JP3643155B2 - ノック式のボールペン - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、低粘度のインキが充填された複式のノック式ボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ところで、剪断減粘性を有した水性、低粘度の油性ボールペンはインキ充填量が多く、インキ収容管が太くなるために通常の太さの複式筆記具に搭載した場合に筆記体間の自由度がなく突出する筆記体の先端部が先軸の先端孔にスムーズに求心されず、作動が阻害されて筆記先端部の出没が不可となる。従って、作動を可能とするために先軸が極端に太くなって、携帯性、使い勝手が悪くなる欠点がある。
【0003】
水性ボールペンは、粘度が数mPa・S以下の低粘性であるため、軽い筆記圧で書けることが利点であり、書き味が良好である特徴がある。しかしながら、インキがペン先からだらだらと流れ出る直流現象や、反対にボールペンの先から空気が流入してインキが流出する逆流現象などが起こり易い欠点がある。これらの現象は中綿と称する繊維の収束体などを用いて防止する方法がとられている。
又、キャップオフの状態で放置すると、溶媒の蒸気圧が高く、溶媒がれのため、先端が乾燥してインキが流出しなくなり、書けなくなってしまうという問題がある。
【0004】
一方、従来知られている油性ボールペンは、それに使用するインキが粘度が数千mPa・S以上の高粘度の為に、ペン先からインキが流出する際にボールが回転する時の抵抗が大きいため書き味が悪い欠点がある。又、筆記の際に先端から流出するインキ量は少なく、ボテ現象があり、筆記描線のムラがあり筆跡濃度が薄いこと、高い筆記圧が必要なことなどの問題がある。
この油性ボールペンの改良として、最近、水性と前記油性との中間粘度領域(数mPa・S〜数千mPa・S)のインキを用いる中粘度と呼ばれる水性インキ用ボールペンが開発されている。このものは、先端ボールの回転によって粘度が低下してインキがスムーズに流出する特性、所謂剪断減粘性を有する相対的に低粘性の水性のインキを用いたボールペンである。しかしながら、このものはインキが乾燥しやすい欠点があるために通常は筆記先端部をシールするキャップが必要である。又、インキの流出量が多くなり、筆記寿命を延ばすためにインキ収容管の径を太くしてインキの充填量を多くする必要がある。
【0005】
又、上記油性ボールペンの改良として、耐乾燥性に優れた低粘度の油性インキを用いたボールペンが考えられるが、やはりインキの流出量が多くなり、筆記寿命を延ばすためにインキ収容管の径を太くしてインキの充填量を多くする必要がある。又、インキの粘度が低いために、チップ側を下向きにした場合に先端ボールとチップ抱持部の隙間が生じるとインキが滲みでる(直流)が生じたり、筆記時にインキの流出量が多くなる欠点がある。
【0006】
上記、中粘度の水性インキ、低粘度の油性インキの何れも低粘性であることからインキが逆流や直流しやすい現象がある。インキが逆流や直流を起こすと衣類などを汚す危険がある。又、落下やノック衝撃で筆記掠れが生じやすい欠点がある。
又、中粘度の水性ボールペンは、通常インキ収容管後端に、フォロアと称されるグリース状の半透明不乾性物質が充填されるので、インキ蒸発防止の問題はペン先、即ちボールとホルダーの間隙からの蒸発低減化を考えればよい。例えば、油性ボールペンのように蒸気圧がかなり低い溶剤を主として用いれば、インキの蒸発は考慮しないですむ。しかし、水性インキの場合は水が主溶剤なので、低蒸気圧溶剤を選択しただけでは、水の蒸発を防げない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、低粘度のインキを使用した2種類のボールペン筆記体を搭載して、軸先端口から夫々の筆記先端部を出没可能とする複式のノック式ボールペンに於いて、前記ボールペン筆記体のインキ収容部が大形で非変形のものであっても筆記具の軸径が極端に太くならず且つ、筆記先端部がスムーズに出没可能とする。
又、インキの直流やノックや落下衝撃、上向き筆記に対してのインキの直流や逆流を防止して軸内や手、衣服等の汚損を防止せんとするものである。
又、上向き筆記、衝撃が加わった時の先端ボール直下の空気巻き込みに伴うインク切れで起きる筆記掠れを防止することと、先端ボールとチップ抱持部の内縁とのシール不完全に伴う乾燥で起きる筆記掠れを防止可能とする。
又、筆記先端部を突出したまま胸ポケット等に差しても筆記先端部が軸筒内に自動的に没入する安全機構を備えて成るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に案出された本発明のノック式のボールペンは、2種類のボールペン筆記体を搭載して、軸筒に対し夫々のボールペン筆記体を軸推移して軸先端口から夫々の筆記先端部を出没可能とするノック式のボールペンに於いて、前記ボールペン筆記体は、先端ボールを抱持するチップと後方にインキ収容管を有し、該インキ収容管内に筆記に伴う先端ボールの回転で粘性が低下して流出される、所謂剪断減粘性を有した水性ボールペンインキ又は低粘度の油性インキが充填され、前記インキの後端に筆記に伴うインキの消耗に追随して移動するグリース状の半透明不乾性物から成るフォロアが充填されて成るものであって、更にボールペン筆記体は、インキ収容管のインキ収容部が比較的大きな断面積を有した非変形のものであって、チップとインキ収容部を接続する部位が軸長方向に対する横方向に容易に変移可能と成される。
【0009】
又、ボールペン筆記体が、チップとその後方 にインキ収容管を備えて、チップの内孔部で、スプリングの先方に直立状の棒軸部を形成して、棒軸部の先端が先端ボールの後端を押圧して先端ボールがチップ先端のボール抱持部の内縁に密接してインキの流出が阻止され、筆圧で先端ボールとチップのボール抱持部内縁との密接状態が解除されて先端ボールの回転と共にインキが流出可能となるようにインキの直流且つ逆流を防止可能とする機構部が設けられて成る。
又、或いはボールペン筆記体が、継ぎ手の軸心にチップの後端に連通して後方に弁室が設けられ、弁室の後部にテーパー状又は球面状のボール受け座が設けられて、弁室内にボール弁が遊嵌され、チップ内孔にスプリングが内挿されてスプリングがチップ後端より抜出不能に設けられ、チップ側が上向きの時に前記ボール弁がボール受け座に密接して導孔が密閉されてインキの逆流が阻止され、チップ側が下向きの時に上記密閉状態が解除されると共に導孔、弁室を通じてチップ内にインキが流入可能となるように構成されて成る。
【0010】
又、夫々ノック体をノックした時に、係止突起がクリップ先端の係止段部に係止して筆記先端部を突出状態となし、クリップを胸ポケットに差した時に係止が解除されて筆記先端部が軸内に没入する安全機構を備えて成る。
【0011】
【実施例】
図1乃至図6は本発明の実施例を示している。
先ず、軸筒30にはクリップ33と対向する側面にスリット32と、該スリット32の両側に接続してスリット32に連通するスリット32`を備えた基部34を有したクリップ33が一体に設けられ、クリップ33の先端部には玉部35が形成され、玉部35には鉤状に係止段部36と側壁36`が設けられている。
又、玉部の後方で略山形状の突部37が形成されている。
又、クリップ33は後述するノック体46a,46bの係止突起47a,47bと係止段部36との係合を解除し得る距離だけ横方向に弾性変位可能になされている。又、軸筒30の側面には前記スリット32の反対側にスリット38が設けられている。
又、軸筒30の内孔には前記スリット32の前方で仕切り部43が形成され、該仕切り部43には後述するノック体46a,46bの連結部22a,22bが挿通する2箇所の孔44a,44bが設けられている。
又、軸筒30の先端には先端口を有した先軸31が螺合等の手段で着脱可能に接合されるように成される。
【0012】
又、ノック体46a,46bは略D形状の断面形状を有した軸体で、夫々平坦側が相対して軸筒30内に嵌挿される。
又、夫々の平坦側の一側面に係止突起47a,47bが形成され、更にその後方に矩形状のストッパー片48a,48bが形成されている。
又、平坦側の前記一側面の反対側に夫々弾性片39a,39bを有して弾性変移可能な突起40a,40bが形成されている。
又、ノック体46a,46bの先端には後述するボールペン筆記体1a,1b後端の連結部22a,22bを嵌着する係止孔41a,41bと内方突条の係止部42a,42bが夫々形成されている。
【0013】
次に、本発明のノック式のボールペンに搭載されるボールペン筆記体1aに付いて説明する。尚、ボールペン筆記体1aと1bは同じ構成であり、上述したように、インキ色や描線の太さなどが異なるものである。
又、ボールペン筆記体に適用されるインキは所謂剪断減粘性を有した水性、低粘度の油性インキである。
【0014】
図6に示すようにチップ11は、インキ流入可能なチャンネルを有した座に先端ボール12が略当接した状態で、先端ボール12が回転自在に抱持されるようカシメられている。又、チップ11の内孔部にスプリング14が内挿され、スプリング14の後端が抜出不能となるようにチップの軸部13の後端を適宜カシメている。又、先端ボール12がチップ抱持部の内面に密接することは筆記先端の乾燥、インキの直流防止に対し極めて重要であって、そのために先端ボールを抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメによる密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシメ精度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。又、先端ボールとの密接面に表面処理などが配慮される。
【0015】
又、スプリング14の先方は直立状の棒軸部15となり、当該棒軸部15の先端が先端ボール12の後端に押圧状態で当接する。尚、先端ボール12はその押圧によってチップ11のボール抱持部(カシメなどで形成)の内縁に密接状態となる。
【0016】
又、継ぎ手2は先端にチップ11の軸部13を圧着する前軸部3とインキ収容管17aの前端に圧着される後軸部5が形成され、前記前軸部3と後軸部5との間がフレキシブルな、例えば蛇腹4などで一体に接続された樹脂成形品で形成される。又、前軸部3の内孔部後方にはボール弁16が遊嵌している弁室7があり、弁室7の後方にはテーパー状又は球面状のボール受け座8と軸心に適宜偏心して設けられた導孔9とが設けられ、前記蛇腹4、後軸部5の内孔がインキ収容管17aの内孔に連通している。又、弁室7の内壁の一側には軸方向にインキが流れるように溝部を設けている。(図示せず)この弁室7内の遊嵌しているボール弁16は、チップ11を下向きにした状態では、チップの軸部13の後端に偏った状態に接してインキ流路を形成し、インキ収容管のインキは導孔9を通り前記溝部、前記インキ流路をなどを通じてチップ内孔部に流入する。逆に上向きの状態ではボール弁16がボール受け座8に当接してインキの逆流を防止する機能が得られる。
【0017】
又、インキ収容管17a内には上記ボールペンのインキ18が充填され、更に、このインキ18の後端にインキの消耗と共にインキ面に接触して追随して移動可能なグリース状の半透明不乾性物から成るフォロア19が充填される。又、落下やノック衝撃等による変形を防止するために必要に応じてフォロア19内にフォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア棒20が浸漬される。
尚、上記インキ収容管17aは、一例として透明PP樹脂成形品等が使用される。又、インキ収容管をクリアドレン性に優れた材質で選定する。又、インキ収容管17aは継ぎ手2と一体に形成されてもよい。
【0018】
又、上記インキ収容管17aの後端孔に尾栓21aが固着される。尾栓21aには固着部に於いてインキ収容管17aの内孔に外気と連通する通気孔23が設けられている。又、後方に上記ノック体46aの係止孔41aに嵌着する軸状の連結部22aが形成され、該連結部22aの略後端外周に円周溝状の係止部24aが設けられている。
【0019】
又、インキ収容管17aのインキ収容部は比較的大きな断面積を有した非変形のものであって、例えば、上記軸筒30内に無駄なく嵌挿する略D形の断面形状を有している。尚、上記チップ11とインキ収容部を接続する部位が軸長方向に対する横方向に容易に変移可能と成される。
又、チップ11後端を圧着する継ぎ手とインキ収容管との間にフレキシブルなチューブを接続して構成することも可能である。
【0020】
次に、組み立て構成に付いて説明すると、軸筒30の内孔に上記仕切り部43とノック体46a,46bの先端との間に夫々リターンスプリング45a,45bを付勢した状態で上記ノック体46a,46bが嵌挿されて、夫々の係止突起47a,47bとストッパー片48a,48bがスリット32に嵌挿すると共に弾性的に突起40a,40bがスリット38に嵌入して、夫々のノック体46a,46bが軸筒30に対して前後動可能に抜け止め係止される。
【0021】
続いて、軸筒30の先方側から上記ボールペン筆記体1a,1bが嵌挿され、夫々の連結部22a,22bが仕切り部43の孔44a,44bを貫通して上記ノック体46a,46bの係止孔41a,41bに嵌着される。その際、連結部22a,22bに設けた係止部24a,24bが係止部42a,42bに着脱可能な状態で係合する。
又、軸筒30に先端には上記先軸31が螺合によって固定される。
【0022】
【作用】
先ず、図3及び図4はボールペン筆記体1a,1bの筆記先端部を先軸31内に収納した状態を示している。
この状態から一方のノック体46aの後端をノックした状態が図1及び図2に示されている。図に示すようにノック体46aの係止突起47aがクリップ33の係止段部36に係止してボールペン筆記体1aの筆記先端部が先軸31の先端口から突出される。次に、他方のノック体46bの後端をノックすると、係止突起47bが突部37を適宜押し上げてクリップ33の玉部35が上昇し、前記ノック体46aの係止突起47aと係止段部36の係止を解除されると共にボールペン筆記体1aが後退する。更に、ノック体46bを前進すると係止突起47bが係止段部36に係止してボールペン筆記体1bの筆記先端部が先軸31の先端口から突出する。
【0023】
又、何れかのボールペン筆記体の筆記先端部を突出したままの状態で胸ポケット等に差した場合、服地でクリップ33の玉部35が押し上げられるのでノック体の係止が解除され筆記先端部が先軸31内に収納されて、インキで服を汚損する事故が回避される。
又、筆記具を胸ポケットに差した状態では、ポケット等の縁にストッパー片48a,48bの前端が当接するので、誤ってノック体46a,46bの後端に外力が加わってもノックされず、やはりインキで服を汚す事故が回避可能となる。
【0024】
ところで、ボールペン筆記体1a(1bも同じ)は、チップ11を上向きにした状態に於いて、そのボール弁16が弁室7のボール受け座8に位置して導孔9を密閉するので、上向き筆記されてチップの先端ボール12直下のインキがなくなっても、インキにヘッドが掛かり逆流することがない。従って、チップ11を下向きにした時にはインキがすぐに流出可能となり、筆記で掠れが防止される。(因みにボール弁を有しない構造では、上向き筆記でインキが逆流方向に作用するのでチップ内に空気を巻き込み、下向き筆記で即インキが追随せず掠れが生じる)
【0025】
チップ11を下向きにした筆記状態に於いては、ボール弁16がチップ11後端の一方に偏った状態に当接し、他方にはチップ11内にインキが流入可能な流路が構成され、インキ収容管17aから導孔9を経て弁室7に入ったインキ18は先端ボール12の後端まで誘導される。
この状態で、棒軸部15の押圧で先端ボール12がチップ抱持部の内縁に密接されるのでインキの直流が防止される。又、筆圧により先端ボール12が微小に後退するので隙間を生じてインキが流出可能となり、筆記により先端ボール12の回転でインキがスムーズに流出され、ボテが無く、筆跡濃度の高い筆記が可能となる。
【0026】
先端ボール12の直下にはチャンネル(チップ内孔に向かって貫通したインキ流入溝を複数箇所に有した先端ボールの受け座)がありチャンネルの中心孔には棒軸部15が貫通する。チップ内のインキはインキ流入溝および中心孔と棒軸部15との間の隙間を通じて先端ボール12直下に誘導される。
【0027】
【発明の効果】
本発明の構成及び作用は以上の通りであり単純な構造で非変形の2種類のボールペン筆記体を搭載した便利なノック式のボールペンが安価に提供可能となる。
又、軸径を極力細く、軸先を極力スマートに設計することが可能となる。
又、所謂剪断減粘性を有した水性、低粘度の油性インキを使用したボールペン筆記体を搭載して、ボテの無い、描線の濃い、筆記時以外は先端ボールがチップ抱持部の内縁に密接するので、経時下の乾燥による筆記掠れの筆記掠れの無く、キャップを不要として筆記先端部を出没可能とし、且つ、インキの直流や上向き筆記、ノック及び落下衝撃に対するインキの逆流で軸筒内や手や衣服等を汚す事故が防止される。
又、筆記先端部を突出したままクリップを胸ポケット等に差せば自動的に筆記先端部が軸筒内に没入するので服を汚す危険性がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるノック式のボールペンの要部断面の全体正面図で、一方のボールペン筆記体の筆記先端部を先軸先端口から突出した状態を示している。
【図2】図1に対応する、一部非断面の縦断面図である。
【図3】実施例であるノック式のボールペンの一部非断面の縦断面図で、ボールペン筆記体の筆記先端部を収納した状態を示している。
【図4】図3に対応する、一部非断面の正面側の要部縦断面図である。
【図5】軸筒に収納されたインキ収容管部位の横断面図である。
【図6】本発明のノック式のボールペンに搭載されるボールペン筆記体の全体を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a ボールペン筆記体
1b ボールペン筆記体
2 継ぎ手
3 前軸部
4 蛇腹
5 後軸部
6 鍔部
7 弁室
8 ボール受け座
9 導孔
10 内孔部
11 チップ
12 先端ボール
13 軸部
14 スプリング
15 棒軸部
16 ボール弁
17a インキ収容管
17b インキ収容管
18 インキ
19 フォロア
20 フォロア棒
21a 尾栓
21b 尾栓
22a 連結部
22b 連結部
23 通気孔
24a 係止部
24b 係止部
30 軸筒
31 先軸
32 スリット
32` スリット
33 クリップ
34 基部
35 玉部
36 係止段部
36` 側壁
37 突部
38 スリット
38` 段部
39a 弾性片
39b 弾性片
40a 突起
40b 突起
41a 係止孔
41b 係止孔
42a 係止部
42b 係止部
43 仕切り部
44a 孔
44b 孔
45a リターンスプリング
45b リターンスプリング
46a ノック体
46b ノック体
47a 係止突起
47b 係止突起
48a ストッパー片
48b ストッパー片

Claims (1)

  1. 2種類のボールペン筆記体を搭載して、軸筒に対し夫々のボールペン筆記体を軸推移して軸先端口から夫々の筆記先端部を出没可能とするノック式のボールペンに於いて、前記ボールペン筆記体は、先端ボールを抱持するチップと後方にインキ収容管を有し、該インキ収容管内に筆記に伴う先端ボールの回転で粘性が低下して流出される、所謂剪断減粘性を有した水性ボールペンインキ又は低粘度の油性インキが充填され、前記インキの後端に筆記に伴うインキの消耗に追随して移動するグリース状の半透明不乾性物から成るフォロアが充填されて成るものであって、更にボールペン筆記体は、インキ収容管のインキ収容部が比較的大きな断面積を有した非変形のものであって、チップとインキ収容部を接続する部位が軸長方向に対する横方向に容易に変移可能と成され、軸筒は、その側面に一体に設けられたクリップと、クリップと対向する側面にスリットが設けられ、また夫々ノック体に設けられた係止突起がスリットに嵌挿して、夫々ノック体をノックした時に、係止突起がクリップ先端の係止段部に係止して筆記先端部を突出状態となし、クリップを胸ポケットに差した時に係止が解除されて筆記先端部が軸内に没入する安全機構を備えたことを特徴とするノック式のボールペン。
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