JP3572388B2 - 充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 - Google Patents
充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3572388B2 JP3572388B2 JP35959798A JP35959798A JP3572388B2 JP 3572388 B2 JP3572388 B2 JP 3572388B2 JP 35959798 A JP35959798 A JP 35959798A JP 35959798 A JP35959798 A JP 35959798A JP 3572388 B2 JP3572388 B2 JP 3572388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charger
- charging
- paddle
- capacity
- theft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車に携帯用充電器によって充電中にその携帯用充電器が盗難されるのを、自動車に本来備えられている防盗装置を作動させることによって防止する充電器防盗装置、また据置き型の充電器により電気自動車に充電している場合に、バッテリの充電状態が所定容量に達する前に不正に充電パドルが抜取られるのを、自動車に本来備えられている防盗装置を作動させることによって防止するパドル不正抜取り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車が実用化され、その利用台数が増加し続けている。電気自動車のバッテリの充電には充電スタンドを利用するか、緊急時のために可搬型充電器を利用する。
【0003】
充電スタンドでバッテリに充電する場合、図5、図6に示すように充電器1に接続されている充電パドル2を電気自動車側の充電ポート4にさし込み、一定時間充電する。この場合、充電パドル2側がトランスの一次コイル側、充電ポート4側が二次コイル側となり、充電器1の出力する高圧交流を充電パドル2−充電ポート4間で変圧した後、この充電ポート4で受電し、これを直流に変換してバッテリ6に充電する仕組みである。そしてバッテリコントローラ5はバッテリ4に対する実充電状態、つまり、バッテリ6に対してどれだけの電力が充電されたかをバッテリ電圧や充電電力量に基づき、バッテリ6の満充電状態に対する現在の充電状態の割合SOC(State Of Charge)にして演算する。
【0004】
また、充電パドル2と充電ポート4とのそれぞれに内蔵されたアンテナを通して充電器1とバッテリコントローラ5とが交信し、充電器1側からバッテリコントローラ5に対しては自器の充電容量の情報(スタンドの場合には1.6kW以上、可搬型充電器では1.5kW以下)を送信し、また、バッテリコントローラ5側から充電器1に対しては満充電状態に対する現在の充電状態の割合SOCの情報を送信する。
【0005】
そして、バッテリの充電には5時間〜10時間と長時間かかることがあるために自動車のユーザーは自車から離れて他の用事を行い、満充電になった頃を見計らって戻ってくるようにするのが通常である。そのため、特に充電スタンドの場合、自車のバッテリが後どれくらいたてば満充電になるか、また後続の車両のユーザーが後どれくらい待てば自分の番になるかを予測できるように、各充電器ごとに充電中のバッテリのSOCをバッテリコントローラ5から受けて表示器に表示するようにしている。そして、待機している車両のユーザーは、SOCの表示が80%に到達すればその電気自動車から充電パドルを引き抜いて自分の自動車にさし込むことが社会ルール(米国の場合)として許されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような社会ルールが確立されるようになったのとは反対に、充電スタンドでは、充電中の車両のユーザーが自動車から離れているのをよいことに、未充電であってもその自動車から充電パドルを勝手に抜き取って自分の車両の充電ポートにさし込む輩も見られるようになっている。
【0007】
また、可搬型充電器は自動車に搭載し、出先でバッテリが空になった際に家庭用コンセントの電力を利用してバッテリに充電するために使用するが、この場合には、携帯用充電器そのものが盗難を受ける問題点があった。
【0008】
これを防止するにはバッテリのSOCが所定値、例えば、80%に到達するまで、あるいは可搬型充電器の場合には正規のユーザーがロックを外すまでは充電パドルを充電ポートから抜き出せないようにロック機構を設けることが考えられる。
【0009】
しかしながら、このようなロック機構を設けることは、充電パドルによる充電機構を採用した所期の趣旨に反するものとなり、採用することができない。つまり、充電中に何らかの異常が発生した場合に単純に充電パドルを引き抜くだけで緊急の安全確保ができるようにするという趣旨に反するようになるからである。
【0010】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、携帯用充電器の盗難を抑止することができる充電器防盗装置を提供することを目的とする。
【0011】
本発明はまた、バッテリが所定容量まで充電されていない状態なのに他のものが充電パドルを勝手に抜き取るのを防止することができるパドル不正抜取り防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の電気自動車の充電器防盗装置は、自動車そのものの防盗装置と、自動車のバッテリに対して充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、前記充電パドルの自動車の充電ポートからの抜取りを検出する抜取り検出手段と、前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも小さい場合、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置の盗難警報を作動させる充電器盗難判定手段とを備えたものである。
【0013】
請求項1の発明の電気自動車の充電器防盗装置では、車両そのものの防盗装置が警戒動作中であり、かつ、充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値(つまり、充電スタンド用の充電器と可搬型充電器とを識別することができる充電器容量のしきい値)よりも小さい場合、抜取り検出手段が充電パドルの抜取りを検出すれば、充電器盗難判定手段が防盗装置の盗難警報を作動させる。
【0014】
これにより、可搬型充電器によって充電中に窃盗者が自動車の充電ポートから充電パドルを抜き取ってその充電器を持ち去ろうとすれば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、可搬型充電器の盗難を防止することができる。
【0015】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置は、自動車そのものの防盗装置と、自動車のバッテリの充電状態を監視するSOC監視手段と、前記バッテリに充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、前記充電パドルの自動車からの抜取りを検出する抜取り検出手段と、前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも大きい場合、前記SOC監視手段の監視する前記バッテリの充電状態が所定値を超えない状態で、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置を作動させるパドル不正抜取り判定手段とを備えたものである。
【0016】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置では、自動車そのものの防盗装置が警戒動作中であり、かつ、充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値(つまり、充電スタンド用の充電器と可搬型充電器とを識別することができる充電器容量のしきい値)よりも大きい場合、SOC監視手段の監視するバッテリの充電状態SOCが所定値(例えば、80%)を超えない状態で、抜取り検出手段が充電パドルの抜取りを検出すれば、パドル不正抜取り判定手段が防盗装置の盗難警報を作動させる。
【0017】
これにより、充電スタンドで充電中に、社会ルールとして認められているSOCに到達していないのに、誰かが充電中の充電パドルを不正に抜き取れば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、受電パドルの不正な抜取りを防止することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明の充電器防盗装置によれば、可搬型充電器によって充電中に窃盗者が自動車の充電ポートから充電パドルを抜き取って持ち去ろうとすれば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、可搬型充電器の盗難を防止することができる。
【0019】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置によれば、充電スタンドで充電中に、社会ルールとして認められているSOCに到達していないのに、誰かが充電中の充電パドルを不正に抜き取れば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、受電パドルの不正な抜取りを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態のシステム構成を示している。この実施の形態は、パドル不正抜取り防止機能を併有する充電器防盗装置の構成を示している。
【0021】
充電器1側の充電パドル2の構成、また電気自動車側の充電ポート4の構成は、図5、図6に示した従来例と同様である。そして、本実施の形態の充電器防盗装置の特徴は、バッテリコントローラ5に組み込んだ演算処理機能、また、自動車に本来搭載されている防盗装置10に追加的に組み込んだ充電器盗難判定部11にある。
【0022】
バッテリコントローラ5は図5、図6に示した従来例と同様の演算処理機能に加えて、充電ポート4が充電パドル2を介して充電器1側から送られてくる充電器容量を示す信号aと、バッテリコントローラ5自身で演算するバッテリ6の実充電状態SOCの信号bとを防盗装置10の充電器盗難判定部11に出力する機能を追加的に備えている。
【0023】
次に、上記構成の本実施の形態の充電器防盗装置の動作を説明する。電気自動車のバッテリ6に充電する場合、充電器1に接続されている充電パドル2を電気自動車側の充電ポート4にさし込む。これにより、充電パドル2側がトランスの一次コイル側、充電ポート4側が二次コイル側となり、充電器1の出力する高圧交流を充電パドル2−充電ポート4間で変圧し、さらに直流に変換してバッテリ6に充電する。そしてバッテリコントローラ5はバッテリ4に対する充電状態、つまり、バッテリ6に対してどれだけの電力が充電されたかをバッテリ電圧や充電電力量に基づき、バッテリ6の満充電状態に対する現在の充電状態SOCを監視している。
【0024】
また、充電パドル2と充電ポート4とのそれぞれに内蔵されたアンテナを通して充電器1とバッテリコントローラ5との間で交信し、充電器1側からバッテリコントローラ5に対しては自器の充電容量信号aを送信し、また、バッテリコントローラ5側から充電器1に対しては満充電状態に対する現在の充電状態の割合を示すSOC信号bを送信する。また、充電ポート4はバッテリコントローラ5に対して充電パドル2の挿抜状態信号cを送信する。さらに、バッテリコントローラ5は、防盗装置10の充電器盗難判定部11に対してこれらの充電容量信号a、SOC信号b、挿抜状態信号cを送信する。
【0025】
一般的に、可搬型充電器は家庭電源を使用するので充電容量は小さく、大きくても1.6kW未満であり、一方、充電スタンドの充電器は業務用電力を使用するので充電容量は1.6kWよりも大きい。したがって、充電器1とバッテリコントローラ5との間でやりとりする充電器1の充電容量信号aに基づいて容易に可搬型充電器であるかどうかを識別することができる。
【0026】
そして、充電スタンドでの充電の場合には充電器の盗難を心配する必要はなく、不徳の輩がSOCが80%に達していないのに充電パドル2を勝手に引き抜いて自分の自動車の充電ポートにさし込むというルール無視をしたり、いたずらに充電パドル2を引き抜いてしまうことに注意しなければならない。
【0027】
他方、可搬型充電器で充電している場合には、バッテリの充電のためには長時間、その充電パドルを自動車の充電ポートにさし込んだままにしておかなければならないので、それが携帯型であるがゆえに窃盗者が充電器そのものを持ち去ることに注意しなければならない。
【0028】
そこで、本実施の形態の充電器防盗装置は、次のようにしてパドル不正抜取り防止動作と、充電器防盗機能の動作とを共に行う。図2〜図4はパドル不正抜取り防止機能、充電器防盗機能の動作を示すフローチャートである。
【0029】
<可搬型充電器で充電している場合>
防盗装置10では、イニシャルモードからエンジンが停止し、ドアが閉められ、かつキー操作又はリモートコントロール操作でドアロックがされたことを条件にして通常の車両防盗装置10を警戒動作に移行させる(ステップS05,S10,S15)。
【0030】
この後、ユーザーが可搬型充電器1の充電パドル2を充電ポート4にさし込むと、バッテリコントローラ5は充電ポート4からの挿抜信号cによってパドルさし込みを検出し、このパドルさし込み信号cを充電器盗難判定部11に送信する(ステップSS20,S25,S30)。
【0031】
充電パドル2の充電ポート4へのさし込みによってバッテリ6の充電が開始されると、バッテリコントローラ5は充電容量SOCを監視し、そのSOC信号bを充電器1側と共に充電器盗難判定部11にも送信する。また、充電器1側から送られてきた充電器容量信号aも共に充電器盗難判定部に送信する(ステップS35)。
【0032】
充電器盗難判定部11では、受信した充電器容量信号aに基づき、可搬型充電器を充電器1として使用しているかどうかを、充電器容量が1.5kW以下であるかどうかよって判断する(ステップS40)。
【0033】
そして、可搬型充電器によって充電中であると判断した場合には、次に、パドル挿抜信号cによって充電パドル2が充電ポート4から抜き取られていないかどうか判断する(ステップS45,S50)。
【0034】
ここで、充電パドル2が挿入状態のままであると判断すると、防盗装置の盗難警戒動作がユーザーによって解除されない限り、イニシャルモードに戻り、上記の警戒動作を繰り返す(ステップS55)。
【0035】
一方、ステップS50で充電パドル2が抜き取られたと判断すると、充電器盗難判定部11は可搬型充電器が盗まれようとしていると見なし、車両用の防盗装置10の盗難警報を作動させる(ステップS60)。これによって、大きな警報音や警報動作によってユーザーや周囲にいる人に知らせることになり、窃盗者が可搬型充電器を盗もうとしていればそれを防止することができる。
【0036】
この充電器防盗のための警報動作は、正規のユーザーが正規の手続によって防盗装置10の警報動作を解除することにより、また、警報が規定時間だけ作動すれば解除する(ステップS70,S75)。
【0037】
<充電スタンドで充電している場合>
充電スタンドにおいても、ユーザーが充電器1の前に停車し、イニシャルモードからエンジンが停止し、ドアが閉められ、かつキー操作又はリモートコントロール操作でドアロックがされたことを条件にして車両防盗装置10は警戒動作に移行する(ステップS05,S10,S15)。
【0038】
この後、ユーザーが充電スタンドの大容量の充電器1の充電パドル2を充電ポート4にさし込むと、バッテリコントローラ5は充電ポート4からの挿抜信号cによってパドルさし込みを検出し、このパドルさし込み信号cを充電器盗難判定部11に送信する(ステップS20,S25,S30)。
【0039】
充電パドル2の充電ポート4へのさし込みによってバッテリ6の充電が開始されると、バッテリコントローラ5は実充電容量SOCを監視し、そのSOC信号bを充電器1側と共に充電器盗難判定部11にも送信する。また、充電器1側から送られてきた充電器容量信号aも共に充電器盗難判定部に送信する(ステップS35)。
【0040】
充電器盗難判定部11では、受信した充電器容量信号aに基づき、それが1.5kWを超えていれば充電スタンドで充電していると判断する(ステップS40)。そして、充電スタンドで充電していると判断した場合には、バッテリコントローラ5からのSOC信号bにより、それが80%に到達しているかどうか判断し、到達していれば、充電パドル2が勝手に引き抜かれても社会ルール上で許容されるものであるので防盗装置10を作動させないようにする(ステップS75,S80でNOに分岐)。
【0041】
しかしながらステップS80において、SOC値が80%に未到達である場合、充電パドル2を勝手に引き抜くことは社会ルール上で許されないので、警報を発するすべく、ステップS85以下の処理に移行する。
【0042】
それにはまず、パドル挿抜信号cによって充電パドル2が充電ポート4から抜き取られていないかどうか判断する(ステップS85,S90)。
【0043】
ここで、充電パドル2が挿入状態のままであると判断すると、防盗装置の盗難警戒動作がユーザーによって解除されない限り、イニシャルモードに戻り、上記の警戒動作を繰り返す(ステップS95)。
【0044】
一方、ステップS90で充電パドル2が抜き取られたと判断すると、充電器盗難判定部11はSOCが80%に達していないうちに誰かが勝手に充電パドル2を引き抜いたものと見なし、車両用の防盗装置10の盗難警報を作動させる(ステップS100)。これによって、大きな警報音や警報動作によってユーザーや周囲にいる人に知らせることになり、不徳の輩のパドル不正抜取りを防止することができる。
【0045】
このパドル不正抜取りのための警報動作は、正規のユーザーが正規の手続によって防盗装置10の警報動作を解除することにより、また、警報が規定時間だけ作動すれば解除する(ステップS105,S110)。
【0046】
このようにして、本実施の形態の充電器防盗装置では、充電スタンドでの充電パドルの不正抜取りの防止と、可搬型充電器の盗難防止とが行えるのである。
【0047】
なお、上記の実施の形態では両機能を1つの装置に組み込んだが、これらは別々の機能としていずれか1つを自動車に組み込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の充電器防盗装置のブロック図。
【図2】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの前段部。
【図3】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの中間部。
【図4】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの後段部。
【図5】一般的な充電パドルと自動車側の充電ポートとを示す斜視図。
【図6】従来の電気自動車のバッテリ充電装置のブロック図。
【符号の説明】
1 充電器
2 充電パドル
4 充電ポート
5 バッテリコントローラ
6 バッテリ
10 防盗装置
11 充電器盗難判定部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車に携帯用充電器によって充電中にその携帯用充電器が盗難されるのを、自動車に本来備えられている防盗装置を作動させることによって防止する充電器防盗装置、また据置き型の充電器により電気自動車に充電している場合に、バッテリの充電状態が所定容量に達する前に不正に充電パドルが抜取られるのを、自動車に本来備えられている防盗装置を作動させることによって防止するパドル不正抜取り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車が実用化され、その利用台数が増加し続けている。電気自動車のバッテリの充電には充電スタンドを利用するか、緊急時のために可搬型充電器を利用する。
【0003】
充電スタンドでバッテリに充電する場合、図5、図6に示すように充電器1に接続されている充電パドル2を電気自動車側の充電ポート4にさし込み、一定時間充電する。この場合、充電パドル2側がトランスの一次コイル側、充電ポート4側が二次コイル側となり、充電器1の出力する高圧交流を充電パドル2−充電ポート4間で変圧した後、この充電ポート4で受電し、これを直流に変換してバッテリ6に充電する仕組みである。そしてバッテリコントローラ5はバッテリ4に対する実充電状態、つまり、バッテリ6に対してどれだけの電力が充電されたかをバッテリ電圧や充電電力量に基づき、バッテリ6の満充電状態に対する現在の充電状態の割合SOC(State Of Charge)にして演算する。
【0004】
また、充電パドル2と充電ポート4とのそれぞれに内蔵されたアンテナを通して充電器1とバッテリコントローラ5とが交信し、充電器1側からバッテリコントローラ5に対しては自器の充電容量の情報(スタンドの場合には1.6kW以上、可搬型充電器では1.5kW以下)を送信し、また、バッテリコントローラ5側から充電器1に対しては満充電状態に対する現在の充電状態の割合SOCの情報を送信する。
【0005】
そして、バッテリの充電には5時間〜10時間と長時間かかることがあるために自動車のユーザーは自車から離れて他の用事を行い、満充電になった頃を見計らって戻ってくるようにするのが通常である。そのため、特に充電スタンドの場合、自車のバッテリが後どれくらいたてば満充電になるか、また後続の車両のユーザーが後どれくらい待てば自分の番になるかを予測できるように、各充電器ごとに充電中のバッテリのSOCをバッテリコントローラ5から受けて表示器に表示するようにしている。そして、待機している車両のユーザーは、SOCの表示が80%に到達すればその電気自動車から充電パドルを引き抜いて自分の自動車にさし込むことが社会ルール(米国の場合)として許されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような社会ルールが確立されるようになったのとは反対に、充電スタンドでは、充電中の車両のユーザーが自動車から離れているのをよいことに、未充電であってもその自動車から充電パドルを勝手に抜き取って自分の車両の充電ポートにさし込む輩も見られるようになっている。
【0007】
また、可搬型充電器は自動車に搭載し、出先でバッテリが空になった際に家庭用コンセントの電力を利用してバッテリに充電するために使用するが、この場合には、携帯用充電器そのものが盗難を受ける問題点があった。
【0008】
これを防止するにはバッテリのSOCが所定値、例えば、80%に到達するまで、あるいは可搬型充電器の場合には正規のユーザーがロックを外すまでは充電パドルを充電ポートから抜き出せないようにロック機構を設けることが考えられる。
【0009】
しかしながら、このようなロック機構を設けることは、充電パドルによる充電機構を採用した所期の趣旨に反するものとなり、採用することができない。つまり、充電中に何らかの異常が発生した場合に単純に充電パドルを引き抜くだけで緊急の安全確保ができるようにするという趣旨に反するようになるからである。
【0010】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、携帯用充電器の盗難を抑止することができる充電器防盗装置を提供することを目的とする。
【0011】
本発明はまた、バッテリが所定容量まで充電されていない状態なのに他のものが充電パドルを勝手に抜き取るのを防止することができるパドル不正抜取り防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の電気自動車の充電器防盗装置は、自動車そのものの防盗装置と、自動車のバッテリに対して充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、前記充電パドルの自動車の充電ポートからの抜取りを検出する抜取り検出手段と、前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも小さい場合、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置の盗難警報を作動させる充電器盗難判定手段とを備えたものである。
【0013】
請求項1の発明の電気自動車の充電器防盗装置では、車両そのものの防盗装置が警戒動作中であり、かつ、充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値(つまり、充電スタンド用の充電器と可搬型充電器とを識別することができる充電器容量のしきい値)よりも小さい場合、抜取り検出手段が充電パドルの抜取りを検出すれば、充電器盗難判定手段が防盗装置の盗難警報を作動させる。
【0014】
これにより、可搬型充電器によって充電中に窃盗者が自動車の充電ポートから充電パドルを抜き取ってその充電器を持ち去ろうとすれば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、可搬型充電器の盗難を防止することができる。
【0015】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置は、自動車そのものの防盗装置と、自動車のバッテリの充電状態を監視するSOC監視手段と、前記バッテリに充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、前記充電パドルの自動車からの抜取りを検出する抜取り検出手段と、前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも大きい場合、前記SOC監視手段の監視する前記バッテリの充電状態が所定値を超えない状態で、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置を作動させるパドル不正抜取り判定手段とを備えたものである。
【0016】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置では、自動車そのものの防盗装置が警戒動作中であり、かつ、充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値(つまり、充電スタンド用の充電器と可搬型充電器とを識別することができる充電器容量のしきい値)よりも大きい場合、SOC監視手段の監視するバッテリの充電状態SOCが所定値(例えば、80%)を超えない状態で、抜取り検出手段が充電パドルの抜取りを検出すれば、パドル不正抜取り判定手段が防盗装置の盗難警報を作動させる。
【0017】
これにより、充電スタンドで充電中に、社会ルールとして認められているSOCに到達していないのに、誰かが充電中の充電パドルを不正に抜き取れば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、受電パドルの不正な抜取りを防止することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明の充電器防盗装置によれば、可搬型充電器によって充電中に窃盗者が自動車の充電ポートから充電パドルを抜き取って持ち去ろうとすれば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、可搬型充電器の盗難を防止することができる。
【0019】
請求項2の発明の電気自動車のパドル不正抜取り防止装置によれば、充電スタンドで充電中に、社会ルールとして認められているSOCに到達していないのに、誰かが充電中の充電パドルを不正に抜き取れば、本来車両盗難防止のために警戒動作している防盗装置の盗難警報が作動してユーザーや周囲の人に知らせることができ、受電パドルの不正な抜取りを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態のシステム構成を示している。この実施の形態は、パドル不正抜取り防止機能を併有する充電器防盗装置の構成を示している。
【0021】
充電器1側の充電パドル2の構成、また電気自動車側の充電ポート4の構成は、図5、図6に示した従来例と同様である。そして、本実施の形態の充電器防盗装置の特徴は、バッテリコントローラ5に組み込んだ演算処理機能、また、自動車に本来搭載されている防盗装置10に追加的に組み込んだ充電器盗難判定部11にある。
【0022】
バッテリコントローラ5は図5、図6に示した従来例と同様の演算処理機能に加えて、充電ポート4が充電パドル2を介して充電器1側から送られてくる充電器容量を示す信号aと、バッテリコントローラ5自身で演算するバッテリ6の実充電状態SOCの信号bとを防盗装置10の充電器盗難判定部11に出力する機能を追加的に備えている。
【0023】
次に、上記構成の本実施の形態の充電器防盗装置の動作を説明する。電気自動車のバッテリ6に充電する場合、充電器1に接続されている充電パドル2を電気自動車側の充電ポート4にさし込む。これにより、充電パドル2側がトランスの一次コイル側、充電ポート4側が二次コイル側となり、充電器1の出力する高圧交流を充電パドル2−充電ポート4間で変圧し、さらに直流に変換してバッテリ6に充電する。そしてバッテリコントローラ5はバッテリ4に対する充電状態、つまり、バッテリ6に対してどれだけの電力が充電されたかをバッテリ電圧や充電電力量に基づき、バッテリ6の満充電状態に対する現在の充電状態SOCを監視している。
【0024】
また、充電パドル2と充電ポート4とのそれぞれに内蔵されたアンテナを通して充電器1とバッテリコントローラ5との間で交信し、充電器1側からバッテリコントローラ5に対しては自器の充電容量信号aを送信し、また、バッテリコントローラ5側から充電器1に対しては満充電状態に対する現在の充電状態の割合を示すSOC信号bを送信する。また、充電ポート4はバッテリコントローラ5に対して充電パドル2の挿抜状態信号cを送信する。さらに、バッテリコントローラ5は、防盗装置10の充電器盗難判定部11に対してこれらの充電容量信号a、SOC信号b、挿抜状態信号cを送信する。
【0025】
一般的に、可搬型充電器は家庭電源を使用するので充電容量は小さく、大きくても1.6kW未満であり、一方、充電スタンドの充電器は業務用電力を使用するので充電容量は1.6kWよりも大きい。したがって、充電器1とバッテリコントローラ5との間でやりとりする充電器1の充電容量信号aに基づいて容易に可搬型充電器であるかどうかを識別することができる。
【0026】
そして、充電スタンドでの充電の場合には充電器の盗難を心配する必要はなく、不徳の輩がSOCが80%に達していないのに充電パドル2を勝手に引き抜いて自分の自動車の充電ポートにさし込むというルール無視をしたり、いたずらに充電パドル2を引き抜いてしまうことに注意しなければならない。
【0027】
他方、可搬型充電器で充電している場合には、バッテリの充電のためには長時間、その充電パドルを自動車の充電ポートにさし込んだままにしておかなければならないので、それが携帯型であるがゆえに窃盗者が充電器そのものを持ち去ることに注意しなければならない。
【0028】
そこで、本実施の形態の充電器防盗装置は、次のようにしてパドル不正抜取り防止動作と、充電器防盗機能の動作とを共に行う。図2〜図4はパドル不正抜取り防止機能、充電器防盗機能の動作を示すフローチャートである。
【0029】
<可搬型充電器で充電している場合>
防盗装置10では、イニシャルモードからエンジンが停止し、ドアが閉められ、かつキー操作又はリモートコントロール操作でドアロックがされたことを条件にして通常の車両防盗装置10を警戒動作に移行させる(ステップS05,S10,S15)。
【0030】
この後、ユーザーが可搬型充電器1の充電パドル2を充電ポート4にさし込むと、バッテリコントローラ5は充電ポート4からの挿抜信号cによってパドルさし込みを検出し、このパドルさし込み信号cを充電器盗難判定部11に送信する(ステップSS20,S25,S30)。
【0031】
充電パドル2の充電ポート4へのさし込みによってバッテリ6の充電が開始されると、バッテリコントローラ5は充電容量SOCを監視し、そのSOC信号bを充電器1側と共に充電器盗難判定部11にも送信する。また、充電器1側から送られてきた充電器容量信号aも共に充電器盗難判定部に送信する(ステップS35)。
【0032】
充電器盗難判定部11では、受信した充電器容量信号aに基づき、可搬型充電器を充電器1として使用しているかどうかを、充電器容量が1.5kW以下であるかどうかよって判断する(ステップS40)。
【0033】
そして、可搬型充電器によって充電中であると判断した場合には、次に、パドル挿抜信号cによって充電パドル2が充電ポート4から抜き取られていないかどうか判断する(ステップS45,S50)。
【0034】
ここで、充電パドル2が挿入状態のままであると判断すると、防盗装置の盗難警戒動作がユーザーによって解除されない限り、イニシャルモードに戻り、上記の警戒動作を繰り返す(ステップS55)。
【0035】
一方、ステップS50で充電パドル2が抜き取られたと判断すると、充電器盗難判定部11は可搬型充電器が盗まれようとしていると見なし、車両用の防盗装置10の盗難警報を作動させる(ステップS60)。これによって、大きな警報音や警報動作によってユーザーや周囲にいる人に知らせることになり、窃盗者が可搬型充電器を盗もうとしていればそれを防止することができる。
【0036】
この充電器防盗のための警報動作は、正規のユーザーが正規の手続によって防盗装置10の警報動作を解除することにより、また、警報が規定時間だけ作動すれば解除する(ステップS70,S75)。
【0037】
<充電スタンドで充電している場合>
充電スタンドにおいても、ユーザーが充電器1の前に停車し、イニシャルモードからエンジンが停止し、ドアが閉められ、かつキー操作又はリモートコントロール操作でドアロックがされたことを条件にして車両防盗装置10は警戒動作に移行する(ステップS05,S10,S15)。
【0038】
この後、ユーザーが充電スタンドの大容量の充電器1の充電パドル2を充電ポート4にさし込むと、バッテリコントローラ5は充電ポート4からの挿抜信号cによってパドルさし込みを検出し、このパドルさし込み信号cを充電器盗難判定部11に送信する(ステップS20,S25,S30)。
【0039】
充電パドル2の充電ポート4へのさし込みによってバッテリ6の充電が開始されると、バッテリコントローラ5は実充電容量SOCを監視し、そのSOC信号bを充電器1側と共に充電器盗難判定部11にも送信する。また、充電器1側から送られてきた充電器容量信号aも共に充電器盗難判定部に送信する(ステップS35)。
【0040】
充電器盗難判定部11では、受信した充電器容量信号aに基づき、それが1.5kWを超えていれば充電スタンドで充電していると判断する(ステップS40)。そして、充電スタンドで充電していると判断した場合には、バッテリコントローラ5からのSOC信号bにより、それが80%に到達しているかどうか判断し、到達していれば、充電パドル2が勝手に引き抜かれても社会ルール上で許容されるものであるので防盗装置10を作動させないようにする(ステップS75,S80でNOに分岐)。
【0041】
しかしながらステップS80において、SOC値が80%に未到達である場合、充電パドル2を勝手に引き抜くことは社会ルール上で許されないので、警報を発するすべく、ステップS85以下の処理に移行する。
【0042】
それにはまず、パドル挿抜信号cによって充電パドル2が充電ポート4から抜き取られていないかどうか判断する(ステップS85,S90)。
【0043】
ここで、充電パドル2が挿入状態のままであると判断すると、防盗装置の盗難警戒動作がユーザーによって解除されない限り、イニシャルモードに戻り、上記の警戒動作を繰り返す(ステップS95)。
【0044】
一方、ステップS90で充電パドル2が抜き取られたと判断すると、充電器盗難判定部11はSOCが80%に達していないうちに誰かが勝手に充電パドル2を引き抜いたものと見なし、車両用の防盗装置10の盗難警報を作動させる(ステップS100)。これによって、大きな警報音や警報動作によってユーザーや周囲にいる人に知らせることになり、不徳の輩のパドル不正抜取りを防止することができる。
【0045】
このパドル不正抜取りのための警報動作は、正規のユーザーが正規の手続によって防盗装置10の警報動作を解除することにより、また、警報が規定時間だけ作動すれば解除する(ステップS105,S110)。
【0046】
このようにして、本実施の形態の充電器防盗装置では、充電スタンドでの充電パドルの不正抜取りの防止と、可搬型充電器の盗難防止とが行えるのである。
【0047】
なお、上記の実施の形態では両機能を1つの装置に組み込んだが、これらは別々の機能としていずれか1つを自動車に組み込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の充電器防盗装置のブロック図。
【図2】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの前段部。
【図3】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの中間部。
【図4】上記の実施の形態による充電器防盗動作、パドル不正抜取り防止動作を示すフローチャートの後段部。
【図5】一般的な充電パドルと自動車側の充電ポートとを示す斜視図。
【図6】従来の電気自動車のバッテリ充電装置のブロック図。
【符号の説明】
1 充電器
2 充電パドル
4 充電ポート
5 バッテリコントローラ
6 バッテリ
10 防盗装置
11 充電器盗難判定部
Claims (2)
- 自動車そのものの防盗装置と、
自動車のバッテリに充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、
前記充電パドルの自動車の充電ポートからの抜取りを検出する抜取り検出手段と、
前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも小さい場合、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置の盗難警報を作動させる充電器盗難判定手段とを備えて成る充電器防盗装置。 - 自動車そのものの防盗装置と、
自動車のバッテリの充電状態を監視するSOC監視手段と、
前記バッテリに対して充電パドルを介して接続されている充電器の容量を判定する充電器容量判定手段と、
前記充電パドルの自動車の充電ポートからの抜取りを検出する抜取り検出手段と、
前記防盗装置が警戒動作中であり、かつ、前記充電器容量判定手段の判定する充電器容量が所定値よりも大きい場合、前記SOC監視手段の監視する前記バッテリの充電状態が所定値を超えない状態で、前記抜取り検出手段が前記充電パドルの抜取りを検出した時に前記防盗装置の盗難警報を作動させるパドル不正抜取り判定手段とを備えて成るパドル不正抜取り防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35959798A JP3572388B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35959798A JP3572388B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184511A JP2000184511A (ja) | 2000-06-30 |
JP3572388B2 true JP3572388B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=18465319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35959798A Expired - Fee Related JP3572388B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572388B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4858348B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2012-01-18 | トヨタ自動車株式会社 | 電気自動車の充電装置 |
JP5349925B2 (ja) * | 2007-12-04 | 2013-11-20 | 株式会社ミツバ | 充電監視装置および充電監視装置を備えた充電装置 |
JP5339983B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2013-11-13 | 富士重工業株式会社 | 電気自動車の制御装置 |
JP5518618B2 (ja) * | 2010-08-02 | 2014-06-11 | 本田技研工業株式会社 | 車両の充電リッド構造 |
KR101180956B1 (ko) | 2010-12-02 | 2012-09-07 | 기아자동차주식회사 | 전기 차량의 충전기 도난 방지 장치 |
DE102018006640A1 (de) | 2018-08-22 | 2019-03-07 | Daimler Ag | Ladeeinheit zum induktiven Aufladen eines Kraftfahrzeugs mit Überwachungseinheit zum Abschalten sowie Verfahren zum induktiven Laden |
CN113232540B (zh) * | 2021-05-14 | 2023-09-29 | 杭州电力设备制造有限公司 | 一种新能源汽车用具有防盗功能的充电桩 |
KR102618128B1 (ko) * | 2022-09-29 | 2023-12-27 | 주식회사 아미스이브이 | 전기차 장착용 듀얼 충전시스템 |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP35959798A patent/JP3572388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000184511A (ja) | 2000-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09107605A (ja) | 電気自動車用充電システム | |
JP5353942B2 (ja) | プラグイン自動車管理システム | |
CN101546445B (zh) | 无钥匙进入安全防盗系统 | |
US7350615B2 (en) | Vehicle anti theft system, vehicle anti theft method, and computer program | |
JP3572388B2 (ja) | 充電器防盗装置及びパドル不正抜取り防止装置 | |
CN104326011A (zh) | 防盗婴儿车及系统 | |
JPH10178701A (ja) | 電気自動車における充電ケーブルの異常検出装置 | |
CN101683840A (zh) | 车内辅助钥匙的钥匙保持装置 | |
JP4127439B2 (ja) | 車両用キーレスエントリー装置 | |
US7336001B2 (en) | Door lock control device | |
CN108986365A (zh) | 移动报警装置 | |
CN112750229A (zh) | 车辆的nfc钥匙控制方法、计算机可读存储介质 | |
JP2010048238A (ja) | エンジン始動システム用の制御装置並びにそれを用いたエンジン始動システム | |
CN106564389B (zh) | 基于电动汽车的充电口防盗装置及其防盗方法 | |
CN107571838A (zh) | 用于机动车辆的防盗安全系统和方法 | |
JP3828862B2 (ja) | 車載バッテリ異常通報システム、これに用いられる車載機、及びこれに用いられる車載電源アダプタ装置 | |
JP2003182525A (ja) | 自動車用盗難防止装置 | |
JP2011098627A (ja) | 盗難警報システム | |
CN208325113U (zh) | 车辆氢泄漏保护系统及车辆 | |
JPH09267718A (ja) | カーステレオ | |
JP3447788B2 (ja) | リクエスト式施錠装置のオートロック機構 | |
JP2010275832A (ja) | ドアロックシステム | |
CN103942905A (zh) | 一种便携式防盗装置及方法 | |
JPH10126901A (ja) | 電気自動車の充電状況報知システム | |
CN203812353U (zh) | 一种防盗装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |