JP3642954B2 - 耐火物吹付用のレデューサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不定形耐火物の湿式吹付け作業に用いられるレデューサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炉壁等に対する不定形耐火物の吹付け作業は、高圧空気により耐火物を粉体のまま吹付ノズルまで乾式圧送し、吹付ノズル内で水及び硬化液と混合して吹付ける方法が一般的であった。しかし最近では、図3に示すように耐火物と水とをプレミックスした混練物を圧送用ポンプ1から吹付ノズル2まで圧送し、吹付ノズル2内で硬化液及び高圧空気と混合して吹付ける湿式圧送法が普及しつつある。
【0003】
この湿式圧送法では、原料ホッパや圧送用ポンプ1等の機器を屋外に設置し、混練物を長い耐圧配管3により吹付ノズル2まで圧送するのが普通である。この際、圧損を少なくするためには太い耐圧配管3を用いることが好ましく、多くの場合2〜3インチ(内径約50〜80mm)の耐圧配管3が用いられている。しかし乾式圧送法の場合とは異なり、湿式圧送法の場合には吹付ノズル2の径も2〜3インチとすると吹付ノズル2を扱う作業者の重量負荷が大きくなるうえ、吹付ノズル2への高圧空気の供給量も不足しがちとなるため、吹付ノズル2の径は細い方が好ましい。そこで吹付ノズル2の手前にテーパ状のレデューサー4を入れて径を絞り、1.5インチ(約40mm)の吹付ノズル2を接続することが行われている。
【0004】
図4はこのような従来のレデューサー4の部分の断面図であり、入口径Dが約50〜80mm、出口径dが約40mm、入口から出口までの長さLが200〜250mmのテーパ状のレデューサー4が用いられていた。ところがこのような従来のレデューサー4を用いると、その部分の圧送圧力負荷が大きくなり、圧送用ポンプ1の負担が大きくなったり、つまりが発生したり付着性が悪くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の問題点を解決し、耐火物と水との混練物の圧送経路の直径を、圧送圧力負荷を抑制しつつ40mm以下にまで絞ることができる耐火物吹付用のレデューサーを提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の耐火物吹付用のレデューサーは、耐火物と水との混練物を、吹付ノズルまでポンプ圧送する経路に用いられるレデューサーであって、テーパ状の本体の入口径Dが50〜80mm、出口径dが25〜40mm、入口から出口までの長さLが350〜1500mmの範囲内にあることを特徴とするものである。また、テーパ状の本体の途中に、混練物の圧送を補助するためのエアー供給部を設けることもできる。
【0007】
本発明のレデューサーは、入口から出口までの長さLを従来のレデューサーよりも100mm以上長くし、圧送経路の断面積を徐々に絞るようにしたので、大きな圧損を生ずることなく出口径dを25〜40mmまで絞ることができる。このため、圧送圧力負荷が大きくなったり、つまりが発生したりすることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明のレデューサーを示す断面図であり、スチールやステンレススチール等の金属材料からなる本体10の両端に、接続用のフランジ11、12を備えている。本体10はテーパ状であり、入口径(内径)Dが50〜80mm、出口径(内径)dが25〜40mm、入口から出口までの長さLが350〜1500mmである。このレデューサーは従来のものと同様に、図3のように用いられるものである。
【0009】
入口径Dを50〜80mmとしたのは、この種の不定形耐火物の湿式吹付け作業においては従来から2〜3インチの径の耐圧配管が用いられており、これをそのまま用いるためである。また出口径dを25〜40mmとしたのは、細径の吹付ノズルの使用を可能とし、作業者の重量負荷を軽減するためである。
【0010】
入口から出口までの長さLを350〜1500mmとしたのは、従来品よりも長さLを長くすることによりテーパを緩やかにし、圧送圧力負荷を低下させるためである。Lが350mm未満では従来品に近づき、圧送圧力負荷が大きくなる。圧送圧力負荷の抑制にはLが大きいことが好ましいが、レデューサーの長さが長すぎると配管セットのために大きいスペースを要することとなるため、実用的には1500mmを越えることは好ましくない。Dが50mm、dが40mmの場合、Lは1000mm程度とすることが最も好ましい。
【0011】
なお、図2に示すようにテーパ状の本体10の途中に、混練物の圧送を補助するためのエアー供給部13を設けることもできる。その設置位置は端面から10mmの両端部を除き任意に選択することができる。またエアー供給部13は本体10の中心軸に対して10〜80°の角度で傾斜させ、混練物の進行方向にエアー供給が行われるようにすることが好ましい。用いられるエアー圧は1〜7kg/cm2程度が普通である。
【0012】
このように構成された本発明のレデューサーは、従来のものと同様に、図3のように耐火物と水との混練物を吹付ノズル2までポンプ圧送する経路に用いられるものである。しかし従来のレデューサーに比較して圧送圧力負荷が小さいため圧送用ポンプ1に無理がかからず、以下の実施例に示すように圧送の途中でつまりが発生することもない。
【0013】
【実施例】
以下の表に示す入口径D、出口径d、長さLを持つ各種のレデューサーを製作し、図3のように耐火物と水との混練物を吹付ノズルまでポンプ圧送する経路に組み込んで、圧送圧力負荷、段取り作業性、混練物の炉内壁面への付着性を評価した。
【0014】
【表1】
Figure 0003642954
【0015】
【表2】
Figure 0003642954
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のレデューサーを用いれば圧送圧力負荷が軽減されて詰まりが防止され、混練物の炉内壁面への付着性も高めることができる。その結果、天井面への施工厚を従来の250mmから300mm以上にすることができる。また25〜40mmの細径の吹付ノズルが使えるので、作業者の重量負荷を軽減できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【図3】湿式圧送法の説明図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧送用ポンプ、2 吹付ノズル、3 耐圧配管、4 従来のレデューサー、10 本発明のレデューサーの本体、11 接続用のフランジ、12 接続用のフランジ、13 エアー供給部

Claims (2)

  1. 耐火物と水との混練物を、吹付ノズルまでポンプ圧送する経路に用いられるレデューサーであって、テーパ状の本体の入口径Dが50〜80mm、出口径dが25〜40mm、入口から出口までの長さLが350〜1500mmの範囲内にあることを特徴とする耐火物吹付用のレデューサー。
  2. テーパ状の本体の途中に、混練物の圧送を補助するためのエアー供給部を設けた請求項1記載の耐火物吹付用のレデューサー。
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