JP3659421B1 - 窓用結露防止・断熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 開口41hを形成する周回した四辺が所定の幅とされ、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定の厚さを有した矩形状の枠体21と、この枠体21の窓ガラスGと反対側の面に枠体21の開口21hを閉塞するように張り付けられ、窓ガラスGとの間に密閉した空気層aを形成するフィルム31と、枠体21の窓ガラスGと反対側の面にフィルム31を介して張り付けられた、枠体21と同形の化粧板41とからなり、枠体21の窓ガラスGと反対側の面(フィルム31が張り付けられる面)に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む周回する段差22aを設ける。
【選択図】 図3
Description
そして、窓ガラスに結露した水滴は、屋内のカーテン生地を汚染するばかりでなく、冬季の屋内暖房効果を低下させ、エネルギーのロスを発生させる。
これを防ぐため、窓ガラスを二重構造にすることが知られている。
また、スペーサーテープを窓ガラスに張り付けた上、このスペーサーテープに断熱用フィルムを張り付けるのを現場で行わなければならないので、取付作業を作業性よく行うことができなかった。
(1)開口を形成する周回した四辺が所定の幅とされ、窓ガラスの一方の面に張り付けられる所定の厚さを有した矩形状の枠体と、この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムとからなる窓用結露防止・断熱装置において、前記枠体の一側の全域に、前記窓ガラスとクレセント受けとの間へ一部分が挿入され、前記窓ガラスの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部を前記枠体と一体に設けたことを特徴とする。
(2)(1)に記載の窓用結露防止・断熱装置において、前記側板部に、前記窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を設けたことを特徴とする。
(3)開口を形成する周回した四辺が第1の幅とされ、外形が窓ガラスの外形の大きさとされた矩形状に形成され、前記窓ガラスとともにガラス障子の障子枠に取り付けられる板体と、周回する四辺が第2の幅とされ、前記板体の開口と同じ大きさの開口を有し、前記両開口を重ねて前記板体の一方の面に一体に設けられ、周回する外側へ前記板体が突出する所定の厚さを有した矩形状の枠体と、この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムとからなる窓用結露防止・断熱装置。
(4)開口を形成する周回した四辺が第1の幅とされ、外形が窓ガラスの外形の大きさとされた矩形状に形成され、前記窓ガラスとともにガラス障子の障子枠に取り付けられる板体と、周回する四辺が第2の幅とされ、前記板体の開口と同じ大きさの開口を有し、前記両開口を重ねて前記板体の一方の面に張り付けられた状態で、周回する外側へ前記板体が突出する所定の厚さを有した矩形状の枠体と、この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムとからなる窓用結露防止・断熱装置。
(5)(3)または(4)に記載の窓用結露防止・断熱装置において、前記枠体の外側に位置する前記板体の四側の部分に、前記窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を独立させて、または、周回させて設けたことを特徴とする。
そして、枠体の一側の全域に、窓ガラスとクレセント受けとの間へ一部分が挿入され、窓ガラスの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部を枠体と一体に設けたので、クレセント受けの取り付けられているガラス障子に窓用結露防止・断熱装置を取り付けても、充分な結露防止効果、断熱効果を得ることができる。
さらに、側板部に、窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を設けたので、側板部部分においても結露防止効果を得ることができる。
また、枠体と一体の板体の外形を窓ガラスの外形の大きさにしたので、また、枠体を張り付ける、外形を窓ガラスの外形の大きさにした板体を設けたので、障子枠に窓ガラスを取り付ける際、ゴムパッキングなどのシール材を用いて板体を窓ガラスとともに障子枠に取り付けることにより、ガラス障子に窓用結露防止・断熱装置を最初から、または、改装時にも取り付けることができる。
そして、枠体の外側に位置する板体の四側の部分に、窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を独立させて、または、周回させて設けたので、枠体の外側の板体部分においても結露防止効果を得ることができる。
図1は参考例である窓用結露防止・断熱装置の一部を破断するとともに一部を省略した正面図、図2は図1に示した枠体の構成を示す分解部分斜視図、図3は図1に示した窓用結露防止・断熱装置をガラス障子に取り付けた状態を示す図1のA−A線に相当する部分拡大断面図である。
なお、この参考例における窓用結露防止・断熱装置Mの厚さ、すなわち、枠体21のフィルム31と反対側から化粧板41のフィルム31と反対側までの厚さは、図3に示すように、枠体21を窓ガラスGに両面接着テープ29(図2参照)で張り付けた状態で、障子枠Fが形成する面fから突出しない厚さとされている。
そして、枠体21は所定の幅(第2の幅)で、連結部分を封止(シール)した4つの枠部材22で囲まれる開口21hは、矩形を形成している。
また、枠体21を構成する各枠部材22には、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む直線状の段差22aが設けられている。
したがって、各枠部材22を連結し、連結部分を封止(シール)すると、段差22aは周回する。
なお、22bは、長辺同士の中央部分を連結して補強するとともに、中心にねじを螺合させることのできるC字状部分を有し、長手方向へ連なる補強部分を示す。
そして、各連結部24aの挿入孔22hに対応する外側部分に、図2に示すように、皿ねじ25が螺合するねじ孔24sが設けられている。
まず、4つの枠部材22を、図2に示すように、段差22aを有する面を同じ側にし、連結片24および皿ねじ25を使用して矩形状に連結、固定するとともに、連結部分を封止(シール)し、枠体21を組み立てる。
そして、図1および図3に示すように、枠体21の段差22aの内側(厚さの厚い部分)に、周回させて両面接着テープ(図示省略)を張り付け、この両面接着テープを利用して枠体21の開口21hを閉塞するように、フィルム31を枠体21に張り付ける。
このようにしてフィルム31を枠体21に張り付けた後、フィルム31の上から段差22aの部分にカッタの刃を当て、段差22aに沿ってカッタの刃を移動させることにより、段差22aの形状にフィルム31を切断し、切断したフィルム31の外側部分を排除する。
なお、化粧板41をフィルム31に張り付けた状態で、枠体21の窓ガラスGへ張り付ける面側に、剥離紙を剥がさない状態の両面接着テープ29を、図2に示すように、周回させて張り付けておいてもよい。
上記のようにして組み立てた窓用結露防止・断熱装置Mの窓ガラスGへ張り付ける面側、すなわち、各枠部材22の窓ガラスGと対向する面に両面接着テープを周回させて張り付けた後、図3に示すように、ゴムパッキングPで囲まれた窓ガラスGの部分に、窓用結露防止・断熱装置Mを張り付けることにより、窓用結露防止・断熱装置Mのガラス障子Sへの取付は完了する。
なお、窓用結露防止・断熱装置Mをガラス障子Sへ取り付けると、図3に示すように、窓ガラスGとフィルム31との間に2mm以上の厚さの密閉された空気層aが形成される。
この空気層aの厚さは、2mm以上あれば、充分な結露防止効果、断熱効果を得ることができる。
そして、フィルム31を熱線カットフィルムとしたので、屋外からの熱線をフィルム31で遮断することができ、屋内の温度上昇を抑えることができる。
さらに、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む周回する段差22aを設けたので、フィルム31の上から段差22aの部分にカッタの刃を当て、段差22aに沿ってカッタの刃を移動させることにより、定規を当てることなく段差22aの形状にフィルム31を切断することができる。
そして、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、フィルム31を介して枠体21と同形の化粧板41を張り付けたので、フィルム31を枠体21に張り付ける際に発生した皺を化粧板41で覆うことができ、見栄えのよいものになる。
なお、この第1実施例における窓用結露防止・断熱装置Mの厚さは、参考例の図3に示すように、枠体21を窓ガラスGに両面接着テープで張り付けた状態で、障子枠Fが形成する面fから突出しない厚さとされている。
そして、枠体21は所定幅で、連結部分を封止(シール)した3つの枠部材22および1つの枠部材22Aで囲まれる開口21hは、矩形を形成する。
また、枠体21を構成する各枠部材22,22Aには、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む直線状の段差22aが設けられている。
したがって、各枠部材22,22Aを連結し、連結部分を封止(シール)すると、段差22aは周回する。
なお、22bは、長辺同士の中央部分を連結して補強するとともに、中心にねじを螺合させることのできるC字状部分を有し、長手方向へ連なる補強部分を示す。
そして、ガラス障子Sのクレセント受けCと対向する縦框となる枠部材22Aに、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ一部分が挿入され、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定幅で、例えば、厚さが0.5mm〜1mmの側板部23が一体に設けられている。
さらに、各連結部24aの挿入孔22hに対応する外側部分に、皿ねじ25が螺合するねじ孔24sが設けられている。
参考例の窓用結露防止・断熱装置Mと同様に組み立てた第1実施例の窓用結露防止・断熱装置Mの窓ガラスGへ張り付ける面側、すなわち、各枠部材22,22Aの窓ガラスGと対向する面に両面接着テープを周回させて張り付けるとともに、側板部23の窓ガラスGと対向する面に両面接着テープを張り付けた後、図6に示すように、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ側板部23の一部を挿入し、ゴムパッキングPで囲まれた窓ガラスGの部分に、窓用結露防止・断熱装置Mを張り付けることにより、窓用結露防止・断熱装置Mのガラス障子Sへの取付は完了する。
なお、窓用結露防止・断熱装置Mをガラス障子Sへ取り付けると、図3に示すように、窓ガラスGとフィルム31との間に2mm以上の厚さの密閉された空気層aが形成される。
そして、枠体21の一側の全域に、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ一部分が挿入され、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部23を枠部材22A(枠体21)と一体に設けたので、クレセント受けCの取り付けられているガラス障子Sに窓用結露防止・断熱装置Mを取り付けても、充分な結露防止効果、断熱効果を得ることができるとともに、側板部23でも屋外からの熱線を遮断して屋内の温度上昇を抑えることができる。
なお、この第2実施例における窓用結露防止・断熱装置Mの厚さは、参考例の図3に示すように、枠体21を窓ガラスGに両面接着テープで張り付けた状態で、障子枠Fが形成する面fから突出しない厚さとされている。
そして、枠体21は所定幅で、連結部分を封止(シール)した3つの枠部材22および1つの枠部材22Aで囲まれる開口21hは、矩形を形成する。
また、枠体21を構成する各枠部材22,22Aには、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む直線状の段差22aが設けられている。
したがって、各枠部材22,22Aを連結し、連結部分を封止(シール)すると、段差22aは周回する。
なお、22bは、長辺同士の中央部分を連結して補強するとともに、中心にねじを螺合させることのできるC字状部分を有し、長手方向へ連なる補強部分を示す。
そして、ガラス障子Sのクレセント受けCと対向する縦框となる枠部材22Aに、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ一部分が挿入され、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定幅で、例えば、厚さが0.5mm〜1mmの側板部23が設けられ、この側板23に、窓ガラスGとの間に所定の厚さの空気層(a)、例えば、2mm以上の空気層(a)を形成する凹部23aが設けられている。
さらに、各連結部24aの挿入孔22hに対応する外側部分に、皿ねじ25が螺合するねじ孔24sが設けられている。
参考例の窓用結露防止・断熱装置Mと同様に組み立てた第2実施例の窓用結露防止・断熱装置Mの窓ガラスGへ張り付ける面側、すなわち、各枠部材22,22Aの窓ガラスGと対向する面に両面接着テープを周回させて張り付けるとともに、側板部23の凹部23aを除いた窓ガラスGと対向する面に両面接着テープを張り付けた後、図9に示すように、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ側板部23の一部を挿入し、ゴムパッキングPで囲まれた窓ガラスGの部分に、窓用結露防止・断熱装置Mを張り付けるとともに、凹部23aの両端(上下端)部分をパテなどのシール材で封止(シール)することにより、窓用結露防止・断熱装置Mのガラス障子Sへの取付は完了する。
なお、窓用結露防止・断熱装置Mをガラス障子Sへ取り付けると、図3に示すように、窓ガラスGとフィルム31との間に2mm以上の厚さの密閉された空気層aが形成されるとともに、凹部23aによって側板部23の部分にも2mm以上の厚さの空気層aが形成される。
そして、枠体21の一側の全域に、窓ガラスGとクレセント受けCとの間へ一部分が挿入され、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部23を設けたので、クレセント受けCの取り付けられているガラス障子Sに窓用結露防止・断熱装置Mを取り付けても、充分な結露防止効果、断熱効果を得ることができるとともに、側板部23でも屋外からの熱線を遮断して屋内の温度上昇を抑えることができる。
さらに、側板部23に、窓ガラスGとの間に結露防止効果、断熱効果を得るに充分な所定の厚さの空気層を形成する凹部23aを設けたので、側板部23部分においても結露防止、断熱効果を得ることができる。
なお、この第3実施例における窓用結露防止・断熱装置Mの厚さは、図12に示すように、枠体21を窓ガラスGに両面接着テープで張り付けた状態で、障子枠Fが形成する面fから突出しない厚さとされている。
そして、枠体21は所定幅で、連結部分を封止(シール)した4つの枠部材22Aで囲まれる開口21hは、矩形を形成する。
また、枠体21を構成する各枠部材22Aには、枠体21の窓ガラスGと反対側の面に、外側が内側よりも窓ガラスG側へ凹む直線状の段差22aが設けられている。
したがって、各枠部材22Aを連結し、連結部分を封止(シール)すると、段差22aは周回する。
なお、22bは、長辺同士の中央部分を連結して補強するとともに、中心にねじを螺合させることのできるC字状部分を有し、長手方向へ連なる補強部分を示す。
そして、各枠部材22Aに、窓ガラスGの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部23が設けられている。
さらに、各連結部(24a)の挿入孔22hに対応する外側部分に、皿ねじ25が螺合するねじ孔(24s)(図示省略)が設けられている。
参考例の窓用結露防止・断熱装置Mと同様に組み立てた第3実施例の窓用結露防止・断熱装置Mの側板部23を窓ガラスGに重ね、側板部23を窓ガラスGとともに、通常のガラス障子Sと同様に組み立てることにより、窓用結露防止・断熱装置Mのガラス障子Sへの取付は完了する。
そして、組み立てガラス障子Sは、窓枠に取り付ける。
なお、窓用結露防止・断熱装置Mをガラス障子Sへ取り付けると、図12に示すように、窓ガラスGとフィルム31との間に2mm以上の厚さの密閉された空気層aが形成される。
そして、枠体21の四側の全域に、周回して外側へ所定幅で突出する側板部23を枠部材22A(枠体21)と一体に設け、側板部23の外形を窓ガラスGの外形の大きさの矩形状に形成したので、障子枠Fに窓ガラスGを取り付ける際、ゴムパッキングPなどのシール材を用いて側板部23を窓ガラスGとともに障子枠Fに取り付けることにより、ガラス障子Sに窓用結露防止・断熱装置を最初から、または、改装時にも取り付けることができる。
また、枠体21の外側に側板部23が突出しているので、この枠体21から外側へ突出する側板部23の部分を、第1実施例の側板部23とすることにより、クレセント受けの設けられているガラス障子Sにも取り付けることができる。
なお、この第4実施例における窓用結露防止・断熱装置Mの厚さは、図14に示すように、枠体21を窓ガラスGに両面接着テープで張り付けた状態で、障子枠Fが形成する面fから突出しない厚さとされている。
なお、図13および図14において、連結片(24)は、図示が省略されている。
まず、参考例の窓用結露防止・断熱装置Mと同様に、枠体21を組み立て、組み立てた枠体21に対してフィルム31を張り付けた後、フィルム31に化粧板41を張り付ける。
そして、板体11へ張り付ける枠体21の面に両面接着テープ(図示省略)を周回させて張り付けた後、または、板体11の枠体21を張り付ける内側に対応する部分に、両面接着テープ(図示省略)を周回させて張り付けた後、板体11に枠体21を重ねるとともに、両開口11h,21hを重ねるように、枠体21を板体11に張り付けることにより、窓用結露防止・断熱装置Mの組立は完了する。
上記のようにして組み立てた窓用結露防止・断熱装置Mの板体11を窓ガラスGに重ね、板体11を窓ガラスGとともに、通常のガラス障子Sと同様に組み立てることにより、窓用結露防止・断熱装置Mのガラス障子Sへの取付は完了する。
そして、組み立てガラス障子Sは、窓枠に取り付ける。
なお、窓用結露防止・断熱装置Mをガラス障子Sへ取り付けると、図14に示すように、窓ガラスGとフィルム31との間に2mm以上の厚さの密閉された空気層aが形成される。
そして、枠体21を張り付ける、外形を窓ガラスGの外形の大きさにした板体11を設けたので、障子枠Fにガラス窓Gを取り付ける際、ゴムパッキングPなどのシール材を用いて板体11をガラス窓Gとともに障子枠Fに取り付けることにより、ガラス障子Sに窓用結露防止・断熱装置Mを最初から、または、改装時にも取り付けることができる。
また、枠体21の外側に板体11が突出しているので、この枠体21から外側へ突出する板体11の部分を、第1実施例の側板部23とすることにより、クレセント受けの設けられているガラス障子Sにも取り付けることができる。
そして、固定ねじを皿ねじ25とし、皿ねじ25を枠体21の外側へ突出させないようにした例を示したが、皿ねじ25以外の固定ねじを用い、同様に枠体21の外側へ突出しないようにしてもよい。
さらに、各部分を接着する接着材を両面接着テープとした例を示したが、同様に密着、密閉して接着することができれば、他の接着材を用いてもよい。
また、障子枠Fと窓ガラスGとの間をゴムパッキングPでシールする例を示した、障子枠Fと窓ガラスGとの間をシールするシール材は、同様にシールできるものであれば、他のもの、例えば、パテなどのシール材であってもよい。
なお、枠体21に張り付けたフィルム31に弛みが発生した場合、フィルム31に熱風を吹き付けることにより、弛みを取り除くことができる。
また、第4実施例では板体11に凹部を設けなかったが、第2実施例のように、枠体21の外側に位置する板体11の四側の部分に、窓ガラスGとの間に所定の厚さの空気層aを形成する凹部を独立させて、または、周回させて設けることにより、枠体21の外側に位置する板体11の四側の部分においても結露防止効果を得ることができる。
11 板体
11h 開口
21 枠体
21h 開口
22 枠部材
22A 枠部材
22a 段差
22b 補強部分
22h 挿通孔
23 側板部
23a 凹部
24 連結片
24a 連結部
24s ねじ孔
25 皿ねじ(固定ねじ)
29 両面接着テープ(接着材)
31 フィルム
41 化粧板
41h 開口
S ガラス障子
F 障子枠
f 面
G 窓ガラス
P ゴムパッキング(シール材)
C クレセント受け
a 空気層
Claims (5)
- 開口を形成する周回した四辺が所定の幅とされ、窓ガラスの一方の面に張り付けられる所定の厚さを有した矩形状の枠体と、
この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムとからなる窓用結露防止・断熱装置において、
前記枠体の一側の全域に、前記窓ガラスとクレセント受けとの間へ一部分が挿入され、前記窓ガラスの一方の面に張り付けられる所定幅の側板部を前記枠体と一体に設けた、
ことを特徴とする窓用結露防止・断熱装置。 - 請求項1に記載の窓用結露防止・断熱装置において、
前記側板部に、前記窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を設けた、
ことを特徴とする窓用結露防止・断熱装置。 - 開口を形成する周回した四辺が第1の幅とされ、外形が窓ガラスの外形の大きさとされた矩形状に形成され、前記窓ガラスとともにガラス障子の障子枠に取り付けられる板体と、
周回する四辺が第2の幅とされ、前記板体の開口と同じ大きさの開口を有し、前記両開口を重ねて前記板体の一方の面に一体に設けられ、周回する外側へ前記板体が突出する所定の厚さを有した矩形状の枠体と、
この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムと、
からなる窓用結露防止・断熱装置。 - 開口を形成する周回した四辺が第1の幅とされ、外形が窓ガラスの外形の大きさとされた矩形状に形成され、前記窓ガラスとともにガラス障子の障子枠に取り付けられる板体と、
周回する四辺が第2の幅とされ、前記板体の開口と同じ大きさの開口を有し、前記両開口を重ねて前記板体の一方の面に張り付けられた状態で、周回する外側へ前記板体が突出する所定の厚さを有した矩形状の枠体と、
この枠体の前記窓ガラスと反対側の面に前記枠体の開口を閉塞するように張り付けられ、前記窓ガラスとの間に空気層を形成するフィルムと、
からなる窓用結露防止・断熱装置。 - 請求項3または請求項4に記載の窓用結露防止・断熱装置において、
前記枠体の外側に位置する前記板体の四側の部分に、前記窓ガラスとの間に所定の厚さの空気層を形成する凹部を独立させて、または、周回させて設けた、
ことを特徴とする窓用結露防止・断熱装置。
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