JP3653125B2 - 断熱材固定金物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、住宅やその他の建物の床パネル等に使用する断熱材固定金物に関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地や一般地域の住宅に設置される床パネルにおいて、面材の裏面の根太間に断熱材を配置し、床の断熱効果を得るようにする場合が多い。従来、この断熱材を面材の裏面に取付けるのに、断熱材の厚み相当高さの断面ハット形の固定金物を前記根太に被せ、その固定金物の下端から外側へ屈曲する受け片で断熱材を受け止めるようにしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記構成では、断熱材の厚みに応じて専用の固定金具を用意する必要があるため、固定金具の種類が多くなり管理が煩雑になるばかりか、断熱材の厚みに応じた各種類の固定金具毎にプレス金型が必要でコストが増大するという問題点がある。断熱材は、寒冷地仕様や、一般地域仕様等に応じて、少なくとも2種類準備されることが多い。
【0004】
この発明の目的は、2種類の厚みの断熱材に兼用でき、管理が容易でコストを低減できる断熱材固定金物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の断熱材固定金物は、横架材に断熱材を固定する金物であって、以下の構成としたものである。
前記横架材に被さる下向き溝形の薄板からなる金具本体を設け、この金具本体の両側の立下り片を各々下部で互いに二叉状に分離した一対の半幅立下り片とする。この二叉状を成す片方の半幅立下り片は長く、もう片方の半幅立下り片は短くし、両側の立下り片における長い方の半幅立下り片同志および短い方の半幅立下り片同志は互いに等しい長さとする。各半幅立下り片には、下端から外側へ屈曲した断熱材受け片を設け、各断熱材受け片に上向きの切起し爪を設ける。
前記金具本体の上面板部には、下向きの切起し爪を設けてもよい。
前記各半幅立下り片には、折り取りを容易とする折り取り線部を幅方向に沿って設けてもよい。
【0007】
請求項1の構成の断熱材固定金物によると、長い方および短い方の半幅立下り片のうち、片方の半幅立下り片の下半部を分断してその下端の断熱受け片を取り除くことにより、断熱材の厚みに合う高さのものとすることができ、1つの断熱材固定金物を2種類の厚みの断熱材の固定に兼用できる。この片方の半幅立下り片の下半部を取り除いたものが、請求項4記載の断熱材固定金物となる。
金具本体の上面板部に下向きの切起し爪を設けた場合は、この切起し爪を横架材に食い込ませて断熱材固定金物を横架材に固定でき、釘等の固着具を用いることなく、簡単に横架材への固定が行える。
各半幅立下り片に折り取りを容易とする折り取り線部を幅方向に沿って設けた場合には、工具を要することなく、片方の半幅立下り片の下半部を折り曲げるだけで簡単に取り除くことができる。
また、このように片方の半幅立下り片の下半部を除いたものによると、金具本体の上部が幅広であるため、横架材に安定して固定できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。この実施例に係る断熱材固定金物は、図3(A)に示すような住宅用の床パネル1の面材2の裏面に発泡スチロール等からなる断熱材4を設けるのに使用されるものである。床パネル1は、横架材として平行に並べて配置される木製の複数の根太3にわたって上面に合板またはパーティクルボード等からなる面材2を設け、面材2の裏面の根太3間に断熱材4を配置して構成される。
【0009】
この断熱材固定金物5は、図1に示すように前記根太3(図3)の上面側に被さる下向き溝形の薄板からなる金具本体6を有し、金具本体6の両側部分は立下り片7,7となっている。これら両立下り片7は、各々下部で互いに二叉状に分離した一対の半幅立下り片7A,7Bとしてある。片方の半幅立下り片7Aは長く、もう片方の半幅立下り片7Bは短くし、対向し合う長い半幅立下り片7A,7A同志および短い半幅立下り片7B,7B同志は互いに等しい長さとしてある。すなわち、長い半幅立下り片7Aは厚み寸法の大きい断熱材4(例えば厚み45mm)に合わせた長さとし、短い半幅立下り片7Bは厚み寸法の小さい断熱材4(例えば厚み30mm)に合わせた長さとしてある。各半幅立下り片7A,7Bは、その下端から外側へ屈曲した断熱材受け片8を有し、各断熱材受け片8には三角形状の上向きの切起し爪9がそれぞれ形成されている。
また、前記各半幅立下り片7A,7Bには、鎖線で示すようにこれら半幅立下り片7A,7Bの下半部の折り取りを容易にする折り取り線部10が幅方向に沿って設けられている。この折り取り線部10は、例えばプレス処理等で溝状に刻印し、あるいはミシン目を施すことによって設けることができる。
また、金具本体6の上面板部6aには、両立下り片7,7側に分配した一対の下向きの切起し片11,11が形成され、上面板部6aの中央には釘孔12が形成されている。さらに、上面板部6aには、両立下り片7,7を二分する方向に沿って折曲げ分断可能にする分断線部13が刻印等によって設けられている。
【0010】
上記構成の断熱材固定金物5の使用方法を説明する。図3(A)の床パネル1に厚み45mmの断熱材4を設ける場合、断熱材固定金物5の短い半幅立下り片7Bの下半部を、その折り取り線部10の部分で折ることにより分断して取り除き、図2に示す形状の断熱材固定金物5Aとして使用する。すなわち、床パネル1の組立に際し、面材2を張付ける前の根太3の上面に図3(B)のように断熱固定金物5Aの金具本体6を被せる。このとき、金具本体6の上面板部に形成した切起し爪11を根太3の上面に食い込ませることによって、金具本体4を根太3へ簡単に固定することができる。必要であれば、金具本体6の上面板部6aに形成した釘孔12で釘打ち固定してもよい。金具本体6の上面板部6aは、半幅立下り片7Aの2倍の幅となって幅広であるため、根太3に対して安定して固定できる。
なお、床パネル1の端部の根太3に対しては、前記断熱材固定金物5Aをその金具本体6の上面板部6aに形成した分断線部13を利用して折ることにより、図3(C)のように2つに分断した固定金物5A1,5A2として使用する。これにより、床パネル1の端部の外側に、固定金物5Aの断熱材受け片8が突出するのを避けることができる。
このように断熱材固定金物5A,5A1,5A2を固定した複数の根太3を平行に並べて配置し、それら根太3の上面に面材2を張り渡し、釘打ち等によって接合する。さらに前記面材2の裏面の根太3間に断熱材4を配置し、その断熱材4の根太3側の端部を断熱材固定金物5A,5A1,5A2の断熱材受け片8で受け止める。このとき、断熱材受け片8に形成された切起し爪9が断熱材4に食い込むので、断熱材4を位置ずれなどを起こさないように受け止めることができる。
【0011】
図3(A)の床パネル1に厚み30mmの断熱材4を設ける場合は、断熱材固定金物5の長い半幅立下り片7Aの下半部を、その折り取り線部10の部分で折ることにより分断して取り除き、図4に示す形状の断熱材固定金物5Bとして使用する。使用方法は、図2の断熱材固定金物5Aの場合と同様である。
【0012】
【発明の効果】
この発明の請求項1記載の断熱材固定金物は、横架材に被さる下向き溝形の薄板からなる金具本体を設け、この金具本体の両側の立下り片を各々下部で互いに二叉状に分離した一対の半幅立下り片とし、この二叉状を成す片方の半幅立下り片を長く、もう片方の半幅立下り片を短くし、両側の立下り片における長い方の半幅立下り片同志および短い方の半幅立下り片同志は互いに等しい長さとし、各半幅立下り片の下端から外側へ屈曲した断熱材受け片を設け、各断熱材受け片に上向きの切起し爪を設けたため、長い方および短い方の半幅立下り片のうち、片方の半幅立下り片の下半部を分断してその下端の断熱受け片を取り除くことにより、断熱材の厚みに合う高さのものとすることができる。そのため、1つの断熱材固定金物を2種類の厚みの断熱材の固定に兼用できる。
請求項2記載の断熱材固定金物は、前記金具本体の上面板部に下向きの切起し爪を設けたため、この切起し爪を横架材に食い込ませることで、釘等の固着具を使用することなく、横架材に固定することができる。
請求項3記載の断熱材固定金物は、各半幅立下り片に折り取り線部を幅方向に沿って設けたため、切断工具を要することなく、片方の半幅立下り片の下半部を折り曲げるだけで簡単に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は各々この発明の一実施例にかかる断熱材固定金物の斜視図、平面図、正面図、および側面図である。
【図2】(A)〜(D)は各々同固定金物の半幅立下り片を一部折り取った状態の厚手断熱材用の固定金物の斜視図、平面図、正面図、および側面図である。
【図3】(A)は同固定金物を用いて断熱材を取付けた床パネルの縦断面図、(B)は同床パネルの要部拡大断面図、(C)は同固定金物を分断した斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は各々図1の固定金物の半幅立り片を一部折り取った状態の薄手断熱材用の固定金物の斜視図、平面図、正面図、および側面図である。
【符号の説明】
3…根太(横架材)、4…断熱材、5,5A,5B,5A1,5A2…断熱材固定金物、6…金具本体、7…立下り片、7A,7B…半幅立下り片、8…断熱材受け片、9,11…切起し爪、10…折り取り線部

Claims (3)

  1. 横架材に断熱材を固定する金物であって、前記横架材に被さる下向き溝形の薄板からなる金具本体を設け、この金具本体の両側の立下り片を各々下部で互いに二叉状に分離した一対の半幅立下り片とし、この二叉状を成す片方の半幅立下り片を長く、もう片方の半幅立下り片を短くし、両側の立下り片における長い方の半幅立下り片同志および短い方の半幅立下り片同志は互いに等しい長さとし、各半幅立下り片の下端から外側へ屈曲した断熱材受け片を設け、各断熱材受け片に上向きの切起し爪を設けた断熱材固定金物。
  2. 前記金具本体の上面板部に下向きの切起し爪を設けた請求項1記載の断熱材固定金物。
  3. 前記各半幅立下り片に折り取りを容易とする折り取り線部を幅方向に沿って設けた請求項1記載の断熱材固定金物。
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