JP3641035B2 - コンパクトディスクのパッケージング方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(CD)等の光ディスクを所定のケースにパッケージするためのパッケージング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ又はビデオの情報記録媒体として用いられる光ディスクは通常、その製造後パッケージング工程で所定のケース内にパッケージングされる。
このようにパッケージングしたものが最終製品となり、この状態で出荷或いは保管される。
ディスク使用時にはケースから取り出して、プレーヤシステム側に装着されると共に、使用後再びケース内に収納される。
【0003】
図14は、パッケージングされた最終製品としてのコンパクトディスクの構成例を示している。
図において、ディスクケース1は、ケース本体(ボトムと称する)2とこのケース本体2に開閉可能に支持されたリッド3から成っている。
ケース本体2の内底面には、例えば紙等により作られたインレイ4が密着するように装着され、またリッド3には、例えば紙等により作られたブックレット5が差し込まれる。
ケース本体2には更にトレイ6が装着され、このトレイ6上にCD7が載置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
CD7をパッケージングするためには複数の部品を所定の順序で組付けるが、従来ではこの組付工程を手作業、或いはその一部を自動化して行っていた。
プラスチック製(ディスクケース1もしくはトレイ6等)或いは紙製(インレイ4もしくはブックレット5)の複数の部品は、それぞれ異なる形状等を有し、しかも高い組付精度で組付けられる。
【0005】
そして、この細かく複雑な組付作業にはかなりの工数が必要となり、またこれを容易に自動化することが困難であった。
本発明はかかる実情に鑑み、この種のコンパクトディスクを効率良く、しかも的確にパッケージングし得るコンパクトディスクのパッケージング方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明者等は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねて結果、異なる構成部品の形状等の特徴を活かして、各部品を順次組付けることでパッケージングの完全自動化を図り得ることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0007】
即ち本発明は、(1)、ケース本体とこのケース本体に開閉可能に支持されたリッドとから成るディスクケースを所定の位置及び向きに支持するケース移載支持工程と、前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体から開き、これらをほぼ水平に支持するリッド展開工程と、前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程と、前記インレイが添着された前記ケース本体に対して、所定の方向からトレイを供給して装着するトレイ装着工程と、前記ケース本体から開いた前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程と、前記ケース本体に装着された前記トレイに対して、ディスクを供給して所定位置に固定するディスク供給工程と、前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体に閉合するリッド閉合工程と、を備えたディスクケース内にコンパクトディスクを収納するためのパッケージング方法であって、前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程において、複数の吸着パッドをインレイの両側部の折曲線内側に吸着させて供給部からインレイを取り出し、受治具とガイドとにより両側部を折曲線に沿って折曲形成してから、各吸着パッドを所定角度内側に向けて吸着されたインレイを湾曲させ、ケース本体に上方から供給してインレイを開放することにより、ケース本体内に添着するようにしたコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
【0008】
そして、(2)、ケース本体とこのケース本体に開閉可能に支持されたリッドとから成るディスクケースを所定の位置及び向きに支持するケース移載支持工程と、前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体から開き、これらをほぼ水平に支持するリッド展開工程と、前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程と、前記インレイが添着された前記ケース本体に対して、所定の方向からトレイを供給して装着するトレイ装着工程と、前記ケース本体から開いた前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程と、前記ケース本体に装着された前記トレイに対して、ディスクを供給して所定位置に固定するディスク供給工程と、前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体に閉合するリッド閉合工程と、を備えたディスクケース内にコンパクトディスクを収納するためのパッケージング方法であって、
前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程において、複数のチャックにより、それらと結合された板バネの下面にブックレットの両側端部を把持しリッドの上方に保持し、ブックレットの残りの両側端部を押駒により押し下げてブックレットを板バネに倣って湾曲させ、チャックを開放することによりブックレットをリッド内に挿着するようにしたコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
そしてまた、(3)、多数の前記ディスクケースを搬送コンベア上に載置して、各ディスクケースを順次所定ピッチで間欠送りすると共に、前記搬送コンベアの適所にて前記各工程に対応する工程部署を設定し、前記ディスクケースを搬送しながら前記ディスクをパッケージングするようにした上記(1)又は(2)記載のコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
【0009】
そしてまた、(4)、ディスクケースを所定の位置及び向きに支持する工程の予備工程として、前記リッドが閉じた多数の前記ディスクケースを積層し、各ディスクケースを順次所定の向きで水平に送り出す工程を更に含んでいる、上記(1)又は(2)記載のコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
【0010】
そしてまた、(5)、トレイを供給して装着する工程の予備工程として、多数のトレイを積層しその状態から該トレイを順次所定の向きに水平に送り出す工程を、更に含んでいる上記(1)又は(2)記載のコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
そしてまた、(6)、前記ディスクがパッケージングされた前記ディスクケースを前記搬送コンベアから排出する工程を、更に含んでいる上記(1)又は(2)記載のコンパクトディスクのパッケージング方法に存する。
【0011】
本発明において、ディスクケースを構成するケース本体及びリッドにそれぞれインレイ及びブックレットが添着又は挿着される。
ケース本体には更にトレイが装着されると共に、該トレイ上にディスクが載置される。
【0012】
これらの構成部品を順次組付けることによりディスクをパッケージングするが、本発明によれば、ディスクケースを順次所定ピッチで間欠送りする搬送コンベアの搬送方向に沿って、複数の工程部署が設定されている。
搬送コンベア上に載置したディスクケースに対して、各工程部署にてインレイ、トレイ、ブックレット及びディスクがそれぞれ供給される。
そして各工程部署では、材質或いは形状等が異なる複数の構成部品を円滑且つ正確に組付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明によるコンパクトディスクのパッケージング方法の好適な実施形態を説明する。
ここで先ず、本発明の実施形態において、既に説明したように(図14)ケース本体2とリッド3とから成るディスクケース1に、トレイ6を介してCD7がパッケージングされるものとする。
【0014】
図1は、本発明方法に使用するパッケージング装置10の全体概略構成を示している。
このパッケージング装置10は、所定ピッチで間欠駆動される搬送コンベア11が水平配置されており、該搬送コンベア11上に載置したワーク(ディスクケース1)を装置の長手方向に沿って搬送するようになっている。
以下に詳述するように、搬送コンベア11の進行方向に沿って、CD7をパッケージングするための複数の工程部署(A)〜(H)を備えている。
【0015】
先ず、第1工程部署(A)〔ディスク移載支持工程〕では、ディスクケース1を搬送コンベア11に供給して、所定の位置及び向きに移載支持する。
そしてこの移載支持されたディスクケース1が、順次所定ピッチで間欠送りされ始める。
第1工程部署(A)では、供給して移載支持される際にその予備工程として、リッド3を閉じさせた多数のディスクケース1を積層し、その状態から該ディスクケース1を順次所定の向きで水平に送り出す給送工程が採用される。
【0016】
ディスクケース1は、供給されて搬送コンベア11上に移載支持される際、その向きが90°回転され、即ちケース本体2及びリッド3の結合部(ヒンジ部3a)が搬送コンベア11の一方の搬送ベルト11a側に配置されるように移載される。
搬送コンベア11に供給されたディスクケース1は、水平に所定の位置に支持され、ガタつかないように位置規制される。
ディスクケース1は、このように第1工程部署(A)においてリッド3が閉じた状態のままで、次の第2工程部署(B)へ搬送される。
【0017】
次に、第2工程部署(B)〔リッド展開工程〕では、搬送コンベア11上のディスクケース1のリッド3がケース本体2から開けられ、それらがほぼ水平に支持される。
ここで、搬送コンベア11の一方の搬送ベルト11aを挟んで、他方の搬送ベルト11bとは反対側に延設された支持ベルト12を有している。
この支持ベルト12は、ケース本体2から開いたリッド3を支持するものであり、搬送コンベア11と平行に且つこれと同期して縦走駆動される。
【0018】
図2は、第2工程部署(B)における作動を順次示している。
この第2工程部署(B)では先ず、図2(a)に示されるように搬送ベルト11a,11b上に水平に支持されているディスクケース1の上方から、吸着パッド13が近づき、リッド3に密着して該リッド3の表面に吸着する。
この吸着パッド13は、支点14を基軸とする図示しないリンク機構により、回動可能に支持されており、図中の一点鎖線により示したような軌道14aに沿って、所定のタイミングで回動し得るようになっている。
【0019】
リッド3に吸着した吸着パッド13は、次に、図2(b)に示されるように軌道14aに沿って、ディスクケース1から離れるように回動する。
これによりリッド3がケース本体2から開く。
そして、吸着パッド13が更に回動すると、図2(c)に示されるようにリッド3が支持ベルト12と当接すると共に、この当接とほぼ同期して吸着パッド13がリッド3から離脱する。
これによりディスクケース1のケース本体2及びこのケース本体2から開いたリッド3は、搬送コンベア11及び支持ベルト12上にほぼ水平に面一化した状態で展開して支持される。
第2工程部署(B)においてリッド3が展開した状態で、次の第3工程部署(C)へ搬送される。
【0020】
次に、第3工程部署(C)〔インレイ添着工程〕では、リッド3が開いたケース本体2に対して所定の方向からインレイ4が供給される。
ここで、インレイ4は、図14に示したようにケース本体2の内底面にぴったりと収容されるように寸法設定されている。
また、インレイ4の両側部4a,4bは、ケース本体2の側壁に対応して折曲形成されている。
第3工程部署(C)ではそのように折曲されていない状態(平坦な1枚の紙)でホッパから取り出され、この取出後、両側部4a,4bを折曲形成してからケース本体2に供給される。
【0021】
図3は、この第3工程部署(C)におけるインレイ供給部の概略構成を示している。
第3工程部署(C)では、多数のインレイ4を収容するホッパ15が、搬送コンベア11に隣接配置されている。
なお、図3においては搬送コンベア11は、ホッパ15の斜め左下方に位置し、紙面に垂直方向に延設されている。
ホッパ15はその排出口15aが僅かに下方に傾斜するように配置される共に、該排出口15aにてインレイ4を落下しないように保持している。
ホッパ15内のインレイ4は、吸着パッド16によって1枚づつ取り出されるようになっている。
吸着パッド16は、アーム17,18を介して装置の枠体に支持されている。
この場合、アーム17は支点19のまわりに回動可能であり、またアーム18は支点20のまわりに回動可能であるが、これらのアーム17,18の回動方向は互いに逆方向に設定されている。
【0022】
第3工程部署(C)において、図3のように吸着パッド13が、ホッパ15の排出口15aに露出しているインレイ4に吸着する。
アーム17及びアーム18は、図中それぞれ矢印A,Bのように回動する。
これにより吸着パッド13に吸着されたインレイ4はホッパ15から離脱し、それ自身反転しながら所定の載置部21まで運ばれ、その上に静置される。
載置部21上のインレイ4は、搬送コンベア11上で待機しているケース本体2に供給される前に、図4(a)に示されるように吸着パッド22によって一旦受治具23に移載される。
【0023】
そして、この受治具23によって両側部4a,4bが折曲形成される。
インレイ4には予め、両側部4a,4bを折曲形成するための折曲線(例えば、ミシン目等でよい)が形成されており、この図示例では、かかる折曲線の至近位置を吸着パッド22a,22bによって吸着するものとする。
図4(b)のように各吸着パッド22a,22bによってインレイ4を押さえ込みながら、受治具23をその両側のガイド23a,23bから下降させる。
これによりインレイ4両端が折曲線に沿って折曲し、両側部4a,4bを折曲形成することができる。
【0024】
図4(c)に示されるように吸着パッド22を上昇させると、図示のように両側部4a,4bが折曲形成されたインレイ4が得られる。
次に、図4(d)のように各吸着パッド22a,22bを所定角度だけそれぞれ内側に向かせる(所謂、首振り)ことにより、インレイ4がなだらかに湾曲する。
このように湾曲させることにより、インレイ4の長さ(もしくは幅)Lをケース本体2の内幅よりも適度に小さくすることができ、これにより該ケース本体2内に投入し易くする。
【0025】
湾曲状態で吸着パッド22によって支持されたインレイ4は、次に、図4(e)のように搬送コンベア11上で待機しているケース本体2に供給される。
この場合、ケース本体2の直上至近位置にて、吸着パッド22からインレイ4を離脱させることにより、インレイ4はケース本体2内に的確に添着されることになる。
なお、吸着パッド22から解放されたインレイ4は、ケース本体2内で自身の弾性復元力によって、元の平坦形状に復帰する。
第3工程部署(C)において、インレイ4が供給されたディスクケース1は、次の第4工程部署(D)へ搬送される。
【0026】
次に、第4工程部署(D)〔トレイ装着工程〕では、ケース本体2に対して所定の方向からトレイ6が供給されケース本体内に装着される。
第4工程部署(D)は、その供給される際に、その予備工程として、多数のトレイ6を積層し、その状態から該トレイ6を順次所定の向きで水平に送り出す給送工程が採用される。
給送工程にてトレイ6は、図1に示すように曲がった端部6a(ディスクケース1におけるヒンジ部3aの対応部分)を前にして、搬送コンベア11と平行に送り出され搬送コンベア11上に給送される際、その向きが90°回転される。
【0027】
ここで、図5はトレイ6の構成例を示している。
このトレイ6は、CD7の載置部6bと載置されたCD7を固定する保持部6cとを有している。
トレイ6は、図14に示したように、その端部6aがディスクケース1のヒンジ部3aに対応するようにケース本体2に装着される。
このようにトレイ6を装着する際、トレイ6の両側部に突設した複数(この例では4つ)の突起6dが、ケース本体2に形成された穴部(図示せず)と係合し、これにより両者を的確に結合させる。
【0028】
第4工程部署(D)において、トレイ6を搬送コンベア11側に供給する際、図6(a)のように吸着パッド24によって吸着支持しながら、搬送コンベア11上で待機しているケース本体2の上方まで移動させる。
この場合、図5(b)に示されるように4つの吸着パッド24a,24b,24c,24dによって、載置部6bの適所を吸着するものとする。
次に、図6(b)のようにトレイ6をケース本体2の上方から下降させる。
【0029】
このとき押込ピン25が図6(c)のように、吸着パッド24よりも僅かに遅れたタイミングでトレイ6の上面を押し下げる。
押込ピン25の押下げによって、トレイ6の各突起6dが、ケース本体2の穴部と係合した状態で装着される。
この場合、図5(b)に示されるように4つの押込ピン25a,25b,25c,25dが、各突起6dの至近位置に当接して、トレイ6を押し下げるものとする。
【0030】
次に、第5工程部署(E)〔ブックレット装着工程〕では、ブックレット5が、リッド3に対して所定の方向から供給されて装着される。
図7は、この第5工程部署(E)におけるブックレット供給部の概略構成を示している。
図示のように多数のブックレット5を収容するホッパ26が、搬送コンベア11に隣接配置されている。
ここで、ブックレット5は図14に示されるように、背部5aにて綴じ込まれており、見開きの複数頁を綴じたものとする。
【0031】
各ブックレット5は、背部5aを下にしてホッパ26に収容されている。
ホッパ26の排出口26aには、送出しローラ27が配置される共に、該排出口26aの下部からなだらかなスロープ28が延出している。
また、スロープ28の先端部にて搬送コンベア29が連設されている。
送出しローラ27を図示のように回転させることにより、ブックレット5は、送出しローラ27との摩擦によって1つづつ矢印のように送り出される。
そのブックレット5は更にスロープ28を経て、搬送コンベア29によって背部5aがストッパ30と当接する位置まで搬送される。
【0032】
第5工程部署(E)において、搬送コンベア29上のブックレット5を、更に搬送コンベア11側に供給する際、図8〜図10に示したように、チャック31によってブックレット5の両側部を把持しながら、搬送コンベア11上で待機しているリッド3の上方至近位置まで移動させる。
ここで、リッド3の内側壁からは、図14に示されるように、所定の高さ位置に4つの突片3bが形成されている。
ブックレット5は、各突片3bの下側に差し込まれることになる。
またこの場合、ブックレット5の背部5aが、リッド3のヒンジ部3aに対応する向きで差し込まれる。
【0033】
さて、チャック31は、ブックレット5の背部5aの中央部とその反対側端部とを両側から把持する(図8及び図9参照)。
この場合、チャック31と板バネ32とが協働してブックレット5を把持するようになっているところが特徴である。
即ち、板バネ32は、図示されていない連結構造を介してチャック31と結合しており、図9のように板バネ32の下側にブックレット5を挟み込んで支持する。
【0034】
また、該板バネ32は、図10の点線矢印Cのように湾曲変形が可能であり、後述するように、板バネ32の端部上方に設けた押駒33によって湾曲させられる。
図8〜図10のように、チャック31及び板バネ32によってブックレット5をリッド3の上方位置まで移動させた後、図10に示したように各押駒33が下降する。
押駒33は、各突片3bの対応位置(この例では4か所)に配置されている(図8)。
【0035】
また、各押駒33は、突片3bの内側へ僅かに入り込むように形成されたR状の先端部33aを有していると共に、突片3bと衝突しないように段付状に形成されている。
押駒33を突片3bの位置まで下降させると、図11のように板バネ32が湾曲変形し、この板バネ32に倣ってブックレット5も湾曲させられる。
この状態で、ブックレット5を把持していたチャック31だけを抜き去ると、ブックレット5は板バネ32から離脱して、点線のように元の形状に復元すべく平坦化する。
【0036】
これにより、ブックレット5の端部が各突片3bの下側に入り込み(図11、矢印D参照)、かくしてブックレット5がリッド3に適正に装着されてセットされる。
次に、第6工程部署(F)〔デイスク供給工程〕では、ケース本体2に装着されたトレイ6に対してCD7が供給され、所定位置に固定される。
CD7は、ディスク供給部からトレイ6に移載される。
この場合、CD7の中心穴7a(図14参照)の周辺部適所(つまり、少なくともCD7の記録領域と干渉しない領域)を吸着パッドによって吸着する。
【0037】
この吸着パッドによってCD7を吸着支持しながら、搬送コンベア11上で待機しているケース本体2のトレイ6の上方まで移動させる。
CD7は、図12のように中心穴7aをトレイ6の保持部6cに合わせて、載置部6b上に載置される。
この時、トレイ6の保持部6cがCD7の中心穴7aに嵌入する直前に、プッシュロッド34が保持部6cの頂部に当接する。
これにより保持部6cが矢印Eのように内側に撓み変形して、その直径が小さくなる。
【0038】
その後、CD7の中心穴7aの周辺部をピン35により押し下げると、CD7が吸着パッドから離脱して保持部6cがCD7の中心穴7aに嵌入する。
そしてCD7が載置部6b上に確実に載置される。
第6工程部署(F)において、CD7が供給されたディスクケース1は、次の第7工程部署(G)へ搬送される。
【0039】
次に、第7工程部署(G)〔リッド閉合工程〕では、ディスクケース1のケース本体2に対して、これまで開いていたリッド3が閉じられる。
第7工程部署(G)において、ケース本体2及びリッド3は、それぞれ搬送コンベア11及び支持ベルト12上にほぼ水平に支持されている。
図13に示したように、リッド3の下側で支点36のまわりに回動可能に支持された回転ローラ37を反時計方向に回動させることにより、リッド3をケース本体2に閉めさせる。
次に、この閉まったリッド3の上側から更に、支点38のまわりに回動可能に支持された押圧片39によって押さえ込むことにより、リッド3がケース本体2に完全に閉合する。
【0040】
最後の第8工程部署(H)〔排出工程〕では、最終製品としてCD7をパッケージングしたディスクケース1の良品、不良品の選別を行うと共に、ディスクケース1をパッケージング装置10から排出する。
このように本発明方法によれば、パッケージング装置10において、ディスクケース1を搬送する搬送コンベア11に沿って設定した複数の工程部署(A)〜(H)にて、インレイ4、トレイ6、ブックレット5或いはD7が順次自動的に組付けられる。
各工程部署において、装置は的確に作動して各構成部品を適正に組付けことができ、CD7がパッケージングされた最終製品を効率良く得ることができる。
【0041】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることは言うまでもない。
例えば、パッケージング装置10の第5工程部署(E)は、第2工程部署(B)の後工程のいずれか適所に設定することも当然可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の製品のパッケージング方法において、ディスクケースを順次所定ピッチで間欠送りする搬送コンベアの搬送方向に沿って複数の工程部署を設定する。
そして、搬送コンベア上に載置したディスクケースに対して、各工程部署にてインレイ、トレイ、ブックレット及びディスクをそれぞれ供給する際、材質或いは形状等が異なるこれらの複数の構成部品をほぼ完全自動化で的確に組付けることができる。
これにより人手による組付工数を大幅に減少すると共に、誤組付等を防止して優れた品質を保証することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるコンパクトディスクのパッケージング方法に使用するパッケージング装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態における第2工程部署の作用を順に説明する図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態における第3工程部署のインレイ供給部の概略構成例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態における第3工程部署のインレイ添着工程の作用を順に説明する図である。
【図5】図5は、本発明に係るトレイの構成例を示す側面図及び上面図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態における第4工程部署のトレイ装着工程の作用を順に説明する図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態における第5工程部署のブックレット供給部の概略構成例を示す図である。
【図8】図8は、本発明の実施形態における第5工程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態における第5工程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図8のX方向矢視図である。
【図10】図10は、本発明の実施形態における第5工程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図8のY方向矢視図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態における第5工程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図である。
【図12】図12は、本発明の実施形態における第6工程部署のディスク載置工程の作用を説明する図である。
【図13】図13は、本発明の実施形態における第7工程部署のリッド閉合工程の作用を説明する図である。
【図14】図14は、パッケージングされた最終製品としてのコンパクトディスクの構成例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ディスクケース
2…ケース本体
3…リッド
4…インレイ
5…ブックレット
6…トレイ
7…CD
10…パッケージング装置
11…搬送コンベア
12…支持ベルト
13,16,22,24…吸着パッド
14,19,20…支点
15…ホッパ
17,18…アーム
23…受治具
25…押込ピン
26…ホッパ
27…送出しローラ
28…スロープ
29…搬送コンベア
30…ストッパ
31…チャック
32…板バネ
33…押駒
34…プッシュロッド
35…ピン
37…回転ローラ
39…押圧片

Claims (6)

  1. ケース本体とこのケース本体に開閉可能に支持されたリッドとから成るディスクケースを所定の位置及び向きに支持するケース移載支持工程と、
    前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体から開き、これらをほぼ水平に支持するリッド展開工程と、
    前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程と、
    前記インレイが添着された前記ケース本体に対して、所定の方向からトレイを供給して装着するトレイ装着工程と、
    前記ケース本体から開いた前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程と、
    前記ケース本体に装着された前記トレイに対して、ディスクを供給して所定位置に固定するディスク供給工程と、
    前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体に閉合するリッド閉合工程と、
    を備えたディスクケース内にコンパクトディスクを収納するためのパッケージング方法であって、
    前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程において、
    複数の吸着パッドをインレイの両側部の折曲線内側に吸着させて供給部からインレイを取り出し、受治具とガイドとにより両側部を折曲線に沿って折曲形成してから、各吸着パッドを所定角度内側に向けて吸着されたインレイを湾曲させ、ケース本体に上方から供給してインレイを開放することにより、ケース本体内に添着するようにしたことを特徴とするコンパクトディスクのパッケージング方法。
  2. ケース本体とこのケース本体に開閉可能に支持されたリッドとから成るディスクケースを所定の位置及び向きに支持するケース移載支持工程と、
    前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体から開き、これらをほぼ水平に支持するリッド展開工程と、
    前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着するインレイ添着工程と、
    前記インレイが添着された前記ケース本体に対して、所定の方向からトレイを供給して装着するトレイ装着工程と、
    前記ケース本体から開いた前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程と、
    前記ケース本体に装着された前記トレイに対して、ディスクを供給して所定位置に固定するディスク供給工程と、
    前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体に閉合するリッド閉合工程と、
    を備えたディスクケース内にコンパクトディスクを収納するためのパッケージング方法であって、
    前記リッドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿着するブックレット挿着工程において、
    複数のチャックにより、それらと結合された板バネの下面にブックレットの両側端部を把持しリッドの上方に保持し、ブックレットの残りの両側端部を押駒により押し下げてブックレットを板バネに倣って湾曲させ、チャックを開放することによりブックレットをリッド内に挿着するようにしたことを特徴とするコンパクトディスクのパッケージング方法。
  3. 多数の前記ディスクケースを搬送コンベア上に載置して、各ディスクケースを順次所定ピッチで間欠送りすると共に、前記搬送コンベアの適所にて前記各工程に対応する工程部署を設定し、前記ディスクケースを搬送しながら前記ディスクをパッケージングするようにしたことを特徴とする、請求項1又は2記載のコンパクトディスクのパッケージング方法。
  4. ディスクケースを所定の位置及び向きに支持する工程の予備工程として、前記リッドが閉じた多数の前記ディスクケースを積層し、各ディスクケースを順次所定の向きで水平に送り出す工程を更に含んでいることを特徴とする、請求項1又は2記載のコンパクトディスクのパッケージング方法。
  5. トレイを供給して装着する工程の予備工程として、多数のトレイを積層しその状態から該トレイを順次所定の向きに水平に送り出す工程を、更に含んでいることを特徴とする、請求項1又は2記載のコンパクトディスクのパッケージング方法。
  6. 前記ディスクがパッケージングされた前記ディスクケースを前記搬送コンベアから排出する工程を、更に含んでいることを特徴とする、請求項1又は2記載のコンパクトディスクのパッケージング方法。
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