JP3641392B2 - カバーロック機構付き情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カバーロック機構付き情報処理装置に関し、特に、電源ONのままでもカバーを開けることができない情報処理装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報処理装置は、盗難防止用のカバーロック機構等を設けてあるが、パスワード等を解除すれば、情報処理装置の電源ONのままでもカバーを開けることができるため、情報処理装置の破損及びユーザが感電する恐れがあった。
【0003】
また、近年の情報処理装置は、省スペース化が進み装置内部が高密度実装となり、ユーザがオプション増設する際のアクセスエリア周辺に、CPU,ヒートシンク等の高温部が実装され、ユーザが装置を使用した直後にオプション等を増設しようとした場合、誤って高温部に触れてしまい、火傷や怪我をする恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の情報処理装置では、パスワード等を解除すれば、情報処理装置の電源ONのままでもカバーを開けることができ、情報処理装置の破損及びユーザが感電する恐れがあるという問題があった。
【0005】
また、ユーザが装置を使用した直後にオプション等を増設しようとした場合、誤って高温部に触れてしまい、火傷や怪我をする恐れがあるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するために、パスワードなどを解除しても電源ONのままでもカバーを開けることができない情報処理装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、内部が高温状態ではカバーを開けることが出来ないカバーロック機構付き情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカバーロック機構付き情報処理装置は、装置筐体からカバーの取り外しができなくなるロック状態或いはカバーの取り外しが可能になる解除状態にすることができる電子ロックと、前記装置筐体の内部の温度を検出する温度センサーと、装置の電源ONの場合、及び装置の電源OFFで前記温度センサーから伝えられた温度状態がある一定の温度より高い場合は、前記電子ロックをロック状態にする電子ロック制御回路とを有し、前記電子ロック、前記温度センサー及び前記電子ロック制御回路は、装置の電源OFF時にも作動する。
【0009】
また、前記電子ロック制御回路は、前記温度センサーから伝えられた温度状態がある一定の温度よりも低くなった場合、前記電子ロックを解除状態にする。
【0010】
さらに、装置の電源OFF時、前記電子ロック、前記温度センサー及び前記電子ロック制御回路を作動させるバッテリーを搭載する。
【0011】
またさらに、前記電子ロックは、設定されたパスワードを伴った操作によりロック状態或いは解除状態にすることができる。
【0012】
また、前記電子ロック制御回路は、前記温度センサーから伝えられた温度状態の情報に基づき、前記パスワードを伴った操作による解除状態に関係なく、前記温度状態がある一定の温度より高い場合は前記電子ロックをロック状態にし、前記温度状態がある一定の温度より低い場合に前記電子ロックを解除状態にする。
【0013】
さらに、前記電子ロックは、前記装置筐体に取り付けられ、ロック状態で、前記カバーに設けられたフックブラケットの穴に入り込んで引っかかり前記カバーを取り外せなくする鉄心を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のカバーロック機構付き情報処理装置の実施の形態の構成を示す斜視図である。この情報処理装置1には、盗難防止用の電子ロックを使用したカバーロック機構2を設けてあり、通常は、パスワード等によりカバーロック機構2をロック/解除することができる。また、パスワードによるカバーロック機構2のロック/解除に関係なく、情報処理装置1の電源がONの場合には、カバーロック機構2をロック状態にし、カバー3を開けることを出来なくする電子ロック制御回路4が設けられている。
【0018】
また、ユーザがオプション等を増設する際に触れる恐れがある高温部(ヒートシンク5等)には、温度センサー6を設け、ヒートシンク5等の温度状態の情報を電子ロック制御回路4に伝える。電子ロック制御回路4は、温度センサー6から得た情報から、パスワードによるロック解除、及び電源OFFによるロック解除に関係なく、装置使用直後によりヒートシンク5等が高温の場合には、カバーロック機構2をロック状態にし、カバー3を開けることを出来なくする。電源OFF後、ヒートシンク5等の温度が低くなると、温度センサー6から電子ロック制御回路4に情報が伝えられ、カバーロック機構2を解除状態にし、カバーの取り外しが可能になる。
【0019】
【実施例】
次に、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。
【0020】
図2は、本発明のカバーロック機構の実施例における解除時を示す斜視図である。このカバーロック機構は、情報処理装置1の背面のベース10に電子ロック11を取り付ける。この時、電子ロック11の構成部品である鉄心12は解除状態である。また、カバー3には、電子ロック11をロック状態にした時に、鉄心12に引っかかるフックブラケット13が設けられている。フックブラケット13には、鉄心12を挿入する角穴13’が設けられている。
【0021】
図3は、本発明のカバーロック機構の実施例におけるロック状態を示す斜視図である。電子ロック11の鉄心12が、カバー3に設けられているフックブラケット13の角穴13’に入り込み、カバー3の取り外しが出来なくなるようにする。
【0022】
図4は、本発明のカバーロック機構付き情報処理装置の実施例の全体構成を示す斜視図である。情報処理装置1の内部において、ユーザがオプション増設等によりアクセスするエリアの周辺の高温部である、ヒートシンク5には、温度センサー6が取り付けられており、ヒートシンク5の温度状態の情報を電子ロック制御回路4に伝える。電子ロック制御回路4は、温度センサー6からの情報から、ヒートシンク5の温度がある一定の温度よりも高い場合には電子ロック11をロック状態にし、カバー3の取り外しが出来なくなるようにする。情報処理装置1の電源OFF後、ヒートシンク5の温度がある一定の温度よりも低くなった場合には、電子ロック11を解除状態にし、カバー3の取り外しが可能になるようにする。情報処理装置1には、電源コンセントを抜いた場合にも、電子ロック11,温度センサー6,電子ロック制御回路4を作動させる為のバッテリー14を搭載している。
【0023】
次に、本発明の実施例の動作について順に説明する。
1)情報処理装置1のカバーロック機構2は、盗難防止用としてパスワードにより、ロック/ロック解除することが出来る。
2)情報処理装置1のカバーロック機構2は、電子ロック制御回路4により、情報処理装置1の電源がONの時はロック状態になり、電源がOFFの時はロック解除状態になる。
3)情報処理装置1のカバーロック機構2は、電子ロック制御回路4により、温度センサー6を取り付けてあるヒートシンク5が、ある一定の温度より高くなるとロック状態になり、情報処理装置1の電源OFF等により温度センサー6取り付け部の温度が、ある一定の温度より低くなるとロック解除状態になる。
【0024】
上記1)〜3)の動作条件より、カバー3を取り外す場合には、パスワードによるロック解除、情報処理装置1の電源OFF、情報処理装置1の内部温度の低下が必要になる。
【0025】
次に、本発明の他の実施例について説明する。
【0026】
本実施例では、情報処理装置1の内部温度が高いときにカバーを開けられなくする方法として、情報処理装置1の電源をOFFした後、タイマーにより一定時間が過ぎるとカバーロック機構2が解除され、カバーを開けられるようにする。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、情報処理装置1の盗難防止用のカバーロック機構2を、パスワードに関係なく、情報処理装置1の電源ON/OFFと連動させて、カバーのロック/ロック解除をすることにより、ユーザが情報処理装置の電源ONのままカバーを開けることが出来なくなり、情報処理装置1の破損及び感電防止をすることが出来るという効果を奏する。
【0028】
また、情報処理装置1の内部の温度状態により、カバーのロック/ロック解除をすることにより、内部が高温状態ではカバー3を開けることが出来なくなり、ユーザの火傷や怪我を防止することが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例におけるカバーロック機構の動作(解除時)を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例におけるカバーロック機構の動作(ロック時)を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例の全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置
2 カバーロック機構
3 カバー
4 電子ロック制御回路
5 ヒートシンク
6 温度センサー
10 ベース
11 電子ロック
12 鉄心
13 フックブラケット
13’ 角穴
14 バッテリー
Claims (6)
- 装置筐体からカバーの取り外しができなくなるロック状態或いはカバーの取り外しが可能になる解除状態にすることができる電子ロックと、
前記装置筐体の内部の温度を検出する温度センサーと、
装置の電源ONの場合、及び装置の電源OFFで前記温度センサーから伝えられた温度状態がある一定の温度より高い場合は、前記電子ロックをロック状態にする電子ロック制御回路とを有し、
前記電子ロック、前記温度センサー及び前記電子ロック制御回路は、装置の電源OFF時にも作動するカバーロック機構付き情報処理装置。 - 前記電子ロック制御回路は、前記温度センサーから伝えられた温度状態がある一定の温度より低い場合、前記電子ロックを解除状態にする請求項1に記載のカバーロック機構付き情報処理装置。
- 装置の電源OFF時、前記電子ロック、前記温度センサー及び前記電子ロック制御回路を作動させるバッテリーを搭載する請求項1または2に記載のカバーロック機構付き情報処理装置。
- 前記電子ロックは、設定されたパスワードを伴った操作によりロック状態或いは解除状態にすることができる請求項1から3のいずれかに記載のカバーロック機構付き情報処理装置。
- 前記電子ロック制御回路は、
前記温度センサーから伝えられた温度状態の情報に基づき、前記パスワードを伴った操作による解除状態に関係なく、前記温度状態がある一定の温度より高い場合は前記電子ロックをロック状態にし、前記温度状態がある一定の温度より低い場合に前記電子ロックを解除状態にする請求項4に記載のカバーロック機構付き情報処理装置。 - 前記電子ロックは、
前記装置筐体に取り付けられ、ロック状態で、前記カバーに設けられたフックブラケットの穴に入り込んで引っかかり前記カバーを取り外せなくする鉄心を有する請求項1から5のいずれかに記載のカバーロック機構付き情報処理装置。
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