JP3641798B2 - 車載用電流制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載される電磁パウダークラッチや油圧制御用電磁バルブなどの誘導性負荷に対する車載用電流制御装置に関するもので、特に、その制御性と生産性とを向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、例えば、特許番号第2737449号に開示されている従来の車載用電流制御装置の構成を示す回路図、図7はその動作を説明する波形図である。図6において、1はエンジン制御情報SEと走行制御情報SDとを入力してPWM変調器1aから電流基本パルス幅変調信号S1を出力するマイクロコンピュータなどからなる演算処理装置、10はデジタル信号用バッファアンプ11と、抵抗12とコンデンサ13とからなる平滑用フィルタ14と、アナログバッファアンプ15とから構成されるD/A変換器で、電流基本パルス幅変調信号S1は、D/A変換器10のデジタル信号用バッファアンプ11に入力されて波形が修正され、平滑用フィルタ14により高周波成分が除去されてアナログバッファアンプ15の(+)入力端子に加えられ、出力端子から電流指令信号Isが出力されるように構成されている。
【0003】
21はコンパレータであり、上記の電流指令信号Isと後述する電流帰還信号IFとを入力してその偏差により後段のトランジスタにオン/オフ信号を出力する。22はコンパレータ21を電源に接続する抵抗、23は信号変換用トランジスタ、24は出力トランジスタで、信号変換用トランジスタ23のベースは直列抵抗25と対アース間抵抗26とを介してコンパレータ21のオン/オフ信号を入力し、コレクタは抵抗27を介して出力トランジスタ24のベースに接続され、エミッタは接地されている。出力トランジスタ24のベースは抵抗28を介して電源に接続され、また、エミッタも電源に接続され、コンパレータ21のオン/オフ信号は信号変換用トランジスタ23をオン/オフさせ、信号変換用トランジスタ23がオン/オフすることにより出力トランジスタ24もオン/オフするように構成されている。
【0004】
出力トランジスタ24のコレクタは還流ダイオード31を介してアースに接続されると共に出力端子32に接続され、出力端子32ともう一方の出力端子33との間には負荷としての電磁クラッチ34の励磁コイル35がスリップリング36と37とを介して接続されており、出力トランジスタ24のオン/オフと、後述する早切用トランジスタ41のオンとにより、励磁コイル35には負荷電流Icが通電され、出力トランジスタ24によりこの負荷電流Icの電流値が制御される。
【0005】
出力端子33には早切用トランジスタ41のコレクタが接続されており、早切用トランジスタ41のコレクタとベース間には定電圧ダイオード42が接続され、エミッタは電流検出抵抗43を介して接地されている。電流検出抵抗43の両端は、抵抗44と、抵抗45と調整抵抗45aとの並列回路とを介して電流検出用アンプ46の(+)入力端子と(−)入力端子とに接続されると共に、電流検出用アンプ46の(−)入力端子と出力端子との間には帰還抵抗47が接続されており、この電流検出用アンプ46は負荷電流Icに対応する電流帰還信号IFを出力して上記したコンパレータ21の(−)入力端子に与えている。
【0006】
51と52とは演算処理装置1からの信号により早切用トランジスタ41をオン/オフさせるための信号変換トランジスタであり、信号変換トランジスタ51のベースは直列抵抗53と対アース間抵抗54とを介して演算処理装置1からの信号を受け、コレクタは抵抗55と56とを介して電源に接続され、また、信号変換トランジスタ52のベースは抵抗55と56との接続点に接続され、エミッタは電源に接続されると共に、コレクタは抵抗57を介して早切用トランジスタ41のベースに接続されている。演算処理装置1からの信号は、正電位を出力することにより信号変換トランジスタ51と52とがオンして早切用トランジスタ41をオンさせ、これを0に転移することにより信号変換トランジスタ51と52とがオフして早切用トランジスタ41をオフさせる。
【0007】
このように構成された従来の車載用電流制御装置において、演算処理装置1にエンジン制御情報SEと走行制御情報SDとが入力されると、演算処理装置1は両者の情報から電流指令値を演算し、この電流指令値をPWM変調器1aによりPWM変調して電流基本パルス幅変調信号S1を出力する。この電流基本パルス幅変調信号S1は、図7の(a)に示すような電流指令値に比例した変調率を持つ矩形波信号であるが、電圧値が回路内部の電圧降下のために0から電源電圧のV5に至る理想波形にはならないので、デジタル信号用バッファアンプ11により図5の(b)に示す理想波形のパルス幅変調信号S2に変換する。
【0008】
このパルス幅変調信号S2は平滑用フィルタ14にて高周波分が除去され、直流的な信号に変換されてアナログバッファアンプ15に加えられ、アナログバッファアンプ15は図7の(c)に示すような電流指令信号Isを出力してコンパレータ21の(+)端子に加える。コンパレータ21の(−)端子には電流検出用アンプ46から電流帰還信号IFが加えられるのでこの両者が比較され、両者の差に応じてコンパレータ21の出力端子からはパルス幅変調された信号が出力され、この信号の変調率に応じて信号変換用トランジスタ23と出力トランジスタ24とがオン/オフ制御され、電磁クラッチ34の励磁コイル35に流れる負荷電流Icの電流値を制御する。
【0009】
また、電磁クラッチ34を動作させるときには演算処理装置1から信号変換トランジスタ51に与えられる信号は正電位となっているため、信号変換トランジスタ51と52とはオン状態になっており、従って、早切用トランジスタ41もオン状態になっている。出力トランジスタ24が制御する負荷電流Icは電磁クラッチ34の励磁コイル35に通電され、この電流は電流検出抵抗43に流れて両端に電流値に比例した電位差を生じ、この電位差が抵抗44と、抵抗45と調整抵抗45aとの並列回路とを介して電流検出用アンプ46に加えられ、帰還抵抗47と、抵抗44と、抵抗45と調整抵抗45aとの並列回路との各抵抗値により決まる電流帰還信号IFがコンパレータ21に出力される。
【0010】
このようにして電磁クラッチ34の励磁コイル35には電流指令値に制御された電流Icが通電されて動作状態となり、また、演算処理装置1から信号変換トランジスタ51に与える信号を0に転移することにより、信号変換トランジスタ51と52、および、早切用トランジスタ41がオフとなって励磁コイル35に流れる電流は遮断され、電磁クラッチ34は解放されて動作を終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車載用電流制御装置は以上のように構成され動作するが、電磁クラッチ34の励磁コイル35に流れる電流Icを制御するのはコンパレータ21から出力されるパルス幅変調信号の変調率であり、この変調率は電流指令信号Isと電流帰還信号IFとで決まり、電流帰還信号IFは帰還抵抗47と、抵抗44と、抵抗45との各抵抗値により決まるものである。しかし、各抵抗には抵抗値のバラツキがあり、電流検出用アンプ46にも特性のバラツキがあるため、生産工程において調整抵抗45aを交換することにより、各部品のバラツキを吸収して電流検出用アンプ46の増幅率を調整することが不可欠であった。この調整作業は生産工程の流れを妨げることになり、生産効率の向上を阻害すると共に、調整抵抗45aの段階的な抵抗値による調整は負荷電流Icも段階的な調整となり、制御性に一定の限界をもたらすものであった。
【0012】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、負荷に供給する電流の調整作業を容易とし、調整抵抗を廃止して生産効率を高めると共に、制御性を向上することが可能な車載用電流制御装置を得ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる車載用電流制御装置は、エンジン制御情報と走行制御情報とから電流指令値を演算して電流基本パルス幅変調信号を出力すると共に、電流調整情報から電流調整パルス幅変調信号を出力する演算処理装置と、電流基本パルス幅変調信号を電流調整パルス幅変調信号により変調して電流指令パルス幅変調信号を生成する電流調整器と、この電流指令パルス幅変調信号の高周波分を除去して電流指令信号に変換する平滑用フィルタと、この電流指令信号と電流帰還信号とを比較して偏差に応じた信号を出力するコンパレータと、このコンパレータの出力により負荷に対する電流値を制御する出力トランジスタと、この負荷電流を検出して電流帰還信号を生成する電流検出手段とを備え、前記電流指令信号の値を前記電流調整パルス幅変調信号の変調率により調整するようにしたものである。
【0014】
また、この発明に係わる車載用電流制御装置は、上記において、前記電流基本パルス幅変調信号と電流指令信号とは一次関数的関係にあり、上記一次関数の傾斜が前記電流調整パルス幅変調信号の変調率により変化する関係にあるようにしたものである。
また、前記電流調整器は、前記電流調整パルス幅変調信号をベースに、前記電流基本パルス幅変調信号をコレクタにそれぞれ入力し、コレクタに電流指令パルス幅変調信号を出力する電流調整用トランジスタにより構成されたものである。
また、前記演算処理装置に前記電流調整情報を記憶する揮発性あるいは不揮発性の記憶手段を設けるようにしたものである。
さらに、電流値制御対象の負荷を電磁パウダクラッチあるいは油圧制御用電磁バルブとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図4は、この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置を説明するためのもので、図1は車載用電流制御装置の構成を示す回路図、図2は動作説明用の波形図、図3と図4とは動作説明用の特性図であり、上記従来例と同一機能部分には同一符号が付与されている。図1において、1はエンジン制御情報SEと走行制御情報SDと電流調整情報SAとを入力するマイクロコンピュータなどからなる演算処理装置で、エンジン制御情報SEと走行制御情報SDとから電流基本パルス幅変調信号S1を出力する第一のPWM変調器1aと、電流調整情報SAから電流調整パルス幅変調信号Tdを出力する第二のPWM変調器1bとを備えている。
【0016】
10はD/A変換器、60は電流調整器であり、D/A変換器10は電流基本パルス幅変調信号S1を入力するデジタル信号用バッファアンプ11と、抵抗12とコンデンサ13とからなる平滑用フィルタ14と、アナログバッファアンプ15とから構成され、電流調整器60は電流調整パルス幅変調信号Tdを入力する電流調整用トランジスタ61と抵抗62とから構成されている。そして、デジタル信号用バッファアンプ11の出力であるパルス幅変調信号S2は抵抗62を介して電流調整用トランジスタ61のコレクタに供給され、電流調整用トランジスタ61によりさらに変調されて平滑用フィルタ14に与えられ、高周波分が除去されてアナログバッファアンプ15の(+)端子に加えられ、アナログバッファアンプ15から電流指令信号Isとして出力される。
【0017】
21はアナログバッファアンプ15の出力する電流指令信号Isと後述する電流帰還信号IFとを入力するコンパレータ、22はコンパレータ21を電源に接続する抵抗、23は信号変換用トランジスタ、24は出力トランジスタ、25は信号変換用トランジスタ23のベースに直列接続された抵抗、26は信号変換用トランジスタ23のベースとアース間に接続された抵抗、27は信号変換用トランジスタ23のコレクタと出力トランジスタ24のベース間に接続された抵抗、28は出力トランジスタ24のベースを電源に接続する抵抗であり、コンパレータ21から出力トランジスタ24までの回路構成と動作とは上記の従来例と同一である。すなわち、コンパレータ21が出力するオン/オフ信号は信号変換用トランジスタ23をオン/オフさせ、信号変換用トランジスタ23がオン/オフすることにより出力トランジスタ24もオン/オフする。
【0018】
また、31は出力トランジスタ24のコレクタに接続された還流ダイオード、32と33とは出力端子、34は励磁コイル35がスリップリング36と37との間に接続された電磁クラッチ、41は出力端子33に接続された早切用トランジスタ、42は早切用トランジスタ41のコレクタとベース間に接続された定電圧ダイオード、51と52とは演算処理装置1からの信号により早切用トランジスタ41をオン/オフさせる信号変換トランジスタ、53は信号変換トランジスタ51のベースに直列接続された抵抗、54は信号変換トランジスタ51のベースとアース間を接続する抵抗、55は信号変換トランジスタ51のコレクタと信号変換トランジスタ52のベースとの間を接続する抵抗、56は信号変換トランジスタ52のベースを電源に接続する抵抗、57は信号変換トランジスタ52のコレクタを早切用トランジスタ41のベースに接続する抵抗であり、これらの構成も上記の従来例と同一である。
【0019】
早切用トランジスタ41のエミッタは電流検出抵抗43を介して接地されており、電流検出抵抗43の両端は抵抗44と抵抗45とを介して電流検出用アンプ46の(+)入力端子と(−)入力端子とに接続されると共に、電流検出用アンプ46の(−)入力端子と出力端子との間には帰還抵抗47が接続されており、これらが電流検出手段を構成して、電流検出用アンプ46が電磁クラッチ34の励磁コイル35を流れる電流Icに応じた電流帰還信号IFを出力し、上記したコンパレータ21の(−)入力端子に与えるように構成されている。
【0020】
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1の車載用電流制御装置において、演算処理装置1にエンジン制御情報SEと走行制御情報SDと電流調整情報SAとが入力されると、演算処理装置1はエンジン制御情報SEと走行制御情報SDとから電流指令値を演算し、第一のPWM変調器1aがこれをPWM変調して電流基本パルス幅変調信号S1を出力すると共に、電流調整情報SAから電流調整信号を演算し、第二のPWM変調器1bがPWM変調して電流調整パルス幅変調信号Tdを出力する。
【0021】
この電流基本パルス幅変調信号S1は図2の(a)に示すような電流指令値に比例した変調率を持つ矩形波信号であり、従来例と同様に、電圧値が回路内部の電圧降下のために0から電源電圧のV5に至る理想波形にはならないので、デジタル信号用バッファアンプ11により図2の(b)に示す理想波形のパルス幅変調信号S2に変換して電流調整用トランジスタ61のコレクタに供給される。電流調整パルス幅変調信号Tdは、図2の(c)に示すような電流調整情報に基づいた変調率を持つパルス幅変調信号であり、この信号は電流調整用トランジスタ61のベースに与えられ、電流調整用トランジスタ61をこの信号に基づいてオン/オフさせる。
【0022】
この結果、電流指令用のパルス幅変調信号S2は電流調整用トランジスタ61のオン/オフにより電流調整パルス幅変調信号Tdに変調され、図2の(d)に示す電流指令パルス幅変調信号S3となって平滑用フィルタ14に与えられ、高周波分が除去されて直流的な信号に変換されてアナログバッファアンプ15に加えられ、増幅されて図2の(e)に示すような電流指令信号Isとなってコンパレータ21の(+)端子に加えられる。コンパレータ21の(−)端子には電流検出用アンプ46から電流帰還信号IFが加えられるのでこの両者が比較され、両者の差に応じてコンパレータ21の出力端子からパルス幅変調された信号が出力され、この信号の変調率に応じて信号変換用トランジスタ23と出力トランジスタ24とがオン/オフ制御され、電磁クラッチ34の励磁コイル35に流れる電流Icが制御される。
【0023】
ここで、電流基本パルス幅変調信号S1の変調率は図3に示すように、例えば電流指令値の最大値を1Aとした場合には、この最大値で変調率が100%になるようにして、0から100%まで一次関数的に変調率と電流指令値との関係が設定される。また、電流基本パルス幅変調信号S1の変調率に対する電流指令信号Isの信号電圧の関係は当然一次関数的になるが、図4に示すように、電流調整パルス幅変調信号Tdの変調率により傾斜が変化することになる。すなわち、電流調整パルス幅変調信号Tdの変調率が0%のときには電流基本パルス幅変調信号S1が100%の変調率で電流指令信号Isの信号電圧は電源電圧の5Vになるが、電流調整パルス幅変調信号Tdの変調率の増大と共に電流指令信号Isの信号電圧値は低下する。
【0024】
このように、この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置によれば、電流指令信号Isの値を電流調整パルス幅変調信号Tdの変調率により調整できるようにしたので、構成部品のバラツキによる電流帰還信号IFのバラツキを、電流調整パルス幅変調信号Tdの変調率を制御することにより、電流指令信号Isの値を変えて補正することができ、生産工程での調整抵抗の交換作業と調整抵抗が不要となり、電流調整情報SAをリニアに変えることにより、容易に、また、高精度に負荷電流Icの調整ができることになる。なお、以上の説明では車載用電流制御装置の負荷を電磁クラッチ34として説明したが、電磁クラッチ34はパウダークラッチであり、また、電磁クラッチ以外にも油圧制御用の電磁バルブなどの誘導負荷に適用することができる。
【0025】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2の車載用電流制御装置の構成を示す回路図であり、この実施の形態は、実施の形態1に対し、演算処理装置1に揮発性の記憶部1c、あるいは、不揮発性の記憶部1dを設けるようにしたものである。このように構成することにより、電流調整情報を揮発性の記憶部1cに記憶させ、演算処理装置1のマイクロコンピュータのバックアップ機能を利用して電流調整情報を記憶させることが可能になり、また、電流調整情報を不揮発性の記憶部1dに書き込んでおくことによりマイクロコンピュータの電源がオフされても記憶させておくことが可能になるものである。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明の車載用電流制御装置によれば、電流指令信号の値 Is を電流調整パルス幅変調信号の変調率により調整することができるようになるため、電流帰還信号 IF とは無関係に特性のバラツキを吸収することが可能になり、より精度の高い電流制御を行うことができると共に、前記演算処理装置の記憶手段に前記電流調整情報を予め書き込むことが可能なため、生産性と制御性とに優れた車載用電流制御装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置の動作説明用波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置の動作説明用特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置の動作説明用特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の車載用電流制御装置の構成を示す回路図である。
【図6】 従来の車載用電流制御装置の構成を示す回路図である。
【図7】 従来の車載用電流制御装置の動作説明用波形図である。
【符号の説明】
1 演算処理装置、1a、1b PWM変調器、1c、揮発性の記憶手段、
1d 不揮発性の記憶手段、10 D/A変換器、
11、15 バッファアンプ、14 平滑用用フィルタ、
21 コンパレータ、23、51、52 信号変換用トランジスタ、
24 出力トランジスタ、31 還流ダイオード、
32、33 出力端子、34 電磁クラッチ、
41 早切用トランジスタ、43 電流検出抵抗、
46 電流検出用アンプ、47 帰還抵抗、60 電流調整器、
61 電流調整用トランジスタ。
Claims (5)
- エンジン制御情報と走行制御情報とから電流指令値を演算して電流基本パルス幅変調信号を出力すると共に、電流調整情報から電流調整パルス幅変調信号を出力する演算処理装置、前記電流基本パルス幅変調信号を前記電流調整パルス幅変調信号により変調して電流指令パルス幅変調信号を生成する電流調整器、この電流指令パルス幅変調信号の高周波分を除去して電流指令信号に変換する平滑用フィルタ、この電流指令信号と電流帰還信号とを比較して偏差に応じた信号を出力するコンパレータ、このコンパレータの出力により負荷に対する電流値を制御する出力トランジスタ、この負荷電流を検出して前記電流帰還信号を生成する電流検出手段を備え、前記電流指令信号の値を前記電流調整パルス幅変調信号の変調率により調整するようにしたことを特徴とする車載用電流制御装置。
- 前記電流基本パルス幅変調信号と電流指令信号とは一次関数的関係にあり、上記一次関数の傾斜が前記電流調整パルス幅変調信号の変調率により変化する関係にあることを特徴とする請求項1に記載の車載用電流制御装置。
- 前記電流調整器は、前記電流調整パルス幅変調信号をベースに、前記電流基本パルス幅変調信号をコレクタにそれぞれ入力し、コレクタに電流指令パルス幅変調信号を出力する電流調整用トランジスタにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車載用電流制御装置。
- 前記演算処理装置に前記電流調整情報を記憶する揮発性あるいは不揮発性の記憶手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車載用電流制御装置。
- 電流値制御対象の負荷が電磁パウダクラッチあるいは油圧制御用電磁バルブであることを特徴とする請求項1に記載の車載用電流制御装置。
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