JP3648718B2 - ポリウレタン弾性繊維巻糸体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は消極送り出し装置(オーバエンドテイクオフ装置)で使用されるポリウレタン弾性繊維巻糸体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリウレタン弾性繊維巻糸体は、編物製品へ使用することにより、その持つ伸長回復力から適度な締め付け感が得られ、着用者の嗜好を満足させることが可能である。この理由から近年、使用消費量の拡大が著しい。
【0003】
ポリウレタン弾性繊維巻糸体は、消極送り出し装置または、積極送り出し装置(ローリングテイクオフ装置)で使用されるが、特に消極送り出し装置で使用する際に、解舒不良が発生しやすく、これにより編成張力が安定しないため生機の寸法が変動したり、編面の波打ち、引きつれ等製品品質が著しく低下する問題が顕著であった。パンティストッキングを編成する際も消極送り出し装置により、ラインクローザーに連続して供給され生地の裁断、縫製、引き揃えなどが自動的に行われるが、このときも製品の寸法は一定の規格内に管理されることが要求されている。
【0004】
従来、特開昭51−127229号公報、特公昭62−21714号公報、特開平1−226669号公報等に開示されており、特に、解舒が容易に行われ、編成張力の変動を少なくするものとして、紡糸後、一旦巻き取った巻糸体を巻き返して作られる巻糸体が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら消極送り出し装置で使用する巻糸体において、従来のものは紡糸後に巻き返し工程が必要となるため、設備や人員の確保等による製品のコストアップが問題となった。さらに巻糸体内部の解舒張力が安定しないため、編成時の糸切れも問題となった。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の欠点を改良し、製品のコストダウンが可能となり、かつ糸切れが起こりにくいポリウレタン弾性繊維巻糸体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するため、本発明は下記の構成からなる。
【0008】
すなわち、紡糸されたポリウレタン弾性繊維が巻き付けられてなる巻糸体であって、該巻糸体の内部において、下記(I)式によるパッケージリラクセーション値PRの最大値と最小値の差が2%以内であることを特徴とするポリウレタン弾性繊維巻糸体である。
PR=100×Lr /Lc (I)
ここで、
PR(%):パッケージリラクセーション値
Lr (mm):解舒リラックス長
Lc (mm):解舒外周長
また、ポリウレタン重合体溶液を乾式紡糸するに際し、巻き取り始めから終わる間に引取りストレッチを変化させて巻き取り、その引取りストレッチを変化させる手段が、巻取速度を巻き取り始めから終わりまでの間に複数段階に変更して巻き取り、かつ、各段階における巻取速度を下記(II)式により表されるパッケージリラクセーション値と巻取速度の関係式を使用して設定した目標巻取速度に合せて巻き取ることを特徴とするポリウレタン弾性繊維巻糸体の製造方法である。
Rd1 =Rd0 ×(100−ρ0 )/(100−ρ1 ) (II)
ここで、
Rd1 (m/分):目標巻取速度
ρ1 (%):目標パッケージリラクセーション値
Rd0 (m/分):基準巻取速度
ρ0 (%):基準パッケージリラクセーション値
以下、本発明をさらに詳細に説明する。通常、ポリウレタン弾性繊維は、紡糸された繊維が伸長された状態で巻き取られて巻糸体を構成する。巻糸体における伸長された状態は、下式(I)で定義されるパッケージリラクセーション値
PRから知ることができる。
PR=100×Lr /Lc (I)
ここで、
PR(%):パッケージリラクセーション値
Lr (mm):解舒リラックス長
Lc (mm):解舒外周長
従来のポリウレタン弾性繊維巻糸体においては、紡糸されたポリウレタン弾性繊維は一定の引取りストレッチで巻き初めから巻き終わりまで巻き取られてなるため、ポリウレタン弾性繊維巻糸体の内部において、パッケージリラクセーション値PRは巻糸体の外層部で大きく、中層部で小さく、内層部で再び大きくなる分布を示している。
【0009】
本発明の巻糸体の特徴は巻糸体の内部においてパッケージリラクセーション値PRの最大値と最小値の差が2%以内であり、好ましくは1.5%以内であることにある。この特徴により、本発明の巻糸体は、紡糸されたポリウレタン弾性繊維を巻き返しをしなくても、消極送り出しによって生機を編成する際、編成張力が安定するため生機の寸法が安定するという効果を奏する。
【0010】
この差が2%を越えると、巻糸体を消極送り出しによって生機を編成するに際して、編地の寸法安定性の低下、編成時の糸切れ等の問題が顕著となる。
【0011】
従来のポリウレタン弾性繊維巻糸体は、消極送り出しで使用して編地の寸法安定性を得るために、紡糸巻き取り後に改めて巻き返されて製造されているのであった。本発明の巻糸体の内部におけるパッケージリラクセーション値PRの最大値、最小値とは、以下のようにして決定されるものをいう。
【0012】
前述したように、従来のポリウレタン弾性繊維巻糸体のパッケージリラクセーション値は、巻糸体の外層部と内層部で大きく、中層部で小さくなる傾向を示すものであるが、こうした巻糸体を解舒した順に区分して、パッケージリラクセーション値PRを順次測定したとき、全糸長をほぼ均等に3以上に区分した場合において各区分内の平均PR値の中で最大になるものを最大値、最少となるものを最小値と決定されるものをいう。
【0013】
巻糸体を区分する数は、先に説明したような巻糸体のPR値分布の巻糸体外層部と内層部で大きく、中層部で小さくなるという傾向から、少なくとも略均等に3区分して調べるものである。好ましくは5区分以上がよい。
【0014】
次に、本発明のポリウレタン弾性繊維巻糸体の製造方法について説明する。最初に目標パッケージリラクセーション値を求めるために、紡糸されたポリウレタン弾性繊維が一定の引取りストレッチで巻き始めから終りまで巻き取られてなる巻糸体を基準巻糸体とし、その内部を複数区分してパッケージリラクセーション値を測定する。引取りストレッチは後述するように巻取速度に比例するものであり、この基準巻糸体は一定の巻取速度(例えば1300m/分)で、巻き始めから巻き終りまで巻きとられたものである。
【0015】
この基準巻糸体は、ポリウレタン重合体の組成により、異なるものである。ある組成を有するポリウレタン重合体から、本発明の巻糸体を製造するに際し、そのポリウレタン重合体を、それぞれ一定の引取りストレッチで巻き取ったものを基準巻糸体とする。
【0016】
次にこの基準巻糸体におけるPR値の最大値以下最小値以上の任意の値を目標パッケージリラクセーション値とする。
【0017】
例えば基準巻糸体に巻かれた糸の全長をほぼ均等に6つに区分し、各区分層における平均のパッケージリラクセーション値が、最外層から見て第1区分層で9%、第2区分層で7%、第3区分層で5%、第4区分層で6%、第5区分層で7%、第6区分層(最内層)で8%となる場合は、最大値が9%となり、最小値は5%となる。
【0018】
この基準巻糸体は、一定の引取りストレッチで巻き取られたために、パッケージリラクセーション値の分布が前述したように不均一となったと考えられるので、本発明では、伸長の程度を各部で一定にするため、基準巻糸体に巻かれた糸の各区分と等しい糸長で本発明の巻糸体を区分して、各区分で引取りストレッチを変化させるのである。
【0019】
例えば、目標パッケージリラクセーション値を7%に設定すると、第1区分層と第6区分層では伸長の程度を小さくするため引取りストレッチを基準巻糸体の紡糸の場合よりも緩めて巻き取るようにし、第2区分層と第5区分層で基準巻糸体の紡糸の場合の引取りストレッチと同じように巻き取るようにし、第3区分層と第4区分層では引取りストレッチを基準巻糸体の紡糸の場合の引取りストレッチよりも強めて巻き取るようにするのである。
【0020】
引取りストレッチは下式(III)で求められる。
【0021】
St =Rd /Rd F (III)
ここで、
St :引取りストレッチ
Rd(m/分):巻取速度
Rd F (m/分):フィードロール速度
フィードロール速度とは、紡糸口金を出た糸条が最初にフィードロールによって引っ張られることによって得られる速度をいう。フィードロール速度を変えると糸条の繊度が変化するため、フィードロール速度は基準巻糸体ならびに本発明の巻糸体において同一の値に固定する。従って引取りストレッチは目標巻取速度に比例するといえる。
【0022】
さらに基準巻糸体のパッケージリラクセーション値、基準巻取速度と目標パッケージリラクセーション値から、基準糸巻糸体に対応する位置の目標巻取速度を下式(II)から求めるのである。
Rd1 =Rd0 ×(100−ρ0 )/(100−ρ1 ) (II)
ここで、
Rd1 (m/分):目標巻取速度
ρ1 (%):目標パッケージリラクセーション値
Rd0 (m/分):基準巻取速度
ρ0 (%):基準巻糸体のパッケージリラクセーション値
先の例では、基準巻糸体に対応する本発明巻糸体の各区分において、
前記(I)、(II)、(III)式より目標巻取速度を求めるのである。
【0023】
つまり基準巻糸体の最外層から見て第1区分層のPR値は9%であり、目標
PR値の7%よりも大きいことから、例えば基準巻取速度Rd0 が
1300m/分の場合には、目標巻取速度Rd1 が1272m/分と求まり、同様にして第2区分層と第5区分層では基準巻糸体の巻取速度と等しく、
1300m/分であり、第3区分層で1328m/分、第4区分層で
1314m/分、第6区分層で1286m/分とそれぞれ求めることができるのである。
【0024】
このようにして求めた巻取速度を図1に示すように、巻き始めから終りまで複数段階に変化させて巻糸体を形成するのである。
【0025】
各段階への巻取速度の変化はスムーズに行ない、ある区分層の目標巻き取り速度から次の区分層の目標巻取速度までの移行は直線的または曲線的に行なう。 本発明で使用されるポリウレタン重合体とは、一般的にジイソシアネートと末端ヒドロキシル基を2またはそれ以上有する重合体を、必要により、多官能性活性水素化合物と一緒に反応させることによって得られるものをいう。このポリウレタン重合体には、一般的に添加されるヒンダードアミン類、ヒンダードフェノール類、紫外線吸収剤、第3級アミン化合物、ガス変色防止剤、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ジルコニウムのような金属石鹸、酸化チタンのような顔料等の添加は妨げとはならない。ポリウレタン弾性繊維の乾式紡糸は通常300℃〜460℃、好ましくは350℃〜440℃で実施される。紡糸された糸条は油剤が付与される。使用油剤の種類は、特に限定されないが、一般に使用されるジメチルポリシロキサンのほか、アミノ基、水酸基等を導入した変成ポリシロキサンのようなオルガノポリシロキサンを主成分とした油剤が好ましい。油剤付着量は、1〜20%であり、好ましくは3〜15%であり、より好ましくは4〜12%である。
【0026】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。これにより本発明が限定されるものではない。なお、本発明による、パッケージリラクセーション値、置寸の評価は以下の方法によった。
1.パッケージリラクセーション値(PR)
図2に示すパッケージリラクセーション測定器を用い、下式からパッケージリラクセーション値を求めた。ここで使用したスケールは、ドライブロールを回転させる前の測定糸の位置をゼロとできるように、上下移動可能にしたものである。
Lr=(ドライブロールの円周×回転数)−(読み取り長さ×2) (IV)
Lc=(ドライブロールの円周×回転数) (V)
ここでドライブロールの円周=368.95mm
ドライブロールを回転させることにより、ドライブロールと接触しているケークから測定糸が張力を受けることなく繰り出される。繰り出された測定糸は、ドライブロールとクリップを両端とするループを描いてスケール面上に垂れ下がり、所望の回転数だけドライブロールを回転させて測定糸を繰り出した後、ループの先端に測定糸の弛みをなくし、なおかつ、測定糸を実質的に伸長させない力を加えて先端の位置をスケールの目盛りから読み取り、上記の(IV)式および
(V)式からLrおよびLcを計算する。
【0027】
ドライブロールの回転を始める前の測定糸のループの先端の位置にスケールのゼロの点を正確に調節し、ドライブロール回転開始と回転終了のハンドルの位置が正確に一致するように細心の注意が必要である。
2.ウエストバンド置寸
永田KTS−4編機を使用し、パンティストッキングウエストバンドを編み立てた。編み立ては編機回転数545rpm、ナイロン糸(繊度30デニール)を4口、ナイロン糸(繊度15デニール)を1口に給糸し、引き寸を
35cm(3Kg荷重)に設定して実施した。評価用ポリウレタン弾性糸は、室温下に(暗室で)静置させたものを用いた。
【0028】
常法により得たポリテトラメチレンエーテルジオールをソフトセグメントとし、4,4−ジフェニルメタンジイサシアネートとエチレンジアミンをハードセグメントとしてなるポリウレタン重合体に、溶媒としてN、N−ジメチルアセトアミドを用いたポリウレタン重合体溶液を通常のようにしてオリフィスを通じ、
430℃の加熱窒素を通じた紡糸筒内に500g/hrの速度で吐出し、12フィラメント、140デニールの糸を得た。これに、ジメチルポリシロキサンを主成分とした油剤を繊維重量に対し7.5重量%付与する。
【0029】
この時、巻き始めから終りまで巻取速度を1300m/分と一定にして基準巻糸体を得た。
【0030】
この基準巻糸体を巻量に関して5つに均等に区分して、パッケージリラクセーション値を各区分に関して求めた。この基準巻糸体のパッケージリラクセーション値の最大値は10.9%、最小値は6.8%となった。
【0031】
目標パッケージリラクセーション値は、最大値と最小値の間の範囲に含まれれば良いが、本実施例においては、解舒性の向上のため可能な限り設定を下げ、
7.0%にした。さらに表1に示すように巻き始めから終りまで、表1に示すような巻量にて、5段階に渡って引取りストレッチを紡糸中に変化させた。
【0032】
【表1】
★
実施例によって得られた糸の特性を表2、比較例として巻き返し糸の特性を表3に示す。
【0033】
【表2】
★
【0034】
【表3】
★
パッケージリラクセーション値の最大値と最小値の差は、表2の実施例では1.3%、表3の比較例では3.3%であることから、紡糸巻き取り中の引取りストレッチ変化の効果が現れていることが示された。製品の品質を示す指標となる置寸について、実施例と比較例の両者を比較すると、実施例において、巻糸体内での置寸変動は0.6cmであり、比較例の2.0cmより大きな値を示したが、実際、編立の現場においては、一般的に置寸変動の規格は1cm以内となっていることから、問題となるレベルではない。
【0035】
次に、巻糸体を使用して、実際に編立てる場合、編立は連続して実施されるため、糸切による編機の停台が製品収率に寄与する。このためポリウレタン弾性繊維巻糸体が原因である糸切れの発生頻度を調査した。表4に、永田KTS−4編機5台を14日間連続運転した時の、糸切れ発生頻度を示す。
【0036】
【表4】
★
明らかに実施例は、糸切れ発生頻度が比較例よりも小さく、本発明品による編立ては操業性において従来品よりも優れていることが示された。
【0037】
これらの評価結果から、本発明により、紡糸後直ちに、消極送り出し用途の巻糸体が得られることが示されるのみならず、従来品には、見られない優れた編立て操業性を備えた巻糸体であることが示された。
【0038】
以上、本発明によりコストダウンを図れ、かつ従来品よりも優れた巻糸体を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明により、巻き返し工程を使用しなくても、消極送り出し用途で要求される解舒性を有し、連続編立時の糸切れ発生頻度が小さく編立操業性が、優れた巻糸体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法において、巻き始めから巻き終りまでの巻取速度の変更例を示す説明図である。
【図2】本発明のパッケージリラクセーション値を測定するための測定器の概略図である。
【符号の簡単な説明】
1:ケーク
2:ケークホルダ
3:ドライブロール
4:ハンドル
5:クリップ
6:スケール
Claims (3)
- 紡糸されたポリウレタン弾性繊維が巻き付けられてなる巻糸体であって、該巻糸体の内部において、下記(I)式によるパッケージリラクセーション値PRの最大値と最小値の差が2%以内であることを特徴とするポリウレタン弾性繊維巻糸体。
PR=100×Lr /Lc (I)
ここで、
PR(%):パッケージリラクセーション値
Lr (mm):解舒リラックス長
Lc (mm):解舒外周長 - ポリウレタン重合体溶液を乾式紡糸するに際し、巻き取り始めから終わる間に引取りストレッチを変化させて巻き取り、その引取りストレッチを変化させる手段が、巻取速度を巻き取り始めから終わりまでの間に複数段階に変更して巻き取り、かつ、各段階における巻取速度を下記(II)式により表されるパッケージリラクセーション値と巻取速度の関係式を使用して設定した目標巻取速度に合せて巻き取ることを特徴とするポリウレタン弾性繊維巻糸体の製造方法。
Rd1 =Rd0 ×(100−ρ0 )/(100−ρ1 ) (II)
ここで、
Rd1 (m/分):目標巻取速度
ρ1 (%):目標パッケージリラクセーション値
Rd0 (m/分):基準巻取速度
ρ0 (%):基準パッケージリラクセーション値 - 目標パッケージリラクセーション値が1%以上10%以下であることを特徴とする請求項2記載のポリウレタン弾性繊維巻糸体の製造方法。
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