JP3657416B2 - 車両の駆動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シフトレンジを非走行レンジから走行レンジに切換えたときの発進ショックを和らげるようにした車両の駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開昭61−105228号公報等に示されるような自動変速機を備えた車両では、発進時にシフトレンジをニュートラルレンジ(Nレンジ)からドライブレンジ(Dレンジ)に切換えることで、発進時係合ギヤのクラッチに油圧が供給されて同クラッチが締結され、前記発進時係合ギヤを介してエンジンの駆動力が車輪に伝達される。通常、運転者は、NレンジからDレンジに切換えてから、アクセルを踏み込んで、車両を発進させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、運転者の不注意等により、Nレンジのときにアクセルを踏んだ状態で、NレンジからDレンジへ切換える場合も考えられる。例えば、Nレンジになっているのを気付かずに、前に停車していた車が急に発進したからといって、慌ててアクセルを踏み込み、その後で現レンジがNレンジであることに気付いて、NレンジからDレンジへの切換えを行うという事態が考えられる。
【0004】
そうした場合、エンジン回転数が高い状態でクラッチの係合が行われるので、係合ショックが大きくなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、NレンジからDレンジへの切換えの際の係合ショックの緩和を図ることのできる車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、自動変速機を備えると共にアクセル開度と独立してエンジンのスロットル開度を設定可能な車両の駆動制御装置において、自動変速機のシフトレンジを検出するレンジ検出手段と、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記レンジ検出手段によってシフトレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたことが検出されたときに、前記エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数が所定値より大きい状態が検出された場合は、スロットル開度を全閉に設定すると共に、発進時、前記自動変速機の係合ギヤのクラッチ油圧を該クラッチが伝達容量を持たない所定値で待機させ、前記エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数が前記所定値より大きい状態から、前記所定値以下となったときから所定時間はスロットル開度を全閉に維持すると共に、前記クラッチ油圧を、伝達容量を持たない前記所定値に所定の油圧を加算した油圧まで上げ、前記所定時間経過したときから前記クラッチ油圧を徐々に増加させて前記クラッチが伝達容量を持つまでの間、前記スロットル開度をゼロより大きい所定の制限値に設定する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
この装置によれば、例えばNレンジからDレンジへの切換えを行った時点で、エンジン回転数が大きい場合は、アクセル開度に関係なく、スロットル開度を全閉にし、エンジン回転数を下げてからクラッチを係合させる。従って、エンジン回転数が大きい状態でのクラッチの係合を回避することができ、係合ショックの発生を防止することができる。具体的には、例えばNレンジでアクセルを踏み込み、その後でNレンジからDレンジへの切換えを行った場合、エンジン回転数がアクセルの踏み込みと関係なく低下させられて行き、あるレベルまで下がってから、クラッチの係合動作が開始される。従って、エンジンの回転数が低いところでクラッチの係合が行われることになり、係合ショックが緩和される。
【0008】
また、エンジン回転数が下がるのを所定時間待ったら、それからクラッチが容量を持つまでの間、スロットル開度を全閉に維持するのではなく、ゼロより大きい所定の制限値(アクセル開度に対応した通常値よりも小さい値)に設定する。これにより、アクセルの踏み込みに応じたエンジン回転数の上昇音を運転者が体感できるようになる。従って、アクセルの踏み込みに対してスロットル開度が無反応(全閉状態)である時間が少なくなり、無反応であることにより、更に間違ってアクセルを余計に踏み込んでしまう事態を予防することができ、この間の運転者の違和感を無くすことができる。
そして、スロットル開度を全閉にすることによりエンジン回転数が所定値以下になった時点で、発進時係合ギヤのクラッチ油圧を徐々に上げて行きクラッチを締結させるが、前記の時点から所定時間の間は、スロットル開度を全閉のまま維持することで、十分にエンジン回転数を落とす。これは、もしエンジン回転数が十分に下がっていない段階で、クラッチ油圧の上昇と同時にスロットル開度を元(アクセル開度に対応した通常値)に戻すと、クラッチが容量を持ち始める前にエンジン回転数が増大して、制御のハンチングを起こすからである。従って、前記所定時間としては、クラッチが容量を持ち始めるまでの時間と同程度に設定しておくのがよい。
【0009】
請求項2の発明は、前記所定時間は、前記エンジン回転数をスロットル開度で十分に低下させる時間であることを特徴とする。
このように構成することによって、スロットル開度によって十分に低下させたエンジン回転数をある程度維持することが可能となる。
【0010】
請求項3の発明は、前記制限値はエンジン回転がアクセルに応答していることをエンジン回転の上昇音で運転者に知らせることができる値であることを特徴とする。
このように構成することによって、アクセルを急に踏込んでも、スロットル開度に制限がかかるので、エンジン回転数が急上昇することはなく、エンジン回転の上昇音だけが運転者に体感される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1により実施形態の駆動制御装置の構成を説明する。
この駆動制御装置は、自動変速機の発進時係合ギヤのクラッチ1の油圧を制御するクラッチ油圧制御手段2と、エンジンのスロットル3の開度を制御するスロットル開度制御手段4とを備える。スロットル開度制御手段4は、主にアクセル開度に比例してスロットル開度を制御するが、必要に応じて、アクセル開度と関係なく独立してスロットル開度を制御することができるものである。
【0012】
この駆動制御装置は、更に、運転者が選択したシフトレンジ位置を検出するレンジ検出手段5と、エンジン回転数の検出手段6と、これらレンジ検出手段5及びエンジン回転数検出手段6の信号に応じてスロットル開度制御手段4及びクラッチ油圧制御手段2に制御信号を入力する制御手段7とを有する。
【0013】
この制御手段7は、レンジ検出手段5によってシフトレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたことが検出されたときに、エンジン回転数が所定値より大きい場合は、スロットル開度を全閉に設定すると共に、発進時係合ギヤのクラッチ油圧を容量を持たない所定値に設定する。また、スロットル開度を全閉にしたことでエンジン回転数が所定値以下となったときからの所定時間の間は、スロットル開度を全閉に維持すると共に、発進時係合ギヤのクラッチ油圧を徐々に上げてクラッチ締結動作を開始させる。また、前記所定時間経過後は、発進時係合ギヤが容量を持つまでの間、スロットル開度をゼロより大きい所定の制限値に設定する。
【0014】
ここで、実施形態の車両における駆動力伝達系の構成を簡単に説明する。この駆動力伝達系は、図2に示すように平行2軸タイプのものであり、エンジンの駆動力は、トルクコンバータTC及びロックアップクラッチLを介して変速機入力軸Xへ伝達され、この変速機入力軸XからクラッチCを介して変速機出力軸Yへ伝達される。なお、図中符号Ttはタービントルク、Toutは出力トルク、Noutは出力軸回転数、符号iはギヤ比を表している。
【0015】
次に、図3、図4のフローチャート及び図5のタイムチャート並びに図6の特性図を参照しながら、前記制御手段7の処理内容を説明する。レンジ検出手段5の検出信号により、Nレンジ(非走行レンジ)からDレンジ(走行レンジ)への切換え操作が行われたと制御手段7が判断したら、制御手段7は図3のフローを実行する。
【0016】
このフローでは、まず最初のステップS1でエンゲージ判断、つまり発進時係合ギヤのクラッチが係合しているか否かの判断処理を実行する。次いで、ステップS2でエンジン回転数NEをチェックする。エンジン回転数NEが所定値NEINGX以下の場合、つまり、特別にエンジン回転数が高くない場合は、ステップS2からステップS5のインギヤ制御に入り、NEが所定値NEINGXより大きい場合、つまり、Nレンジでアクセルを踏み込んだような異常にエンジン回転数が高い場合は、ステップS2からステップS3に進んでタイマtmNEXDLをセットした後、ステップS4に進んでエンジン回転数ダウン制御(NEDOWN制御)に入る。
【0017】
なお、前記所定値NEINGXは、Nレンジ(非走行レンジ)においてアクセルペダルが踏み込まれているような場合のエンジン回転数で、シフトレバーの操作と共にクラッチを係合した場合にショックが起こることが予測される回転数であり、例えば3000rpmである。
【0018】
エンジン回転数ダウン制御では、図5に示すように、スロットル開度THを、アクセル開度APと関係なく、全閉「0」とする。同時に、発進時係合ギヤのクラッチ油圧QONを、該クラッチが伝達容量を持たない所定値で待機させる(図5のHAの範囲)。
【0019】
この場合の「クラッチが伝達容量を持たない所定値」としては、予め学習した学習値を用いることができ、この学習値は実験的に求めることができる。たとえば、クラッチの入力側の回転数と、出力側の回転数を計測しながら、クラッチ油圧をゼロから徐々に上げていく。クラッチを介してのトルク伝達がなければ、クラッチ油圧がゼロのときと変わらない回転数比となり、少しでもトルク伝達容量を持つと回転数比が変化することになり、この時点でのクラッチ油圧を学習し、記憶して、所定値として設定している。ただし、いくらかマージンをとって、回転変化が起こる少し手前のクラッチ油圧を学習している。これは、個々のクラッチのばらつきや、作動オイルの粘性(オイルの温度に依存する)による影響を考慮した場合、確実にトルク伝達容量がゼロであるクラッチ油圧に設定しておく必要があるからである。
【0020】
エンジン回転数NE>NEINGXである範囲(図5のHAの範囲)は、ステップS2→ステップS3→ステップS4と処理が進む。そして、スロットル開度の全閉制御により、エンジン回転数NEがNEINGX以下となったら、ステップS2からステップS5に進む。このとき、クラッチ油圧は一段階(2〜3割アップ)上げた後、図5のHBの範囲に入る。ここで、クラッチ油圧を一段階上げる理由は、前記クラッチ伝達容量を持たない学習値がいくらかマージンを取った値であることから、前記所定値のおよそ2〜3割のクラッチ油圧を一段階目として加算しても、クラッチの係合によるショックが発生しないこと(エンジン回転数が十分低下していることも要因の一つ)が予め実験的に確かめられていて、クラッチ係合完了までの時間を短くするためにも、一段階クラッチ油圧を上げておく方がよいからである。
【0021】
次に、ステップS5のインギヤ制御では、図4のフローを実行する。図4のインギヤ制御に入ると、ステップS11でクラッチのエンゲージ状態を示すエンゲージフラグF−ENGAGEが1(このフラグはクラッチが係合しているとき、つまり発進時係合ギヤのクラッチが伝達容量を持っているとき1になる)であるか否かを判断する。この場合のクラッチが十分にトルク容量を持ったか否か(エンゲージしたか否か)は、クラッチのトルクの入力側と出力側の回転数を比較することで判断することができる。本装置のような平行2軸タイプの変速機では、変速機の入力軸と出力軸の回転数が、クラッチ係合時のギヤ比に相当する回転数比になったか否かで判断することができる。
【0022】
まだ、エンゲージしていない場合は、エンゲージフラグF−ENGAGEは「0」であるから、ステップS11からステップS12に進み、ここで、RDフラグ(Rレンジ→DレンジまたはDレンジからRレンジに切換え操作したとき立つフラグ)F−RDが1であるか否かを判断する。YESの場合はステップS14に進む。NOの場合はステップS13で前記タイマtmNEXDLがカウント中か否かを判断する。カウント中の場合はステップS14に進む。なお、タイマtmNEXDLの時間は、エンジン回転数をスロットル開度で十分に低下(ショックなくクラッチを徐々につかみ始めることができるために必要十分に低下)させるのに必要な時間であり、低下させたエンジン回転数を、クラッチをつかみ始めて、制御上のハンチングが起こらないように、ある程度維持可能な時間である。
【0023】
ステップS14ではスロットル開度THを「0」のまま維持し、ステップS15で移行タイマtmINGに所定値tmNRD(AP)をセットする。この場合の所定値tmNRD(AP)はアクセル開度APに依存した値であり、図6に示すような予め設定されたマップ値を用いる。次いで、ステップS15からステップS18に進んで、クラッチ油圧QONを計算して、その値にクラッチ油圧を制御する。この場合のクラッチ油圧QONは徐々に増加させて、クラッチの締結レベルまで緩やかに持っていく。
【0024】
上記のようにスロットル開度THを強制的にゼロに設定することでエンジン回転数が十分に下がるのを、タイマtmNEXDLの設定した所定時間だけ待つ。そして、タイマtmNEXDLがカウントを終了した時点で、ステップS13の判断がNOとなり、ステップS16に進む。ステップS16では、スロットル開度THを全閉のままとはせず、しかも、アクセル開度に対応する通常値に戻すこともせずに、通常値よりも低い、所定の制限を付けた範囲の値に抑制する(図5のHCの範囲)。即ち、スロットル開度THとして、アクセル開度APには対応するものの、通常値より大きな値とはならない範囲の制限値TH5DGを設定する。
【0025】
この制限値TH5DG(クレームのゼロより大きい所定の制限値に相当)は、アクセル操作に関係なく、スロットル開度がゼロでエンジン回転数が上がらない状態が続くと、間違って更にアクセルを踏み込んでしまうことを、エンジン回転の上昇音で防止させる目的の値であり、エンジン回転がアクセルに応答していることを、音で運転者に知らせることのできる値でありさえすればよい。従って、5度程度以内のスロットル開度値を与えればよい。この制御段階では、アクセルを急に踏み込んでも、スロットル開度に制限がかかるので、エンジン回転数が急上昇することはなく、エンジン回転の上昇音だけが運転者に体感される。その結果、運転者に違和感を抱かせなくなり、アクセルを無闇に踏み込むのを予防することができる。前記の制限値TH5DGとしては、図6に示すようなアクセル開度APに対応したマップ値を使用する。
【0026】
なお、前記タイマtmNRD、tmNIGの値としては、図6のマップに示すように、所定のアクセル開度APまでは、アクセル開度が大きくなるほど時間が長くなるよう設定され、所定のアクセル開度以上では、一定時間が設定される。また、制限値TH5DGの値としては、所定のアクセル開度APまでは、制限されているスロットル開度の中で大きなスロットル開度が設定され、所定のアクセル開度以上では、一定値(TH5DG=およそ5度)が設定される。
【0027】
次のステップS17では移行タイマtmINGに所定値tmNIG(AP)をセットする。この場合の所定値tmNIG(AP)はアクセル開度APに依存した値であり、図6に示すような予め設定されたマップ値を用いる。次いで、ステップS17からステップS18に進んで、クラッチ油圧QONを計算して、その値にクラッチ油圧を制御する。なお、クラッチ油圧を徐々に上げてゆき、クラッチを介してトルクが十分に伝達されている状態(すなわち、クラッチが伝達容量を持つ状態)で、アクセル開度とスロットル開度の関係を元に戻す。上記の状態の時から、ライン圧まで上昇させてもトルクの伝達容量は、ほとんど変わらず、ショックもない状態となるからである。
【0028】
エンゲージフラグF−ENGAGEが1になるまで、ステップS11→12→13→16→17→18の流れで処理を行い、エンゲージフラグF−ENGAGE=1によりエンゲージが確認されたら、ステップS11からステップS20に進んで、クラッチ油圧をライン圧ATLINE圧モードに設定する。また、ステップS21でタイマtmINGの値がゼロになるのを待って、ステップS22に進みインギヤフラグF−INGEAをリセットして処理を終了する。
【0029】
以上をまとめると、本装置の制御では、NレンジからDレンジに切換えたときに、エンジン回転数が大きい場合は、アクセル開度APに関係なくスロットル開度THをゼロにし、同時にクラッチ油圧QONをゼロにする。そして、エンジン回転数NEが落ちるのを、タイマtmNEXDLの設定時間(所定時間)だけ待ってから、クラッチ油圧QONを徐々に高めていき締結させる。また、クラッチが締結するまでの間は、アクセル操作がエンジン音でわかる程度の制限をかけてスロットル開度THを制御し、エンゲージが確認されるまでスロットル開度THを抑えておき、エンゲージした時点でスロットル開度をアクセル開度に対応する通常値に戻す。
【0030】
従って、NレンジからDレンジへ切換えた際のエンジン回転数NEが大きい状態でのクラッチの係合を回避することができ、係合ショック、つまり発進ショックの発生を防止することができる。また、所定時間tmNEXDLの経過後に、クラッチ油圧を上昇させるものの、その段階で依然としてスロットル開度を全閉のままに維持することにより、制御ハンチングを防止することができる。また、所定時間tmNEXDLが経過してからクラッチが係合するまでの間は、スロットル開度をアクセル開度に対応した制限値TH5DGに設定するので、その間スロットル開度THを全閉とするのと違い、運転者にエンジン音でアクセルとスロットルの繋がりを体感させることができ、それ以上の誤ったアクセル踏み込みを予防することができる。よって、ドライバビリティも向上する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、シフトレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたことが検出されたときに、エンジン回転数が所定値より大きい状態が検出された場合は、スロットル開度を全閉に設定し、エンジン回転数が所定値より大きい状態から、所定値以下となったことが検出されたときから所定時間経過後は、発進時係合ギヤのクラッチが伝達容量を持つまでの間、スロットル開度をゼロより大きい所定の制限値に設定する制御手段を備えているので、非走行レンジから走行レンジに切換えた場合の係合ショックを緩和することができる。特に、エンジン回転数が下がってからクラッチが容量を持つまでの間、スロットル開度を全閉にするのではなく、所定の制限値に設定するので、運転者にエンジン音でアクセルとスロットルの繋がりを体感させることができ、それ以上の誤ったアクセル踏み込みを予防することができ、操縦性の向上を図ることができる。
また、前記制御手段が、エンジン回転数が所定値より大きい状態から、所定値以下となったことが検出されたときからの所定時間、スロットル開度を全閉に維持するので、制御の確実化を図ることができる。
【0032】
そして、請求項2に記載した発明によれば、スロットル開度によって十分に低下させたエンジン回転数をある程度維持することが可能となるため、クラッチつかみ始めの制御ハンチングが起こらないようにできる効果がある。
さらに、請求項3に記載した発明によれば、アクセルを急に踏み込んでも、スロットル開度に制限がかかるので、エンジン回転数が急上昇することはなく、エンジン回転の上昇音だけが運転者に体感されるため、運転者に違和感を抱かせなくなり、アクセルをむやみに踏み込むのを予防することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態の車両における駆動力伝達系の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の制御手段7の実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートの中のインギヤ制御(ステップS5)の詳細を示すフローチャートである。
【図5】 図3、図4の制御の流れに応じたタイムチャートである。
【図6】 図4の制御で利用するマップの内容を示す特性図である。
【符号の説明】
1 クラッチ
2 クラッチ油圧制御手段
3 スロットル
4 スロットル開度制御手段
5 レンジ検出手段
6 エンジン回転数検出手段
7 制御手段
Claims (3)
- 自動変速機を備えると共にアクセル開度と独立してエンジンのスロットル開度を設定可能な車両の駆動制御装置において、
自動変速機のシフトレンジを検出するレンジ検出手段と、
エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
前記レンジ検出手段によってシフトレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたことが検出されたときに、前記エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数が所定値より大きい状態が検出された場合は、スロットル開度を全閉に設定すると共に、発進時、前記自動変速機の係合ギヤのクラッチ油圧を該クラッチが伝達容量を持たない所定値で待機させ、前記エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数が前記所定値より大きい状態から、前記所定値以下となったときから所定時間はスロットル開度を全閉に維持すると共に、前記クラッチ油圧を、伝達容量を持たない前記所定値に所定の油圧を加算した油圧まで上げ、前記所定時間経過したときから前記クラッチ油圧を徐々に増加させて前記クラッチが伝達容量を持つまでの間、前記スロットル開度をゼロより大きい所定の制限値に設定する制御手段とを備えていることを特徴とする車両の駆動制御装置。 - 前記所定時間は、前記エンジン回転数をスロットル開度で十分に低下させる時間であることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動制御装置。
- 前記制限値はエンジン回転がアクセルに応答していることをエンジン回転の上昇音で運転者に知らせることができる値であることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP3937098A JP3657416B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 車両の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP3937098A JP3657416B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 車両の駆動制御装置 |
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| JPH11236834A JPH11236834A (ja) | 1999-08-31 |
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ID=12551179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3937098A Expired - Lifetime JP3657416B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 車両の駆動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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Families Citing this family (3)
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-
1998
- 1998-02-20 JP JP3937098A patent/JP3657416B2/ja not_active Expired - Lifetime
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