JP3654919B2 - 電磁遮蔽出入口構造、電磁遮蔽構造及び電磁遮蔽室 - Google Patents
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- H05K9/0001—Rooms or chambers
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電磁遮蔽室に係り、特に、広い周波数帯域にわたって電磁波の遮蔽性能を高めた電磁遮蔽室に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁遮蔽室は、室内の空間と室外の空間とを電磁的に遮蔽する目的でつくられた部屋で、外部からきた電磁波や磁力線が室内に侵入しないようにする受動型と、室内にある大電力高周波装置から漏洩した電磁波あるいは高磁場発生装置から漏洩した磁力線が外部に出ていかないようにする能動型とがある。
【0003】
従来の電磁遮蔽室は、どのような周波数範囲の電磁波あるいは磁力線を遮蔽の対象とするかによって遮蔽方法が異なっており、数100kHz程度以上の電磁波に対しては電磁誘導作用を利用した遮蔽を行うのが有効である。
【0004】
また、数kHz以下の電磁波については電磁誘導作用を利用した遮蔽はあまり有効ではないため、強磁性体内に磁力線が集中することを利用した遮蔽を行うのが一般的である。
【0005】
電磁誘導作用を利用した遮蔽は、導電率の高い電解銅箔等の金属材料で遮蔽領域を取り囲むことにより、電磁波がきたときにこの金属材料にうず電流を流し、このうず電流が引き起こす磁束により周波数の高い電磁波を遮蔽するものである。
【0006】
一方、強磁性体を利用した遮蔽は、透磁率の高いパーマロイ等の磁性体で遮蔽領域を取り囲むことにより、磁力線を強磁性体内に集中させ、周波数の低い磁力線を遮蔽するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パーマロイ等の透磁率の高い強磁性体は、一般的に磁気飽和しやすく、高磁界下では遮蔽効率が低下するという問題があった。
【0008】
また、パーマロイ等の強磁性体は応力に弱く、荷重がかかる部分、特に電磁遮蔽室に備えた寝台、ガントリー等の設備機器を支持する支持体を固定した部位や、頻繁に繰り返し荷重が加わるドア部分では、透磁率が低下し遮蔽効率が低下してしまうという問題もあった。
【0009】
ここで、電磁遮蔽室の壁や床に貫通孔を設けて支持体を貫入させることにより、磁性体に応力がかからないようにすることはできるが、高周波を遮蔽する目的で設けてある導電体に貫通孔を設けると、その貫通部分がアンテナとして作用し、高周波の遮蔽効果を低減してしまうという別の問題を生じる。
【0010】
なお、磁気シールドルームの開口部に遮蔽板を設ける技術が、実開平3−99487号公報および同99488号公報に開示されている。
【0011】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、強磁性体の磁気飽和および応力による問題を回避して磁気遮蔽性能を改善するとともに、出入口あるいは貫通孔での遮蔽効果を広い周波数範囲にわたって改善することができる電磁遮蔽出入口構造、電磁遮蔽構造および電磁遮蔽室を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明電磁遮蔽出入口構造は請求項1に記載したように所定の開口を設けた強磁性部材と前記開口に対応した別の開口を有しかつ前記強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材と前記導電性部材の前記開口側の縁部に沿って配置されかつ前記導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する扉用電磁遮蔽パネルと、前記強磁性部材の前記開口の開口面積よりも部材面積が大きな強磁性部材とこの強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材とこの導電性部材の縁部に沿って配置されかつこの導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する電磁遮蔽扉とを備え、前記電磁遮蔽扉は、前記扉用電磁遮蔽パネル内をパネル面に平行に往復移動可能に構成してあるとともに、前記扉用電磁遮蔽パネルの電気接続部材および前記電磁遮蔽扉の電気接続部材は、前記電磁遮蔽扉が前記扉用電磁遮蔽パネルの前記開口を塞ぐ所定の位置において互いに接触するように位置決めされたものである。
【0017】
また、本発明の電磁遮蔽貫通構造は請求項2に記載したように、導電性部材と所定の貫通孔を有する強磁性部材とを互いにほぼ平行に配置した電磁遮蔽パネルと、前記貫通孔を貫通する2つの貫入部分からなる貫入体とを備え、前記2つの貫入部分は、前記導電性部材をはさんで相互に接合されたものである。
【0026】
【作用】
本発明の電磁遮蔽出入口構造によれば、電磁遮蔽扉を閉めたときには、電磁遮蔽扉に設けられた電気接続部材と扉用電磁遮蔽パネルに設けられた電気接続部材とが相互に接触し、両者に設けられた導電性部材は電気的に一体となる。そのため、うず電流は一体になった導電性部材を自在に流れ、その電流経路は制限されない。
【0027】
また、本発明の電磁遮蔽構造によれば、導電性部材は貫入体が存在する部位でも連続性を維持するので、うず電流が自在に流れて高周波を効率よく遮蔽する。
【0028】
また、本発明の電磁遮蔽構造の好ましい一実施例によれば、貫入体を構成する2つの貫入部分のいずれかの近傍に強磁性部材を設け、さらに好ましい実施例ではこの強磁性部材を相互にあるいは電磁遮蔽パネルの強磁性部材に磁気的に接合してあるので、貫通孔を通ろうとする磁力線は、貫入体付近の強磁性部材に集中し、次いで電磁遮蔽パネルの強磁性部材を通り、貫通孔をそのまま通り抜けて部屋に侵入する磁力線は極めて少なくなる。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の電磁遮蔽パネルの実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0030】
なお、本明細書においては、“電磁遮蔽”なる用語は、高周波から低周波にわたる広い周波数のうち少なくともいずれかの周波数領域に対する遮蔽を意味するものとする。
【0031】
図1は、本実施例の電磁遮蔽体を断面図で示したものである。
【0032】
本実施例の電磁遮蔽体は、互いに透磁率が異なる第1および第2の強磁性部材を組み合わせて構成してある。
【0033】
第2の強磁性部材2は、第1の強磁性部材1の両側に所定の間隔をおいてほぼ平行に配置してある。
【0034】
強磁性部材1は、ニッケルを主成分とした高透磁率合金、たとえば、パーマロイ、スーパーマロイ、スーパーパーマロイ、ミューメタル、あるいは、アモルファス、けい素鋼板等で構成するのがよい。
【0035】
強磁性部材2は例えば鉄あるいは電解鉄箔等を用いるのが好ましい。
【0036】
本実施例の電磁遮蔽体は、さらに、第1の強磁性部材1及び第2の強磁性部材2にほぼ平行に配置された導電性部材3を備える。
【0037】
導電性部材3は、導電率の高い材料がよく、例えば電解銅箔で構成するのが好ましい。
【0038】
本実施例の電磁遮蔽体をさまざまな周波数を含む電磁波が存在する場所に配置した場合、高周波は主として導電性部材3によって遮蔽され、低周波は主として第1の強磁性部材1および第2の強磁性部材2によって遮蔽される。
【0039】
すなわち、高周波の電磁波は、導電性部材3にうず電流を発生させ、このうず電流で引き起こされた磁束によって遮蔽される。
【0040】
また、低周波の磁力線はまず第2の強磁性部材2を通る。第2の強磁性部材2は、比透磁率は小さいが飽和磁化が大きいため、磁界が強い場合でも、磁気飽和することなくある程度の磁力線を通すことができる。
【0041】
第2の強磁性部材2を漏洩した磁力線は、次いで、第1の強磁性部材1を通る。第1の強磁性部材位置では磁界の強さは小さくなっているため、磁気飽和しにくくなっているとともに、第1の強磁性部材1は透磁率を大きくしてある。
【0042】
そのため、第2の強磁性部材2を漏洩した磁力線は、ほとんどが第1の強磁性部材1を通るようになる。
【0043】
かくして、本実施例の電磁遮蔽体は、さまざまな周波数を含んだ電磁波を効率よく遮蔽することができる。
【0044】
また、第2の強磁性部材2を第1の強磁性部材1の両側に配置してあるので、第1の強磁性部材1には直接荷重がかかることはない。
【0045】
したがって、強磁性部材1に応力が加わって比透磁率が低下することはなく、第1の強磁性部材1の高い比透磁率を長期的に維持することができる。
【0046】
また、従来ではパーマロイ等の強磁性部材だけで所定の磁気遮蔽率を達成したのに比べ、本実施例では、物性の異なる2種類の強磁性部材を組み合わせて同じ磁気遮蔽率を達成するようにしたので、従来に比べて低コストで電磁遮蔽体を製造することができる。
【0047】
本実施例の電磁遮蔽体では、第1の強磁性部材1の両側に導電性部材3および第2の強磁性部材2を配置したが、応力が加わるおそれが少ない場合には、導電性部材3および強磁性部材2を一方だけに配置してもよい。
【0048】
この場合には、第2の強磁性部材2を磁場発生源が存在する側に向けて配置すればよい。
【0049】
本発明の電磁遮蔽体は、主として電磁遮蔽室に適用されるものであるが、これに限定されるものではなく、電磁遮蔽が必要なさまざまな領域に適用することができる。
【0050】
次に、本発明の電磁遮蔽パネルの実施例について説明する。
【0051】
図2は、本実施例の電磁遮蔽パネルを示したものである。
【0052】
なお、図1の電磁遮蔽体と実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0053】
本実施例の電磁遮蔽パネルは、導電性部材3の縁部に沿って導電性部材3と電気的に一体に形成された電気接続部材11、12をさらに備える。
【0054】
電気接続部材11、12は、電磁遮蔽パネルを隣接させた場合に、隣接する電磁遮蔽パネルの電気接続部材12、11にそれぞれ接触するようになっている。
【0055】
また、本実施例の電磁遮蔽パネルは、強磁性部材1、2の縁部および電気接続部材11、12を、電気絶縁体でありかつ非磁性体であるFRP等で構成したスペーサー13a,13bおよび14a,14bを介して相互に接合してあり、スペーサー13a,13b、14a,14bは、電磁遮蔽パネルを隣接させた場合に、隣接する電磁遮蔽パネルのスペーサー14a,14b、13a,13bにそれぞれ嵌合して、隣接する電磁遮蔽パネルの強磁性部材1、2を相互に磁気的に接合するようになっている。
【0056】
本実施例の電磁遮蔽パネルを電磁遮蔽室の床、壁等に組み立てた場合、各電磁遮蔽パネルの電気接続部材11、12は、それぞれ隣接するパネルの電気接続部材12、11に接触し、各パネルの導電性部材3は電気的に一体となる。
【0057】
そのため、うず電流は一体になった導電性部材3を自在に流れ、その電流経路は制限されない。
【0058】
したがって、高周波を効率的に遮蔽することができる。
【0059】
また、各電磁遮蔽パネルの強磁性部材1、2は、それぞれ隣接するパネルの強磁性部材1、2に接合され、磁気的に一体となる。
【0060】
そのため、磁力線は各パネルにわたって自在に通り、低周波を効率的に遮蔽することができる。
【0061】
その他、強磁性部材1、2あるいは導電性部材3を設けたことによる効果は、図1の電磁遮蔽体で説明したのでここでは説明を省略する。
【0062】
本実施例では、スペーサーをFRPで構成したが、電気絶縁性かつ非磁性の材料であればよく、例えば木材を使用して構成してもよい。
【0063】
また、図2には示さなかったが、強磁性部材2の裏側に木板、FRP板等を貼付して強磁性部材2を補強するようにしてもよい。
【0064】
次に、本発明の電磁遮蔽出入口構造の実施例について説明する。
【0065】
図3は、本実施例の電磁遮蔽出入口構造を示したものである。
【0066】
なお、図1の電磁遮蔽体あるいは図2の電磁遮蔽パネルと実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0067】
図3(a) は、電磁遮蔽室の壁を立面図で示したものであり、図3(b) は図3(a) のA−A線に沿う断面を示したものである。
【0068】
本実施例の電磁遮蔽出入口構造は、扉用電磁遮蔽パネル21と電磁遮蔽扉22とを備える。
【0069】
扉用電磁遮蔽パネル21は、図3(b) でわかるように、出入口用の所定の開口23aを設けた強磁性部材24とこの開口23aに対応した別の開口23bを有しかつ強磁性部材24にほぼ平行に配置された導電性部材25と導電性部材25の開口側の縁部に沿って配置されかつ導電性部材25と電気的に一体に形成された電気接続部材26とを有する。
【0070】
一方、電磁遮蔽扉22は、強磁性部材24の開口23aの開口面積よりも部材面積が大きな強磁性部材27とこの強磁性部材27にほぼ平行に配置された導電性部材28とこの導電性部材28の縁部に沿って配置されかつこの導電性部材28と電気的に一体に形成された電気接続部材29とを有する。
【0071】
強磁性部材24、27は、強磁性部材1と同様の材料で形成してある。
【0072】
また、導電性部材28は、導電性部材3と同様の材料で形成してあり、FRP等の板材30を介して強磁性部材27に取り付けてあるとともに、FRP等の押さえ材31で固定してある。
【0073】
また、電磁遮蔽扉22は、たとえば底部に車輪を設けることにより、扉用電磁遮蔽パネル21内をパネル面に平行に往復移動可能に構成してあるとともに、扉用電磁遮蔽パネル21の電気接続部材26および電磁遮蔽扉22の電気接続部材29は、電磁遮蔽扉22が扉用電磁遮蔽パネル21の開口23aを塞ぐ所定の位置において互いに接触するように位置決めしてある。
【0074】
かかる構成により、電磁遮蔽扉22を閉めると、図3(b) で言えば、電磁遮蔽扉22の右側に配置された電気接続部材29と、対応する位置に配置された扉用電磁遮蔽パネル21の電気接続部材26とが接触すると同時に、電磁遮蔽扉22の左側に配置された1対の電気接続部材29と扉用電磁遮蔽パネル21の電気接続部材26とが接触する。
【0075】
かくして、扉用電磁遮蔽パネル21の導電性部材25と電磁遮蔽扉22の導電性部材28とが電気的に一体となり高周波を効率よく遮蔽することができる。
【0076】
また、電磁遮蔽扉22を閉じたとき、電磁遮蔽扉22の強磁性部材27と扉用電磁遮蔽パネル21の強磁性部材24とはわずかに隙間があいているが、強磁性部材27の幅に比べて非常に小さいので、ほとんどの磁力線は、開口23aを貫通することなく強磁性部材24、27を通る。
【0077】
かくして、漏れ磁場を低減して低周波を効率よく遮蔽することができる。
【0078】
本実施例では、強磁性部材1と同様の材料で形成した強磁性部材24、27を用いてそれぞれ扉用電磁遮蔽パネル、電磁遮蔽扉を構成したが、図1あるいは図2のように、強磁性部材2と同様の材料で形成した強磁性部材を、さらに、強磁性部材24、27にほぼ平行に配置する構造としてもよい。
【0079】
次に、本発明の電磁遮蔽構造を図4の電磁遮蔽室に適用した実施例について説明する。
【0080】
図4に示した電磁遮蔽室41の室内42には、被検者が横たわる寝台43と、SQUIDセンサーを収容したデュワー44とが配置してあり、これらを電磁遮蔽パネル45で取り囲んである。
【0081】
デュワー44は、ガントリー46に取り付けられ、このガントリー46は、支持脚47で支持されている。
【0082】
また、寝台43は支持脚48で支持されている。
【0083】
本実施例の電磁遮蔽構造は、電磁遮蔽パネル45と、この電磁遮蔽パネル45を貫通するガントリー46、支持脚48等の貫入体49との間の構造であり、図5(a)にその詳細を示す。
【0084】
図5(a) では、上方が室内側、下方が室外側である。
【0085】
なお、本図では、電磁遮蔽パネル45を壁要素あるいは床要素のいずれとみてもよい。
【0086】
図5(a) でわかるように、電磁遮蔽パネル45は、導電性部材51と所定の貫通孔52を有する強磁性部材53とを互いにほぼ平行に配置してある。
【0087】
導電性部材51は、導電性部材3と実質的に同一の材料であり、強磁性部材53は、強磁性部材1と実質的に同一の材料である。
【0088】
貫入体49は、貫通孔52を貫通する2つの貫入部分54aおよび54bからなり、2つの貫入部分54aおよび54bは、導電性部材51をはさんで相互に接合してある。
【0089】
これらの貫入部分54aおよび54bは、反磁性体、非磁性体で構成するのがよいが、アルミニウム等の弱常磁性材で構成してもよい。
【0090】
貫入部分54bの周囲には、強磁性部材1と同様の材料でスリーブ状に形成した強磁性部材55を配置してあり、周面には、強磁性部材1と同様の材料で形成した強磁性部材56を設けてあるとともに、貫入部分54bの内部には、強磁性部材1と同様の材料で形成した強磁性部材57を設けてある。
【0091】
さらに、スリーブ状の強磁性部材55は、強磁性部材53に磁気的に接合してあるとともに、強磁性部材58を介して強磁性部材56に接合してある。
【0092】
これらの強磁性部材53、55、56、57は、貫入部分54a,54b内に発生した応力を受けないように配置するのがよい。
【0093】
上述の構成によれば、導電性部材51は、貫入体49が存在する部位でも連続性を維持するので、うず電流が自在に流れて高周波を効率よく遮蔽する。
【0094】
また、貫入部分54bの近傍に強磁性部材55、56、57を設け、強磁性部材55を強磁性部材53に接合するとともに、強磁性部材55、56を強磁性部材58を介して相互に接合したので、貫通孔52付近に存在する磁力線は、強磁性部材55、56にいったん集中し、これらの強磁性部材55、56を経て強磁性部材53に入りやすくなる。
【0095】
また、貫入部分54bの中心付近を通る磁力線は、強磁性部材57を経て強磁性部材53に入りやすくなる。
【0096】
かくして、貫通孔52をそのまま通り抜けて部屋に侵入する磁力線は非常に少なくなり、低周波を効率よく遮蔽することができる。
【0097】
図5(b) は、図5(a) の変形例であり、実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略し、図5(a) と異なる部分について説明する。
【0098】
すなわち、図5(b)の電磁遮蔽構造は、貫入部分54aの周囲、周面および内部にもそれぞれ強磁性部材61、62、63を設け、強磁性部材61は強磁性部材53に接合し、強磁性部材61、62は強磁性部材64を介して相互に接合してある。
【0099】
かかる構成により、貫通孔52をそのまま通り抜けて部屋に侵入する磁力線は極めて少なくなり、低周波を効率よく遮蔽することができる。
【0100】
図6は、図5の別の変形例であり、図5(a) あるいは(b) の部品と実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略し、図5(a) あるいは(b) と異なる部分について説明する。
【0101】
すなわち、図6に示す電磁遮蔽構造の電磁遮蔽パネルは、図2の電磁遮蔽パネルと同様、強磁性部材1と同様の材料で形成された強磁性部材53と、強磁性部材2と同様の材料で形成された強磁性部材71とを備え、それらの強磁性部材の間に導電性部材3と同様の材料で形成された2つの導電性部材51を配置してある。
【0102】
2つの貫入部分54aおよび54bは、接合部材72を介して各導電性部材51をはさんで相互に接合してある。
【0103】
本変形例では、比透磁率が大きい強磁性部材と、飽和磁化が大きい強磁性部材とを組み合わせて使用したので、図2を参照して説明したと同様、低周波での遮蔽効率を向上させることができる。
【0104】
図7は、図5のさらに別の変形例であり、図5あるいは図6の部品と実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略し、図5あるいは図6と異なる部分について説明する。
【0105】
本変形例の電磁遮蔽構造は、特に、貫入部分54bの径あるいは幅が高さに比べて大きい場合についての適用例であり、貫入部分54b内に、強磁性部材1と同様の材料で形成した強磁性部材81を設けてある。
【0106】
かかる構成により、貫入部分54b内を通る磁力線が多い場合でも、強磁性部材81に入った磁力線は、強磁性部材58を介して強磁性部材53に入りやすくなる。
【0107】
以上説明した電磁遮蔽パネル、電磁遮蔽出入口構造および電磁遮蔽貫通構造は主として電磁遮蔽室に適用されるものであるが、磁場発生源が外部にある場合はもちろん、MRI装置等の磁場発生源が内部にある場合にも適用することができる。
【0111】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電磁遮蔽出入口構造は、所定の開口を設けた強磁性部材と前記開口に対応した別の開口を有しかつ前記強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材と前記導電性部材の前記開口側の縁部に沿って配置されかつ前記導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する扉用電磁遮蔽パネルと、前記強磁性部材の前記開口の開口面積よりも部材面積が大きな強磁性部材とこの強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材とこの導電性部材の縁部に沿って配置されかつこの導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する電磁遮蔽扉とを備え、前記電磁遮蔽扉は、前記扉用電磁遮蔽パネル内をパネル面に平行に往復移動可能に構成してあるとともに、前記扉用電磁遮蔽パネルの電気接続部材および前記電磁遮蔽扉の電気接続部材は、前記電磁遮蔽扉が前記扉用電磁遮蔽パネルの前記開口を塞ぐ所定の位置において互いに接触するように位置決めされたことにより、電磁遮蔽扉を閉めたときには、電磁遮蔽扉に設けられた電気接続部材と扉用電磁遮蔽パネルに設けられた電気接続部材とが相互に接触し、両者に設けられた導電性部材は電気的に一体となり、高周波を効率よく遮蔽することができる。
【0112】
また、本発明の電磁遮蔽構造は、導電性部材と所定の貫通孔を有する強磁性部材とを互いにほぼ平行に配置した電磁遮蔽パネルと、前記貫通孔を貫通する2つの貫入部分からなる貫入体とを備え、前記2つの貫入部分は、前記導電性部材をはさんで相互に接合されたことにより、導電性部材は貫入体が存在する部位でも連続性を維持し、高周波を効率よく遮蔽する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽体の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の電磁遮蔽パネルの一実施例を示す断面図。
【図3】 (a) は本発明の電磁遮蔽出入口構造を適用した電磁遮蔽室の壁の立面図、(b) は(a) のA−A線に沿う水平断面図。
【図4】本発明の電磁遮蔽構造を適用した電磁遮蔽室の鉛直断面図。
【図5】(a)は本発明の電磁遮蔽構造の一実施例を示す断面図、(b)は(a)の変形例を示す断面図。
【図6】同じく図5(a) の変形例を示す断面図。
【図7】同じく図5(a) の変形例を示す鉛直断面図。
【符号の説明】
1 強磁性部材
2 強磁性部材
3 導電性部材
11、12 電気接続部材
21 扉用電磁遮蔽パネル
22 電磁遮蔽扉
23 開口
24 強磁性部材
25 導電性部材
26 電気接続部材
27 強磁性部材
28 導電性部材
29 電気接続部材
45 電磁遮蔽パネル
49 貫入体
51 導電性部材
52 貫通部
53 強磁性部材
54 貫入部分
55、56、57、58、61、62、63、64、71 強磁性部材
72 接合部材
81 強磁性部材
Claims (9)
- 所定の開口を設けた強磁性部材と前記開口に対応した別の開口を有しかつ前記強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材と前記導電性部材の前記開口側の縁部に沿って配置されかつ前記導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する扉用電磁遮蔽パネルと、前記強磁性部材の前記開口の開口面積よりも部材面積が大きな強磁性部材とこの強磁性部材にほぼ平行に配置された導電性部材とこの導電性部材の縁部に沿って配置されかつこの導電性部材と電気的に一体に形成された電気接続部材とを有する電磁遮蔽扉とを備え、前記電磁遮蔽扉は、前記扉用電磁遮蔽パネル内をパネル面に平行に往復移動可能に構成してあるとともに、前記扉用電磁遮蔽パネルの電気接続部材および前記電磁遮蔽扉の電気接続部材は、前記電磁遮蔽扉が前記扉用電磁遮蔽パネルの前記開口を塞ぐ所定の位置において互いに接触するように位置決めされたことを特徴とする電磁遮蔽出入口構造。
- 導電性部材と所定の貫通孔を有する強磁性部材とを互いにほぼ平行に配置した電磁遮蔽パネルと、前記貫通孔を貫通する2つの貫入部分からなる貫入体とを備え、前記2つの貫入部分は、前記導電性部材をはさんで相互に接合されたことを特徴とする電磁遮蔽構造。
- 前記導電性部材は、互いにほぼ平行に配置された2つの前記強磁性部材の間に配置された請求項2記載の電磁遮蔽構造。
- 前記強磁性部材は、第1の強磁性部材と、前記第1の強磁性部材とほぼ平行にかつ両側に配置され透磁率が前記第1の強磁性部材よりも小さな第2の強磁性部材とを備え、前記導電性部材は、前記第1の強磁性部材と前記第2の強磁性部材の間であってかつ前記第1の強磁性部材の両側にそれぞれ配置され、前記2つの貫入部分は、接合部材を介して前記各導電性部材をはさんで相互に接合された請求項2記載の電磁遮蔽構造。
- 前記2つの貫入部分の少なくともいずれかの周囲に強磁性部材を設けた請求項2記載の電磁遮蔽構造。
- 前記2つの貫入部分の少なくともいずれかの内部に強磁性部材を設けた請求項2記載の電磁遮蔽構造。
- 前記強磁性部材は、前記電磁遮蔽パネルの強磁性部材にあるいは相互に磁気的に接合された請求項5記載の電磁遮蔽構造。
- 前記貫入体を反磁性、非磁性あるいは常磁性材料で構成した請求項2記載の電磁遮蔽構造。
- 請求項1記載の電磁遮蔽出入口構造および請求項2記載の電磁遮蔽構造のうち、少なくともいずれかを備えた電磁遮蔽室。
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