JP3647638B2 - 輻輳回線接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の移動端末装置を相手に回線の接続を行う輻輳回線接続装置に関し、特に回線がビジーの場合の処理手段を有する輻輳回線接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの移動端末装置が普及している。このような移動通信システムでは、輻輳回線接続装置、いわゆる基地局が地域ごとに設けられており、この基地局を介して公衆回線に接続し、着信先との通話を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、街の中のように移動端末装置を使用する人が多数いる場合、1つの基地局に同時に多数の通話要求がくる場合がある。しかし、1基地局の回線数は限られているので、回線が混み合っているときには、後から発呼した人は回線が空くまで繰り返し発呼し続ける必要があった。また、発呼を繰り返しても、発呼の合間に回線が空き、他の人に権利を取られてしまうことも多々あった。
【0004】
そこで、従来、基地局とは別に無線回線制御局を設けて、回線接続の予約を受け付け、回線が空くと、予約している移動端末装置に通知するようにした技術がある(特開平2−262729号公報)。しかし、この技術では、無線回線制御局を設けるためにコスト高となるという問題があった。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、低コストで、回線接続待ちの移動端末装置に対して着呼先にメッセージだけでも送信可能とする輻輳回線接続装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するため、複数の移動端末装置を相手に回線の接続を行う輻輳回線接続装置において、前記移動端末装置の認識コードおよび着呼先の電話番号を含む特別データを予め受け取って記憶する特別データ受け付け手段と、前記移動端末装置から回線接続要求があったときに、前記回線がビジーでかつ制御用の回線が空いている場合には、前記移動端末装置からの要求に従って、前記着呼先に発呼をかけ、前記制御用の回線を使用して前記着呼先にメッセージを送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする輻輳回線接続装置が提供される。
【0007】
このような輻輳回線接続装置では、特別データ受け付け手段が、回線ビジーのときにメッセージを送る移動端末装置の認識コードと、メッセージの送り先である着呼先の電話番号とを含む特別データを予め受け取って記憶しておく。移動端末装置から回線接続要求があったときに、回線がビジーでかつ制御用の回線が空いている場合に、メッセージ送信手段は、その制御用回線を使用して着呼先にメッセージを送信する。
【0008】
これにより、回線がビジーの場合には、メッセージだけでも着呼先に送信するようにしたので、通話ができない状態でもコンタクトをとることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は輻輳回線接続装置の基本的な設置形態を示す図である。輻輳回線接続装置3は、公衆回線4と有線で接続されている。輻輳回線接続装置3は、移動端末装置1,2などからの無線による回線接続要求に応じて、公衆回線4を介して着信相手と回線接続する。ただし、輻輳回線接続装置3は、1台につき限られた数の回線しか同時に接続できない。そこで、回線がビジーになっているときには、予約受け付け手段3aが予約を受け付け、その移動端末装置を識別して記憶する。
【0010】
回線接続手段3bは、回線が空いても所定時間以内は、予約受け付けした移動端末装置1からの回線接続要求に対してのみ回線接続を行う。
次に、本発明の輻輳回線接続装置を有する通信システムの基本的な構成を説明する。
【0011】
図2は通信システムの全体構成を示すブロック図である。ここでは、PHSの通信システムを例として示す。基地局11,12は、公衆回線13と接続されている。公衆回線13は、例えばISDN(ディジタル総合網)であり、各基地局11,12は合計4本の回線でこの公衆回線13に接続されている。ただし、4本の回線のうち1本は制御信号用に使用されるため、実際の通話回線は、基地局11,12ともに3本である。なお、ここでは、2つの基地局11,12のみを示しているが、実際には地域ごとに多数設けられている。
【0012】
基地局11,12は、それぞれのアンテナ11a,12aを介して、移動端末装置14,15,16,17などと回線接続のための無線リンクを確立するとともに、公衆回線13とも有線回線のリンクを確立して、公衆回線13に接続される加入者電話などとの回線接続の中継を行う。
【0013】
ただし、基地局11,12などは、それぞれが合計3回線しか中継できないので、図のように1つの基地局で3つの移動端末装置14〜16が通話中の場合には、後からリンク確立要求を行った移動端末装置17は回線接続を行うことができない。そこで、本発明の関連技術では、接続できなかった移動端末装置については、予約受け付けを行う。この予約受け付けの具体的な手順については後述する。
【0014】
図3は基地局および移動端末装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。なお、ここでは、基地局11および移動端末装置14の構成について説明する。まず、移動端末装置14の無線部14bは、基地局11と無線同期を確立する。TDMA(時分割多重アクセス方式)制御部14cは、TDMA−TDD(時分割双方向)の無線フレームを生成する。MMI(マン・マシン・インタフェース)制御部14dは、スピーカ14g、マイク14h、キーパッド14iを介して利用者の操作を受け付ける。制御部14eは、移動端末装置14全体を制御する。メモリ部14fは、電話番号やメッセージなどを記憶する。
【0015】
一方、基地局11の無線部11bは、移動端末装置14と無線同期を確立する。TDMA(時分割多重アクセス方式)制御部11cは、TDMA−TDD(時分割双方向)の無線フレームを生成する。回線終端部11dは、公衆回線13と接続され、ISDNを終端する。制御部11eは、基地局11全体を制御する。メモリ部11fは、制御部11eの動作に必要な種々のデータや、後述する予約データなどを記憶する。タイマ部11gは、後述する予約待機時間などの計測などに使用される。
【0016】
基地局11は、ISDN回線を2回線、すなわち4本の通話回線を収容しているものとする。ただし、そのうちの1本は制御信号用に使用するので、合計3本の通話回線となる。
【0017】
なお、図3では、基地局11および移動端末装置14の構成について説明したが、他の基地局12および移動端末装置15,16,17についても、それぞれ基地局11および移動端末装置14とほぼ同じ構成なので、ここでは説明を省略する。
【0018】
次に、このような構成の基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順について説明する。
図4は基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。まず、移動端末装置14は、回線接続要求としてのリンクチャネル確立要求を基地局に送信する(t1)。
【0019】
図5はリンクチャネル確立要求の物理スロット構成例を示す図である。リンクチャネル確立要求の物理スロットは、図に示すように5オクテットからなる。5番目のオクテットは、オプション用の領域になっている。本では、このオプションの一部に回線接続要求用の2ビットのデータを書き込む。すなわち、データが「00」であれば通常の回線接続要求、「01」であれば回線予約を意味する。これらのデータの具体的な意味については、後述する。
【0020】
図4に戻り、最初のリンクチャネル確立要求の送信において、移動端末装置14は、図5で示したオプション部分はデータ「00」となっている。このリンクチャネル確立要求を受けた基地局11は、現在の回線の状態を確認し、回線が空いていれば直ちに移動端末装置14と着呼先との回線接続処理を実行する。一方、回線がビジーの場合、基地局11は、リンクチャネルの割当拒否を移動端末装置14に送信する(t2)。
【0021】
リンクチャネル割当拒否を受けた移動端末装置14は、回線接続の予約をしたい場合、オプション部分に予約を示すデータ「01」を付加して再びリンクチャネル確立要求を基地局11に送信する(t3)。これを受けた基地局11は、予約受け付け処理を行い、予約対象の移動端末装置14の端末装置名(以後PS−IDと呼ぶ)をメモリ部11fに記憶する。また、同時に移動端末装置14に対してリンクチャネル割当拒否を送信する(t4)。この2回目のリンクチャネル割当拒否は予約受け付けを意味し、移動端末装置14側では、予約が受け付けられたことを表示や音声などにより利用者に知らせる。
【0022】
その後、回線に空きができると、基地局11は、タイマ部11gを起動し、予め設定された予約待機時間(数分程度)がくるまでカウントを行う。そして、予約した移動端末装置14からの応答を待つ。この間、リンクチャネル確立要求を受け取ると、基地局は、そのPS−IDをチェックする。ここで、例えば、予約している移動端末装置14以外の移動端末装置からリンクチャネル確立要求が送られたとすると(t5)、基地局11は、PS−IDのチェックを行うことによって、未予約のPS−IDであることを確認する。この場合、基地局11は、その移動端末装置に対してリンクチャネル割当拒否を送信する(t6)。
【0023】
その後、予約待機時間内に予約対象の移動端末装置14からリンクチャネル確立要求が送信されると(t7)、基地局11は、PS−IDのチェックを行うことによって、予約されているPS−IDであることを確認する。これにより、基地局は、移動端末装置14に対してリンクチャネル割当を送信し、以後、通常の回線接続処理を実行する。
【0024】
このように、本関連技術では、予約受け付けを実行するようにしたので、回線がビジーの状態であっても、移動端末装置側では繰り返し発呼し続けることなく、回線が空きしだい通話が可能となる。また、この予約受け付けの処理を基地局11側で実行するようにしたので、基地局以外に特別な制御装置を設ける必要がないので、コスト高とならない。さらに、予約している移動端末装置の回線接続が優先されるのは、回線が空いてから所定時間以内なので、1つの移動端末装置のために回線をいつまでも埋めることが防止される。
【0025】
なお、この関連技術では、1回目のリンクチャネル確立要求のときには、通常のモードで送信するようにしたが、こときにオプションに予約モードを示すデータを付加するようにしてもよい。これにより、リンクチャネル確立要求を送信する回数を減らすことができる。
【0026】
次に、本発明の別の関連技術について説明する。
なお、この関連技術では、ハードウェアおよびリンクチャネル確立要求の構成については、先の関連技術で述べた構成とほぼ同じなので、これらの説明省略する。
【0027】
図6は別の関連技術における基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。まず、移動端末装置14は、回線接続を行いたい場合、回線接続要求としてのリンクチャネル確立要求を基地局に送信する(t11)。最初のリンクチャネル確立要求の送信において、移動端末装置14は、図5で示したオプション部分はデータ「00」となっている。このリンクチャネル確立要求を受けた基地局11は、現在の回線の状態を確認し、回線が空いていれば直ちに移動端末装置14と着呼先との回線接続処理を実行する。一方、回線がビジーの場合、基地局11は、リンクチャネルの割当拒否を移動端末装置14に送信する(t12)。
【0028】
リンクチャネル割当拒否を受けた移動端末装置14は、回線接続の予約をしたい場合、オプション部分に予約を示すデータ「01」を付加して再びリンクチャネル確立要求を基地局11に送信する(t13)。これを受けた基地局11は、予約受け付け処理を行い、予約対象の移動端末装置14のPS−IDをメモリ部11fに記憶する。このとき、複数の移動端末装置から回線予約の要求がある場合には、予約の順にメモリ部11fに記憶する。なお、ここでは、移動端末装置14が最も早く基地局11に対して予約を行ったものとする。
【0029】
こうして基地局11は、移動端末装置14に対してリンクチャネル割当拒否を送信する(t14)。この2回目のリンクチャネル割当拒否は予約受け付けを意味し、移動端末装置14側では、予約が受け付けられたことを表示や音声などにより利用者に知らせる。
【0030】
予約受け付けされた移動端末装置14では、着信モードを通常のPS番号で着信する状態からPS−IDで着信できるように切り替える。一方、基地局11は、予約受け付け後に回線が空いたら、タイマ部11gを起動し、予め設定された予約待機時間(数分程度)がくるまでカウントを行う。そして、最も早く予約している移動端末装置14に対してPS−IDによる疑似着呼を行う(t15)。疑似着呼を受け取った移動端末装置14側では、通常と異なる呼び出し音などにより利用者に知らせる。
【0031】
移動端末装置14側では、疑似着呼が予め設定された待機時間(数分程度)経過しても送信されない場合には、予約解除メッセージを基地局11に送信する(t16)。これは、図5で示したオプションのデータを「10」とすることにより行われる。予約解除メッセージを受け取った基地局11は、移動端末装置14の予約情報をクリアすることにより予約解除する。
【0032】
一方、移動端末装置14が疑似着呼を受け取った場合には、着信モードを通常のPS番号で着信できるモードに切り替える。そして、リンクチャネル確立要求を基地局11に送信する(t17)。
【0033】
基地局11は、疑似着呼を送信してから一定時間(数分程度)が経過しても移動端末装置14からリンクチャネル確立要求が送信されない場合には、予約解除処理を行って、その予約解除メッセージをPS−IDを用いて移動端末装置14に送信し、予約解除の旨を通知する。また、移動端末装置14の次に予約している移動端末装置に対して疑似着呼を送信する。
【0034】
一方、移動端末装置14からリンクチャネル確立要求が送信された場合には、基地局11は、PS−IDのチェックを行うことによって、予約されているPS−IDであることを確認する。そして、リンクチャネル割当を移動端末装置14に送信する(t18)。
【0035】
以後は、基地局11,移動端末装置14ともに通常の発呼処理を実行する。なお、基地局11における予約受け付けは、メモリ部11fの容量の許す限り行うことができる。メモリ部11fの容量オーバーとなっているときには、各移動端末装置に予約不可のメッセージを送信する。
【0036】
このように、この関連技術では、複数の移動端末装置の予約を受け付けるようにし、回線が空いた場合には、予約順にリンクチャネル確立要求を受け付けるようにしたので、公平な回線接続が可能となる。
【0037】
また、この関連技術では回線が空いたときに疑似着呼によって移動端末装置側に通知するようにしたので、利用者は、回線が空くまで発呼を繰り返す必要がなく、操作の無駄がなくなる。
【0038】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態では、ハードウェアの構成およびリンクチャネル確立要求の物理スロット構成については、先の関連技術で述べた構成とほぼ同じなのでこれらの説明省略する。
【0039】
図7は本発明の実施の形態における基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。本実施の形態では、移動端末装置14は、電源投入時などに、予め位置登録要求および特別番号を基地局11に自動的に送信する(t21)。ここで特別番号とは、回線ビジーのときメッセージだけでも送信したい場合に、予め登録しておく番号である。この特別番号のデータには、少なくとも、移動端末装置14を識別するPS−IDと、着信相手の電話番号とが含まれる。
【0040】
位置登録要求および特別番号を受けた基地局11は、これらの情報をメッセージ部11fに記憶し、移動端末装置14に対して特別番号送信の応答を行う(t22)。また、これと同時に、基地局11は、移動端末装置14に対して位置登録を受け付けたことを知らせる(t23)。なお、記憶した情報は、一定時間経過後にクリアされる。
【0041】
これらの登録が完了してから任意のタイミングで、移動端末装置14は、リンクチャネル確立要求を送信する(t24)。このとき、回線が空いていれば、基地局11は通常の回線接続を実行する。一方、回線がビジーの場合は、基地局11は、移動端末装置14に対してリンクチャネル割当拒否を行う(t25)。これを受けた移動端末装置14は、メッセージだけでも送信するモードを指示する情報をリンクチャネル確立要求に付加して送信する(t26)。情報の付加の方法としては、図5で示したオプション部分のデータを「11」とすることにより行われる。この情報を付加する機能は、移動端末装置14が自動的に行うようにしてもよいし、利用者の指示によって行うようにしてもよい。
【0042】
モード指示の情報の付加されたリンクチャネル確立要求を受けた基地局11は、受け付けたことを示す情報を付加してリンクチャネル割当拒否を移動端末装置14に送る(t27)。また、これと同時に、基地局11は、予めメモリ部11fに記憶されている着呼先に対して、回線のうち制御用の回線を使用して発呼をかける(t28,t29)。基地局11と着呼先間のパスは公衆回線13を介してオープンする。また、基地局11は、移動端末装置14に疑似着呼をかける(t30)。疑似着呼を受け取った移動端末装置14側では、通常と異なる呼び出し音などによって利用者に知らせる。また、この疑似着呼の後、リンクチャネル確立要求を送る(t31)。
【0043】
この間に回線が空けば基地局11は、通常の着信として移動端末装置14と着呼先との通話路をオープンする。一方、回線がビジーのままであれば、基地局11は、リンクチャネル確立要求に応じてリンクチャネル割当拒否を送る(t32)。
【0044】
このリンクチャネル割当拒否を受けた移動端末装置14は、再びリンクチャネル確立要求を送る(t33)が、このとき、メッセージ情報をリンクチャネル確立要求に付加して送る。こうすることにより、基地局11は、制御用の回線を使用して着呼先にメッセージを送信する(t34,t35)。このメッセージは、着呼先の端末装置で表示される。メッセージの内容としては、例えば回線が混雑中で通話ができない旨を知らせるといったものがある。
【0045】
このように、本実施の形態では、回線がビジーの場合には、メッセージだけでも着呼先に送信するようにしたので、通話ができない状態でもコンタクトをとることができる。
【0046】
次に、本発明のさらに別の関連技術について説明する。
なお、この関連技術では、ハードウェアの構成およびリンクチャネル確立要求の物理スロット構成については、先の関連技術で述べた構成とほぼ同じなのでこれらの説明省略する。
【0047】
図8は別の関連技術における基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。この関連技術では、まず、移動端末装置14がリンクチャネル確立要求を出力すると(t41)、最も近くにいる基地局11がこれを受け取る。このとき、基地局11が回線ビジーの場合に、基地局11は、移動端末装置14に対してリンクチャネル割当拒否を送信する(t42)。これにより、移動端末装置14および基地局11間の無線リンクが切断される。
【0048】
次いで、移動端末装置14は、基地局12など基地局11以外の基地局から例えば100ms単位で無線情報報知を受け取る(t43)。これにより周辺基地局を検索し、前回やりとりした基地局の次に近くにいる基地局を検索し、リンクチャネル確立要求を送信する(t44)。ここでは、例えば基地局11の次に基地局12が近くにいるものとする。リンクチャネル確立要求を受けた基地局12は、回線が空いていれば、移動端末装置14に対してリンクチャネル割当を行い(t45)、以後、通常の回線接続を実行する。もし、基地局12の回線がビジーであれば、移動端末装置14は、回線が接続できるまで周辺基地局検索およびリンクチャネル確立要求送信を繰り返し実行する。
【0049】
このように、この関連技術では、最初にリンクチャネル確立要求を送信した基地局が回線ビジーの場合には、通信可能な基地局を検索して回線の空いている基地局との接続を試みるようにしたので、回線接続の確率をより高めることができる。
【0050】
次に、本発明のさらに別の関連技術について説明する。
なお、この関連技術では、ハードウェアの構成およびリンクチャネル確立要求の物理スロット構成については、先の関連技術で述べた構成とほぼ同じなのでこれらの説明省略する。
【0051】
図9はさらに別の関連技術における基地局11および移動端末装置14間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。まず、この関連技術では、移動端末装置14がリンクチャネル確立要求を基地局11に送信する(t51)。これを受けた基地局11は、回線が空いていれば直ちに通常の回線接続を実行する。一方、回線がビジーの場合には、基地局11は、リンクチャネル割当拒否を送信せずに回線が空くまで待つ。そして、回線が空き次第、移動端末装置14にリンクチャネル割当を送る(t52)。
【0052】
また、この間、移動端末装置14側も、タイムアウトなどのエラーを行わずに、リンクチャネル割当がくるまで待機する。こうすることにより、予約処理を行うことなく確実に回線接続を行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、特別データ受け付け手段が、回線ビジーのときにメッセージを送る移動端末装置の認識コードと、メッセージの送り先である着呼先の電話番号とを含む特別データを予め受け取って記憶しておき、移動端末装置から回線接続要求があったときに回線がビジーでかつ制御用の回線が空いている場合に、メッセージ送信手段がその制御用回線を使用して着呼先にメッセージを送信するようにしたので、通話ができない状態でもメッセージで着呼先とコンタクトをとることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 輻輳回線接続装置の基本的な設置形態を示す図である。
【図2】信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】地局および移動端末装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】地局および移動端末装置間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図5】 リンクチャネル確立要求の物理スロット構成例を示す図である。
【図6】 別の関連技術における基地局および移動端末装置間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態における基地局および移動端末装置間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図8】 別の関連技術における基地局および移動端末装置間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。
【図9】 さらに別の関連技術における基地局および移動端末装置間のリンクチャネル確立の具体的な手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 移動端末装置
3 輻輳回線接続装置
3a 予約受け付け手段
3b 回線接続手段
4 公衆回線
11,12 基地局
13 公衆回線
14,15,16,17 移動端末装置

Claims (2)

  1. 複数の移動端末装置を相手に回線の接続を行う輻輳回線接続装置において、
    前記移動端末装置の認識コードおよび着呼先の電話番号を含む特別データを予め受け取って記憶する特別データ受け付け手段と、
    前記移動端末装置から回線接続要求があったときに、前記回線がビジーでかつ制御用の回線が空いている場合には、前記移動端末装置からの要求に従って、前記着呼先に発呼をかけ、前記制御用の回線を使用して前記着呼先にメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
    を有することを特徴とする輻輳回線接続装置。
  2. 前記着呼先に発呼できた場合、前記移動端末装置に対して通知する発呼完了通知手段、を有することを特徴とする請求項1記載の輻輳回線接続装置。
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