JP3651637B2 - Dc/dcコンバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチング素子を過電流から保護するための機能を備えた、DC/DCコンバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体スイッチング素子をオン・オフ制御することにより、入力側直流電源電圧を変換して所定の直流出力電圧を作り出すDC/DCコンバータ装置は従来より電子機器等の電源回路として広く使用されている。図9に示す従来のDC/DCコンバータ装置は、直流電源1と、主スイッチング素子としてのパワーMOSFET2と、パルストランス(1次側)3と、パルストランス(2次側)4と、ドレイン電流検出用抵抗5と、ドレイン電流検出のRCフィルタ用抵抗31およびコンデンサ32と、過電流検出用基準電圧28と、過電流検出用コンパレータ29と、パワーMOSFET2の駆動用回路部6と、パワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗8と、パルストランス2次側整流用ダイオード9と、平滑用コンデンサ10と、パルストランス2次側整流電圧検出用抵抗11及び12と、誤差電圧演算出力部13と、パルストランス2次側整流電圧コントロール用基準電圧27と、PWM変調部15と、過電流検出ラッチ用フリップ・フロップ回路30と、ゲート出力回路16とを備えている。
【0003】
このDC/DCコンバータ装置では、2次側出力電圧である平滑用コンデンサ10の端子間電圧の変動を2次側出力電圧検出用抵抗11と12の接続点電圧と2次側整流電圧コントロール用基準電圧27との差電圧比較により検出し、この検出値に応じてパワーMOSFETの駆動用回路部6によりパワーMOSFET2のゲート端子に出力するオン・オフ制御用出力信号の時間幅を変化させることにより、パワーMOSFET2のオン期間を制御し、コンデンサ10の端子間電圧である2次側出力電圧の安定化をはかっている。またFETドレイン電流が設定値を越えた際には、そのことをドレイン電流検出用抵抗5の端子間電圧について抵抗31とコンデンサ32とによるRCフィルタ回路通過後の電圧値を過電流検出用基準電圧28とで過電流検出用コンパレータ29により比較検出し、過電流検出ラッチ用フリップ・フロップ回路30を通してパワーMOSFET2のゲート端子へオフ信号を出力しかつ前記フリップ・フロップ回路により過電流検出ラッチを行って次のPWM変調部15からの出力により過電流検出ラッチがリセットされるまでの1周期時間分のみパワーMOSFET2のゲート端子へのオフ信号出力を保持してFETドレイン電流が過電流になるのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが前記従来の構成である図9では、コンデンサ10の端子間電圧である2次側出力電源が短絡し、このコンデンサ10の端子間電圧の低下を検出したパワーMOSFETの駆動用回路部6がパワーMOSFET2のゲート端子に出力するオン出力信号幅を増加させてFETドレイン電流を急激に増大させ、このFETドレイン電流が設定値を越えた際、その時点から過電流検出によるパワーMOSFET駆動用回路部6のオフ信号出力動作までにおいて過電流検出用コンパレータ29、過電流検出ラッチ用フリップ・フロップ回路30等が間に入るためにその分時間遅れが発生し、さらにこの時間遅れが大きくなればなるほどオフ信号出力開始からパワーMOSFET2のゲート蓄積電荷を引き抜いてパワーMOSFETを実際にオフさせるまでの時間遅れも大きくなるので、図6( b) に示すようにその間もFETドレイン電流は増加を続けることになる。
【0005】
さらにパワーMOSFETのオフ後、次のPWM変調部15からの出力により過電流検出ラッチがリセットされて再びパワーMOSFETがオンするまでのオフ期間中において低下するパルストランス中の磁束量よりも前記パワーMOSFETのオン期間中、このオン期間が長いために増加するパルストランス中の磁束量の方が多くなるので、次のパワーMOSFETのオン開始時は前回のオン開始時のドレイン電流よりもさらに大きなドレイン電流値からのスタートとなりオフ直前のドレイン電流値も同様に前回のオフ直前のドレイン電流値よりもさらに大きな値となってしまう。こうして過電流保護動作が働いているにも関わらずパワーMOSFETのドレイン電流を押さえることができず、従って2次側電源出力の短絡によるパワーMOSFETの過電流からパワーMOSFETを保護できないという問題点がある。
【0006】
そこで本発明は上記従来の問題点を解決して、半導体スイッチング素子を流れる電流値が設定値を越えた際には瞬時に半導体スイッチング素子をオフ遮断かつ遮断保持を行うことにより2次側電源出力の短絡時においても半導体スイッチング素子を流れる電流値を押さえて半導体スイッチング素子を保護することを可能とするDC/DCコンバータ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため本発明は第1の直流電源の正負極間に並列接続されたパルストランス1次側巻線と半導体スイッチング素子との直列接続回路を備えたDC/DCコンバータ装置において、前記第1の直流電源の負極側と前記半導体スイッチング素子との間に挿入接続された抵抗と、一方のベースを他方のコレクタに相互接続されたNPNトランジスタとPNPトランジスタを備えたラッチ回路部と、アノードが前記半導体スイッチング素子の入力側に接続されカソードが前記ラッチ回路部に接続されたダイオードと、前記PNPトランジスタのエミッタに正極側を接続された第2の直流電源と、前記抵抗の端子間電圧に基づいて前記ラッチ回路部の両トランジスタをオンにして保持し、前記ダイオードのアノードを低電位にして保持し、前記半導体スイッチング素子をオフにして保持する機能を備えた過電流保護手段を有する。
また、前記過電流保護手段は前記第2の直流電源の電圧低下により前記両トランジスタのオン状態保持が解除される機能を備えた。また、前記半導体スイッチング素子にオンオフ指令電圧を出力する駆動回路を備え、前記ダイオードのカソードは前記ラッチ回路部の前記NPNトランジスタのコレクタに接続され、前記第2の直流電源を前記駆動回路が出力するオンオフ指令電圧に置き換えた。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1または請求項2記載の構成において、半導体スイッチング素子に電流が流れると前記半導体スイッチング素子の出力端子と前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動回路部グランド間に接続された抵抗の端子間においてこの電流値に対応した電圧が発生する。そうして2次側出力電源短絡によりこの抵抗端子間電圧値が前記NPNトランジスタのベース・エミッタ間電圧値と前記第1のダイオードの順電圧値との合計値に達するだけの電流(以下、これを過電流検出レベルとする)が半導体スイッチング素子を流れると、半導体スイッチング素子を流れる電流の一部が前記NPNトランジスタにベース電流として流れ込みこのNPNトランジスタをオンさせる。これにより前記第2のダイオードを導通状態にして前記半導体スイッチング素子の入力端子の電圧値を下げるので、半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動回路部から半導体スイッチング素子の入力端子へのオン信号出力とは関わりなく半導体スイッチング素子の入力端子は瞬時にオフ入力電圧印加状態となる。さらに前記NPNトランジスタのオンにより前記PNPトランジスタもオンすることになり、このPNPトランジスタのコレクタ電流がそのまま前記NPNトランジスタのベース電流となるので、前記半導体スイッチング素子がオフして半導体スイッチング素子を流れる電流からの前記NPNトランジスタへのベース電流供給がなくなっても前記PNPトランジスタはオン動作を保持できることになり、従って半導体スイッチング素子の入力端子もオフ入力電圧印加保持状態となる。
【0009】
この保持状態は、前記PNPトランジスタのエミッタ端子に正極側を接続された前記第2の直流電源電圧がなくなるまで続くので、前記第2の直流電源電圧をトランス中の磁束量が十分減少するだけの時間維持できれば半導体スイッチング素子を流れる電流を押さえることができ、従って半導体スイッチング素子を過電流から保護できることになる。
【0010】
さらにまた請求項3記載の構成により、請求項1記載のDC/DCコンバータ装置から前記PNP型トランジスタのエミッタ端子に正極側を接続された第2の直流電源を、前記PNP型トランジスタのエミッタ端子を前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動用回路部の出力端子に接続して置き換えることで、過電流検出レベルに達する電流により前記NPNトランジスタがオンして前記第2のダイオードを導通状態にし前記半導体スイッチング素子の入力端子の電圧値を下げ、半導体スイッチング素子の入力端子がオフ入力電圧印加状態となった際に、半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動回路部から半導体スイッチング素子の入力端子への出力信号はオン信号出力でありこの出力電圧がそのまま前記第2の直流電源の代わりとなるので、前記NPNトランジスタのオンにより前記PNPトランジスタもオンすることになり、このPNPトランジスタのコレクタ電流がそのまま前記NPNトランジスタのベース電流となるので、前記半導体スイッチング素子がオフして半導体スイッチング素子を流れる電流からの前記NPNトランジスタへのベース電流供給がなくなっても前記PNPトランジスタはオン動作を保持できることになり、従って半導体スイッチング素子の入力端子もオフ入力電圧印加保持状態となる。
【0011】
この保持状態は、前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動回路部から半導体スイッチング素子の入力端子へのオフ信号出力によりリセットされるがリセット後もこの出力はオフ信号出力となっているので半導体スイッチング素子がオンすることはなく、また仮にオンしたとしても、前述と同様に半導体スイッチング素子のオフ動作が繰り返されるだけであり、従って前記オフ保持状態は、前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動回路部からの次のオン信号出力までの1周期時間持続されることになる。この場合半導体スイッチング素子のオン時間が短くてトランス中の磁束量増加が小さいので、前記1周期分のオフ保持時間で十分にトランス中の磁束量を減少できるので半導体スイッチング素子を流れる電流を確実に押さえることができ、従って半導体スイッチング素子を過電流から保護できることになる。
【0012】
さらにまた、請求項1記載のDC/DCコンバータ装置から前記PNP型トランジスタのエミッタ端子に正極側を接続された第2の直流電源を、前記トランスにおいて、前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動用回路部のグランド側に接続された2次側端子と、前記トランスの2次側のもう1方の端子にアノード端子を接続された第3のダイオードとを備えた上で、前記第3のダイオードのカソード端子を前記PNP型トランジスタのエミッタ端子に接続して置き換えることで、過電流検出レベルに達する電流により前記NPNトランジスタがオンして前記第2のダイオードを導通状態にし前記半導体スイッチング素子の入力端子の電圧値を下げて、半導体スイッチング素子の入力端子が瞬時にオフ入力電圧印加状態となった際に、前記第3のダイオードのカソード端子電圧がそのまま前記第2の直流電源の代わりとなるので、前記NPNトランジスタのオンにより前記PNPトランジスタもオンすることになり、このPNPトランジスタのコレクタ電流がそのまま前記NPNトランジスタのベース電流となるので、前記半導体スイッチング素子がオフして半導体スイッチング素子を流れる電流からの前記NPNトランジスタへのベース電流供給がなくなっても前記PNPトランジスタはオン動作を保持できることになり、従って半導体スイッチング素子の入力端子もオフ入力電圧印加保持状態となる。
【0013】
この保持状態は、前記第3のダイオードのカソード端子電圧がなくなるまで、言い換えればトランス中の磁束量がゼロとなるまで持続されるので半導体スイッチング素子を流れる電流を確実に押さえることができ、従って半導体スイッチング素子を過電流から保護できることになる。
(実施例)
以下、本発明の第1の実施例を図1に基づいて説明する。
図1において、1は第1の直流電源、2は主スイッチング素子としてのパワーMOSFET、3はパルストランス(1次側)、4はパルストランス(2次側)、5はドレイン電流検出用抵抗、6はパワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部、7および8はパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗、9はパルストランス2次側整流用ダイオード、10は平滑用コンデンサ、11および12はパルストランス2次側整流電圧検出用抵抗、13は誤差電圧演算出力部、14はパルストランス2次側整流電圧コントロール用基準電圧、15はPWM変調部、16はゲート出力回路部、17は第1のダイオード、18はNPNトランジスタ、19はPNPトランジスタ、20は第2のダイオード、21はPNPトランジスタ19のコレクタ電流制限用抵抗、22は第2の直流電源部、23はコンデンサ、24はコンデンサ23の充電電流制限用抵抗、25は第2の直流電源部整流用ダイオード、26はパルストランス(2次側補助巻線)である。
【0014】
次に動作を説明する。
2次側出力電圧となる平滑用コンデンサ10の端子間を短絡すると、2次側出力電圧はゼロとなるので、パワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部6はこの2次側出力電圧低下を検出してゲート出力回路部16からのゲート駆動用オン信号パルス幅を最大値まで増加させ、その結果パワーMOSFETのドレイン電流は急激に増加しこのドレイン電流増加に応じてドレイン電流検出用抵抗5の端子間電圧値も増加する。こうしてこのドレイン電流検出用抵抗5の端子間電圧値がNPNトランジスタ18のベース・エミッタ間電圧値と第1のダイオード17の順電圧値との合計値に達するとパワーMOSFET2を流れるドレイン電流の一部が図2に示すように、NPNトランジスタ18のベースに流れ込んでこのNPNトランジスタ18をオンさせることになる。このNPNトランジスタ18のオンにより図2に示すように第2のダイオード20が導通状態になりパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗8を介してパワーMOSFET2のゲート蓄積電荷を引き抜いてパワーMOSFET2をオフさせる。 パワーMOSFET2がオフすればパワーMOSFET2のドレイン電流からのNPNトランジスタ18へのベース電流供給はなくなるけれども、図3に示すように NPNトランジスタ18のオンによりPNPトランジスタ19のベース電流が発生してこのPNPトランジスタ19がオンしそのコレクタ電流がそのままNPNトランジスタ18へのベース電流へと変わるのでNPNトランジスタ18及びPNPトランジスタ19ともにそのオン状態を保持できることになる。従ってパワーMOSFET2のゲート電圧を低電圧にクランプしてそのままパワーMOSFET2のオフ状態を保持できることになる。この際のパワーMOSFET2のオフ状態は第2の直流電源部22の電圧値であるコンデンサ23の端子間電圧値がなくなるまで持続される。
【0015】
このコンデンサ23の端子間電圧は図4に示すようにパワーMOSFET2のオン時にパルストランス26(2次側補助巻線)間に発生する電圧を利用してコンデンサ23の充電電流制限用抵抗24と第2の直流電源部整流用ダイオード25とを流れる電流を発生させてこの電流によりコンデンサ23を充電して作っている。このコンデンサ23の端子間電圧はドレイン電流の過電流検出によるPNPトランジスタ19のオン保持動作により、抵抗21を介してPNPトランジスタ19のコレクタ電流として放電される。この放電が終了すればコンデンサ23の端子間電圧はなくなるのでNPNトランジスタ18及びPNPトランジスタ19ともにそのオン状態を保持できなくなり、いずれもオフ状態になり第2のダイオード20が非導通状態に変わるのでパワーMOSFET2ゲート電圧が低電圧にクランプされた状態から解除されてパワーMOSFET2がオフ状態から解除されることになり再びパワーMOSFET2はドレイン電流が過電流検出レベルに達するまでオンすることになる。ここで前記保持時間はパルストランス中の磁束量を十分に低下できるまでの長さに設定されているのでオン開始時のドレイン電流値は前回のオン開始時のドレイン電流値を越えることはなくパワーMOSFET2のドレイン電流を確実に押さえることができ、従ってパワーMOSFET2を2次側出力電源の短絡により発生する過電流から保護できることになる。
【0016】
また放電により失われたコンデンサ23の端子間電圧は、パワーMOSFET2の次のオン期間中の充電により回復しているので前述の動作がその後も繰り返されることになり、従ってパワーMOSFET2のドレイン電流を確実に押さえることができ、パワーMOSFET2を2次側出力電源の短絡により発生する過電流から保護できることになる。
【0017】
以下、本発明の第2の実施例を図5に基づいて説明する。
図5において、1は第1の直流電源、2は主スイッチング素子としてのパワーMOSFET、3はパルストランス(1次側)、4はパルストランス(2次側)、5はドレイン電流検出用抵抗、6はパワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部、7および8はパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗、9はパルストランス2次側整流用ダイオード、10は平滑用コンデンサ、11および12はパルストランス2次側整流電圧検出用抵抗、13は誤差電圧演算出力部、14はパルストランス2次側整流電圧コントロール用基準電圧、15はPWM変調部、16はゲート出力回路部、17は第1のダイオード、18はNPNトランジスタ、19はPNPトランジスタ、20は第2のダイオード、21はPNPトランジスタ19のコレクタ電流制限用抵抗である。
【0018】
2次側出力電圧となる平滑用コンデンサ10の端子間を短絡した際において、NPNトランジスタ18のオンにより第2のダイオード20が導通状態になりパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗8を介してパワーMOSFET2のゲート蓄積電荷を引き抜いてパワーMOSFET2をオフさせるというここまでの動作については、前記第1の実施例と同じである。
【0019】
パワーMOSFET2がオフすればパワーMOSFET2のドレイン電流からのNPNトランジスタ18へのベース電流供給はなくなるけれども、その後もパワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部6からはゲート駆動用オン信号が出力されており、この出力電圧がコレクタ電流制限用抵抗21を介してPNPトランジスタ19のエミッタに接続されることにより前記第1の実施例における第2の直流電源の代わりとなるので、NPNトランジスタ18のオンによりPNPトランジスタ19のベース電流が発生してこのPNPトランジスタ19はオンしそのコレクタ電流がそのままNPNトランジスタ18へのベース電流へと変わるのでNPNトランジスタ18及びPNPトランジスタ19ともにそのオン状態を保持できることになり、従ってパワーMOSFET2のゲート電圧を低電圧にクランプしてそのままパワーMOSFET2のオフ状態を保持できることになる。
【0020】
この保持状態は、パワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部6からパワーMOSFET2へのゲート駆動用出力信号がオフ出力になることでリセットされるがリセット後もオフ信号出力となるのでパワーMOSFET2がオンすることはなく、従ってパワーMOSFET2のオフ状態は、パワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部6からの次のオン信号出力が発生するまでの1周期時間持続されることになる。この第2の実施例の場合、パワーMOSFET2のオン時間が短くこの間のトランス中の磁束量増加は小さいので、図6( a) に示すように前記1周期分のオフ保持時間においてオン期間中に増加したトランス中の磁束量を減少できるのでパワーMOSFET2のドレイン電流を確実に押さえることができ、従ってパワーMOSFET2を2次側出力電源の短絡により発生する過電流から保護できることになる。
【0021】
以下、本発明の第3の実施例を図7に基づいて説明する。
図7において、1は第1の直流電源、2は主スイッチング素子としてのパワーMOSFET、3はパルストランス(1次側)、4はパルストランス(2次側)、5はドレイン電流検出用抵抗、6はパワーMOSFET2のオン・オフ駆動用回路部、7および8はパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗、9はパルストランス2次側整流用ダイオード、10は平滑用コンデンサ、11および12はパルストランス2次側整流電圧検出用抵抗、13は誤差電圧演算出力部、14はパルストランス2次側整流電圧コントロール用基準電圧、15はPWM変調部、16はゲート出力回路部、17は第1のダイオード、18はNPNトランジスタ、19はPNPトランジスタ、20は第2のダイオード、21はPNPトランジスタ19のコレクタ電流制限用抵抗、33はパルストランス(2次側補助巻線)、34は第3のダイオード、35はコンデンサである。
【0022】
2次側出力電圧となる平滑用コンデンサ10の端子間を短絡した際において、NPNトランジスタ18のオンにより第2のダイオード20が導通状態になりパワーMOSFET2のゲート駆動用抵抗8を介してパワーMOSFET2のゲート蓄積電荷を引き抜いてパワーMOSFET2をオフさせるというここまでの動作については、前記第1の実施例と同じである。パワーMOSFET2がオフすればパワーMOSFET2のドレイン電流からのNPNトランジスタ18へのベース電流供給はなくなるけれども、図8に示すように パワーMOSFET2がオフすればパルストランス33(2次側補助巻線)の端子間には正電圧が発生するのでこの正電圧が第3のダイオード34、コレクタ電流制限用抵抗21を介してPNPトランジスタ19のエミッタに接続されることにより前記第1の実施例における第2の直流電源の代わりとなるので、NPNトランジスタ18のオンによりPNPトランジスタ19のベース電流が発生してこのPNPトランジスタ19はオンしそのコレクタ電流がそのままNPNトランジスタ18へのベース電流へと変わるのでNPNトランジスタ18及びPNPトランジスタ19ともにそのオン状態を保持できることになり、従ってパワーMOSFET2のゲート電圧を低電圧にクランプしてそのままパワーMOSFET2のオフ状態を保持できることになる。第2の直流電源は、このようにパルストランスの2次側巻線のフライバック時の出力電圧を整流してつくられる。
【0023】
この保持状態は、パルストランス中の磁束量がゼロになるまで持続される。従って次のパワーMOSFET2のオン開始時は常にパルストランス中の磁束量がゼロの状態であるためドレイン電流も常にゼロからの開始となり、よって パワーMOSFET2のドレイン電流を確実に押さえることができ、パワーMOSFET2を2次側出力電源の短絡により発生する過電流から保護できることになる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、DC/DCコンバータ装置において、第1の直流電源と、前記第1の直流電源の正極側に1次側入力端子を接続されたトランスと、トランスの1次側入力のもう一方の端子に出力端子を接続された半導体スイッチング素子と、出力端子を前記半導体スイッチング素子のオン・オフ用入力端子に接続されグランドは前記第1の直流電源の負極側に接続された、前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動用回路部と、前記半導体スイッチング素子のもう一方の出力端子と前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動用回路部のグランドとの間に接続された抵抗と、前記半導体スイッチング素子の出力端子と前記抵抗との接続点においてアノード端子を接続した第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソード端子にベース端子を接続されエミッタ端子は前記半導体スイッチング素子のオン・オフ駆動用回路部のグランドに接続されたNPN型トランジスタと、前記NPN型トランジスタのコレクタ端子にベース端子を接続されコレクタ端子は前記NPN型トランジスタのベース端子に接続されたPNP型トランジスタと、前記半導体スイッチング素子のオン・オフ用入力端子にアノード端子を接続されカソード端子は前記NPN型トランジスタのコレクタ端子に接続された第2のダイオードと、前記PNP型トランジスタのエミッタ端子に正極側を接続された第2の直流電源とを備えることにより、2次側出力電源が短絡して前記半導体スイッチング素子を流れる電流が設定値を越えた際において、瞬時に半導体スイッチング素子をオフさせかつそのオフ状態を保持することを可能としたので、半導体スイッチング素子を流れる電流を確実に押さえることができ、従って2次側出力電源の短絡により発生する過電流から半導体スイッチング素子を保護できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例におけるDC/DCコンバータ装置の構成図
【図2】 第1の実施例における過電流時において瞬時にパワーMOSFETをオフさせるための動作説明図
【図3】 パワーMOSFETのオフ状態を保持させるための動作説明図
【図4】 第2の直流電源の構成図
【図5】 本発明の第2の実施例におけるDC/DCコンバータ装置の構成図
【図6】 パワーMOSFETのオン/オフ時におけるパルストランス中の磁束量変化を説明したもの
【図7】 本発明の第3の実施例におけるDC/DCコンバータ装置の構成図
【図8】 第3の実施例におけるパワーMOSFETのオフ状態を保持させるための電源に関する構成図
【図9】 従来例におけるDC/DCコンバータ装置の構成図
【符号の説明】
1 第1の直流電源
2 スイッチング素子(パワーMOSFET)
3 パルストランスの1次側
4 パルストランスの2次側
5 ドレイン電流検出用抵抗
6 スイッチング素子2のオン・オフ駆動用回路部
7、8 スイッチング素子2のゲート駆動用抵抗
9、17、20、25、34 ダイオード
10 平滑用コンデンサ
11、12 電圧検出用抵抗
13 誤差電圧演算出力部
14、27 基準電圧
15 PWM変調部
16 ゲート出力回路部
18 NPNトランジスタ
19 PNPトランジスタ
21 PNPトランジスタ19のコレクタ電流制限用抵抗
22 第2の直流電源
23、35 コンデンサ
24 充電電流制限用抵抗
26、33 パルストランスの2次側補助巻線
28 過電流検出用基準電圧
29 過電流検出用コンパレータ
30 フリップ・フロップ回路
31 フィルタ用抵抗
32 フィルタ用コンデンサ

Claims (3)

  1. 第1の直流電源の正負極間に並列接続されたパルストランス1次側巻線と半導体スイッチング素子との直列接続回路を備えたDC/DCコンバータ装置において、
    前記第1の直流電源の負極側と前記半導体スイッチング素子との間に挿入接続された抵抗と、
    一方のベースを他方のコレクタに相互接続されたNPNトランジスタとPNPトランジスタを備えたラッチ回路部と、
    アノードが前記半導体スイッチング素子の入力側に接続されカソードが前記ラッチ回路部に接続されたダイオードと、
    前記PNPトランジスタのエミッタに正極側を接続された第2の直流電源と、
    前記抵抗の端子間電圧に基づいて前記ラッチ回路部の両トランジスタをオンにして保持し、前記ダイオードのアノードを低電位にして保持し、前記半導体スイッチング素子をオフにして保持する機能を備えた過電流保護手段を有することを特徴とするDC/DCコンバータ装置。
  2. 前記過電流保護手段は前記第2の直流電源の電圧低下により前記両トランジスタのオン状態保持が解除される機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ装置。
  3. 請求項1記載のDC/DCコンバータ装置において、
    前記半導体スイッチング素子にオンオフ指令電圧を出力する駆動回路を備え、
    前記ダイオードのカソードは前記ラッチ回路部の前記NPNトランジスタのコレクタに接続され、
    前記第2の直流電源を前記駆動回路が出力するオンオフ指令電圧に置き換えたことを特徴とするDC/DCコンバータ装置。
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