JPH10131007A - レース入り衣類 - Google Patents
レース入り衣類Info
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- JPH10131007A JPH10131007A JP27636696A JP27636696A JPH10131007A JP H10131007 A JPH10131007 A JP H10131007A JP 27636696 A JP27636696 A JP 27636696A JP 27636696 A JP27636696 A JP 27636696A JP H10131007 A JPH10131007 A JP H10131007A
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- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
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Abstract
おいて、レース部分のうち、編立方向となる経方向への
一方向伸縮部分Aと、編立方向となる経方向および編立
方向とは直交する緯方向による二方向伸縮部分Bとを併
存させてある。 【効果】経編編成によるレース部分のうち、一方向伸縮
部分Aと二方向伸縮部分Bとをその衣類の目的、用途、
形態に応じて配分形成でき、特にブラジャーのごとくバ
ストアップを要求されるものや、ガードルやショーツの
ごとくヒップアップを要求される衣類についても、その
要求に適応するよう二方向伸縮部分Bを一方向伸縮部分
Aに対して差別化させて、必要箇所に適切に配分編成し
て構成できるもので、糸の本数や伸縮度合の強弱に依存
したものでないから、部分的な伸縮性の多様化に沿った
編成プログラム化が非常に行い易い大きな利点を有す
る。
Description
し、より詳細には経方向となる一方向伸縮部分と、経緯
方向となる二方向伸縮部分とを有し、伸縮目的に応じて
部分的に伸縮変化を与えたレース入り衣類に関する。
におけるレース入り衣類にあっては、全体がレースとし
て形成される場合や部分的にレースが形成される場合の
何れにあっても、編立方向となる経方向にのみ伸縮性を
付与したものや、編立方向と直交した方向となる緯方向
にのみ伸縮を付与したものがあったが、レース入り衣類
にとって必要とする部分的な伸縮方向性の多様な変化に
は対応しきれず、例えばブラジャー、ガードル、ショー
ツ等体形補正のために必要とする伸縮方向には対応しき
れないものであった。
付与させるために、弾性上強弱のある伸縮糸を用いたり
伸縮糸の使用本数を変化させたりしていたが、これらは
具体的衣類についてレース部分を編成プログラム化する
上で非常に難しく、編成結果として希望する部分的伸縮
性の多様化を満足させ難いという問題点があった。レー
ス入り衣類において、それぞれが必要とする伸縮方向に
よく対応できるようなものが要望されていた。
は上記要望に適応できるレース入り衣類を提供できるも
のであって、その構成については、経編編成によるレー
ス部分を有する衣類において、レース部分のうち、編立
方向となる経方向への一方向伸縮部分と、編立方向とな
る経方向および編立方向とは直交する緯方向による二方
向伸縮部分とを併存させてあることを特徴としている。
ては、経編編成によるレース部分のうち、体形へのフィ
ット性の上から編立方向となる経方向への一方向のみの
伸縮でよい部分は、一方向伸縮部分として編成してあ
り、例えば体形へのフィット性の上から経緯何れの方向
へも伸縮変化を要する部分は、編立方向となる経方向お
よび編立方向とは直交する緯方向による二方向伸縮部分
として編成してあるので、非常に体形に適応するばかり
か、体形を補正するのに適応できる衣類として提供でき
るもので、具体的には詳述するブラジャー、ガードル、
ショーツ等を挙げることができる。
縮部分の伸縮糸の構成については、一方向伸縮部分が、
各ウェールの鎖編列に対する伸縮糸の挿入により形成
し、二方向伸縮部分は、上記一方向伸縮部分に対して数
ウェールにわたる伸縮糸による振り糸挿入部分を加えて
形成してあることを特徴としている。上記した請求項2
記載のレース入り衣類にあっては、一方向伸縮部分が各
ウェールの鎖編列に対する伸縮糸の挿入により形成して
いるので、経方向への伸縮部分として編成し易く、さら
に二方向伸縮部分は、上記一方向伸縮部分に対して数ウ
ェールにわたる伸縮糸による振り糸挿入部分を加えたも
のゆえ、編成上無理のない編成となり、各種衣類の必要
とする伸縮プログラムに適応した編成が行えることにな
る。
抜脱を阻止できるように、本発明では、一方向伸縮部分
においては、各ウェールの鎖編列に対して鎖編列を挟む
ようにして2本の伸縮糸を個別に挿入してあることを特
徴とする構成を採用することが望ましい。即ち、請求項
3のように一方向伸縮部分において、各ウェールの鎖編
列を挟むようにして2本の伸縮糸が挿入されていると、
伸縮糸どうしの縮もうとする力を利用して互の抜脱が阻
止されることになり、安定化をはかれるものである。
て、図を参照しながら以下に説明する。図1は、レース
入り衣類がブラジャーの場合を示しており、図2は、経
編編成によるレース部分の組織を示したもので、図3
は、編成の概要を示している。図1におけるAは一方向
伸縮部分、Bは二方向伸縮部分を示しており、N−Nは
編立方向を示している。そして上記一方向伸縮部分Aと
は、経編編成によるレース部分のうち、編立方向となる
経方向への伸縮部分であり、上記二方向伸縮部分Bとは
編立方向となる経方向および編立方向とは直交する緯方
向とによる伸縮部分であり、レース入り衣類となるブラ
ジャーには、上記一方向伸縮部分Aと二方向伸縮部分B
とを併存しているものである。
性と体形補正のためのバストアップの要求上、カップ上
側では一方向伸縮部分Aとし、カップ下側ではバストア
ップの機能を高めるために二方向伸縮部分Bとしてレー
スを編成している。上記一方向伸縮部分Aと二方向伸縮
部分Bとを図2の組織図によって説明すると、鎖編用筬
を以って、各ウェールWにナイロン40d(デニール)
の鎖編列10を編成すると共に、各ウェールWの鎖編列
10に沿って伸縮糸を挿入するが、挿入糸としては1本
の挿入にて実施することも可能であるが、2本の伸縮糸
用筬を以って、ポリウレタン系(商品名:スパンデック
ス)による伸縮糸11,12を挿入する場合を図示して
いる。この伸縮糸11と伸縮糸12とは、鎖編列10を
挟むようにして個別に挿入しているものである。このよ
うな挿入によって、鎖編列10を中心にした伸縮糸1
0,11どうしの縮もうとする力を利用して互いの抜脱
が阻止され、挿入組織の安定化がはかれることになる。
特にレース部分を細幅化するために編成後、細幅カット
した場合に、伸縮糸が組織内でズレることを防止するの
に役立つ。これら2本の伸縮糸11,12の組合せとし
ては、 140dと 70d 70dと 70d 140dと140d 210dと210d 等、種々の組合せ列が可能であり、〜に限定される
ものではない。
縮部分Aの伸縮糸11,12のほかに、ポリウレタン系
(スパンデックス)による伸縮糸を、振り糸13として
伸縮糸11,12の経方向とは直交するように数ウェー
ルにわたって振って挿入されているもので、経方向への
伸縮を付与できるようにしている。この振り糸13とし
ては、20d〜140dが好ましい。
類としてガードルとショーツを示しており、図6は、編
成の概要を示している。この場合は、鎖編列の糸として
は、ナイロン40d、挿入する伸縮糸としては、多様な
体形に対しての着脱容易性と着装感の安定化を考慮し
て、ポリウレタン系(スパンデックス)の140〜42
0dを、振り糸としては、同じくポリウレタン系(スパ
ンデックス)の20〜140dの糸を用いて実施するの
が好ましいもので、ガードルおよびショーツの何れの場
合も、腹部となる上部側は一方向伸縮部分Aにて形成
し、ヒップアップが要求される下部側は、二方向伸縮部
分Bとなるように編成しているものである。
ーターをレース入り衣類として形成する場合、図7に示
してあり、編成概要は図8に示してある。この場合、サ
ポーターの前後の帯部分を二方向伸縮部分Bとし、中間
を一方向伸縮部分Aとして形成しているもので、鎖編列
の糸はナイロン70dを使用し、一方向伸縮部分Aの伸
縮糸としては、ポリウレタン系(スパンデックス)によ
る140〜280d、二方向伸縮部分Bの振り糸として
は、ポリウレタン系(スパンデックス)による20〜1
40dの糸を用いて実施している。
がより立体的な可動性が要求されることと着脱感を配慮
して、二方向伸縮部分Aとして形成しているが、これに
限定されるものではなく、サポーターの使用態様に応じ
て編成態様を変えたものを用いてもよい。なお、本発明
の衣類としては、レース入りであることが必要であり、
上記実施態様では全体がレースとして形成されている場
合を例示したが、実施上このように全体がレースとなっ
ているもののほか、部分的にレース部分が編成されてい
るものまで実施可能であり、本発明による各種衣類とし
ては、レース編成されていない生地と縫製等にて連結さ
れて形成される場合も実施可能である。
衣類によると、経編編成によるレース部分のうち、一方
向伸縮部分と二方向伸縮部分とをその衣類の目的、用
途、形態に応じて配分形成でき、特にブラジャーのごと
くバストアップを要求されるものや、ガードルやショー
ツのごとくヒップアップを要求される衣類についても、
その要求に適応するよう二方向伸縮部分を一方向伸縮部
分に対して差別化させて、必要箇所に適切に配分編成し
て構成できるもので、糸の本数や伸縮度合の強弱に依存
したものでないから、部分的な伸縮性の多様化に沿った
編成プログラム化が非常に行い易い大きな利点を有す
る。
みにより、二方向伸縮部分は伸縮糸の挿入と、伸縮糸の
数ウェールにわたる振りとを併用によって編成すること
で、より一層のこと編成が行い易いものとなる。さらに
伸縮糸の挿入部分については、鎖編列による各ウェール
毎に鎖編列を挟むようにして2本の伸縮糸を個別に挿入
していることにて、互いの抜脱阻止に役立っているとい
う利点も大きいものである。
である。
ある。
ある。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】経編編成によるレース部分を有する衣類に
おいて、 レース部分のうち、編立方向となる経方向への一方向伸
縮部分と、編立方向となる経方向および編立方向とは直
交する緯方向による二方向伸縮部分とを併存させてある
ことを特徴とするレース入り衣類。 - 【請求項2】一方向伸縮部分が、各ウェールの鎖編列に
対する伸縮糸の挿入により形成し、二方向伸縮部分は、
上記一方向伸縮部分に対して数ウェールにわたる伸縮糸
による振り糸挿入部分を加えて形成してあることを特徴
とする請求項1記載のレース入り衣類。 - 【請求項3】一方向伸縮部分においては、各ウェールの
鎖編列に対して鎖編列を挟むようにして2本の伸縮糸を
個別に挿入してあることを特徴とする請求項1または請
求項2記載のレース入り衣類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27636696A JP3656145B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | レース入り衣類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27636696A JP3656145B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | レース入り衣類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131007A true JPH10131007A (ja) | 1998-05-19 |
JP3656145B2 JP3656145B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=17568436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27636696A Expired - Lifetime JP3656145B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | レース入り衣類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3656145B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-10-18 JP JP27636696A patent/JP3656145B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US11134724B2 (en) | 2016-04-06 | 2021-10-05 | Nike, Inc. | Engineered bra |
JP2021120494A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 株式会社Yoshita Tex | 編レース |
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