JP4346304B2 - 防犯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗難を防止するために玄関で使用される防犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
窃盗犯は、外出している住宅を捜し侵入して金品を盗む。従って財産を守るためには、窃盗犯の侵入を防止することが重要であり、玄関等人が出入りする個所に施錠することが最も有効な手段である。施錠をすることにより、窃盗犯が解錠するに時間を要し、その間に人目についたり、解錠が不可であったりし、防犯効果がある。
【0003】
図5、図6は、従来の防犯装置の一例を示す説明図であり、図5は扉に取り付けられる扉機構部4であり(a)は室外から見た正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。
【0004】
図5にて、扉機構部4は、扉の室外側に取り付けられ鍵8を認識する機構を有するシリンダ9、室内側に取り付けられ鍵8を使用せず施錠操作、解錠操作するためのつまみを有するサムターン10、施錠時に扉側面から突出するデッドボルト11、扉の開閉の際に使用者が操作に使用する室内側レバーハンドル14および室外側レバーハンドル15、レバーハンドル14、15を回動させることにより格納動作をするラッチボルト12、シリンダ9およびサムターン10の動作をデッドボルト11へ伝達し室内側レバーハンドル14または室外側レバーハンドル15の動作をラッチボルト12へ伝達する機構を有する本体ケース17、ラッチボルト12およびデッドボルト11を貫通させる穴を有し本体ケース17を扉へ固定するフロント16から構成されている。
【0005】
図6は、家屋に取り付けられる家屋機構部5であり、(a)は室外から見た正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 図6にて、家屋機構部5は、扉側面のフロント16に対向する形でラッチボルト12およびデッドボルト11が扉から突出した際に扉の開閉を抑止するストライク13、ラッチボルト12およびデッドボルト11が扉から突出した際に、これらを家屋側に格納するストライクボックス18から構成されている。
【0006】
通常の開扉操作は、デッドボルト11が本体ケース17内に格納された状態で行われ、室内側レバーハンドル14または室外側レバーハンドル15を回動させると本体ケース内17の機構がラッチボルト12を本体ケース17内に格納して、扉を開けることが可能となる。
またラッチボルト12は三角状に角度がついており、扉が閉まる場合にストライク13の端面に当りラッチボルト12が引き込み、ラッチボルト12が完全にストライク13内に入るとラッチボルト12が内部のバネ等(図示せず)の付勢部材により突出し、扉が閉まった後、風などで再度扉が開くことを抑止する。
【0007】
施錠時には、閉扉状態において鍵8をシリンダ9へ挿入して回転させる。鍵8が持つ特定の刻みパターンまたは磁気パターンをシリンダ9が認識し、合致した場合に回転動作をシリンダ9が伝達し本体ケース17内の機構によりデッドボルト11をストライク13へかかるように突出させる。これにより、レバーハンドル14、15の操作によりラッチボルト12を扉内に格納した状態でもデッドボルト11がストライク13の端面に当たり、開扉することができない状態となる。
防犯効果を向上する目的で、扉に複数の錠を設け、この複数の錠の施錠操作を1回で行えるようにした防犯扉が、特許文献1に記載されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−164808号公報(段落番号0006〜0069)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、扉を施錠した状態であれば、窃盗等から財産を守る効果があるが、外出する際や外出から戻ってきた際または夜間などに錠を閉め忘れることがしばしばあるため、扉に錠が付いていても、防犯装置の役目をしないという問題があった。特許文献1記載の発明のように、扉に複数の錠を設け、この複数の錠の施錠操作を1回で行うための手段を設けたとしても、施錠を忘れてしまうとその効果を得ることができなくなる。
【0010】
また、悪意を持った者が留守宅の施錠の状態を確認し、その際、施錠状態であっても、工具等により破壊解錠や非破壊解錠や扉そのものの破壊を行うことにより、盗難に合うという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、施錠忘れを効果的に防止することが可能な防犯装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の構成は、建物の出入り口に設置される防犯装置であって、前記出入り口に設けられた扉のデッドボルトに対向して配設され、前記デッドボルトが突出することによって押下するスイッチと、前記スイッチに直列接続するブザーおよび電源とを備えた回路で構成され、前記スイッチは押下状態で前記回路を遮断し、押下しない状態で導通する機能を有し、前記スイッチが導通することでブザーが鳴動することを特徴とする。
【0012】
この構成により、デッドボルトがスイッチを押下した状態では、スイッチが回路を遮断して電源からの電流がブザーに流れないためブザーが鳴動しないが、デッドボルトがスイッチから離れた状態では、スイッチが回路を導電とするため、電源から電流がブザーに流れブザーが鳴動する。
【0013】
つまり閉扉状態で、なおかつ施錠状態においては、ブザーが鳴動しないが、開扉状態、または閉扉状態であるが施錠されていない場合においては、ブザーが鳴動し,施錠が完了していないことを通知する。従って外出する際または外出から戻って来た際の扉の閉め忘れ、または施錠忘れを防止できる。
【0014】
本発明の第2の構成は、前記スイッチと前記ブザーと前記電源に直列に接続され、前記スイッチが導通状態となった場合に、前記ブザーに対し一定時間作動しないよう電流を制御するタイマーを備えたことを特徴とする。
【0015】
この構成により、開扉状態、または閉扉状態であるが施錠されていない場合においては、デッドボルトがスイッチから離れるためスイッチが導通となるがタイマーにより一定時間ブザーが鳴動しないよう電流を制御するため、その間に施錠操作を行うことで、静かな施錠操作が可能となり近所に対して迷惑をかけることが防止できる。
【0016】
本発明の第3の構成は、建物の出入り口に設置される防犯装置であって、前記出入り口に設けられた扉のデッドボルトに対向して前記デッドボルトが突出することにより押下するよう配設された第1のスイッチと、前記扉のラッチボルトに対向して前記ラッチボルトが突出することにより押下するよう配設された第2のスイッチと、互いに並列に接続された前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとに対して直列に接続されたブザーと電源とを備えた回路で構成され、前記スイッチは押下状態で前記前記回路を遮断し、押下しない状態で導通する機能を有し、前記第1のスイッチと第2のスイッチのいずれか一方が導通することによってブザー鳴動することを特徴とする。
【0017】
この構成により、デッドボルトおよびラッチボルトが対向するそれぞれのスイッチを押下している状態では、両スイッチとも回路を遮断しているためブザーが鳴動しないが、デッドボルトまたはラッチボルトがそれぞれのスイッチから離れている場合に、どちらかのスイッチまたは両スイッチが導電状態となるため、ブザーが鳴動する。
【0018】
つまり、閉扉状態で施錠されており、なおかつレバーハンドルにより開扉操作を行わない状態ではブザーは鳴動しないが、開扉状態、または閉扉状態であっても施錠されていない場合にブザーが鳴動するばかりでなく、閉扉状態であり施錠されている場合であっても、レバーハンドルを回動させる開扉操作を行うことでブザーが鳴動する。よって外出する際または外出から戻ってきた際の施錠忘れ防止だけでなく、不審者が留守宅の施錠の状態を確認するための開扉操作をした時点でブザー鳴動するので防犯効果がより一層向上する。
【0019】
本発明の第4の構成は、建物の出入り口に設置される防犯装置であって、前記出入り口に設けられた扉のストライクボックス内にZ型に形成した金具と、前記扉のラッチボルトに対向して配設されたスイッチと、前記スイッチに直列接続するブザーおよび電源とを備えた回路で構成され、前記スイッチは押下状態で前記回路を導通し、押下しない状態で遮断する機能を有し、前記金具は、前記扉のデッドボルトが突出した状態で前記ラッチボルトを格納させスイッチを押下しない状態とし、前記デッドボルトが格納し前記ラッチボルトが突出している状態で前記スイッチを押下し前記回路を導通することでブザーが鳴動することを特徴とする。
【0020】
この構成により、外出時や帰宅時の施錠の忘れを防止するブザーを鳴動させるためのスイッチを、ストライクボックス内の空間以外に配設する場所が無い場合や、一般的にデッドボルトがラッチボルトより長いために、デッドボルトと対向してスイッチを配設できない場合であっても、ストライクボックス内のラッチボルトに対向してスイッチを配設することによって、ブザー鳴動させることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る防犯装置について説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る防犯装置の説明図である。
【0022】
図1において、本発明の防犯装置1は、扉内部に取り付けられる扉機構部4と、家屋内部に取り付けられる家屋機構部5と、扉7の状態を検知し警告を発するアラーム通知部6からなる。
【0023】
扉機構部4には、扉7の室外側に取り付けられ鍵を認識する機構を有するシリンダ9、室内側に取り付けられ鍵を使用せず施錠操作、解錠操作するためのつまみを有するサムターン10、施錠時に扉側面から突出するデッドボルト11、扉の開閉の際に使用者が操作に使用する室内側レバーハンドル14および室外側レバーハンドル15、レバーハンドル14、15を回動させることにより格納動作をするラッチボルト12、シリンダ9およびサムターン10の動作をデッドボルト11へ伝達し室内側レバーハンドル14または室外側レバーハンドル15の動作をラッチボルト12へ伝達する機構を有する本体ケース17、ラッチボルト12およびデッドボルト11を貫通させる穴を有し本体ケース17を扉へ固定するフロント16から構成される。
【0024】
家屋機構部5は、扉側面のフロント16に対向する形でラッチボルト12およびデッドボルト11が扉から突出した際に扉の開閉を抑止するストライク13と、ラッチボルト12およびデッドボルト11が扉から突出した際に家屋側に格納するストライクボックス18から構成されている。
【0025】
アラーム通知部6は、スイッチ21とブザー19と電源である電池20にて回路が構成されており、スイッチ21とブザー19および電池20は直列に接続されている。スイッチ21はストライクボックス18内のデッドボルト11が突出するとスイッチ21を押下する位置に配設されている。
【0026】
スイッチ21は押下された状態で回路を遮断し、押下が解除されると導通するという機能を有している。
【0027】
以上の構成の防犯装置において、使用者が外出する場合に解錠するため、閉じた状態にある扉のサムターン10を解除する方向へ回動させると本体ケース17内の機構(図示せず)によりデッドボルト11が扉へ格納される。これにより、デッドボルト11がスイッチ21から離れるため、スイッチ21は導通状態となり、ブザー19に対し電池20から電流が流れ鳴動する。使用者は室内側レバーハンドル14をラッチボルト12が扉の中へ格納する方向へ回動し、外開き戸の場合は、室内側レバーハンドル14を室外側へ押すと扉が開く。
【0028】
使用者は室外へ出て扉を閉め、施錠するためシリンダ9に鍵を挿入し、施錠する方向へ回動する。本体ケース17内の機構によりデッドボルト11が扉から突出し、ストライクボックス18内のスイッチ21を押下する。スイッチ21は押下されると回路を遮断するため、電池20からの電流がブザー19に流れなくなり鳴動が止まる。
【0029】
よって、扉を閉め施錠することでブザー19の鳴動を抑止することができるため、外出する際または外出から戻ってきた際の施錠忘れ防止が可能となる。
【0030】
図2は本発明の第2実施形態に係る防犯装置の説明図である。
【0031】
図2において本発明の防犯装置1は、扉機構部4と家屋機構部5と扉7の状態を検知し警告を発するアラーム通知部61からなり、扉機構部4と家屋機構部5は図1で示した第1実施形態の構成と同じであり、同一の符号としている。
【0032】
アラーム通知部61は、スイッチ21、タイマー23、ブザー19、電池20とを備えた回路で構成され、スイッチ21、タイマー23、ブザー19、電池20は直列に接続されている。スイッチ21はデッドボルト11が突出すると押下する位置に配設されている。また、スイッチ21、ブザー19、電池20は第1実施形態と同じ機能を有している。
【0033】
図7にタイマー23の電気特性を示すタイムチャートを示す.入力電流I1が発生するとブザー19が動作しない程度の微弱な電流により動作を開始し、時間t経過後に出力電流I2を出力する機能を有している。
【0034】
以上の構成の防犯装置において、使用者が外出する場合に解錠するため、閉じた状態にある扉のサムターン10を解除する方向へ回動させると本体ケース17内の機構によりデッドボルト11が扉へ格納され、デッドボルト11がスイッチ21から離れるため、スイッチ21は導通状態となるが、タイマー23が作動し、一定時間電流を抑止するため、ブザー19は鳴動しない。使用者は室内側レバーハンドル14をラッチボルト12が扉の中へ格納される方向へ回動し、外開き戸の場合は、室内側レバーハンドル14を室外側へ押すと扉が開く。
【0035】
使用者は室外へ出て扉を閉め、施錠するため鍵をシリンダ9へ挿入し施錠する方向へ回動することにより、本体ケース17内の機構によりデッドボルト11が扉から突出し、ストライクボックス18内のスイッチ21を押下する。スイッチ21は押下されると回路を遮断するため、以降ブザー19は鳴動しない状態となる。
【0036】
しかし、一定時間を超えて施錠操作が完了しない場合、つまり使用者が外出する場合に、家屋内に入りサムターン10を施錠する方向へ回動させデッドボルト11が扉内に格納された時から、鍵をシリンダ9に挿入し施錠する方向へ回動させ、デッドボルト11が突出してスイッチ21を押下するまでの時間が一定時間を超えた場合に,タイマー23がブザー19に電流を流すため、ブザー19が鳴動する、
【0037】
よって、扉7を開け外出する際または外出から戻ってきた際に、一定時間内に施錠することでブザー19が鳴動せずに操作が行えるため、早朝の外出、深夜の帰宅など、近所に対して迷惑を掛けることなく扉の開閉が可能となる。
【0038】
図3は本発明の第3実施形態に係る防犯装置の説明図である。
【0039】
図3において本発明の防犯装置1は、扉内部に取り付けられる扉機構部4と、家屋内部に取り付けられる家屋機構部5と、扉7の状態を検知し警告を発するアラーム通知部62からなり、扉機構部2と家屋機構部5は図1で示した実施形態1と同じであり、同一の符号としている。
【0040】
アラーム通知部62はスイッチ21、スイッチ22、ブザー19、電池20とを備えた回路を構成し、スイッチ21とスイッチ22は並列に接続され、ブザー19および電池20は、並列に接続されたスイッチ21、22と直列に接続されている。スイッチ21はデッドボルト11が突出すると押下する位置に配設され、スイッチ22はラッチボルト12が突出すると押下する位置に配設されている。また、スイッチ21、22、ブザー19、電池20は実施形態1と同じ機能を有している。
【0041】
以上の構成の防犯装置において、通常使用者が留守中は扉7は施錠状態であるためデッドボルト11は突出しており、スイッチ21は押下され、スイッチ21により回路は遮断されている。また、ラッチボルト12は内部の付勢部材により突出した状態となっているため、スイッチ22は押下されており回路は遮断されている。よって両スイッチともに遮断状態となっているため、電池20の電流はブザー19に流れず鳴動しない。
【0042】
不審者が施錠状態の確認を行うときには、室外用レバーハンドル15をラッチボルト12が格納する方向へ回動させるため、ラッチボルト12は扉内に格納されて、スイッチ22から離れる。そのため、回路を導電し電池20の電流がブザー19に流れて鳴動し警告を発する。よって、不審者が施錠状態か否かを確認するため、開扉操作をした場合にブザー19が鳴動し警告を発するため、防犯効果が向上する。
【0043】
また、使用者が外出する場合に解錠するため、閉じた状態にある扉のサムターン10を解除する方向へ回動させると本体ケース17内の機構によりデッドボルト11が扉へ格納され、デッドボルト11がスイッチ21から離れるため、スイッチ21は導通状態となり、ブザー19に対し電池20から電流が流れてブザー19が鳴動する。使用者は室内側レバーハンドル14をラッチボルト12が扉の中へ格納される方向へ回動し、外開き戸の場合は、室内側レバーハンドル14を室外側へ押すと扉が開く。
【0044】
使用者は室外へ出て扉を閉め、鍵をシリンダ9へ挿入し施錠する方向へ回動する。本体ケース17内の機構によりデッドボルト11が扉7から突出し、ストライクボックス18内のスイッチ21を押下する。スイッチ21は押下されると回路を遮断するため、電池20からの電流がブザー19に流れないため鳴動が止まる。このように、施錠しない場合にはブザー鳴動するため、外出時または外出から戻ってきた時の施錠忘れ防止も可能となる。
【0045】
図4は本発明の家屋機構部の他の実施形態の説明図であり、(a)はストライクボックスの正面図、(b)は解錠時のストラクボックスの断面図、(c)は施錠時のストライクボックスの断面図である。
【0046】
ストライク13はストライクボックス18と共にネジ孔30にネジを挿通させて家屋に固定されている。
金具24は、互いに平行な端面25、端面26とを有し、これらの端面25、端面26を略90°にて接続する接続面27とで構成された、Z型形状の金具である。ヒンジ部28は、端面25と接続面27の間に形成されており、ラッチボルト12が突出すると端面25が押され、スイッチ29を押下できる位置に取り付けられる。
スイッチ29は、図示していないブザーと電池に直列に接続され、押下されない状態で回路を遮断し、押下されると回路を導通させブザー鳴動する機能を有する。
ラッチボルト12は、内部のバネ等の付勢部材によりフロント16から突出し端面25を押すことで、スイッチ29を押下する。
デッドボルト11は施錠時にフロント16から突出し、端面26を押すと、ヒンジ部28を中心として端面25がラッチボルトを格納方向へ押し、スイッチ29から端面25が離れる。
【0047】
以上の構成の防犯装置において、施錠時と解錠時での動作を説明する。
【0048】
図4(b)は解錠時を示す。つまり使用者が外出するために一旦解錠した場合に、解錠することで、デッドボルト11が扉に格納される。ラッチボルト12は付勢部材により端面25を押すが、デッドボルト11が扉に格納されているため、端面26を押す力はなく、端面25は抑止されないので、そのままスイッチ29を押下する。スイッチ29は押下されると回路を導通するため、直列に接続された電源から電流が流れブザーが鳴動し、使用者に施錠しなければならないこと注意喚起する。
【0049】
図4(c)は施錠時を示す。施錠によって、デッドボルト11がフロント16から突出するので、金具24の端面26を押し、ヒンジ部28を中心として端面25がラッチボルト12を格納方向へ押えるため、端面25がスイッチ29から離れ、スイッチ29は押下されない状態となる。スイッチ29は押下しない状態で、回路を遮断しているため、電源からの電流はブザーに流れないため、ブザーは鳴動しない。
以上の構成により、施錠の忘れを防止するブザーを鳴動させるためのスイッチを、ストライクボックス内の空間以外に配設する場所が無い場合や、デッドボルトがラッチボルトより長いために、デッドボルトと対向してスイッチを配設できない場合であっても、ストライクボックス内の限られた空間を有効に使用して、解錠状態でブザー鳴動させ、施錠の忘れを防止することができる。
【0050】
デッドボルトおよびラッチボルトの突出を検出する手段として、機械式のスイッチ以外に、光学的に検出する形式、音波を用いて検出する形式の機構を使用しても実現可能である。
【0051】
また、警告を通知する手段としてブザー以外にチャイム、サイレン等、電子式または機械式等の音で通知する他に、回転灯や警告ランプ等の光による通知手段でも実現可能である。また、音量の大きさ、設置の場所等によっては別に電源を使用するものでも良い。
【0052】
タイマーとして、電気的または機械的なものでも良く、挿入された回路から電源を供給し動作する形式や、別に電源を使用するものでも良い。また遅延させる一定時間とは外出する際に閉扉してその場を離れる前にブザーにより使用者に通知する必要があるため10秒から20秒が好ましい。
【0053】
また、電源としては、本実施例では電池であったが、ブザーやタイマーの消費電力により決定されるが、乾電池や蓄電池や電灯線から供給しても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、以下の効果を奏することができる。
(1)開扉状態または閉扉状態であるが施錠されていない場合にブザーが鳴動する。よって扉の出入りの際に、解錠状態ではブザーが鳴動し続け、必然的に施錠していないことに気付くため、外出する際または外出から戻って来た際の施錠忘れを防止できる。
【0055】
(2)開扉状態または閉扉状態であるが施錠されていない場合に一定時間経過後にブザーが鳴動する。よって出入りの際に、解錠状態にし一定時間内に施錠すればブザーが鳴動しないため、静かな施錠操作が可能となり、夜間、早朝の外出時など近所に対して迷惑をかけることが防止できる。また、施錠を忘れて立ち去ろうとした場合においても、一定時間経過後にブザーが鳴動するため、施錠忘れを防止できる。
【0056】
(3)開扉状態、または閉扉状態であっても施錠されていない場合にブザーが鳴動するばかりでなく、閉扉状態であり施錠されている場合であっても、レバーハンドルを回動させる開扉操作を行うことでブザーが鳴動する。
よって不審者が留守宅の施錠の状態を確認するための開扉操作をした時点でブザーが鳴動し警告を発するので防犯効果がより一層向上する。また、使用者が扉の出入りの際に、解錠状態ではブザーが鳴動し続け、必然的に施錠をしていないことに気付くため、外出する際または外出から戻って来た際の施錠忘れを防止できる。
【0057】
(4)施錠の忘れを防止するブザーを鳴動させるためのスイッチを、ストライクボックス内の空間以外に配設する場所が無い場合や、デッドボルトがラッチボルトより長いために、デッドボルトと対向してスイッチを配設できない場合であっても、ストライクボックス内の限られた空間を有効に使用して、解錠状態でブザー鳴動させ、施錠の忘れを防止することができる。そのため、家屋にストライクボックス以外のスイッチの空間を取る必要がなく、既設の玄関等の出入り口に防犯装置を設置したい場合など、設置に対する自由度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における防犯装置の説明図である。
【図2】 本発明の第2実施形態における防犯装置の説明図である。
【図3】 本発明の第3実施形態における防犯装置の説明図である。
【図4】 本発明の家屋機構部の実施形態の説明図である。
【図5】 従来の防犯装置の扉機構部の一例を示す説明図である。
【図6】 従来の防犯装置の家屋機構部の一例を示す説明図である。
【図7】 タイマーの電気特性を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 防犯装置
4 扉機構部
5 家屋機構部
6、61、62 アラーム通知部
7 扉
8 鍵
9 シリンダ
10 サムターン
11 デッドボルト
12 ラッチボルト
13 ストライク
14 室内側レバーハンドル
15 室外側レバーハンドル
16 フロント
17 本体ケース
18 ストライクボックス
19 ブザー
20 電池
21、22 スイッチ
23 タイマー
24 金具
25、26 端面
27 接続面
28 ヒンジ部
29 スイッチ
30 ネジ孔

Claims (1)

  1. 建物の出入り口に設置される防犯装置であって、前記出入り口に設けられた扉のストライクボックス内にZ型に形成した金具と、前記扉のラッチボルトに対向して配設されたスイッチと、前記スイッチに直列接続するブザーおよび電源とを備えた回路で構成され、前記スイッチは押下状態で前記回路を導通し、押下しない状態で遮断する機能を有し、前記金具は、前記扉のデッドボルトが突出した状態で前記ラッチボルトを格納させスイッチを押下しない状態とし、前記デッドボルトが格納し前記ラッチボルトが突出している状態で前記スイッチを押下し、前記回路を導通することでブザーが鳴動することを特徴とする防犯装置。
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