JP3642414B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、超小型・高密度パッケージに適した半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、携帯情報機器等に代表されるように、電子機器の小型化及び軽量化に対する要望が高まっており、それにともなって半導体装置の小型化及び高密度化が急速に進んでいる。このような現状のもと、LSIチップを直接回路基板上に搭載するベアチップ実装、半導体装置の形状をLSIチップの形状に極力近付けることにより小型化を図る、いわゆるCSP(Chip Size Package)構造の半導体装置等の技術が提案され、半導体装置の小型化及び高密度化が図られている。このCSP構造の半導体装置は、LSIチップの電極配置に多用されているペリフェラル型電極配置を、再配線の工程によって、多ピン化に有利なエリアアレイ型電極配置に変換したものである。
【0003】
図8は、従来のベアチップ実装に用いられる半導体装置を回路基板に実装する各工程を、それぞれ示す概略断面図である。
【0004】
半導体装置1を回路基板100(図8(b)及び(c)参照)に実装する際には、まず、図8(a)に示すように、平板状のベアチップ2の表面上に複数の外部接続部3を設ける。
【0005】
外部接続部3が設けられたベアチップ2は、図8(b)に示すように、ベアチップ2上の複数の外部接続部3が、平板状の回路基板100上に設けられた複数の接続端子101にそれぞれ接続されるように回路基板100に実装される。
【0006】
しかし、この半導体装置1の回路基板100への実装構造では、半導体装置1の実装後における電源のオンまたはオフ操作によるデバイス自体の温度上昇または下降、あるいは外気温度の上昇または下降による温度サイクル負荷がかかった場合に、ベアチップ2と回路基板100との熱膨張率の差により、外部接続部3に熱応力に起因する歪みが発生し、クラックが発生することで、電気的不良が生じる。
【0007】
昨今では、電子機器の高機能化及び小型化が急速であり、回路基板100の高密度化、搭載部品点数の増大にともなって、半導体装置1自体の高密度化(端子の多ピン・挟ピッチ化、大型化、薄型化)が求められるようになっており、半導体装置1の回路基板100への実装後における信頼性を向上させることが特に重要になっている。
【0008】
このため、一般的には、図8(c)に示すように、ベアチップ2と回路基板100との間隙に樹脂4を充填(アンダーフィル)し、各外部接続部3に生じる熱応力を緩和することが行われている。
【0009】
しかし、樹脂4を回路基板100と半導体装置1との間隙にアンダーフィルすれば、半導体装置1のリペアが非常に困難になるという問題がある。
【0010】
また、上記の実装構造では、樹脂4を回路基板100とベアチップ2との間隙にアンダーフィルする工程及び樹脂4を硬化させる工程を付加する必要があり、作業工程が増加するために製造効率が低下し、また、コストが上昇するという問題もある。
【0011】
このように、上記の半導体装置1の実装構造では、小型化及び高密度実装化を可能とする実装構造であるにもかかわらず、半導体装置1のリペアが実質上不可能になっていること、樹脂4の注入、硬化工程の追加による作業行程の増加及びそれに伴うコストの上昇、さらに、ベアチップ2を主構造とし、保護構造を持たない半導体装置1自体のハンドリング性の悪さ等の要因によって、その普及が妨げられている。
【0012】
このため、ベアチップ並みに高密度化が可能であり、低コストであって、かつ、パッケージ単体となっている回路基板への実装前のみならず、回路基板100への実装後においても高い信頼性を維持することができる半導体装置が求められている。
【0013】
このような要求に応じて、例えば、特願平11−258460号、特願2000−154788号において、新たな半導体装置が提案されている。
【0014】
図9は、特願平11−1482569号に記載された半導体装置10の実装構造を示す断面図である。
【0015】
この半導体装置10は、各種の半導体素子を備えた半導体チップ11と、この半導体チップ11の所定の位置にそれぞれ設けられた複数のチップ電極12とを有している。半導体チップ11上には、各チップ電極12上にそれぞれ開口が形成された絶縁膜13が半導体チップ11の全面にわたって形成されており、この絶縁膜13上には、複数の樹脂部材14がそれぞれ独立して設けられている。また、絶縁膜13上には、所定形状にパターニングされた配線パターン15が設けられている。配線パターン15は、各チップ電極12にそれぞれ接続されるように半導体チップ11上に所定のパターンに形成されている。半導体チップ11上には、半導体チップ11の表面を保護する保護膜16が設けられており、保護膜16には、樹脂部材14上の配線パターン15が露出するように開口部16aがそれぞれ形成されている。保護膜16の各開口部16aから露出した配線パターン15の各表面には、外部接続電極17がそれぞれ設けられており、各接続電極17によって、配線パターン15が回路基板100の接続端子101にそれぞれ接続されている。
【0016】
この半導体装置10では、半導体チップ11と回路基板100との間の熱膨張率の差により外部接続電極17に発生する歪みを、樹脂部材14の弾性によって緩和することによって、半導体装置10の信頼性の向上を図っている。
【0017】
図10は、特願2000−154788号に記載された半導体装置20を示す上面図である。
【0018】
この半導体装置20は、半導体チップ21の内部に導通する複数のチップ電極12と、回路基板に接続する外部接続電極(図示せず)が取り付けられた複数のパッド15aと、各パッド15aから半導体チップ21表面上に引き出されて所定の直線状パターンによってチップ電極12にそれぞれ接続された配線パターン15とを有しており、各配線パターン15の延出方向が、半導体チップ21が熱応力によって伸縮する方向と一致しない方向になっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
図11は、図9に示す特願平11−1482569号の半導体装置10が回路基板100に実装されている状態を、半導体装置10の1つの外部接続電極14、配線パターン15、樹脂部材13の周辺を拡大して示しており、図11(a)は、その断面図、図11(b)は、その平面図を表している。
【0020】
半導体装置10において、配線パターン15は、樹脂部材14上に設けられたパッド15aに接続されている。パッド15aは、図11(b)のAで示す円形状の領域内にて外部接続電極17に接触しており、回路基板100と外部接続電極17との間で発生する熱応力により、樹脂部材14が変形した場合に、樹脂部材14の変形に伴って移動される。これに対して、パッド15aに接続された配線パターン15は、半導体チップ11上の所定箇所に固定されており、熱応力により樹脂部材14が変形しても、変形及び移動することなく固定状態を維持する。
【0021】
したがって、この半導体装置10では、半導体装置10の回路基板100への実装後において、熱応力による歪みが外部接続電極17に加えられて、樹脂部材14がその弾性により変形した場合に、この樹脂部材14の変形に伴って、樹脂部材14上のパッド15aが移動することにより、パッド15aと半導体チップ11上に固定された配線パターン15との間の接続部分に大きな歪みが発生し、図11(a)及び(b)にそれぞれCで示すクラックが生じ、電気的不良が発生するおそれがある。
【0022】
また、図10に示した半導体装置20では、配線パターン15の延出方向を、半導体チップ11が熱応力によって伸縮する方向と一致しない方向に制限されているために、直線状の配線パターン15の引き回しの自由度が小さくなり、将来的に予測される半導体装置の高密度化(端子の多ピン化、狭ピッチ化、半導体基板の大型化、薄型化)に対応できなくなるおそれがある。
【0023】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、回路基板への実装後の熱応力による歪みによる影響により、半導体基板上の配線に電気的不良が発生しない半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、半導体素子が設けられた半導体基板上の所定の位置に適当な厚さで突出するように設けられた樹脂部材と、該樹脂部材上に設けられたパッドと、該パッド上に設けられて回路基板への実装時に該回路基板に設けられた接続端子に接続される外部接続電極と、前記半導体素子に導通するように前記半導体基板上に設けられたチップ電極と、該チップ電極と前記樹脂部材上のパッドとを接続するように前記半導体基板上に所定のパターンにて形成された配線パターンとを有し、前記パッドと前記配線パターンとの接続位置が、前記樹脂部材上に形成されており、前記樹脂部材は、前記パッドに対する前記配線パターンの接続方向に沿って長く形成されており、前記樹脂部材の長手方向および前記配線パターンの前記パッドに対する接続方向は、前記半導体基板が熱応力によって伸縮する方向に対して、略直交する方向に設けられていることを特徴とするものである。
【0025】
この構成により、半導体装置の回路基板への実装後における外部接続電極と回路基板との間に発生する熱応力を緩和する樹脂部材の変形によって、樹脂部材上に形成されたパッドと配線パターンとの間に生じる歪みを効果的に緩和することができる。
【0027】
このようにすれば、樹脂部材上の配線パターンに生じる歪みを緩和する効果を維持しつつ、半導体装置上の樹脂部材によって覆われる面積を小さくして、半導体装置上の平坦な部分の面積を大きくすることができる。このため、半導体装置上の配線パターンの引き回し自由度が増大するので、高密度に配線を配設することが可能になる。
【0028】
さらに、前記樹脂部材は、長方形状、または、略楕円形状、または、配線パターンとの接続方向に突出しており、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれ順次狭くなっている形状に形成されていれば、半導体基板上の樹脂部材で覆われる面積を小さくすることができるので、半導体装置上の配線パターンの引き回し自由度が増大し、高密度な配線を配設することが可能となる。
【0029】
また、上記の本発明において、前記樹脂部材上の配線パターンと、前記外部接続電極と前記パッドとの接続位置との距離が、60μm以上になっていることが好ましい。
【0030】
このようにすれば、配線パターンとパッドとの接続位置に発生する歪みを確実に緩和することができる。
【0031】
また、上記本発明において、前記パッドが、前記配線パターンとの接続方向に突出しており、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなていることが好ましい。
【0032】
このようにすれば、パッドと配線パターンとの接続部分が急に細くならず、滑らかに細くなっていくので、接続部分に集中する歪みによって、配線パターンにクラックが生じて、電気的不良が発生することを防止することができる。
【0033】
また、上記本発明において、前記樹脂部材の長手方向および前記配線パターンの配線方向は、前記半導体基板が熱応力によって伸縮する方向に対して、略直交する方向に設けられていることが好ましい。
【0034】
このようにすれば、配線パターンに発生する歪みによる応力を緩和して、配線切れを防止することができる。
【0035】
また、本発明の他の半導体装置は、半導体素子が設けられた半導体基板上の所定の位置に適当な厚さで突出するように設けられた樹脂部材と、該樹脂部材上に設けられたパッドと、該パッド上に設けられて回路基板への実装時に該回路基板に設けられた接続端子に接続される外部接続電極と、前記半導体素子に導通するように前記半導体基板上に設けられたチップ電極と、該チップ電極と前記樹脂部材上のパッドとを接続するように前記半導体基板上に所定のパターンにて形成された配線パターンとを有する半導体装置であって、前記パッドと前記配線パターンとの接続位置が、前記樹脂部材上に形成されており、前記パッドは、前記配線パターンとの接続方向に突出しており、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなっていることを特徴とする。
【0036】
このようにすれば、回路基板と半導体基板との熱膨張率の差が小さい等、外部接続電極に発生する応力が、特に応力を緩和する必要がない程小さい場合に、好適である。
【0037】
また、本発明は、前記半導体装置の製造方法であって、半導体素子が設けられた半導体基板上に前記半導体素子に導通するようにチップ電極を設ける工程と、次いで、前記半導体基板の前記チップ電極が設けられていない位置に所定高さで突出する樹脂部材を設ける工程と、次いで、前記樹脂部材上にパッドを設けるとともに、該パッドに前記樹脂部材上にて接続された配線パターンを、前記チップ電極に接続されるように所定のパターンで前記半導体基板上に形成する工程と、次いで、前記パッド上に外部接続電極を設ける工程とを包含し、前記樹脂部材を設ける工程において、前記樹脂部材を、前記パッドに対する前記配線パターンの接続方向に沿って長くなるように、かつ、前記樹脂部材の長手方向および前記配線パターンの前記パッドに対する接続方向を、前記半導体基板が熱応力によって伸縮する方向に対して略直交する方向になるように形成することを特徴とするものである。
【0038】
また、本発明は、前記半導体装置の製造方法であって、半導体素子が設けられた半導体基板上に前記半導体素子に導通するようにチップ電極を設ける工程と、次いで、前記半導体基板の前記チップ電極が設けられていない位置に所定高さで突出する前記樹脂部材を設ける工程と、次いで、前記樹脂部材上にパッドを設けるとともに、該パッドに前記樹脂部材上にて接続された配線パターンを、前記チップ電極に接続されるように所定のパターンで前記半導体基板上に形成する工程と、次いで、前記パッド上に外部接続電極を設ける工程とを包含し、前記樹脂部材を設ける工程において、前記パッドを、前記配線パターンとの接続方向に突出するように、かつ、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなるように形成することを特徴とするものである。
【0039】
また、本発明の他の半導体装置の製造方法は、半導体装置の所定位置に電極を設ける工程と、前記半導体装置の所定の位置に前記パッドと、該パッドに接続されて前記半導体装置の表面上に所定のパターンを形成して前記電極に接続される配線パターンとを配設する工程と、前記パッド上に外部接続電極を設ける工程と、を包含することを特徴とするものである。
【0040】
この製造方法により、上記の本発明の他の半導体装置を製造することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る半導体装置及びその製造方法について、図面に基づいて説明する。
【0042】
図1は、本実施の形態1の半導体装置の製造方法の各工程をそれぞれ示す断面図である。
【0043】
図1(e)は、ウエハー基板31を個々の半導体装置にチップ化する前の状態を示している。ウエハー基板31上には、多数のチップ領域が形成されるようになっており、最終的に、ウエハー基板31を各チップ領域の間に設けられたダイシングライン18に沿って切断することによって、本発明の各半導体装置とされる。
【0044】
本実施形態の半導体装置の構成を、図1(e)を参照して説明する。この半導体装置は、各種の半導体素子を備えたウエハー基板31上における各チップ領域の側部上の所定の位置に多数のチップ電極12をそれぞれ有しており、ウエハー基板31上には、チップ電極12上に開口13aをそれぞれ形成した絶縁膜13がウエハー基板31の全面にわたって形成されている。この絶縁膜13上には、本実施形態の半導体装置が実装される回路基板上に配置された複数の接続端子にそれぞれ対向するように、半球状の樹脂部材14が設けられている。また、絶縁膜13上には、所定形状にパターニングされた配線パターン15が設けられている。
【0045】
配線パターン15は、樹脂部材14上に設けられて外部接続電極17に接触するパッド15aに接続されている。そして、パッド15aと配線パターン15とが接続される接続位置が、樹脂部材14上に位置するように、パッド15a及び配線パターン15がそれぞれ配設されている。
【0046】
配線パターン15及びパッド15aが配設されたウエハー基板31の各チップ領域上には、配線パターン15等が配置されたウエハー基板31の各チップ領域の表面を保護するために、樹脂部材14上の所定の位置に開口16aが設けられた保護膜16がウエハー基板31の各チップ領域の全面にわたって形成され、配線パターン15及びパッド15aが露出された樹脂部材14上に、それぞれ球形状の外部接続電極17が設けられている。
【0047】
次に、本実施の形態1の半導体装置の製造方法を、図1(a)〜(e)に示す各工程毎に説明する。
【0048】
まず、図1(a)に示すように、ウエハー基板31における半導体装置が形成される各チップ領域の所定の位置に、アルミニウム等の導電性部材から形成されるチップ電極12をそれぞれ設けた後、ウエハー基板31の表面全体にわたって絶縁膜13を形成し、この絶縁膜13上におけるチップ電極12上に開口13aをそれぞれ形成する。絶縁膜13は、例えば、ポリイミド等の樹脂材料をスピンコート等によって、各チップ電極12を含むウエハー基板31の全面にわたって積層される。各チップ電極12上に設けられた絶縁膜13の各開口13aは、フォトリソグラフィ等によって形成される。なお、予め、所定の位置に開口13aが形成された絶縁膜13をウエハー基板31の表面上に貼り付けるようにしてもよい。
【0049】
次に、図1(b)に示すように、ウエハー基板31における各チップ領域の所定の位置に、多数の半球状をした樹脂部材14を設ける。樹脂部材14は、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ゴム系樹脂等を用いることができ、使用される材料について、特に限定されない。ただし、低弾性率の特性を有する樹脂を用いれば、半導体装置を回路基板100に実装した後の熱応力を確実に緩和させることができるために望ましい。また、絶縁膜13及び後の工程で設けられる配線パターン15との密着性に優れた材質を用いることが望ましい。樹脂部材14は、例えば、合成ゴム系樹脂(例えば、扇化学工業(株)製LSA−7701)を用いて、0.1mm厚程度の金属製ステンシルによってスクリーン印刷した後に、175℃の加熱条件で1時間にわたって硬化させることにより形成することができる。樹脂部材14は、所定の大きさの半球状とされる。
【0050】
樹脂部材14は、スピンコート等によってウエハー基板31の全面に形成されることなく、上記の印刷法によって、外部接続電極17が形成される位置のみにそれぞれ独立して形成されており、このため、回路基板への実装後に発生する熱応力による歪みを効果的に緩和することができる。なお、樹脂部材14は、上記の印刷法によるほか、外部接続電極17が形成される位置のみにそれぞれ独立して形成することができれば、他の方法により形成してもよい。
【0051】
次に、図1(c)に示すように、各樹脂部材14上に、後の工程で設けられる外部接続電極17に接続されるパッド15aと、このパッド15aに接続されて、ウエハー基板31上に所定のパターンを形成して、各チップ電極12に接続される配線パターン15とを形成する。このパッド15a及び配線パターン15の形成方法は、特に限定されず、例えば、公知のリフトオフ法により形成される。
【0052】
パッド15a及び配線パターン15は、それぞれの接続位置が樹脂部材14上になるように、それぞれ形成される。樹脂部材14は、例えば、各外部接続電極17のピッチが0.8mm、パッド15aの直径が0.4mm程度の場合に、パッド15aと配線パターン15との接続位置が樹脂部材14上に設けられるようにするために、0.55〜0.60mm程度の直径であることが好ましい。
【0053】
図2は、上記工程によりウエハー基板31上に形成される樹脂部材14及び配線パターン15の配置パターンの一例を示している。
【0054】
この配線パターンでは、各樹脂部材14上に設けられたパッド15aは、樹脂部材14の各列に沿って延びる配線パターン15によって、各チップ電極12に、それぞれ接続されている。
【0055】
次に、図1(d)に示すように、配線パターン15及びパッド15aが配置されたウエハー基板31の各チップ領域の表面を保護するために、各パッド15a上がそれぞれ露出する開口部16aを有する保護膜16をウエハー基板31上に形成する。この保護膜16を形成する方法は、特に限定されないが、例えば、印刷法、感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィ法等を用いることができる。フォトリソグラフィ法を用いて保護膜16を形成する場合には、感光性樹脂を用いたスピンコート等によって保護膜16を形成した後、後の工程で外部接続電極17を配置する箇所にのみ開口16aを形成する。
【0056】
次に、図1(e)に示すように、保護膜16に設けられた各開口部16aから露出したパッド15a上に、外部接続電極17をそれぞれ設ける。この外部接続電極17は、例えば、Snをベースとする合金を、ほぼ均一の大きさのボール状に形成して、フラックスとともにパッド15aが露出した保護膜16の開口部16a上に載せた後、リフローすることにより設けることができる。
【0057】
最後に、ウエハー基板31の各チップ領域間に設けられたダイシングライン18に沿ってウエハー基板31を切断することによりウエハー基板31をチップ化して、所望のチップ状の大きさになった半導体装置を得る。
【0058】
以上説明した方法により、回路基板に実装する際の信頼性にすぐれた半導体装置を低コストにて製造することができる。
【0059】
このようにして製造された半導体装置は、回路基板に設けられた各接続端子に、外部接続電極17をそれぞれ接続することにより、回路基板に実装される。
【0060】
なお、上記半導体装置の製造方法は、ウエハープロセスについて説明したが、本発明の半導体装置の製造方法は、このようなウエハープロセスに限定されない。
【0061】
次に、本実施形態1の半導体装置におけるパッド15a及び配線パターン15と樹脂部材14との位置関係について説明する。
【0062】
図3は、本実施の形態1の半導体装置の1つの外部接続電極17の周辺部分を拡大して示した拡大図であり、図3(a)は、その断面図、図3(b)は、その平面図である。
【0063】
パッド15aは、図3(a)及び(b)のAにて示す領域で外部接続電極17に接続されており、配線パターン15における樹脂部材14の端部上からパッド15aにおける外部接続電極17に接続されるAの領域までの距離をxとして示している。そして、配線パターン15とパッド15aとの接続部分がx内に位置するように、配線パターン15及びパッド15aが形成されている。
【0064】
図4は、この距離xを変更して、温度サイクル試験によって不良が発生するかを実験した場合における距離xと時間との関係を示すグラフである。
【0065】
この実験では、48個の樹脂部材14を設けて、各樹脂部材14を合成ゴム系樹脂(扇化学工業(株)製LSA−7701)によって形成し、各樹脂部材14上に外部接続電極17を0.8mmのピッチで設置した半導体装置に対して、−40℃から125℃までの昇温を1サイクルとして1時間あたりに3サイクルの昇温を行い、2000サイクルの昇温を行った場合の半導体装置の中心部分から3.44mmの距離内に存在する外部接続電極17の接触状態を判定した。
【0066】
図4を参照すると、図3に示す距離xが60μm以上であるとき、配線パターン15に配線切れが生じなかった。これは配線パターン15とパッド15aとが接続する接続位置が、樹脂部材14の端部の近辺に設置された場合には、樹脂部材14の変形によって接続位置に生じる歪みが大きく、配線切れが生じ易くなっているが、距離xが60μm以上であれば、この歪みを緩和することができるために、配線パターン15の配線切れが生じなかったと考えられる。したがって、距離xが、60μm以上であることが好ましい。
【0067】
図5(a)〜図5(c)は、ウエハー基板31上に形成される樹脂部材14及び配線パターン15等の他の配置例を示している。
【0068】
外部接続電極17に対する熱応力の緩和が十分であれば、樹脂部材14を小さく形成してもよく、例えば、図5(a)に示すように、長方形状に形成してもよい。この場合、パッド15aに対して配線パターン15が接続される方向に沿うように樹脂部材14の長手方向を配置して、その長手方向の寸法を、0.55〜0.6mm程度とし、その長手方向と直交する方向の長さが、0.4mm〜0.45mm程度とする。このように、樹脂部材14を略長方形状として、その面積を小さくしても、パッド15aに対する配線パターン15との接続方向が長く形成されていれば、配線パターン15とパッド15aとの接続部分に生じる歪みを緩和することができる。この場合、半導体装置上の平坦な部分の面積が大きく、配線パターン15の引き回し自由度が大きくなるため、配線パターン15を高密度にて配線することができる。
【0069】
また、図5(b)に示すように、長径が0.55〜0.6mm程度、短径が0.4〜0.45mm程度の略楕円形状に形成して、樹脂部材14の面積をさらに小さくして、パッド15aに対する配線パターン15の接続方向を長径方向とすればよい。この場合も、配線パターン15の引き回し自由度がさらに大きくなる。
【0070】
さらに、図5(c)に示すように、樹脂部材14の形状を、パッド15aに対して若干大きな円形状であって、配線パターン15の接続方向に沿って突出した形状とすることにより、樹脂部材14の面積をさらに小さくすることができ、配線パターン15の引き回し自由度を大きくとることができる。この場合、樹脂部材14は、例えば、配線パターン15の接続方向の長さが、0.55〜0.60mm程度、その方向と直交する直径が、0.40〜0.45mm程度とされる。
【0071】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係る半導体装置及びその製造方法について、図面に基づいて説明する。
【0072】
本実施の形態2の半導体の製造方法は、実施の形態1の半導体装置の製造方法と同一であるので、その説明は省略する。
【0073】
図6は、本実施の形態2の半導体装置において、ウエハー基板31の各チップ領域上の所定の位置に樹脂部材14を設け、この樹脂部材14上と各チップ領域の一方の側部上に複数設けられたチップ電極22とを導通する配線パターン15を配設する工程が終了した時点におけるウエハー基板31上の1つのチップ領域を示す上面図である。
【0074】
本実施の形態2の半導体装置では、各樹脂部材14をそれぞれ楕円形状とし、各樹脂部材14の長径方向を、パッド15aに対する配線パターン15の接続方向とされている。なお、各樹脂部材14の形状は、上記の楕円形状のほか、長方形状等、配線パターン15の接続方向に長い形状であれば、他の形状であってもよい。そして、各樹脂部材14上に設けられるパッド15aの形状が、パッド15aに対する配線パターン15の接続方向に突出しており、その先端側になるにつれて徐々に細くなっている。このようなパッド15aの形状は、例えば、外部接続電極17のピッチが、0.8mmである場合には、配線パターン15の接続方向に沿った最大の長さが0.50〜0.60mm程度、その方向と直交する方向の最短の長さが0.40〜0.45mm程度とされる。
【0075】
他の構成は、実施の形態1の半導体基板の構成と同一であるので、説明は省略する。
【0076】
パッド15aをこのような形状とすることにより、樹脂部材14の変形による歪みが集中するパッド15aと配線パターン15との接続位置に近接するにつれて、パッド15aが滑らかに細くなっているため、樹脂部材14の変形による歪みを緩和することができる。
【0077】
また、樹脂部材14の形状は、実施の形態1に記載された半導体装置と同様に、配線パターン15の接続方向に沿って長くすることにより、パッド15aに対する配線パターン15の接続位置近傍に発生する応力を緩和することができ、また、半導体基板上に高密度の配線パターンを配設することが可能になるので、望ましい。
【0078】
なお、外部接続電極14を設置するピッチが大きい場合、回路基板100と半導体基板との熱膨張率の差が小さい場合等、外部接続電極17に発生する応力が小さく、特に応力を緩和する必要がない場合には、必ずしも樹脂部材14を設ける必要はない。
【0079】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3に係る半導体装置及びその製造方法について、図面に基づいて説明する。
【0080】
本実施の形態3の半導体装置の製造方法は、実施の形態1の半導体装置の製造方法と同一であるので、その説明は省略する。
【0081】
図7は、本実施の形態3の半導体装置において、ウエハー基板31の各チップ領域上の所定の位置に樹脂部材14を設け、この樹脂部材14上と各チップ領域に設けられた複数のチップ電極12とを導通する配線パターン15及びパッド15aを配設する工程が終了した時点におけるウエハー基板31の1つのチップ領域の上面図である。
【0082】
本実施の形態3の半導体装置では、各樹脂部材14が、ダイシングされて回路基板100に実装された半導体チップが熱応力で伸縮する方向に対して直交する方向に長くなった楕円形状にそれぞれ形成されており、また、配線パターン15におけるパッド15aとの接続部の近傍部分が、半導体装置が熱応力によって伸縮する方向に対してほぼ直交する方向に延出するように形成されている。なお、各樹脂部材14は、上記の楕円形状のほか、半導体チップが伸縮する方向に対して直交する方向に長くなる形状であれば、長方形状等の他の形状であってもよい。
【0083】
他の構成は、実施の形態1の半導体基板の構成と同一であるので、説明は省略する。
【0084】
このように、本実施の形態3の半導体装置では、ウエハー基板31が熱応力によって伸縮する方向(図7において矢印で表示する方向)に対して直交する方向に長くなるように樹脂部材14を形成するとともに、配線パターン15が、パッド15aとの接続部から、ウエハー基板31が熱応力によって伸縮する方向に対して直交する方向に沿って形成しているので、パッド15aと配線パターン15とが接続する接続位置での歪みが小さく、この接続位置でのクラックの発生を低減することができる。このため、本実施の形態3の半導体装置は、外部接続電極17のピッチが小さい場合、回路基板100と半導体装置との熱膨張率の差が大きい場合等、外部接続電極17に発生する応力が大きい場合、信頼性の基準が厳しい場合にも対応することができ、外部接続電極17の熱疲労に対する信頼性を維持しながら、配線パターン15の引出位置の配線不良を防止することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置によれば、外部接続電極に接続されるパッドと、半導体基板内に配設される配線パターンとの接続位置を樹脂部材上に配置したため、半導体装置を回路基板へ実装した後に想定される温度サイクル負荷に対して、樹脂部材が変形しても、配線パターンに生じる歪みによる応力を緩和することができ、信頼度にすぐれた半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の半導体装置の製造方法を工程毎に示した断面図である。
【図2】図1(c)に示す工程を終了した時点でのウエハー基板31のチップ領域を示す上面図である。
【図3】本発明の半導体装置の外部接続電極と配線パターンと樹脂部材との位置関係を説明する概略図であり(a)は、その断面図、(b)は、その平面図である。
【図4】配線パターンにおける樹脂部材上の端部からパッドと外部接続電極との接続位置までの距離xと、温度サイクル試験の結果との関係を表わすグラフである。
【図5】(a)〜(c)は、それぞれ、図1(c)に示す工程を終了した時点でのウエハー基板31の樹脂部材及びパッドの形状の他の例を示す上面図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるパッドおよび配線パターンを形成する工程が終了した時点でのウエハー基板31のチップ領域を示す上面図である。
【図7】本発明の実施の形態3におけるパッドおよび配線パターンを形成する工程が終了した時点でのウエハー基板31のチップ領域を示す上面図である。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ、従来の半導体装置の回路基板への実装を示す断面図である。
【図9】従来の他の半導体装置の回路基板への実装を示す断面図である。
【図10】従来のさらに他の半導体装置を示す平面図である。
【図11】図9に示す半導体装置の1つの外部接続電極周辺を拡大した図であり、(a)は、その断面図、(b)は、平面図である。
【符号の説明】
11 半導体チップ
12 チップ電極
13 絶縁膜
14 樹脂部材
15 配線パターン
15a パッド
16 保護膜
17 外部接続電極
18 ダンシングライン
21 半導体チップ
31 ウエハー基板
100 回路基板

Claims (7)

  1. 半導体素子が設けられた半導体基板上の所定の位置に適当な厚さで突出するように設けられた樹脂部材と、該樹脂部材上に設けられたパッドと、該パッド上に設けられて回路基板への実装時に該回路基板に設けられた接続端子に接続される外部接続電極と、前記半導体素子に導通するように前記半導体基板上に設けられたチップ電極と、該チップ電極と前記樹脂部材上のパッドとを接続するように前記半導体基板上に所定のパターンにて形成された配線パターンとを有し、
    前記パッドと前記配線パターンとの接続位置が、前記樹脂部材上に形成されており、
    前記樹脂部材は、前記パッドに対する前記配線パターンの接続方向に沿って長く形成されており、
    前記樹脂部材の長手方向および前記配線パターンの前記パッドに対する接続方向は、前記半導体基板が熱応力によって伸縮する方向に対して、略直交する方向に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体素子が設けられた半導体基板上の所定の位置に適当な厚さで突出するように設けられた樹脂部材と、該樹脂部材上に設けられたパッドと、該パッド上に設けられて回路基板への実装時に回路基板に設けられた接続端子に接続される外部接続電極と、前記半導体素子に導通するように前記半導体基板上に設けられたチップ電極と、該チップ電極と前記樹脂部材上のパッドとを接続するように前記半導体基板上に所定のパターンにて形成された配線パターンとを有する半導体装置であって、
    前記パッドと前記配線パターンとの接続位置が、前記樹脂部材上に形成されており、
    前記パッドは、前記配線パターンとの接続方向に突出しており、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなっていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記樹脂部材は、長方形状に形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記樹脂部材は、略楕円形状に形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記樹脂部材は、前記パッドに対する前記配線パターン接続方向に沿って突出しており、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなっている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    半導体素子が設けられた半導体基板上に前記半導体素子に導通するようにチップ電極を設ける工程と、
    次いで、前記半導体基板の前記チップ電極が設けられていない位置に所定高さで突出する樹脂部材を設ける工程と、
    次いで、前記樹脂部材上にパッドを設けるとともに、該パッドに前記樹脂部材上にて接続された配線パターンを、前記チップ電極に接続されるように所定のパターンで前記半導体基板上に形成する工程と、
    次いで、前記パッド上に外部接続電極を設ける工程とを包含し、
    前記樹脂部材を設ける工程において、前記樹脂部材を、前記パッドに対する前記配線パターンの接続方向に沿って長くなるように、かつ、前記樹脂部材の長手方向および前記配線パターンの前記パッドに対する接続方向を、前記半導体基板が熱応力によって伸縮する方向に対して略直交する方向になるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    半導体素子が設けられた半導体基板上に前記半導体素子に導通するようにチップ電極を設ける工程と、
    次いで、前記半導体基板の前記チップ電極が設けられていない位置に所定高さで突出する前記樹脂部材を設ける工程と、
    次いで、前記樹脂部材上にパッドを設けるとともに、該パッドに前記樹脂部材上にて接続された配線パターンを、前記チップ電極に接続されるように所定のパターンで前記半導 体基板上に形成する工程と、
    次いで、前記パッド上に外部接続電極を設ける工程とを包含し、
    前記樹脂部材を設ける工程において、前記パッドを、前記配線パターンとの接続方向に突出するように、かつ、その幅寸法が突出方向の先端側になるにつれて順次狭くなるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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