JP3652824B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤに関するもので、方向性のあるタイヤにおけるサイドウォールの表面に、タイヤの回転方向を示すローテーションマークが表示された空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
方向性のあるタイヤ即ちウエット性能(ぬれた路面で水を排水し摩擦力を高くする性能)やスノー性能(トレッドのブロックで雪を踏みかため、雪上での牽引力を高くする性能)等が考慮され、例えばタイヤのトレッドパターンが幅方向の左右において非対称となっており、タイヤの取付方向(車両に対するタイヤに形成されたトレッドパターンの向き)が予め車両左右方向に決められているタイヤでは、タイヤの回転方向(即ち、タイヤが車両に取付けられた場合におけるタイヤの回転方向)を示すために、ROTATIONの文字とアロー(矢印)とからなるローテーションマークがタイヤのサイドウォールの表面に表示されている。
【0003】
以下、従来例1〜従来例3を説明する。
(従来例1)
図11に示すような空気入りタイヤ70のサイドウォール72の表面には、タイヤ70の軸心Pを中心とした環状の環状帯74に文字、数字、記号又は図形等の標章76が突設されている。これらの標章のうち、メーカー名、製品名、サイズ、ローテーションマーク78等をアピールするためには、これらの標章76の視認性が優れていることが重要である。
【0004】
図11及び図12に示すローテーションマーク78はROTATIONの文字78Aとアロー78Bとからなり、アロー78Bは図11及び図12に示す楔形をなしている。即ち、アロー78Bの文字78A側はタイヤ70の周方向に略沿った複数の線体で形成されたV字状の楔体78Dで、かつ、前記線体のタイヤ70の回転方向側に楔体78Dと同一形状の楔体78Eが前記線体に連続して形成されている。
【0005】
なお、図12に示すように、ローテーションマーク78はタイヤ70の軸心P(図11参照)から径方向に引き出される径線に対する角度θ21が26°で、アロー78Bの角度θ22は8°である。また、文字78Aの高さ及びアロー78Bの高さ(ここで、高さとは、サイドウォール72の法線に沿って、文字78Aやアロー78Bの表面から外表面輪郭線迄の長さ又はサイドウォール72の接線に沿った、文字78Aやアロー78Bの表面からに垂直な直線の外表面輪郭線迄の長さをいう)は0.4mmで、アロー78Bの幅L20は20mmとなっている。さらに、図11に示すように、ローテーションマーク78は、サイドウォール72の1ヶ所に形成されている。
【0006】
(従来例2)
図13及び図14に示すように、環状帯74はその内側の内側環状帯74Aと外側の外側環状帯74Bとに2分割され、この外側環状帯74Bにローテーションマーク80が形成されている。
【0007】
ローテーションマーク80はROTATIONの文字82とアロー84とからなり、アロー84は図13及び図14に示す矢じり形をなしている。アロー84内には、間隔が0.8mmで高さが0.3mmの縦リッジ86が連続して並設されている。なお、図13及び図14において、従来例1の図11及び図12と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0008】
図14に示すように、ローテーションマーク80はタイヤ70の軸心P(図13参照)から径方向に引き出される径線に対する角度θ21が19°で、アロー84の角度θ22は9°である。また、文字82の高さ及びアロー84の高さは0.5mmで、アロー84の幅L20は14mmとなっている。さらに、図13に示すように、ローテーションマーク78は、サイドウォール72の1ヶ所に形成されている。
【0009】
(従来例3)
図15及び図16に示すように、外側環状帯74Bに形成されたローテーションマーク90はROTATIONの文字92とアロー94とからなり、アロー94は図15及び図16に示す矢じり形をなしている。なお、図15及び図16において、従来例1の図11及び図12と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0010】
従来例3は、従来例2(図13及び図14参照)とは逆に、アロー94内にはリッジが形成されておらず、外側環状帯(装飾帯と同義)74Bの全周域に亘って略直線状のリッジ96が0.18°の角度をもって連続して周方向に並設されている。
【0011】
図16に示すように、ローテーションマーク90はタイヤ70の軸心P(図15参照)から径方向に引き出される径線に対する角度θ21が16°で、アロー94の角度θ22は7°である。また、文字92の高さ及びアロー94の高さは0.6mmで、アロー94の幅L20は12mmとなっている。
【0012】
さらに、外側環状帯74Bは、その幅L20が24mmであり、深さ(ここで、深さとは、サイドウォール72の法線に沿って、文字78Aやアロー78Bの表面から凹状の表面輪郭線迄の長さ又はサイドウォール72の接線に垂直な直線沿って、文字78Aやアロー78Bの表面から凹状の表面輪郭線迄の長さをいう)は0.4mmとなっている。また、図15に示すように、ローテーションマーク78は、サイドウォール72の1ヶ所に形成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例1〜従来例3に示す方向性のあるタイヤ70では、その方向性即ちタイヤ70の取付方向により、特にウェット性能やスノー性能等の性能が大きく変動する。即ち、誤ってタイヤ70を逆に装着した場合(タイヤ70を車両に対して左右逆に装着し、トレッドパターンの向きが逆となる場合)には、上記各性能が低下する。
【0014】
従って、ローテーションマーク78,80,及び90は、上述したように、タイヤ70の装着時に重要視されるものであるから、製品名、サイズ等の多くの標章76の中でいかに、ローテーションマーク78,80,及び90を目立たせるか、即ち視認性を良くするかが課題となっている。
【0015】
そこで、本発明は係る事実を考慮し、ローテーションマークの視認性を向上させ、誤装着を防止する空気入りタイヤを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、タイヤのサイドウォールの少なくとも一方の表面でかつ前記タイヤの軸心を中心とした環状帯に前記タイヤの回転方向を示すローテーションマークを備えた空気入りタイヤにおいて、前記ローテーションマークが、回転方向を示す文字と、前記環状帯の略全帯幅に前記タイヤの軸心から径方向に引き出される径線に対して斜めに配置された略V字が前記タイヤの回転方向を示して前記タイヤの回転方向に沿って前記タイヤの周方向の一部に連続して並設されたアローとを有することを特徴とする。
【0017】
本発明による空気入りタイヤにおいて、ローテーションマークを構成する回転方向を示すの文字及び環状帯の略全帯幅に亘る広い範囲で配置されたアローがサイドウォールに形成されているので、ローテーションマークの視認性が向上する。
【0018】
従って、本発明による空気入りタイヤによれば、方向性のあるタイヤの取付方向が明瞭となり、タイヤの誤装着が防止されるので、ウェット性能やスノー性能等の各性能の低下が防止される。
【0019】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記アローをリッジで形成することを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記径線に対して斜めに配置される斜めリッジを、前記環状帯の下限周縁及び前記環状帯の上限周縁から延設し、前記斜めリッジが交わるリッジ交差点で接続することを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、前記アローを、前記斜めリッジと、前記径線と同方向に形成される縦リッジとを組み合わせて構成することを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記回転方向を示す文字を、ROTATIONの文字とすることを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記アロー内に回転方向を示す文字を形成することを特徴とする。
【0024】
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ローテーションマークを所定間隔をもってタイヤ軸心回りに1ヶ所乃至4ヶ所に形成することを特徴とする。
【0025】
請求項8に記載の発明では、請求項3〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記下限周縁側又は前記上限周縁側の斜めリッジの径線に対する角度を20°乃至90°とすることを特徴とする。
【0027】
請求項に記載の発明では、請求項2〜のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記リッジの高さを0.1mm乃至5mmとすることを特徴とする。
【0028】
請求項10に記載の発明では、請求項5〜のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記隣接する斜めリッジ間の角度を、前記リッジ交差点における径線に対して0.1°乃至2°とすることを特徴とする。
【0030】
請求項11に記載の発明では、請求項7〜10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記一群のアローの周方向長さ又は前記複数群のアローの周方向長さの総和が環状帯の全周長さの15%乃至80%であることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には第1実施形態に係る空気入りタイヤ10の正面図が示されており、図2には図1のローテーションマーク16の部分を拡大した正面図が示されている。また、図3には図1の3−3線の断面図(タイヤ半径方向の断面図)が示されており、図4には図2の4−4線の断面図が示されている。
【0032】
図1に示すように、方向性のあるタイヤ10即ちウエット性能(ぬれた路面で水を排水し摩擦力を高くする性能)やスノー性能(トレッドのブロックで雪を踏みかため、雪上での牽引力を高くする性能)等が考慮され、例えばタイヤ10のトレッドパターンが幅方向の左右において非対称となっており、タイヤ10の取付方向(図示しない車両に対するタイヤ10に形成されたトレッドパターンの向き)が予め車両左右方向に決められているタイヤ10のサイドウォール12の表面には、タイヤ10の軸心Pを中心とした環状帯14が形成されている。
【0033】
環状帯14は、その内側の内側環状帯14Aと外側でかつ凹設された外側環状帯14Bとに2分割されている。この外側環状帯14B内には、数字、図形、文字等を構成要素とするメーカー名,製品名,及びローテーションマーク16等の標章18が配置されている。なお、内側環状帯74Aにはタイヤ10のサイズ等の標章20が配置されている。
【0034】
図2に示すように、ローテーションマーク16は、回転方向を示す文字としてのROTATIONの浮出し文字22とアロー(矢印)24とから構成されている。この文字22は、ベタ文字(縁取りがない文字のこと)で形成されている。
【0035】
アロー24は、外側環状帯14Bの全帯幅(ローテーション加工範囲の幅と同一幅である)L1(図2及び図3参照)にタイヤ10の軸心P(図1参照)から径方向即ち放射状に引き出される仮想径線(以下、単に「径線」という)に対し斜めに配置された略V字(ここで、V字とは一対の線(破線又は曲線を含む)がそれぞれの一端に向かって互いの間隔が狭くなるように形成された文字のこと)のリッジ(ある長さ範囲に亘って形成された峰状の突条のこと)26(図4参照)がタイヤ10の回転方向に沿ってタイヤ10の周方向の一部に複数個連続して並設されることより形成される。なお、ローテーション加工範囲とは、ローテーションマーク16が形成されている外側環状帯14B内の範囲をいう。
【0036】
即ち、アロー24は複数本で互いに平行なリッジ26で形成され、各リッジ26は外側環状帯14Bの下限周縁(外側環状帯14Bの内周縁即ち外側環状帯14Bにおける軸心P寄りの周縁)28から延設されかつ径線に対し斜めに(角度θ2)配置される斜めリッジ26Aと,外側環状帯14Bの上限周縁(外側環状帯14Bの外周縁即ち外側環状帯14Bにおける軸心Pを中心とした下限周縁28よりも外側の周縁)30から延設されかつ径線に対し斜めに(角度θ3)配置される斜めリッジ26Bとがリッジ交差点X1で接続され、略V字状になっている。なお、斜めリッジ26A,26Bは径線に対して斜めに配置されるので、0°<θ2<90°,0°<θ3<90°である。
【0037】
図4に示すように、リッジ26における図2の4−4線の断面(斜めリッジ26A及び26Bの線に対して略直交する方向の断面)は、各リッジ26間の間が略V字状の溝形状に形成されている。さらに、図2に示すように、各リッジ26の幅(図2の4−4線の断面におけるリッジ26の頂部から頂部までの長さ)は等間隔となっている。また、各リッジ26の幅を軸心Pを中心とした角度θ1で表すと0.5°となっている。
【0038】
なお、リッジ26の幅は、各リッジ26毎に変え、広くしてもよく又は狭くしてもよい。また、本実施形態ではアロー24をリッジ26で形成しているが、本発明のアロー24をペイント等で形成してもよい。さらに、本実施形態では外側環状体14Bを凹設させているが、本発明のアロー24を形成する環状体をサイドウォール12の表面に対して凸設または面一としてもよい。ここで、上記環状体をサイドウォール12の表面と面一にした場合には、輪郭をペイント等で形成してもよい。
【0039】
図4に示すように、各リッジ26の間の溝角度θ9は90°であって、文字22のサイドウォール12の接線に垂直な直線に対する角度θ10は15°となっている。また、リッジ26間の溝頂部は平面状のフラット面26Dとなっており、フラット面26Dにおけるリッジ26の長手方向と直交する方向の長さL6は0.2mmとなっている。
【0040】
下限周縁28側の斜めリッジ26Aは長手方向が直線となっており、斜めリッジ26Aの径線に対する角度θ2は45°となっている。上限周縁30側の斜めリッジ26Bの径線に対する角度θ3は78°となっており、また斜めリッジ26Bは曲率半径R(図1参照)が300mmの曲線となっている。図2に示すように、複数のリッジ26で一群となったアロー24のタイヤ10の周方向における両端にあるアロー24のリッジ交差点X1間の軸心Pに対する角度(アロー24の両端間角度)θ4は、21°となっている。
【0041】
図2及び図3に示すローテーション加工範囲の幅L1は43.8mmで、かつ図2に示すように径線に対する下限周縁28からリッジ交差点X1までの幅LXは15mmとなっている。
【0042】
図4に示すように、リッジ26の高さ(ローテーション加工範囲の深さL3の下線(以下、「基準線」という)D2からリッジ26の頂部までの長さ)L4は、0.35mmとなっている。
【0043】
また、ローテーション加工範囲の深さ(ここで、深さとは、サイドウォール12の法線に沿って、表面D1から基準線D2迄の長さ又はサイドウォール12の接線に垂直な直線に沿った、表面D1から基準線D2迄の長さをいう)L3は、0.5mmとなっている。従って、本実施形態では、リッジ26の頂部が表面D1より低くなっている。
【0044】
基準線D2から文字22の外表面輪郭線22Aまでの高さL5は、0.65mmで、かつ文字22はリッジ26の表面D1側の頂部よりも高くなっている。図2に示すように、ローテーション加工範囲の周方向に沿った長さ即ち角度θAは、53°となっている。
【0045】
また、図2に示すように、上記した一群のアロー24の間にはリッジ26が形成されていない無リッジ部分24Aが2ヶ所に配置されており、無リッジ部分24Aの間隔即ち角度θ5は2°となっている。なお、無リッジ部分24A間に配置されたリッジ26の角度θ6も2°で、文字22側のリッジ26の角度θ7は3.5°で、文字22と反対側のリッジ26の角度θ8は11.5°となっている。
【0046】
さらに、図1に示すように、ローテーションマーク16は、外側環状帯14Bの軸心Pを挟んで対向するように2ヶ所に配置されている。即ち、これらのローテーションマーク16の間には、メーカー名や製品名の標章18が配置されている。
【0047】
本実施形態では、タイヤ10のローテーションマーク16を目視し、かつタイヤ10の回転方向(即ち、タイヤ10が図示しない車両に取付けられた場合におけるタイヤ10の回転方向)を考慮して車両に装着する。
【0048】
本実施形態において、ローテーションマーク16を構成するROTATIONの文字22及び外側環状帯14Bの全帯幅L1に亘る広い範囲で配置されたアロー24がサイドウォール12に形成されているので、ローテーションマーク16の視認性が向上する。
【0049】
従って、本実施形態による空気入りタイヤ10によれば、そのタイヤ10の取付方向が明瞭となり、タイヤ10の誤装着が防止されるので、ウェット性能やスノー性能等の各性能の低下が防止される。
【0050】
さらに、本実施形態によれば、斜めリッジ26Aを角度θ2で形成し、かつ斜めリッジ26Bを角度θ3で形成しているので、斜めリッジ26A側が淡く,斜めリッジ26B側が濃くなり、その濃淡によってアロー24の視認性が向上する。
【0051】
なお、以下の各実施形態の作用効果は第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0052】
(第2実施形態)
図5には第2実施形態に係る空気入りタイヤ10の正面図が示されており、図6には図5のローテーションマーク40の部分を拡大した正面図が示されている。なお、図5及び図6において、第1実施形態の図1及び図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0053】
図5及び図6に示すように、ローテーションマーク40は、ROTATIONの文字42とアロー44とから構成されている。図6に示すように、ローテーション加工範囲のタイヤ10における周方向の角度即ち図5に示す径線に対するアロー44の先端から文字42の後端までの角度θAは、53°となっている。
【0054】
下限周縁28側の斜めリッジ46Aは径線に対する角度θ2が49°の直線となっており、上限周縁30側の斜めリッジ46Bは径線に対する角度θ3が49°の直線となっている。アロー44の両端間角θ4は27°となっている。
【0055】
ローテーション加工範囲の幅L1は43.8mmで、かつ径線に対する下限周縁28からリッジ交差点X1までの幅LXは21.9mmとなっている。即ち、リッジ40は、その長手方向の角度θ2及びθ3が同一角度でかつ幅L1内の間隔が同一幅となっているV字状となっている。
【0056】
アロー44は、一群のリッジ46が4つの無リッジ部分44Aを挟んで交互に繰り返して形成されている。無リッジ部分44Aの間隔即ち角度θ5は3.2°で、リッジ46の角度θ11は2.8°となっている。また、リッジ46の間隔即ち角度θ1は0.4°となっている。
【0057】
(第3実施形態)
図7には第3実施形態に係る空気入りタイヤ10の正面図が示されており、図8には図8のローテーションマーク50の部分を拡大した正面図が示されている。なお、図7及び図8において、第1実施形態の図1及び図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0058】
図7及び図8に示すように、ローテーションマーク50は、ROTATIONの文字52とアロー54とから構成されている。図8に示すように、ローテーション加工範囲のタイヤ10における周方向の角度即ち図7に示す径線に対するアロー54の先端からアロー54の後端までの角度θAは、55°となっている。
【0059】
下限周縁28側の斜めリッジ56Aは径線に対する角度θ2が49°の直線となっており、上限周縁30側の斜めリッジ56Bは径線に対する角度θ3が49°の直線となっている。
【0060】
ローテーション加工範囲の幅L1は43.8mmで、かつ径線に対する下限周縁28からリッジ交差点X1までの幅LXは21.9mmとなっている。即ち、リッジ56は、角度θ2及びθ3が同一角度でかつ幅L1内の間隔が同一幅となっているV字状となっている。
【0061】
アロー54は、一群のリッジ56が2つの無リッジ部分54Aを挟んで形成されている。無リッジ部分54Aの間隔即ち角度θ5は3.2°で、リッジ56の角度θ6は2.8°となっている。また、リッジ56の間隔即ち角度θ1は0.4°となっている。
【0062】
図8に示すように、文字52は、後端側の一群のリッジ56内に配置され、かつリッジ56内において第1実施形態における図4と同様の高さL5となっている。なお、アロー54の最先端側(図8では矢印CW側)の一群のリッジ56の角度θ8は15°で、最後端側(最先端側とは逆側)の一群のリッジ56の角度θ7は30.8°となっている。
【0063】
(第4実施形態)
図9には第4実施形態に係る空気入りタイヤ10の正面図が示されており、図10には図9のローテーションマーク60の部分を拡大した正面図が示されている。なお、図9及び図10において、第1実施形態の図1及び図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0064】
図9及び図10に示すように、ローテーションマーク60は、ROTATIONの文字62とアロー64とから構成されている。図10に示すように、ローテーション加工範囲のタイヤ10における周方向の角度即ち図9に示す径線に対するアロー64の先端から文字62の後端までの角度θAは、46.5°となっている。
【0065】
下限周縁28側の斜めリッジ66Aは径線に対する角度θ2が40°の直線となっており、上限周縁30側の斜めリッジ66Bは径線に対する角度θ3が49°の直線となっている。
【0066】
ローテーション加工範囲の幅L1は43.8mmで、かつ図2に示すように径線に対する下限周縁28からリッジ交差点X1までの幅LXは12mmとなっている。
【0067】
図10に示すように、径線におけるアロー64の先端から文字62の後端までの角度θA内にはタイヤ10の軸心P(図9参照)から放射状に引かれた縦リッジ68が形成されており、これらの縦リッジ68はリッジ66と同様な高さL4(図4参照)となっている。
【0068】
また、最後端側の一群のリッジ66とこの最後端側から回転方向(図10では矢印CW方向)へ向う2番目の一群のリッジ66との間には、文字62が配置されている。この文字62は縦リッジ68内において第1実施形態における図4と同様の高さL5(図4参照)となっている。なお、リッジ66及び縦リッジ68の間隔即角度θ1は0.5°となっており、一群の縦リッジ68のみの間隔即ち角度θ5は3.5°となっている。
【0069】
また、アロー64は、その構成部分としての5つの群のリッジ66が所定間隔即ち所定角度をもって形成されている。即ち、一群のリッジ66間の角度θ11は2.5°となっており、最後端側の一群のリッジ66と前記2番目の一群のリッジ66との角度θ12は23.5°となっている。
【0070】
最後に、図11〜図16に示す従来のローテーションマーク78,80,及び90と、図1〜図10に示す本発明の各実施形態に係る空気入りタイヤ10のローテーションマーク16,40,50,及び60との視認性の違いを、従来例2のローテーションマーク80の評価結果を100として表1に示す。
Figure 0003652824
【0071】
従って、上記表より、本発明の各実施形態は、従来のローテーションマーク78,80,及び90に比べ視認性に優れていることが判る。
【0072】
なお、ローテーションマーク16,40,50,及び60の一部を構成する回転方向を示す文字は、英語の「ROTATION」の文字22,42,52,及び62の他に、日本語,ドイツ語,中国語等の英語以外の文字に変更でき、またその書体等も任意に変更することができる。
【0073】
本発明の文字22等は、ベタ文字の他に、二重文字(縁取りがされている文字のことをいう)、二重文字内リッジ文字(縁取りがされ、この縁取り内に例えば断面V字状のリッジを形成した文字のことをいう)等にも、同様に適用することができる。
【0074】
上記各実施形態では文字22等をサイドウォール12から突出させているが、本発明の文字22等はこれとは逆にサイドウォール12の表面D1に対し凹設させてもよい。
【0075】
上記各実施形態における上記角度θや距離L等は任意に変更することができる。例えば、リッジ26等の高さL4を0.1mm乃至5mmとしてもよく、またローテーション加工範囲の深さL3を0.2mm乃至5mmとしてもよく、さらに文字22等の高さL5を0.2mm乃至5mmとしてもよい。この場合、リッジ26等の先端が表面D1と同一又は表面D1より低く(又は高く)なることがある。
【0076】
上記各実施形態においては、リッジ交差点X1で連結させた例であるが、斜めリッジ26A,26B等をリッジ交差点X1で連結せずに若干離間させてよい。この場合の離間は、リッジ26が略V字状に形成され、回転方向が認識できる程度とする。
【0077】
本発明の斜めリッジ26A及び26B等の角度θ2及びθ3を20°〜90°としてもよく、またリッジ斜めリッジ26A及び26B等の角度θ1をリッジ交差点X1の径線において0.1°乃至2°としてもよい。
【0078】
無リッジ部分24A等の角度θ5をリッジ交差点X1の径線において1°乃至10°としてもよく、またアロー24等のリッジ交差点X1間の角度θ4を5°乃至150°としてもよい。
【0079】
ローテーションマーク16等の角度θAを20°乃至180°としてもよく、またローテーションマーク16等をサイドウォール12に対し1ヶ所乃至4ヶ所に設けてもよい。
【0080】
本発明では、一群のアロー24等の周方向長さ又はローテーションマーク16等がサイドウォール12に対して複数のヶ所に配置されている場合における複数群のアロー24等の周方向長さの総和を環状帯14の全周長さの15%乃至80%とする。
【0081】
【発明の効果】
本発明は、ローテーションマークを構成するROTATIONの文字及び環状帯の略全帯幅に亘る広い範囲で配置されたアローがサイドウォールに形成されているので、ローテーションマークの視認性が向上し、方向性のあるタイヤの取付方向が明瞭となる。従って、本発明によれば、タイヤの誤装着が防止されるので、ウェット性能やスノー性能等の各性能の低下が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図2】図1のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図3】図1の3−3線のタイヤ半径方向の断面図である。
【図4】図2の4−4線の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図6】図5のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図8】図7のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図10】図9のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図11】従来例1に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図12】図11のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図13】従来例2に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図14】図13のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【図15】従来例3に係る空気入りタイヤの正面図である。
【図16】図15のローテーションマークの部分を拡大した正面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ
12 サイドウォール
14 環状帯
14A 内側環状帯
14B 外側環状帯
16,40 ローテーションマーク
50,60 ローテーションマーク
18,20 標章
22,42 文字
52,62 文字
24,44 アロー
54,64 アロー
24A,44A 無リッジ部分
54A,64A 無リッジ部分
26,46 リッジ
56,66 リッジ
26A 斜めリッジ
26B 斜めリッジ
28 下限周縁
30 上限周縁
68 縦リッジ
P タイヤの軸心
D1 サイドウォールの表面
L1 環状帯の全帯幅

Claims (11)

  1. タイヤのサイドウォールの少なくとも一方の表面でかつ前記タイヤの軸心を中心とした環状帯に前記タイヤの回転方向を示すローテーションマークを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記ローテーションマークが、回転方向を示す文字と、前記環状帯の略全帯幅に前記タイヤの軸心から径方向に引き出される径線に対して斜めに配置された略V字が前記タイヤの回転方向を示して前記タイヤの回転方向に沿って前記タイヤの周方向の一部に連続して並設されたアローとを有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記アローをリッジで形成することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記径線に対して斜めに配置される斜めリッジを、前記環状帯の下限周縁及び前記環状帯の上限周縁から延設し、前記斜めリッジが交わるリッジ交差点で接続することを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記アローを、前記斜めリッジと、前記径線と同方向に形成される縦リッジとを組み合わせて構成することを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記回転方向を示す文字を、ROTATIONの文字とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記アロー内に回転方向を示す文字を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 記ローテーションマークを所定間隔をもってタイヤ軸心回りに1ヶ所乃至4ヶ所に形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記下限周縁側又は前記上限周縁側の斜めリッジの径線に対する角度を20°乃至90°とすることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記リッジの高さを0.1mm乃至5mmとすることを特徴とする請求項2〜のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記隣接する斜めリッジ間の角度を、前記リッジ交差点における径線に対して0.1°乃至2°とすることを特徴とする請求項5〜のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記一群のアローの周方向長さ又は前記複数群のアローの周方向長さの総和が環状帯の全周長さの15%乃至80%であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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