JPH062577A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

Info

Publication number
JPH062577A
JPH062577A JP15808892A JP15808892A JPH062577A JP H062577 A JPH062577 A JP H062577A JP 15808892 A JP15808892 A JP 15808892A JP 15808892 A JP15808892 A JP 15808892A JP H062577 A JPH062577 A JP H062577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
throttle opening
speed
shift
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15808892A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Sakida
克哉 崎田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP15808892A priority Critical patent/JPH062577A/ja
Publication of JPH062577A publication Critical patent/JPH062577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】手動変速操作後にクラッチを係合する際、変速
ショックを十分低減することができる内燃機関の出力制
御装置を提供する。 【構成】制御回路35は、クラッチ12が係合している
ときのアクセル踏込量とエンジン回転速度との関係と、
その継続時間とから増速変速が必要か減速変速が必要か
を推定し、次回クラッチ12が解放されたときには、変
速操作後の変速段を推定する。そして、この推定変速段
と車速とから、クラッチ12を係合させるときに車両に
大きなショックを発生しない目標エンジン回転速度を算
出し、この目標エンジン回転速度をクラッチ12の解放
中に達成するように推定スロットル開度を算出する。一
方、アクセル踏込量に応じて目標スロットル開度が算出
されており、制御回路35は、推定スロットル開度と目
標スロットル開度との大きいほうを目標としてスロット
ル弁17を開閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチを介して手動
変速機が接続された内燃機関に設けられ、そのスロット
ル弁を開閉することにより内燃機関の出力を制御する内
燃機関の出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭59ー58131号
公報開示の手動変速機が連結されたエンジンでは、変速
後の変速段及び車速により定まるクラッチ出力側の回転
速度とクラッチ入力側のエンジン回転速度との不一致に
起因する、変速時の変速ショックを緩和するため、クラ
ッチ切断・変速段切り換え後に、切り換え後の変速段と
車速とから目標とするエンジン回転速度を設定し、その
目標エンジン回転速度を得るための目標スロットル開度
を算出してスロットル弁を開閉制御していた。
【0003】また、自動変速機を備えた車両では、例え
ば特開昭61ー189354号公報開示のように、トル
コン入出力軸間の回転速度差に基づき変速マップを切り
換え、トルコン入出力軸間の回転速度差が大きくなって
トルコンオイルが加熱されそうになると変速段が低速用
に切り換わり易くなるように制御して、トルコン入出力
軸間の回転速度差を小さくし、トルコンオイルの加熱及
び劣化を防止するエンジンの出力制御が行われていた。
【0004】さらに、例えば特開昭63ー116942
号公報に開示されているような自動変速機に連結された
エンジンでは、各変速段毎にスロットル開度と車速との
関係に基づき変速に適した時期が判断され、変速の前段
階から変速完了までの間、自動クラッチの入出力双方の
回転速度差に基づく係合ショックが発生しないようなス
ロットル開度が予め定められた関係に基づき算出され、
その算出値に基づきスロットル開度を制御して変速ショ
ックを防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の手動変速機に連結されたエンジンにおいては、変速シ
ョックを緩和するためのスロットル開度を算出するにあ
たって、クラッチを切断し変速段を切り換えた後にその
変速段を検出し、検出した変速段と車速とから目標エン
ジン回転速度を設定してスロットル開度を制御していた
ので、そのスロットル開度制御の時間的な応答遅れによ
ってエンジン回転速度が目標に達する前にクラッチが係
合され、十分な変速ショック低減効果が得られないとい
う問題があった。
【0006】また、前述した従来の自動変速機に連結さ
れたエンジンの制御では、各変速段毎に変速段切り換え
に適した車速とスロットル開度との関係を表した変速線
図を有し、その変速線図に基づき変速段を自動的に切り
換えているので、そのような変速線図を持たず運転者の
判断に基づき手動で変速段が切り換えられる手動変速機
に連結された内燃機関の制御に、そのような自動変速機
付きエンジンにおける変速ショックの軽減手法を、その
まま応用することは困難であった。
【0007】そこで、クラッチを介し手動変速機が接続
された内燃機関において、変速操作後にクラッチを係合
する際、変速ショックを十分低減することができる内燃
機関の出力制御装置を提供する目的で本発明が生み出さ
れた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのような本発明の構成
は、図1に例示するように、アクセルペダルの踏込量に
応じた信号を出力するアクセルセンサと、該アクセルセ
ンサの出力に基づきアクセルペダルの踏込量に応じた第
一目標スロットル開度を算出する第一算出手段とを備
え、該第一算出手段にて算出された第一目標スロットル
開度に応じてスロットル弁を開閉制御することにより、
内燃機関の出力を制御する内燃機関の出力制御装置にお
いて、前記内燃機関の出力軸に手動変速機を接続するク
ラッチの係合・解放に応じた信号を出力するクラッチセ
ンサと、車両の走行速度に応じた信号を出力する車速セ
ンサと、前記内燃機関の回転速度に応じた信号を出力す
る回転センサと、前記クラッチ係合時における前記アク
セルセンサの出力及び前記回転センサの出力に基づき、
次の変速操作によって切り換えられる前記手動変速機の
変速段を推定する推定手段と、前記クラッチセンサから
前記クラッチの解放を表す信号が出力されているとき、
前記車速センサの出力と前記推定手段にて推定された変
速段とから決定される前記内燃機関の目標回転速度を得
るための第二目標スロットル開度を算出する第二算出手
段と、前記クラッチセンサから前記クラッチの解放を表
す信号が出力されているとき、前記第一及び第二目標ス
ロットル開度を比較して、前記第二目標スロットル開度
の方が前記第一目標スロットル開度よりも大きな場合
は、前記スロットル弁の開閉制御に用いる前記第一目標
スロットル開度を前記第二目標スロットル開度に切り換
える比較・切換手段と、を備えたことを特徴とする内燃
機関の出力制御装置である。
【0009】
【作用および発明の効果】このような本発明にあって
は、通常、第一算出手段にてアクセルペダルの踏込量に
応じた第一目標スロットル開度を算出し、その第一目標
スロットル開度に応じてスロットル弁を開閉することに
より内燃機関の出力を制御する。
【0010】従って、通常、アクセルペダルの踏込量に
応じた内燃機関の出力が得られ、運転者の意志に応じて
内燃機関の出力を制御することができる。さらに、本発
明では、推定手段が次の変速操作後の変速段を推定し、
その推定された変速段及び車両走行速度に応じて決定さ
れる内燃機関の目標回転速度を得るための第二目標スロ
ットル開度を第二算出手段が算出する。
【0011】加えて、比較・切換手段が、クラッチ解放
時において、第一目標スロットル開度よりも第二目標ス
ロットル開度の方が大きい場合には、スロットル弁の開
閉制御のための第一目標スロットル開度を第二目標スロ
ットル開度に切り換える。従って、本発明によれば、ク
ラッチ解放時において、第一又は第二目標スロットル開
度の何れか大きい方に応じてスロットル弁を開閉し内燃
機関の出力を制御することができる。それ故、変速操作
後にクラッチを係合する際、第一目標スロットル開度の
方が大きい場合には運転者の意志に応じたスロットル開
度及び内燃機関の回転速度を実現することができ、逆に
第二目標スロットル開度の方が大きい場合には変速後の
変速段及び車速に応じたスロットル開度に制御されて内
燃機関の回転速度と手動変速機の入力軸の回転速度を略
一致させることができるので、運転者の意志に反した変
速ショックは生じることがなく、変速時のドライバビリ
ティを改善することが可能である。
【0012】
【実施例】図面に基づき本発明の一実施例を詳細に説明
する。但し、本発明は以下に詳述する実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当
業者が想到し得る全ての実施例を含む。
【0013】本実施例にかかるエンジン出力制御装置の
概略構成を図2に示す。そのエンジン出力制御装置にあ
っては、手動変速機11がクラッチ12を介してエンジ
ン13の出力軸に連結されており、エンジン13の吸気
系15に配設されているスロットル弁17を開閉制御す
ることによって、エンジン13の出力を制御するための
装置であり、アクセルペダル19の踏込量を検出するア
クセル開度センサ21、クラッチ12の解放・係合に応
じてON・OFFするクラッチスイッチ23、エンジン
13が搭載されている車両の走行速度を検出する車速セ
ンサ25、エンジン13の回転速度を検出する回転セン
サ27、及びスロットル弁17の開度を検出するスロッ
トル開度センサ29といったセンサ類と、スロットル弁
17を開閉作動させるためのアクチュエータ31と、ア
クチュエータ31及び前述のセンサ類に接続されセンサ
類からの信号に基づきスロットル弁17を駆動するため
の信号をアクチュエータ31に出力する電子制御装置
(ECU)33と、から構成されている。
【0014】図2に示すように、ECU33は、CP
U,ROM,RAM,前述したセンサ類やアクチュエー
タ31とCPUとの間で信号を媒介するA/D変換器,
及び入出力回路等から成る制御回路35、並びに、後述
する図5記載のマップ1を記憶する第一設定回路37,
同様に図7記載のマップ2を記憶する第二設定回路3
9,及び同様に図8記載のマップ3を記憶する第三設定
回路41等を中心として構成された周知のマイクロコン
ピュータである。
【0015】以下に、ECU33にて実行される、本発
明に関わる主要な処理としての目標スロットル開度算出
処理(以下「主処理」という)を、図3に示す流れ図に
沿って説明する。主処理はエンジン13始動後に10m
sec.周期のタイマ割り込みとして実行され、その実行に
よって前述したセンサ類の信号に基づき目標スロットル
開度THTを算出する。そのようにして算出した目標ス
ロットル開度THTに基づきECU33からアクチュエ
ータ31へ駆動信号が出力され、その駆動信号によって
アクチュエータ31がスロットル弁17を目標スロット
ル開度THTになるよう開閉制御する。
【0016】主処理が実行されると、先ずステップ11
0にて第一算出手段としての処理を実行し、アクセル開
度センサ21の出力値APから、アクセルペダル19の
踏込量に応じた目標スロットル開度THTを第一目標ス
ロットル開度として算出する。更にステップ120に進
み、クラッチスイッチ23のON・OFFを判断する。
【0017】クラッチ12が解放されクラッチスイッチ
23がONであるときにはステップ130に進み、クラ
ッチスイッチ23がOFFしてからどれだけの時間その
OFF状態が継続しているかを判断するためのOFF時
間カウンタCCLをクリアした後、ステップ140にて
フラグXCFが1か0かを判断する。フラグXCFは、
後述するステップ270にて、実際の車速に対するエン
ジン回転速度の比率(GEAR)が各変速段における所
定幅の値(図9参照)の何れにも合致しないと判断した
場合、例えば車速センサ25や回転センサ27等に異常
があったり、変速段が何れでもなくニュートラル状態で
あるときに1とされ(ステップ350)、GEARが所
定幅の値の何れかに合致し且つクラッチスイッチ23が
OFFしてから2秒経過した後に0とされる(ステップ
330)。
【0018】ステップ140でフラグXCFが1である
と判断したとき本処理を一旦終了する。従って、その場
合、目標スロットル開度THTは前述のようにアクセル
ペダル19の踏込量(AP)に応じてステップ110で
算出した値となる。一方、ステップ140でフラグXC
Fが0であると判断したときステップ150に進んで、
クラッチスイッチ23のON・OFFに応じ1又は0何
れかの値をとるクラッチ追従フラグXCLを判定する。
【0019】フラグXCLが0である場合はクラッチ解
放直後であると判断して、ステップ160に進みフラグ
XCLを1とする。更にステップ180に進んで推定手
段としての処理を実行し、クラッチスイッチ23がOF
Fのときにステップ170で算出した変速度合CSFに
基づいて、変速操作後の変速段SFを推定する。
【0020】またステップ150にてフラグXCLが1
である場合は、クラッチ解放後に主処理を一旦実行し終
了したのち再度ステップ150に至った場合であって既
にクラッチ解放直後の主処理におけるステップ180で
変速段SFを推定しているので、ステップ160、18
0を飛び越して、ステップ150から直接ステップ19
0に進み、後述のように推定スロットル開度THSを算
出する。従って、ステップ180のSF推定処理は、一
度のクラッチ解放操作においてクラッチスイッチ23の
ON直後に一度だけ実行される。
【0021】ステップ170にて実行される変速度合C
SF算出処理は、後述するようにクラッチスイッチ23
のOFF時に主処理の周期10msec.毎に実行され、エ
ンジン13の回転速度とアクセルペダル19の踏込量と
に基づいて図5に示すマップ1から減速又は増速(即ち
変速)の必要度CSFPを算出し、そのCSFPを直前
の変速度合CSFの値に加算して、CSFを更新するた
めの処理である。
【0022】図4及び図5に基づき、CSF算出処理に
ついて説明する。CSF算出処理が実行されると、先ず
ステップ171にて図5のマップ1から、回転センサ2
7の出力値とアクセル開度センサ21の出力値APとに
基づいて、変速の必要度CSFPを算出する。マップ1
は、現時点での変速比においてアクセルペダル19の踏
込量とエンジン回転速度とが均衡しており変速の必要が
ないときCSFPが0となり、減速の必要が大きくなる
に連れてCSFPが−1、−3となり、逆に増速の必要
が大きくなるに連れてCSFPが+1、+3となるよう
な特性を有している。
【0023】従って、アクセルペダル19の踏込量が小
さくエンジン回転速度が高い場合CSFPは正の大きな
値となり易く、逆に、アクセルペダル19の踏込量が大
きくエンジン回転速度が低い場合CSFPは負の大きな
値となり易い。また特に、アクセルペダル19の踏込量
が0近傍の値であるときには、エンジン回転速度が高く
てもCSFPが0より大きくならない特性とすることに
よって、減速中や変速操作時にCSFP及びCSFが誤
った値とならないようにしている。例えば、エンジン回
転速度が高く増速の必要がある場合、変速のためクラッ
チを解放する直前のアクセルペダル操作によりアクセル
ペダル19の踏込量が0となってもCSFPは0となっ
て、そのようなアクセル操作はCSFの更新値に影響を
及ぼさない。
【0024】さらにステップ172に進み、ステップ1
71で算出されたCSFPを直前の変速度合CSFに加
算し、その加算値をCSFに書き込んでCSFを更新す
る。従って、クラッチスイッチ23のOFF時に、アク
セルペダル19の踏込量が小さくエンジン回転速度が高
い状態が長時間続く場合CSFは大きな値となって増速
の必要度合が高いことを示し、逆に、アクセルペダル1
9の踏込量が大きくエンジン回転速度が低い状態が長く
続く場合CSFは小さな値となって減速の必要度合が高
いことを示す。
【0025】ステップ173〜176では、更新された
CSFが0から1000までの範囲を越えないようにガ
ードする。そのガードの後、この処理を一旦終了して、
後述するように次の処理であるステップ220に進む。
このようにしてステップ170で更新された変速度合C
SFは、クラッチスイッチ23がONのときにおいて、
クラッチ解放直前の状態に保持されており、そのクラッ
チ解放直前のCSFの値に基づき変速操作後の変速段S
Fを推定するSF推定処理が、ステップ180にて実行
される。
【0026】図6に示すように、SF推定処理が実行さ
れると、ステップ181にてCSFが550以上か否か
を判断する。CSFが550以上であるときには増速で
あると判断してステップ182に進み、クラッチスイッ
チOFF時に実際の車速に対するエンジン回転速度の比
率(GEAR)に基づいて所定の関係(図9)からステ
ップ280で求めたクラッチ解放直前の変速段SNに、
1を加算して得た変速段を、変速後の変速段SFと推定
する。CSFが550未満であるときステップ183に
進み、更にCSFが400未満か否かを判断する。CS
Fが400未満であるとき減速であると判断してステッ
プ184に進み、前述した変速段SNから1を減算して
得た変速段を、変速後の変速段SFと推定する。CSF
が550未満400以上であるとき変速後の変速段を判
定できないものとしてステップ185に進み、前述した
変速段SNそのものを変速後の変速段SFと推定する。
それらステップ182、184、及び185の何れかを
経た後ステップ186に進んで、変速度合CSFに初期
値500を書き込む。そのように初期設定されたCSF
は、次にクラッチスイッチ23がOFFした直後のステ
ップ170において、前述した変速度合CSF算出処理
に用いられる。
【0027】そのようにしてステップ180で変速後の
変速段SFを推定した後、又はステップ150にてクラ
ッチ追従フラグXCLが1であると判断した後、ステッ
プ190にて第二算出手段としての処理を実行する。即
ち、ステップ190では、車速とステップ180で推定
した変速後の変速段SFとから決定される目標エンジン
回転速度を、図7に示すマップ2を用いて算出し、その
目標エンジン回転速度を無負荷時に達成するための推定
スロットル開度THSを第二目標スロットル開度とし
て、図8に示すマップ3から算出する。
【0028】マップ2は、車速の増加に応じて略正比例
的に増加する目標エンジン回転速度の関係を、1速から
4速までの各変速段毎に規定している。その正比例関係
の傾きは低速段から高速段になるに従い小さくなってい
る。またマップ3は、目標エンジン回転速度の増加に応
じて略正比例的に大きくなる推定スロットル開度THS
の関係を規定している。
【0029】従って、例えば車速が増大するとき又は推
定した変速後の変速段SFが低速段であるときには、目
標エンジン回転速度は高く、推定スロットル開度THS
も大きくなる。逆に、車速が低いとき又は推定した変速
後の変速段SFが高速段であるときには、目標エンジン
回転速度は低く、推定スロットル開度THSも小さくな
る。
【0030】ステップ190にて推定スロットル開度T
HSを算出した後、ステップ200、210にて比較・
切換手段としての処理を実行する。即ち、ステップ20
0にて、ステップ190で算出したTHSと、先にステ
ップ110でアクセルペダル19の踏込量に応じた値と
して算出した目標スロットル開度THTとを比較して、
THSの方がTHTよりも大きなときステップ210に
進みTHTにTHSの値を読み込んで目標スロットル開
度THTを更新し、逆に、THTがTHS以上であると
き目標スロットル開度THTの値をそのまま保持する。
そのようにして目標スロットル開度THTを得た後、本
処理を一旦終了する。
【0031】このように、本実施例ではクラッチ解放時
に、ステップ200で、アクセルペダル19の踏込量に
応じステップ110で算出した目標スロットル開度TH
Tと、推定した変速後の変速段SF及び車速に基づき算
出した推定スロットル開度THSとの、いずれか大きい
方を目標としてスロットル弁17を速やかに開閉制御し
てエンジン13の出力を制御する。
【0032】従って、変速操作後にクラッチが係合され
る際、THSの方がTHTよりも大きな場合には、エン
ジン13の回転速度を、推定された変速後の変速段及び
車速に応じて制御することができるので、エンジン13
の出力軸の回転速度と手動変速機11の入力軸の回転速
度とを略一致させて変速ショックを防止することが可能
であり、逆にTHTがTHS以上である場合には、エン
ジン13の回転速度を、運転者の意志に応じて制御する
ことができるので、運転者の意志に反した変速ショック
が生じることはなく、それ故、本実施例によれば、変速
時のドライバビリティを改善することができる。
【0033】一方、ステップ120にて、クラッチスイ
ッチ23がOFFであると判断したとき即ちクラッチが
係合しているときには、前述したようにステップ170
にて変速度合CSF算出処理を実行した後、ステップ2
20に進んでクラッチ追従フラグXCLを0とする。そ
の後ステップ230〜250に進み、8ビットカウンタ
として構成され0〜255までカウント可能なOFF時
間カウンタCCLを、本処理が実行される毎に即ち10
msec.毎に0〜255までの範囲で1づつカウントアッ
プし、クラッチスイッチ23がOFFしてからどれだけ
の時間そのOFF状態が継続しているかをカウントす
る。
【0034】すなわち、前述したステップ130でクリ
ヤされた状態のカウンタCCLを、ステップ230にて
1だけカウントアップして更新し、ステップ240に進
んでCCLがオーバフローしているか否か判断して、C
CLがオーバフローしているときにはステップ250に
てカウンタCCLに255を読み込んだ後ステップ26
0に進み、CCLがオーバフローしていないときには直
接ステップ260に進む。
【0035】ステップ260、270では、実際の車速
に対するエンジン回転速度の比率(GEAR)が、図9
に示すような予め定められた関係にあるか否かを判断
し、更にステップ280では、そのGEARに基づき図
9から現在の変速段SNを判定する。
【0036】すなわち、ステップ260にて、車速セン
サ25及び回転センサ27の各々の出力値に基づいて実
際の車速に対するエンジン回転速度の比率(GEAR)
を算出し、ステップ270にて、算出したGEARが、
図9に示すような予め定められた範囲内の所定値の何れ
かに一致するか否かを判断する。GEARがそれら所定
値の何れかと一致するときステップ280に進んで、そ
の一致した所定値に対応する変速段を図9から求め、そ
の変速段を現在の変速段SNと判定する。
【0037】なお、GEARがそれら所定値の何れにも
当てはまらないときは、車速センサ25若しくは回転セ
ンサ27に異常があった場合など何らかの異常が発生し
た場合又は変速段が何れでもないニュートラルの場合で
あるから、ステップ350にてフラグXCFを1とした
後、ステップ320に進み推定スロットル開度THSを
クリアして、本処理を一旦終了する。この場合、目標ス
ロットル開度THTは、アクセルペダル19の踏込量に
応じステップ110にて算出した値となる。
【0038】一方、ステップ280にて変速段SNを判
定した後に、ステップ290に進んで、カウンタCCL
が200以上か否か即ちクラッチスイッチ23がOFF
してから2秒以上経過しクラッチミートが完了した状態
か否かを判断する。カウンタCCLが200以上であり
従ってクラッチミートが完了した状態であると判断した
ときには、ステップ330に進んでフラグXCFをクリ
アした後、ステップ340にて、先にステップ280で
判定した現在の変速段SNと、クラッチスイッチ23の
ON時に前述のようにステップ180で推定した変速段
SFとが、一致するか否かを判断する。変速段SN及び
SFが一致しないとき、ステップ320に進んで推定ス
ロットル開度THSをクリアしてから本処理を一旦終了
する。その場合、目標スロットル開度THTはアクセル
ペダル19の踏込量に応じステップ110にて算出した
値となる。
【0039】ステップ290にて、カウンタCCLが2
00未満であり従ってクラッチミートが完了していない
と判断したとき、及び、ステップ340にて、現在の変
速段SNと推定された変速段SFとが一致すると判断し
たときには、ステップ300に進んで、前述したように
ステップ190で算出した推定スロットル開度THSか
ら、本処理が実行される毎に即ち10msec.毎に0.2
deg.づつ減算した値を新たなTHSとして読み込み、T
HSの値を更新する。更にステップ310に進み、TH
Sが負の値か否かを判断する。THSが負の値でないと
きには、前述したステップ200、210にて、更新し
たTHSとアクセルペダル19の踏込量に応じステップ
110で算出した目標スロットル開度THTとを比較
し、どちらか大きい方を目標スロットル開度THTとし
た後、本処理を一旦終了する。
【0040】このように、推定スロットル開度THSを
10msec.毎に0.2deg.づつ減算してTHSを更新
し、更新したTHSとステップ110で算出した目標ス
ロットル開度THTとの何れか大きい方を目標として、
スロットル弁17を開閉制御することによって、クラッ
チスイッチ23がOFFした後にスロットル弁17が急
に閉じないようにし、ドライバビリティを改善すること
ができる。
【0041】一方、ステップ310でTHSが負の値で
あると判断したときには、ステップ320に進んでTH
Sをクリアしてから、本処理を一旦終了する。この場
合、目標スロットル開度THTは、アクセルペダル19
の踏込量に応じステップ110にて算出した値となる。
【0042】以上詳述したように、本実施例のエンジン
出力制御装置によれば、ステップ180、190にて、
変速後の変速段SFを推定し、その推定した変速段SF
と車速とから決定される目標エンジン回転速度を得るた
めの推定スロットル開度THSを算出することができ
る。
【0043】さらに、ステップ200、210にて、そ
の推定スロットル開度THSと、アクセルペダル19の
踏込量に応じてステップ110で算出した目標スロット
ル開度THTとの何れか大きい方を選択し、選択したス
ロットル開度を目標としてスロットル弁17を開閉制御
する。
【0044】従って、手動変速機11に連結されたエン
ジン13において、変速操作後にクラッチが係合される
際、スロットル開度は、推定された変速段と車速とから
決定される目標エンジン回転速度を得るためのスロット
ル開度又はアクセルペダル19の踏込量に応じたスロッ
トル開度の何れか大きな方に制御され、それによってエ
ンジン13の回転速度は、推定された変速後の変速段及
び車速に応じて、又は運転者の意志に応じて制御される
ので、運転者の意志に反した変速ショックが生じること
はなく、変速時のドライバビリティを改善することがで
きる。
【0045】本実施例では、図5に示すように、エンジ
ン回転速度とアクセルペダルの踏込量とに基づき変速の
必要度CSFPを算出するためのマップ1を、一枚のマ
ップで構成したため記憶すべき情報量が少なくて済んだ
が、このマップ1に対応するマップを各変速段毎に即ち
変速段の数と同数だけ備えて、それら各マップの特性を
各変速段に応じた特性としてもよい。その場合、各変速
段におけるトルク特性等に応じて、きめ細かく変速の必
要度CSFPを算出することができるため、変速度合C
SFの算出及び変速後の変速段SFの推定を一層的確に
行うことができる。
【0046】また、図5のマップ1は、手動変速機11
をエンジン13の出力軸に連結するクラッチ12の係合
しているときに、エンジン回転速度とアクセルペダルの
踏込量とに基づき変速の必要度CSFPを算出するため
に用いるが、そのようなCSFPの算出にあたり、エン
ジン回転速度に対応する車速をエンジン回転速度に代え
て用いてもよく、更に、アクセルペダルの踏込量に対応
するスロットル開度をアクセルペダルの踏込量に代えて
用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】本実施例の概略構成図である。
【図3】目標スロットル開度算出処理を表す流れ図であ
る。
【図4】変速度合CSF算出処理を表す流れ図である。
【図5】変速の必要度CSFPを算出するためのマップ
1を表す特性図である。
【図6】変速後の変速段SFを推定するためのSF推定
処理を表す流れ図である。
【図7】変速段と車速とから決定される目標エンジン回
転速度を算出するためのマップ2を表す特性図である。
【図8】無負荷時に目標エンジン回転速度を達成するた
めの推定スロットル開度THSを算出するマップ3を表
す特性図である。
【図9】車速に対するエンジン回転速度の比率(GEA
R)と変速段との対応関係を表す対応表である。
【符号の説明】
11…手動変速機、 12…クラッチ、
13…エンジン、17…スロットル弁、 19…ア
クセルペダル、 21…アクセルセンサ、23…クラッ
チスイッチ、 25…車速センサ、 27…回転セ
ンサ、31…アクチュエータ、 33…ECU、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの踏込量に応じた信号を
    出力するアクセルセンサと、該アクセルセンサの出力に
    基づきアクセルペダルの踏込量に応じた第一目標スロッ
    トル開度を算出する第一算出手段とを備え、該第一算出
    手段にて算出された第一目標スロットル開度に応じてス
    ロットル弁を開閉制御することにより、内燃機関の出力
    を制御する内燃機関の出力制御装置において、 前記内燃機関の出力軸に手動変速機を接続するクラッチ
    の係合・解放に応じた信号を出力するクラッチセンサ
    と、 車両の走行速度に応じた信号を出力する車速センサと、 前記内燃機関の回転速度に応じた信号を出力する回転セ
    ンサと、 前記クラッチ係合時における前記アクセルセンサの出力
    及び前記回転センサの出力に基づき、次の変速操作によ
    って切り換えられる前記手動変速機の変速段を推定する
    推定手段と、 前記クラッチセンサから前記クラッチの解放を表す信号
    が出力されているとき、前記車速センサの出力と前記推
    定手段にて推定された変速段とから決定される前記内燃
    機関の目標回転速度を得るための第二目標スロットル開
    度を算出する第二算出手段と、 前記クラッチセンサから前記クラッチの解放を表す信号
    が出力されているとき、前記第一及び第二目標スロット
    ル開度を比較して、前記第二目標スロットル開度の方が
    前記第一目標スロットル開度よりも大きな場合は、前記
    スロットル弁の開閉制御に用いる前記第一目標スロット
    ル開度を前記第二目標スロットル開度に切り換える比較
    ・切換手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の出
    力制御装置。
JP15808892A 1992-06-17 1992-06-17 内燃機関の出力制御装置 Pending JPH062577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15808892A JPH062577A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 内燃機関の出力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15808892A JPH062577A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 内燃機関の出力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062577A true JPH062577A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15664040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15808892A Pending JPH062577A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 内燃機関の出力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062577A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244880B1 (en) 1999-08-04 2001-06-12 Yazaki Corporation Low-insertion force connector
US7011536B2 (en) 2002-12-12 2006-03-14 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and a connector assembly
US9066147B2 (en) 1998-04-30 2015-06-23 Rovi Guides, Inc. Program guide system with advertisements

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9066147B2 (en) 1998-04-30 2015-06-23 Rovi Guides, Inc. Program guide system with advertisements
US6244880B1 (en) 1999-08-04 2001-06-12 Yazaki Corporation Low-insertion force connector
US7011536B2 (en) 2002-12-12 2006-03-14 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and a connector assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3624829B2 (ja) 車両の走行制御装置
JPH064389B2 (ja) 自動車の定速走行制御装置
JPS6234207B2 (ja)
EP0634592B1 (en) Gear change indicator
JPH11182274A (ja) スロットル制御装置
JP3623357B2 (ja) 車両の駆動制御装置
JP5320827B2 (ja) シャシーダイナモメータ
JPH062577A (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPH09269063A (ja) 車両の自動変速装置
JP2914995B2 (ja) パワートレイン制御装置
JPH0562086B2 (ja)
JPS63101549A (ja) 車両の自動変速制御方法
JPH11321386A (ja) 自動変速機の変速制御装置及び自動変速機のキックダウン推定方法
JP3657416B2 (ja) 車両の駆動制御装置
JP3480796B2 (ja) 自動変速機付き車両の制御装置
JPS6136414Y2 (ja)
JP2802493B2 (ja) エンジンロード制御装置
JPH057473Y2 (ja)
JPH08135778A (ja) 自動変速制御装置
JP2005280631A (ja) クラッチ制御装置
JPH04366062A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH0743030B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
JPH03260345A (ja) 車速変動抑制装置
JP2005113830A (ja) 動力システム
JPH0712800B2 (ja) 自動車の定速走行制御装置