JP4930212B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4930212B2
JP4930212B2 JP2007160863A JP2007160863A JP4930212B2 JP 4930212 B2 JP4930212 B2 JP 4930212B2 JP 2007160863 A JP2007160863 A JP 2007160863A JP 2007160863 A JP2007160863 A JP 2007160863A JP 4930212 B2 JP4930212 B2 JP 4930212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cut
delay time
engine
fuel
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007160863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009002163A (ja
Inventor
綾一 大滝
正浩 入山
鉄也 福家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007160863A priority Critical patent/JP4930212B2/ja
Publication of JP2009002163A publication Critical patent/JP2009002163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4930212B2 publication Critical patent/JP4930212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンの制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、燃料カット条件が成立したときにクラッチが解放しているか否かを判定し、解放していればエンジンへの燃料供給を停止するまでのカットインディレイのディレイ時間を短くし、それ以外の場合には前記カットインディレイのディレイ時間を長くするようにしたエンジンの燃料制御装置が開示されている。
特開2005−163759号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、低車速時のクラッチ解放時に前記カットインディレイのディレイ時間を短くした場合、燃料カット条件が成立している場合には、燃料カットによりエンジン回転数が急激に低下し、その直後に燃料カットリカバー条件がすぐに成立してしまい今度はエンジン回転数が急激に上昇してエンジン回転数のハンチングが発生し、運転者に違和感を与えてしまう虞がある。
そこで、本発明のエンジンの制御装置は、燃料カット条件が成立に切り替わってから、燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合にエンジンへの燃料の供給を停止させると共に、車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていることを特徴としている。
そこで、本発明のエンジンの制御装置は、燃料カット条件が成立に切り替わってから、燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合にエンジンへの燃料の供給を停止させると共に、車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定され、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、車速が所定値よりも大きく、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていることを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るエンジンの制御装置のシステム構成を模式的に示した説明図である。
図示せぬ車両の搭載されたエンジン1は、エンジンコントロールユニット(以下、ECUと記す)2によって、車両の運転状態に応じて最適なエンジントルクが得られるように制御されている。
エンジン1の出力軸となるクランクシャフト3には、自動変速機4が接続されている。自動変速機4は、クランクシャフト3から駆動力が伝達されるロックアップ機構付きのトルクコンバータ5と、トルクコンバータ5を介してエンジン1に接続されたベルト駆動式のCVT(連続無段可変変速機)6と、から大略構成されている。CVT6の出力側は、一般の自動車と同様に、終減速装置7を介して駆動輪8に接続されている。尚、CVT6に換えて有段自動変速機を用いてもよい。
エンジン1に接続された吸気通路9には、ECU2によって開閉制御されるスロットル弁10が配置されていると共に、このスロットル弁10よりも吸気下流側(エンジン1側)にエアフローメータ11が配置されている。また、エンジンに接続された排気通路12には、排気温度を検出する排気温度センサ13が配置されている。
ECU2には、上述した排気温度センサ13及びエアフローメータ11の他、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ14、エンジン1が搭載された車両の車速を検出する車速センサ15、運転者が操作するアクセルペダルの操作量(踏み込み量)であるアクセル操作量を検出するアクセルセンサ16、等からの信号が入力されている。尚、実際には前記各センサ以外にも多数のセンサから対応する情報がECU2には入力されている。
自動変速機4は、自動変速機コントロールユニット17によって制御されている。自動変速機コントロールユニット17には、CVT6の入力回転数を検出するCVT入力側回転数センサ18、CVT6の出力回転数を検出するCVT出力側回転数センサ19、上述の車速センサ15、等からの信号が入力されている。また、自動変速機コントロールユニット17は、ECU2と双方向通信が可能となるように通信線を介して接続されている。つまり、ECU2には、自動変速機コントロールユニット17を介してロックアップ信号並びにロックアップ解除信号、等の各種信号や、CVT6の目標変速比、CVT6が変速中であるかどうかといった自動変速機4の状態に関する情報が入力されている。
前記ロックアップ信号はトルクコンバータ5の図示しないロックアップクラッチが締結してエンジン1とCVT6とが直結するロックアップ状態となっているときにECU2に入力されている。前記ロックアップ解除信号は前記ロックアップクラッチが解放され、前記ロックアップ状態が解除されているときにECU2に入力されている。
ECU2は、通常は、スロットル弁10の開度をアクセル操作量に応じて制御するスロットル制御と、点火時期を運転状態に応じて制御する通常時点火時期制御との併用によりエンジントルクを制御する。
また、ECU2は、所定の燃料カット条件が成立(燃料カット信号ON、燃料カットリカバー信号OFF)した場合に、エンジン1への燃料の供給を停止する燃料カットを行う。詳述すると、ECU2は、前記燃料カット条件が成立しても、一旦はエンジン1への燃料の供給を停止する燃料カットの実施を延期し、所定の燃料カット条件が成立後、所定の燃料カットディレイ時間が経過しても前記燃料カット条件が成立している場合に限って、エンジン1への燃料の供給を停止する燃料カットを実施する。また、燃料カット実施中に、所定に燃料カットリカバー条件が成立(燃料カットリカバー信号ON、燃料カット信号OFF)すると、直ちに燃料カットを中止して、エンジン1への燃料の供給を再開する。
尚、上述の燃料カット条件は、例えば、暖機が完了し、アクセルペダルが完全に戻された状態で、かつエンジン回転数が所定値以上の場合に成立する。また、燃料カットリカバー条件は、燃料カット条件が不成立となった場合(例えば、アクセルペダルスイッチON等)に成立するものである。
図2は、CVT6のマニュアルモードでの変速時にECU2が実行する制御の流れを示すフローチャートである。
ステップ(以下、単にSと記す)11では、運転者により車両運転中に、ダウンシフトの操作が有ったか否かを判定し、ダウンシフト操作があった場合にはS12へ進む。
S12では、ダウンシフトによるCVT6の変速比変化に応じてトルク補正値を算出し、S13へ進む。
S13では、S12で演算されたトルク補正値に基づいてエンジン1の出力トルクを上昇させて(トルク補正値によるトルク補正を実施)、S14へ進む。
S14では、変速が終了したか否かを判定し、変速が終了していればS15ヘ進み、変速が終了していない場合にはS12へ戻る。尚、変速が終了したと判定されると前記トルク補正値に基づいて出力トルクを上昇させるトルク補正は終了する。
S15では、上述したような所定の燃料カット条件が成立しているかどうかを判定し、成立している場合にはS16へ進む。
S16では、燃料カット条件が成立した時点の運転状態に応じた燃料カットディレイ時間を算出し、S17へ進む。尚、燃料カットディレイ時間の具体的な算出手順については後述する。
S17では、燃料カット条件が成立後、S16で算出した燃料カットディレイ時間が経過したか否か判定し、経過している場合にはS18へ進む。
そして、S18では、燃料カット条件が成立しているか否かを判定し、燃料カット条件が成立している場合(燃料カット信号ON、燃料カットリカバー信号OFF)には、S19へ進み、燃料カット条件が不成立となるまで(燃料カットリカバー条件が成立するまで)燃料カットを実施する。つまり、燃料カット信号ONとなっても、算出された燃料カットディレイ時間が経過していなければ、実際に燃料カットは実施されない。
図3は、上述した図2のS16内の制御の流れを示すものであって、第1実施形態における燃料カットディレイ時間の具体的な算出手順を示すものである。
S21では、前記ロックアップクラッチがロックアップ状態であるか否かを判定し、ロックアップ状態ではない場合にはS22へ進み、ロックアップ状態であればS25へ進む。
S22では、車速が予め設定された所定値(例えば30km/h)以下であるか否かを判定し、車速が所定値以下であればS23へ進み、車速が所定値よりも大きい場合にはS24へ進む。
S23では、車速に応じた第1燃料カットディレイ時間を算出し、この第1燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。ここで、車速から第1燃料カットディレイ時間を算出する際には、予めECU2に記憶させた図4に示すような車速と第1燃料カットディレイ時間とが割り付けられた車速用ディレイ時間算出マップを用いて算出する。この車速用ディレイ時間算出マップは、S22における所定値を車速の上限とし、車速が速いほどディレイ時間が長くなるように設定されているものであって、S22における所定値が30km/hの場合、車速が30km/hのときにディレイ時間は1秒に設定されている。
S24では、非ロックアップ状態で、車速が所定値よりも大きい場合にのみ使用する予め設定された第2燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。尚、この第2燃料カットディレイ時間は、例えば数十msの値である。
S25では、ロックアップ状態時にのみ使用する予め設定された第3燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。尚、この第3燃料カットディレイ時間は、例えば300ms程度の値である。
つまり、本実施形態においては、燃料カット条件が成立に切り替わってから、燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合にエンジンへの燃料の供給を停止させると共に、車速が所定値以下となる低速で非ロックアップ状態のときの第1燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの第3燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。詳述すると、前記第1燃料カットディレイ時間が前記第3燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定され、前記第3燃料カットディレイ時間が前記第2燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。
以上、説明してきたように、本実施形態においては、車両運転中に所定の燃料カット条件が成立すると同時に燃料カットを実施するのではなく、燃料カット条件が不成立状態から成立状態に切り替わった際に、燃料カットディレイ時間を算出し、燃料カット条件成立からこの燃料カットディレイ時間が経過するまでの間一旦燃料カットの実施を延期する。そして、燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に、燃料カットを実施する。
そして、本実施形態においては、車速が所定値以下となる低速で前記ロックアップ機構が非ロックアップ状態のときの第1燃料カットディレイ時間が、前記ロックアップ機構がロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるように設定されている。さらに言えば、第1燃料カットディレイ時間は、車速が所定値以下(例えば、時速30km/h〜40km/h)となる低速でロックアップ機構が非ロックアップ状態のときの従来の燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。
燃料カットを実施し、その直後燃料カットを中止するような場合、燃料カットによりエンジン回転数が低下し、燃料カット中止によりエンジン回転数が上昇する。つまり、燃料カットと燃料カット中止とを短時間の間に連続して行うことで、エンジン回転数の変動が大きくなる。特に、低車速時にダウンシフトして、変速比の変化でエンジンの回転数が上昇するような場合(変速比変化に応じて算出されたトルク補正値によるトルク補正を実施する場合)、図5に示すように、その後の変速終了と同時に燃料カット条件が成立し、かつ燃料カットディレイ時間が短く、ロックアップ機構のロックアップクラッチが非ロックアップ状態であれば、燃料カットディレイ時間経過後に実施される燃料カットによって、エンジン回転数が急激に低下することになる。つまり、トルク補正値によるトルク補正の終了後、早期に燃料カットがされ、それによるエンジン回転数の急激な低下により、燃料カットリカバー条件の成立(燃料供給ON)までの時間が相対的に短くなる。そのため、ダウンシフトによるエンジン回転数の上昇と、燃料カットリカバーによるエンジン回転数の上昇とが、燃料カットによるエンジン回転数の低下を挟んで、連続で発生して運転者に違和感を与えることになる。
それに対して、本実施形態においては、車速が所定値以下となる低速で、非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間である第1燃料カットディレイ時間が、車速が所定値よりも大きい非ロックアップ状態のときに算出される第2燃料カットディレイ時間及びロックアップ状態のときに算出される第3燃料カットディレイ時間よりも相対的に長くなるよう設定されているので、図6に示すように、燃料カットディレイ時間のカウント中に燃料カットリカバー条件が成立(燃料供給ON)し、燃料カットが実行されないので、燃料カットと燃料カットリカバーとが短期間の間に連続して実施されることによるエンジン回転数の大きな変動を抑制することができ、エンジンの回転変動が運転者に違和感を与えてしまうことを確実に防止することができる。
また、低車速状態では、エンスト回避のために燃料カット後直ちに燃料カットリカバーが行われてエンジン回転数が吹け上がる場合が多く、また非ロックアップ状態では、燃料カットが実施されると、車輪からの動力伝達が小さくなるので、回転数が急激に低下することになる。そのため、これら二つの現象の複合により、エンジン回転数の変動が大きく感じられることになるが、本実施形態においては、これら二つの現象が複合されるような場面に算出される第1燃料カットディレイ時間が、車速が所定値よりも大きい非ロックアップ状態のときに算出される第2燃料カットディレイ時間及びロックアップ状態のときに算出される第3燃料カットディレイ時間よりも相対的に長くなるよう設定されているので、エンジン回転変動により運転者に違和感を与えてしまうような状況の発生を効果的に抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、上述した第1実施形態に対して、燃料カットティレイ時間の算出の仕方のみが異なっている。すなわち、この第2実施形態においては、図2のS16内の制御の流れが、図7に示すようになっている。
S31では、前記ロックアップクラッチがロックアップ状態であるか否かを判定し、ロックアップ状態ではない場合にはS32へ進み、ロックアップ状態であればS35へ進む。
S32では、車速が予め設定された所定値(例えば30km/h)以下であるか否かを判定し、車速が所定値以下であればS33へ進み、車速が所定値よりも大きい場合にはS34へ進む。
S33では、エンジン回転数に応じた第1燃料カットディレイ時間を算出し、この第1燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。ここで、エンジン回転数から第1燃料カットディレイ時間を算出する際には、予めECU2に記憶させた図8に示すようなエンジン回転数と第1燃料カットディレイ時間とが割り付けられたエンジン回転数用ディレイ時間算出マップを用いて算出する。このエンジン回転数用ディレイ時間算出マップは、エンジン回転数が大きいほどディレイ時間が長くなるように設定されているものであって、エンジン回転数が2000rpmのときにディレイ時間は1秒に設定されている。
S34では、非ロックアップ状態で、車速が所定値よりも大きい場合にのみ使用する予め設定された第2燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。尚、この第2燃料カットディレイ時間は、例えば数十msの値である。
S35では、ロックアップ状態時にのみ使用する予め設定された第3燃料カットディレイ時間を今回の燃料カットディレイ時間とする。尚、この第3燃料カットディレイ時間は、例えば300ms程度の値である。
この第2実施形態においても、前記第1燃料カットディレイ時間が前記第3燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定され、前記第3燃料カットディレイ時間が前記第2燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。
このような第2実施形態においても上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した第1実施形態では、車速用ディレイ時間算出マップから車速を用いて第1燃料カットディレイ時間を算出し、上述した第2実施形態では、エンジン回転数用ディレイ時間算出マップからエンジン回転数を用いて第1燃料カットディレイ時間を算出しているが、これら車速用ディレイ時間算出マップとエンジン回転数用ディレイ時間算出マップの双方を有して、これら各マップからそれぞれ算出された第1燃料カットディレイ時間のうちディレイ時間が長い方を最終的な第1燃料カットディレイ時間とするようにしてもよい。
上述した各実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) エンジンの制御装置は、ロックアップ機構を有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、エンジンを駆動源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、前記エンジンへの燃料供給を停止する所定の燃料カット条件が成立しているか否かを判定する燃料カット判定手段と、所定の燃料カット条件の不成立から成立への切り替わりのタイミングを検知する燃料カット条件切替検知手段と、燃料カット条件が不成立から成立に切り替わったタイミングで燃料カットディレイ時間を算出する燃料カットディレイ時間算出手段と、前記エンジンへの燃料の供給を停止させる燃料供給停止手段と、前記ロックアップ機構のロックアップクラッチが締結状態となるロックアップ状態であるか非締結状態となる非ロックアップ状態であるかを判定するロックアップ機構状態判定手段と、を有し、燃料カット条件が成立に切り替わってから、前記燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に前記エンジンへの燃料の供給を停止させると共に、車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。これによって、低車速で非ロックアップ状態時における燃料カットディレイ時間が相対的に長く設定されているので、燃料カット条件の成立からエンスト回避のための燃料カットリカバー条件が成立するまでの間隔が短くなるような場合には、燃料カットディレイ時間のカウント中に燃料カットリカバー条件が成立し、結果的に燃料カットが実施されることはないので、エンジン回転数が急激に変化することはなく、運転者が意図しないエンジン回転数のハンチングの発生を防止することができ、運転者に違和感を与えることのない運転性を確実に実現することができる。
(2) 前記(1)に記載のエンジンの制御装置は、具体的には、車速が所定値以下で、かつ前記ロックアップ機構が非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、前記ロックアップ機構がロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定され、前記ロックアップ機構がロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、車速が所定値よりも大きく前記ロックアップ機構が非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されている。
(3) 前記(1)または(2)に記載のエンジンの制御装置は、具体的には、非ロックアップ状態で車速が所定値以下の場合、前記燃料カットディレイ時間は車速に比例して長くなるよう設定されている。
(4) 前記(1)または(2)に記載のエンジンの制御装置は、具体的には、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を備え、非ロックアップ状態で車速が所定値以下の場合、前記燃料カットディレイ時間はエンジンの回転数に比例して長くなるよう設定されている。
(5) 前記(1)または(2)に記載のエンジンの制御装置は、具体的には、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を備え、前記燃料カットディレイ時間算出手段は、車速に比例して長くなる第1燃料カットディレイ時間を算出する第1算出手段と、エンジンの回転数に比例して長くなる第2燃料カットディレイ時間を算出する第2算出手段と、を有し、非ロックアップ状態で車速が所定値以下の場合、第1燃料カットディレイ時間と第2燃料カットディレイ時間とを比較して長い方を前記燃料カットディレイ時間として選択する。
本発明に係るエンジンの制御装置のシステム構成を模式的に示した説明図。 CVTのマニュアルモードでの変速時にECUが実行する制御の流れを示すフローチャート。 図2のS16内の制御の流れを示すものであって、第1実施形態における燃料カットディレイ時間の具体的な算出手順を示すフローチャート。 車速と第1燃料カットディレイ時間とが割り付けられた車速用ディレイ時間算出マップ。 従来のエンジンへの燃料供給を停止する燃料カットを実施する際のタイミングチャート。 本願発明におけるエンジンへの燃料供給を停止する燃料カットを実施する際のタイミングチャート。 図2のS16内の制御の流れを示すものであって、第2実施形態における燃料カットディレイ時間の具体的な算出手順を示すフローチャート。 エンジン回転数と第1燃料カットディレイ時間とが割り付けられたエンジン回転数用ディレイ時間算出マップ。
符号の説明
1…エンジン
2…エンジンコントロールユニット(ECU)
4…自動変速機
5…トルクコンバータ
6…CVT
17…自動変速機コントロールユニット

Claims (4)

  1. ロックアップ機構を有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、
    エンジンを駆動源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記エンジンへの燃料供給を停止する所定の燃料カット条件が成立しているか否かを判定する燃料カット判定手段と、
    所定の燃料カット条件の不成立から成立への切り替わりのタイミングを検知する燃料カット条件切替検知手段と、
    燃料カット条件が不成立から成立に切り替わったタイミングで燃料カットディレイ時間を算出する燃料カットディレイ時間算出手段と、
    前記エンジンへの燃料の供給を停止させる燃料供給停止手段と、
    前記ロックアップ機構のロックアップクラッチが締結状態となるロックアップ状態であるか非締結状態となる非ロックアップ状態であるかを判定するロックアップ機構状態判定手段と、を有し、
    燃料カット条件が成立に切り替わってから、前記燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に前記エンジンへの燃料の供給を停止させると共に、
    車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定され
    ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、車速が所定値よりも大きく、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. ロックアップ機構を有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、
    エンジンを駆動源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記エンジンへの燃料供給を停止する所定の燃料カット条件が成立しているか否かを判定する燃料カット判定手段と、
    所定の燃料カット条件の不成立から成立への切り替わりのタイミングを検知する燃料カット条件切替検知手段と、
    燃料カット条件が不成立から成立に切り替わったタイミングで燃料カットディレイ時間を算出する燃料カットディレイ時間算出手段と、
    前記エンジンへの燃料の供給を停止させる燃料供給停止手段と、
    前記ロックアップ機構のロックアップクラッチが締結状態となるロックアップ状態であるか非締結状態となる非ロックアップ状態であるかを判定するロックアップ機構状態判定手段と、を有し、
    燃料カット条件が成立に切り替わってから、前記燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に前記エンジンへの燃料の供給を停止させ、
    車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていると共に、車速に比例して長くなるよう設定されていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. ロックアップ機構を有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、
    エンジンを駆動源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記エンジンへの燃料供給を停止する所定の燃料カット条件が成立しているか否かを判定する燃料カット判定手段と、
    所定の燃料カット条件の不成立から成立への切り替わりのタイミングを検知する燃料カット条件切替検知手段と、
    燃料カット条件が不成立から成立に切り替わったタイミングで燃料カットディレイ時間を算出する燃料カットディレイ時間算出手段と、
    前記エンジンへの燃料の供給を停止させる燃料供給停止手段と、
    前記ロックアップ機構のロックアップクラッチが締結状態となるロックアップ状態であるか非締結状態となる非ロックアップ状態であるかを判定するロックアップ機構状態判定手段と、
    エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、を有し、
    燃料カット条件が成立に切り替わってから、前記燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に前記エンジンへの燃料の供給を停止させ、
    車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていると共に、エンジンの回転数に比例して長くなるよう設定されていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. ロックアップ機構を有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、
    エンジンを駆動源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記エンジンへの燃料供給を停止する所定の燃料カット条件が成立しているか否かを判定する燃料カット判定手段と、
    所定の燃料カット条件の不成立から成立への切り替わりのタイミングを検知する燃料カット条件切替検知手段と、
    燃料カット条件が不成立から成立に切り替わったタイミングで燃料カットディレイ時間を算出する燃料カットディレイ時間算出手段と、
    前記エンジンへの燃料の供給を停止させる燃料供給停止手段と、
    前記ロックアップ機構のロックアップクラッチが締結状態となるロックアップ状態であるか非締結状態となる非ロックアップ状態であるかを判定するロックアップ機構状態判定手段と、
    エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、を有し、
    前記燃料カットディレイ時間算出手段は、車速に比例して長くなる第1燃料カットディレイ時間を算出する第1算出手段と、エンジンの回転数に比例して長くなる第2燃料カットディレイ時間を算出する第2算出手段と、を備え、
    燃料カット条件が成立に切り替わってから、前記燃料カットディレイ時間経過後に燃料カット条件が成立している場合に前記エンジンへの燃料の供給を停止させ、
    車速が所定値以下で、かつ非ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間が、ロックアップ状態のときの燃料カットディレイ時間よりも長くなるよう設定されていると共に、第1燃料カットディレイ時間と第2燃料カットディレイ時間とを比較して長い方を前記燃料カットディレイ時間として選択することを特徴とするエンジンの制御装置。
JP2007160863A 2007-06-19 2007-06-19 エンジンの制御装置 Active JP4930212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007160863A JP4930212B2 (ja) 2007-06-19 2007-06-19 エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007160863A JP4930212B2 (ja) 2007-06-19 2007-06-19 エンジンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009002163A JP2009002163A (ja) 2009-01-08
JP4930212B2 true JP4930212B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=40318833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007160863A Active JP4930212B2 (ja) 2007-06-19 2007-06-19 エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4930212B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5333167B2 (ja) * 2009-11-19 2013-11-06 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
CN114962029B (zh) * 2021-02-26 2023-06-30 日立安斯泰莫汽车系统(苏州)有限公司 供油控制装置及供油控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2605755B2 (ja) * 1987-11-13 1997-04-30 トヨタ自動車株式会社 エンジンの燃料カツト制御方法
JPH02118265A (ja) * 1988-10-27 1990-05-02 Mazda Motor Corp 車両の制御装置
JPH0373639A (ja) * 1989-08-14 1991-03-28 Nec Corp 音声・データパケツト処理方式
JP2955687B2 (ja) * 1990-12-18 1999-10-04 マツダ株式会社 エンジンの燃料制御装置
JP2002322931A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンの燃料噴射制御装置
JP2005009335A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Nissan Motor Co Ltd エンジンの制御装置
JP2005163759A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Nissan Motor Co Ltd エンジンの燃料供給制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009002163A (ja) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6071170B2 (ja) 車両の作動方法
JP4123289B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP5479109B2 (ja) パワーユニット群の動作を制御する方法
JP4461997B2 (ja) エンジンの制御装置
JP4678444B2 (ja) 車両の制御装置
JPH09256883A (ja) エンジンおよび自動変速機の一体制御装置
JPWO2010103606A1 (ja) 駆動力制御装置
JP4888371B2 (ja) 自動変速機の制御装置および制御方法
JP4743289B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
WO2016035711A1 (ja) 自動変速機の制御装置
JP4924173B2 (ja) 車両の変速時の制御装置
JP3623357B2 (ja) 車両の駆動制御装置
JP2010065731A (ja) 自動クラッチの学習制御装置
US10137895B2 (en) Vehicle control apparatus
JP4930212B2 (ja) エンジンの制御装置
JP4816446B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2002147599A (ja) 自動変速機のダンパークラッチ解除制御方法
JP4792818B2 (ja) 自動変速制御装置
KR101793075B1 (ko) 자동 변속기의 변속 제어 장치 및 방법
JP2009243492A (ja) 自動変速機の制御装置
JP4696692B2 (ja) 自動変速制御装置
JP4929929B2 (ja) 車両の制御装置、制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP4036190B2 (ja) エンジンの燃料供給制御装置
JP2007002803A (ja) 自動変速機のダウンシフト時変速ショック軽減装置
JP2008014254A (ja) 自動変速機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4930212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3