JP3654111B2 - 引戸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は開口に設けた上レールと下レールとの間に複数枚の引戸を開閉自在に配置した引戸装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図16に示すように壁の開口の上部及び両側の側部には枠材10が装着され、上部の枠材10に設けた上レールと床の下レール13との間に複数枚の引戸4が摺動自在に装着して引戸4を開閉自在にしている。このような引戸装置において通常開閉操作しない引戸4は側部の枠材10に固定されるが、通常は引戸の端部に鎌錠33を設け、鎌錠33のフック状の鎌を枠材10に設けた鎌受けに引っ掛け係止して止めるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、鎌錠を受ける鎌受けは枠材に凹所を掘削し、この凹所に埋設するように取り付けなければならなく、鎌受けの取り付けに工数や手間を要するという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、枠材側は引っ掛けビスを打入するだけでよくて枠材側の施工が容易にできる引戸装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1の引戸装置は、開口に設けた上レールと下レールとの間に複数枚の引戸を開閉自在に配置し、引っ掛け頭部を有する引っ掛けビスを開口の側部の枠材に打入し、複数の引戸のうち上記枠材に固定する引戸の端面に上記引っ掛けビスと対応する位置で設けた切欠に固定装置を装着し、この固定装置は本体板の両側から側板を延出した係止プレートと、係止プレートを切欠内に配置させるための押さえプレートとを有し、本体板を切欠内に位置させると共に側板を引戸の表裏両面に沿うように位置させて係止プレートを切欠に上下にスライド自在に配設し、係止プレートの上から切欠に押さえプレートを取付け、係止プレートの本体板に上記引っ掛け頭部を挿通し得る大径孔と引っ掛け頭部を係止し得る小径孔とを上下に有するだるま孔状の引っ掛け孔を形成し、上記引っ掛け孔を露出させる開口を押さえプレートに形成したことを特徴とする。固定装置の係止プレートの引っ掛け孔の大径孔と引っ掛けビスの引っ掛け頭部とを対応させて引っ掛け頭部を大径孔に挿通し、係止プレートをスライドさせて引っ掛け孔の小径孔を引っ掛け頭部に引っ掛けて引戸を固定することができる。このために枠材側には引っ掛けビスを打入するだけでよくて枠材側の施工に工数や手間を要せず施工を容易にできる。
【0006】
また本発明の請求項2の引戸装置は、請求項1において、上レールに3条の摺動溝を平行に設け、各摺動溝に夫々摺動部材を上レールの長手方向に摺動自在に装着すると共に各摺動部材に夫々引戸の上端を装着し、上レールの巾方向の中央に位置する摺動部材の長手方向の両端に夫々プーリを回転自在に装着すると共に両端のプーリ間に環状のワイヤを掛け回し、上レールの巾方向の両側に位置する摺動部材を夫々ワイヤに結合して3枚の引戸を連動させ、開口を閉じるように引戸を閉じたとき互いに当たって止まるストッパーを各引戸の下部に夫々設けて成ることを特徴とする。3枚の引戸を連動させて開閉することができて開閉操作が容易にできる。3枚の引戸を連動させる摺動部材やプーリやワイヤが上レール内に納まって外観上殆ど目立つことがなくて外観を向上できる。また上記のように3枚の引戸を上レールの部分で連動させるものでも各引戸を閉じたとき引戸の下部のストッパー同士が当たって相互に止められ、引戸の下部が浮き上がるように引戸が傾いたりするおそれがない。
【0007】
また本発明の請求項3の引戸装置は、請求項1または請求項2において、引戸の枠材に当接する端面や互いに召し合わせる端面に上下方向に断面略半円状の凹溝を設け、この凹溝に円筒状の軟質クッション材を埋設するように取り付けて成ることを特徴とする。引戸を閉じたとき軟質クッション材にて簡単に明かり漏れ防止ができる。
【0008】
また本発明の請求項4の引戸装置は、請求項2において、上レールに装着した摺動部材を介して連動して開閉する3枚の引戸を1組にして開口の左右に左右対称になるように2組配置し、下レールの左右端部に設けたプーリーにワイヤをたすき掛けに架設し、閉じたときに開口の左右方向の中央部で隣接する一対の引戸にワイヤをそれぞれ連結したことを特徴とする。1枚の引戸を開閉することで他の5枚の引戸を連動させて開閉することができて開閉操作が容易にでき、またその際に左右対称に引戸が開閉されて外観が向上するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8は引戸装置が連動引戸の例を示す。壁8には引戸で開閉する開口9を設けてあり、開口9の上部及び側部内周には枠材10を装着してあり、枠材10と壁8との間の全周に亙って額縁11を装着してある。上の枠材10には枠材10に埋設するように長手方向に亙って上レール1を装着してあり、床12面には長手方向に亙って下レール13を装着してある。上レール1内には3条の摺動溝2a,2b,2cを平行になるように設けてあり、各摺動溝2a,2b,2cには摺動部材3a,3b,3cを摺動溝2a,2b,2cの長手方向に摺動自在になるように装着してある。本例の場合、摺動部材3a,3b,3cは左右に対称になるように2組配置されている。摺動部材3a,3cは両端の端部ブロック14を連結板15で連結して形成されており、端部ブロック14の両側に設けた係止溝16を摺動溝2a,2cの両側の係止片17に摺動自在に係止してある。摺動部材3a,3bの一方の端部ブロック14には連結部18を一体に設けてあり、連結部18には嵌合凹部19を設けてある。摺動部材3bは両端の端部ブロック20を連結板21にて連結して形成されており、端部ブロック20の上部の両側に設けた係止溝22に摺動溝2bの上底近傍の係止片23を摺動自在に係止してある。摺動部材3bの下面の両端には夫々プーリ5を装着してあり、両端のプーリ5間に環状のワイヤ6を掛け回してある。ワイヤ6に180°位相のずれた位置で球状の嵌合突部7を設けてある。また摺動部材3a,3cは連結部18の嵌合凹部19と嵌合突部7とを嵌合することでワイヤ6に連結してある。摺動部材3a,3b,3cの両端の近傍には連結孔24を穿孔してある。
【0010】
引戸4としては本例の場合、3枚の引戸4a,4b,4cがあり、この引戸4a,4b,4cは戸框26にガラスのような面板27を装着して形成されている。引戸4a,4b,4cの上部にはピンブロック28を埋設して装着してあり、ピンブロック28のピン29をバネにて上方に突出するように付勢してある。各摺動部材3a,3b,3cの下には夫々引戸4a,4b,4cが配置され、ピン29を連結孔24に挿入することで各摺動部材3a,3b,3cに引戸4a,4b,4cを取り付けてある。本例の場合、引戸4a,4b,4cを左右に2組装着してある。引戸4a,4b,4cの下端には夫々戸車31を装着してあり、下レール13に設けた3条のレール溝32に沿って戸車31が転動して走行するようになっている。
【0011】
上記のように3枚の引戸4a,4b,4cが左右に対称に2組取り付けられるが、摺動部材3a,3b,3cがプーリ5の回りに回動するワイヤ6にて連動して引戸4a,4b,4cが連動して開閉する。このため例えば引戸4cを固定しておけば、引戸4aを移動操作するだけで図2、図4(a)に示すように引戸4a,4b,4cにて開口9を閉じたり、図3、図4(b)に示すように引戸4a,4b,4cを開いたりできる。
【0012】
上記のように連動引戸よりなる引戸装置が構成されるが、引戸4a,4b,4cのうち引戸4cが側部の枠体10に固定されるが、次のような構造を採用している。図9乃至図11に示すように引戸4cの戸框26の端面には切欠34を設けてあり、この切欠に34に固定装置35を装着してある。この固定装置35は係止プレート36と押さえプレート39とで形成されている。この係止プレート36は中央の本体板36aと両側の側板36bとで略H型になるように形成されており、本体板36aが切欠34内に納まると共に側板36bが戸框26の両面に沿うように配置してあり、係止プレート36を所定の高さ上下動自在にしてある。この係止プレート36の本体板36aには大径孔37aと小径孔37bとが上下に位置するようにしただるま孔状の引っ掛け孔37を穿孔してある。大径孔37aは後述する引っ掛けビス38の引っ掛け頭部38aが挿通する大きさで、小径孔37bは引っ掛け頭部38aが引っ掛け係止される大きさである。押さえプレート39は切欠34に納まる大きさであり、上端及び下端に折曲縁39aを有し、係止プレート36の上から押さえプレート39を切欠34に納めてある。押さえプレート39の上下には取り付け孔45を設けてあり、取り付け孔45から戸框26に取り付けビス46を打入して押さえプレート39を取り付けてある。この押さえプレート39には引っ掛け孔37を露出させる開口47を設けてある。引っ掛けビス38は上端に引っ掛け頭部38aを有し、引っ掛け頭部38aの上端に十字溝のようなドライバー溝38bを有し、引っ掛け頭部38aの首下に鍔部38cを有し、鍔部38cより先端側にねじ部38dを有する。そして固定装置35に対応する位置で枠材10には引っ掛けビス38がねじ部38dを螺合することで取り付けられている。引戸4cを固定装置35で枠材10に固定する場合、係止プレート36を上にスライドさせた状態で、引っ掛け孔37の大径孔37aと引っ掛けビス38の引っ掛け頭部38aを対応させ、大径穴37aを引っ掛け頭部38aに挿通し、係止プレート36を下方にスライドさせて小径孔37bと引っ掛け頭部38aとを対応させて小径孔37bを引っ掛け頭部38aに係止させて引戸4cを固定する。このようにすると、枠材10側では引っ掛けビス38を打入するだけで施工ができて従来に比べて枠材10側の施工が容易になる。
【0013】
上記のように引戸4a,4b,4cが連動して開閉されるようになっているが、引戸4a,4b,4cが上レール1に設けた連動機構で連動するようになっており、引戸4a,4bの下端がフリーになっているために引戸4a,4b,4cを閉じたとき引戸4a,4bの下端が図12(c)の矢印のように浮き上がって引戸4a,4bが傾くおそれがある。そこで本発明では図1や図12(a)(b)に示すように引戸4a,4b,4cの下部に引戸4a,4b,4cを閉じたとき互いに当たって止まるストッパー40を設けてある。このようにしてあると、引戸4a,4b,4cを全閉したときストッパー40同士が当たって止まり、引戸4a,4bが傾いたりする弊害がない。
【0014】
次に図13に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、引戸4a,4bが左右に対称になるように配置してあり、引戸4bの枠材10側の端部を上記のように固定装置35にて枠材10に固定できるようになっている。引戸4aの召し合わせ側の端部及び引戸4bの枠材10側の端部には断面略半円状の凹溝41を上下方向に亙るように凹設してあり、引戸4aの召し合わせ部の一方の端部の凹溝41及び引戸4bの凹溝41には円筒状の軟質クッション材42を軟質クッション材42の略半分が埋まるように嵌めて装着してある。しかして引戸4bを固定した状態では軟質クッション材42が枠材10の戸じゃくり43に納まり、しかも戸じゃくり43内で軟質クッション材42が潰れ、枠材10と引戸4bとの間の明かり漏れを防止できる。この場合、枠材10には必ずしも戸じゃくり43が必要でない。また引戸4a,4aの召し合わせ部では軟質クッション材42を対向する凹溝41に納めることで、引戸4a,4aの召し合わせ部の明かり漏れを防止できる。
【0015】
更に、図14,15に示す実施の形態の例について述べる。本例の場合、図1乃至図4のように3枚の引戸4a,4b,4cを一組にして開口の左右に対称に2組(計6枚の引戸)配置したものであり、引戸4cが枠材10(図2)に固定され、閉じたときに開口9(図1)の左右方向の中央部で引戸4aが突き合わさるように隣接するものである。そして、図5に示すように、引戸4bの上端に一対のプーリ5,5とプーリ5,5を回動するワイヤ6を配設し、引戸4aの摺動部材3aと引戸4cの摺動部材3cがそれぞれ連結部材18を介してワイヤ6に連結し、ワイヤ6の回動に連動して引戸4a,4b,4cが連動して開閉するものである。
【0016】
また、下レール13の左右端部にはプーリー50,50が設けられ、プーリー50,50にワイヤ51をたすき掛けに架設してある。ここで、本例はプーリー50及びワイヤ51を下レール13に穿設した凹溝55内に設けて外側から見えないよう外観を向上させてある。たすき掛けに架設されたワイヤ51は開口9(図1)の左右方向の中央部で交差するものであり、ワイヤ51の交差する位置から左右方向に対称位置に一対の連動棒52,52がワイヤ51から上方に向って突設し固定されている。すなわち、連動棒52,52はワイヤ51の軌道に合わせて左右方向の中央部に対して対称的に運動するものである。また、開口9(図1)の左右方向の中央部で隣接する引戸4a,4aの下端から引戸4aと引戸4bとの間隙に位置するように連結部材53がそれぞれ突設されているものである。連結部材53には巾方向に長手形状の長孔54が穿設されており、長孔54には連動棒52が挿通されるものである。
【0017】
このように、連結部材53と連動棒52が連結され、ワイヤ51と一対の引戸4a,4aとがそれぞれ連結するものである。連動棒52はワイヤ51の軌道上を移動する為に左右方向に移動する際には巾方向にも移動するものであるが、長孔54内にて連動棒52は巾方向には自由に移動できる為、長孔54が連動棒52の巾方向の動作を吸収すると共に連動棒52の左右方向の動作のみを連結部材53に伝動し、一対の引戸4a,4aは左右に反対方向に向って連動するものである。つまり、一対の一方の引戸4aを開くと一対の他方の引戸4aがワイヤ51を介して連動して一方の引戸と反対側に開くものであり、更に、一対の引戸4a,4aを開くとそれぞれワイヤ6を介して他の一対の引戸4b,4b及び4c,4cもそれぞれ左右対称に連動して開くものである。このように、一枚の引戸を開閉することで他の全ての引戸が連動して開閉し、引戸の開閉操作が容易にできるものである。また、複数の引戸がそれぞれ左右対称に連動して開閉されるものなので、外観が向上するものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、開口に設けた上レールと下レールとの間に複数枚の引戸を開閉自在に配置し、引っ掛け頭部を有する引っ掛けビスを開口の側部の枠材に打入し、複数の引戸のうち上記枠材に固定する引戸の端面に上記引っ掛けビスと対応する位置で設けた切欠に固定装置を装着し、この固定装置は本体板の両側から側板を延出した係止プレートと、係止プレートを切欠内に配置させるための押さえプレートとを有し、本体板を切欠内に位置させると共に側板を引戸の表裏両面に沿うように位置させて係止プレートを切欠に上下にスライド自在に配設し、係止プレートの上から切欠に押さえプレートを取付け、係止プレートの本体板に上記引っ掛け頭部を挿通し得る大径孔と引っ掛け頭部を係止し得る小径孔とを上下に有するだるま孔状の引っ掛け孔を形成し、上記引っ掛け孔を露出させる開口を押さえプレートに形成したので、固定装置の係止プレートの引っ掛け孔の大径孔と引っ掛けビスの引っ掛け頭部とを対応させて引っ掛け頭部を大径孔に挿通し、係止プレートをスライドさせて引っ掛け孔の小径孔を引っ掛け頭部に引っ掛けて引戸を固定することができるものであって、枠材側には引っ掛けビスを打入するだけでよくて枠材側の施工に工数や手間を要せず施工を容易にできるものである。
【0019】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、上レールに3条の摺動溝を平行に設け、各摺動溝に夫々摺動部材を上レールの長手方向に摺動自在に装着すると共に各摺動部材に夫々引戸の上端を装着し、上レールの巾方向の中央に位置する摺動部材の長手方向の両端に夫々プーリを回転自在に装着すると共に両端のプーリ間に環状のワイヤを掛け回し、上レールの巾方向の両側に位置する摺動部材を夫々ワイヤに結合して3枚の引戸を連動させているので、3枚の引戸を連動させて開閉することができて開閉操作が容易にできるものであり、しかも3枚の引戸を連動させる摺動部材やプーリやワイヤが上レール内に納まって外観上殆ど目立つことがなくて外観を向上できるものであり、また開口を閉じるように引戸を閉じたとき互いに当たって止まるストッパーを各引戸の下部に夫々設けているので、3枚の引戸を上レールの部分で連動させるものでも各引戸を閉じたとき引戸の下部のストッパー同士が当たって相互に止められ、引戸の下部が浮き上がるように引戸が傾いたりするおそれがないものである。
【0020】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、引戸の枠材に当接する端面や互いに召し合わせる端面に上下方向に断面略半円状の凹溝を設け、この凹溝に円筒状の軟質クッション材を埋設するように取り付けているので、引戸を閉じたとき軟質クッション材にて簡単に明かり漏れ防止ができるものである。
【0021】
また本発明の請求項4の引戸装置は、請求項2において、上レールに装着した摺動部材を介して連動して開閉する3枚の引戸を1組にして開口の左右に左右対称になるように2組配置し、下レールの左右端部に設けたプーリーにワイヤをたすき掛けに架設し、閉じたときに開口の左右方向の中央部で隣接する一対の引戸にワイヤをそれぞれ連結したので、1枚の引戸を開閉することで他の5枚の引戸を連動させて開閉することができて引戸の開閉操作が容易にでき、またその際に引戸が左右対称に連動して開閉するものなので外観が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の横断面図である。
【図2】同上の引戸を閉じた状態の正面図である。
【図3】同上の引戸を開いた状態の正面図である。
【図4】同上の引戸の開閉状態を説明する横断面図であり、(a)は引戸を閉じた状態であり、(b)は引戸を開いた状態である。
【図5】同上の連動機構を示す分解斜視図である。
【図6】同上の連動機構を示す平面図である。
【図7】同上の全体の縦断面図である。
【図8】同上の上レール部分の縦断面図である。
【図9】同上の固定装置部分の分解斜視図である。
【図10】図9とは異なる方向から見た分解斜視図である。
【図11】同上の固定装置の組み立て状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図12】(a)(b)は同上のストッパーの働きを説明するもので正面図及び横断面図であり、(c)は従来の問題を示す斜視図である。
【図13】同上の実施の形態の他の例を示し、(a)は横断面図、(b)は要部を拡大せる横断面図である。
【図14】同上の実施の形態の他の例を示す概略斜視図である。
【図15】(a)は同上の要部を拡大せる斜視図であり、(b)は(a)の縦断面図である。
【図16】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上レール
2a,2b,2c 摺動溝
3a,3b,3c 摺動部材
4、4a,4b,4c 引戸
5 プーリ
6 ワイヤ
13 下レール
34 切欠
35 固定装置
36 係止プレート
37 引っ掛け孔
37a 大径孔
37b 小径孔
38 引っ掛けビス
38a 引っ掛け頭部
39 押さえプレート
40 ストッパー
41 凹溝
42 軟質クッション材

Claims (4)

  1. 開口に設けた上レールと下レールとの間に複数枚の引戸を開閉自在に配置し、引っ掛け頭部を有する引っ掛けビスを開口の側部の枠材に打入し、複数の引戸のうち上記枠材に固定する引戸の端面に上記引っ掛けビスと対応する位置で設けた切欠に固定装置を装着し、この固定装置は本体板の両側から側板を延出した係止プレートと、係止プレートを切欠内に配置させるための押さえプレートとを有し、本体板を切欠内に位置させると共に側板を引戸の表裏両面に沿うように位置させて係止プレートを切欠に上下にスライド自在に配設し、係止プレートの上から切欠に押さえプレートを取付け、係止プレートの本体板に上記引っ掛け頭部を挿通し得る大径孔と引っ掛け頭部を係止し得る小径孔とを上下に有するだるま孔状の引っ掛け孔を形成し、上記引っ掛け孔を露出させる開口を押さえプレートに形成したことを特徴とする引戸装置。
  2. 上レールに3条の摺動溝を平行に設け、各摺動溝に夫々摺動部材を上レールの長手方向に摺動自在に装着すると共に各摺動部材に夫々引戸の上端を装着し、上レールの巾方向の中央に位置する摺動部材の長手方向の両端に夫々プーリを回転自在に装着すると共に両端のプーリ間に環状のワイヤを掛け回し、上レールの巾方向の両側に位置する摺動部材を夫々ワイヤに結合して3枚の引戸を連動させ、開口を閉じるように引戸を閉じたとき互いに当たって止まるストッパーを各引戸の下部に夫々設けて成ることを特徴とする請求項1記載の引戸装置。
  3. 引戸の枠材に当接する端面や互いに召し合わせる端面に上下方向に断面略半円状の凹溝を設け、この凹溝に円筒状の軟質クッション材を埋設するように取り付けて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸装置。
  4. 上レールに装着した摺動部材を介して連動して開閉する3枚の引戸を1組にして開口の左右に左右対称になるように2組配置し、下レールの左右端部に設けたプーリーにワイヤをたすき掛けに架設し、閉じたときに開口の左右方向の中央部で隣接する一対の引戸にワイヤをそれぞれ連結したことを特徴とする請求項2に記載の引戸装置。
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