JP2002061139A - ブラシ清掃作業車 - Google Patents

ブラシ清掃作業車

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JP2002061139A JP2000252604A JP2000252604A JP2002061139A JP 2002061139 A JP2002061139 A JP 2002061139A JP 2000252604 A JP2000252604 A JP 2000252604A JP 2000252604 A JP2000252604 A JP 2000252604A JP 2002061139 A JP2002061139 A JP 2002061139A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシ体の旋回動作によってブラシロールの接
地幅のバランスがくずれることがない作業効率の高いブ
ラシ清掃作業車の提供を目的としている。 【解決手段】走行車体と、この走行車体に連結手段8を
介して取り付けられるブラシ装置3とを備え、ブラシ装
置3に設けられたブラシロールによって路面清掃を行な
うブラシ清掃作業車において、ブラシ装置3は、ブラシ
ロールを支持するとともに連結手段8に対して旋回軸O
を中心に左右に旋回可能な装置本体3aと、装置本体3
aを両側で支持する一対の支持体3b,3bとからな
り、旋回軸Oを中心とする装置本体3aの左右の旋回動
作に応じて一対の支持体3b,3bを装置本体3aに対
して昇降させる昇降機構21,60を備えていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路や飛行場滑走
路等の路面の清掃、特に除雪を行なうブラシ清掃作業車
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、路面の清掃を行なう清掃作業車
は、回転駆動するロール状の清掃ブラシ(以下、ブラシ
ロールという。)を備えたブラシ装置を走行車体に装着
して成る。このような清掃作業車は、ブラシロールを路
面に接触させた状態で回転させながら車体を走行させる
ことにより路面清掃を行なう。
【0003】ブラシロールによる清掃性能は、ブラシロ
ールの掃き面幅、すなわち、ブラシロールの接地幅によ
って大きく左右される。つまり、ブラシロールが路面の
状態に応じた適正な接地幅で接地されていないと、十分
な清掃を行なうことができない場合がある。一般に、ブ
ラシロールの接地幅が小さすぎると清掃が不十分とな
り、また、接地幅が大きすぎるとブラシロールが過度に
摩耗する。さらに、ブラシロールが路面に対して平行に
接地されず、ブラシロールの両端で接地幅が異なる場合
には、均一な路面清掃を行なうことができず、掃き残し
ができるとともに、ブラシロールの摩耗も均一にならな
くなる。
【0004】こうしたことから、従来は、ブラシロール
の接地幅をある程度の範囲で変化させることができる調
整機構をブラシ装置に設け、この調整機構によってブラ
シロールの接地幅を適当な値に設定することにより、清
掃性能の向上を図っている。図6および図7に清掃作業
車の一例である除雪車100が示されている。図6の
(a)に示すように、除雪車100には、車体88のシ
ャーシの前端部に連結体81を介して除雪ブラシ装置8
0が取り付けられている。除雪ブラシ装置80は、ブラ
シ体80aと、このブラシ体80aを両側で支持する支
持体80bとによって構成されている。
【0005】ブラシ体80aは、車体88の幅方向に伸
びる長尺な本体120と、本体120と一体に形成され
且つ本体120の両側から車体88側に向けて延びるア
ーム92,92(図6の(b)および図7参照)と、本
体120に支持され且つ本体120に沿って延びるブラ
シロール83とからなる。この場合、ブラシロール83
は、例えばブラシ体80aの一側端に設置されたチェー
ンケース94内のチェーンを油圧モータ93によって駆
動させることにより回転動作するようになっている。ま
た、支持体80bは、ブラシ体80aのアーム92,9
2(図6の(b)および図7参照)に昇降可能に取り付
けられており、路面に接地されるその支持タイヤ85が
支点97(図7参照)を中心として回転自在となってい
る。
【0006】また、ブラシ体80aは、旋回軸Oを中心
に左右に旋回可能であり、また、揺動軸105を中心に
上下に揺動自在となっており、旋回軸Oを中心としたブ
ラシ体80aの左右の旋回動作は、連結体81とブラシ
体80aとの間に架設された油圧シリンダ95の伸縮動
作によって行われるようになっている。
【0007】また、図6の(b)に示すように、ブラシ
装置80は、ブラシ体80aを昇降させてブラシロール
83と路面との接地幅を調整するための調整機構を備え
ている。この調整機構はアジャストスクリュー87を有
しており、アジャストスクリュー87を工具によって例
えば時計方向に回すと支持体80bが下降するとともに
ブラシ体80aが上昇し、また、アジャストスクリュー
87を反時計方向に回すと支持体80bが上昇するとと
もにブラシ体80aが下降するようになっている。この
ような機構により、ブラシ体80aの荷重を受けて路面
90に常時接地される支持タイヤ85に対してブラシ体
80aが上下し、これによって、ブラシ体80aのブラ
シロール83の路面90に対する接地幅B(図6の
(c)参照)が変化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示さ
れるように、ブラシ装置80の旋回軸Oとブラシ体80
a(揺動軸105を中心に上下に揺動する部分全体)の
重心Gとが一致していない場合、ブラシ体80aを図中
実線で示す状態から一点鎖線で示す状態へと旋回させる
と、重心Gが図中G´で示す位置までずれてしまう。そ
のため、ブラシ体80aは、揺動軸105を中心に上下
に揺動自在であることから、ブラシ体80aが持ち上げ
られた状態においてのバランスもくずれ、ブラシ体80
aの支持軸110に対する重心の偏り及び図8でのS1
<S2による支持タイヤ85,85の撓み量の極端なア
ンバランス(図8では左側の支持タイヤ85に作用する
荷重が大きくなって左側の支持タイヤ85が大きく撓
む)によって路面との平行状態がくずれ、ブラシロール
83の両端で接地幅にずれが出てしまう(ブラシロール
83の全長にわたって接地幅Bが均一にならなくな
る)。
【0009】無論、こうしたブラシロール83の接地幅
のずれは、前述した調整機構(図6の(b)参照)によ
って調整することができる。しかし、ブラシ体80a
(ブラシロール83)の路面に対する平行状態のくずれ
は、旋回軸Oと重心Gとがずれている限り旋回方向(除
雪方向)を変える度に生じるものであるから、特に除雪
方向を何度も切り換えて行なう除雪作業では、その切り
換えの度に接地幅の調整を行なわなくてはならず、その
作業は極めて繁雑である。
【0010】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、ブラシ体の旋回動作
によってブラシロールの接地幅のバランスがくずれるこ
とがない作業効率の高いブラシ清掃作業車を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、走行車体と、この走行車体に連結手段を
介して取り付けられるブラシ装置とを備え、前記ブラシ
装置に設けられたブラシロールによって路面清掃を行な
うブラシ清掃作業車において、前記ブラシ装置は、ブラ
シロールを支持するとともに前記連結手段に対して旋回
軸を中心に左右に旋回可能な装置本体と、前記装置本体
を両側で支持する一対の支持体とからなり、前記旋回軸
を中心とする装置本体の左右の旋回動作に応じて前記一
対の支持体を前記装置本体に対して昇降させる昇降機構
を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。
【0013】図1には、ブラシ清掃作業車の一例として
の除雪車1が示されている。この除雪車1は、作業用エ
ンジンを搭載しエアノズル10等が装着された走行車体
2と、この走行車体2のシャーシの前端部に連結体8を
介して取り付けられた除雪ブラシ装置3とから成る。
【0014】図1〜図4に示すように、ブラシ装置3
は、連結体8に連結された装置本体としてのブラシ体3
aと、このブラシ体3aを両側で支持する支持体3b,
3bとによって構成されている。
【0015】ブラシ体3aは、旋回軸O(図1中のZ軸
と平行な軸)を中心に左右に旋回可能で、且つ、揺動軸
18(図1中のX軸と平行な軸)を中心に上下に揺動自
在となっている。具体的には、ブラシ体3aは、車体2
の幅方向に延びる長尺な本体部14と、本体部14の中
央部と連結体8とを連結する支持部19と、本体部14
に支持され且つ本体部14の長手方向に沿って延在する
ブラシロール4とから主に構成されている。支持部19
は、本体部14の中央部との連結部位を旋回軸Oとして
本体部14を左右に旋回可能に支持するとともに、本体
部14が連結体8に対して揺動軸18を中心に上下に揺
動自在となるように本体部14を支持している。
【0016】なお、旋回軸Oを中心とする本体部14の
左右の旋回動作は、支持部19と本体部14との間に架
設された一対の油圧シリンダ7,7の伸縮動作によって
行われるようになっている。また、図示しないが、雪を
車体2側の車輪38によって踏み固めてしまわないよう
に、車体2側の車輪38は、ブラシ体3aを旋回させた
状態でも、ブラシ体3aの掃き幅内に納まるように位置
している。また、ブラシ装置3の旋回軸Oは、ブラシ体
3a(揺動軸18を中心に上下に揺動する部分全体)の
重心Gと一致していない。
【0017】図2に詳しく示されるように、ブラシロー
ル4は、長尺な軸部材12の周囲に剛毛を植設してロー
ル状に形成したものであり、その軸部材12が一対のシ
ャフト44を介して本体部14に取り付けられている。
また、ブラシロール4は、その両側に設置された油圧モ
ータによって直接に回転駆動されるようになっている。
【0018】一対のシャフト44は、ブラシロール4の
軸部材12の両端部を回転可能に支持するとともに、支
軸57(図1中のY軸と平行な軸)を介して本体部14
に回動可能に取り付けられている。また、一対のシャフ
ト44間には、本体部14に沿って平行に延びる連結部
材59が架設されている。また、連結部材59と本体部
14との間には、本体部14に対するシャフト44の取
り付け角度を調整するためにシャフト44を本体部14
に対して回動させるターンバックル52と、シャフト4
4を介してブラシロール4全体を路面と接触する作業位
置と路面から離間される非作業位置との間で本体部14
に対して大きく上下動させる油圧シリンダ54とがそれ
ぞれ架設されている。
【0019】また、連結部材59には、ブラシロール4
を上側から覆うメインカバー31が回動可能に取り付け
られ、メインカバー31には、ブラシロール4の回転動
作によって掃き出された雪が飛散する(跳ね上がる)こ
とを防止する飛散防止カバー5が回動可能に取付けられ
ている。これらのカバー5,31は、ブラシロール4と
所定距離離間して位置し、ブラシロール4の前方および
上方をその略全長にわたってカバーしている。
【0020】なお、図中、50は飛散防止カバー5の傾
斜角度を調整するために飛散防止カバー5をメインカバ
ー31に対して回動させる油圧シリンダ、51はメイン
カバー31の傾斜角度を調整するためにメインカバー3
1を連結部材59に対して回動させるターンバックル、
53は車体2側の車輪38の接地圧を調整するための油
圧シリンダ(昇降シリンダ)、6は油圧モータや油圧シ
リンダ7に圧油を供給する油圧管路である。
【0021】図5に詳しく示されるように、ブラシ体3
aを両側で支持する支持体3bは、本体部14内に回転
可能且つ上下動可能に挿通配置された筒状の昇降部材6
6と、昇降部材66内に嵌挿され且つ昇降部材66と一
体に上下動する軸部材64とによって主に構成されてい
る。また、昇降部材66の下端から突出する軸部材64
の部位には支持アーム70が連設されており、この支持
アーム70には支持タイヤ13が回転可能に取り付けら
れている。
【0022】また、昇降部材66の外周面の一部には雄
ネジ72aが形成されており、この雄ネジ72aは本体
部14の内周面に形成された雌ネジ72bと螺合してい
る。すなわち、雄ネジ72aと雌ネジ72bとの螺合に
よって、本体部14に対する昇降部材66の回転動作お
よび昇降動作が規定されるようになっている。なお、ブ
ラシ体3aの左右にそれぞれ位置する支持体3b,3b
は、そのネジ72a,72bの巻き方向が互いに逆向き
になっている。つまり、例えば左側に位置する支持体3
bのネジ72a,72bが右ネジに設定される場合に
は、右側に位置する支持体3bのネジ72a,72bは
左ネジに設定される。また、本実施形態では、ブラシ体
3aを左右に旋回した時に左右の支持タイヤ13の撓み
の差を矯正するように、ネジ72a,72bの回転角を
考慮の上、ネジ72a,72bのピッチが選択されてい
る。
【0023】昇降部材66の上端部にはレバー60の一
端部が固定的に取り付けられており、このレバー60の
他端部にはロッド21の一端部が回動可能に取り付けら
れている。また、ロッド21の他端部は支持部19に回
動可能に取り付けられている(図3および図4参照)。
したがって、ブラシ体3aが旋回軸Oを中心に左右に旋
回すると、ロッド21とレバー60とを介して昇降部材
66が回動し、ネジ72a,72bの作用により本体部
14(ブラシ体3a)に対して昇降部材66(支持体3
b)が昇降する。すなわち、ロッド21とレバー60
は、昇降部材66およびネジ72a,72bと共に、ブ
ラシ体3aの旋回動作に応じて支持体3aをブラシ体3
aに対して昇降させる昇降機構(リンク機構)を構成し
ている。
【0024】なお、ブラシ体3aの昇降動作を可能にす
るために、連結体8には、図2に示すように平行リンク
機構26a,26bが設けられている。この平行リンク
機構26a,26bは、ブラシ体3aが前記昇降機構に
よる作用や油圧作動の昇降シリンダ53によって昇降動
作すると、連結体8を車体2のシャーシの前端部に対し
上下に揺動させる。
【0025】次に、上記構成のブラシ装置3の動作につ
いて説明する。
【0026】ブラシ装置3を搭載した除雪車1によって
例えば滑走路の除雪を行なう場合には、まず、油圧シリ
ンダ54によりブラシ体3aを路面から上方に離間保持
した状態で滑走路の所定位置まで除雪車1を搬送し、除
雪車1を除雪スタート位置に付かせる。そして、滑走路
に積もった雪の質(雪の密度)と積雪量とに応じてブラ
シロール4の接地幅を決定し、続いて、図3に示される
ようにブラシ装置3を正面に向けた状態で、油圧シリン
ダ54によってブラシ体3aを降下させてブラシロール
4を路面に接地させる。この時、ブラシロール4の全長
にわたって接地幅が均一になるように(ブラシロール4
が路面と平行になるように)、本実施形態では、ブラシ
装置3の重心Gの位置等が設定されている。
【0027】次に、風向き等により除雪方向を決定し、
その方向にブラシ体3aを旋回軸Oを中心に旋回させ
る。ここでは、図4に示されるように、ブラシ体3aを
左方向に旋回させる。このようにして、ブラシ体3aを
旋回軸Oを中心に左方向に旋回させると、重心Gが図中
G´で示す左側位置までずれてしまい、左側の支持タイ
ヤ13に作用する荷重が増し、この左側の支持タイヤ1
3が撓む。そのため、ブラシロール4の左側で接地幅が
大きくなり、ブラシロール4の全長にわたって接地幅が
均一にならなくなる。しかしながら、本実施形態では、
旋回軸Oを中心とするブラシ体3aの左右の旋回動作に
応じて支持体3bをブラシ体3aに対して昇降させる昇
降機構が設けられており、ブラシ体3aの左右の旋回量
に応じた量だけ一方の支持体3bがブラシ体3aに対し
て上昇されるとともに他方の支持体3bがブラシ体3a
に対して下降されるようになっているため、路面に対す
るブラシロール4の接地幅はブラシロール4の全長にわ
たって常に略均等に維持される。
【0028】具体的には、ブラシ体3aが旋回軸Oを中
心に左方向に旋回すると、ロッド21とレバー60とを
介して各支持体3bの昇降部材66が回動し、左側の支
持体3bの昇降部材66は、右ネジ72a,72bの作
用により、本体部14(ブラシ体3a)に対して下降す
るとともに、右側の支持体3bの昇降部材66は、左ネ
ジ72a,72bの作用により、本体部14(ブラシ体
3a)に対して上昇する。本実施形態では、左右の支持
タイヤ13の撓みの差を矯正するようにネジ72a,7
2bのピッチが選択されているため、左右の支持体3b
(昇降部材66)の相反する昇降動作によって路面に対
するブラシロール4の平行状態は維持され、ブラシロー
ル4は初めに設定された接地幅がその全長にわたって均
一に保持される。つまり、一度接地幅を調整すればその
後どのような方向にブラシ体3aを旋回させても接地幅
はブラシロール4の全長にわたって変化しないため、ブ
ラシ体3aの旋回方向を変える度に接地幅の調整を行な
わなくて済む。
【0029】ブラシロール4を所定の接地幅で路面に接
地し且つブラシ体3aを所定の旋回方向に保持したら、
今度は、ブラシロール4を回転駆動させて車体2を走行
させ、除雪作業を開始する。なお、この除雪作業中は、
ブラシロール4で除雪し且つその残雪をエアノズル10
で側方に吹き飛ばしながら走行路面の除雪を行ない、U
ターンしたら必要に応じてブラシロール4を反対側に旋
回させる。無論、この場合も、前述したと同様の原理に
よってブラシロール4の平行状態は維持されるため、ブ
ラシロール4の接地幅を再調整する必要はない。
【0030】以上説明したように、本実施形態の除雪車
1は、旋回軸Oを中心とするブラシ体3aの左右の旋回
動作に応じて支持体3bをブラシ体3aに対して昇降さ
せる昇降機構を備え、ブラシ体3aの左右の旋回量に応
じた量だけ一方の支持体3bがブラシ体3aに対して上
昇されるとともに他方の支持体3bがブラシ体3aに対
して下降されるようになっている。したがって、ブラシ
体3aは、旋回方向にかかわらず路面に対するブラシロ
ール4の平行状態を常に維持することができ、初めに設
定されたブラシロール4の接地幅をその全長にわたって
均一に保持することができる。つまり、一度接地幅を調
整すればその後どのような方向にブラシ体3aを旋回さ
せても接地幅はブラシロール4の全長にわたって変化せ
ず、ブラシ体3aの旋回方向を変える度に接地幅の調整
を行なわなくて済む。したがって、作業効率が向上す
る。
【0031】また、本実施形態のように、支持体3bを
昇降可能に構成し、ブラシ体3aの旋回動作に伴って動
作するロッドによって支持体3bを昇降させる構成は、
非常に簡単であり、既存の装置を加工して容易に後付け
することが可能である。すなわち、本実施形態の構成に
よれば、既存の装置を容易にバージョンアップさせるこ
とができる。
【0032】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは言うまでもない。例えば、前記実施形態で
は、ブラシ体3aの旋回動作に連動するロッドを介して
昇降部材66が直接的に昇降動作されたが、ブラシ体3
aの旋回動作を電気的に検知することにより昇降部材が
間接的に昇降動作されても良い。具体的には、ブラシ体
3aの旋回角度を検知し、その検知信号に基づいて、ブ
ラシ体3aの旋回角度に応じた量だけモータやシリンダ
によって昇降部材66を昇降させるようにしても良い。
あるいは、ブラシ体3aの左右の旋回動作に応じて支持
タイヤ13の空気圧を調整することにより、路面に対す
るブラシロール4の接地幅をブラシロール4の全長にわ
たって略均等に維持するようにしても良い。また、前記
実施形態では、本発明が除雪車に適用されているが、ロ
ーラブラシによって清掃する全ての清掃作業車に本発明
を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブラシ清
掃作業車は、ブラシ体の旋回動作によってブラシロール
の接地幅のバランスがくずれることがないため、高い作
業効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る除雪車の斜視図であ
る。
【図2】図1の除雪車のブラシ装置の側面図である。
【図3】図2のブラシ装置(正面を向いた状態)の平面
図である。
【図4】図2のブラシ装置(左方向に旋回された状態)
の平面図である。
【図5】ブラシ装置の支持体の側断面図である。
【図6】従来のブラシ装置の一例を示す斜視図である。
【図7】従来の除雪車のブラシ装置の平面図である。
【図8】ブラシ装置の旋回動作に伴う重心移動を説明す
るために図である。
【符号の説明】
1…除雪車(ブラシ清掃作業車)、2…車体、3…ブラ
シ装置、3a…ブラシ体(装置本体)、3b…支持体、
4…ブラシロール、8…連結体(連結手段)、14…本
体部、21…ロッド、60…レバー、66…昇降部材、
O…旋回軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体と、この走行車体に連結手段を
    介して取り付けられるブラシ装置とを備え、前記ブラシ
    装置に設けられたブラシロールによって路面清掃を行な
    うブラシ清掃作業車において、 前記ブラシ装置は、ブラシロールを支持するとともに前
    記連結手段に対して旋回軸を中心に左右に旋回可能な装
    置本体と、前記装置本体を両側で支持する一対の支持体
    とからなり、 前記旋回軸を中心とする装置本体の左右の旋回動作に応
    じて前記一対の支持体を前記装置本体に対して昇降させ
    る昇降機構を備えていることを特徴とするブラシ清掃作
    業車。
  2. 【請求項2】 前記昇降機構は、装置本体の左右の旋回
    量に応じた量だけ一方の支持体を装置本体に対して上昇
    させるとともに他方の支持体を装置本体に対して下降さ
    せることにより、路面に対するブラシロールの接地幅を
    ブラシロールの全長にわたって略均等に維持することを
    特徴とする請求項1に記載のブラシ清掃作業車。
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