JP2004155258A - サスペンション装置 - Google Patents

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Toshiyuki Oki
敏之 大木
Yoshihiro Kawabe
喜裕 川辺
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Abstract

【課題】径や長さを最適に設定したトーションバーを製造コストの低減化を図りながら様々なタイプのサスペンション装置に採用することができる。
【解決手段】一本のスタビライザ20と一本のトーションバー22を、アクスルビーム2に沿って車幅方向の中央部に配置したリジットアクスルサスペンション装置である。トーションバー22の両端部は車体に結合されている。スタビライザ20の両端部は、コンロッド24を介してアクスルビーム2に揺動自在に連結されている。スタビライザ20及びトーションバー22は、これら部材の長手方向中央に位置している第1連結部材26で連結されている。第1連結部材26とトーションバー22は溶接等で結合されており、第1連結部材26とスタビ本体20a(スタビライザ20)も溶接等で結合されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に使用されるサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサスペンション装置の一例(以下、第1の従来サスペンション装置と称する)として、左右の車輪の位置決めをするトレーリングアームのそれぞれに、基端を車体側部材に固定した一対のトーションバーの先端を結合して車幅方向に平行に配置し、これら一対のトーションバーの中間部に、中間歯車により相互に噛合するトーションバー歯車を固定した構造とし、走行中に車輪がバウンド及びリバウンド(左右輪が同相の動き)をするときには中間歯車が空転して相手側のトーションバーの捩じれに影響を与えず、車輪がロール(左右の車輪が逆相の動き)をするときには、中間歯車が相手側のトーションバーの捩じれに規制を加え、トーションバーのスタビライザ作用により、従来、別途に設けていたスタビライザを省略することが可能なインデペンデントサスペンション装置のトレーリングアームサスペンション装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、他の従来のサスペンション装置として(以下、第2の従来サスペンション装置と称する)、図10に示すように、車幅方向に延在しているアクスルビーム2の両端にナックルスピンドル4を配置し、アクスルビーム2の両端側上面にコイルスプリング6及びショックアブソーバ7を配置し、アクスルビーム2の両端の上部及び下部に、それぞれ車体の前後方向や傾斜方向の移動を規制する一対のアッパーリンク8、ロアリンク10の一端が連結し、それらの他端が車体側部材(図示せず)に連結しているとともに、アクスルビーム2に沿って延在するスタビ本体12aがアクスルビーム2に連結部材を13介して連結し、スタビ本体12aの両端から前後方向に延在する腕部12bの端部がコンロッド14を介して車体側部材に連結しているスタビライザ12を配置し、アクスルビーム2の一端側にパナールロッド15の一端を連結し、その他端を車体側部材に連結した構造とし、アッパーリンク8、ロアリンク10及びパナールロッド15の関連的な移動により車両の操安性を向上させるリジットアクスルサスペンション装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−324222号公報
【特許文献2】
特開平6−286443号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第1の従来サスペンション装置を構成しているトーションバーは、左右の車輪がロールしたときにトレーリングアームを腕として捩じられてばねの働きをするが、トレーリングアームのように車体と車輪の位置関係を決めるメンバによってトーションバーが捩じられる構造だけでは、様々なタイプのサスペンションにトーションバーを採用できないという問題がある。
【0006】
また、トレーリングアームの長さ及び取付け位置を決め、ばね定数やロール剛性を決めてしまうと、トーションバーの径も決まってしまうので、トレーリングアーム及びトーションバーの径や長さを個別に設定することができないという問題もある。
さらに、第1の従来サスペンション装置は、高精度のトーションバー歯車、中間歯車を複数個必要とするので、部品数が増大し、組立工程も増えて製造コストが増大するおそれもある。
【0007】
また、図10で示した第2の従来サスペンション装置は、アクスルビーム2の両端側上面に、路面からのショックを吸収するコイルスプリング6が上下方向に配置されているので、車体上下方向の配置スペースが大きくなり、必然的にキャビンやトランクルームのフロアが車体上方位置となって、キャビンやトランクルーム内部のスペースが狭くなるという不都合がある。
【0008】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、径や長さを最適に設定したトーションバーを製造コストの低減化を図りながら様々なタイプのサスペンション装置に採用することができるとともに、車体上下方向の配置スペースを小さくしてキャビンやトランクルーム内部のスペースを広くすることが可能となるサスペンション装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載のサスペンション装置は、車輪を支持するサスペンションメンバに、車幅方向に延在した1本のスタビライザの両端部を連結するとともに、前記スタビライザに対して車両の前後方向に離間したトーションバーを平行に配置し、当該トーションバーと前記スタビライザを連結部材を介して連結した。
【0010】
また、請求項2記載のサスペンション装置は、車輪を支持するサスペンションメンバに、車幅方向に延在した1本のスタビライザの両端部を、コンロッドを介して連結するとともに、前記スタビライザに対して車両の前後方向に離間したトーションバーを平行に配置し、当該トーションバーと前記スタビライザを連結部材を介して連結した。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のサスペンション装置において、前記スタビライザに対して1本のトーションバーを平行に配置し、このトーションバーの両端を車体に対して剛結合とするとともに、前記トーションバー及び前記スタビライザを、少なくとも車幅方向の中央部に位置した連結部材を介して連結し、この連結部材を、前記トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結した。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のサスペンション装置において、前記スタビライザに対して1本のトーションバーを平行に配置し、このトーションバーの両端を車体に対して剛結合とするとともに、前記トーションバー及び前記スタビライザを、車幅方向の中央部から等距離に離間した2個の連結部材を介して連結し、これら連結部材を、前記トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結した。
【0013】
さらに、請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載のサスペンション装置において、2本のトーションバーを、互いの軸線を一致させた状態で前記スタビライザに対して平行に配置し、これらトーションバーの両端を車体に連結するとともに、これらトーションバー及び前記スタビライザを、それぞれ2個の連結部材を介して連結し、これら連結部材を、各トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結した。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、車輪を支持するサスペンションメンバによってトーションバーが捩じられる構造ではなく、スタビライザ及び連結部材を介してトーションバーが捩じられてばねとして働くようにしたので、リジットアクスルサスペンション、インデペンデントサスペンションの様々なタイプのサスペンションにトーションバーを採用することができる。トーションバーがサスペンションメンバに直接連結していないので、トーションバーの径を個別に設定することができる。
【0015】
また、車体上下方向に延在したコイルスプリングの代わりに、トーションバーをショックを吸収する部材として使用することができるので、車体上下方向の装置の配置スペースが小さくなり、キャビンやトランクルームのフロアを下げてスペースを広くとることができる。
また、請求項2記載の発明によると、サスペンションメンバに、スタビライザの両端部がコンロッドを介して連結しているので、コンロッドの長さ変化によりスタビライザの端部とコンロッドの連結位置の高さを調整でき、レバー比(サスペンション装置のストロークに対するスタビライザの端部の上下移動量の比率)を良好にすることができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明によると、請求項1又は2記載の効果を得ることができ、左右の車輪がバウンド、リバウンドするときには、連結部材を腕としてトーションバー及びスタビライザが捩じれてばねとして働く。また、左右の車輪がロールするときには、連結部材を境として車幅方向に分割されたそれぞれのスタビライザが逆相に捩じれてばねとして働くがトーションバーは車幅方向の中央に位置しているのでほとんど捩じれない。これにより、バウンド、リバウンド時には、トーションバー及びスタビライザの両者がばねとして働くので乗り心地が良好となり、ロール時には、スタビライザのみがばねとして働き、ばね定数が高くなってロール量を減らすことができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明によると、請求項1又は2記載の効果を得ることができるとともに、左右の車輪がバウンド、リバウンドするときには、トーションバーは、2個の連結部材を腕として、それらの連結部材から両端部までの領域が捩じれてばねとして働く。また、左右の車輪がロールするときには、スタビライザは2個の連結部材の間の領域が捩じれてばねとして働くとともに、トーションバーは、全体が捩じれてばねとして働く。これにより、バウンド、リバウンド時には、トーションバーのばね定数のみでホイール端でのばね定数を決定することができ、ロール時には、トーションバー及びスタビライザの両者のばねが作用してばね定数が高くなくなり、ロール量を減らすことができる。
【0018】
さらに、請求項5記載の発明によると、請求項4の効果と略同様に、バウンド、リバウンド時には、2本のトーションバーのばね定数のみでホイール端でのばね定数を決定することができ、ロール時には、2本のトーションバー及びスタビライザの両者のばねが作用してばね定数が高くなくなり、ロール量を減らすことができる。
【0019】
また、トーションバーを車幅方向に分割したことから、車幅方向の中央位置にスペースを設けることができ、他の部品のレイアウトがしやすくなるという効果を奏することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のサスペンション装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、図10で示したリジットアクスルサスペンション装置に適用した本発明の第1実施形態を簡略した平面図で示すものである。また、図2は、図1のII−II線矢視図であり、図3は、図1のIII−III線矢視図である。
【0021】
なお、図10に示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。また、図1では、アッパーリンク8とパナールロッド15は図示を省略しているとともに、アクスルビーム2の上部にコイルスプリングは配置していない。
本実施形態では、一本のスタビライザ20と一本のトーションバー22が、アクスルビーム2に沿って車幅方向の中央部に配置されている。
【0022】
トーションバー22の両端部は、車体側部材22a、22bに溶接等により結合されており、車体側部材22a、22bは、ボルト等の連結部材で車体に結合されている。
スタビライザ20は、アクスルビーム2に平行に配置したスタビ本体20aと、スタビ本体20aの両端部から車両の前後方向に延在する一対のスタビ端部20bとを備えており、一対のスタビ端部20bの先端部は、コンロッド24を介してアクスルビーム2に連結されている。
【0023】
コンロッド24の両端部とスタビ端部20b及びアクスルビーム2は、図2に示すように、ボールジョイント24a、24b介して揺動自在に連結されている。
そして、スタビライザ20及びトーションバー22は、これら部材の長手方向中央に位置している第1連結部材26と、この第1連結部材26に対して車幅方向に略等距離に離間している一対の第2連結部材28、28とで連結されている。
【0024】
図2に示すように、第1連結部材26とトーションバー22は溶接等で結合されており、第1連結部材26とスタビ本体20a(スタビライザ20)も溶接等で結合されている。
また、図3に示すように、車幅方向の一方側に配置した第2連結部材28とスタビ本体20a(スタビライザ20)はブッシュ29を介して揺動自在に連結しており、第2連結部材28とトーションバー22は、溶接等により結合されている。また、車幅方向の他方側に配置した第2連結部材28も、スタビライザ20及びトーションバー22に対して同様な構造で連結している。なお、一対の第2連結部材28は、スタビライザ20の倒れ防止の機能を有している。ここで、スタビ本体20aとトーションバー22の車両の前後方向の間隔は、狭い方が捩れ角が大きくなるのでトーションバー22を効率良く使用することができる。
【0025】
上記構成とした第1実施形態のサスペンション装置の動作について説明する。図2の実線矢印、破線矢印は、走行中に車輪Tがバウンドしたとき(左右の車輪Tが同相で下方に動いたとき)の各部材の移動方向及び回転方向を示したものであり、車輪Tがバウンドすると、アクスルビーム2が実線矢印の下方に移動し、第1連結部材26を腕としてトーションバー22が破線方向に捩じれてばねとして働くとともに、スタビライザ20も破線方向に捩じれてばねとして働く。これにより、ホイール端でのばね定数が低くなるので、車両の乗り心地が良くなるという効果を得ることができる。また、車輪がリバウンドしたとき(左右の車輪Tが同相で上方に動いたとき)にも、各部材の実線矢印、破線矢印は逆になるが、トーションバー22及びスタビライザ20の両者が捩じれてばねとして働く。
【0026】
一方、左右の車輪Tがロールするとき(左右の車輪Tが逆相の動きをする)は、スタビライザ20は、第1連結部材26を境界として左右のスタビ本体20aが逆相に捩じれるが、第1連結部材26はトーションバー22の車幅方向の中心位置で結合しているので、トーションバー22は殆ど捩じれない。
以上のことから、車輪Tのバウンド及びリバウンド時は乗り心地が良好となり、ロール時はスタビライザ20を強くして(ばね定数が高くなって硬くすることで)ロール量を減らすことができる。
【0027】
また、スタビライザ20とアクスルビーム2の連結にコンロッド24を使用しているので、スタビライザ20とコンロッド24の結合部(スタビ端部20bの先端部)の高さが調整できる、レバー比(サスペンション装置のストロークに対するスタビ端部20bの先端部の上下移動量の比率)を良好にすることができる。また、スタビライザ20の腕の長さ(スタビ端部20bの車両前後方向の長さ)を、ロアリンク10の長さに関係なく決定できるので、スタビライザ20の腕の長さを短くし、サスペンション装置のストロークに対するスタビライザ20の捩じり角を大きくして、ばねを有効に使用することができる。
【0028】
ロアリンク10がトーションバー22と結合していないので、ロアリンク10のリンク長さ、他のメンバとの連結位置や、トーションバー22の径を個別に決めることができる。
そして、本実施形態では、コイルスプリングの替りに、トーションバー22がショックを吸収する部材として採用されているので、車体上下方向の配置スペースが小さくなり、キャビンやトランクルームのフロアを車体下方位置としてキャビンやトランクルーム内部のスペースを広くとることができる。
【0029】
次に、図4は、図10で示したリジットアクスルサスペンション装置に適用した本発明の第2実施形態を簡略した平面図で示すものである。なお、図1から図3で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。また、本実施形態も、アッパーリンク8とパナールロッド15は図示を省略しているとともに、アクスルビーム2の上部にコイルスプリングを配置していない。
【0030】
本実施形態も、一本のスタビライザ20と一本のトーションバー22が、アクスルビーム2に沿って車幅方向の中央部に配置されている。
スタビライザ20及びトーションバー22は、車幅方向の中央部から略等距離に離間している一対の第1連結部材26、26とで連結されている。
図2で示した構成と同様に、車幅方向の一方側に配置した第1連結部材26とトーションバー22は溶接等で結合されており、第1連結部材26とスタビ本体20a(スタビライザ20)も溶接等で固定されている。また、車幅方向の他方側に配置した第2連結部材26も、同様の構造でスタビライザ20、トーションバー22に連結されている。
【0031】
図5は、本実施形態のサスペンション装置を構成するメンバの連結部材間のスパンを表わした略図である。車体取付け部材とトーションバー22の連結部をA、トーションバー22と第1連結部材26の連結部をB、第1連結部材26とスタビライザ20の連結部をC、スタビライザ20とコンロッド24の結合部をDとすると、各連結部材の間のスパンをL1〜L4とする。この場合、L3が限りなくゼロに近づくと、第1連結部材26とスタビライザ20の腕が一緒に動くことになるので、L3を無視するものとする。
【0032】
走行中に左右の車輪Tがバウンド、リバウンドするとき(左右の車輪Tが同相で下方に動いたとき)には、スタビライザ20は単独では捩じれたりせず、第1連結部材26と一緒に動くので、トーションバー22のスパンL1の間が捩じれてばねとして働くことになる。
次に、走行中に左右の車輪Tがロールするとき(左右の車輪Tが逆相の動きをする)には、スタビライザ20はスパンL4の間が捩じれてばねとして働き、トーションバー22は、全体(スパンL1及びL2の間)が捩じれてばねとして働くことになる。
【0033】
この結果、左右の車輪Tのバウンド及びリバウンド時には、トーションバー22のばね定数のみでホイール端でのばね定数が決まり、左右の車輪Tのロール時には、トーションバー22とスタビライザ20の両方のばねが作用してホイール端でのばね定数が高くなり、ロール量が減るので、車両の乗り心地が、さらに良くなるという効果を得ることができる。
【0034】
次に、図6は、図10で示したリジットアクスルサスペンション装置に適用した本発明の第3実施形態を簡略した平面図で示すものである。
本実施形態は、1本のスタビライザ20と2本のトーションバー30とが、アクスルビーム2に沿って配置されている。
2本のトーションバー30は、互いの軸線を一致させた状態で車幅方向の中央部から等距離に離間した位置に配置されており、これら2本のトーションバー30の車幅方向の外側に位置する端部は、車体側部材32aに溶接等により結合されている。なお、車体側部材32aはボルト等の連結部材で車体に結合されている。また、これらトーションバー30の車幅方向の内側に位置する端部は、ブッシュ32bを介して車体に揺動自在に連結されている。
【0035】
また、2本のトーションバー30とスタビライザ20は、それぞれ第1連結部材26で連結されている。
第1連結部材26と、各トーションバー30及びスタビライザ20の連結構造は、図2で示した構成と類似し、第1連結部材26とトーションバー30が溶接等で結合され、第1連結部材26とスタビ本体20a(スタビライザ20)も溶接等で結合されている。
【0036】
図7は、本実施形態のサスペンション装置を構成するメンバの連結部材間のスパンを表わした略図である。車体側部材32aとトーションバー30の連結部をa、トーションバー30とブッシュ32bの連結部をb、第1連結部材26とトーションバー30の連結部をc、第1連結部材26とスタビライザ20の連結部をd、スタビライザ20とコンロッド24の連結部をeとし、各連結部材の間のスパンをL1〜L4とする。本実施形態も、第2実施形態と同様に、スパンL3を無視するものとする。
【0037】
走行中に左右の車輪Tがバウンド、リバウンドするときには、スタビライザ20は第1連結部材26と一体で動き、トーションバー30のスパンL1の間が捩じれてばねとして働く。なお、本実施形態では、連結部bがブッシュ32bとトーションバー30との連結部なので、スパンL1の間の捩じれとなるが、若し、連結部bを、トーションバー30と車体との結合構造にすると、スパンL2の間の捩じれもばねとして働くことになる。
【0038】
次に、走行中に左右の車輪Tがロールするときには、スタビライザ20は、スパンL4の間で捩じれてばねとして働き、2本のトーションバー30は、スパンL4の間で捩じれてばねが働くことになる。ここで、連結部bを、トーションバー30と車体との結合構造にすると、スパンL4の間で捩じれに、スパンL2の間の捩じれによるばねが追加されることになる。
【0039】
したがって、本実施形態も、第2実施形態と同様に、左右の車輪Tのバウンド及びリバウンド時には、2本のトーションバー30のばね定数のみでホイール端でのばね定数が決まり、左右の車輪Tのロール時には、2本のトーションバー30とスタビライザ20の両方がばねが作用してホイール端でのばね定数が高くなり、ロール量が減るので、車両の乗り心地が、さらに良くなるという効果を得ることができる。
【0040】
また、本実施形態では、2本のトーションバー30を使用してトーションバーを車幅方向に分割したことから車幅方向の中央位置にスペースが設けられ、他の部品のレイアウトがしやすくなるという独自の効果を奏することができる。
次に、図8は、ストラット式サスペンション装置に適用した本発明の第4実施形態を示す斜視図であり、図9は、本実施形態を簡略化した平面図を示すものである。なお、本実施形態も、他の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
本実施形態では、ショックアブソーバ7をホイール位置決めのためのストラットとして利用しており、ショックアブソーバ7の下部は、ナックルスピンドル4に結合されている。ナックルスピンドル4が、A型のロアリンク36の1箇所の連結位置に揺動自在に連結されているとともに、ロアリンク36の車両の前後方向に離間した2箇所の連結位置が、車体に揺動自在に連結されている。
【0042】
そして、1本のスタビライザ20と、2本のトーションバー30とが、車幅方向に延在して配置されている。
スタビライザ20は、スタビ端部20bの先端部がコンロッド24を介してロアリンク36に連結されている。
2本のトーションバー30は、互いの軸線を一致させた状態で車幅方向の中央部から等距離に離間した位置に配置されている。そして、第3実施形態と同様に、2本のトーションバー30の車幅方向の外側に位置する端部が車体側部材32aに溶接等により結合され、2本のトーションバー30の車幅方向の内側に位置する端部がブッシュ32bを介して車体に揺動自在に連結されている。
【0043】
また、2本のトーションバー30とスタビライザ20は第1連結部材26を介して連結されており、第3実施形態と同様に、第1連結部材26とトーションバー30が溶接等で結合され、第1連結部材26とスタビ本体20a(スタビライザ20)が溶接等で結合されている。
本実施形態も、第3実施形態のリジットアクスルサスペンション装置と異なる構造のストラット式サスペンション装置であるが、第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のサスペンション装置を示す平面図である。
【図2】第1実施形態のII−II線矢視図である。
【図3】第1実施形態のIII−III線矢視図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態のサスペンション装置を示す平面図である。
【図5】第2実施形態のサスペンション装置を構成するメンバ間のスパンを示す簡略図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態のサスペンション装置を示す平面図である。
【図7】第3実施形態のサスペンション装置を構成するメンバ間のスパンを示す簡略図である。
【図8】本発明に係る第4実施形態のサスペンション装置を示す斜視図である。
【図9】第4実施形態のサスペンション装置を示す平面図である。
【図10】従来のサスペンション装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 アクスルビーム(サスペンションメンバ)
4 ナックルスピンドル
7 ショックアブソーバ
10,36 ロアリンク(サスペンションメンバ)
20 スタビライザ
20a スタビ本体
20b スタビ端部
22,30 トーションバー
22a,22b,32a 車体側部材
24 コンロッド
24a ボールジョイント
26 第1連結部材(連結部材)
28 第2連結部材
32b ブッシュ
T 車輪

Claims (5)

  1. 車輪を支持するサスペンションメンバに、車幅方向に延在した1本のスタビライザの両端部を連結するとともに、前記スタビライザに対して車両の前後方向に離間したトーションバーを平行に配置し、当該トーションバーと前記スタビライザを連結部材を介して連結したことを特徴とするサスペンション装置。
  2. 車輪を支持するサスペンションメンバに、車幅方向に延在した1本のスタビライザの両端部を、コンロッドを介して連結するとともに、前記スタビライザに対して車両の前後方向に離間したトーションバーを平行に配置し、当該トーションバーと前記スタビライザを連結部材を介して連結したことを特徴とするサスペンション装置。
  3. 前記スタビライザに対して1本のトーションバーを平行に配置し、このトーションバーの両端を車体に対して剛結合とするとともに、前記トーションバー及び前記スタビライザを、少なくとも車幅方向の中央部に位置した連結部材を介して連結し、この連結部材を、前記トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のサスペンション装置。
  4. 前記スタビライザに対して1本のトーションバーを平行に配置し、このトーションバーの両端を車体に対して剛結合とするとともに、前記トーションバー及び前記スタビライザを、車幅方向の中央部から等距離に離間した2個の連結部材を介して連結し、これら連結部材を、前記トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のサスペンション装置。
  5. 2本のトーションバーを、互いの軸線を一致させた状態で前記スタビライザに対して平行に配置し、これらトーションバーの両端を車体に連結するとともに、これらトーションバー及び前記スタビライザを、それぞれ2個の連結部材を介して連結し、これら連結部材を、各トーションバー及び前記スタビライザの両者に対して剛結合で連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のサスペンション装置。
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