JP3658489B2 - 多層情報記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク等の光学式記録媒体に映像信号、音声信号、プログラム等を記録するディスク、あるいはこれを再生する情報再生装置の構成に関し、特にディスクに多層にわたって記録面が形成される光ディスク及びその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、2つの記録層を備えた光ディスクに情報を記録し、これを片面から再生することがデジタルビデオディスク等において行われている。このような媒体の構成を図3に示す。このような媒体においては透明な樹脂に円形平行基板の片面に微小な凹凸形状のピットからなるトラック構造を持つ記録層を形成し、その記録層上にハーフミラー膜を形成し、さらにその上に第2の透明樹脂層を形成してその樹脂層の片面には基板の片面に形成したものと同様な記録層を形成する。この記録層に反射膜を形成し、保護膜を塗布することによって同一密度を持つ2層からなる再生用記録ディスクを形成することができる。
【0003】
このような媒体への記録装置においては、1層目及び2層目では同じ情報密度を持つ形式によって情報を記録し、再生時における光の焦点位置を変えることで再生層の切り替えを行うように動作する。このとき各層の記録密度が同じであるので、ディスクの回転速度もほぼ同等となる。
【0004】
図3において、31はディスクに信号を記録するための光、32はディスクの表面、33は第1情報記録面、34は33に到達した31の光の内の例えば40%を反射する金で薄く形成されたハーフミラー膜、35は第2情報記録面、36は35に到達した光をほぼ全量反射させる例えばアルミニウムの反射膜であり、37は36及び35の記録層を保護するためのアクリル系樹脂等による保護膜、38は表面と第1情報記録面間を充填する例えばポリカーボネート樹脂である第1の媒体、39はハーフミラー膜と第2情報記録面の間を充填する例えば透明な紫外線硬化性樹脂の第2の媒質である。
【0005】
このような構成のディスクにおいて、例えば第1情報記録面の情報を再生するときには第1情報記録面に密着したハーフミラー膜に焦点を合わせ、この面にスポットを集めてその反射光から情報を再生する。第2情報記録面に情報を記録するには第2情報記録面に密着した反射膜にスポットを集光し、この面からの反射光によって情報を読み出す。焦点位置によってどちらの記録面の情報も再生できるものである。このときの使用される光源は各面に対して同じであり、対物レンズの開口数も同じであるのでこの2層の記録密度は同じに選ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上の方法によって層数をさらに増やそうとすると表面から離れた面を再生する場合ほど他の記録面を通過してからスポットを形成するようになるので透過する際にそのレーザ光の波面が影響を受け、記録層の第1層よりもスポットを絞り込むことができなくなる。
また、2層のディスクにおいて第1情報記録面の情報を正しく読み取れるように対物レンズを設定すると、第2層以降では基板厚さが層間距離だけ厚くなっているのでたとえ焦点制御を正しく行っても球面収差が発生してやはりスポットを絞り込むことができない。このため、従来はたとえ強力な光源を用いて信号レベルを十分に取れるようにしても層数を増やしていくことは困難であった。
【0007】
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、信号を多層にわたって記録された信号が正しく再生されるような多層ディスク及びその再生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、記録層に平行な基準面が設定されていることと、記録層の各々は、その記録密度が、基準面からの距離が離れるほど小さくなるように設定されていることとを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、記録層に平行な基準面が設定されていることと、記録層はそれぞれ所定記録クロック長さの整数倍である光学的記録マーク及び無記録部が存在するように情報が記録されるものであり、その所定記録クロック長さが基準面からの距離が離れた記録層ほど長くなるように構成されていることとを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、記録層に平行な基準面が設定されていることと、記録層はそれぞれ所定のピッチを有するトラック上に情報が記録されるものであり、そのトラックピッチが基準面からの距離が離れた記録層ほど長くなるように構成されていることとを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、1乃至3のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体であって、基準面は、複数の記録層の一つに一致していることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の多層情報記録媒体であって、基準面におけるビーム径を1としたときに基準面から厚さ方向に単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa、基準面に記録される情報の基準クロック長をlo としたときに、基準面から厚さ方向にdの距離離れたところに位置する記録面の基準クロック長ld が、ld =(1+a*d)*lo
となるように設定されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の多層情報記録媒体であって、基準面におけるビーム径を1としたときに基準面から厚さ方向に単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa、基準面に記録される情報のトラックピッチをpo としたときに、基準面から厚さ方向にdの距離離れたところに位置する記録面のトラックピッチpd が、pd =(1+a*d)*po
となるように設定されていることを特徴とする。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体を再生する再生装置であって、対物レンズを備え、複数の記録層において、各記録層の再生信号のクロック周波数が等しくなるように、各記録層ごとに再生する際の走査速度を制御するようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体を再生する再生装置であって、対物レンズを備え、複数の記録層において、各記録層の再生信号のクロック周波数の差が、同一の走査速度によって再生された場合に比べて小さくなるように、再生する際の走査速度を制御するようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の多層情報記録媒体の再生装置であって、対物レンズは、基準面において球面収差がほぼ0となるように設定されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】
本発明によれば、多層ディスクにおいてディスクの所定厚さ位置に基準面を想定し、この基準面からの距離に応じてピット・ランド長あるいはトラックピッチの基準長さを変えるように構成したので、ディスク上の記録密度がいずれの層においても同一のピックアップに対して適合するように構成することができ、層数を増加させても信号の劣化をもたらすことなく良質な信号の再生が可能になるという大きな効果を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明による多層ディスクの断面を示した図である。図1において、11は透明なディスクの表面境界面、12は例えば境界面から550μmのポリカーボネート樹脂をおいて位置にある第1情報記録面、13は第1情報記録面に蒸着された例えば材料が金である第1ハーフミラー面、14は例えば境界面から600μmの位置にある第2情報記録面、15は第2情報記録面に蒸着された同じく金である第2ハーフミラー面、16は例えば境界面から630μmの位置にある第3情報記録面、17は例えば材料がアルミニウムである第3情報記録面に蒸着された反射膜、18は例えば材料が紫外線硬化性樹脂である、情報記録面を保護する保護膜である。
【0021】
また、各情報記録面の間にはポリカーボネート樹脂等による中間層が形成されている。
なお、ここで、第1の情報記録面12と第2の情報記録面14との間隔は50μmとされており、第2の情報記録面14と第3の情報記録面16との間隔も同様に50μmとされている。
【0022】
図2は図1のディスクを再生するための再生装置の構成を示す図である。図2において51は図1に示した構造を持つ多層ディスク、52はピックアップ装
置、53はそのピックアップ装置における対物レンズ、57は対物レンズを駆動することによって焦点制御を行うフォーカスサーボ回路、54は52の出力からクロックを抽出するクロック抽出回路、55はディスクを回転させるスピンドルモータ、56はクロック周波数が所定値になるようにスピンドル回転数を制御するサーボ回路である。
【0023】
次に、この動作を説明する。対物レンズ53は600μmのポリカーボネート樹脂を透過した場合に最小のスポットを結ぶように球面収差が補正されており、光源に波長650nmの赤色レーザを用いた場合に第1の情報記録面12と第1ハーフミラー面13で構成される第1層に結ぶビーム径が約0.65μmとなるような開口数0.6のレンズである。
【0024】
すなわち、ここでは境界面から600μmの位置にある第2の情報記録面14と第2ハーフミラー面15で構成される第2層を基準面として説明を行う。第1の情報記録面12に記録された情報は基準クロック長を0.13μmとしてこの3倍から14倍までの整数倍の長さを持つピットもしくはランドの長さ変調として情報が記録されている。すなわち、ピットあるいはランド長は0.4μm,
0.53μm,‥‥1.87μmというように選ばれている。
また、トラックピッチは0.74μmとなるように選ばれている。
【0025】
ところで、球面収差は基準面から厚さ方向に距離が離れるほどその収差量は大きくなるものであり、収差量が大きいほどビーム径は伸張する。ここで、基準面におけるビーム径を1としたときに基準面から単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa(/μm)とすると、基準面からd(μm)の距離離れた記録面におけるビーム径は、基準面におけるビーム径の1+a*d倍となる。そこで、本発明では、基準面からd(μm)の距離離れた記録面において、基準クロック長をビーム径の伸張に応じて1+a*d倍として情報を記録している。
従って、所定の記録面を基準面とした場合は、基準面から厚さ方向にd(μ
m)の距離離れた他の記録面に記録される情報の基準クロック長ld が、基準面に記録される情報の基準クロック長l0 に対して、
d =(1+a*d)*l0 (1)
となる。
【0026】
図2の場合で言えば、対物レンズ53を用いて第1層、又は第3層に焦点を合わせると基準面からの厚さ方向の距離はd=50(μm)となり、球面収差の影響によって基準面から単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa=0.001(/μm)とすると、第1層におけるビーム径は1+0.001*50=1.05倍となる。このとき本発明では、第1層、第3層に記録される情報の基準クロック長を1.05倍に伸張して0.14(μm)とするので、最小ピット長は0.42(μm)となる。
【0027】
また、本発明では、記録面のトラックピッチも上述した基準クロック長と同様にビーム径の広がりに応じて大きくするようにしている。すなわち、基準面におけるトラックピッチを1としたときに、基準面からd(μm)の距離離れた記録面においては、トラックピッチをビーム径の伸張に応じて1+a*d倍として情報を記録している。
従って、所定の記録面を基準面とした場合は、基準面から厚さ方向にd(μ
m)の距離離れた他の記録面に記録される情報のトラックピッチpd が基準面に記録される情報のトラックピッチp0 に対して、
d =(1+a*d)*p0 (2)
となる。
【0028】
図2の場合で言えば、対物レンズ53を用いて第1層、又は第3層に焦点を合わせると基準面からの厚さ方向の距離はd=50(μm)となり、球面収差の影響によって基準面から単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa=0.001(/μm)とすると、第1層におけるビーム径は1+0.001*50=1.05倍となる。このとき本発明では、第1層、第3層に記録される情報のトラックピッチを1.05倍に伸張して0.78(μm)としている。
【0029】
このようにして光学的に読み出せた信号から、クロック抽出回路54によって基準クロック長が走査される信号周期を抽出し、さらに、この周期がどの面を再生する場合にも同じクロック周波数となるようにサーボ回路56を用いてスピンドル回転数、すなわち、スポットの走査速度を制御するので、第1層、あるいは第3層においてはディスクを速く回転させるように動作し、復調される信号は各面からほぼ同等に質の良いものを得ることができる。
【0030】
なお、ここでスピンドルモータ55の回転制御は、再生信号のクロック周波数を同じにする制御に限定されるものではなく、記録密度の異なる記録層の再生信号のクロック周波数の差が、スピンドル回転数を同じにした場合と比べて小さくなるようにすれば、各記録層から復調される信号の質の差を少なくすることができる。
【0031】
上例においては第2層を基準面として説明したが、この基準面は記録ディスク内のどこにでもおくことができ、記録層帯の中央に配置する構成が最も望まし
い。もちろん、この場合においてはその基準位置において球面収差が0となるように設定された対物レンズを用いる。
【0032】
上例においては特定の波長、開口数、厚さ等の数字をあげて説明を行ったが、もちろん、本構成はこの数字の場合だけに限定されるものではない。また、信号の劣化率もピットの構造等により変化するものであり、上記数値に限定されるものではない。
【0033】
上例においては基準クロック長とトラックピッチの両方を可変する構成を説明したが、基準長だけ、あるいはトラックピッチだけを可変することによっても効果が得られ、この場合にはビーム径の広がり以上に延長を行うことによって同等に質の良い信号を得ることができるような構成を取ることもできる。
【0034】
上例においてはディスク、反射膜等の材質を例をあげて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、また、ハーフミラー膜を用いないで構成する Optics letters June 15, 1996/Vol.21,No12/pp.899,901 に示されたような形式のディスク装置に用いることも可能である。
【0035】
上例においてはビーム径に対応して記録構造の延長率を決定するような場合を示したが、この延長率はこれに限らず、エラーレート測定値から決定したり、ジッタの測定値又はシミュレーションによる計算値から決定する、ディスク傾きの影響等を考慮した上で、基準面からの距離に応じて決定することができる。
【0036】
上例においてはピックアップ側において球面収差を補正する手段を有していないが、このような手段を組み合わせて再生を行うことが可能であり、また、このような手段を用いることを前提として基準面からの距離に対する延長率を定めることが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては多層ディスクにおいてディスクの所定厚さ位置に基準面を想定し、この基準面からの距離に応じてピット・ランド長あるいはトラックピッチの基準長さを変えるように構成したので層数を増加させても信号の劣化をもたらすことなく良質な信号の再生が可能になるという大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における多層情報記録媒体の断面を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に用いられる再生装置の構成を示す図である。
【図3】従来の2層情報記録媒体の断面を示す模式図である。
【符号の説明】
11 ・・・・ 表面境界面
12 ・・・・ 第1情報記録面
13 ・・・・ 第1ハーフミラー面
14 ・・・・ 第2情報記録面
15 ・・・・ 第2ハーフミラー面
16 ・・・・ 第3情報記録面
17 ・・・・ 反射膜
18 ・・・・ 保護膜
31 ・・・・ 記録するための光
32 ・・・・ ディスクの表面
33 ・・・・ 第1の記録面
34 ・・・・ ハーフミラー膜
35 ・・・・ 第2の記録面
36 ・・・・ 反射膜
37 ・・・・ 保護膜
38 ・・・・ 第1の媒体
39 ・・・・ 第2の媒質
51 ・・・・ 多層ディスク
52 ・・・・ ピックアップ装置
53 ・・・・ 対物レンズ
54 ・・・・ クロック抽出回路
55 ・・・・ スピンドルモータ
56 ・・・・ サーボ回路

Claims (9)

  1. 複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって該複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、
    前記入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、前記記録層に平行な基準面が設定されていることと、
    前記記録層の各々は、その記録密度が、前記基準面からの距離が離れるほど小さくなるように設定されていることと
    を特徴とする多層情報記録媒体。
  2. 複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって該複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、
    前記入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、前記記録層に平行な基準面が設定されていることと、
    前記記録層はそれぞれ所定記録クロック長さの整数倍である光学的記録マーク及び無記録部が存在するように情報が記録されるものであり、その所定記録クロック長さが前記基準面からの距離が離れた記録層ほど長くなるように構成されていることと
    を特徴とする多層情報記録媒体。
  3. 複数の記録層を有するとともに、一面から入射された入射光によって該複数の記録層が読み取り可能である多層情報記録媒体であって、
    前記入射光が入射する面に最も近接した記録層と最も離間した記録層との中間に、前記記録層に平行な基準面が設定されていることと、
    前記記録層はそれぞれ所定のピッチを有するトラック上に情報が記録されるものであり、そのトラックピッチが前記基準面からの距離が離れた記録層ほど長くなるように構成されていることと
    を特徴とする多層情報記録媒体。
  4. 前記基準面は、前記複数の記録層の一つに一致していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体。
  5. 前記基準面におけるビーム径を1としたときに該基準面から厚さ方向に単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa、前記基準面に記録される情報の基準クロック長をlo としたときに、前記基準面から厚さ方向にdの距離離れたところに位置する記録面の基準クロック長ld が、
    ld =(1+a*d)*lo
    となるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の多層情報記録媒体。
  6. 前記基準面におけるビーム径を1としたときに該基準面から厚さ方向に単位距離だけ離れたときのビーム径の伸張する割合をa、前記基準面に記録される情報のトラックピッチをpo としたときに、前記基準面から厚さ方向にdの距離離れたところに位置する記録面のトラックピッチpd が、
    pd =(1+a*d)*po
    となるように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の多層情報記録媒体。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体を再生する再生装置であって、
    対物レンズを備え、
    前記複数の記録層において、各記録層の再生信号のクロック周波数が等しくなるように、各記録層ごとに再生する際の走査速度を制御するようにしたことを特徴とする多層情報記録媒体の再生装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層情報記録媒体を再生する再生装置であって、
    対物レンズを備え、
    前記複数の記録層において、各記録層の再生信号のクロック周波数の差が、同一の走査速度によって再生された場合に比べて小さくなるように、再生する際の走査速度を制御するようにしたことを特徴とする多層情報記録媒体の再生装置。
  9. 前記対物レンズは、前記基準面において球面収差がほぼ0となるように設定されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の多層情報記録媒体の再生装置。
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