JP3642443B2 - 給湯器または風呂の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器または風呂の制御装置に関するものであり、特にファンをACモータで駆動するとともに、このACモータを位相制御する給湯器または風呂の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般家庭にも比較的大型の給湯器が設置され、一台の給湯器をもって風呂、台所、洗面台といった家中の給湯栓へ配湯する給湯システムが普及しつつある。
このような一台の給湯器で多数の給湯栓を賄う場合の給湯器では、給湯要求に応じて加熱能力を切り換える必要から、複数のバーナを並列に配し、その時々によって燃焼させるバーナの個数を変更する。そのため燃焼に要する給気量は燃焼条件によって著しく異なる。
【0003】
そこでこの種の給湯器では、給気ファンのACモータを位相制御し、燃焼条件に応じた給気を行う構成が採用されている。
【0004】
ここでACモータを位相制御する場合、その基礎として制御すべき交流電源の周波数が60HZ であるのか、50HZ であるのかを特定する必要がある。そこで給湯器に使用される制御装置では、交流電源の電位が正から負へ、または負から正へ変化する毎にパルスを発生させ(ゼロクロスパルスと称される)単位時間あたりのパルス数をマイクロコンピュータ等でカウントすることによって周波数の特定を行っている。
すなわち、一分間のパルス数が120を中心とする一定の範囲である場合には、電源の周波数は60HZ と判定され、100を中心とする一定の範囲である場合には、電源の周波数は50HZ と判定される。
【0005】
またこの種の給湯器の従来技術の制御の流れは、図7のフローチャートの通りである。すなわち従来技術の制御装置では、電源が投入されると、直ちに周波数の特定動作が行われる。具体的には、ステップ1で一分間の入力パルスが100を中心とする一定の範囲であるか否かが判断される。ステップ1でパルスが100であれば、電源周波数は50HZ であるから、ステップ2に移行して50HZ の記録メモリーがONされる。
逆にステップ1でパルスが100でないと判断された場合は、ステップ3に移行し、パルスが120であるか否かが判断される。ここでパルスが120であるならば、電源周波数は60HZ であるから、ステップ4に移行して60HZ の記録メモリーがONされる。
【0006】
そしてステップ1又はステップ3のいずれかでYESと判断され、ステップ2またはステップ4で周波数に対応したメモリーがONされた場合には、ステップ5に移行し、リモコンの動作が開始される。
後はステップ6に移行し、図示しない終了信号が入るまで給湯制御が行われ、ACモータが位相制御されて適切な回転数でファンが回転する。
【0007】
従来技術の給湯器または風呂の制御装置では、もしステップ1でパルスが100でないと判断され、さらにステップ3でもパルスが120ではないと判断された場合には、再度ステップ1に戻り、先の判断を繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の給湯器または風呂の制御装置では、前記したように、パルスが100でも、120でもないと判断された場合には、再度ステップ1に戻り、何度もこのサイクルを繰り返し、リモコン動作には至らない。したがって、ファンは停止したままの状態となる。
一方、本来60HZ であるにも拘わらず50HZ と判断されてしまう場合もある。このような誤判定が起こった場合は、ACモータの制御信号と、ACモータの回転検知数が大幅に異なり、回転異常となって結果的にファンは停止する。
【0009】
これらの故障の原因は、ノイズ等によってパルスに異常をきたした場合、ゼロクロスパルスの発生手段に異常が有る場合、各ステップの設定等に問題がある場合、あるいは後記する様な安全装置が作動した場合という様に様々な要因が考えられるが、いずれにしても復帰のための何らかの対策が必要となり、ステップ1,3で周波数の判定ができなかった場合と、誤判定が起こった場合では対策が異なる。
しかしながら、従来技術の給湯器または風呂の制御装置では、前者の場合であるのか、後者の場合であるのかを知ることは困難であり、復帰に時間がかかるという問題があった。
【0010】
また特に従来技術の給湯器または風呂の制御装置では、ファンは停止したままの状態となった原因がノイズ等によってパルスに異常をきたした場合と、安全装置が作動した場合との見分けがつきにくく、作業に手間取るという問題があった。この理由は、次の通りである。
すなわち給湯器や風呂では各種の安全装置を設ける必要があり、制御装置内でもそれらの作動状況を監視したり適当な表示を行う必要がある。そのため安全装置の作動を検出する為にパルスを作り、このパルスによって安全装置の作動確認や表示を行っている。
【0011】
ここで安全装置の作動を検出する為のパルス信号を発生させたり、出力する回路は、機器の簡略化のために、前記した周波数判定のためのパルス発生回路等と部分的に共通の回路が使用される。
そして安全装置が作動する等の何らかの異常が発生した場合は、その影響で周波数判定手段にパルスが送られてこないこととなる。したがってこの場合もステップ1,3ではパルスが100でも、120でもないと判断され、結果的にファンは停止したままの状態となる。
ところが従来技術の給湯器または風呂の制御装置では、電源投入の最初から既に安全装置が作動していた様な場合には、リモコン動作にも至らない状態で制御が停止し、結果的にノイズ等によってパルスに異常をきたした場合と、安全装置が動作した場合とは同一の状態で停止してしまう。そのためファンが停止した場合の原因究明に時間がかかるという問題が指摘されていた。
【0012】
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に着目し、ファンが停止した場合の原因究明が容易な給湯器または風呂の制御装置の提供を課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そして上記した目的を達成するための請求項1記載の発明は、ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、前記位相制御に必要な商用周波数の特定手段は、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて商用周波数の種類を判定する判定手段を備え、且つ特定の状況下にある時には前記判定手段に入力されるパルス信号が他の特定のものとなる給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加え、他の特定のものであるかについても判定可能であり、さらに、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものでも、他の特定のものでもないことを判定可能であることを特徴とする給湯器または風呂の制御装置である。
【0014】
本発明は、安全装置の作動を検出する為のパルス信号の回路と、周波数判定のためのパルス信号の回路が共通である場合に、安全装置が作動した際に例えばパルス信号がゼロといった特定のものとなることに着目したものである。
本発明の給湯器または風呂の制御装置では、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加え、パルスゼロといった他の特定のものであるかについても判定可能である。そのためこの判定に基づいて、故障の原因が安全装置にあるのか、他の部位にあるのかを区別することができる。
【0015】
本発明の給湯器または風呂の制御装置において、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものでも、特定のものでもないことが判断された場合、安全装置の作動が原因である可能性は低く、代わってノイズによるパルスの異常や、パルス発生回路の異常が疑われる。
【0016】
また前記した請求項1記載の発明をさらに発展させた請求項2記載の発明は、ACモータの位相制御に先立って商用周波数の特定手段を動作させ、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定と、他の特定のものであるかの判定と、特定の商用周波数に対応するものでも他の特定のものでもないことの判定を行い、その判定結果が特定の商用周波数に対応するものである場合にはACモータの位相制御を開始し、その判定結果が他の特定のものであった場合にはその判定結果を表示することを特徴とする請求項1記載の給湯器または風呂の制御装置である。
【0017】
本発明の給湯器または風呂の制御装置では、ACモータの位相制御に先立って商用周波数の特定手段を動作させ、判定結果によって特定の商用周波数に対応するものであることが確認された場合に、ACモータの位相制御を開始する。
そして判定結果が他の特定のものであった場合には、安全装置の異常が疑われるので、その判定結果を表示する。
なお判定結果が特定の商用周波数に対応するものでも他の特定のものでもない場合は、ACモータの位相制御を開始するかどうかは任意であるが、位相制御は中止することが望ましい。
【0018】
また同様の課題を解決するための請求項3記載の発明は、ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、ACモータの制御運転に先立って商用周波数を特定する特定手段を動作させ、該特定手段は、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて、商用周波数の種類を判定する判定手段を備え、且つ特定の状況下にある時には前記判定手段に入力されるパルス信号が他の特定のものとなる給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加えて、他の特定のものであるかの判定と、特定の商用周波数に対応するものでも他の特定のものでもないことについても判定可能であり、この判定結果が他の特定のものであった場合にその事実を記憶する記憶手段と、パルス信号が他の特定のものであるか否かを再度判定する確認判定手段を有し、判定手段の判定結果が特定の商用周波数に対応するものである場合にはACモータの位相制御を開始し、この位相制御と並行して、および/又は位相制御開始前の制御段階において、確認判定手段によってパルス信号が他の特定のものであるか否かを繰り返し判定し、前記確認判定手段の判定の結果パルス信号が他の特定のものではない場合には、前記記憶手段の内容が他の特定のものであったか否かを判断し、前記記憶手段の内容が他の特定のものであった場合には商用周波数の種類を判定する判定手段を再度動作させることを特徴とする給湯器または風呂の制御装置である。
【0019】
本発明の給湯器または風呂の制御装置は、故障を復帰した後の装置の立ち上がりを円滑に行うことを考慮したものである。
すなわち前述の発明のように、安全装置が作動してパルスゼロ等となり、これを判定手段が検知して制御を停止した場合、制御フローの中途で動作が停止することとなる。
そしてこの状態で安全装置を復帰すると、実質上故障は無くなるものの、先の工程で商業電力の周波数を検知していないので、正確な位相制御を行うことができない。そのため故障原因が排除されたにも拘わらず、ファンを回転させることができない事態となる場合がある。
【0020】
本発明は、この事態に対応するものであり、ACモータの制御運転に先立つ商用周波数特定の段階で、パルスがパルスゼロ等の他の特定のものであった場合には、一旦記憶手段に記憶しておく。
そして後段の位相制御、又は位相制御開始前の制御状態において、これと並行して確認判定手段によってパルス信号が他の特定のものであるか否かを再度判定する。ここでは、安全装置が作動していない様な場合は、記憶手段の内容が他の特定のものであったか否かを判断する。ここでもし一旦安全装置が作動していて、これを制御の途中で復帰したものである場合には、パルスゼロ等の情報が記憶手段に記録されている。またこの場合は、前記したように、前段の商業電力の周波数を検知していない状態である。そこで本発明では、確認判定手段の結果パルス信号が他の特定のものではない場合には、前記記憶手段の内容が他の特定のものであるという条件が揃えば、商用周波数の種類を判定する判定手段を再度動作させ、正確な位相制御が行えるよう工夫されている。
【0021】
また上記した発明をさらに改良した請求項4記載の発明は、判定手段の判定結果を記憶する手段とこの判定結果を表示する表示手段を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の給湯器または風呂の制御装置である。
【0022】
本発明の給湯器または風呂の制御装置では、判定手段の判定結果を記憶する手段とこの判定結果を表示する表示手段をもつので、ファンが停止した場合にその原因追求が容易である。
【0023】
また同様の目的を達成するための請求項5記載の発明は、ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、前記位相制御に必要な商用周波数の特定手段が、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて、商用周波数の種類を判定する判定手段を備える給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段に入力されるパルス信号が商用周波数以外の場合であることを判断する異常検出手段と、異常検出を表示する表示手段を有することを特徴とする給湯器または風呂の制御装置である。
【0024】
本発明の給湯器または風呂の制御装置では、判定手段に入力されるパルス信号が商用周波数以外の場合であることを判断する異常検出手段と、さらに異常検出を表示する表示手段を有する。そのため、本発明の給湯器または風呂の制御装置では、ファンが停止した原因がパルスに関連するものである場合に、これを容易に知ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の給湯器または風呂の制御装置のブロック図である。図2は、本発明の第一の実施形態の制御を示すフローチャートである。図3は、本発明の第二の実施形態の制御を示すフローチャートである。図4は、本発明の第三の実施形態の制御を示すフローチャートである。図5は、本発明の第四の実施形態の制御を示すフローチャートである。図6は、本発明の第五の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【0026】
以下に説明する第一から第五の実施形態では、制御装置のブロックはいずれも同一であり、図1の様である。
制御装置1は、マイクロコンピュータ2を中心として、これに各入出力装置が接続されたものである。
マイクロコンピータ2は、公知のとおり、CPU,RAM,ROM等を内蔵するものであり、後記するソフトウェアに従って所定の動作を行う。
図1には入出力機器は、本発明に関連するものだけが記載されている。すなわち、マイクロコンピュータ2には、パルス発生装置(パルス化手段)3、コントロールリモコン4、位相制御装置5が接続されている。
【0027】
パルス発生装置3は、従来技術のそれと同様に、ゼロクロスパルスを発生させるものであり、電源8から周波数信号を受けている。またパルス発生装置3には、安全装置9からの信号も入力されている。そして安全装置9の動作等を示す信号は、前記したゼロクロスパルスと同一のタイミングでマイクロコンピュータ2に入力される。
また安全装置9が作動した場合には、パルス発生装置3からのマイクロコンピュータ2へのパルス信号は停止する。なお安全装置9には、例えば熱交換器のハイリミットスイッチ等がある。
【0028】
コントロールリモコン4は、湯温の設定等を行うものである。本実施形態では、コントロールリモコン4内に表示装置(表示手段)10が内蔵されている。
【0029】
位相制御装置5は、電源の位相を変換するものである。位相制御装置5にはACモータ7が接続されている。
【0030】
つぎに、第一の実施形態の給湯器または風呂の制御装置のソフトウェア、すなわち装置の動作内容について図2を参照しつつ説明する。
【0031】
図2に示すフローチャートは、電源投入から基礎制御に至るまでの工程を示すものである。なおここでいう「基礎制御」とは、コントロールリモコン4の表示等の制御が行われている状態をいう。この「基礎制御」の状態では、ACモータ7の位相制御が行われている場合と、ACモータ7の位相制御が行われていない場合がある。
本制御装置1に電源を投入すると、電源8からパルス発生装置3に周波数信号が送られ、また安全装置9から所定の信号が入力される。
【0032】
またパルス発生装置3から電源周波数に対応したゼロクロスパルスがマイクロコンピュータ2へ入力される。
そしてステップ1で、一分間の入力パルスが100を中心とする一定の範囲であるか否かが判断される。ステップ1でパルスが100を中心とする一定の範囲であれば、電源周波数は50HZ であるから、ステップ2に移行して50HZ の記録メモリーがONされる。
【0033】
逆にステップ1でパルスが100でないと判断された場合は、ステップ3に移行し、パルスが120を中心とする一定範囲であるか否かが判断される。ここでパルスが120を中心とする一定範囲であるならば、電源周波数は60HZ であるから、ステップ4に移行して60HZ の記録メモリーがONされる。
前記したようにステップ1、ステップ3と進み、ステップ3でもNOであった場合、すなわちパルスが100でも120でもない場合は、ステップ5に進み、パルスがゼロであるか否かが判断される。もしパルスゼロであった場合は、安全装置が作動した疑いが強いので、ステップ6に移行し、安全装置作動メモリーをONする。
またステップ5でパルスゼロでもない場合は、その他の故障が疑われるので、ステップ7に進み他のメモリー(判定不良)をONする。
【0034】
なお、本実施形態では、上記したステップ1,3,5が請求項記載の判定手段として機能し、ステップ2,4,6,7が記憶手段として機能している。
各ステップ2,4,6,7の後は、ステップ8に進み、コントロールリモコン4が操作できる状態となる。
以上のステップで、電源周波数が50HZ あるいは60HZ と特定され、且つ基礎制御に至るまでの間に安全装置が作動しなかった場合、すなわち何らの異常もなく、装置が起動する場合は、ステップ9,10,11,12を経てステップ14の基礎制御に至る。このルートを通ってステップ14の基礎制御に至った場合には、基礎となる周波数の特定はできているので、コントロールリモコン4の表示制御等の他、ACモータ7の位相制御運転や、燃焼運転が行われる。
すなわちステップ8からステップ9に移行し、ステップ9で先の判定不良のメモリーがONであるか否かを確認する。
ステップ9で判定不良のメモリーがOFFであるならば、ステップ10に進み、再度ゼロクロスパルスがゼロであるか否かを判定する(確認判定手段)。ステップ10では、ステップ6のメモリーを確認するのではなく、あくまでもステップ5と同様の動作を繰り返す。
【0035】
そしてステップ10でパルスがゼロでないことが確認されると、ステップ11に移行し、安全装置作動メモリーがONされているか否かを確認する。なおステップ11で安全装置作動メモリーがONであった場合は、ステップ1に戻るが、ステップ10で再度パルスゼロを確認しているので、このルートでステップ1に戻るのは、電源投入時に安全装置が作動していて、かつ後で安全装置が解除された場合に限られる。
【0036】
ステップ11で安全装置作動メモリーがONされていないと判断されれば、ステップ12に移行し、判定表示の要求の有無を確認する。表示要求があった場合には、ステップ13に移行して必要な表示を行う。判定表示の要求は、コントロールリモコン4によって行われ、またこの表示は、コントロールリモコン4の表示装置10に表示される。
判定要求があった場合はステップ13を経由してステップ14に移行し、判定要求が無かった場合にはステップ12から直接ステップ14に移行する。そしてステップ14では、基礎制御が行われる。
またステップ14からステップ9に戻り、基礎制御およびACモータの位相制御等と並行して前述したステップ9からステップ13までの制御を繰り返し行う。
【0037】
また逆に、何らかの異常が起こった場合は、次の制御流れでステップ14の基礎制御に至る。
【0038】
すなわちステップ8からステップ9に移行し、ステップ9で先の判定不良のメモリーがONであるならば、基礎となる周波数の特定ができていないのであるから、ステップ15に進み、ACモータ7の運転や、燃焼運転を停止する信号を発する。そしてステップ15からステップ12に入り、判定表示要求があった場合には、ステップ13を経由して、また表示要求が無い場合にはステップ12から直接的に、ステップ14の基礎制御に移行する。
ステップ15を経由してステップ14の基礎制御に移行した場合には、ACモータの運転や、燃焼運転を停止する信号が出されるので、ステップ14では、基礎制御だけが行われ、ACモータ7の運転や、燃焼運転は停止されたままの状態となる。そしてステップ14からステップ9に戻り、基礎制御と並行してステップ9以下の制御が繰り返される。すなわち位相制御開始前の制御段階において、ステップ9以下の制御が繰り返される。
【0039】
パルスが入力されない状況の時は次の通りである。
すなわちステップ8からステップ9を経由してステップ10に至り、ここでYESと判定された場合は、安全装置の作動が疑われるので、ステップ16で安全装置が作動した旨の表示と、異常発生の表示をコントロールリモコン4に表示させる。
【0040】
次にステップ17に進み、この安全装置の作動が、電源投入時からそうであったのか、あるいは電源投入後にそうなったのかを判断する。
すなわちステップ17で、ステップ6で設定した(されなかった場合もある)安全装置作動メモリーを確認する。
ここで安全装置作動メモリーがONされていた場合には、基礎となる周波数の特定ができていないのであるから、ステップ15に進み、ACモータの位相制御運転を停止し、ステップ12を経てステップ14の基礎制御に移行する。
【0041】
またステップ17で安全装置作動メモリーがOFFであることが判れば、制御は、ステップ1→2→8あるいは、ステップ1→3→4→8を通ってきたものであると考えられ、基礎となる周波数の特定はできているので、そのままステップ14に移行し(ステップ12は経由する)、基礎制御とACモータ7の位相制御がなされる。
なお、この制御流れとなる場合、すなわちステップ10でパルスゼロが検知され、またステップ17で安全装置作動メモリーがOFFであった場合とは、電源投入時には安全装置は作動しておらず、運転中に何らかの原因で安全装置が作動したケースである。したがって安全装置の性質によっては、もちろんバーナの消火や、ACモータ7の停止等を行う必要が生じる場合もあるが、安全装置作動に対する個々の処置は、他の制御で行われており、図2のフローチャートからは除外している。
【0042】
そしてステップ14からステップ9に戻り、基礎制御等と並行してステップ9からステップ13までの制御を繰り返し行う。
【0043】
また故障等の場合には、コントロールリモコン4を操作して、判定表示要求を行う。判定表示要求があった場合には、ステップ12からステップ13に移行し、表示装置10に、ステップ2,4,6,7のいずれかで設定したメモリーの内容を表示させる。具体的には、表示装置10には、「50HZ 」「60HZ 」「安全装置作動」「判定不良」といった文字、あるいは「E1」といったコードが表示されることとなる。
したがって作業者は、この表示に従って故障原因を究明し、所定の処置を行うことができる。
【0044】
また故障の原因が安全装置にあり、そして適当な処置の結果安全装置の作動が解除した場合は、ステップ11からステップ1に戻り、再度周波数の特定が行われる。
電源投入時から安全装置が作動しており、且つ途中で安全装置が復帰した場合の制御流れは次の通りである。
すなわち、電源投入時から安全装置が作動している場合には、ステップ1,3を経由してステップ5に至り、ステップ6で安全装置作動メモリーがONされる。そしてステップ8、ステップ9を経由してステップ10に至り、ステップ10でパルスゼロが検出され、ステップ16で安全装置作動表示および異常表示がなされる。次にステップ17で安全装置作動メモリーのONが確認され、ステップ15を経由してステップ14の基礎制御に移行する。従ってACモータは停止したままの状態となり、リモコンの表示等の制御とステップ9,10,16,17,15,12,14が繰り返し行われることとなる。
【0045】
そしてこの状態から、適当な処置の結果、安全装置の作動が解除された場合は、マイクロコンピュータ2にパルスが入力されるので、ステップ10では、NOと判断され、ステップ11に移行する。そしてステップ11で、安全装置作動メモリーが確認される。
ここで本説明は、電源投入時から安全装置が作動しており、且つ途中で安全装置が復帰した場合の制御流れであるから、安全装置作動メモリーがONされている。従ってステップ11ではNOと判断され、ステップ1に戻って再度周波数の判定が行われる。このようにステップ1に戻す理由は、電源投入時から安全装置が作動している条件下では、位相制御の基礎となる周波数が特定されていないので、安全装置を復帰してステップ14へ移行させても、ACモータの位相制御を行うことができないためである。
従って給湯器または風呂の制御装置では、図2のステップ10,11のような制御ステップを設けることが望ましい。
【0046】
位相制御の基礎となる周波数が特定されないケースとしては、上記したようなパルスゼロの場合の他、判定不良の場合もあり、この場合においても、電源投入時から判定不良の条件下では、位相制御の基礎となる周波数が特定されていないので、途中から判定可能な状態となって、ステップ14へ移行させても、ACモータの位相制御を行うことができない。
【0047】
この場合の対策は、図2には盛り込まれていないが、例えば図3,図4の様な制御フローを採用することにより、解決することができる。図3,図4の制御フローは、いずれも前記した図2の制御フローを基本に改良したものであり、説明を簡単にするために、図2の制御フローと同様の動作を行うステップに同一の番号を付している。
図3の制御フローが図2のそれと異なる箇所は、図3の制御では、ステップ9の判定不良メモリー確認がYESであった場合に、ステップ1に戻る様に構成されている点である。すなわち図3の制御フローでは、ステップ1,3で、パルスが100でも120でも無く、さらにステップ5でパルスゼロでもないと判断されて判定不良メモリーがONとなった場合、ステップ9からステップ1に戻り、再度パルスの特定を繰り返す。
したがって電源投入時に、ノイズ等の原因で周波数の特定が行われなくても、後でそのノイズが消失した様な場合には、繰り返し行われるステップで周波数の特定が行われ、制御装置は自動的に復帰する。
【0048】
また図4のフローは、より詳細な表示を可能とするものである。図4の制御フローが図2のそれと異なる箇所は、図4の制御では、ステップ14の基礎制御と、ステップ9の繰り返し部分に、ステップ18を設け、ステップ18で判定不良メモリーを再度確認することとした点である。そして図4の制御では、ステップ18で判定不良メモリーがONでなかった場合には、図2のフローと同様にステップ9に戻るが、ステップ18で判定不良メモリーがONであった場合にはステップ1に戻る。
【0049】
そしてステップ1から、再度パルスの特定を繰り返す。
すなわち図4の制御フローでは判定不良メモリーがONであった場合、ステップ1からステップ18までの工程を繰り返し、基礎制御を行うと共にステップ12の判定表示要求の有無を監視する。そのため図4の制御フローでは、途中で判定表示要求があった場合には、ステップ12からステップ13の判定結果表示に移行し、表示装置10にメモリーの内容を表示させることができる。
【0050】
以上、図2,3,4で再度周波数特定を行う制御フローを紹介したが、例えば図2のステップ10,11や、図4のステップ18の様な再度周波数特定を行う工程は、必須のものではなく、これを省略することも可能である。ステップ11等を省略した場合は、途中で安全装置が復帰した場合に、基礎制御だけが行われることとなる。しかしながら、例えば、修理の際や、修理の後で電源をOFFにするといったリセット行為を行えば、必然的にステップ1に戻ることとなるので、給湯器等の起動は可能である。
【0051】
図5のフローチャートは、このような観点から構成されたものであり、ステップ11,17の工程が無いことを除いて、図2の制御フローと同一である。図5のフローチャートの説明は、図2のフローチャートと同一の動作を行うステップに同一の数字を付すことにより、詳細説明を省略する。
【0052】
なお、ステップ6の安全装置作動メモリーを省略しているのは、ステップ10で再度判定し、ステップ16で異常表示も自動的に行っていることによる。すなわち、安全装置作動メモリーが無く、ステップ13の表示経由とならなくとも、ステップ16で表示されるからである。
【0053】
つぎに、本発明の第五の実施形態について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
第五の実施形態は、前述した二つの実施形態をより簡略化したものであり、前述したステップ10のパルスゼロの判定を略したものである。
【0054】
図6のフローチャートでは、説明を簡単にするために、先の実施形態と同様の動作を行うステップに同一の番号を付している。
第五の実施形態では、制御装置1に電源を投入すると、ステップ1で、1分間の入力パルスが100を中心とする一定の範囲であるか否かが判断され、これがYESであれば、ステップ2に移行して50HZ の記録メモリーがONされる。
【0055】
またステップ1がNOであれば、ステップ3に移行し、パルスが120であるか否かが判断され、これがYESであればステップ4に移行して60HZ の記録メモリーがONされる。
そしてステップ3でもNOであった場合、すなわちパルスが100でも120でもない場合は、ステップ7判定不良のメモリーをONする。
【0056】
なお、本実施形態では、ステップ1,3が請求項の異常検出手段として機能している。
各ステップ2,4,7の後は、ステップ8に進み、リモコン4が操作できる状態となる。
【0057】
そしてステップ8からステップ9に移行し、ステップ9で先の判定不良のメモリーがONであるか否かを確認する。ステップ9で先の判定不良のメモリーがONであるならば、基礎となる周波数の特定ができていないのであるから、ステップ15に進み、ACモータの運転や、燃焼運転を停止する信号を発し、ステップ12へ移行する。またステップ9で先の判定不良のメモリーがOFFであるならば、ステップ9から直接的にステップ12に移行する。
ステップ12は先の実施形態と同一であり、判定要求の有無を判断し、判定要求があった場合には、ステップ13に移行して表示装置10にメモリーの内容を表示する。すなわちコントロールリモコン4を操作して、判定表示要求を行った場合には、表示装置10に「50HZ 」「60HZ 」「判定不良」といった文字、あるいは「E1」といったコードが表示される。
そして最後にステップ14の基礎制御に移行し、さらにステップ9に戻る。ステップ14では、ステップ15を経由した場合には基礎制御だけが行われ、それ以外の場合には基礎制御と位相制御等が行われる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の給湯器または風呂の制御装置は、ファンが回転しないという故障が起きたとき、その原因追求が容易であり、修理や点検が容易であるという効果がある。
特に請求項1記載の発明ではパルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加え、パルスゼロといった他の特定のものであるかについても判定可能である。そのためこの判定に基づいて、故障の原因が安全装置にあるのか、他の部位にあるのかを区別することができる効果がある。
また、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものでも、他の特定のものでもないことを判定することにより、故障の原因をより明確に知ることができる効果がある。
【0059】
請求項2,4,5記載の発明では、故障原因等を表示することができ、故障原因の解明がより簡単である効果がある。
【0060】
請求項3記載の給湯器または風呂の制御装置は、故障を復帰した後の装置の立ち上がりを円滑に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給湯器または風呂の制御装置のブロック図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第二の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第三の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第四の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第五の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図7】 従来技術の給湯器または風呂の制御装置の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 マイクロコンピュータ
3 パルス発生装置
4 コントロールリモコン
5 位相制御装置
7 ACモータ
8 電源
Claims (5)
- ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、前記位相制御に必要な商用周波数の特定手段は、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて商用周波数の種類を判定する判定手段を備え、且つ特定の状況下にある時には前記判定手段に入力されるパルス信号が他の特定のものとなる給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加え、他の特定のものであるかについても判定可能であり、さらに、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものでも、他の特定のものでもないことを判定可能であることを特徴とする給湯器または風呂の制御装置。
- ACモータの位相制御に先立って商用周波数の特定手段を動作させ、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定と、他の特定のものであるかの判定と、特定の商用周波数に対応するものでも他の特定のものでもないことの判定を行い、その判定結果が特定の商用周波数に対応するものである場合にはACモータの位相制御を開始し、その判定結果が他の特定のものであった場合にはその判定結果を表示することを特徴とする請求項1記載の給湯器または風呂の制御装置。
- ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、ACモータの制御運転に先立って商用周波数を特定する特定手段を動作させ、該特定手段は、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて、商用周波数の種類を判定する判定手段を備え、且つ特定の状況下にある時には前記判定手段に入力されるパルス信号が他の特定のものとなる給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段は、パルス信号が特定の商用周波数に対応するものであるか否かの判定に加えて、他の特定のものであるかの判定と、特定の商用周波数に対応するものでも他の特定のものでもないことについても判定可能であり、この判定結果が他の特定のものであった場合にその事実を記憶する記憶手段と、パルス信号が他の特定のものであるか否かを再度判定する確認判定手段を有し、判定手段の判定結果が特定の商用周波数に対応するものである場合にはACモータの位相制御を開始し、この位相制御と並行して、および/又は位相制御開始前の制御段階において、確認判定手段によってパルス信号が他の特定のものであるか否かを繰り返し判定し、前記確認判定手段の判定の結果パルス信号が他の特定のものではない場合には、前記記憶手段の内容が他の特定のものであったか否かを判断し、前記記憶手段の内容が他の特定のものであった場合には商用周波数の種類を判定する判定手段を再度動作させることを特徴とする給湯器または風呂の制御装置。
- 判定手段の判定結果を記憶する手段とこの判定結果を表示する表示手段を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の給湯器または風呂の制御装置。
- ファンを駆動するACモータの位相制御手段を有し、前記位相制御に必要な商用周波数の特定手段が、電源の周波数をパルス信号に置き換えるパルス化手段と、パルス化手段が発するパルス信号を受けて、商用周波数の種類を判定する判定手段を備える給湯器または風呂の制御装置において、前記判定手段に入力されるパルス信号が商用周波数以外の場合であることを判断する異常検出手段と、異常検出を表示する表示手段を有することを特徴とする給湯器または風呂の制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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1996
- 1996-03-08 JP JP08091796A patent/JP3642443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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