JP4937986B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
蒸発燃料処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4937986B2 JP4937986B2 JP2008291399A JP2008291399A JP4937986B2 JP 4937986 B2 JP4937986 B2 JP 4937986B2 JP 2008291399 A JP2008291399 A JP 2008291399A JP 2008291399 A JP2008291399 A JP 2008291399A JP 4937986 B2 JP4937986 B2 JP 4937986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- fuel
- concentration
- gas
- dilution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
図1に、本発明の実施例1に係る蒸発燃料処理装置の概略構成図を示す。図1に示されるように、本実施例1の蒸発燃料処理装置は、燃料タンク1から発生する蒸発燃料を吸着捕集するキャニスタ2と、キャニスタ2から脱離された蒸発燃料を含む蒸発燃料含有ガスを、蒸発燃料を高濃度で含む高濃度ガスと蒸発燃料を低濃度で含む低濃度ガスとに分離する分離膜と、キャニスタ2から分離膜モジュールへ蒸発燃料含有ガスを圧送するポンプ5とを有する。分離膜としては、膜に対する蒸発燃料の透過係数が高い蒸発燃料濃縮膜3(以下、単に濃縮膜3と称す)と、膜に対する蒸発燃料の透過係数が空気成分より低い蒸発燃料希釈膜4(以下、単に希釈膜4と称す)の2種類が使用されている。濃縮膜3及び希釈膜4は、それぞれモジュール化ないしユニット化されている。実施例1では、それぞれ内部に濃縮膜3を備える第1・第2の濃縮膜モジュール30・31が直列に2つ設けられ、その下流に内部に希釈膜4を備える希釈膜モジュール40が直列に設けられている。なお、ポンプ5が、本発明の圧送手段に相当する。
図2に、本発明の実施例2に係る蒸発燃料処理装置の概略構成図を示す。実施例2は、濃縮膜3を備える濃縮膜モジュール30と希釈膜4を備える希釈膜モジュール40とをそれぞれ1つずつ有し、希釈膜モジュール40を上流(キャニスタ2側)に設け、これの下流に濃縮膜モジュール30を直列に設けている。具体的には、図2に示すように、燃料タンク1とキャニスタ2とが、エバポライン10を介して連通されている。キャニスタ2と希釈膜モジュール40の非透過室41とが、パージライン11を介して連通されている。パージライン11上には、ポンプ5が設けられている。希釈膜モジュール40の透過室42とキャニスタ2とが、返流ライン15を介して連通されている。希釈膜モジュール40の非透過室41に、濃縮膜モジュール30の非透過室32が直列に連通される。濃縮膜モジュール30の透過室33と燃料タンク1とが、回収ライン12を介して連通されている。濃縮膜モジュール30の非透過室32には、パージライン11におけるポンプ5の上流に至る循環ライン13が連接されている。キャニスタ2には、大気ライン16が連接されている。エバポライン10上に調圧弁20が、循環ライン13上に調圧弁21が、返流ライン15上に調圧弁22が、大気ライン16上に電磁弁23が設けられている。濃縮膜3及び希釈膜4には、実施例1における濃縮膜3及び希釈膜4を使用でき、それぞれのモジュール形態も同様にできる。
図3に、本発明の実施例3に係る蒸発燃料処理装置の概略構成図を示す。実施例3は、濃縮膜3を備える濃縮膜モジュール30を1つ有し、それぞれ希釈膜4を備える第1・第2の希釈膜モジュール40・43を有する。希釈膜モジュール40・43を上流(キャニスタ2側)に設け、これの下流に濃縮膜モジュール30を直列に設けている。具体的には、図3に示すように、燃料タンク1とキャニスタ2とが、エバポライン10を介して連通されている。キャニスタ2と第1の希釈膜モジュール40の非透過室41とが、パージライン11を介して連通されている。パージライン11上には、ポンプ5が設けられている。第1の希釈膜モジュール40の透過室42とキャニスタ2とが、返流ライン15を介して連通されている。第1の希釈膜モジュール40の非透過室41に、第2の希釈膜モジュール43の非透過室44が直列に連通される。第2の希釈膜モジュール43の透過室45には、パージライン11におけるポンプ5の上流に至る循環ライン13が連接されている。第2の希釈膜モジュール43の非透過室44に、濃縮膜モジュール30の非透過室32が直列に連通される。濃縮膜モジュール30の透過室33と燃料タンク1とが、回収ライン12を介して連通されている。濃縮膜モジュール30の非透過室32には、パージライン11におけるポンプ5の上流に至る循環ライン14が連接されている。キャニスタ2には、大気ライン16が連接されている。エバポライン10上に調圧弁20が、循環ライン14上に調圧弁21が、返流ライン15上に調圧弁22が、大気ライン16上に電磁弁23が設けられている。濃縮膜3及び希釈膜4には、実施例1における濃縮膜3及び希釈膜4を使用でき、それぞれのモジュール形態も同様にできる。
上記各実施例では、ポンプ5をパージライン11上に設けて、各分離膜モジュールより上流においてキャにスタ2から分離膜へ蒸発燃料含有ガスを加圧供給させているが、他にも、例えばポンプ5を返流ライン15に設けるなどして、各分離膜モジュールよりも下流においてキャニスタ2から分離膜へ蒸発燃料含有ガスを減圧供給させることもできる。
2 キャニスタ
3 蒸発燃料濃縮膜
4 蒸発燃料希釈膜
5 ポンプ
10 エバポライン
11 パージライン
12 回収ライン
13・14 循環ライン
15 返流ライン
16 大気ライン
30 (第1の)濃縮膜モジュール
31 第2の濃縮膜モジュール
32・34 非透過室
33・35 透過室
40 (第1の)希釈膜モジュール
41・44 非透過室
42・45 透過室
43 第2の希釈膜モジュール
Claims (4)
- 燃料タンクから発生する蒸発燃料を吸着捕集するキャニスタと、前記キャニスタから脱離された蒸発燃料を含む蒸発燃料含有ガスを、蒸発燃料を高濃度で含む高濃度ガスと蒸発燃料を低濃度で含む低濃度ガスとに分離する分離膜と、前記キャニスタから前記分離膜へ蒸発燃料含有ガスを圧送する圧送手段とを有する蒸発燃料処理装置であって、
前記分離膜として、膜に対する蒸発燃料の透過係数が高い蒸発燃料濃縮膜と、膜に対する蒸発燃料の透過係数が低い蒸発燃料希釈膜とを有し、
前記蒸発燃料濃縮膜の非透過側と前記蒸発燃料希釈膜の非透過側とが直列に連通され、
前記蒸発燃料濃縮膜の透過側は前記燃料タンクへ連通され、
前記蒸発燃料希釈膜の透過側は前記キャニスタへ連通又は大気に開放されていることを特徴とする、蒸発燃料処理装置。 - 前記蒸発燃料濃縮膜の非透過側が前記キャニスタと連通され、
前記蒸発燃料希釈膜が前記蒸発燃料濃縮膜の下流に設けられている、請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記蒸発燃料希釈膜の非透過側が前記キャニスタと連通され、
前記蒸発燃料濃縮膜が前記蒸発燃料希釈膜の下流に設けられている、請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記蒸発燃料濃縮膜及び/又は前記蒸発燃料希釈膜は複数個設けられており、
前記燃料タンクへ連通された蒸発燃料濃縮膜の透過側及び前記キャニスタへ連通された蒸発燃料希釈膜の透過側以外で生じるガスのうち少なくとも1つが、最上流に設けられた蒸発燃料濃縮膜又は蒸発燃料希釈膜の上流へ還流される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008291399A JP4937986B2 (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008291399A JP4937986B2 (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 蒸発燃料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010116872A JP2010116872A (ja) | 2010-05-27 |
JP4937986B2 true JP4937986B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=42304684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008291399A Active JP4937986B2 (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | 蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4937986B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5524018B2 (ja) | 2010-10-12 | 2014-06-18 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3806107C2 (de) * | 1988-02-26 | 1994-06-23 | Geesthacht Gkss Forschung | Verfahren zum Austrag organischer Verbindungen aus Luft/Permanentgasgemischen |
JPH0966217A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-03-11 | Nitto Denko Corp | ガス分離方法 |
JPH10314551A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-02 | Sekiyu Sangyo Kasseika Center | 分離方法 |
JP2002166121A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Nippon Sanso Corp | ガス濃縮方法及びガス圧縮機 |
JP3973531B2 (ja) * | 2002-10-10 | 2007-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の蒸発燃料処理装置 |
-
2008
- 2008-11-13 JP JP2008291399A patent/JP4937986B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010116872A (ja) | 2010-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8900350B2 (en) | Separation membrane module and fuel vapor processing apparatus incorporating the same | |
JP5378180B2 (ja) | 分離膜モジュールとこれを備える蒸発燃料処理装置 | |
JP4704266B2 (ja) | 燃料蒸気処理システム | |
JP2011021505A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2012002138A (ja) | 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置 | |
JP5524018B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
WO2009090792A1 (ja) | 車両用蒸発燃料処理装置 | |
JP2001349251A (ja) | 燃料蒸気処理装置 | |
JP4937986B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP5020921B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP5340970B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP5318802B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
US20190249630A1 (en) | Onboard fuel separation for octane-on-demand using membrane distillation | |
JP2009197598A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP5442237B2 (ja) | 分離膜モジュール | |
JP5456637B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
CN215109214U (zh) | 蒸发排放缓解系统 | |
JP2002122046A (ja) | 燃料蒸気回収装置 | |
JP5620962B2 (ja) | 分離膜モジュールとこれを備える蒸発燃料処理装置 | |
JP2004050042A (ja) | ガソリン分離膜モジュールおよび蒸発燃料処理装置 | |
US10941732B1 (en) | Membrane structures for the control of fuel vapor emissions | |
JP5313194B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2009191676A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
US20210172391A1 (en) | Evaporative emission control system | |
JP2014224472A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4937986 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |