JP3655600B2 - 折りたたみメガホン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、企業が広告のため、自社名などを入れて消費者に配る折りたたみメガホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
野球場、競技場等でスポーツ観戦の際に応援用具としてメガホンが用いられる。従来のメガホンとしてはプラスチックで成形されたほぼラッパ状のメガホンが知られている。
このメガホンは、口に当てて、声を遠くまでとどかせるようにする拡声器としての利用と、該メガホンを一方の手で持ち、他方の手のひら等に打ち付けることにより発生する打撃音を利用した方法とで応援に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近において、このメガホンを、企業の宣伝媒体(ノベルテイ商品)として採用する試みがある。メガホンをノベルテイ商品に使用する場合、企業側は、メガホンを製造、保管、あるいは運搬等の様々な面でかかるコストを安価なものとすることを望み、また、最近の省資源・環境問題への配慮からリサイクルできる材料で形成し、しかもメガホン自体に視覚に訴える効果の高い印刷が行え、さらに配られた消費者が容易に捨てられない商品とすることを切望している。
一方、消費者側は、単なる企業の宣伝商品としでななく、応援グッズとして携帯性に優れ、使用時に容易に組立て可能で、かつ組立てられたメガホンは、叩いても長時間に亘ってその原形を維持することができ、さらに使用後に廃棄する際、小さく潰すことが可能であり、紙ゴミとして容易に焼却廃棄することが可能な紙を主体とする材料で形成されることを期待している。
【0004】
本発明は上述した課題に鑑みなされたものであって、その目的は、シンプルで嵩張らず携帯性に優れ、かつ使用時に容易に組立て可能で形状維持性があり、また拡声性能を十分に発揮するメガホンを1枚の紙シートから安価に提供し、及び大きな打撃音を発生することができ、しかもノベルテイ商品としての価値の高いメガホンを提供しようとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。即ち本発明の第1は、上辺を大円弧とし、下辺を小円弧とする一枚の扇形台紙に該台紙を折りたたむための折罫を設け、また左右両斜辺の一方を貼合片とし、他方に共振板を一体的に連接して、また前記下辺延長には折返しのできる保形片を一体に連接し、組立て時、前記貼合片を介して形成されるラッパ型本体の内側に前記保形片を折り返すと共に、前記共振板を遊動可能に配置したことを特徴とする。
【0007】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記共振板にスリットを形成することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。まず、本発明で使用する紙としては、特に限定があるわけではないが、成形性と強度との関係から、紙の原紙米坪として、100〜500g/m2程度のものが使用可能である。また、本発明で使用する紙は2枚の紙を貼合したものでもよい。本発明で使用する紙は、印刷、合成樹脂ラミネート、紙の貼合などの操作が終了した後、紙の打抜き加工を行ってメガホンになる直前状態の台紙(型シート)10を形成する。多くの場合、企業はこの台紙を消費者に配布し、受け取った消費者はこの台紙をメガホンに組立てて使用する。
【0009】
図1は組立て前の展開状態を示す。図のように、この台紙20は上辺11を大円弧とし、下辺12を小円弧とする略扇形に型抜きされ、台紙中央部に該台紙を2等分する折罫13が設けられている。また、この折罫13の両側には、折罫13と同様、上辺11に向かって1本または複数本の折罫14が左右同じ間隔で設けられ、この罫線で末広がり状のラッパ型本体が形成されている。
【0011】
上記台紙をメガホンに組立てる時は、まず台紙全体を図2のように筒状に曲げながら、ラッパ型本体の内側に前記保形片24を折り返して口元筒を形成する。このようにすると、口元筒は、円形を保持して潰れにくくなり、メガホンを叩いても長時間に亘ってその原形を維持することができる。
【0013】
左右両斜辺の一方には貼合片21を形成し、他方に共振板22を一体的に連接して形成する。この共振板22は、ラッパ型本体を組立てる時、前記貼合片を介して形成されるラッパ型本体の内側に、固定するのでなく遊動可能に配置する。これにより、該メガホンを一方の手で持ち、他方の手のひら等に打ち付ける際に共振板22が本体内面に当たることで発生する打撃音が、本体が共鳴箱として作用を果すことにより強調され、連続的でかつ強い打撃音が得られることになる。
【0014】
なお共振板22はその形状を変えることにより、及び/またはスリット23を任意の長さ、本数設けることで、共振板22の振動特性を変えることが可能である(図4参照)。また、扇形台紙の下辺には保形片24を一体に設けることで口元筒19を形成することは従来例と同じあるが、本実施例の保形片に切り目25が設けられ、内側に折り返した保形片で紙が二重に重なり合った状態となり、補強作用を発揮する。
【0015】
上記台紙をメガホンに組立てる時は、まず台紙全体を図2のように筒状に曲げながら、ラッパ型本体の内側に前記保形片24を折り返して口元筒を形成する。また、ラッパ型本体の内側に、共振板22を固定するのでなく遊動可能に配置して左右両斜辺を貼合片21により固定する。 なおこのようなラッパ型本体の組立て作業は、手作業ではなく、機械貼りにより行うことが可能である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明した本発明のメガホンによれば、製造並びに運搬、販売、在庫などの流通過程をシート状の製品として取り扱うので、嵩張らず大量に積層することができ、コスト的に安価となる。また、最近の省資源・環境問題への配慮してリサイクルできる材料で形成することができ、しかもメガホン自体に視覚に訴える効果の高い印刷が行え、さらに配られた消費者が容易に捨てられない商品とすることが可能となる。
一方使用者は、単なる企業の宣伝商品としでななく、応援グッズとしてカバン等に収納することができ携帯性に優れ、使用時に容易に組立て可能で、かつ組立てられたメガホンは、叩いても長時間に亘ってその原形を維持することができ、さらに使用後に廃棄する際、小さく潰すことが可能であり、紙ゴミとして容易に焼却廃棄することが可能であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明メガホンの組立て前の展開状態を示す平面図。
【図2】同上メガホンの組立て途中を示す斜視図。
【図3】同上メガホンの組立て斜視図。
【図4】他の実施形態の組立て前の展開状態を示す平面図。
【符号の説明】
20 台紙
11 上辺
12 下辺
13、14 折罫
19 口元筒
21 貼合片
22 共振板
23 スリット
Claims (2)
- 上辺を大円弧とし、下辺を小円弧とする一枚の扇形台紙に該台紙を折りたたむための折罫を設け、また左右両斜辺の一方を貼合片とし、他方に共振板を一体的に連接して、また前記下辺延長には折返しのできる保形片を一体に連接し、組立て時、前記貼合片を介して形成されるラッパ型本体の内側に前記保形片を折り返すと共に、前記共振板を遊動可能に配置したことを特徴とする折りたたみメガホン。
- 前記共振板にスリットを形成することを特徴とする請求項1に記載の折りたたみメガホン。
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Family Applications (1)
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- 2002-04-23 JP JP2002120863A patent/JP3655600B2/ja not_active Expired - Fee Related
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