JP3647732B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例にあっては、遊技者は、遊技盤の略円形遊技領域内に遊技球を発射させる。そして、遊技領域を流下する遊技球が第2種始動口に入賞すると、遊技領域の略中央部に配置された大入賞口(または大入賞装置)が開放し、遊技者に有利な遊技状態になる。
【0003】
即ち、従来のパチンコ機においては、第2種始動口に遊技球が入賞すると、特別電動役物が動作し、大入賞口が予め決められた所定時間開放する。その間に、大入賞口内に入賞した遊技球は、様々な役物機構により流路を変えながら大入賞口の一般領域または特定領域を通過する。
【0004】
ここで、遊技球が大入賞口の上述した特定領域を通過すると、「大当り」状態となり、所定個数の遊技球が入賞するまで、または所定時間が経過するまで大入賞口が開放する。その間に、遊技球が大入賞口の特定領域に再度入賞すると、直ちに次ラウンドに移行して、例えば最大15ラウンドまで継続可能である。また、特定領域を通過しなかった場合には、そのラウンドで「大当り」状態を終了する。そのために、遊技者は、遊技球が特定領域を通過するか否かを常に注目することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のパチンコ機においては、役物機構の作用によって遊技球が特定領域を通過するか否かを、遊技者は事前に容易に予測可能であるので、遊技が単調になり興趣が低下するという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来技術の課題を解決するために考えられたもので、遊技の単調さを解消または軽減するパチンコ機の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のパチンコ機は、後端が下がるように傾斜した上段と、この上段の後端に設けられた開口部と、前記上段に流下し、その上段の上表面を回転しながら前記開口部を介して流下した遊技球を前方へ流下させる下段と、この下段の前端において左右に配置された一般領域と、これら一般領域の間に配置された特定領域と、前記下段の後端と前端との間において左右に配置されているとともに、前記後端から前記前端に向けて流下する遊技球の自重により上端を回転中心にして回転可能であり、前記後端から前記各一般領域へ流下する遊技球を視認不能に遮蔽する一般領域扉部と、これら一般領域扉部の間に配置されているとともに、前記後端から前記前端に向けて流下する遊技球の自重により上端を回転中心にして前記一般領域扉部とは独立して回転可能であり、前記後端から前記特定領域へ流下する遊技球を視認不能に遮蔽する特定領域扉部と、遊技球が遊技領域に設けられた特定の始動口に入賞したときに、前記一般領域扉部および特定領域扉部を、前記後端から前記特定領域へ流下する遊技球を視認可能な位置まで上げ、遊技球が前記特定の始動口以外の始動口に入賞したときに、前記一般領域扉部および特定領域扉部を、視認不能な位置まで下げるソレノイドとを有する入賞装置を備えており、前記後端から前記前端に向けて流下した遊技球が前記一般領域を通過したときに賞球が払出され、前記後端から前記前端に向けて流下した遊技球が前記特定領域を通過したときに大当り状態となることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるパチンコ機の好適な実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明によるパチンコ機の遊技盤10の正面図である。この遊技盤10には、略円形の遊技領域20、その左外周部にガイドレール21および遊技領域20の最下部にアウト口24を有する。さらに、この遊技領域20内には、略中央部に入賞装置(または大入賞口)30、その下方左右に入賞口22、23を、さらにアウト口24の上方に3個の始動口41〜43よりなる第2種始動口40を有する。入賞装置30の詳細は、図2〜図4を参照して後述する。
【0011】
ガイドレール21を介して発射装置(図示せず)から遊技領域20内に発射された遊技球は、遊技領域20内を種々の流路で流下する。入賞口22、23または入賞装置30に入賞すると、遊技機内に設けられた賞球払出装置(図示せず)から、予め決められた所定個数の遊技球を遊技者に払い出す。一方、遊技領域20を流下する遊技球が第2種始動口40に入賞すると、入賞装置30を開放する。ここで、遊技球が左右両側の第2種始動口41、42に入賞すると、入賞装置30は、例えば0.6秒間1回開放される。また、遊技球が中央の第2種始動口43に入賞すると、入賞装置30が0.9秒間2回開放されると共に後述のように入賞装置30内の役物機構が作動して入賞装置30に入賞した遊技球を中央の特定領域に導かれ易くする。なお、何れの入賞口、入賞装置または始動口41〜43に入賞しなかった遊技球は、アウト口24から機外へ送られる。
【0012】
次に、図2は、図1に示す入賞装置30の詳細構成を示す斜視図である。この入賞装置30は、後端が下がるように傾斜した略平板テーブルである上段31およびこの上段31の後端部から前端部にかけて曲面である下段34より構成される。上段31の後端には、左右から起立する後壁31aおよび中央の開口部31bを有する。また、この上段31の上面の両側には、上段31上の遊技球を開口部31bに案内するガイド31cが傾斜して配置されている。さらに、上段31の後方には、1対の役物機構32および上段31に対して上下動作するクワ33が設けられている。一方、下段34には、その前端に左右1対の一般領域38および中央の特定領域39が形成されている。そして、上段31に流下した遊技球50は、上段31の上表面を回転しながら開口部31bを介して下段34上に流下し、その上表面を回転して入賞装置30の一般領域38または特定領域39に入賞する。この下段34の一般領域38および特定領域39の境界部に微小突起34aが形成され、これら突起34a間を回転してきた遊技球のみが特定領域39に入賞可能にしている。
【0013】
下段34の後端と前端間に遮蔽部材(または遊技球視認不能部材)35が配置されている。この遮蔽部材35は、相互に分割され且つ回転可能に構成された両側の一般領域扉部36および中央の特定領域扉部37よりなる複数の扉部を有する。そして、これらの扉部を有する遮蔽部材35は、ソレノイド35aにより上下動可能に構成されている。この遮蔽部材35により、上段31から下段34を通って一般領域38または特定領域39へ至る遊技球を目隠しして、遊技者が容易に遊技球の通路を視認不能または困難にしている。
【0014】
次に、図1および図2と共に図3および図4を参照して、本発明によるパチンコ機の動作を説明する。図3は、通常時、即ち遊技球50が第2種始動口40の左右両側の始動口41、42に入賞した場合を示し、(A)は正面図であり、(B)は縦断面図である。通常時には、入賞装置30のクワ33は上段31の上面から上昇し、且つ遮蔽部材35も下段34の上面から持ち上げられている。そこで、入賞装置30の上段31に流下してきた遊技球50は、その傾斜面およびガイド31cにより後端の開口部31bに導かれる。この際に、クワ33は、上昇しているので、遊技球50はその下を通過する。
【0015】
遊技球50は、上段31から下段34に流下して下段34の前端に形成された1対の一般領域38または特定領域39の何れかに入賞する。遊技球50が、一般領域38を通過すると、内部の検出スイッチまたはセンサ52により検出され、例えば15個の賞球が遊技者に払い出される。一方、遊技球50が、中央の特定領域39に入賞すると、例えば15個の賞球が払い出されると共に「大当り」状態となり、例えば最大18回の入賞装置の開放または例えば約10個の遊技球50が入賞するまで継続する。その間に再度遊技球が特定領域39を通過すると、次ラウンドに移行して例えば最大15ラウンドまで継続可能である。
【0016】
一方、図4は、遊技球50が第2種始動口40のうち中央の始動口43に入賞した場合を示す。図4(A)は正面図であり、(B)は縦断面図である。この状態では、クワ33が上段31の上表面近傍まで下降し、遊技球50はこれらクワ33の下を通過不可能である。従って、上段31上に流下した遊技球50は、開口部31bの略中央部へ導かれるので、下段34に流下後には特定領域39に入賞する可能性が高くなる。また、遮蔽部材35は、下段34の上面近傍に下降しているので、下段34に流下した遊技球50を目隠しして、遊技者は遊技球を視認できない。しかし、一般領域扉部36および特定領域扉部37は、分割されており且つ回転可能であるので、下段34上を流下する遊技球50の自重により回転し、特定領域39または左右の一般領域38に入賞可能にする。
【0017】
以上、本発明によるパチンコ機の好適な実施形態の構成および動作を説明した。しかし、このような実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形・変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明のパチンコ機によると、次のような種々の実用上の顕著な効果を奏することができる。第1に、入賞装置の上段および下段の間に一般領域扉部および特定領域扉部からなる遮蔽部材を設け、流下する遊技球を遊技者が視認できないように構成されているので、流下する遊技球の位置が予測不可能であるため、遊技者の緊張感が高まり、遊技の興趣が高まる。第2に、遮蔽部材の各扉部は、遊技球の自重により回転可能に構成されているので、遊技球を通過可能にするための駆動源が不要である。さらに、遮蔽部材を遊技球の視認可能位置まで上げたり、視認不可能位置まで下げたりして遊技の単調さを解消し、遊技の幅を広げることが可能である。さらにまた、遮蔽部材を特定領域と一般領域に分割することにより、遊技球がどの領域を流下してきたかが、遊技者は的確に確認可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパチンコ機の遊技領域の正面図である。
【図2】 本発明によるパチンコ機に備えられた入賞装置の好適な実施形態の詳細構成を示す斜視図である。
【図3】 第2始動口のうち両端の始動口へ入賞時の、図2に示す入賞装置の通常状態を示し、(A)は正面図であり、(B)は断面図である。
【図4】 第2始動口のうち中央の始動口へ入賞時の、図2に示す入賞装置の状態を示し、(A)は正面図であり、(B)は断面図である。
【符号の説明】
10 遊技盤
20 遊技領域
30 入賞装置(大入賞口)
31 上段
32 役物機構
33 クワ
34 下段
35 遮蔽部材
36 一般領域扉部
37 特定領域扉部
38 一般領域
39 特定領域
40 第2種始動口
41〜43 始動口
50 遊技球
Claims (1)
- 後端が下がるように傾斜した上段と、
この上段の後端に設けられた開口部と、
前記上段に流下し、その上段の上表面を回転しながら前記開口部を介して流下した遊技球を前方へ流下させる下段と、
この下段の前端において左右に配置された一般領域と、
これら一般領域の間に配置された特定領域と、
前記下段の後端と前端との間において左右に配置されているとともに、前記後端から前記前端に向けて流下する遊技球の自重により上端を回転中心にして回転可能であり、前記後端から前記各一般領域へ流下する遊技球を視認不能に遮蔽する一般領域扉部と、
これら一般領域扉部の間に配置されているとともに、前記後端から前記前端に向けて流下する遊技球の自重により上端を回転中心にして前記一般領域扉部とは独立して回転可能であり、前記後端から前記特定領域へ流下する遊技球を視認不能に遮蔽する特定領域扉部と、
遊技球が遊技領域に設けられた特定の始動口に入賞したときに、前記一般領域扉部および特定領域扉部を、前記後端から前記特定領域へ流下する遊技球を視認可能な位置まで上げ、遊技球が前記特定の始動口以外の始動口に入賞したときに、前記一般領域扉部および特定領域扉部を、視認不能な位置まで下げるソレノイドとを有する入賞装置を備えており、
前記後端から前記前端に向けて流下した遊技球が前記一般領域を通過したときに賞球が払出され、前記後端から前記前端に向けて流下した遊技球が前記特定領域を通過したときに大当り状態となることを特徴とするパチンコ機。
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