JPH0986583A - コンパクトディスクのパッケージング方法 - Google Patents

コンパクトディスクのパッケージング方法

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JPH0986583A
JPH0986583A JP26626595A JP26626595A JPH0986583A JP H0986583 A JPH0986583 A JP H0986583A JP 26626595 A JP26626595 A JP 26626595A JP 26626595 A JP26626595 A JP 26626595A JP H0986583 A JPH0986583 A JP H0986583A
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Noriyuki Ikeuchi
則行 池内
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隆文 西野
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Kitano Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトディスクを効率良く、しかも的確
にパッケージングし得るコンパクトディスクのパッケー
ジング方法を提供する。 【解決手段】 ディスクケース1内にコンパクトディス
ク7を収納する。ケース本体2とリッド3とから成るデ
ィスクケース1を所定の位置及び向きに支持する工程
と、リッド3を回動させてケース本体2から開き、これ
らをほぼ水平に支持する工程と、ケース本体2の内面に
沿ってインレイ4を添着する工程と、ケース本体2に対
して、所定の方向からトレイ6を供給して装着する工程
と、リッド3に対して、所定の方向からブックレット5
を供給して挿着する工程と、トレイ6に対して、ディス
クを供給して所定位置に固定する工程と、リッド3をケ
ース本体3に閉合する工程と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)等の光ディスクを所定のケースにパッケージ
するためのパッケージング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ又はビデオの情報記録媒体と
して用いられる光ディスクは通常、その製造後パッケー
ジング工程で所定のケース内にパッケージングされる。
このようにパッケージングしたものが最終製品となり、
この状態で出荷或いは保管される。ディスク使用時には
ケースから取り出して、プレーヤシステム側に装着され
ると共に、使用後再びケース内に収納される。
【0003】図14は、パッケージングされた最終製品
としてのコンパクトディスクの構成例を示している。図
において、ディスクケース1は、ケース本体(ボトムと
称する)2とこのケース本体2に開閉可能に支持された
リッド3から成っている。ケース本体2の内底面には、
例えば紙等により作られたインレイ4が密着するように
装着され、またリッド3には、例えば紙等により作られ
たブックレット5が差し込まれる。ケース本体2には更
にトレイ6が装着され、このトレイ6上にCD7が載置
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】CD7をパッケージン
グするためには複数の部品を所定の順序で組付けるが、
従来ではこの組付工程を手作業、或いはその一部を自動
化して行っていた。プラスチック製(ディスクケース1
もしくはトレイ6等)或いは紙製(インレイ4もしくは
ブックレット5)の複数の部品は、それぞれ異なる形状
等を有し、しかも高い組付精度で組付けられる。
【0005】そして、この細かく複雑な組付作業にはか
なりの工数が必要となり、またこれを容易に自動化する
ことが困難であった。本発明はかかる実情に鑑み、この
種のコンパクトディスクを効率良く、しかも的確にパッ
ケージングし得るコンパクトディスクのパッケージング
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねて結果、
異なる構成部品の形状等の特徴を活かして、各部品を順
次組付けることでパッケージングの完全自動化を図り得
ることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成さ
せたものである。
【0007】即ち本発明は、(1)、ディスクケース内
にコンパクトディスクを収納するためのパッケージング
方法であって、ケース本体とこのケース本体に開閉可能
に支持されたリッドとから成るディスクケースを所定の
位置及び向きに支持する工程と、前記リッドを回動させ
て該リッドを前記ケース本体から開き、これらをほぼ水
平に支持する工程と、前記ケース本体の内面に沿ってイ
ンレイを添着する工程と、前記インレイが添着された前
記ケース本体に対して、所定の方向からトレイを供給し
て装着する工程と、前記ケース本体から開いた前記リッ
ドに対して、所定の方向からブックレットを供給して挿
着する工程と、前記ケース本体に装着された前記トレイ
に対して、ディスクを供給して所定位置に固定する工程
と、前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体
に閉合する工程と、を備えたコンパクトディスクのパッ
ケージング方法に存する。
【0008】そして、(2)、多数の前記ディスクケー
スを搬送コンベア上に載置して、各ディスクケースを順
次所定ピッチで間欠送りすると共に、前記搬送コンベア
の適所にて前記各工程に対応する工程部署を設定し、前
記ディスクケースを搬送しながら前記ディスクをパッケ
ージングするようにした(1)のコンパクトディスクの
パッケージング方法に存する。
【0009】そしてまた、(3)、前記リッドが閉じた
多数の前記ディスクケースを積層し、各ディスクケース
を順次所定の向きで水平に送り出して前記搬送コンベア
に移載する工程を、更に含んでいる(2)のコンパクト
ディスクのパッケージング方法に存する。そしてまた、
(4)、前記ディスクがパッケージングされた前記ディ
スクケースを前記搬送コンベアから排出する工程を、更
に含んでいる(2)又は(3)のコンパクトディスクの
パッケージング方法に存する。
【0010】そしてまた、(5)、前記ケース本体に前
記インレイを添着する工程にて、インレイ供給部から取
り出した前記インレイの両端部を折曲形成し、前記ケー
ス本体の直上で弾発的に湾曲させながら支持し、そのイ
ンレイを解放することにより前記ケース本体内に投入す
るようにした(1)のコンパクトディスクのパッケージ
ング方法に存する。そしてまた、(6)、前記ブックレ
ットを挿着する工程にて、ブックレット供給部から取り
出したブックレットを前記リッドの直上で弾発的に湾曲
させながら支持し、該ブックレットを解放することによ
り前記リッド内に投入するようにした(1)のコンパク
トディスクのパッケージング方法に存する。
【0011】本発明において、ディスクケースを構成す
るケース本体及びリッドにそれぞれインレイ及びブック
レットが添着又は挿着される。ケース本体には更にトレ
イが装着されると共に、該トレイ上にディスクが載置さ
れる。
【0012】これらの構成部品を順次組付けることによ
りディスクをパッケージングするが、本発明によれば、
ディスクケースを順次所定ピッチで間欠送りする搬送コ
ンベアの搬送方向に沿って、複数の工程部署が設定され
ている。搬送コンベア上に載置したディスクケースに対
して、各工程部署にてインレイ、トレイ、ブックレット
及びディスクがそれぞれ供給される。そして各工程部署
では、材質或いは形状等が異なる複数の構成部品を円滑
且つ正確に組付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明によ
るコンパクトディスクのパッケージング方法の好適な実
施形態を説明する。ここで先ず、本発明の実施形態にお
いて、既に説明したように(図14)ケース本体2とリ
ッド3とから成るディスクケース1に、トレイ6を介し
てCD7がパッケージングされるものとする。
【0014】図1は、本発明方法に使用するパッケージ
ング装置10の全体概略構成を示している。このパッケ
ージング装置10は、所定ピッチで間欠駆動される搬送
コンベア11が水平配置されており、該搬送コンベア1
1上に載置したワーク(ディスクケース1)を装置の長
手方向に沿って搬送するようになっている。以下に詳述
するように、搬送コンベア11の進行方向に沿って、C
D7をパッケージングするための複数の工程部署(A)
〜(H)を備えている。
【0015】先ず、第1工程部署(A)〔ディスク移載
支持工程〕では、ディスクケース1を搬送コンベア11
に供給して、所定の位置及び向きに移載支持する。そし
てこの移載支持されたディスクケース1が、順次所定ピ
ッチで間欠送りされ始める。第1工程部署(A)では、
供給して移載支持される際にその予備工程として、リッ
ド3を閉じさせた多数のディスクケース1を積層し、そ
の状態から該ディスクケース1を順次所定の向きで水平
に送り出す給送工程が採用される。
【0016】ディスクケース1は、供給されて搬送コン
ベア11上に移載支持される際、その向きが90°回転
され、即ちケース本体2及びリッド3の結合部(ヒンジ
部3a)が搬送コンベア11の一方の搬送ベルト11a
側に配置されるように移載される。搬送コンベア11に
供給されたディスクケース1は、水平に所定の位置に支
持され、ガタつかないように位置規制される。ディスク
ケース1は、このように第1工程部署(A)においてリ
ッド3が閉じた状態のままで、次の第2工程部署(B)
へ搬送される。
【0017】次に、第2工程部署(B)〔リッド展開工
程〕では、搬送コンベア11上のディスクケース1のリ
ッド3がケース本体2から開けられ、それらがほぼ水平
に支持される。ここで、搬送コンベア11の一方の搬送
ベルト11aを挟んで、他方の搬送ベルト11bとは反
対側に延設された支持ベルト12を有している。この支
持ベルト12は、ケース本体2から開いたリッド3を支
持するものであり、搬送コンベア11と平行に且つこれ
と同期して縦走駆動される。
【0018】図2は、第2工程部署(B)における作動
を順次示している。この第2工程部署(B)では先ず、
図2(a)に示されるように搬送ベルト11a,11b
上に水平に支持されているディスクケース1の上方か
ら、吸着パッド13が近づき、リッド3に密着して該リ
ッド3の表面に吸着する。この吸着パッド13は、支点
14を基軸とする図示しないリンク機構により、回動可
能に支持されており、図中の一点鎖線により示したよう
な軌道14aに沿って、所定のタイミングで回動し得る
ようになっている。
【0019】リッド3に吸着した吸着パッド13は、次
に、図2(b)に示されるように軌道14aに沿って、
ディスクケース1から離れるように回動する。これによ
りリッド3がケース本体2から開く。そして、吸着パッ
ド13が更に回動すると、図2(c)に示されるように
リッド3が支持ベルト12と当接すると共に、この当接
とほぼ同期して吸着パッド13がリッド3から離脱す
る。これによりディスクケース1のケース本体2及びこ
のケース本体2から開いたリッド3は、搬送コンベア1
1及び支持ベルト12上にほぼ水平に面一化した状態で
展開して支持される。第2工程部署(B)においてリッ
ド3が展開した状態で、次の第3工程部署(C)へ搬送
される。
【0020】次に、第3工程部署(C)〔インレイ添着
工程〕では、リッド3が開いたケース本体2に対して所
定の方向からインレイ4が供給される。ここで、インレ
イ4は、図14に示したようにケース本体2の内底面に
ぴったりと収容されるように寸法設定されている。ま
た、インレイ4の両側部4a,4bは、ケース本体2の
側壁に対応して折曲形成されている。第3工程部署
(C)ではそのように折曲されていない状態(平坦な1
枚の紙)でホッパから取り出され、この取出後、両側部
4a,4bを折曲形成してからケース本体2に供給され
る。
【0021】図3は、この第3工程部署(C)における
インレイ供給部の概略構成を示している。第3工程部署
(C)では、多数のインレイ4を収容するホッパ15
が、搬送コンベア11に隣接配置されている。なお、図
3においては搬送コンベア11は、ホッパ15の斜め左
下方に位置し、紙面に垂直方向に延設されている。ホッ
パ15はその排出口15aが僅かに下方に傾斜するよう
に配置される共に、該排出口15aにてインレイ4を落
下しないように保持している。ホッパ15内のインレイ
4は、吸着パッド16によって1枚づつ取り出されるよ
うになっている。吸着パッド16は、アーム17,18
を介して装置の枠体に支持されている。この場合、アー
ム17は支点19のまわりに回動可能であり、またアー
ム18は支点20のまわりに回動可能であるが、これら
のアーム17,18の回動方向は互いに逆方向に設定さ
れている。
【0022】第3工程部署(C)において、図3のよう
に吸着パッド13が、ホッパ15の排出口15aに露出
しているインレイ4に吸着する。アーム17及びアーム
18は、図中それぞれ矢印A,Bのように回動する。こ
れにより吸着パッド13に吸着されたインレイ4はホッ
パ15から離脱し、それ自身反転しながら所定の載置部
21まで運ばれ、その上に静置される。載置部21上の
インレイ4は、搬送コンベア11上で待機しているケー
ス本体2に供給される前に、図4(a)に示されるよう
に吸着パッド22によって一旦受治具23に移載され
る。
【0023】そして、この受治具23によって両側部4
a,4bが折曲形成される。インレイ4には予め、両側
部4a,4bを折曲形成するための折曲線(例えば、ミ
シン目等でよい)が形成されており、この図示例では、
かかる折曲線の至近位置を吸着パッド22a,22bに
よって吸着するものとする。図4(b)のように各吸着
パッド22a,22bによってインレイ4を押さえ込み
ながら、受治具23をその両側のガイド23a,23b
から下降させる。これによりインレイ4両端が折曲線に
沿って折曲し、両側部4a,4bを折曲形成することが
できる。
【0024】図4(c)に示されるように吸着パッド2
2を上昇させると、図示のように両側部4a,4bが折
曲形成されたインレイ4が得られる。次に、図4(d)
のように各吸着パッド22a,22bを所定角度だけそ
れぞれ内側に向かせる(所謂、首振り)ことにより、イ
ンレイ4がなだらかに湾曲する。このように湾曲させる
ことにより、インレイ4の長さ(もしくは幅)Lをケー
ス本体2の内幅よりも適度に小さくすることができ、こ
れにより該ケース本体2内に投入し易くする。
【0025】湾曲状態で吸着パッド22によって支持さ
れたインレイ4は、次に、図4(e)のように搬送コン
ベア11上で待機しているケース本体2に供給される。
この場合、ケース本体2の直上至近位置にて、吸着パッ
ド22からインレイ4を離脱させることにより、インレ
イ4はケース本体2内に的確に添着されることになる。
なお、吸着パッド22から解放されたインレイ4は、ケ
ース本体2内で自身の弾性復元力によって、元の平坦形
状に復帰する。第3工程部署(C)において、インレイ
4が供給されたディスクケース1は、次の第4工程部署
(D)へ搬送される。
【0026】次に、第4工程部署(D)〔トレイ装着工
程〕では、ケース本体2に対して所定の方向からトレイ
6が供給されケース本体内に装着される。第4工程部署
(D)は、その供給される際に、その予備工程として、
多数のトレイ6を積層し、その状態から該トレイ6を順
次所定の向きで水平に送り出す給送工程が採用される。
給送工程にてトレイ6は、図1に示すように曲がった端
部6a(ディスクケース1におけるヒンジ部3aの対応
部分)を前にして、搬送コンベア11と平行に送り出さ
れ搬送コンベア11上に給送される際、その向きが90
°回転される。
【0027】ここで、図5はトレイ6の構成例を示して
いる。このトレイ6は、CD7の載置部6bと載置され
たCD7を固定する保持部6cとを有している。トレイ
6は、図14に示したように、その端部6aがディスク
ケース1のヒンジ部3aに対応するようにケース本体2
に装着される。このようにトレイ6を装着する際、トレ
イ6の両側部に突設した複数(この例では4つ)の突起
6dが、ケース本体2に形成された穴部(図示せず)と
係合し、これにより両者を的確に結合させる。
【0028】第4工程部署(D)において、トレイ6を
搬送コンベア11側に供給する際、図6(a)のように
吸着パッド24によって吸着支持しながら、搬送コンベ
ア11上で待機しているケース本体2の上方まで移動さ
せる。この場合、図5(b)に示されるように4つの吸
着パッド24a,24b,24c,24dによって、載
置部6bの適所を吸着するものとする。次に、図6
(b)のようにトレイ6をケース本体2の上方から下降
させる。
【0029】このとき押込ピン25が図6(c)のよう
に、吸着パッド24よりも僅かに遅れたタイミングでト
レイ6の上面を押し下げる。押込ピン25の押下げによ
って、トレイ6の各突起6dが、ケース本体2の穴部と
係合した状態で装着される。この場合、図5(b)に示
されるように4つの押込ピン25a,25b,25c,
25dが、各突起6dの至近位置に当接して、トレイ6
を押し下げるものとする。
【0030】次に、第5工程部署(E)〔ブックレット
装着工程〕では、ブックレット5が、リッド3に対して
所定の方向から供給されて装着される。図7は、この第
5工程部署(E)におけるブックレット供給部の概略構
成を示している。図示のように多数のブックレット5を
収容するホッパ26が、搬送コンベア11に隣接配置さ
れている。ここで、ブックレット5は図14に示される
ように、背部5aにて綴じ込まれており、見開きの複数
頁を綴じたものとする。
【0031】各ブックレット5は、背部5aを下にして
ホッパ26に収容されている。ホッパ26の排出口26
aには、送出しローラ27が配置される共に、該排出口
26aの下部からなだらかなスロープ28が延出してい
る。また、スロープ28の先端部にて搬送コンベア29
が連設されている。送出しローラ27を図示のように回
転させることにより、ブックレット5は、送出しローラ
27との摩擦によって1つづつ矢印のように送り出され
る。そのブックレット5は更にスロープ28を経て、搬
送コンベア29によって背部5aがストッパ30と当接
する位置まで搬送される。
【0032】第5工程部署(E)において、搬送コンベ
ア29上のブックレット5を、更に搬送コンベア11側
に供給する際、図8〜図10に示したように、チャック
31によってブックレット5の両側部を把持しながら、
搬送コンベア11上で待機しているリッド3の上方至近
位置まで移動させる。ここで、リッド3の内側壁から
は、図14に示されるように、所定の高さ位置に4つの
突片3bが形成されている。ブックレット5は、各突片
3bの下側に差し込まれることになる。またこの場合、
ブックレット5の背部5aが、リッド3のヒンジ部3a
に対応する向きで差し込まれる。
【0033】さて、チャック31は、ブックレット5の
背部5aの中央部とその反対側端部とを両側から把持す
る(図8及び図9参照)。この場合、チャック31と板
バネ32とが協働してブックレット5を把持するように
なっているところが特徴である。即ち、板バネ32は、
図示されていない連結構造を介してチャック31と結合
しており、図9のように板バネ32の下側にブックレッ
ト5を挟み込んで支持する。
【0034】また、該板バネ32は、図10の点線矢印
Cのように湾曲変形が可能であり、後述するように、板
バネ32の端部上方に設けた押駒33によって湾曲させ
られる。図8〜図10のように、チャック31及び板バ
ネ32によってブックレット5をリッド3の上方位置ま
で移動させた後、図10に示したように各押駒33が下
降する。押駒33は、各突片3bの対応位置(この例で
は4か所)に配置されている(図8)。
【0035】また、各押駒33は、突片3bの内側へ僅
かに入り込むように形成されたR状の先端部33aを有
していると共に、突片3bと衝突しないように段付状に
形成されている。押駒33を突片3bの位置まで下降さ
せると、図11のように板バネ32が湾曲変形し、この
板バネ32に倣ってブックレット5も湾曲させられる。
この状態で、ブックレット5を把持していたチャック3
1だけを抜き去ると、ブックレット5は板バネ32から
離脱して、点線のように元の形状に復元すべく平坦化す
る。
【0036】これにより、ブックレット5の端部が各突
片3bの下側に入り込み(図11、矢印D参照)、かく
してブックレット5がリッド3に適正に装着されてセッ
トされる。次に、第6工程部署(F)〔デイスク供給工
程〕では、ケース本体2に装着されたトレイ6に対して
CD7が供給され、所定位置に固定される。CD7は、
ディスク供給部からトレイ6に移載される。この場合、
CD7の中心穴7a(図14参照)の周辺部適所(つま
り、少なくともCD7の記録領域と干渉しない領域)を
吸着パッドによって吸着する。
【0037】この吸着パッドによってCD7を吸着支持
しながら、搬送コンベア11上で待機しているケース本
体2のトレイ6の上方まで移動させる。CD7は、図1
2のように中心穴7aをトレイ6の保持部6cに合わせ
て、載置部6b上に載置される。この時、トレイ6の保
持部6cがCD7の中心穴7aに嵌入する直前に、プッ
シュロッド34が保持部6cの頂部に当接する。これに
より保持部6cが矢印Eのように内側に撓み変形して、
その直径が小さくなる。
【0038】その後、CD7の中心穴7aの周辺部をピ
ン35により押し下げると、CD7が吸着パッドから離
脱して保持部6cがCD7の中心穴7aに嵌入する。そ
してCD7が載置部6b上に確実に載置される。第6工
程部署(F)において、CD7が供給されたディスクケ
ース1は、次の第7工程部署(G)へ搬送される。
【0039】次に、第7工程部署(G)〔リッド閉合工
程〕では、ディスクケース1のケース本体2に対して、
これまで開いていたリッド3が閉じられる。第7工程部
署(G)において、ケース本体2及びリッド3は、それ
ぞれ搬送コンベア11及び支持ベルト12上にほぼ水平
に支持されている。図13に示したように、リッド3の
下側で支点36のまわりに回動可能に支持された回転ロ
ーラ37を反時計方向に回動させることにより、リッド
3をケース本体2に閉めさせる。次に、この閉まったリ
ッド3の上側から更に、支点38のまわりに回動可能に
支持された押圧片39によって押さえ込むことにより、
リッド3がケース本体2に完全に閉合する。
【0040】最後の第8工程部署(H)〔排出工程〕で
は、最終製品としてCD7をパッケージングしたディス
クケース1の良品、不良品の選別を行うと共に、ディス
クケース1をパッケージング装置10から排出する。こ
のように本発明方法によれば、パッケージング装置10
において、ディスクケース1を搬送する搬送コンベア1
1に沿って設定した複数の工程部署(A)〜(H)に
て、インレイ4、トレイ6、ブックレット5或いはD7
が順次自動的に組付けられる。各工程部署において、装
置は的確に作動して各構成部品を適正に組付けことがで
き、CD7がパッケージングされた最終製品を効率良く
得ることができる。
【0041】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であること
は言うまでもない。例えば、パッケージング装置10の
第5工程部署(E)は、第2工程部署(B)の後工程の
いずれか適所に設定することも当然可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の製品のパッケージング方法において、ディスクケ
ースを順次所定ピッチで間欠送りする搬送コンベアの搬
送方向に沿って複数の工程部署を設定する。そして、搬
送コンベア上に載置したディスクケースに対して、各工
程部署にてインレイ、トレイ、ブックレット及びディス
クをそれぞれ供給する際、材質或いは形状等が異なるこ
れらの複数の構成部品をほぼ完全自動化で的確に組付け
ることができる。これにより人手による組付工数を大幅
に減少すると共に、誤組付等を防止して優れた品質を保
証することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるコンパクトディスクのパ
ッケージング方法に使用するパッケージング装置の概略
構成を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態における第2工程部
署の作用を順に説明する図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態における第3工程部
署のインレイ供給部の概略構成例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態における第3工程部
署のインレイ添着工程の作用を順に説明する図である。
【図5】図5は、本発明に係るトレイの構成例を示す側
面図及び上面図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態における第4工程部
署のトレイ装着工程の作用を順に説明する図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態における第5工程部
署のブックレット供給部の概略構成例を示す図である。
【図8】図8は、本発明の実施形態における第5工程部
署のブックレット挿着工程の作用を説明する図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態における第5工程部
署のブックレット挿着工程の作用を説明する図8のX方
向矢視図である。
【図10】図10は、本発明の実施形態における第5工
程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図8の
Y方向矢視図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態における第5工
程部署のブックレット挿着工程の作用を説明する図であ
る。
【図12】図12は、本発明の実施形態における第6工
程部署のディスク載置工程の作用を説明する図である。
【図13】図13は、本発明の実施形態における第7工
程部署のリッド閉合工程の作用を説明する図である。
【図14】図14は、パッケージングされた最終製品と
してのコンパクトディスクの構成例を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…ディスクケース 2…ケース本体 3…リッド 4…インレイ 5…ブックレット 6…トレイ 7…CD 10…パッケージング装置 11…搬送コンベア 12…支持ベルト 13,16,22,24…吸着パッド 14,19,20…支点 15…ホッパ 17,18…アーム 23…受治具 25…押込ピン 26…ホッパ 27…送出しローラ 28…スロープ 29…搬送コンベア 30…ストッパ 31…チャック 32…板バネ 33…押駒 34…プッシュロッド 35…ピン 37…回転ローラ 39…押圧片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクケース内にコンパクトディスク
    を収納するためのパッケージング方法であって、 ケース本体とこのケース本体に開閉可能に支持されたリ
    ッドとから成るディスクケースを所定の位置及び向きに
    支持する工程(ケース移載支持工程A)と、 前記リッドを回動させて該リッドを前記ケース本体から
    開き、これらをほぼ水平に支持する工程(リッド展開工
    程B)と、 前記ケース本体の内面に沿ってインレイを添着する工程
    (インレイ添着工程C)と、 前記インレイが添着された前記ケース本体に対して、所
    定の方向からトレイを供給して装着する工程(トレイ装
    着工程D)と、 前記ケース本体から開いた前記リッドに対して、所定の
    方向からブックレットを供給して挿着する工程(ブック
    レット挿着工程E)と、 前記ケース本体に装着された前記トレイに対して、ディ
    スクを供給して所定位置に固定する工程(ディスク供給
    工程F)と前記リッドを回動させて該リッドを前記ケー
    ス本体に閉合する工程(リッド閉合工程G)と、を備え
    たことを特徴とするコンパクトディスクのパッケージン
    グ方法。
  2. 【請求項2】 多数の前記ディスクケースを搬送コンベ
    ア上に載置して、各ディスクケースを順次所定ピッチで
    間欠送りすると共に、前記搬送コンベアの適所にて前記
    各工程に対応する工程部署を設定し、前記ディスクケー
    スを搬送しながら前記ディスクをパッケージングするよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンパクト
    ディスクのパッケージング方法。
  3. 【請求項3】 ディスクケースを所定の位置及び向きに
    支持する工程の予備工程として、前記リッドが閉じた多
    数の前記ディスクケースを積層し、各ディスクケースを
    順次所定の向きで水平に送り出す工程を、更に含んでい
    ることを特徴とする請求項2に記載のコンパクトディス
    クのパッケージング方法。
  4. 【請求項4】 トレイを供給して装着する工程の予備工
    程として、多数のトレイを積層しその状態から該トレイ
    を順次所定の向きに水平に送り出す工程を更に含んでい
    ることを特徴とする請求項2に記載のコンパクトディス
    クのパッケージング方法。
  5. 【請求項5】 前記ディスクがパッケージングされた前
    記ディスクケースを前記搬送コンベアから排出する工程
    を、更に含んでいることを特徴とする請求項2又は3に
    記載のコンパクトディスクのパッケージング方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、 前記ケース本体の内面に沿って前記インレイを添着する
    工程にて、インレイ供給部から取り出した前記インレイ
    の両端部を折曲形成し、前記ケース本体の直上で弾発的
    に湾曲させながら支持し、該インレイを解放することに
    より前記ケース本体内に投入するようにしたことを特徴
    とするコンパクトディスクのパッケージング方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、 前記ブックレットを供給して挿着する工程にて、ブック
    レット供給部から取り出した前記ブックレットを前記リ
    ッドの直上で弾発的に湾曲させながら支持し、該ブック
    レットを解放することにより前記リッド内に投入するよ
    うにしたことを特徴とするコンパクトディスクのパッケ
    ージング方法。
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