JP3645418B2 - リヤサスペンション - Google Patents

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    • B60G2204/148Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle
    • B60G2204/1482Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle on rigid axle by elastic mount

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【0001】
【技術分野】
本願発明は、左右一対のサスペンションアームにアクスルビームを支持させた構造のリヤサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリヤサスペンションの一例を図4に示す。なお、本願の各図において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Upは車両高さ方向の上方を示し、矢印wは車幅方向を示す。上記図4に示す従来のリヤサスペンションでは、左右一対のサスペンションアーム5a,5aの各前端部を第1のゴムブッシュ9aを介して車体7aに連結している。また、上記サスペンションアーム5a,5aの各後端部には、車幅方向に間隔を隔てた第2のゴムブッシュ9bと第3のゴムブッシュ9cとを介してアクスルビーム6aを連結している。上記複数のゴムブッシュ9a〜9cのそれぞれは、いずれもそれらの軸心Ca〜Ccが車幅方向に延びる姿勢とされている。
【0003】
上記構成のリヤサスペンションでは、路面から後輪Wa,Waに対して車両高さ方向に向く負荷入力があると、左右一対のサスペンションアーム5a,5aを車体7aに相対させて車両高さ方向に揺動させることができるのに加え、アクスルビーム6aをサスペンションアーム5a,5aに相対させて車両高さ方向に揺動させることも可能であり、上記負荷入力の吸収を図ることができる。また、上記構成によれば、一対のサスペンションアーム5a,5aとアクスルビーム6aとの連結が計4個のゴムブッシュを用いて行われているために、たとえば実開昭58−58906号公報や実開平2−141508号公報に記載されている構造のサスペンションと比較すれば、サスペンション全体の車幅方向の剛性を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリヤサスペンションでは、次に述べるように、車両の高速旋回時などにおいて大きな横力が発生した場合には、車幅方向の剛性に未だ不足を生じる場合があり、この点において改善の余地があった。
【0005】
すなわち、上記従来のリヤサスペンションに用いられている複数のゴムブッシュ9a〜9cは、内筒と外筒との間に一定の厚みのゴムを介装した構造を有するものであり、軸心方向についてのバネ定数が最も小さく、それらの軸心方向に外力を受けたときに上記ゴムの弾性変形量が最も大きくなって、内筒に対する外筒の相対変移量が大きくなる特性を有している。その一方、上記従来のリヤサスペンションでは、複数のゴムブッシュ9a〜9cの軸心Ca〜Ccの全てが車幅方向に延びた構造とされている。
【0006】
このため、従来では、たとえば車両が矢印N2方向に高速旋回することによって路面から後輪Wa,Waに対して横力F1,F1が入力した場合には、上記複数のゴムブッシュ9a〜9cのいずれもが、それらのバネ定数が小さい方向に力を受けることとなっていた。より具体的には、第2のゴムブッシュ9bには、上記横力F1と同方向の力が作用するが、この第2のゴムブッシュ9bは、その軸心Cbが上記横力F1の入力方向と同一方向であるために、車幅方向に大きく変移し易く、この第2のゴムブッシュ9bは上記力に対して充分に大きな抵抗力を発揮し得ない。また、第1のゴムブッシュ9aと第3のゴムブッシュ9cとのそれぞれには、これら2つのゴムブッシュ9a,9cの中心どうしを結ぶ方向の力F2,F2が発生するが、それらの力F2,F2の車幅方向の分力F2’,F2’によって上記第1のゴムブッシュ9aや第3のゴムブッシュ9cはやはりその軸心Ca,Ccの方向、すなわち車幅方向に大きく変移し易く、充分な抵抗力を発揮し得ない。
【0007】
このように、上記従来のリヤサスペンションでは、未だ車幅方向の剛性に不足を生じ、車両の高速旋回時にアクスルビーム6aが車体7aに対して車幅方向へ比較的大きな寸法で変移し易いものとなっていた。このような事態を生じたのでは、車両旋回時における車両の安定生が悪くなり、またドライバに対しては車両が操舵遅れとなっているような違和感を生じさせることとなる。従来において、このような不具合を解消する手段としては、車幅方向の剛性を高めるためのラテラルロッドを別途追加して設けるといった手段が採用されているが、このような手段を採用したのでは、部品点数の増大や車両重量の増大化を招いてしまう。
【0008】
なお、従来では、上述したリヤサスペンションとは異なる構造のリヤサスペンションとして、実開昭62−156504号公報に記載のものがある。同公報に記載のリヤサスペンションは、本願の図5に示すように、一対のサスペンションアーム5b,5bに対してアクスルビーム6bを連結するための第2のゴムブッシュ9e,9eと第3のゴムブッシュ9f,9fのうち、第3のゴムブッシュ9f,9fをその軸心が車幅方向に対して斜めになるように設けている。このような構成にすれば、後輪Wb,Wbに横力F3,F3が入力したときに発生する力F4によって上記第3のゴムブッシュ9f,9fが車幅方向に大きく変移し難いものにすることが可能であり、上述した図4に示すリヤサスペンションと比較すれば、車幅方向の剛性を幾分かは高めることが可能である。
【0009】
ところが、上記公報に記載のリヤサスペンションでは、図4に示したリヤサスペンションと同様に、第1のゴムブッシュ9d,9dについては、それらの軸心Ca’が車幅方向に延びる姿勢とされている。このため、上記第1のゴムブッシュ9d,9dを用いたサスペンションアーム5b,5bと車体との連結強度が未だ充分ではなく、上記横力F3,F3の入力時には上記第1のゴムブッシュ9d,9dが車幅方向に大きく変移してサスペンションアーム5b,5bが車体に対して車幅方向へ位置ずれし易くなっていた。
【0010】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、簡易な手段によってリヤサスペンションの車幅方向の剛性を高め、高速旋回時における車両の安定性などを高めることができるようにすることをその課題としている。
【0011】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0012】
本願発明によって提供されるリヤサスペンションは、車幅方向に間隔を隔てて車両前後方向に延びる一対のサスペンションアームの各前端部に、これら一対のサスペンションアームを車体に対して車両高さ方向へ揺動可能に連結する第1のゴムブッシュが設けられているとともに、上記一対のサスペンションアームの各後端部には、それらサスペンションアームに対してアクスルビームを車両高さ方向へ揺動可能に連結する第2のゴムブッシュとこの第2のゴムブッシュよりも車幅方向内方に位置する第3のゴムブッシュとが設けられている、リヤサスペンションであって、上記第1のゴムブッシュと上記第3のゴムブッシュとのそれぞれの軸心は、それら第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとのそれぞれの中心どうしを結ぶ直線に対し、平面視において直交しており、かつ、この直線が上記アクスルビームに対して傾斜していることに特徴づけられる。
【0013】
本願発明によって提供されるリヤサスペンションでは、車両の高速旋回時においてアクスルビームに支持されている後輪に車幅方向を向く横力が入力すると、第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとのそれぞれには、それらの中心どうしを結ぶ方向の力が作用することとなるが、上記第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとのそれぞれの軸心は上記力の作用方向直交する。このため、第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとは最もバネ定数が高い方向において上記力を受けることとなって、充分な抵抗力を発揮し、これらのゴムブッシュが車幅方向に大きく変移しないようにできる。その結果、本願発明では、リヤサスペンションの車幅方向の剛性を高め、車両の高速旋回時にサスペンションアームやアクスルビームが車体に相対して車幅方向に大きく変移することを防止し、車両の安定性を高めることができる。また、従来ドライバが感じていた旋回遅れのような違和感を解消することもできる。
【0014】
さらに、本願発明では、第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとによってリヤサスペンションに作用する横力を受け止めることができる結果、第2のゴムブッシュについては、たとえば従来と同様に、その軸心が車幅方向に延びるように設定しておけばよく、この第2のゴムブッシュを介してアクスルビームがサスペンションアームに対して車両高さ方向に円滑に揺動できるようにすることができる。したがって、アクスルビームおよびこのアクスルビームに支持された後輪のバウンドまたはリバウンドの作動性も良好なものにできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0016】
図1は、本願発明に係るリヤサスペンションの一例を示す平面図である。図2は、図1に示すリヤサスペンションの概略側面説明図である。図3は、図1に示すリヤサスペンションの要部拡大平面断面図である。
【0017】
図1において、このリヤサスペンションAは、左右一対のサスペンションアーム5,5、アクスルビーム6、および左右一組ずつ設けられた第1のゴムブッシュ1,1、第2のゴムブッシュ2,2、第3のゴムブッシュ3,3、および第4のゴムブッシュ4,4を具備して構成されている。このリヤサスペンションAは、車幅方向中心線を中心として左右対称な構造である。
【0018】
上記一対のサスペンションアーム5,5は、互いに車幅方向に適当な間隔を隔てて車両前後方向に延びている。これら一対のサスペンションアーム5,5のそれぞれは、たとえば金属板をプレス成形して得られたアッパ部材とロア部材とを上下接合するなどしていわゆるモナカ状の中空状とされており、車幅方向、車両前後方向、および車両高さ方向のいずれの方向についてもその曲げ剛性や捩じり剛性などの剛性が充分に確保されるように形成されている。
【0019】
上記第1のゴムブッシュ1,1は、上記サスペンションアーム5,5のそれぞれの前端部に設けられており、上記サスペンションアーム5,5はこれら第1のゴムブッシュ1,1を介して車体7に連結されている。より具体的には、図3によく表れているように、上記各第1のゴムブッシュ1は、金属製の内筒10、外筒11、およびそれらの間に介装して設けられたゴム12を具備して構成されている。上記外筒11は、その外周面が上記サスペンションアーム5に溶接されるなどして上記サスペンションアーム5の前端部に固定して取付けられている。上記内筒10は、車体7に固定して取付けられたブラケット70に対してその支持板70a,70bに挟まれた状態にボルト71を用いて支持されている。上記外筒11と上記ゴム12とのそれぞれの軸長方向(軸心方向)の長さは、内筒10のそれよりも短い寸法である。このため、上記外筒11は、上記ブラケット70の支持板70a,70bと干渉しない範囲でゴム12を弾性変形させながら内筒10に相対して種々の方向に変移可能となっている。
【0020】
ただし、上記各第1のゴムブッシュ1は、その軸心C1(内筒10の軸心に相当する)が、この第1のゴムブッシュ1の中心とこの第1のゴムブッシュ1と同一のサスペンションアーム5に設けられている第3のゴムブッシュ3の中心とを結ぶ直線Lに対し、平面視において直交する角度に設定されている。これは、ブラケット70の支持板70a,70bを斜め状に形成することによって簡単に達成することができる。
【0021】
上記第2のゴムブッシュ2,2、第3のゴムブッシュ3,3、および第4のゴムブッシュ4,4のそれぞれは、上記第1のゴムブッシュ1,1と同様な構造であり、金属製の内筒、外筒、およびそれらの間に介装されたゴムとを具備して構成されている。むろん、その外筒は、ゴムを弾性変形させながら内筒に対して種々の方向に相対移動可能である。上記第2のゴムブッシュ2,2と第4のゴムブッシュ4,4とは、上記一対のサスペンションアーム5,5のそれぞれの後端部の車幅方向外側部に設けられている。これに対し、上記第3のゴムブッシュ3,3は、上記一対のサスペンションアーム5,5のそれぞれの後端部の車幅方向内側部に設けられており、上記第2のゴムブッシュ2,2とは車幅方向に適当な間隔を隔ててそれらの車幅方向内方に位置している。
【0022】
図2によく表れているように、上記各第2のゴムブッシュ2はアクスルビーム6よりも車両前方に位置するとともに、上記各第4のゴムブッシュ4はアクスルビーム6よりも車両後方に位置しており、これらのゴムブッシュ2,4はアクスルビーム6を車両前後方向から挟むように設けられている。上記第2のゴムブッシュ2,2と第4のゴムブッシュ4,4とは、それらの外筒がサスペンションアーム5に溶接されるなどして固定されている一方、それらの内筒はアクスルビーム6に設けられたブラケット60,60にボルト61aを用いて支持されている。これら第2のゴムブッシュ2,2と第4のゴムブッシュ4,4とは、それらの軸心C2,C4が車幅方向に延びる向きに設定されている。
【0023】
上記第3のゴムブッシュ3,3は、それらの外筒がサスペンションアーム5,5に溶接されるなどして固定されている一方、それらの内筒はアクスルビーム6に設けられたブラケット62,62にボルト61bを用いて支持されている。ただし、これら第3のゴムブッシュ3,3の各軸心C3も、上記第1のゴムブッシュ1,1の各軸心C1と同様に、各第3のゴムブッシュ3の中心とこの第3のゴムブッシュ3と同一のサスペンションアーム5に設けられている第1のゴムブッシュ1の中心とを結ぶ直線Lに対し、平面視において直交する角度に設定されている。これは、ブラケット62,62の一部をアクスルビーム6に対して傾斜させることによって簡単に達成することができる。
【0024】
上記アクスルビーム6は、車幅方向に延びており、その両端に後輪W,Wを支持している。このアクスルビーム6には、図示しないサススプリングやショクアブソーバを取付けるためのブラケットなども適宜設けられている。このアクスルビーム6は、捩じり変形を行うトーションビームとして機能する必要はない。したがって、このアクスルビーム6は、前輪駆動式自動車の後輪用車軸として構成される場合に限らず、後輪駆動用のディファレンシャルキャリヤを備えた車軸管として構成することもできる。
【0025】
次に、上記リヤサスペンションAの作用について説明する。
【0026】
まず、上記リヤサスペンションAでは、第1のゴムブッシュ1,1と第3のゴムブッシュ3,3との各軸心C1,C3が、車幅方向に対して傾斜しているものの、これに起因してそれら第1のゴムブッシュ1,1や第3のゴムブッシュ3,3の回動動作機能が損なわれることはない。したがって、車両の走行時において、路面から後輪W,Wに対して車両高さ方向の負荷入力があったときには、サスペンションアーム5,5のそれぞれを車体7に相対させて車両高さ方向に適切に揺動させることができる。また、アクスルビーム6をサスペンションアーム5,5に相対させて車両高さ方向に揺動させることもできる。その結果、これらの揺動動作によって後輪W,Wへの車両高さ方向の入力負荷を適切に吸収することができる。とくに、このリヤサスペンションAでは、第2のゴムブッシュ2,2と第4のゴムブッシュ4,4との各軸心C2,C4が、車幅方向に延びているために、後輪W,Wの近傍部分をサスペンションアーム5,5に相対させて比較的大きな角度でスムーズに揺動させることができる。したがって、後輪W,Wのバウンドおよびリバウンドのストロークを大きくとることもできる。
【0027】
次いで、たとえば矢印N1の車両右前方へ車両が高速旋回するときには、路面から後輪W,Wに対して車幅方向右方に向かう横力F,Fが入力する。すると、第1のゴムブッシュ1,1および第3のゴムブッシュ3,3のそれぞれには、上記各直線Lが延びる方向の荷重Faが作用する。ところが、上記第1のゴムブッシュ1,1および第3のゴムブッシュ3,3の各軸心C1,C3は上記各直線Lと直交しているために、上記第1のゴムブッシュ1,1や第3のゴムブッシュ3,3は、それらのバネ定数が最も大きくなる方向において上記荷重Faを受けることとなる。このため、上記第1のゴムブッシュ1,1や第3のゴムブッシュ3,3は、それらの外筒が内筒に相対して車幅方向へ極力変移しない状態で上記荷重Faを受けることとなり、サスペンションアーム5,5の前端部が車体7に相対して車幅方向へ大きく変移したり、あるいはアクスルビーム6がサスペンションアーム5,5の後端部に相対して車幅方向へ大きく変移することを極力防止することが可能となる。
【0028】
また、上記横力F,Fは、第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4にも作用するが、上記横力F,Fの大部分を第1のゴムブッシュ1,1や第3のゴムブッシュ3,3によって受けることができるために、上記横力F,Fが入力したときの第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4の負担を小さくすることができる。したがって、上記第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4の車幅方向についてのバネ定数が小さくなっているにもかかわらず、これら第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4が車幅方向に大きく変移することはない。このリヤサスペンションAでは、第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4の車幅方向についてのバネ定数を第3のゴムブッシュ3,3の車幅方向についてのバネ定数よりも小さくしつつ、このリヤサスペンションAに作用する横力を上記第2のゴムブッシュ2,2や第4のゴムブッシュ4,4に代えて第3のゴムブッシュ3,3および第1のゴムブッシュ1,1によって適切に受けることができるのである。
【0029】
なお、上記実施形態では、アクスルビーム6とサスペンションアーム5,5との連結部分において、アクスルビーム6を第2のゴムブッシュ2,2と第4のゴムブッシュ4,4とによって車両前後方向に挟むようにしているために、後輪W,Wの駆動力または制動力などのワインドアップトルクに対するリヤサスペンションの強度も大きくすることができる。ただし、本願発明はこれに限定されず、たとえば本願発明の従来例として説明したリヤサスペンションのように、上述の第4のゴムブッシュ4,4に相当するゴムブッシュを有しない構造にしてもかまわない。
【0030】
その他、本願発明に係るリヤサスペンションの各部の具体的な構成は、上述の実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るリヤサスペンションの一例を示す平面図である。
【図2】図1に示すリヤサスペンションの概略側面説明図である。
【図3】図1に示すリヤサスペンションの要部拡大平面断面図である。
【図4】従来のリヤサスペンションの一例を示す平面図である。
【図5】従来のリヤサスペンションの他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1のゴムブッシュ
2 第2のゴムブッシュ
3 第3のゴムブッシュ
4 第4のゴムブッシュ
5 サスペンションアーム
6 アクスルビーム
W 後輪
L 直線
C1〜C4 軸心(ゴムブッシュの)
A リヤサスペンション

Claims (1)

  1. 車幅方向に間隔を隔てて車両前後方向に延びる一対のサスペンションアームの各前端部に、これら一対のサスペンションアームを車体に対して車両高さ方向へ揺動可能に連結する第1のゴムブッシュが設けられているとともに、上記一対のサスペンションアームの各後端部には、それらサスペンションアームに対してアクスルビームを車両高さ方向へ揺動可能に連結する第2のゴムブッシュとこの第2のゴムブッシュよりも車幅方向内方に位置する第3のゴムブッシュとが設けられている、リヤサスペンションであって、
    上記第1のゴムブッシュと上記第3のゴムブッシュとのそれぞれの軸心は、それら第1のゴムブッシュと第3のゴムブッシュとのそれぞれの中心どうしを結ぶ直線に対し、平面視において直交しており、かつ、この直線が上記アクスルビームに対して傾斜していることを特徴とする、リヤサスペンション。
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