JP3645476B2 - スノーブラシの回転自動制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スノーブラシの回転自動制御方法に係り、詳しくは、スノーブラシによる除雪作業において、スノーブラシの摩耗が進行し有効直径が減少してもスノーブラシの周速度を、常に適正に維持できるようスノーブラシの回転速度の可変制御を行い、さらに作業車両の速度に適合したスノーブラシの周速度を維持することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
スノーブラシによる除雪装置は公知のものであるが、スノーブラシの回転速度については一定回転であるため、スノーブラシの摩耗により有効直径が減少した場合、周速度は低下し、それに伴い除雪作業効率が低下する、また、作業車両の速度が変化してもスノーブラシの回転速度は可変しないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
従来作業車両に配設されたスノーブラシによる除雪作業においては、作業の進行に伴いスノーブラシの摩耗が進行する。このためスノーブラシの有効直径が減少した場合、回転速度が一定回転のため該スノーブラシの周速度は低下する。
したがって、除雪精度を維持しようとすれば、車両速度を減速しなければならないため除雪作業効率も低下するものとなっていた。
そこで、除雪作業効率の低下を防止するためには、スノーブラシの使用限界における有効直径最小時の周速度を維持するよう回転速度を設定する必要があるが、これはスノーブラシの使用初期においては摩耗していないため該スノーブラシの有効直径が最大の状態であるため、周速度は必要以上に高いものとなっているため、無駄な動力を消費することになる。また、スノーブラシの周速度が必要以上に高いためスノーブラシを必要以上に摩耗させ、耐久性からも好ましくないものとなっている。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
請求項1記載の発明は、作業車両Aに配設されたスノーブラシ8に回転を与えている油圧モータの入口と出口に圧力検出センサ23、24を具備し、さらに、車両速度を検出するセンサとキャスタホイール昇降用シリンダ(11、12)の内部に各々具備されている全ストローク位置検出センサ(15、16)を具備した除雪作業において、車両速度検出センサよりの検出信号と、圧力検出信号とキャスタホイール昇降用シリンダ11、12の内部に各々具備されている全ストローク位置検出センサ15、16による検出信号を自動制御装置25に入力し、マイコンによる演算後、その指令制御信号を基に可変容量型油圧ポンプ22の油量制御作動により油圧モータ回転しスノーブラシ8を回転させ、除雪作業の進行によりスノーブラシ8が摩耗し有効直径が減少進行しても、該スノーブラシの回転速度を順次上昇させてスノーブラシの適正接地圧を維持しながら、作業車両Aの速度の高低に合わせてスノーブラシ8を適正回転させスノーブラシ8の適正周速度を維持し、除雪作業効率を向上維持させることを特徴とするものである。
【0006】
本発明は、さらに下記のように構成されている
作業車両のスノーブラシによる除雪作業速度に対して最適なスノーブラシの周速度となるよう、車両速度を検出するセンサを作業車両に具備し(図示略)、その信号を自動制御装置に入力しマイコンにより演算後、その指令制御信号を基に可変容量型油庄ポンプの油量制御作動により油圧モータがスノーブラシを常時適正に回転させることにより、作業車両の速度の高低に合わせてスノーブラシの周速度を可変させ、最適な作業効率を維持することを可能とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
作業車両Aに配設された懸架装置1により支持され、スノーブラシ昇降用シリンダ3、変角用シリンダ5、6、キャスタホイール昇降用シリンダ11、12及び油圧モータ9等のアクチュエータを介して昇降及び進行角の左右変角とスノーブラシ8の回転が可能なスノーブラシ装置において、ブラシ用カバー7の両側に具備された軸受部にスノーブラシの軸部が回転自在に枢支され、該軸受部には油圧モータ9が着設されている。
【0008】
図1及び図2を参照して、作業車両Aの前部フレームに固着されている懸架装置1にスノーブラシ8及びブラシ用カバー7がセンター軸10により回動自在に支持されている支持枠4の背面に、複数のリンク2が各々ピンにより回動自在に連結されており、フレーム先端中央部のブラケットに直立状態のスノーブラシ昇降用シリンダ3のトラニオンが回動自在に連結され、該スノーブラシ昇降用シリンダ3のピストンロッドの先端部と支持枠4の背面とがピンにより回動自在に連結され、該スノーブラシ昇降用シリンダ3の伸縮作動によりスノーブラシ8及び支持枠4等が昇降するものである。
支持枠4の中央には水平状態で2本の変角用シリンダ5、6のクレビスが各々ピンにより回動自在に連結され、各々のピストンロッドの先端はブラシ用カバー7の背面左右に各々ピンにより回動自在に張設されている。スノーブラシ8の進行角の変更については、変角用シリンダ5、6が左右同時に相反する伸縮作動をすることにより、該スノーブラシ8の進行角が左右各々へ任意に形成されるものであり、作業車両の進行方向に対して左右各々の方向へ自在に排雪が可能となるものである。
【0009】
スノーブラシ8の接地については、ブラシ用カバー7の背面左右に各々配設されているキャスタホイール13、14の昇降により微調整を行うものであり、キャスタホイール13、14の昇降はキャスタホイール昇降用シリンダ11、12の伸縮作動によるものである。
さらに、キャスタホイール昇降用シリンダ11、12においては、ピストンロッドのストローク位置は全て検出される全ストローク位置検出型に構成されている油圧シリンダである。
【0010】
以下、キャスタホイール装置Bの構成を、ブラシ用カバー背面の左側に装着のキャスタホイール装置で説明をする。
ブラシ用カバー背面に固着された支持ボス26にはスイングアーム27が回動自在に嵌遊されて、スイングアーム27の中央曲面部にはアッパーリンク28の端部がピンにより回動自在に連結されており、アッパーリンク28の他端はピンによりリンクブラケット30の上部に回動自在に連結されている。
さらに、リンクブラケット30の下部にはシャフト31により回動自在にロアーリンク29がキャスタホイール13と同軸連結されており、ロアーリンク29の他端はピンによりスイングアーム27の下部に回動自在に連結されている。
また、スイングアーム27の上端には直立状態のキャスタホイール昇降用シリンダ11のトラニオンが回動自在に連結され、該キャスタホイール昇降用シリンダ11のピストンロッドの先端部はピンによりリンクブラケット30の中央部に回動自在に連結されているものである。
【0011】
図3及び図4を参照して、作業時にスノーブラシ8の摩耗による有効直径の減少によりスノーブラシ8の接地力が減少するため、スノーブラシに掛かる負荷により発生する油圧モータの入口と出口の圧力を圧力検出センサ23、24の検出信号として自動制御装置25の「モータ入力回路」へ入力し、シリンダの検出信号と共にマイコンによる演算後の制御信号として「シリンダ制御回路」より出力し、コントロールバルブ19、20及び比例制御リリーフバルブ17、18を制御作動させることにより、キャスタホイール昇降用シリンダ11、12を適宜微少上昇作動させることで、キャスタホイール13、14も微少上昇することになりスノーブラシ8の接地調整が可能となり、設定値を維持することができる。
【0012】
上記自動制御作動によるキャスタホイール昇降用シリンダl1、12のシリンダの作動量は、ピストンロッド全ストローク位置検出センサ15、16による信号を「シリンダ入力回路」へ入力し、マイコンにより演算することによりスノーブラシの摩耗による有効直径の変化量が算出できるため、「モータ(可変ポンプ)制御回路」よりの出力制御信号により可変容量型油圧ポンプ22を制御作動させることにより油圧モータ9の回転速度を増速させる。
したがって、スノーブラシの回転速度も増速となり、設定値通りの周速度を維持できるものである。
なお、油圧回路においては、キャスタホイール昇降用シリンダ11、12を作動させている油圧源である油圧ポンプ21は定容量型であり、スノーブラシを回転制御させている可変容量型油圧ポンプ22とは別系統のため互いに何ら影響されることはない。
【0013】
さらに、スノーブラシによる除雪作業において、作業車両Aの速度を検出するセンサを作業車両Aに具備し(図示略)、その車両速度検出信号を自動制御装置25に入力しマイコンにより演算後、その指令制御信号を基に可変容量型油圧ポンプ22の油量制御作動により油圧モータ9がスノーブラシ8を適正回転させることにより、作業車両Aの速度の高低に合わせてスノーブラシの周速度を可変させ、最適な作業効率を維持することを可能とする。また図4においては、太線は油圧回路を示し、細線は電気回路を示すものである。
なお、スノーブラシ装置の配設位置は作業車両の前方の他に中央あるいは後方でも可能であり、配設位置を特定しないものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.スノーブラシの摩耗により有効直径が減少しても、常に適正な周速度を維持できるため除雪作業が効率的である。
2.スノーブラシの摩耗により有効直径が減少しても、常に適正な周速度を維持できるため無駄な動力の消費を防止できる。
3.スノーブラシの摩耗により有効直径が減少しても、常に適正な周速度を維持できるため該スノーブラシ装置の耐久性からも大変好ましいものである。
4.路上の雪の状況に合わせた作業車両の速度に最適なスノーブラシの周速度を設定することが可能であるため、スノーブラシの摩耗を最少とし寿命延長に効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両にスノーブラシ装置を配設した側面図である。
【図2】作業車両にスノーブラシ装置を配設した平面図である。
【図3】キャスタホイール昇降用シリンダを作動させる油圧回路図である。
【図4】スノーブラシ装置を作動させる全体系統図である。
【符号の説明】
A 作業車両
B キャスタホイール装置
1 懸架装置
2 リンク
3 スノーブラシ昇降用シリンダ
4 支持枠
5、6 変角用シリンダ
7 ブラシ用カバー
8 スノーブラシ
9 油圧モータ
10 センター軸
11、12 キャスタホイール昇降用シリンダ
13、14 キャスタホイール
15、16 全ストローク位置検出センサ
17、18 比例制御リリーフバルブ
19、20 コントロールバルブ
21 油圧ポンプ
22 可変容量型油圧ポンプ
23、24 圧力検出センサ
25 自動制御装置
26 支持ボス
27 スイングアーム
28 アッパーリンク
29 ロアーリンク
30 リンクブラケット
31 シャフト

Claims (1)

  1. 作業車両(A)に配設されたスノーブラシ(8)に回転を与えている油圧モータ(9)の入口と出口に圧力検出センサ(23、24)を具備し、さらに、車両速度を検出するセンサとキャスタホイール昇降用シリンダ(11、12)の内部に各々具備されている全ストローク位置検出センサ(15、16)を具備した除雪作業において、車両速度検出センサよりの検出信号と、圧力検出信号とキャスタホイール昇降用シリンダ(11、12)内部に各々具備されている全ストローク位置検出センサ(15、16)による検出信号を自動制御装置(25)に入力し、マイコンによる演算後、その指令制御信号を基に可変容量型油圧ポンプ(22)の油量制御作動により油圧モータ(9)が回転しスノーブラシ(8)を回転させ、除雪作業の進行によりスノーブラシ(8)が摩耗し有効直径が減少進行しても、該スノーブラシの回転速度を順次上昇させてスノーブラシの適正接地圧を維持しながら、作業車両(A)の速度の高低に合わせてスノーブラシ(8)を適正回転させ、スノーブラシ(8)の適正周速度を維持し、除雪作業効率を向上維持させることを特徴とするスノーブラシの回転自動制御方法。
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