JP3656145B2 - レース入り衣類 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレース入り衣類に関し、より詳細には経方向となる一方向伸縮部分と、経緯方向となる二方向伸縮部分とを有し、伸縮目的に応じて部分的に伸縮変化を与えたレース入り衣類に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来におけるレース入り衣類にあっては、全体がレースとして形成される場合や部分的にレースが形成される場合の何れにあっても、編立方向となる経方向にのみ伸縮性を付与したものや、編立方向と直交した方向となる緯方向にのみ伸縮を付与したものがあったが、レース入り衣類にとって必要とする部分的な伸縮方向性の多様な変化には対応しきれず、例えばブラジャー、ガードル、ショーツ等体形補正のために必要とする伸縮方向には対応しきれないものであった。
【0003】
そのほか、伸縮性について、部分的変化を付与させるために、弾性上強弱のある伸縮糸を用いたり伸縮糸の使用本数を変化させたりしていたが、これらは具体的衣類についてレース部分を編成プログラム化する上で非常に難しく、編成結果として希望する部分的伸縮性の多様化を満足させ難いという問題点があった。
レース入り衣類において、それぞれが必要とする伸縮方向によく対応できるようなものが要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明においては上記要望に適応できるレース入り衣類を提供できるものであって、その構成については、経編編成によるレース部分を有する衣類において、レース部分のうち、編立方向となる経方向への一方向伸縮部分と、編立方向となる経方向および編立方向とは直交する緯方向による二方向伸縮部分とを併存させてあることを特徴としている。
【0005】
上記請求項1記載のレース入り衣類にあっては、経編編成によるレース部分のうち、体形へのフィット性の上から編立方向となる経方向への一方向のみの伸縮でよい部分は、一方向伸縮部分として編成してあり、例えば体形へのフィット性の上から経緯何れの方向へも伸縮変化を要する部分は、編立方向となる経方向および編立方向とは直交する緯方向による二方向伸縮部分として編成してあるので、非常に体形に適応するばかりか、体形を補正するのに適応できる衣類として提供できるもので、具体的には詳述するブラジャー、ガードル、ショーツ等を挙げることができる。
【0006】
そして、上記の一方向伸縮部分と二方向伸縮部分の伸縮糸の構成については、一方向伸縮部分が、経方向に延びる編目列に対する伸縮糸の挿入により形成し、二方向伸縮部分は、経方向に延びる編目列に対する伸縮糸の挿入により形成されるとともに、数ウェールにわたる別の伸縮糸による振り糸挿入部分を加えて形成してあることを特徴としている。
求項2記載のレース入り衣類にあっては、前記の経方向に延びる編目列が鎖編目列であることを特徴とするものである
【0007】
さらに、一方向伸縮部分における伸縮糸の抜脱を阻止できるように、本発明では、一方向伸縮部分においては、各ウェールの編目列に対して編目列を挟むようにして2本の伸縮糸を個別に挿入してあることを特徴とする構成を採用することが望ましい。
即ち、請求項3のように一方向伸縮部分において、各ウェールの編目列を挟むようにして2本の伸縮糸が挿入されていると、伸縮糸どうしの縮もうとする力を利用して互の抜脱が阻止されることになり、安定化をはかれるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施形態について、図を参照しながら以下に説明する。
図1は、レース入り衣類がブラジャーの場合を示しており、図2は、経編編成によるレース部分の組織を示したもので、図3は、編成の概要を示している。 図1におけるAは一方向伸縮部分、Bは二方向伸縮部分を示しており、N−Nは編立方向を示している。そして上記一方向伸縮部分Aとは、経編編成によるレース部分のうち、編立方向となる経方向への伸縮部分であり、上記二方向伸縮部分Bとは編立方向となる経方向および編立方向とは直交する緯方向とによる伸縮部分であり、レース入り衣類となるブラジャーには、上記一方向伸縮部分Aと二方向伸縮部分Bとを併存しているものである。
【0009】
特にブラジャーとして、体形上のフィット性と体形補正のためのバストアップの要求上、カップ上側では一方向伸縮部分Aとし、カップ下側ではバストアップの機能を高めるために二方向伸縮部分Bとしてレースを編成している。上記一方向伸縮部分Aと二方向伸縮部分Bとを図2の組織図によって説明すると、鎖編用筬を以って、各ウェールWにナイロン40d(デニール)の鎖編列10を編成すると共に、各ウェールWの鎖編列10に沿って伸縮糸を挿入するが、挿入糸としては1本の挿入にて実施することも可能であるが、2本の伸縮糸用筬を以って、ポリウレタン系(商品名:スパンデックス)による伸縮糸11,12を挿入する場合を図示している。この伸縮糸11と伸縮糸12とは、鎖編列10を挟むようにして個別に挿入しているものである。このような挿入によって、鎖編列10を中心にした伸縮糸11,12どうしの縮もうとする力を利用して互いの抜脱が阻止され、挿入組織の安定化がはかれることになる。特にレース部分を細幅化するために編成後、細幅カットした場合に、伸縮糸が組織内でズレることを防止するのに役立つ。これら2本の伸縮糸11,12の組合せとしては、
(1) 140dと 70d
(2) 70dと 70d
(3) 140dと140d
(4) 210dと210d
等、種々の組合せ列が可能であり、(1)(4)に限定されるものではない。
【0010】
また、二方向伸縮部分Bは、上記一方向伸縮部分Aの伸縮糸11,12のほかに、ポリウレタン系(スパンデックス)による伸縮糸を、振り糸13として伸縮糸11,12の経方向とは直交するように数ウェールにわたって振って挿入されているもので、方向への伸縮を付与できるようにしている。この振り糸13としては、20d〜140dが好ましい。
【0011】
次いで、図4および図5は、レース入り衣類としてガードルとショーツを示しており、図6は、編成の概要を示している。この場合は、鎖編列の糸としては、ナイロン40d、挿入する伸縮糸としては、多様な体形に対しての着脱容易性と着装感の安定化を考慮して、ポリウレタン系(スパンデックス)の140〜420dを、振り糸としては、同じくポリウレタン系(スパンデックス)の20〜140dの糸を用いて実施するのが好ましいもので、ガードルおよびショーツの何れの場合も、腹部となる上部側は一方向伸縮部分Aにて形成し、ヒップアップが要求される下部側は、二方向伸縮部分Bとなるように編成しているものである。
【0012】
さらに、医療用ないしはスポーツ用のサポーターをレース入り衣類として形成する場合、図7に示してあり、編成概要は図8に示してある。
この場合、サポーターの前後の帯部分を二方向伸縮部分Bとし、中間を一方向伸縮部分Aとして形成しているもので、鎖編列の糸はナイロン70dを使用し、一方向伸縮部分Aの伸縮糸としては、ポリウレタン系(スパンデックス)による140〜280d、二方向伸縮部分Bの振り糸としては、ポリウレタン系(スパンデックス)による20〜140dの糸を用いて実施している。
【0013】
このサポーターの場合、中間部よりも前後がより立体的な可動性が要求されることと着脱感を配慮して、二方向伸縮部分Bとして形成しているが、これに限定されるものではなく、サポーターの使用態様に応じて編成態様を変えたものを用いてもよい。なお、本発明の衣類としては、レース入りであることが必要であり、上記実施態様では全体がレースとして形成されている場合を例示したが、実施上このように全体がレースとなっているもののほか、部分的にレース部分が編成されているものまで実施可能であり、本発明による各種衣類としては、レース編成されていない生地と縫製等にて連結されて形成される場合も実施可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるレース入り衣類によると、経編編成によるレース部分のうち、一方向伸縮部分と二方向伸縮部分とをその衣類の目的、用途、形態に応じて配分形成でき、特にブラジャーのごとくバストアップを要求されるものや、ガードルやショーツのごとくヒップアップを要求される衣類についても、その要求に適応するよう二方向伸縮部分を一方向伸縮部分に対して差別化させて、必要箇所に適切に配分編成して構成できるもので、糸の本数や伸縮度合の強弱に依存したものでないから、部分的な伸縮性の多様化に沿った編成プログラム化が非常に行い易い大きな利点を有する。
【0015】
特に、一方向伸縮部分は、伸縮糸の挿入のみにより、二方向伸縮部分は伸縮糸の挿入と、伸縮糸の数ウェールにわたる振りとを併用によって編成することで、より一層のこと編成が行い易いものとなる。
さらに伸縮糸の挿入部分については、鎖編列による各ウェール毎に鎖編列を挟むようにして2本の伸縮糸を個別に挿入していることにて、互いの抜脱阻止に役立っているという利点も大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラジャーをレース入り衣類とした概要正面図である。
【図2】部分組織図である。
【図3】編成概要を示す略示正面図である。
【図4】ガードルをレース入り衣類とした概要正面図である。
【図5】ショーツをレース入り衣類とした概要正面図である。
【図6】前図の編成概要を示す略示正面図である。
【図7】サポーターをレース入り衣類とした概要正面図である。
【図8】前図の編成概要を示す略示正面図である。
【符号の説明】
A 一方向伸縮部分
B 二方向伸縮部分
W ウェール
10 鎖編列
11 伸縮糸
12 伸縮糸
13 振り糸

Claims (3)

  1. 経編編成によるレース部分を有する衣類において、
    レース部分のうち、編立方向となる経方向への一方向伸縮部分と、編立方向となる経方向および編立方向とは直交する緯方向による二方向伸縮部分とを併存させてあり、
    一方向伸縮部分は、経方向に延びる編目列に対する伸縮糸の挿入により形成され、二方向伸縮部分は、経方向に延びる編目列に対する伸縮糸の挿入により形成されるとともに、数ウェールにわたる別の伸縮糸による振り糸挿入部分を加えて形成してあることを特徴とするレース入り衣類。
  2. 前記の経方向に延びる編目列が鎖編列であることを特徴とする請求項1記載のレース入り衣類。
  3. 一方向伸縮部分においては、各ウェールの編目列に対して編目列を挟むようにして2本の伸縮糸を個別に挿入してあることを特徴とする請求項1記載のレース入り衣類。
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