JP3658124B2 - 電子写真用写し絵シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真装置に用いられる写し絵用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真装置を用いて種々の写し絵を行う方法が提案されている。更に、近年フルカラー複写機の普及に伴って、従来印刷手法でしか得られていないカラーTシャツプリント、カラーレタリング等の分野に対しても写し絵を可能とするために専用の電子写真用転写材の提案もなされている。これらの提案の大多数は、電子写真装置によって得られるトナー画像が転写される転写材の受容層にシリコーン系の樹脂を用いて、再転写の際のトナー離型を高めたものであるが、この樹脂を用いた場合、静電転写によるトナー投描性が悪く一旦転写したトナーが定着時にオフセットしてしまう。あるいは、定着工程前に崩れてしまう可能性がある。これに対して、熱可塑性樹脂をあらかじめこのシリコーン層上に形成したものを再転写材に用い、この転写材上に静電的にトナー画像を転写、定着した後に、被再転写材に対して押し当て、前述した熱可塑性樹脂が軟化するに足る熱を加えることでこの樹脂ごとトナー像を転写するという提案もなされている。
【0003】
しかしながら、この方法によると、布地等への再転写は容易なものの、耐熱性に劣る素材への再転写が困難になるという問題がある。
【0004】
これらの提案に対して、特平7−244054号(特開平9−90666号公報)に示す如く、再転写層にポリ酢酸ビニルの鹸化物いわゆるポリビニルアルコールを用いて目的を達成する提案がなされている。この提案において、ポリビニルアルコールとトナー樹脂との剥離性能は、トナー樹脂自体の方が表面自由エネルギーが低く、そのエネルギー差が大きいことによっており、電子写真装置内における転写性と再転写性を両立させている。
【0005】
しかしながら、この樹脂を用いた場合、外来水分によって樹脂自体の収縮が大きく、この収縮によりカールを発生し、紙をベースとした塗工においては、紙自体の吸脱湿による伸び縮みを利用して、とりあえず合わせ込みを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術をフィルムに適用した場合、再転写層のポリビニルアルコールが自由に収縮し、室温低湿(20℃、25%程度以下)、高温高湿(30℃、60%以上)の各環境におけるフィルムのカールが制御できないという問題を生じてしまう。
【0007】
本発明は、前述従来例に鑑みなされたもので、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の耐熱性を有する樹脂基体上に設けた再転写樹脂層の収縮によってカールが発生することを防止し、カール発生によって生じる電子写真装置におけるフィルム搬送上の問題点を未然に防ぐこともその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、少なくとも、耐熱性フィルム基材の一方の面に基材から剥離可能でかつ定着後のトナー画像を再転写時まで保持可能でかつ再転写後は易剥離可能な再転写層を設けた電子写真用写し絵シートにおいて、
上記シートの再転写層を設けた面の反対面に、上記再転写層と吸脱湿による収縮性が近似した裏打ち層を設けており、かつ、23℃/5%の低湿環境でのカール量が6mm以下であり、
該再転写層及び該裏打ち層が、ポリ酢酸ビニルの鹸化物により形成されている
ことを特徴とする電子写真用写し絵シートである。
【0009】
更に、本発明においては、この裏打ち層が再転写層より薄い、及び/または、吸脱湿による収縮率が大きいことを特徴としている。また更には、これらの層に用いられる樹脂がポリ酢酸ビニルの鹸化物の単体あるいは鹸化度の異なる複数のものの混合体であることを特徴としている。
【0010】
以上のように構成することにより、トナーのみが再転写可能でかつ、転写材としての吸脱湿カールを生じないものを得ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1が本発明による実施例を示す写し絵用転写材1を示す略断面図であって、2が基材となるPET等の耐熱フィルムである。このフィルムは電子写真装置における定着性及び搬送性を確保するために150℃以上の耐熱性を持つものであり、上記の如く、一般には安価なPETフィルムが用いられる。使用されるフィルムの厚さとしては、搬送性の安定化のために少なくとも75μm以上であることが好ましい。これより薄い場合、フィルム搬送に必要とされる剛度が不足し、電子写真装置に対して適用した際に重送や、紙詰りを生じる可能性がある。また厚さの上限は、定着器の能力あるいは、フルカラー複写機に使用されている例えば多重転写用のドラムへのフィルムの巻き付き特性を確保するためにも150μmが好ましい。この厚さを越えた場合、定着不良を生じたり、前述した転写ドラムへの吸着不良を発生する可能性がある。
【0012】
5は接着層であって、後で塗工される転写層3が電子写真装置内で容易に剥がれることを防止するために設けられている。用いられる素材としては、水性アクリルエマルジョン、水溶性アクリル、水溶性ポリエステル、6.6ナイロン、ポリアクリロニトリルあるいは有機溶剤に可溶なアクリル樹脂等が挙げられる。
【0013】
また、この接着層5は裏面側のカール防止層の接着に対しては、コロナ放電による易接着処理によって代替しても良い。
【0014】
また、転写層3と接着層5の相互の材料選択はその接着力によっても影響され、少なくとも電子写真装置における搬送力によって剥がれることがないよう接着強度として90°剥離で1.5g/cm以上であることが好ましく、後述する転写層3を基材から剥ぎ取る際にフィルムの破れを生じないように4g/cm以下であることが好ましい。この条件を達成するためには、次に述べる転写層3に少量の有機シリコーンを含有させることが好ましい。
【0015】
次に、転写層3について述べると、この層は、電子写真装置によってトナー像を受け取り、少なくとも加熱によって再転写工程に入るまでの間トナー像を保持し、かつ、再転写時には、十分なトナー剥離性能を有することが求められている。また、従来技術に比べ十分な耐水性を有することも要求されている。すなわち、再転写時の溶剤浸透性を確保しつつ、耐水性が優れていることが必要である。具体的には、ポリ酢酸ビニルを95%以上鹸化したポリビニルアルコールに、ポリ酢酸ビニルを90%以下鹸化したポリビニルアルコールを混合して転写層を形成する。混合率は固型分比率として、95%以上の高鹸化度ポリビニルアルコールの含有率が10重量%以上であることが好ましく、より好ましくは25重量%以上である。10重量%未満では、90%以下の低鹸化度ポリビニルアルコールの特性である水溶性特性が強く現れることとなり、高温環境下で表層の溶け出しが発生し、電子写真装置内の部材を汚染する可能性がある。更に、高鹸化度ポリビニルアルコールが75重量%以上では、膜自体を形成する直鎖高分子の配列がセルロース膜のように規則性が高くなるため、空気中の水分量の変化に対する膜の収縮が大きくなる可能性がある。すなわち、高鹸化度ポリビニルアルコールは固型分比率として25重量%以上75重量%未満がより好ましい。また、この転写層3には必要に応じて電子写真転写性の向上のためカチオン系あるいはノニオン系またはアニオン系の帯電防止剤を加えることも可能である。好ましくは4級アンモニウム塩に代表されるカチオン系の帯電防止剤がよい。帯電防止剤量としては、目標表面固有抵抗値として20℃、湿度65%環境下で108 〜1012Ω/□になるように調整すればよい。更に、通紙搬送性の確保のためシリカ粉末等の無機白色顔料を混合してもよい。また、前述した剥ぎ取り物性を満足させるために、0.5〜7重量%の有機シリコーンを混合することが好ましい。0.5重量%未満では接着力が強く前述の破れを生じ易く、7重量%を越えるとトナーの一次定着性が低下し易い。
【0016】
各層の膜厚について、接着層5は膜の分裂剥離が発生しないよう薄層であることが好ましく、2〜10μmが好ましい。2μm未満ではムラを生じ易く、10μmを越えると層内剥離を生じ易い。
【0017】
転写層3の膜厚は8μm以上が好ましい。これより薄くなると基材から剥離時にフィルムの破れを生じる等の強度不足が発生し易い。また、50μm以下が好ましい。これより厚くなると剥離後のフィルムが硬くなり、再転写時において曲面追従性が低下し易い。より好ましい膜厚としては10〜40μmである。
【0018】
次に、裏面に設けられるカール防止層(裏打ち層)4について述べる。この層は、少なくとも転写層3を設けた場合と同様に接着層5を設けた後に形成される。このカール防止層4は、転写層3のポリビニルアルコールの脱湿及び吸湿による伸び縮みを防止する目的で設けられており、少なくとも転写層3の縮みに対しては同等あるいはそれよりも若干低い縮み特性をもつことが要求されている。すなわち、転写層3の使用材料であるポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニルの鹸化物)を用い。実施する形態としては、裏打ち層側の使用材料の空気中水分に対する吸脱湿伸縮特性が転写層側よりも大きい材料を使用する場合、塗工層厚と転写層よりも薄くすることが好ましく、逆の場合は、厚くすることが望ましい形態となる。すなわち、転写層に含有される高鹸化度ポリビニルアルコールが50重量%かつ厚さが10μmであれば、カール防止層においては、高鹸化度ポリビニルアルコールの重量%が25%程度であれば10μmを越え20μm程度の2倍の厚さ塗工すれば良く、75%以上の場合、5μm以下の塗工厚とすれば良い。
【0019】
次に、本発明の写し絵転写材に適応可能な電子写真用トナーについて詳述する。基本的に、スチレン−アクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エポキシ、ポリエステル等の樹脂を主体とするバインダー樹脂にカーボンブラックの他、イエロー、シアン、マゼンタ等の染顔料を含む電子写真用トナーが使用可能である。その中でも特に、以下に示すカラートナーは、本発明の写し絵転写材の効果をより引き出すことが可能なものである。
【0020】
このカラー電子写真装置用のトナー粉は、熱を印加した際の溶融性及び混色性が良いことが必要で、軟化点が低く、かつ、溶融時間の短いシャープメルト性のトナーが好ましい。
【0021】
シャープメルトなトナーを使用することにより、複写物の色再現範囲を広め、原稿の多色カラー像に忠実なカラーコピーを良好に得ることができる。
【0022】
このようなシャープメルトなトナーは、例えばポリエステル樹脂またはスチレン−アクリル樹脂のようなバインダー樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、荷電制御剤等を溶融混練、粉砕、分級してトナーを製造する。必要とあれば、トナーに各種外添剤を添加する外添工程を付加してもよい。
【0023】
カラートナーは定着性及びシャープメルト性を考慮すると、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を使用したものが好ましい。シャープメルト性ポリエステル樹脂はジオール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高分子化合物である。特に、次式
【0024】
【化1】
Figure 0003658124
(式中、Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,yは各々1以上の正の整数であり、かつx+yの平均値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有するのでより好ましい。
【0025】
シャープメルト性ポリエステル樹脂の軟化点は60〜120℃が好ましい。このシャープメルト性のポリエステル樹脂をバインダー樹脂として含有するトナーの軟化点特性を図2に示す。
【0026】
フローテスターCFT−500形(島津製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.5mm、厚さ1.0mmとして50kgの押出荷重を加え初期設定温度80℃で、予熱時間300秒の後、5℃/分の速度で等速昇温した時描かれるトナーのプランジャー降下量−温度曲線(以後軟化S字曲線という)を求める。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用い、プランジャー断面積は10cm2 とする。軟化S字曲線は図2のようなカーブとなる。等速昇温するに従い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プランジャー降下A→B)。更に昇温すると溶融状態となったトナーは大きく流出し(B→C→D)プランジャー降下が停止し終了する(D→E)。
【0027】
S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/2のC点に対応する温度T0 はそのトナーの軟化点を示す。
【0028】
このようなシャープメルト性のトナーまたは樹脂とは、溶融粘度が105 cpを示す時の温度をT1 、5×104 cpを示す時の温度をT2 としたとき、
1 =90〜150℃ |ΔT|=|T1 −T2 |=5〜30℃
の条件を満たす樹脂のことをいう。
【0029】
これらの温度−溶融粘度特性を有するシャープメルト性のトナーまたは樹脂は加熱されることにより極めてシャープに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混合を生じせしめ、更にトナー層自体の透明性を急激に増加させ、良好な減色混合を起こすものである。
【0030】
次に、本発明の具体例について記す。具体例中、部は重量部を示す。
【0031】
(実施例1)
厚さ100μmの低熱収縮タイプのPETフィルムの表面側に接着層としてアクリル樹脂(カバコートレジンLO−316、互応化学製)を4μm厚に塗工し、裏面側はコロナ放電処理を行った。
【0032】
Figure 0003658124
からなる塗液を調製し、上記接着層上に厚さ16μmになるように塗膜をスクリーンコーターにて形成した。
【0033】
<カール防止層(裏打ち層)>
転写層における低鹸化度ポリビニルアルコールと高鹸化度ポリビニルアルコールの混合比率を逆転させ水5部、シリコーン消泡剤を4部混合したものを、PETフィルムの裏面側にスクリーンコーターにて8μm厚に塗工した。
【0034】
上記より得られたフィルムを23℃/5%の低湿環境に放置して、カール発生量を測定したところカール量は6mm程度転写層を上にして端部の持ち上がりを生じた。
【0035】
次に、同じフィルムを30℃/80%の高湿環境に放置したところ、平板上に転写層を上にして端部の持ち上がりを3mm程度発生した。
【0036】
この発生したカール状態のまま、電子写真装置(CLC700、キヤノン製)に通紙したところ何ら問題なく搬送できた。
【0037】
(実施例2)
カール防止層に高鹸化度ポリビニルアルコール100%からなる塗膜を2μm厚に形成する以外は、実施例1と同様にして、写し絵シートを得た。このシートを実施例1と同様の方法で各環境に放置したところ、低湿環境ではカール防止層を上にしてシート端部が3mm持ち上がるカールを発生し、高湿環境でもカール防止層を上にして約1mm持ち上がるカールを発生した。これも同様の通紙試験を行ったところ何ら問題を発生しなかった。
【0038】
(実施例3)
カール防止層として、デキストリンを0.2μm厚に塗工した以外は実施例1と同様に転写層を形成した。
【0039】
デキストリンは水性のノリであり、ポリビニルアルコールに比べ耐水性で若干劣るが、吸脱湿特性による伸縮率が高いためより薄層コートでカール防止効果が得られる。このため本実施例において実施例1と同様の試験を行った結果ほぼ同等の結果が得られた。
【0040】
(比較例1)
カール防止層を設けずに実施例1の転写層のみを形成したシートを作成し、実施例1と同様に低温環境に放置したところ、転写層を上にして100mm以上のカールを発生し、給紙することさえできない状態であった。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも、耐熱性フィルム基材の一方の面に基材から剥離可能でかつ定着後のトナー画像を再転写時まで保持可能でかつ再転写後は易剥離可能な再転写層を設けた電子写真用写し絵シートにおいて、上記シートの再転写層を設けた面の反対面に、上記再転写層と吸脱湿による収縮性が近似した裏打ち層を設けており、かつ、23℃/5%の低湿環境でのカール量が6mm以下であり、該再転写層及び該裏打ち層が、ポリ酢酸ビニルの鹸化物により形成されていることを特徴とする電子写真用写し絵シートによって、低湿から高湿にわたる環境においてフィルムシートのカール量を低く押えることが可能となり、良好な給紙搬送特性を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写し絵転写材の概略縦断面図である。
【図2】本発明の写し絵転写材に用いたトナーの溶融特性図である。
【符号の説明】
1 本発明の写し絵シート
2 基材
3 転写層
4 カール防止層(裏打ち層)
5 接着層

Claims (5)

  1. 少なくとも、耐熱性フィルム基材の一方の面に基材から剥離可能でかつ定着後のトナー画像を再転写時まで保持可能でかつ再転写後は易剥離可能な再転写層を設けた電子写真用写し絵シートにおいて、
    上記シートの再転写層を設けた面の反対面に、上記再転写層と吸脱湿による収縮性が近似した裏打ち層を設けており、かつ、23℃/5%の低湿環境でのカール量が6mm以下であり、
    該再転写層及び該裏打ち層が、ポリ酢酸ビニルの鹸化物により形成されている
    ことを特徴とする電子写真用写し絵シート。
  2. 裏打ち層の厚さが再転写層の厚さよりも薄い請求項1記載の電子写真用写し絵シート。
  3. 裏打ち層を形成する樹脂の吸脱湿に伴う収縮率が、再転写層を形成する樹脂の吸脱湿に伴う収縮率よりも大きい請求項1記載の電子写真用写し絵シート。
  4. 裏打ち層の厚さが再転写層の厚さよりも薄く、かつ、裏打ち層を形成する樹脂の吸脱湿に伴う収縮率が、再転写層を形成する樹脂の吸脱湿に伴う収縮率よりも大きい請求項1記載の電子写真用写し絵シート。
  5. ポリ酢酸ビニルの鹸化度が、再転写層よりも裏打ち層の方が高い請求項項記載の電子写真用写し絵シート。
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