JP2002166121A - ガス濃縮方法及びガス圧縮機 - Google Patents
ガス濃縮方法及びガス圧縮機Info
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- JP2002166121A JP2002166121A JP2000362919A JP2000362919A JP2002166121A JP 2002166121 A JP2002166121 A JP 2002166121A JP 2000362919 A JP2000362919 A JP 2000362919A JP 2000362919 A JP2000362919 A JP 2000362919A JP 2002166121 A JP2002166121 A JP 2002166121A
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス分離膜を用いた多段カスケード濃縮法を
採用するに際し、カスケードの組合わせを考慮すること
により、必要となる圧縮機を集約して最少の台数にす
る。 【解決手段】 有用ガス成分を含む混合ガスを原料ガス
とし、前記有用ガス成分を複数の膜モジュールを用いた
多段カスケード濃縮法によって濃縮する方法であって、
前記複数の膜モジュールにそれぞれ導入するガスの圧縮
を、複数の圧縮室を有するコンバイン式多流体同時圧縮
により行う。
採用するに際し、カスケードの組合わせを考慮すること
により、必要となる圧縮機を集約して最少の台数にす
る。 【解決手段】 有用ガス成分を含む混合ガスを原料ガス
とし、前記有用ガス成分を複数の膜モジュールを用いた
多段カスケード濃縮法によって濃縮する方法であって、
前記複数の膜モジュールにそれぞれ導入するガスの圧縮
を、複数の圧縮室を有するコンバイン式多流体同時圧縮
により行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス濃縮方法及び
ガス圧縮機に関し、詳しくは、有用ガスを含む混合ガス
中の有用ガスをガス分離膜や吸着器を使用して濃縮回収
する方法、例えば、酸素、窒素、クリプトン、キセノン
等の有用ガスを、空気や使用済み排ガスから回収して濃
縮する方法、及び、この方法で採用するのに適したガス
圧縮機の構造に関する。
ガス圧縮機に関し、詳しくは、有用ガスを含む混合ガス
中の有用ガスをガス分離膜や吸着器を使用して濃縮回収
する方法、例えば、酸素、窒素、クリプトン、キセノン
等の有用ガスを、空気や使用済み排ガスから回収して濃
縮する方法、及び、この方法で採用するのに適したガス
圧縮機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、空気から高純度の窒素ガスや酸素ガス、酸素富化ガ
スを得る方法として、ガス分離膜を用いた方法や吸着剤
を用いた吸着器による方法が広く採用されるようになっ
てきている。また、空気以外の混合ガスから有用成分、
例えば水素や一酸化炭素を分離回収することも盛んに行
われている。しかし、ガス分離膜の分離係数は、対象と
する混合ガスにもよるが、一般に大きい値が得られてい
ないという問題がある。例えば、空気中の窒素を濃縮す
る場合、実用的なガス透過係数を有するガス分離膜(高
分子膜)においても、その酸素/窒素の分離係数は3〜
5である。
ば、空気から高純度の窒素ガスや酸素ガス、酸素富化ガ
スを得る方法として、ガス分離膜を用いた方法や吸着剤
を用いた吸着器による方法が広く採用されるようになっ
てきている。また、空気以外の混合ガスから有用成分、
例えば水素や一酸化炭素を分離回収することも盛んに行
われている。しかし、ガス分離膜の分離係数は、対象と
する混合ガスにもよるが、一般に大きい値が得られてい
ないという問題がある。例えば、空気中の窒素を濃縮す
る場合、実用的なガス透過係数を有するガス分離膜(高
分子膜)においても、その酸素/窒素の分離係数は3〜
5である。
【0003】したがって、高回収率でかつ高純度に目的
成分を濃縮するには、複数の膜モジュールを用いた多段
カスケードによる濃縮が必要となる。例えば、米国特許
第5378263号明細書には、99.9%以上の高純
度窒素を製造する方法として、3〜5ステージの膜モジ
ュールを使用したカスケード濃縮方法が開示されてい
る。
成分を濃縮するには、複数の膜モジュールを用いた多段
カスケードによる濃縮が必要となる。例えば、米国特許
第5378263号明細書には、99.9%以上の高純
度窒素を製造する方法として、3〜5ステージの膜モジ
ュールを使用したカスケード濃縮方法が開示されてい
る。
【0004】また、特開平10−235127号公報に
は、空気から酸素を製品として採取するにあたり、圧力
変動式吸着分離装置、いわゆるPSA式酸素製造装置と
多段カスケード膜ユニットとを組合わせた方法が開示さ
れている。
は、空気から酸素を製品として採取するにあたり、圧力
変動式吸着分離装置、いわゆるPSA式酸素製造装置と
多段カスケード膜ユニットとを組合わせた方法が開示さ
れている。
【0005】このように、分離係数の小さなガス分離膜
を用いて目的成分のガスを高純度に分離濃縮しようとす
る場合は、多段のカスケードを採用することになるが、
多段にすると、その段数だけガスの再圧縮が必要とな
り、多数の圧縮機を設置しなければならないという問題
があった。
を用いて目的成分のガスを高純度に分離濃縮しようとす
る場合は、多段のカスケードを採用することになるが、
多段にすると、その段数だけガスの再圧縮が必要とな
り、多数の圧縮機を設置しなければならないという問題
があった。
【0006】そこで本発明は、複数のガス分離膜を用い
た多段カスケード濃縮法によって目的とする有用ガス成
分を濃縮するにあたり、カスケードの組合わせを考慮す
ることにより、必要となる圧縮機を集約して最少の台数
で効率よくガスを濃縮することができる方法及びこの方
法に用いるのに最適なガス圧縮機を提供することを目的
としている。
た多段カスケード濃縮法によって目的とする有用ガス成
分を濃縮するにあたり、カスケードの組合わせを考慮す
ることにより、必要となる圧縮機を集約して最少の台数
で効率よくガスを濃縮することができる方法及びこの方
法に用いるのに最適なガス圧縮機を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス分離膜を用いたガスの濃縮方法は、有
用ガス成分を含む混合ガスを原料ガスとし、該原料ガス
中の前記有用ガス成分の分離濃縮を、複数の膜モジュー
ルを用いた多段カスケード濃縮法によって行うガス濃縮
方法であって、前記複数の膜モジュールにそれぞれ導入
するガスの圧縮を、複数の圧縮室を有するコンバイン式
多流体同時圧縮により行うことを特徴とし、特に、前記
コンバイン式多流体同時圧縮における吸入圧力と吐出圧
力とが略同一に設定されていることを特徴としている。
さらに、前記コンバイン式多流体同時圧縮における容量
調節を、圧縮室に設けたバイパス弁で行うことを特徴と
している。
め、本発明のガス分離膜を用いたガスの濃縮方法は、有
用ガス成分を含む混合ガスを原料ガスとし、該原料ガス
中の前記有用ガス成分の分離濃縮を、複数の膜モジュー
ルを用いた多段カスケード濃縮法によって行うガス濃縮
方法であって、前記複数の膜モジュールにそれぞれ導入
するガスの圧縮を、複数の圧縮室を有するコンバイン式
多流体同時圧縮により行うことを特徴とし、特に、前記
コンバイン式多流体同時圧縮における吸入圧力と吐出圧
力とが略同一に設定されていることを特徴としている。
さらに、前記コンバイン式多流体同時圧縮における容量
調節を、圧縮室に設けたバイパス弁で行うことを特徴と
している。
【0008】また、前記多段カスケード濃縮法により前
記有用ガス成分の一次分離濃縮を行った後、吸着器を用
いた圧力変動式吸着分離法による二次分離濃縮を行うと
ともに、該吸着器に導入するガスの圧縮を前記コンバイ
ン式多流体同時圧縮により行うことを特徴とし、前記多
段カスケード濃縮法による一次分離濃縮と圧力変動式吸
着分離法による二次分離濃縮とからなる二段濃縮を複数
組合わせて用いることを特徴としている。さらに、前記
膜モジュールにおけるガス分離膜のガス透過機構がクヌ
ッセン流であることを特徴としている。
記有用ガス成分の一次分離濃縮を行った後、吸着器を用
いた圧力変動式吸着分離法による二次分離濃縮を行うと
ともに、該吸着器に導入するガスの圧縮を前記コンバイ
ン式多流体同時圧縮により行うことを特徴とし、前記多
段カスケード濃縮法による一次分離濃縮と圧力変動式吸
着分離法による二次分離濃縮とからなる二段濃縮を複数
組合わせて用いることを特徴としている。さらに、前記
膜モジュールにおけるガス分離膜のガス透過機構がクヌ
ッセン流であることを特徴としている。
【0009】また、本発明のガス圧縮機は、異なる組成
の混合ガスを圧縮するための複数のシリンダーと、各シ
リンダー内でそれぞれ往復動するピストンと、該複数の
ピストンを一括して作動させるための1本のクランク軸
とを備えていること、あるいは、異なる組成の混合ガス
を圧縮するための複数の圧縮室と、該圧縮室内でガスを
圧縮する圧縮手段と、該複数の圧縮手段を一括して作動
させるための1本のリニア駆動軸とを備えていることを
特徴としている。
の混合ガスを圧縮するための複数のシリンダーと、各シ
リンダー内でそれぞれ往復動するピストンと、該複数の
ピストンを一括して作動させるための1本のクランク軸
とを備えていること、あるいは、異なる組成の混合ガス
を圧縮するための複数の圧縮室と、該圧縮室内でガスを
圧縮する圧縮手段と、該複数の圧縮手段を一括して作動
させるための1本のリニア駆動軸とを備えていることを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のガス濃縮方法を適
用した第1形態例を示す系統図である。このガス濃縮方
法は、5個の膜モジュール1,2,3,4,5をカスケ
ード接続した多段カスケード濃縮法によって混合ガス中
の有用ガス成分を分離濃縮し、高純度で回収するための
ものである。
用した第1形態例を示す系統図である。このガス濃縮方
法は、5個の膜モジュール1,2,3,4,5をカスケ
ード接続した多段カスケード濃縮法によって混合ガス中
の有用ガス成分を分離濃縮し、高純度で回収するための
ものである。
【0011】以下、回収目的とする有用ガス成分がガス
分離膜における非透過ガスである場合を例に挙げて説明
する。まず、有用ガス成分を含む混合ガスからなる原料
ガスMは、管路11から導入され、第1圧縮機6でガス
分離膜でのガス分離に必要な所定の圧力に圧縮された
後、管路12を通って第1膜モジュール1に導入され、
一次分離が行われて非透過ガスからなる一次富化ガス
と、透過ガスからなる一次排ガスとに分離する。
分離膜における非透過ガスである場合を例に挙げて説明
する。まず、有用ガス成分を含む混合ガスからなる原料
ガスMは、管路11から導入され、第1圧縮機6でガス
分離膜でのガス分離に必要な所定の圧力に圧縮された
後、管路12を通って第1膜モジュール1に導入され、
一次分離が行われて非透過ガスからなる一次富化ガス
と、透過ガスからなる一次排ガスとに分離する。
【0012】第1膜モジュール1から管路13に導出さ
れた一次富化ガスは、第2圧縮機7で所定圧力に再び圧
縮された後、管路14を通って第2膜モジュール2に導
入され、二次分離が行われて非透過ガスからなる二次富
化ガスと、透過ガスからなる二次排ガスとに分離する。
れた一次富化ガスは、第2圧縮機7で所定圧力に再び圧
縮された後、管路14を通って第2膜モジュール2に導
入され、二次分離が行われて非透過ガスからなる二次富
化ガスと、透過ガスからなる二次排ガスとに分離する。
【0013】第2膜モジュール2から管路15に導出さ
れた二次富化ガスは、第3圧縮機8で所定圧力に再び圧
縮された後、管路16を通って第3膜モジュール3に導
入され、三次分離が行われて非透過ガスからなる三次富
化ガスと、透過ガスからなる三次排ガスとに分離する。
第3膜モジュール3で分離した三次富化ガスは、管路1
7から製品濃縮ガスPとして導出される。
れた二次富化ガスは、第3圧縮機8で所定圧力に再び圧
縮された後、管路16を通って第3膜モジュール3に導
入され、三次分離が行われて非透過ガスからなる三次富
化ガスと、透過ガスからなる三次排ガスとに分離する。
第3膜モジュール3で分離した三次富化ガスは、管路1
7から製品濃縮ガスPとして導出される。
【0014】このとき、第2膜モジュール2で分離した
二次排ガスは、管路18に導出されて前記管路11の原
料ガスに合流し、第1圧縮機6で圧縮されて管路12か
ら第1膜モジュール1に再導入される。また、第3膜モ
ジュール3で分離した三次排ガスは、管路19に導出さ
れて前記管路13の一次富化ガスに合流し、第2圧縮機
7で圧縮されて管路14から第2膜モジュール2に再導
入される。
二次排ガスは、管路18に導出されて前記管路11の原
料ガスに合流し、第1圧縮機6で圧縮されて管路12か
ら第1膜モジュール1に再導入される。また、第3膜モ
ジュール3で分離した三次排ガスは、管路19に導出さ
れて前記管路13の一次富化ガスに合流し、第2圧縮機
7で圧縮されて管路14から第2膜モジュール2に再導
入される。
【0015】一方、前記第1膜モジュール1で分離した
一次排ガスは、管路21に導出されて第4圧縮機9で再
圧縮され、管路22を通って第4膜モジュール4に導入
され、四次分離が行われて非透過ガスからなる四次富化
ガスと、透過ガスからなる四次排ガスとに分離する。こ
の第4膜モジュール4の四次富化ガスは、管路23に導
出され、前記第2膜モジュール2からの二次排ガスとと
もに前記管路11の原料ガスに合流し、前記第1膜モジ
ュール1に再導入される。
一次排ガスは、管路21に導出されて第4圧縮機9で再
圧縮され、管路22を通って第4膜モジュール4に導入
され、四次分離が行われて非透過ガスからなる四次富化
ガスと、透過ガスからなる四次排ガスとに分離する。こ
の第4膜モジュール4の四次富化ガスは、管路23に導
出され、前記第2膜モジュール2からの二次排ガスとと
もに前記管路11の原料ガスに合流し、前記第1膜モジ
ュール1に再導入される。
【0016】また、第4膜モジュール4から管路24に
導出された四次排ガスは、第5圧縮機10で所定圧力に
圧縮された後、管路25から第5膜モジュール5に導入
されて五次分離が行われ、非透過ガスからなる五次富化
ガスと透過ガスからなる五次排ガスとに分離する。五次
排ガスは、第5膜モジュール5から管路26に排ガスE
として導出され、第5膜モジュール5から管路27に導
出された五次富化ガスは、前記管路21の一次排ガスに
合流し、第4圧縮機9で再圧縮されて第4膜モジュール
4に再導入される。
導出された四次排ガスは、第5圧縮機10で所定圧力に
圧縮された後、管路25から第5膜モジュール5に導入
されて五次分離が行われ、非透過ガスからなる五次富化
ガスと透過ガスからなる五次排ガスとに分離する。五次
排ガスは、第5膜モジュール5から管路26に排ガスE
として導出され、第5膜モジュール5から管路27に導
出された五次富化ガスは、前記管路21の一次排ガスに
合流し、第4圧縮機9で再圧縮されて第4膜モジュール
4に再導入される。
【0017】このように膜モジュールを5個使用した多
段カスケード濃縮法においては、各膜モジュールに導入
する異なる組成の混合ガスを所定圧力にそれぞれ圧縮す
るために5台の圧縮機を必要とする。このようなとき
に、各膜モジュールの中のいくつかにおける操作圧力、
即ち圧縮機の吐出圧力を同一とし、各排ガス圧力、即ち
圧縮機の吸入圧力を同一に設定することにより、複数の
圧縮室を有する圧縮機を1台設置してコンバイン式多流
体同時圧縮でガスを所定圧力に圧縮することができ、複
数のガスを所定圧力に同時に圧縮して各膜モジュールに
それぞれ導入することができる。これにより、設備構成
の簡素化を図ることができ、設置面積の縮小や圧縮機の
コスト低減等が可能となる。
段カスケード濃縮法においては、各膜モジュールに導入
する異なる組成の混合ガスを所定圧力にそれぞれ圧縮す
るために5台の圧縮機を必要とする。このようなとき
に、各膜モジュールの中のいくつかにおける操作圧力、
即ち圧縮機の吐出圧力を同一とし、各排ガス圧力、即ち
圧縮機の吸入圧力を同一に設定することにより、複数の
圧縮室を有する圧縮機を1台設置してコンバイン式多流
体同時圧縮でガスを所定圧力に圧縮することができ、複
数のガスを所定圧力に同時に圧縮して各膜モジュールに
それぞれ導入することができる。これにより、設備構成
の簡素化を図ることができ、設置面積の縮小や圧縮機の
コスト低減等が可能となる。
【0018】複数の圧縮室を有する圧縮機としては、例
えば図2乃至図4にそれぞれ概略図で示すような構造の
ガス圧縮機を用いることができる。図2に示すガス圧縮
機の第1形態例は、4個のシリンダー31S,32S,
33S,34Sを有する4筒単段の圧縮機であって、各
シリンダー内の各ピストン31P,32P,33P,3
4Pを、1本のクランク軸35によるクランク機構で一
括して駆動するように形成されている。
えば図2乃至図4にそれぞれ概略図で示すような構造の
ガス圧縮機を用いることができる。図2に示すガス圧縮
機の第1形態例は、4個のシリンダー31S,32S,
33S,34Sを有する4筒単段の圧縮機であって、各
シリンダー内の各ピストン31P,32P,33P,3
4Pを、1本のクランク軸35によるクランク機構で一
括して駆動するように形成されている。
【0019】したがって、クランク軸35をモーター等
で駆動して各ピストンを作動させることにより、各シリ
ンダーの圧縮室36,37,38,39に設けられてた
吸入部36i,37i,38i,39iからガスを吸込
み、吐出部36o,37o,38o,39oから所定圧
力のガスをそれぞれ吐出することができる。
で駆動して各ピストンを作動させることにより、各シリ
ンダーの圧縮室36,37,38,39に設けられてた
吸入部36i,37i,38i,39iからガスを吸込
み、吐出部36o,37o,38o,39oから所定圧
力のガスをそれぞれ吐出することができる。
【0020】図3に示すガス圧縮機の第2形態例は、2
個のシリンダー41S,42Sを有する2筒復動単段の
圧縮機であって、両シリンダー内のピストン41P,4
2Pを1本のクランク軸43によるクランク機構で駆動
することにより、両シリンダーにそれぞれ2室設けられ
た圧縮室44,45,46,47において、吸入部44
i,45i,46i,47iからガスを吸込み、吐出部
44o,45o,46o,47oから所定圧力のガスを
それぞれ吐出するように形成されている。
個のシリンダー41S,42Sを有する2筒復動単段の
圧縮機であって、両シリンダー内のピストン41P,4
2Pを1本のクランク軸43によるクランク機構で駆動
することにより、両シリンダーにそれぞれ2室設けられ
た圧縮室44,45,46,47において、吸入部44
i,45i,46i,47iからガスを吸込み、吐出部
44o,45o,46o,47oから所定圧力のガスを
それぞれ吐出するように形成されている。
【0021】図4に示すガス圧縮機の第3形態例は、1
軸の4流体1段圧縮機であって、シリンダー51内を3
個の隔壁51a,51b,51cによって4室の圧縮室
52,53,54,55を形成し、各圧縮室内にそれぞ
れ配置したピストン52P,53P,54P,55Pを
一本のリニア駆動軸56で一括して作動させることによ
り、各圧縮室に設けた吸入部52i,53i,54i,
55iからガスを吸込み、吐出部52o,53o,54
o,55oから所定圧力のガスをそれぞれ吐出するよう
に形成されている。
軸の4流体1段圧縮機であって、シリンダー51内を3
個の隔壁51a,51b,51cによって4室の圧縮室
52,53,54,55を形成し、各圧縮室内にそれぞ
れ配置したピストン52P,53P,54P,55Pを
一本のリニア駆動軸56で一括して作動させることによ
り、各圧縮室に設けた吸入部52i,53i,54i,
55iからガスを吸込み、吐出部52o,53o,54
o,55oから所定圧力のガスをそれぞれ吐出するよう
に形成されている。
【0022】なお、各混合ガスにおける処理量(流量)
が異なる場合は、圧縮室の容積を処理量に対応する容積
にしてもよいが、各圧縮室の容積は同一として吐出部と
吸入部とを接続するパイパス回路にバイパス弁を設け、
このバイパス弁の開度を調節することによって処理量の
変動に対応することができる。
が異なる場合は、圧縮室の容積を処理量に対応する容積
にしてもよいが、各圧縮室の容積は同一として吐出部と
吸入部とを接続するパイパス回路にバイパス弁を設け、
このバイパス弁の開度を調節することによって処理量の
変動に対応することができる。
【0023】さらに、圧縮比を変えることによって吸入
圧力や吐出圧力が異なる場合も対応が可能である。ま
た、図2乃至図4に示した各形態例では、往復動式の圧
縮機を例示したが、遠心式等、その他の圧縮形式のもの
も用いることができる。さらに、カスケードの各段にお
ける圧力を揃えることにより、このような圧縮機の設計
を容易にできるが、多少の圧力差があったとしても、圧
縮機の設計に大きな影響はない。
圧力や吐出圧力が異なる場合も対応が可能である。ま
た、図2乃至図4に示した各形態例では、往復動式の圧
縮機を例示したが、遠心式等、その他の圧縮形式のもの
も用いることができる。さらに、カスケードの各段にお
ける圧力を揃えることにより、このような圧縮機の設計
を容易にできるが、多少の圧力差があったとしても、圧
縮機の設計に大きな影響はない。
【0024】使用するガス分離膜については、空気から
の窒素又は酸素の分離、アンモニアパージガスからの水
素の分離等、分離対象となるガス成分によって多くのガ
ス分離膜が存在するが、分離するガス成分のどのような
組み合せにも対応できる膜の製作が可能であり、その最
適膜の研究がなされている。例えば、窒素とクリプト
ン、キセノン等の希ガスとの混合ガスの分離において、
膜におけるガスの透過機構がクヌッセン流(分子流)の
場合、窒素とクリプトン及びキセノンとのガス透過係数
比は、窒素とクリプトン及びキセノンの分子質量比の平
方根の逆数をとった値であるKr/N2=1.73、X
e/N2=2.17となる。
の窒素又は酸素の分離、アンモニアパージガスからの水
素の分離等、分離対象となるガス成分によって多くのガ
ス分離膜が存在するが、分離するガス成分のどのような
組み合せにも対応できる膜の製作が可能であり、その最
適膜の研究がなされている。例えば、窒素とクリプト
ン、キセノン等の希ガスとの混合ガスの分離において、
膜におけるガスの透過機構がクヌッセン流(分子流)の
場合、窒素とクリプトン及びキセノンとのガス透過係数
比は、窒素とクリプトン及びキセノンの分子質量比の平
方根の逆数をとった値であるKr/N2=1.73、X
e/N2=2.17となる。
【0025】このような値をもつガス分離膜としては、
高分子膜、カーボン膜、セラミック膜、金属焼結体等が
あり、比較的簡単に作製することができる。また、必要
な濃縮度及び回収率に合わせてカスケードの段数を設定
することができる。前例のクヌッセン流(分子流)の場
合のように、比較的低いガス透過係数比であっても、多
段カスケード濃縮法によって容易に濃縮し、回収率を上
げることが可能である。また、分子ふるい効果のある膜
では、更に大きなガス透過係数比が期待されるので、高
濃縮、高回収率、カスケード段数の低減等のより大きな
効果を得ることが可能となる。
高分子膜、カーボン膜、セラミック膜、金属焼結体等が
あり、比較的簡単に作製することができる。また、必要
な濃縮度及び回収率に合わせてカスケードの段数を設定
することができる。前例のクヌッセン流(分子流)の場
合のように、比較的低いガス透過係数比であっても、多
段カスケード濃縮法によって容易に濃縮し、回収率を上
げることが可能である。また、分子ふるい効果のある膜
では、更に大きなガス透過係数比が期待されるので、高
濃縮、高回収率、カスケード段数の低減等のより大きな
効果を得ることが可能となる。
【0026】図5及び図6は、本発明のガス濃縮方法を
適用した第2形態例及びその変形例を示す概略系統図で
あって、前述のような複数の膜モジュールを使用した多
段カスケード濃縮法と、吸着器を用いた圧力変動式吸着
分離法による二次分離濃縮とを組合わせた装置構成の一
例を示している。
適用した第2形態例及びその変形例を示す概略系統図で
あって、前述のような複数の膜モジュールを使用した多
段カスケード濃縮法と、吸着器を用いた圧力変動式吸着
分離法による二次分離濃縮とを組合わせた装置構成の一
例を示している。
【0027】圧力変動式吸着分離法は、複数、例えば2
個の吸着器60A,60B内に、有用ガス成分を難吸着
成分とする吸着剤を充填し、両吸着器60A,60B
を、相対的に高い圧力で有用ガス成分以外のガス成分を
吸着剤に吸着させる吸着工程と、相対的に低い圧力で吸
着剤に吸着したガスを脱着させる再生工程とに交互に切
換えることにより、目的とする有用ガス成分を連続的に
分離濃縮するものである。吸着剤には、原料ガスの組成
や濃縮する有用ガス成分の種類に応じて、例えば、ゼオ
ライトや活性炭等の吸着剤を適宜に選択することができ
る。
個の吸着器60A,60B内に、有用ガス成分を難吸着
成分とする吸着剤を充填し、両吸着器60A,60B
を、相対的に高い圧力で有用ガス成分以外のガス成分を
吸着剤に吸着させる吸着工程と、相対的に低い圧力で吸
着剤に吸着したガスを脱着させる再生工程とに交互に切
換えることにより、目的とする有用ガス成分を連続的に
分離濃縮するものである。吸着剤には、原料ガスの組成
や濃縮する有用ガス成分の種類に応じて、例えば、ゼオ
ライトや活性炭等の吸着剤を適宜に選択することができ
る。
【0028】原料ガスMは、管路61から第1圧縮機6
2に導入されて膜分離に必要な圧力まで圧縮され、管路
63を通って第1膜モジュール64に導入され、一次分
離が行われて非透過ガスからなる一次富化ガスと、透過
ガスからなる一次排ガスとに分離する。この一次排ガス
は、最終排ガスEとして管路65から導出される。
2に導入されて膜分離に必要な圧力まで圧縮され、管路
63を通って第1膜モジュール64に導入され、一次分
離が行われて非透過ガスからなる一次富化ガスと、透過
ガスからなる一次排ガスとに分離する。この一次排ガス
は、最終排ガスEとして管路65から導出される。
【0029】一次富化ガスは、第1膜モジュール64か
ら管路66に導出され、第2圧縮機67で膜分離に必要
な圧力に再圧縮された後、管路68を通って第2膜モジ
ュール69に導入され、二次分離が行われて非透過ガス
からなる二次富化ガスと、透過ガスからなる二次排ガス
とに分離する。管路70に導出した二次排ガスは、前記
管路61の原料ガスに合流して第1圧縮機62に導入さ
れ、再圧縮されて第1膜モジュール64での再分離に供
される。
ら管路66に導出され、第2圧縮機67で膜分離に必要
な圧力に再圧縮された後、管路68を通って第2膜モジ
ュール69に導入され、二次分離が行われて非透過ガス
からなる二次富化ガスと、透過ガスからなる二次排ガス
とに分離する。管路70に導出した二次排ガスは、前記
管路61の原料ガスに合流して第1圧縮機62に導入さ
れ、再圧縮されて第1膜モジュール64での再分離に供
される。
【0030】第2膜モジュール69から管路71に導出
した二次富化ガスは、第3圧縮機72で吸着器での吸着
工程に必要な圧力に圧縮され、管路73を通って吸着工
程にある吸着器、例えば吸着器60Aに導入される。吸
着器60Aでは、吸着剤に易吸着成分ガスが吸着するこ
とよって難吸着成分ガスと易吸着成分ガスとが分離し、
有用ガス成分を含む難吸着成分からなる三次富化ガスが
吸着器60Aから管路74に導出する。この三次富化ガ
スは、製品貯槽75を通り、管路76から製品濃縮ガス
Pとして導出される。
した二次富化ガスは、第3圧縮機72で吸着器での吸着
工程に必要な圧力に圧縮され、管路73を通って吸着工
程にある吸着器、例えば吸着器60Aに導入される。吸
着器60Aでは、吸着剤に易吸着成分ガスが吸着するこ
とよって難吸着成分ガスと易吸着成分ガスとが分離し、
有用ガス成分を含む難吸着成分からなる三次富化ガスが
吸着器60Aから管路74に導出する。この三次富化ガ
スは、製品貯槽75を通り、管路76から製品濃縮ガス
Pとして導出される。
【0031】この吸着器60Aが吸着工程を行っている
間、吸着器60Bは再生工程を行っている。この再生工
程は、吸着器60B内のガスを放出して圧力を下げるこ
とにより、吸着剤に吸着していた易吸着成分ガスを管路
77に導出する工程と、前記製品貯槽75内の三次富化
ガスの一部を管路78から吸着器60Bに逆流させて吸
着器60B内のガスを管路77に押出す工程とによって
行われ、これによって吸着剤が再生される。管路77に
導出した易吸着成分ガス、即ち三次排ガスは、前記管路
66の一次富化ガスに合流して第2圧縮機67で圧縮さ
れ、第2膜モジュール69での分離に再度供される。
間、吸着器60Bは再生工程を行っている。この再生工
程は、吸着器60B内のガスを放出して圧力を下げるこ
とにより、吸着剤に吸着していた易吸着成分ガスを管路
77に導出する工程と、前記製品貯槽75内の三次富化
ガスの一部を管路78から吸着器60Bに逆流させて吸
着器60B内のガスを管路77に押出す工程とによって
行われ、これによって吸着剤が再生される。管路77に
導出した易吸着成分ガス、即ち三次排ガスは、前記管路
66の一次富化ガスに合流して第2圧縮機67で圧縮さ
れ、第2膜モジュール69での分離に再度供される。
【0032】このように、膜分離と吸着分離とを組合わ
せて分離濃縮を行うことにより、膜分離のみでは得られ
なかった純度の製品濃縮ガスを得ることができる。な
お、吸着分離後の三次排ガスにおける有用成分濃度が比
較的低い場合は、図6の概略系統図に示すように、管路
77の三次排ガスを管路61の原料ガスに合流させるよ
うにしてもよい。
せて分離濃縮を行うことにより、膜分離のみでは得られ
なかった純度の製品濃縮ガスを得ることができる。な
お、吸着分離後の三次排ガスにおける有用成分濃度が比
較的低い場合は、図6の概略系統図に示すように、管路
77の三次排ガスを管路61の原料ガスに合流させるよ
うにしてもよい。
【0033】本形態例においても、各圧縮機62,6
7,72を前記図2乃至図4に示したような圧縮機を使
用してコンバイン式多流体同時圧縮を行うことにより、
設備構成の簡素化、設置面積の縮小、圧縮機コストの低
減等を図ることができる。また、多段カスケード濃縮法
による一次分離濃縮と圧力変動式吸着分離法による二次
分離濃縮とからなる二段濃縮を複数組合わせて用いるこ
とにより、更に効率よく高濃度で有用ガス成分を濃縮回
収することができる。
7,72を前記図2乃至図4に示したような圧縮機を使
用してコンバイン式多流体同時圧縮を行うことにより、
設備構成の簡素化、設置面積の縮小、圧縮機コストの低
減等を図ることができる。また、多段カスケード濃縮法
による一次分離濃縮と圧力変動式吸着分離法による二次
分離濃縮とからなる二段濃縮を複数組合わせて用いるこ
とにより、更に効率よく高濃度で有用ガス成分を濃縮回
収することができる。
【0034】
【実施例】実施例1 図1の第1形態例に示した多段カスケード濃縮法によ
り、窒素とクリプトンとの各50%の混合ガスを原料ガ
スとし、クリプトンを分離濃縮して回収する操作のシミ
ュレーションを行った。原料ガスの導入量は2NL/m
in(NLは、0℃、1気圧に換算した体積を表す。)
とし、5個の膜モジュールの内、第1〜第4膜モジュー
ル1〜4の操作圧力は450kPaに統一し、図2に示
す構造の圧縮機を用いて圧縮した。なお、流量調節はバ
イパス弁により行った。ガス分離膜のガス透過係数は、
窒素が3×107mol/(m2Pa・s)であり、ガ
ス透過係数比(分離係数)はKr/N2=1.73であ
る。各膜モジュールの膜表面積は0.047m2とし
た。このとき、各膜モジュールからの排ガスの圧力は約
10kPaであった。ガス温度は100℃とした。
り、窒素とクリプトンとの各50%の混合ガスを原料ガ
スとし、クリプトンを分離濃縮して回収する操作のシミ
ュレーションを行った。原料ガスの導入量は2NL/m
in(NLは、0℃、1気圧に換算した体積を表す。)
とし、5個の膜モジュールの内、第1〜第4膜モジュー
ル1〜4の操作圧力は450kPaに統一し、図2に示
す構造の圧縮機を用いて圧縮した。なお、流量調節はバ
イパス弁により行った。ガス分離膜のガス透過係数は、
窒素が3×107mol/(m2Pa・s)であり、ガ
ス透過係数比(分離係数)はKr/N2=1.73であ
る。各膜モジュールの膜表面積は0.047m2とし
た。このとき、各膜モジュールからの排ガスの圧力は約
10kPaであった。ガス温度は100℃とした。
【0035】運転条件及び結果を表1に示す。この結
果、第3膜モジュール3から導出される製品濃縮ガス
は、クリプトン濃度が90%であり、クリプトンの回収
率は70%となった。
果、第3膜モジュール3から導出される製品濃縮ガス
は、クリプトン濃度が90%であり、クリプトンの回収
率は70%となった。
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 図5の第2形態例に示した膜分離と吸着分離とを組合わ
せた方法により、実施例1と同様に、窒素とクリプトン
との各50%の混合ガスを原料ガスとし、クリプトンを
分離濃縮して回収する操作のシミュレーションを行っ
た。吸着剤にはゼオライトを使用した。その結果、吸着
器からクリプトン濃度が99%以上に精製されたクリプ
トンガスを得ることができた。
せた方法により、実施例1と同様に、窒素とクリプトン
との各50%の混合ガスを原料ガスとし、クリプトンを
分離濃縮して回収する操作のシミュレーションを行っ
た。吸着剤にはゼオライトを使用した。その結果、吸着
器からクリプトン濃度が99%以上に精製されたクリプ
トンガスを得ることができた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多段カスケード濃縮法によって有用ガス成分を高回収率
で高濃度まで効率よく濃縮することができ、各カスケー
ドの各段の圧力を調整して複数の圧縮室を有するコンバ
イン式多流体同時圧縮を行うことにより、各段に独立の
圧縮機を設置するに比べて格段に装置コストを削減で
き、設置スペースを削減することできる。さらに、各段
における圧力、流量を揃えることにより、圧縮機の設計
及び装置の運転制御を容易に行うことができる。
多段カスケード濃縮法によって有用ガス成分を高回収率
で高濃度まで効率よく濃縮することができ、各カスケー
ドの各段の圧力を調整して複数の圧縮室を有するコンバ
イン式多流体同時圧縮を行うことにより、各段に独立の
圧縮機を設置するに比べて格段に装置コストを削減で
き、設置スペースを削減することできる。さらに、各段
における圧力、流量を揃えることにより、圧縮機の設計
及び装置の運転制御を容易に行うことができる。
【図1】 本発明のガス濃縮方法を適用した第1形態例
を示す系統図である。
を示す系統図である。
【図2】 本発明のガス圧縮機の第1形態例を示す概略
図である。
図である。
【図3】 本発明のガス圧縮機の第2形態例を示す概略
図である。
図である。
【図4】 本発明のガス圧縮機の第3形態例を示す概略
図である。
図である。
【図5】 本発明のガス濃縮方法を適用した第2形態例
を示す系統図である。
を示す系統図である。
【図6】 本発明のガス濃縮方法を適用した第2形態例
の変形例を示す系統図である。
の変形例を示す系統図である。
1,2,3,4,5…膜モジュール、6,7,8,9,
10…圧縮機、E…排ガス、M…原料ガス、P…製品濃
縮ガス、31P,32P,33P,34P…ピストン、
31S,32S,33S,34S…シリンダー、35…
クランク軸、36i,37i,38i,39i…吸入
部、36o,37o,38o,39o…吐出部、41
P,42P…ピストン、41S,42S…シリンダー、
43…クランク軸、44,45,46,47…圧縮室、
44i,45i,46i,47i…吸入部、44o,4
5o,46o,47o…吐出部、51…シリンダー、5
1a,51b,51c…隔壁、52,53,54,55
…圧縮室、52P,53P,54P,55P…ピスト
ン、56…リニア駆動軸、52i,53i,54i,5
5i…吸入部、52o,53o,54o,55o…吐出
部、60A,60B…吸着器、62…第1圧縮機、64
…第1膜モジュール、67…第2圧縮機、69…第2膜
モジュール、72…第3圧縮機、75…製品貯槽
10…圧縮機、E…排ガス、M…原料ガス、P…製品濃
縮ガス、31P,32P,33P,34P…ピストン、
31S,32S,33S,34S…シリンダー、35…
クランク軸、36i,37i,38i,39i…吸入
部、36o,37o,38o,39o…吐出部、41
P,42P…ピストン、41S,42S…シリンダー、
43…クランク軸、44,45,46,47…圧縮室、
44i,45i,46i,47i…吸入部、44o,4
5o,46o,47o…吐出部、51…シリンダー、5
1a,51b,51c…隔壁、52,53,54,55
…圧縮室、52P,53P,54P,55P…ピスト
ン、56…リニア駆動軸、52i,53i,54i,5
5i…吸入部、52o,53o,54o,55o…吐出
部、60A,60B…吸着器、62…第1圧縮機、64
…第1膜モジュール、67…第2圧縮機、69…第2膜
モジュール、72…第3圧縮機、75…製品貯槽
フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA04 BB11 BB21 CC24 CC28 CC91 4D006 GA42 JA52A JA56A JA63A KA12 KA51 KA54 KA55 KA63 KA68 KA72 KB12 KE07Q KE08Q MB04 MB06 MC03 MC05 PA04 PB17 PB19 PB62 PB63 PB70 PC71 4D012 CA20 CD07 CG01 CH08 CJ03 CJ10
Claims (8)
- 【請求項1】 有用ガス成分を含む混合ガスを原料ガス
とし、該原料ガス中の前記有用ガス成分の分離濃縮を、
複数の膜モジュールを用いた多段カスケード濃縮法によ
って行うガス濃縮方法であって、前記複数の膜モジュー
ルにそれぞれ導入するガスの圧縮を、複数の圧縮室を有
するコンバイン式多流体同時圧縮により行うことを特徴
とするガス濃縮方法。 - 【請求項2】 前記複数の膜モジュールにおける操作圧
力及び排ガス圧力が略同一に設定されていることを特徴
とする請求項1記載のガス濃縮方法。 - 【請求項3】 前記コンバイン式多流体同時圧縮におけ
る容量調節を、圧縮室に設けたバイパス弁で行うことを
特徴とする請求項1記載のガス濃縮方法。 - 【請求項4】 前記多段カスケード濃縮法により前記有
用ガス成分の一次分離濃縮を行った後、吸着器を用いた
圧力変動式吸着分離法による二次分離濃縮を行うととも
に、該吸着器に導入するガスの圧縮を前記コンバイン式
多流体同時圧縮により行うことを特徴とする請求項1記
載のガス濃縮方法。 - 【請求項5】 前記多段カスケード濃縮法による一次分
離濃縮と圧力変動式吸着分離法による二次分離濃縮とか
らなる二段濃縮を複数組合わせて用いることを特徴とす
る請求項4記載のガス濃縮方法。 - 【請求項6】 前記膜モジュールにおけるガス分離膜の
ガス透過機構がクヌッセン流であることを特徴とする請
求項1記載のガス濃縮方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項記載のガ
ス濃縮方法に使用するガス圧縮機であって、異なる組成
の混合ガスを圧縮するための複数のシリンダーと、各シ
リンダー内でそれぞれ往復動するピストンと、該複数の
ピストンを一括して作動させるための1本のクランク軸
とを備えていることを特徴とするガス圧縮機。 - 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれか1項記載のガ
ス濃縮方法に使用するガス圧縮機であって、異なる組成
の混合ガスを圧縮するための複数の圧縮室と、該圧縮室
内でガスを圧縮する圧縮手段と、該複数の圧縮手段を一
括して作動させるための1本のリニア駆動軸とを備えて
いることを特徴とするガス圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362919A JP2002166121A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ガス濃縮方法及びガス圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362919A JP2002166121A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ガス濃縮方法及びガス圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002166121A true JP2002166121A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18834116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000362919A Pending JP2002166121A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ガス濃縮方法及びガス圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002166121A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247654A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Hiroshima Univ | アンモニアの分離方法、製造方法、及び気体分離膜 |
JP2009501031A (ja) * | 2005-07-14 | 2009-01-15 | クラウス シュミット | ガス混合物を提供する装置及び方法 |
JP2009544382A (ja) * | 2006-07-26 | 2009-12-17 | クラウス シュミット | 人工呼吸器をつけている患者の呼気中の希ガスの膜分離による保持 |
JP2010116872A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Aisan Ind Co Ltd | 蒸発燃料処理装置 |
CN102359895A (zh) * | 2011-08-15 | 2012-02-22 | 西北核技术研究所 | 一种大气中氙的常温富集取样方法及装置 |
CN102508285A (zh) * | 2011-11-28 | 2012-06-20 | 西北核技术研究所 | 一种大气中氙的低温富集取样方法和装置 |
-
2000
- 2000-11-29 JP JP2000362919A patent/JP2002166121A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501031A (ja) * | 2005-07-14 | 2009-01-15 | クラウス シュミット | ガス混合物を提供する装置及び方法 |
JP2009544382A (ja) * | 2006-07-26 | 2009-12-17 | クラウス シュミット | 人工呼吸器をつけている患者の呼気中の希ガスの膜分離による保持 |
JP2008247654A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Hiroshima Univ | アンモニアの分離方法、製造方法、及び気体分離膜 |
JP2010116872A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Aisan Ind Co Ltd | 蒸発燃料処理装置 |
CN102359895A (zh) * | 2011-08-15 | 2012-02-22 | 西北核技术研究所 | 一种大气中氙的常温富集取样方法及装置 |
CN102508285A (zh) * | 2011-11-28 | 2012-06-20 | 西北核技术研究所 | 一种大气中氙的低温富集取样方法和装置 |
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