JP3647543B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本明細書で開示する発明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の画素領域の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アクティブマトリクス型の液晶表示装置が知られている。これは、ガラス基板または石英基板上にマトリクス状に画素を配置し、この画素のそれぞれに薄膜トランジスタを配置し、この薄膜トランジスタでもって画素電極に出入りする電荷を制御する構成を有している。
【0003】
このような構成においては、格子状に配置されたソース線とゲイト線に薄膜トランジスタのソース領域とゲイト電極とを接続する構成が必要とされる。
【0004】
また、画素電極の縁を覆って設けられたBM(ブラックマトリクス)という遮光膜が必要とされる。
【0005】
BMは、金属膜で構成されており、画素領域においては、画素電極の部分以外を遮光するような配置される。
【0006】
このゆうな構成において、ソース線の薄膜トランジスタとの接続部とBMとがショートしてしまう問題が生じる。
【0007】
図2(B)に薄膜トランジスタの活性層202の一部とソース線206とが重なる分の断面の概要を示す。図2(A)に示すのは、図2(B)に示す断面を上から見た状態である。
【0008】
図2において、201がガラス基板また石英基板であり、202が下地膜である酸化珪素膜である。そして203が薄膜トランジスタの活性層であり、図に示されているのは、そのソース領域の部分である。
【0009】
そして204がゲイト絶縁膜として機能する酸化珪素膜であり、205が第1の層間絶縁膜膜である。そしてゲイト絶縁膜204と第1の層間絶縁膜205に開口が形成され、そこでソース線206が活性層203の一部にコンタクトしている。
【0010】
コンタクト部は、通常図2(A)の209で示されるような四角形、または円形形状を有している。
【0011】
ソース線206上には第2の層間絶縁膜207が設けられており、その上にブラックマトリクス208が設けられている。
【0012】ここで、コンタクト部209の寸法は2μm角乃至5μm角程度である。そしてその深さは第1の層間絶縁膜の厚さ分である300nm〜500nm程度である。また、ソース線206の厚さは300nm程度である。さらに、第2の層間絶縁物絶縁膜の厚さは300nm程度である。
【0013】
このような構成において、ソース線206および第2の層間絶縁膜207の被覆性が必ずしも良くないことから、210で示される領域において、BM208とソース線206とのショートが発生してしまう。
【0014】
特に第2の層間絶縁膜のコンタクト開口内部における被覆性が悪く、開口内部の側面においては、その膜厚は極端に薄くなってしまっている領域も存在する。このような領域では、BM208を構成する材料とソース線206とがコンタクトしてしまう自体は生じてしまう。
【0015】
この現象は確率の問題ではあるが、数十万以上のコンタクト部を形成する必要のあるアクティブマトリクス型の液晶表示装置においては、不良の発生の大きな原因となる。
【0016】
この問題を解決するには、第2の層間絶縁膜207の膜厚を厚くすることが考えられる。しかし、210の領域にはピンホールは形成されやすく、そこを伝わってソース線206とBM208とのショートが生じやすい。
【0017】
従って、第2の層間絶縁膜207の膜厚を厚くすることは、それほど効果的なことではない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本明細書で開示する発明は、多層配線が必要とされるアクティブマトリクスが型の液晶表示装置の構成において、BMと配線とが意図しないコンタクトを形成してしまうことを防ぐ構成を提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本明細書で開示する発明の一つは、図1にその具体的な構成を示すように、
第1の配線または電極または半導体103上に形成された第1の絶縁膜104および/または105と、
前記第1の絶縁膜上に形成された第2の配線106と、
前記第1の絶縁膜に形成された第1の開口と、
前記第2の配線上に形成された第2の絶縁膜110と、
前記第2の絶縁膜上に形成された金属膜108と、
を有し、
前記第1の絶縁膜に形成された第1の開口を介して前記第1の配線または電極または半導体と前記第2の配線とが接続されており、
前記金属膜の前記第1の開口に対応する領域には、第2の開口107が形成されていることを特徴とする。
【0020】
他の発明の構成は、図1にその具体的な例を示すように、
薄膜トランジスタの活性層103上に形成された第1の絶縁膜104および/または105と、
前記第1の絶縁膜上に形成されたソース線106と、
前記第1の絶縁膜に形成された第1の開口と、
前記第ソース線上に形成された第2の絶縁膜110と、
前記第2の絶縁膜上に形成されたブラックマトリクスを構成する金属膜108と、
を有し、
前記第1の絶縁膜に形成された第1の開口を介して前記活性層と前記ソース線とが接続されており、
前記ブラックマトリクスを構成する金属膜の第1の開口に対応する領域には、第2の開口107が形成されていることを特徴とする。
【0021】
【実施例】
〔実施例1〕
図1に本実施例の構成の概略を示す。図1(A)はコンタクト部を上面から見た図であり、図1(B)はコンタクト部の断面を示したものである。
【0022】
図1(B)には、ガラス基板101上に下地膜として酸化珪素膜102は成膜され、さらにその上に結晶性珪素膜でなる薄膜トランジスタの活性層103が形成され、この活性層103にゲイト絶縁膜104と第1の層間絶縁膜105に開けた開口を介してソース106がコンタクトしている構成が示されている。
【0023】
110はソース線106を覆って設けられただ第2の層間絶縁膜であり、その上にBM108が設けられている。
【0024】
ここで重要なのは、コンタクト111が形成される領域に合わせて、BM108に開口107が形成されていることである。なおこの開口107の縁が109で示される。
【0025】
この開口107は、BMを各画素に対応したものにパターニングする際に同時に行われる。従って、従来の構成に比較して特にマスクが増えるというようなことはない。
【0026】
このような構成とすることにより、BM108とソース線106はショートするような問題を解決することができる。なお、ソース線の部分にBMが一部存在していなくても特に問題とはならない。
【0027】
〔実施例2〕
本実施例は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の他部の構造に関する。アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、ゲイト線とソース線とが格子状に配置された構成を有している。
【0028】
ここでゲイト線がマトリクス状の行方向に配置された薄膜トランジスタのゲイト電極に接続される。そしてソース線は、マトリクス状に配置された列方向の薄膜トランジスタのソースに接続される。
【0029】
従って、完成後においては、ゲイト線とソース線とは直接接続されていない。しかし、装置の作製過程においては、両者を同電位とするためにゲイト線とソース線とは接続されている。(液晶パネルの完成後に切断される)
【0030】
ソース線とゲイト線とは層間絶縁膜を介して上下に分離絶縁されている。しかし、この場合も図2で示したようにブラックマトリクスとソース線とのショートが問題となる。これは、ソース線とゲイト線とのコンタクト部分の断面形状が複雑になることに起因する。
【0031】
図3の本実施例の概略の構成を示す。図3に示されるのは、ガラス基板101上に形成された下地膜102とゲイト絶縁膜103、さたにゲイト絶縁膜上に形成されたゲイト線301である。
【0032】
ゲイト線301はゲイト電極を兼ねる構成、またはその一部が延在してゲイト電極を構成している。
【0033】
ゲイト線301はアルミニウムで構成されており、その表面には保護膜として陽極酸化膜302が形成されている。
【0034】
そして陽極酸化膜302と第1の層間絶縁膜105に開口が形成され、ソース線106がゲイト線301にコンタクトしている。
【0035】
ここで第2の層間絶縁膜110のコンタクト付近での断面形状が複雑なものとなり、その上に形成されるBM108とソース線106とのショートが懸念される。
【0036】
しかし、本実施例に示す構成においては、図3に示すようにコンタクト付近におけるBM108に開口を形成し、上記の問題が生じないようにしている。
【0037】
【発明の効果】
本明細書で開示する発明を利用することで、多層配線が必要とされるアクティブマトリクスが型の液晶表示装置の構成において、BMと配線とが意図しないコンタクトを形成してしまうことを防ぐ構成を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のコンタクト付近の断面を示す図。
【図2】 従来例のコンタクト付近の断面を示す図。
【図3】 実施例のコンタクト付近の断面を示す図。
【符号の説明】
101 ガラス基板
102 下地膜(酸化珪素膜)
103 活性層(結晶性珪素膜)
104 ゲイト絶縁膜(酸化珪素膜)
105 層間絶縁膜
106 ソース線
107 BM(ブラックマトリクス)に形成された開口
108 BM(ブラックマトリクス)
109 BM(ブラックマトリクス)に形成された開口の縁
110 層間絶縁膜
Claims (3)
- 基板上にマトリクス状に配置された画素と、
前記画素それぞれに配置され、画素電極を制御する薄膜トランジスタと、
ソース線と、ゲイト線と、を有する半導体装置であって、
前記薄膜トランジスタの半導体上に形成された第1の開口を有する第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に前記第1の開口を介して前記半導体と接続するように形成された前記ソース線と、
前記第1の絶縁膜及び前記ソース線上に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜上に前記画素電極の部分以外を遮光するように、且つ前記画素電極の縁を覆うように形成されたブラックマトリクスと、を有し、
前記画素電極の縁を覆うように形成されたブラックマトリクスには、前記第1の開口に対応して且つ前記ソース線上の領域内に、前記第1の開口を介して前記半導体と前記ソース線がコンタクトする領域に形成されている前記ソース線と前記ブラックマトリクスとのショートを防止する第2の開口が形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1において、前記第1の開口の寸法は、2μm角乃至5μm角であることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1または請求項2において、前記第1の絶縁膜の厚さは、300nm〜500nmであることを特徴とする半導体装置。
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Publications (2)
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CN1148600C (zh) | 1996-11-26 | 2004-05-05 | 三星电子株式会社 | 薄膜晶体管基片及其制造方法 |
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1996
- 1996-02-20 JP JP5833196A patent/JP3647543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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