
14 経路
15 経路
16 経路
17 経路
18 経路
21 燃料蒸気流入ポート
22 燃料蒸気排出ポート
23 気体導入ポート(a)
61 モジュールケース
62 気体導入ポート(b)
63 透過側気体排出ポート
64 非透過側気体排出ポート
65 外側スペース
66 内側スペース
68 Oリング
71 コンデンサ上部口
72 コンデンサ下部口

Claims (5)

  1. 燃料タンクと、該燃料タンク及び/又は燃料系ラインから発生する燃料蒸気の排出を抑制するキャニスタと、該キャニスタからのパージガスを燃料蒸気リッチ成分と空気リッチ成分とに膜分離する膜分離モジュールと、該膜分離モジュールにより分離濃縮された燃料蒸気リッチ成分を冷却して液化するコンデンサと、を備え、
    上記コンデンサは、上記キャニスタに内蔵され、上記キャニスタから上記燃料蒸気がパージされるときに発生する吸熱エネルギーを利用して冷却され、
    上記燃料蒸気及び/又は上記燃料蒸気リッチ成分を上記コンデンサにより液化回収する燃料蒸気処理装置であって、
    上記膜分離モジュールから上記燃料蒸気リッチ成分を排出する排出ポートと上記コンデンサの下部口とが連結し、かつ上記コンデンサの上部口が上記キャニスタと連結し、この連結部が上記キャニスタへの燃料蒸気流入ポートとして機能し、
    上記燃料リッチ成分の排出ポートと上記コンデンサ下部口との間に、排出される燃料蒸気リッチ成分をエンジン側又は上記コンデンサ側に流通させる切換手段を配置して成ることを特徴とする燃料蒸気処理装置。
  2. 上記コンデンサ下部口と上記燃料タンクとの連結管が、上記燃料タンクの燃料液面下まで延在していることを特徴とする請求項記載の燃料蒸気処理装置。
  3. 上記膜分離モジュールが、空気と上記燃料蒸気の分離係数が少なくとも4以上である空気選択透過型分離膜及び/又は燃料蒸気選択透過型分離膜を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料蒸気処理装置。
  4. 上記膜分離モジュールが空気選択透過型分離膜を備える空気選択透過型モジュールであり、上記燃料蒸気を膜分離するための駆動力としてエンジンの負圧を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料蒸気処理装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つの項に記載の燃料蒸気処理装置に用いられるコンデンサであって、
    上記キャニスタに内蔵され、上部口と下部口を有し、該下部口が上記燃料タンクと連結していることを特徴とする燃料蒸気処理装置用コンデンサ。
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