JP3653386B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気かみそりの改良に関し、とくに、接点リードやモーターを簡単に装着して能率よく組み立てできる電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気かみそりは、内刃をモーターで駆動する。モーターは電力を供給するために、端子に接点リードを接続している。接点リードは、電池やスイッチ等に接続されて、モーターを駆動する。従来の電気かみそりは、モーターの端子にリード線を半田付して接続し、このモーターをケースに内蔵して固定している。ケースは、縦に2分割される形状に成形したもので、一方のケースにモーターが固定される。モーターを内蔵して、ふたつのケースは、たとえば、四隅部をネジ止して連結して組み立てされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この構造の電気かみそりは、モーターの端子にリード線を半田付け等の方法で接続するので、リード線の接続に手間がかかる欠点がある。さらに、モーターは、リード線を介してプリント基板やスイッチに接続した状態で、ケースの定位置に装着するので、モーターを単独でケースの決められた位置に装着できず、リード線を、姿勢等に制約を受けて能率よく装着できない欠点があった。また、モーターをケースに装着する工程で、リード線に無理な張力がかかって断線するなどの弊害も発生した。さらにまた、モーター等のパーツを、パーツフィーダ等を使用して別々に搬送して、自動組立ラインで組み立てる場合に、リード線を接続しているモーターは、リード線が邪魔になって、簡単に能率よく正確に移送できない等の弊害もあった。
【0004】
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、モーターと接点リードの両方を、ケースの決められた位置に正確に装着できると共に、組み立てを簡単かつ容易に、しかも能率よくして、安価に多量生産できる電気かみそりを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電気かみそりは、内刃7を駆動するモーター15と、このモーター15を装着しているモーター台17と、このモーター台17を収納している本体ケース1Aと、この本体ケース1Aの下方の開口部に固定されてなる蓋ケース1Bとを備えている。モーター台17と本体ケース1Aと蓋ケース1Bは、以下の独特の構成を備える。
(a) 蓋ケース1Bは、内側にモーター台17を挿入して固定できる筒状に成形されている。モーター台17が蓋ケース1Bに挿入されて、蓋ケース1Bとモーター台17とが連結されている。
(b) モーター台17を本体ケース1Aの内部に収納して、蓋ケース1Bが本体ケース1Aの開口部に固定される。
(c) モーター台17は、簡単にモーター15を装着できるように、片方の側面に開口して、モーター15を嵌着する嵌着凹部17Aを設けている。
(d) 蓋ケース1Bは、モーター台17の嵌着凹部17Aの開口部に位置して、嵌着凹部17Aに装着されたモーター15が抜け出るのを阻止する抜止ストッパ23を有する。
(e) モーター台17は、嵌着凹部17Aに装着されるモーター15で抜けないように定位置に接点リード5を装着している。接点リード5は、モーター15で定位置に装着されており、モーター15は蓋ケース1Bで定位置に装着されている。
【0006】
本発明の請求項2の電気かみそりは、モーター台17に、スライドスイッチ4の摺動子19を往復運動できるように装着している。摺動子19は、モーター台17と本体ケース1Aの隙間に配設されている。本体ケース1Aは、摺動子19がモーター台17から抜け落ちるのを阻止している。
【0007】
本発明の請求項3の電気かみそりは、モーター台17に引掛突起31を設けている。この引掛突起31を外側から係止する引掛アーム30を蓋ケース1Bに設けている。引掛アーム30は本体ケース1Aの内面に接近し、あるいは当接して配設されている。引掛アーム30の外側に設けられた本体ケース1Aは、引掛アーム30の変形を阻止して、モーター台17が蓋ケース1Bから抜けるのを阻止している。
【0008】
本発明の請求項4の電気かみそりは、モーター台17に、接点リード5を装着する隔壁17cを底部に設けている。一方、蓋ケース1Bは、接点リード5の装着された隔壁17cを嵌入するための電極窓22を開口している。隔壁17cに装着された接点リード5の一部は、電極窓22から蓋ケース1Bの外部に表出している。蓋ケース1Bの電極窓22は、接点リード5を位置ずれしないように、定位置に装着する。
【0009】
本発明の請求項5の電気かみそりは、モーター台17の先端を本体ケース1Aにネジ止して、モーター台17と本体ケース1Aとを固定している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示するものであって、本発明は電気かみそりを以下のものに特定しない。
【0011】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0012】
図1と図2に示す電気かみそりは、カミソリ本体1と、このカミソリ本体1に脱着自在に連結されてなる、キャップ20およびアウターケース21からなる外カバー2と、カミソリ本体1の下方に脱着自在に連結される電池ケース6とを備える。外カバー2であるアウターケース21は、カミソリ本体1の下方に連結され、キャップ20は、カミソリ本体1のほぼ全体を挿入するように、カミソリ本体1に装着している。
【0013】
カミソリ本体1は、上端に外刃3を脱着自在に装着しており、この外刃3の内面に内刃7を弾性的に押圧する状態で往復運動できるように内蔵させている。カミソリ本体1の分解斜視図を図3に示す。この図のカミソリ本体1は、本体ケース1Aと、この本体ケース1Aの開口部に水密に挿入して連結された蓋ケース1Bと、蓋ケース1Bに連結されるモーター台17と、モーター台17に装着されるモーター15と、このモーター15に駆動して往復運動される内刃台16と、モーター15の運転を制御するスライドスイッチ4とを備える。本体ケース1Aと蓋ケース1Bとモーター台17と内刃台16は、プラスチックの成形品である。
【0014】
本体ケース1Aは、着色された透明のプラスチックを、下方を開口している楕円筒状に成形している。本体ケース1Aは、下方の開口部に蓋ケース1Bを挿入し、蓋ケース1Bで水密に下方を閉塞している。本体ケース1Aは、モーター15や内刃台16等を装着しているモーター台17を内部に収納できる大きさで、先端となる上部に向かって次第に細く成形している。
【0015】
さらに、本体ケース1Aは、モーター台17を収納することに加えて、モーター台17と蓋ケース1Bとの連結を外れないようにするパーツに併用される。このことを実現するために、本体ケース1Aは、内面を、蓋ケース1Bに設けた引掛アーム30に接近させ、あるいは接触するように成形している。本体ケース1Aの内面に接近し、あるいは接触する引掛アーム30は、本体ケース1Aに当って変形が阻止される。モーター台17と蓋ケース1Bは、モーター台17の両側に設けられた引掛突起31を、蓋ケース1Bの両側に設けられた引掛アーム30で挟着しながら係止して連結されている。このため、引掛アーム30が変形しないかぎり、モーター台17の引掛突起31は、引掛アーム30から外れることがない。したがって、この構造は、モーター台17を、外れないように蓋ケース1Bに連結できる。
【0016】
さらにまた、本体ケース1Aは、スライドスイッチ4の摺動子19が、モーター台17から外れないパーツにも併用される。このことを実現するために、本体ケース1Aの内面を、往復運動するスライドスイッチ4の摺動子19に接近させている。いいかえると、スライドスイッチ4の摺動子19を、モーター台17と本体ケース1Aとの間の隙間で往復運動させている。この摺動子19は、モーター台17から外れようとするとき、本体ケース1Aの内面に接触して、外れるのが防止される。この構造は、摺動子19を簡単な構造でモーター台17に連結して、しかも、モーター台17に外れないように連結できる特長がある。
【0017】
蓋ケース1Bは、本体ケース1Aの開口部に水密に挿入される楕円筒状に成形され、図4に示すように、底に電極窓22を開口し、図3に示すように、両側に引掛アーム30を突出して設けている。引掛アーム30は、先端部に、モーター台17の引掛突起31を係止する係止孔を設けている。蓋ケース1Bの楕円筒状に成形している部分は、下部をアウターケース21に挿入する挿入連結部8とし、その上方を、本体ケース1Aに挿入して連結する水密連結部10としている。
【0018】
水密連結部10と挿入連結部8は、リング状に溝(図示せず)を設けて、この溝にパッキン11を嵌入している。水密連結部10に設けられたパッキン11は、本体ケース1Aの内面に密着して、蓋ケース1Bを本体ケース1Aに水密に連結する。挿入連結部8に設けたパッキン11は、アウターケース21の内面に密着して、アウターケース21を水密に連結する。
【0019】
蓋ケース1Bの挿入連結部8は、アウターケース21を連結する部分よりも下方を多少細くして、電池ケース6の嵌着連結部12としている。嵌着連結部12は、電池ケース6を連結するための引掛凸部13を、対向する位置に突出して設けている。この引掛凸部13を案内するための引掛穴14は、電池ケース6の上端に開口している。さらに、電池ケース6は、先端の内面形状を、嵌着連結部12の外形よりも多少大きく、いいかえると、電池ケース6の上端に嵌着連結部12を入れた状態で、電池ケース6を多少回転できるようにしている。この電池ケース6は、嵌着連結部12に入れた後、少し回転させると、引掛凸部13が引掛穴14に案内されて、抜けないように連結される。
【0020】
さらに、蓋ケース1Bは、楕円筒状に成形された部分の内面に突出して、モーター15が抜け出るのを阻止する抜止ストッパ23を2列に一体成形して設けている。抜止ストッパ23は、図5に示すモーター台17の嵌着凹部17Aの開口部に位置して配設され、モーター台17の嵌着凹部17Aに装着されたモーター15が抜け出るのを阻止する。したがって、この抜止ストッパ23は、モーター台17に装着されたモーター15の表面に接近し、あるいは当接する高さに成形されている。
【0021】
また、図3に示す、蓋ケース1Bは、抜止ストッパ23と対向する内面に、モーター台17を定位置に案内するガイド凸条24を一体成形している。この構造の蓋ケース1Bは、ガイド凸条24と抜止ストッパ23とで、モーター15の装着されたモーター台17を挟着して定位置に装着できる。
【0022】
モーター台17は、両側に、蓋ケース1Bの両側に設けられた引掛アーム30に連結される引掛突起31を設けている。引掛突起31は、引掛アーム30の係止孔に対向する位置で、外側に突出して設けられている。モーター台17は、この係止突起31が引掛アーム30の係止孔に嵌入されて、2本の引掛アーム30に挟着される状態で係止されて蓋ケース1Bに連結される。
【0023】
さらに、モーター台17は、図5に示すように、片方の側面に開口して、モーター15を嵌着する嵌着凹部17Aを設けている。嵌着凹部17Aは、モーター15の両側と先端面に位置する周壁17aと、モーター15の後端面に位置して、モーター15の軸受凸部を囲むように成形されたコ字状の周壁17bで成形される。嵌着凹部17Aは、モーター15を入れると、モーター15が自重で落下しない形状、いいかえると、嵌着凹部17Aを下向きにしても、モーター15が自重で抜け落ちない大きさに成形される。コ字状の周壁17bと、両側の周壁17aとの間には、接点リード5を配設するためのスペースを設けている。モーター15は、周壁17a、17bの内側に形成される嵌着凹部17Aにはめ込まれて、定位置に装着される。
【0024】
さらに、モーター台17は、接点リード5を装着する隔壁17c、17dを底部とその両側に設けている。底部の隔壁17cは、図4の底面図に示すように、蓋ケース1Bの電極窓22に、ほぼ隙間なく嵌入できる大きさである。モーター台17が蓋ケース1Bの定位置に装着されると、底部の隔壁17cは、電極窓22に入れられて、ここに装着している接点リード5を外部に表出させる。電極窓22から表出する接点リード5は、カミソリ本体1に装着される電池ケース6の電極に接触して、カミソリ本体1に電力を供給する。
【0025】
接点リード5は、図5に示すように底とその両側の隔壁17c、17dに装着される。隔壁17cは、折曲された接点リード5を装着するために、スリット17eを設けている。接点リード5は、図に示すように3枚で構成される。図の右に位置する第1接点リード5Aは、下端を電池に接続し、上部をモーター15に接続する。中央の第2接点リード5Bは、下端をモーター15に接続して、上部をスライドスイッチの接点としている。左の第3接点リード5Cは、上部をスライドスイッチの接点とし、下端を電池に接続する。
【0026】
第1接点リード5Aと第2接点リード5Bは、モーター15の端子15Aを介してモーター台17に抜けないように装着される。これ等の接点リード5は、モーター15の端子15Aに押圧される弾性片5aを有する。第1接点リード5Aは上端に、第2接点リード5Bは下端に弾性片5aを設けている。弾性片5aは、モーター15を装着するときに、図6に示すように変形して、その端子15Aで押圧されるように、逆V字状に折曲する。
【0027】
第1接点リード5Aは、電池に接続される下端の先端縁をZ字状に折曲して、隔壁17cのスリット17eに挿入して装着される。さらに、この第1接点リード5Aは、全体をL字状に折曲して、底部の隔壁17cのスリット17eから右側の隔壁17dの外側に沿うようにして装着される。さらに、弾性片5aを設けている上端部は、隔壁17dの外側から内側に案内するために、この部分を内側に折曲している。第1接点リード5Aは、隔壁17dのスリット17eに挿入してモーター台17の定位置に装着され、弾性片5aをモーター15の端子15Aで押圧して、モーター台17に外れないように装着される。
【0028】
第2接点リード5Bは、上部をコ字状に突出させる形状に折曲加工している。コ字状に突出する部分は、図5において、モーター台17の裏面に突出して、スライドスイッチの接点となる。モーター台17は、第2接点リード5Bのコ字状突出部分を、裏面に突出させるために、コ字スリット17fを開口している。このコ字スリット17fに、図5の矢印Aで示す方向に、第2接点リード5Bを挿入して定位置に固定するために、モーター台17は、隔壁17dに対して直角に、コ字スリット17fの内側に位置して、固定リブ17gを一体成形している。第2接点リード5Bは、図5において、矢印Aで示す方向に挿入して、コ字状突出部分を固定リブ17gの裏面に装着し、弾性片5aをモーター15の端子15Aで押圧して、図6に示すように、モーター台17の垂直面に外れない状態で装着される。
【0029】
第3接点リード5Cは、第1接点リード5Aと同じように、電池に接続される下端の先端縁をZ字状に折曲して、隔壁17cのスリット17eに挿入して装着される。さらに、この第3接点リード5Cも、全体をL字状に折曲して、底部の隔壁17cのスリット17eから左側の隔壁17dの外側に沿うようにして装着される。さらに、スライドスイッチの接点となる上部を、コ字状に突出させる形状に折曲加工している。コ字状に突出する部分は、第2接点リード5Bと同じように、図5において、モーター台17の裏面に突出して、スライドスイッチの接点となる。モーター台17は、第3接点リード5Cのコ字状突出部分を、裏面に表出して定位置に保持するために、固定リブ17hを設けている。この固定リブ17hは、第2接点リード5Bを固定する固定リブ17gと、隔壁17dの反対側に突出して同一平面に設けている。第3接点リード5Cは、下端部を隔壁17cに装着した状態で、上端部を図5において、矢印Bで示す方向に挿入して、コ字状突出部分を固定リブ17hの裏面に装着してモーター台17に外れないように装着される。
【0030】
第2接点リード5Bと第3接点リード5Cは、図5を裏面から見た図7の斜視図に示すように、固定リブに装着されるコ字状突出部分を、隣接するスライドスイッチの接点として併設する。スライドスイッチは、併設される接点を、摺動接点25で接続してスイッチをオンにする。摺動接点25は、図7に示すように、上部を摺動子19に連結し、下部を接点に沿って往復運動させる。図7の摺動接点25は、上方に移動されると、隣接して配設される接点リード5の接点に接触してスイッチをオン、下方に移動されると、図7において右側の第3接点リード5Cの接点に接触しなくなって、オフになる。
【0031】
摺動子19は、図7において上下に往復運動できるようにモーター台17に連結される。この摺動子19は、断面形状をほぼZ字状として、摺動接点25を装着する装着面19Aと、この装着面19Aに対して直角に連結される連結面19Bと、この連結面19Bに対してさらに直角に連結されるアーム面19Cとからなっている。
【0032】
装着面19Aは、縦に延長してガイドリブ19Dを設けている。このガイドリブ19Dは、摺動接点25に設けたスリット25Aを貫通して、モーター台17に設けられたガイドスリット17iに摺動できるように挿入されている。ガイドリブ19Dが、ガイドスリット17iを摺動して、摺動子19は、上下に移動される。さらに、この装着面19Aは、ガイドリブ19Dの反対面に、抜止凸部19Eを設けている。抜止凸部19Eは、本体ケース1Aの内面に接近している。この構造は、摺動子19を、モーター台17と本体ケース1Aの間に配設して、本体ケース1Aでもって、摺動子19をモーター台17に抜け落ちないように連結できる。
【0033】
連結面19Bは、図7においては反対面となって見えないが、抜止凸部19Eと反対側の面に、ガイドフックを突出して設けている。ガイドフックも、モーター台17に設けられたガイドスリット17jを摺動して、摺動子19を抜けないようにモーター台17に連結する。この構造の摺動子19は、抜止凸部19Eとガイドフックの両方で抜けないようにモーター台17に連結できる。
【0034】
アーム面19Cは、回動アーム26先端のピン26Aを連結するために横スリット19Fを開口している。回動アーム26が回転されると、先端のピン26Aが横スリット19F内を摺動して、摺動子19が上下に移動される。
【0035】
回動アーム26は、本体ケース1Aに回転できるように水密に連結されたクランク軸(図示せず)に連結して回動される。クランク軸は、クランクアームを本体ケース1Aの表面側に設けている。クランクアームは、その先端に設けたクランクピンを、本体ケース1Aの表面に往復運動できるように連結されたスライド摘み4Aの横溝に連結している。この構造のスライドスイッチ4は、スライド摘み4Aを上下に移動させて、オンオフに切り換える。スライド摘み4Aが往復運動されると、クランク軸が回動され、クランク軸は回動アーム26を回動させ、回動アーム26は摺動子19を上下に往復運動させる。
【0036】
モーター台17は、上端の両側に、上方に突出する連結支柱17Bを有する。連結支柱17Bは、図3に示すように、内刃台16を挟着して、本体ケース1Aの内面にネジ止して固定される。連結支柱17Bは、2本の間に内刃台16を配設している。内刃台16は、先端に内刃を連結する駆動ロッド16Aを、本体ケース1Aから突出させている。駆動ロッド16Aをパッキンゴム18を介して、水密に本体ケース1Aから突出している。パッキンゴム18は、本体ケース1Aの上面に固定される固定プレート27に挟着して、本体ケース1Aに水密に固定される。パッキンゴム18の内面は、駆動ロッド16Aの外側面に水密に密着している。さらに、パッキンゴム18は、駆動ロッド16Aを往復運動できる柔軟性を有する。固定プレート27は、モーター台17をねじ込まれる止ネジ28で固定される。
【0037】
内刃台16は、駆動ロッド16Aを往復運動させるために、その両側を、弾性アーム16Bを介して連結支柱17Bと本体ケース1Aとに固定している。駆動ロッド16Aを設けている部分は、下面に横方向に摺動スリット(図示せず)を設けている。この摺動スリットにモーター15の回転軸に固定している偏心ピン29を挿入している。モーター15が回転されると、図5に示す偏心ピン29が摺動スリットを摺動して、内刃台16の駆動ロッド16Aを往復運動させる。往復運動する駆動ロッド16Aは、内刃7を外刃3の内面で往復運動させて、髭をカットする。
【0038】
以上の構造のカミソリ本体1は、以下のようにして組立される。
▲1▼ 蓋ケース1Bから分離した状態で、モーター台17に接点リード5を装着する。
▲2▼ モーター台17の嵌着凹部17Aにモーター15を装着して、モーター15で接点リード5を定位置に固定する。
▲3▼ モーター台17にスライドスイッチ4の摺動接点25と摺動子19とを装着する。
▲4▼ モーター台17を蓋ケース1Bに入れて連結する。
▲5▼ モーター台17を連結している蓋ケース1Bを、本体ケース1Aに挿入する。このとき、モーター台17と本体ケース1Aとの間に内刃台16を挟着する。
▲6▼ 本体ケース1Aの上面に固定プレート27を装着し、固定プレート27、本体ケース1A、内刃台16を貫通させて止ネジ28をモーター台17の連結支柱17Bにねじ込んで、これ等を固定する。
▲7▼ 本体ケース1Aの上部に、外刃3を連結するための連結パーツを装着し、内刃台16の駆動ロッド16Aに内刃を連結し、連結パーツを介して外刃3を装着する。
【0039】
以上のようにして組み立てた本体ケース1Aは、電池ケース6を連結し、さらに、電池ケース6の外側にアウターケース21を装着して使用する。使用しないときは、本体ケース1Aにキャップ20を装着して外刃3を保護する。
【0040】
アウターケース21は、電池ケース6を内蔵できる大きさの楕円筒状で、その上端に、カミソリ本体1に脱着自在に連結される筒状開口部9を設け、底を閉塞している。アウターケース21は、開口部に化粧リング21Bを固定している。アウターケース21は、内部が透けて見える着色された透明のプラスチックで成形している。アウターケース21は、カミソリ本体1の下端部に設けた挿入連結部8に、筒状開口部9を挿入して連結される。
【0041】
アウターケース21とキャップ20からなる外カバー2は、同じ色で、内部が見える程度に透明のプラスチックで成形することができる。この電気かみそりは、使用しないときに、カミソリ本体1にキャップ20を被着し、キャップ20とアウターケース21とを装着した状態で持ち運びする。キャップ20とアウターケース21からなる外カバー2を同じ色に着色して、透明のプラスチックで成形している電気かみそりは、外観を美しいシースルースタイルにできる。また、キャップ20とアウターケース21で、内部を充分に保護できる特長がある。
【0042】
キャップ20は、カミソリ本体1の本体ケース1Aの全体を挿入できる内形の楕円筒状で上端を閉塞した形状に成形される。キャップ20下端の内形は、本体ケース1A下端の外形にほぼ等しく成形される。キャップ20をカミソリ本体1に被着した状態で、キャップ20と本体ケース1Aとの間に隙間ができないようにするためである。さらに、キャップ20は、カミソリ本体1に被着した状態で、上端の内面に外刃3が接触しないように、外刃3との間に隙間ができる大きさに成形される。外刃3がキャップ20の内面に接触して衝突すると、薄い金属刃である外刃3が変形したり損傷するので、これを防止するためである。さらに、キャップ20は、下端から上端に向かって、次第に本体ケース1Aとの隙間が広くなる形状に成形される。キャップ20は、下端縁をアウターケース21に隙間なく当接する状態でカミソリ本体1に装着される。
【0043】
【発明の効果】
本発明の電気かみそりは、モーターと接点リードの両方を、ケースの決められた位置に正確に装着できる特長がある。それは、本発明の電気かみそりが、モーターを装着して本体ケースに収納されるモーター台に、モーターを嵌着する嵌着凹部を設けており、モーター台に連結されて本体ケースに固定される蓋ケースに、嵌着凹部に装着されたモーターが抜け出るのを阻止する抜止ストッパを設け、さらに、嵌着凹部に装着されるモーターで、接点リードを抜けないように定位置に装着すると共に、蓋ケースでモーターを定位置に装着しているからである。この構造の電気かみそりは、嵌着凹部に装着されるモーターを、接点リードを定位置に装着する部材に併用して、モーターでもって、接点リードを定位置に正確に装着できる。しかも、嵌着凹部に装着されたモーターは、蓋ケースに設けられた抜止ストッパで、抜け出るのが有効に阻止されて定位置に保持される。このため、本発明の電気かみそりは、モーターと接点リードの両方を、ケースの決められた位置に正確に、しかも、確実に装着できる特長がある。
【0044】
さらに、本発明の電気かみそりは、モーターで接点リードを定位置に装着しているので、従来のように、モーターの端子にリード線を半田付け等の方法で接続する必要がない。このため、従来の電気かみそりの製造で発生した、モーターに接続されるリード線による種々の弊害を解消できる。しかも、本発明の電気かみそりは、リード線を使用することなく、モーターで接点リードを定位置に装着しているので、部品点数を少なくして、簡単かつ容易に組立できるできる特長がある。このように、部品点数を極減して、少ない製造工程で製造できる本発明の電気化かみそりは、能率よく、安価に多量生産できる特長が実現できる。
【0045】
さらに、本発明の請求項2の電気かみそりは、モーター台に、スライドスイッチの摺動子を往復運動できるように装着すると共に、摺動子をモーター台と本体ケースの隙間に配設している。このため、この電気かみそりは、本体ケースを、摺動子がモーター台から抜け落ちるのを阻止する部材に併用して、簡単な構造で、摺動子を確実に往復運動できる特長がある。
【0046】
さらに、本発明の請求項3の電気かみそりは、モーター台が蓋ケースから抜けるのを確実に阻止できる特長がある。それは、この電気かみそりが、モーター台に引掛突起を設けて、この引掛突起を外側から係止する引掛アームを蓋ケースに設けると共に、引掛アームを本体ケースの内面に接近させ、あるいは当接して配設しているからである。この構造電気かみそりは、引掛アームの外側に設けられた本体ケースが引掛アームの変形を阻止するので、引掛突起と引掛アームの係止状態が解除されることなく、モーター台が蓋ケースから抜けるのを確実に阻止できる。
【0047】
本発明の請求項4の電気かみそりは、モーター台に、接点リードを装着する隔壁を底部に設けると共に、蓋ケースに、接点リードの装着された隔壁を嵌入するための電極窓を開口し、接点リードの一部を電極窓から蓋ケースの外部に表出している。この構造の電気かみそりは、蓋ケースの電極窓から表出する接点リードが、電極窓で位置ずれを阻止されるので、定位置に確実に装着できる特長がある。さらに、電極窓から表出する接点リードは、ここから簡単に電源供給できる特長もある。
【0048】
本発明の請求項5の電気かみそりは、モーター台の先端を本体ケースにネジ止して固定しているので、モーター台をより強固に本体ケースに固定できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気かみそりの斜視図
【図2】図1に示す電気かみそりを分解した状態を示す斜視図
【図3】図1に示す電気かみそりのカミソリ本体の分解斜視図
【図4】図2に示すカミソリ本体の底面図
【図5】図3に示すカミソリ本体のモーター台と接点リードの分解斜視図
【図6】カミソリ本体にモーターを装着した状態を示す断面図
【図7】図5に示すモーター台を裏面から見た斜視図
【符号の説明】
1…カミソリ本体 1A…本体ケース 1B…蓋ケース
2…外カバー
3…外刃
4…スライドスイッチ 4A…スライド摘み
5…接点リード 5A…第1接点リード 5B…第2接点リード
5C…第3接点リード
5a…弾性片
6…電池ケース
7…内刃
8…挿入連結部
9…筒状開口部
10…水密連結部
11…パッキン
12…嵌着連結部
13…引掛凸部
14…引掛穴
15…モーター 15A…端子
16…内刃台 16A…駆動ロッド 16B…弾性アーム
17…モーター台 17A…嵌着凹部 17B…連結支柱
17a…周壁 17b…周壁
17c…隔壁 17d…隔壁
17e…スリット 17f…コ字スリット
17g…固定リブ 17h…固定リブ
17i…ガイドスリット 17j…ガイドスリット
18…パッキンゴム
19…摺動子 19A…装着面 19B…連結面
19C…アーム面 19D…ガイドリブ
19E…抜止凸部 19F…横スリット
20…キャップ
21…アウターケース 21B…化粧リング
22…電極窓
23…抜止ストッパ
24…ガイド凸条
25…摺動接点 25A…スリット
26…回動アーム 26A…ピン
27…固定プレート
28…止ネジ
29…偏心ピン
30…引掛アーム
31…引掛突起

Claims (5)

  1. 内刃(7)を駆動するモーター(15)と、このモーター(15)を装着しているモーター台(17)と、このモーター台(17)を収納している本体ケース(1A)と、この本体ケース(1A)の下方の開口部に固定されてなる蓋ケース(1B)とを備えており、モーター台(17)と本体ケース(1A)と蓋ケース(1B)とが以下の全ての構成を有することを特徴とする電気かみそり。
    (a) 蓋ケース(1B)は、内側にモーター台(17)を挿入して固定できる筒状に成形されており、蓋ケース(1B)にモーター台(17)を挿入して、蓋ケース(1B)とモーター台(17)とが連結されている。
    (b) モーター台(17)を本体ケース(1A)の内部に収納して、蓋ケース(1B)を本体ケース(1A)の開口部に固定している。
    (c) モーター台(17)は、片方の側面に開口して、モーター(15)を嵌着する嵌着凹部(17A)を有する。
    (d) 蓋ケース(1B)は、モーター台(17)の嵌着凹部(17A)の開口部に位置して、嵌着凹部(17A)に装着されたモーター(15)が抜け出るのを阻止する抜止ストッパ(23)を有する。
    (e) モーター台(17)は、嵌着凹部(17A)を装着されるモーター(15)で抜けないように定位置に接点リード(5)を装着しており、この接点リード(5)は、モーター(15)で定位置に装着されて、モーター(15)が蓋ケース(1B)で定位置に装着されるように構成されている。
  2. モーター台(17)に、スライドスイッチ(4)の摺動子(19)が往復運動できるように装着されており、この摺動子(19)は、モーター台(17)と本体ケース(1A)の隙間に配設されおり、本体ケース(1A)でもって、摺動子(19)がモーター台(17)から抜け落ちるのが阻止されてなる請求項1に記載される電気かみそり。
  3. モーター台(17)が引掛突起(31)を有し、この引掛突起(31)を外側から係止する引掛アーム(30)が蓋ケース(1B)に設けられており、引掛アーム(30)は本体ケース(1A)の内面に接近し、あるいは当接して配設されてなる請求項1に記載される電気かみそり。
  4. モーター台(17)が、接点リード(5)を装着する隔壁(17c)を底部に有し、接点リード(5)が装着された隔壁(17c)を嵌入する電極窓(22)が蓋ケース(1B)に開口されており、隔壁(17c)に装着された接点リード(5)の一部が、電極窓(22)から蓋ケース(1B)の外部に表出している請求項1に記載される電気かみそり。
  5. モーター台(17)の先端が本体ケース(1A)にネジ止して固定されてなる請求項1に記載される電気かみそり。
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