JP3642070B2 - 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3642070B2
JP3642070B2 JP18258394A JP18258394A JP3642070B2 JP 3642070 B2 JP3642070 B2 JP 3642070B2 JP 18258394 A JP18258394 A JP 18258394A JP 18258394 A JP18258394 A JP 18258394A JP 3642070 B2 JP3642070 B2 JP 3642070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
printing
print
remaining amount
medium transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18258394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0848459A (ja
Inventor
和寿 有賀
卓也 兵永
光明 寺平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP18258394A priority Critical patent/JP3642070B2/ja
Publication of JPH0848459A publication Critical patent/JPH0848459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3642070B2 publication Critical patent/JP3642070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ドットプリンタなどの印字装置に関し、特にPOS/ECRなど金銭を扱うシステムに最適な印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタは、近年、様々な情報処理装置の端末として用いられており、従来のようなロール紙を用いたジャーナル/レシート印字を行う機能に加え、帳票用紙に認証等を行うバリデーション印字や、様々な単票用紙に印字を行うスリップ印字を行う機能を備えたものがある。
【0003】
従来の印字装置においては、印字装置のステータスとしてとしてホストコンピュータに送信していた情報は、印字装置に接続されたドロワーの開閉情報と、印字装置に装着されている用紙検出器の用紙有無の情報であった。
【0004】
ホストコンピュータはドロワーの開閉情報を取得することにより、自らドロワーを開くコマンドを送信していないにも関わらず、ドロワーが開いたという状況が確認でき、表示装置にドロワーの異常を表示する、または、警報音を発する等の手段によりドロワー内部の金銭の保全をはかることができる。
【0005】
また、用紙検出器情報を取得することにより、用紙がないにも関わらず印字データを送信してしまい印字すべきデータが消失してしまうというという問題の発生を防止している。
【0006】
特にこの例としては、以下の機構を有するプリンタがある。かかるプリンタにおいては通常、スリップ印字を行う際、用紙を挿入口から印字ヘッド位置まで自動的に送る機構を採用している。用紙を自動的に印字ヘッド位置まで送るためには用紙挿入口近傍に用紙がセットされたことを検出する用紙検出器が必要となるので、通常、用紙の有無の検出はこの用紙検出器を用いて行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、用紙挿入口近傍に用紙検出器を設けたのでは印字ヘッド位置と用紙検出器の距離が離れてしまう。この場合、用紙に印字を行っている間に、用紙が用紙検出器を通過した時点で用紙無し情報がホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータはその時点で印字データの送信を停止してしまうので、用紙の端部に印字ヘッド位置と用紙検出器位置との距離分の余白が残ってしまうことになり、印字領域が当該余白の分だけ狭くなる。また、印字領域の拡大をねらい用紙検出器の状態を無視して印字データを送信すると、当該余白分を越えた印字データは消失するという問題が発生する。
【0008】
これらの問題を解決するため、印字位置近傍に用紙検出器を追加して設けると、部品数や組立行程数の増加によるコストアップや信頼性の低下を来し、また用紙検出器を印字ヘッド等の印字機構との干渉をさける位置に設けなければならないため、印刷装置が大型になってしまうという新たな問題が発生する。
【0009】
そこで、本発明においては用紙検出器を追加することなく、用紙を自動的に印字ヘッド位置まで送るという機能と上述の余白部を無くして印字領域を拡大する機能との両立を可能とし、使用者に使いやすい印字装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明の印刷装置は、印刷手段と、印刷媒体を移送する媒体移送手段と、印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、この媒体検出手段から前記印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、印刷媒体移送残量をデータ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段と、印刷媒体移送残量を格納する媒体移送残量格納手段とを有し、媒体移送残量検出手段は、媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて印刷媒体移送残量の更新を行うと共に、媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を媒体移送残量格納手段に格納するように構成されたことを特徴とする。
【0011】
また、この印刷装置において、データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析工程を更に備え、媒体移送残量通知工程は、制御命令解析工程において解析した所定の制御命令に基づいて起動されるように構成されたことを特徴とする。
【0014】
さらに、媒体移送残量検出手段は、媒体移送残量格納手段に格納される印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を媒体移送残量格納手段に格納するように構成されたことを特徴とする。
【0015】
更に、印刷媒体移送残量は印刷行数で表現されることを特徴とする。
【0016】
また、上記の目的を達成するために本発明の印刷システムは、データ送信装置と、当該データ送信装置からのデータに基づいて印刷媒体に印刷を行う印刷装置とからなる印刷システムにおいて、印刷装置は、印刷手段と、印刷媒体を移送する媒体移送手段と、印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、当該媒体検出手段から印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析手段と、制御命令解析手段が解析した所定の制御命令に基づき、印刷媒体移送残量をデータ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段と、印刷媒体移送残量を格納する媒体移送残量格納手段とを有し、媒体移送残量検出手段は、媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて印刷媒体移送残量の更新を行うと共に、媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を媒体移送残量格納手段に格納するように構成され、またデータ送信装置は、所定の制御命令を送信する制御命令送信手段と、媒体移送残量通知手段によって通知される印刷媒体移送残量を受け取る媒体移送残量受信手段とを有してなることを特徴とする。
【0017】
一方、本発明に係る印刷装置の制御方法は、同様の目的を達成するために、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出工程と、印刷媒体移送残量をデータ送信装置へ通知する媒体移送残量通知工程とを有し、媒体移送残量検出工程は、媒体移送工程による印刷媒体の移送に基づいて印刷媒体移送残量の更新を行う工程と、媒体検出工程により印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を媒体移送残量格納手段に格納する工程を有することを特徴とする。
【0018】
また、この制御方法において、媒体移送残量通知工程は、データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析工程において所定の制御命令が得られた際に起動されることを特徴とする。
【0021】
さらに、媒体移送残量検出工程においては、媒体移送残量格納手段に格納される印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ媒体検出工程により印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を媒体移送残量格納手段に格納する工程を有することを特徴とする。
【0022】
【実施例】
以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0023】
図1に、本発明の実施例に係るプリンタ1の概要を示してある。本例のプリンタ1は略直方体のボディー2を有し、ロール紙11をその一方の端に収納している。また、ロール紙11の収納された端に対しこのボディー2の反対側に、キャリッジガイド軸20に沿ってロール紙11を横断する方向に動くヘッドユニット21を備えている。このヘッドユニット21は、キャリッジガイド軸20に摺動可能に支持されて不図示のタイミングベルトに駆動されるキャリッジユニット22に登載してある。このキャリッジユニット22は、キャリッジガイド軸20に沿って印刷領域内の印刷を必要とする範囲を動く。
【0024】
ヘッドユニット21からは、ロール紙11に対しドット形式で印刷を行うプリンタヘッド23が突出している。また、ヘッドユニット21の後方、すなわち、ヘッドユニット21に対しロール紙11と反対側には、リボンケース30を装着してある。このリボンケース30に収納され、一部が当該リボンケース30から露出したインクリボン31の当該露出部を介してプリンタヘッド23によりロール紙11に印刷を行う。
【0025】
本例のプリンタ1は、ヘッドユニット21に対しロール紙11を挟んで反対側に、ボディー2を横断する方向に延びた紙ガイド4を備えている。この紙ガイド4は、その略中央に、プラテン5が通過できる開口部を形成してある。プリンタヘッド23と紙ガイド4との間に印刷用紙をセットしておけば、印刷を行うときは、プラテン5が当該開口部を通過してこの印刷用紙の被印刷面裏側から突出し、このプラテン5によって印刷用紙の裏側を確実に支持できるようになっている。
【0026】
また、インクリボン31とロール紙11との間には、キャリッジユニット22からプリンタヘッド23の側へ延びたマスク板40を用意してある。このマスク板40は、弾性のある薄板で構成してあり、その下側はキャリッジユニット22に取り付けてある。また、マスク板40の上側はプラテン5に向かって延びており、マスク板40とプラテン5との間にあるロール紙11などの印刷用紙をプラテン5に押圧できるようになっている。このマスク板40によって、印刷用紙を確実にプラテン5へ押しつけられるので、プラテン5とプリンタヘッド23との隙間であるプラテンギャップを狭くしても、印刷用紙とインクリボン31との干渉を防止でき、品質の高い印刷ができるようになっている。また、印刷用紙をプラテン5に押さえられるので、印刷用紙がプラテンから浮き上がることはなく、印刷用紙の振動に起因する騒音も防止できるようになっている。
【0027】
紙ガイド4の上方、本例のプリンタ1においてはロール紙11の紙送りされる方向には、マスク板40の先端に当たるリード部分に接触しマスク板40の位置を制御するマスクガイド50と、ロール紙を切断するカッター6とを用意してあり、これらはボディー2の1つの側2aから他方の側2bに延びている。さらに、マスクガイド50の上方に、ローラーシャフト26を図1中左側2aから右側2bに渡してあり、このシャフト26には複数の紙送りローラー25を装着してある。このシャフト26はボディー2の右側2bでベルト24を介して不図示の紙送り用フィードモーターと接続してある。
【0028】
本例のプリンタ1は、ロール紙11の他に、バリデーション印字用の帳票(バリデーション用紙)12と、様々な紙幅の単票(スリップ用紙)13などへも印刷できるようになっている。本例のプリンタ1では、バリデーション用紙12をプリンタ1の上部の紙送りローラー25の部分から、用紙12の右端をプリンタの右端2bに沿って挿入できるようになっている。
【0029】
スリップ用紙13は、ヘッドユニット21の下方に設けてある湾曲した下部紙ガイド7に沿って、この下部紙ガイド7とボディー2との隙間から挿入できるようになっている。そして、本例のプリンタ1が接続されたパーソナルコンピュータなどの上流の器機からのデータに基づいてこれらの印刷用紙に印刷が行えるようになっている。
【0030】
図2は、本発明の実施例に係る印字装置において、スリップ用紙を印字する場合の動作を示す機構図である。
【0031】
用紙検出器200はバリデーション用紙12とスリップ用紙13の有無を確認するための検出器であり、対向型(透過型)のフォトセンサで構成されている。本例においてはバリデーション用紙12は紙送りローラ25b及と25aとの間から印刷機構へ挿入され、紙送りローラ210bの近傍を経て用紙検出器200に至る。この時、フォームストッパ202が当該経路内に存在するが、バリデーション用紙12がフォームストッパ202の斜面部を押してこれを回転させることによって当該経路から排除する。一方、スリップ用紙13は紙送りローラ207aと207bとの間から挿入され、紙ガイド7に沿って用紙検出器200に達する。この用紙検出器200を図2に示す位置に配置することにより、用紙挿入検出器は用紙排出検出器をも兼ねることができ、また、ヘッドユニット21との干渉も起こさない。
【0032】
スリップ用紙に印字する場合は、紙ガイド7とボディー2との間から矢印201の方向に用紙を挿入する。すると用紙はフォームストッパー202に当たり停止し、この時用紙検出器200は「用紙有り」を検出する。「用紙有り」を検出すると、プランジャ203を矢印204の方向に吸引する。すると、アーム205は矢印206の方向に上がり、フォームストッパー202を押し上げる。フォームストッパー202は軸208により紙ガイド7に支えられているため、矢印209の方向に動きスリップ用紙13の先頭からはずれる。また同時に、紙送りローラ207aと207bは接合し、不図示の紙送り用フィードモーターを駆動すると、紙送りローラ207a、紙送りローラ207bによりスリップ用紙13は印字位置まで送られる。この用紙送りはプリンタに予め設定された量だけ行われ、スリップ用紙13の先端がプリンタヘッド23に達した所で停止する。ここで、プランジャ213を矢印212の方向に吸引する。すると、プラテン5が紙ガイド4の略中央から突出してスリップ用紙を支持し、印字可能となると同時に紙送りローラ210aと紙送りローラ210bが接合する。さらに、印字を行いながら紙送りを行い、紙送り量が所定の値に達してスリップ紙が紙送りローラ25a、bに達すると、プランジャ203を矢印211の方向へ復帰させる。これにより、紙ローラ25a、bがスリップ用紙を挟んで搬送可能となり、同時に紙送りローラ207aと紙送りローラ207bを離し、紙送り系統の切り替えが行われる。
【0033】
印字、紙送りを繰り返していくと、スリップ用紙13の末端は用紙検出器200を通り過ぎ、用紙検出器200は用紙無しを検出する。しかしながらスリップ用紙13の末端がプリンタヘッド23に至るまではスリップ用紙13には印字が可能な領域が残る。
【0034】
上記説明はスリップ用紙について説明したが、バリデーション用紙12に印字する場合も、用紙の挿入方向、紙送り系統の制御が異なるだけで、用紙検出器200の機能はまったく同じである。
【0035】
図3は、本発明を実現する制御回路の回路ブロック図である。
印字ヘッド400、紙送りモータ、キャリッジモータ等のモータ類401、上述のプランジャ類402により上述の印字装置の機構部を示しており、これらの印字装置機構部を駆動する印字機構部駆動回路403を有している。また、印字機構部の状態を検出するために、キャリッジ検出器404、ホームポジション検出器405、用紙検出器406、カバー検出器407などの検出器類が装備され中央制御装置(以下、CPUと称す)410に接続されている。
【0036】
印字装置全体を制御するCPU410には、LEDなどで構成する印字用紙表示装置408、紙送りなどを手動で行う為のパネルスイッチ409、ホストコンピュータとの通信を行うインターフェース411、制御プログラムや印字文字パターンなどを格納するROM412、受信バッファや印字バッファなどを格納するRAM413が接続されている。ROM412には最大残り印字領域記憶部414があり、RAM413には残り印字領域記憶部415が確保されている。
【0037】
印字データがインターフェース411から入力されるとRAM413内の受信バッファに格納され、CPU410はこのデータを解読し、データコードに対応した文字パターンをROM412から読みだし、印字機構部駆動回路403を介して印字ヘッド400、モータ類401、プランジャ類402を駆動し印字を実行する。
【0038】
その際、スリップ用紙のようにオペレータが用紙を挿入しなければならない用紙の場合は、印字用紙表示装置408を駆動してオペレータに用紙の挿入を促すことができる。
【0039】
図4は本発明の全体構成を示す機能ブロック図であり、各機能手段の関係を示している。
【0040】
61はホストコンピュータであり、コマンドデータや印字データなどのデータコードを印字装置に送信する。62は、インターフェイス411を介してホストコンピュータ61からのデータコードを受信するデータ受信手段であり、インターフェース411により起動される割込み処理ブロックである。受信データは、全て一旦受信バッファ65に蓄えられる。受信バッファ65内の受信データは、コマンド解析手段66により1データづつ取り出され、このデータコードを解析し、印字装置に対して様々な指令を設定するコマンドデータと印字データとを判別する。コマンドデータであれば、それを制御手段68によって、そのコマンドコードに従って所定の設定もしくは、所定の動作を実行する。印字データであればそのデータコードに従って文字パターンを印字バッファ67内に格納する。制御手段68により印字実行を行う場合、この印字バッファ67から印字パターンを読み出して印字機構各機能部70を制御して印字を行う。ここで、印字機構各機能部70は上述の印字機構部駆動回路及びその駆動対象であるヘッド400、モータ類401並びにプランジャ類402を含んでいる。
【0041】
印字機構各機能部70により紙送りが行われると紙送り量計数手段71は紙送り量のカウントを始める。用紙検出手段72が用紙無しを検出した場合は残り印字領域更新手段73により紙送り量計数手段71がカウントした紙送り量に基づき残り印字領域記憶部415に記憶されている残り印字領域を更新する。用紙検出手段72が用紙有りを検出した場合は残り印字領域更新停止手段74により残り印字領域の更新は停止し、最大残り印字領域記憶部414に記憶されている用紙無しを検出してからの最大残り印字領域を残り印字領域記憶部415に記憶する。
【0042】
ホストコンピュータ61より送信されたコマンドが制御コマンド解析手段66により残り印字領域送信要求コマンドであると判断された場合は、残り印字領域記憶部415に記憶されている残り印字領域をデータ送信手段63によりホストコンピュータ61に送信する。この時、この送信がインターフェース411を介して為されることは言うまでもない。
【0043】
図5のフローチャートに従って紙送り実行時のモータ制御および残り印字領域の更新方法について更に詳細に説明する。
【0044】
本実施例のプリンタ1は紙送りモータとしてステップモータを使用している。紙送りは、必要な紙送り量に応じた回数だけ、ステップモータに印加する制御信号の相を所定の時間毎に切り替えることにより可能となる。本例においては駆動信号の相を切り替える所定の時間間隔を得るためにCPU410内部のタイマーを使用している。即ち駆動信号の相切り替えはこのタイマーによる割り込み処理内で行っている。よって、このタイマー割り込みの回数により用紙送り量を計数することができる。
【0045】
タイマー割り込みが起動されるとまずステップ100においてモータ駆動信号の更新を行う。この処理によりモータは回転し紙送りが実行される。
【0046】
次にステップ101において用紙検出器406の状態を確認する。ここで用紙有りを検出した場合はステップ104に進む。rsはRAM413内に確保されているの残り印字領域記憶部を示し、RMはROM412内に記憶されている用紙無しを検出した後の最大残り印字領域の量をこれに対応するモータのステップ数で表したものである。この用紙無しを検出した後の最大残り印字領域の量RMは、図2の例では用紙検出器200とプリンタヘッド23との間の紙送り経路の長さに依存した、プリンタに固有の値であり、従ってROM412に予め格納しておくことができる。また、rsはプリンタの初期化工程、及びスリップ用紙、バリデーション用紙の挿入後には常にRMに初期化されている。
【0047】
用紙有りを検出した場合は常にrsにRMを記憶させ、処理を終了する。
ステップ101において用紙無しを検出した場合は、ステップ102に進み残り印字領域の有無を確認する。すでに残り印字領域がなくrsが0になっている場合は処理を終了する。まだ残り印字領域が有る場合はrsの内容をデクレメントしこのタイマー割り込みにより紙送りが1ステップ分実行され、残り印字領域が1ステップ分減少したことを記憶する。
【0048】
ステップ101において用紙無しを検出しrsの内容を更新した後に、次のタイマー割り込みのステップ101で用紙有りを検出した場合はステップ104に進むためrsにはRMが記憶されるので残り印字領域の更新は停止する。その後のタイマー割り込みのステップ101で用紙無しを検出するとrsの内容を更新するが、一度紙有りを検出した時点でrsにはRMが記憶されているので、残り印字領域の更新は初期値RMから改めて開始される。
【0049】
図6は、プリンタステータス送信要求コマンドの一実施例のコマンドコードを示す。
【0050】
図6において、「GS」「r」「n」はそれぞれ1バイトの受信データで、それぞれ16進表記で1Dh、72h、nhを示す。「GS」「r」はプリンタステータス送信要求コマンドであることを示し、nの値により実行する内容を選択する。
【0051】
本実施例では、n=1の時は用紙検出器ステータス送信要求であり、n=2の時はドロワー開閉ステータス送信要求であり、n=3の時は残り印字領域送信要求となっている。
【0052】
ホストコンピュータから「GS」「r」「3」が送信されるとプリンタは残り印字領域送信要求コマンドであると判断する。
【0053】
残り印字領域を送信する際、RAM413内に記憶されている残り印字領域(rs)は紙送りモータのステップ数に対応した数値であるので、そのままの数値を送信してもホストコンピュータでは残り印字領域がわかりにくい。
【0054】
そこでrsに記憶されている数値を印字可能行数に変換してホストコンピュータに送信している。
【0055】
本実施例のプリンタは紙送りモータの4ステップ分が1ドットとなっている。また、1文字の縦方向のドット数は9ドットである。よって、rsの内容を4で割ると残り印字領域は紙送りモータのステップ数から印字ドット数となる。さらに、この値を9で割ると印字行数に対応した数値となる。
【0056】
従って、ホストコンピュータは「GS」「r」「1」を送信し用紙検出器の状態を確認し、この結果、用紙があればそのまま印字データを送信することができ、用紙無しが返ってくれば次に「GS」「r」「3」を送信し、その結果の残り印字領域により印字データの送信可否の判断が行える。例えば0が返ってくれば改行しての、あるいは改行を伴う印字はできないと判断し、1が返ってくれば更に1行の印字が可能であると判断する。
【0057】
上述の、本発明の実施例においては、一度用紙無しを検出しても続いて用紙ありを検出した場合には、残り印字領域rsをRMに初期化して次の用紙無しの検出の際に再度残り印字領域rsの更新を開始するように構成されている。この構成では用紙検出器が、例えば用紙に設けられたスプロケット穴で誤って用紙無しを検出した場合にはこれを修正できるという効果を奏する。しかし、スリップ用紙の終端が用紙検出器を通過した後、別のスリップ用紙(第2のスリップ用紙)が図2の矢印201に従って更に挿入され、用紙検出器200によって用紙ありと判断されたような場合には、このような構成では次のような問題がある。即ち、第2のスリップ用紙は、フォームストッパ202により印字ヘッド部への侵入を阻止され、また、紙送りローラ207a、bは解放状態となっているので印字ヘッド部へ到達することはできないのに、印字中のスリップ用紙の終端が印字ヘッド部を通過しても用紙検出部200では用紙ありの判断を維持している。これにより、前述した印字情報の滅失が生じる虞がある。
【0058】
本発明の他の実施例はこの問題を解決するために、以下のように構成されている。即ち、図4において、用紙検出手段72が一度用紙無しを検出すると、初期値として最大残り印字領域記憶部414に格納された値が設定された残り印字領域記憶部415の残り印字領域更新手段による更新が開始される。そして、用紙検出手段72によって再び用紙ありが検出されても、残り印字領域記憶部415に格納された残り印字領域が「0」となるまで、換言すると1つの帳票の印字がその終端部まで行われるまで、残り印字領域更新停止手段74は起動されない。従って、この間に新たにスリップ用紙等の帳票が挿入されても残り印字領域記憶部415に格納される値は行送りが行われる毎に更新される。
【0059】
残り印字領域記憶部415に格納される値が「0」となり、その後用紙検出手段72によって用紙ありが検出されると、残り印字領域更新停止手段74が起動されると共に、残り印字領域記憶部415に最大残り印字領域記憶部414の値がセットされ、初期状態となる。
【0060】
以下、本例の動作を図7を用いて更に詳細に説明する。本発明の第1の実施例同様、タイマー割り込みが発生するとステップ105においてステップモータの励磁相を切り換えてこれを回転させるためにモータ駆動信号の相切り換えを行う。
【0061】
次に、ステップ106において用紙検出器200の出力を取り込み、用紙の有無を判定する。この結果、用紙ありと判定されればステップ108においてフラグflを検証する。
【0062】
ここで、フラグflは初期設定時、及び1帳票の印字が終了して当該帳票の終端が印字ヘッド部を通過した時にリセットされ、用紙無しが検出された時にセットされるフラグである。従って、このフラグがセットされた状態は、新たな帳票の印字開始後、少なくとも1度は用紙無しが検出されたことを示している。
【0063】
この結果、フラグflがセットされていれば用紙無しの場合に行われる処理に遷移し、そうでなければ残り印字領域を格納するrsを最大残り印字領域RMに初期化し、割り込み処理を終了する。
【0064】
ステップ106において用紙無しと判定された場合には、ステップ107においてフラグflをセットした後、以下の処理に進む。即ち、ステップ109においてrsが「0」かどうかを検証する。rsは残り印字領域を示しているので、これが「0」ということは現在印字を行っている帳票の終端部が印字ヘッド部を通過したことを示している。従って、以降の処理は新たな帳票に関するものであるとみなしてステップ112においてフラグflのリセットを行い、割り込み処理を終了する。
【0065】
ステップ109においてrsが「0」でなければ現在印字処理中の帳票にまだ印字可能な領域が残されているので、ステップ111においてこの残り印字領域の更新を行い、割り込み処理を終了する。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る印刷装置は、印刷手段と、印刷媒体を移送する媒体移送手段と、印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、この媒体検出手段から前記印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、印刷媒体移送残量を印刷データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段とを有するので、印刷データ送信装置は印刷装置が印刷を行っている印刷媒体の残り印刷可能領域の量を知ることができ、これを基に印刷装置に対して適当な量、及び内容の印刷データを送信し、印刷媒体に無駄無く印刷を行うことが可能となる。
【0067】
また、この印刷装置において、印刷データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析手段を更に備え、媒体移送残量通知手段は、制御命令解析手段が解析した所定の制御命令に基づいて起動されるように構成されるので、印刷データ送信装置は当該制御命令を送出することによって、直ちに残り印刷可能領域の量を知ることができ、これにより上記の効果を更に確実に得ることができる。
【0068】
更にこれらの印刷装置において、印刷媒体移送残量を格納する媒体移送残量格納手段を更に有し、媒体移送残量検出手段は、媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて印刷媒体移送残量の更新を行うように構成されているので、印刷媒体の移送量を計測する手段を省略することができ、媒体移送手段によって印刷媒体の移送が行われた際に、媒体移送残量格納手段から一定値を減算する等の単純な処理を行うだけで、常に最新の印刷媒体移送残量を得ることができる。
【0069】
この場合において媒体移送残量検出手段が、媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を、媒体移送残量格納手段に格納するように構成された場合には、媒体検出手段が一度用紙無しを検出した後、再度用紙有りを検出した場合には媒体移送残量格納手段の値を媒体移送量格納手段の値に初期化した後、再度用紙無しを検出してから残り印字領域の更新を開始するので、スプロケット用紙のように穴のあいている用紙にも対応できる。
【0070】
また、媒体移送残量検出手段が、媒体移送残量格納手段に格納される印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を、媒体移送残量格納手段に格納するように構成された場合には、当該印刷媒体が媒体検出手段を通過した後で印刷が終了する前に、他のあるいは後続の印刷媒体が印刷装置に挿入され、媒体検出手段によって検出された場合でも、当該印刷媒体への印刷を正しく行うことが可能となる。
【0071】
更に、印刷媒体移送残量が印刷行数で表現されるように構成すれば、印刷装置固有の値である1行当たりの送り量を印刷データ送信装置が知らなくても、残り印刷可能領域を正確に通知する事が可能となる。
【0072】
また、本発明の印刷システムは、印刷装置が、印刷手段と、印刷媒体を移送する媒体移送手段と、印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、当該媒体検出手段から印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、印刷データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析手段と、制御命令解析手段が解析した所定の制御命令に基づき、印刷媒体移送残量を印刷データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段とを有してなり、また印刷データ送信手段が、所定の制御命令を送信する制御命令送信手段と、媒体移送残量通知手段によって通知される印刷媒体移送残量を受け取る媒体移送残量受信手段とを有してなるので、印刷データ送信装置が所望のタイミングで所定の制御命令を送信することにより、印刷装置から現在印刷を行っている印刷媒体の残り印刷可能領域の量を、これに応じて印刷データ送信装置へ通知させることが可能となり、印刷データ送信装置はこの値を用いて当該印刷媒体の印刷可能領域に無駄無く印刷を行うことができる。
【0073】
また、本発明に係る印刷装置の制御方法は、媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と媒体移送量格納手段に格納された所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出工程と、印刷媒体移送残量を印刷データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知工程とを有するので、印刷データ送信装置は印刷装置が印刷を行っている印刷媒体の残り印刷可能領域の量を知ることができ、これを基に印刷装置に対して適当な量、及び内容の印刷データを送信し、印刷媒体に無駄無く印刷を行うことが可能となる。
【0074】
また、この制御方法において、媒体移送残量通知工程は、印刷データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析工程において所定の制御命令が得られた際に起動されるので、印刷データ送信装置は当該制御命令を送出することによって、直ちに残り印刷可能領域の量を知ることができ、これにより上記の効果を更に確実に得ることができる。
【0075】
更に、媒体移送残量検出工程においては、媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて印刷媒体移送残量の更新が行われるので、印刷媒体の移送量を計測する手段を省略することができ、媒体移送手段によって印刷媒体の移送が行われた際に、媒体移送残量格納手段から一定値を減算する等の単純な処理を行うだけで、常に最新の印刷媒体移送残量を得ることができる。
【0076】
そして媒体移送残量検出工程において、媒体検出手段が印刷媒体を検出した際に、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を、媒体移送残量格納手段に格納する場合には、媒体検出手段が一度用紙無しを検出した後、再度用紙有りを検出した場合には媒体移送残量格納手段の値を媒体移送量格納手段の値に初期化した後、再度用紙無しを検出してから残り印字領域の更新を開始するので、スプロケット用紙のように穴のあいている用紙にも対応できる。
【0077】
また、媒体移送残量検出工程において、媒体移送残量格納手段に格納される印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ媒体検出手段が印刷媒体を検出した際に、媒体移送量格納手段に格納されている所定の印刷媒体移送量を、媒体移送残量格納手段に格納する場合には、当該印刷媒体が媒体検出手段を通過した後で印刷が終了する前に、他のあるいは後続の印刷媒体が印刷装置に挿入され、媒体検出手段によって検出された場合でも、当該印刷媒体への印刷を正しく行うことが可能となる。
【0078】
このように上記本発明によれば用紙検出器が用紙無しを検出した後でもホストコンピュータは印字領域の有無を確認しながら印字データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する印字装置の斜視図。
【図2】本発明の一実施例を説明する印字装置の機構図。
【図3】本発明の一実施例を説明する制御回路の回路ブロック図。
【図4】本発明の一実施例を説明する機能ブロック図。
【図5】本発明の印字装置の制御方法の一実施例の行程を示すフローチャート図。
【図6】本発明に用いるコマンドの一実施例の説明図。
【図7】本発明の印字装置の制御方法の第2の実施例の行程を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 プリンタボディー
4 紙ガイド
5 プラテン
6 カッター
7 下部紙ガイド
11 ロール紙
12 バリデーション用紙
13 スリップ紙
20 ガイド
21 ヘッドユニット
22 キャリッジユニット
23 プリンタヘッド
24 ベルト
25 紙送りローラー
26 シャフト
30 リボンケース
31 インクリボン
40 マスク板
50 マスクガイド
61 ホストコンピュータ
62 データ受信手段
63 データ送信手段
66 制御コマンド解析手段
68 制御手段
71 紙送り量計数手段
72 用紙検出手段
73 残り印字領域更新手段
74 残り印字領域更新停止手段
406 用紙検出器
410 中央制御装置
411 インターフェイス
414 最大残り印字領域記憶部
415 残り印字領域記憶部

Claims (9)

  1. データ送信装置に接続され、当該データ送信装置からのデータに基づいて印刷媒体に印刷を行う印刷装置において、
    印刷手段と、
    印刷媒体を移送する媒体移送手段と、
    印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、
    前記媒体検出手段から前記印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、
    前記媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と前記媒体移送量格納手段に格納された前記所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、
    前記印刷媒体移送残量を前記データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段と
    前記印刷媒体移送残量を格納する媒体移送残量格納手段とを有し、
    前記媒体移送残量検出手段は、前記媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて前記印刷媒体移送残量の更新を行うと共に、前記媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、前記媒体移送量格納手段に格納されている前記所定の印刷媒体移送量を前記媒体移送残量格納手段に格納するように構成されたことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項記載の印刷装置において、前記媒体移送残量検出手段は、さらに、前記媒体移送残量格納手段に格納される前記印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ前記媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、前記媒体移送量格納手段に格納されている前記所定の印刷媒体移送量を前記媒体移送残量格納手段に格納するように構成されたことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2記載の印刷装置において、前記印刷媒体移送残量は印刷行数で表現されることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の印刷装置において、前記データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析手段を更に備え、前記媒体移送残量通知手段は、前記制御命令解析手段が解析した所定の制御命令に基づいて起動されるように構成されたことを特徴とする印刷装置。
  5. データ送信装置と、当該データ送信装置からのデータに基づいて印刷媒体に印刷を行う印刷装置とからなる印刷システムにおいて、
    前記印刷装置は、印刷手段と、
    印刷媒体を移送する媒体移送手段と、
    印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出手段と、
    前記媒体検出手段から前記印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量を格納する媒体移送量格納手段と、
    前記媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と前記媒体移送量格納手段に格納された前記所定の印刷媒体移送量とに基づき印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出手段と、
    前記データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析手段と、
    前記制御命令解析手段が解析した所定の制御命令に基づき、前記印刷媒体移送残量を前記データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知手段と、
    前記印刷媒体移送残量を格納する媒体移送残量格納手段とを有し、
    前記媒体移送残量検出手段は、前記媒体移送手段による印刷媒体の移送に基づいて前記印刷媒体移送残量の更新を行うと共に、前記媒体検出手段が印刷媒体を検出した際、前記媒体移送量格納手段に格納されている前記所定の印刷媒体移送量を前記媒体移送残量格納手段に格納するように構成され、
    前記データ送信装置は、前記所定の制御命令を送信する制御命令送信手段と、
    前記媒体移送残量通知手段によって通知される前記印刷媒体移送残量を受け取る媒体移送残量受信手段とを有してなることを特徴とする印刷システム。
  6. データ送信装置に接続され、当該データ送信装置からのデータに基 づいて印刷媒体に印刷を行う印刷装置の制御方法において
    印刷手段により印刷媒体に印刷を行う印刷工程と、
    媒体移送手段により印刷媒体を移送する媒体移送工程と、
    媒体検出手段により印刷媒体移送経路内の印刷媒体の有無を検出する媒体検出工程と、
    前記媒体検出手段通過後の印刷媒体の移送量と、媒体移送量格納手段に格納された前記媒体検出手段から前記印刷手段までの印刷媒体移送経路長を超えない所定の印刷媒体移送量とに基づき、印刷媒体の印刷可能領域に対応する印刷媒体移送残量を求める媒体移送残量検出工程と、
    前記印刷媒体移送残量を前記データ送信装置へ通知する媒体移送残量通知工程とを有し、
    前記媒体移送残量検出工程は、前記媒体移送工程による印刷媒体の移送に基づいて媒体移送残量格納手段に格納された前記印刷媒体移送残量の更新を行う工程と、前記媒体検出工程により印刷媒体を検出した際、前記媒体移送量格納手段に格納されている前記所定の印刷媒体移送量を前記媒体移送残量格納手段に格納する工程とを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 請求項記載の印刷装置の制御方法において、前記媒体移送残量検出工程は、さらに、前記媒体移送残量格納手段に格納される前記印刷媒体移送残量が零となった後であって、且つ前記媒体検出工程により印刷媒体を検出した際、前記媒体移送量格納手段に格納されている前記所定の印刷媒体移送量を前記媒体移送残量格納手段に格納する工程を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項6又は7記載の印刷装置の制御方法において、前記印刷媒体移送残量は印刷行数で表現されることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 請求項6乃至8の何れかに記載の印刷装置の制御方法において、前記データ送信装置から受信した制御命令を解析する制御命令解析工程をさらに有し、前記媒体移送残量通知工程は、前記制御命令解析工程において所定の制御命令が得られた際に起動されることを特徴とする印刷装置の制御方法。
JP18258394A 1994-08-03 1994-08-03 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法 Expired - Lifetime JP3642070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18258394A JP3642070B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18258394A JP3642070B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0848459A JPH0848459A (ja) 1996-02-20
JP3642070B2 true JP3642070B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=16120828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18258394A Expired - Lifetime JP3642070B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3642070B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5494000B2 (ja) * 2010-02-26 2014-05-14 セイコーエプソン株式会社 プリンター、プリンターの制御方法およびプリンターシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0848459A (ja) 1996-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6185478B1 (en) Printing apparatus, control method for a printing apparatus, and recording medium for recording a control program for a printing apparatus
US4941377A (en) Apparatus for feeding a continuous form and cutforms
KR100758586B1 (ko) 프린터
JP3173071B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2943314B2 (ja) プリンタ
JPS61233569A (ja) 印字装置
JP3642070B2 (ja) 印刷装置及びこれを用いた印刷システム並びに該印刷装置の制御方法
JPH04366668A (ja) シート部材の搬送装置
US5557369A (en) Recording apparatus with detection of manually inserted recording sheet
US5002414A (en) Method of automatically inserting printing paper in an automatic paper feeder
KR100495463B1 (ko) 프린터 및 그 제어 방법
US6490050B2 (en) Printing apparatus and control method for same, and a data storage medium recording the control method
JPH1067148A (ja) プリンタの用紙送り装置
JP2908167B2 (ja) 用紙搬送装置
JP4770008B2 (ja) プリンタ、紙詰まり処理方法及び情報記録媒体
JPH04341882A (ja) プリンタ用紙の左端・右端位置検知方法
JPH0797809B2 (ja) 記録装置
JPS6354268A (ja) プリンタの用紙検出装置
JP2943304B2 (ja) プリンタ
JP3148835B2 (ja) 感熱記録装置
JPS62260644A (ja) カセット式プリンタの印字ヘッド制御装置
JPH07285248A (ja) シリアルプリンタの用紙端面位置検出方法
JPH04347670A (ja) ラベルプリンタ
JP2761430B2 (ja) 伝票印字装置
JPH07251993A (ja) 連続帳票プリンタの連続用紙及びその搬送制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term