JP3640428B2 - 船 - Google Patents
船 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3640428B2 JP3640428B2 JP09719495A JP9719495A JP3640428B2 JP 3640428 B2 JP3640428 B2 JP 3640428B2 JP 09719495 A JP09719495 A JP 09719495A JP 9719495 A JP9719495 A JP 9719495A JP 3640428 B2 JP3640428 B2 JP 3640428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ship
- hull
- transom stern
- water line
- ship according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/04—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
- B63B1/08—Shape of aft part
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/04—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H5/00—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
- B63H5/07—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
- B63H5/08—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/04—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
- B63B1/06—Shape of fore part
- B63B2001/066—Substantially vertical stems
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Wind Motors (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は船舶の船殻設計に関し、特に、本明細書において参照文献として挙げたラムドの欧州特許0134767B1に例示されているような種々の正弦曲線水線により構成された船殻に関する。以下、このような船殻を“ラム形状”船殻と呼ぶ。かかる船殻は、従来の船殻設計と比較して、船の進行が静水中であろうと波浪中であろうと、船の排水トン数、横安定性、航海航走特性などを改善し、船殻梁の応力を減少させることを可能にしている。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
前記のラムドの特許に説明されているように、長さ、幅、設計水線までの深さの主要寸法が与えられた場合、従来の船殻形状においては、水面下の船殻部分のフルネスを増加することにより積載重量トンを増大させ、従って全排水量を増加させ得る。高いメタセンタで表される従来形状の船殻の横安定性を改善するには、水線面における慣性モーメントを大きくするために船殻幅が増大されるが、場合によっては、水線面下の船殻の容積重心を上げてもよい。
しかし、横安定性と速度増加とに必要な本特性の変化(排水量と幅の増加)は、往々にして、従来の船の静水または荒波中における船の抵抗の許容出来ない程の増加を招来することになる。
【0003】
横軸回りの船の角運動(ピッチング)、垂直運動(ヒービング)、加速度、静海における抵抗に比較した推進抵抗の増加量などで表される従来船殻形状の海面航行特性を改善するために、船のピッチング、ヒービングの固有振動数を変更し、本振動数が可能な限り、船が遭遇する波長の周波数と一致しないようにされてきた。
従来の船殻設計の場合、構造上の変更は、船の海洋航行特性、および極端なピッチング、ヒービンク運動を僅かに改善するに過ぎず、船が波内へ進入しようとする際に支配的な波の波長が船の水線面における長さにほぼ等しいと、推進に対する抵抗が非常に増加するであろう。
【0004】
上記のような同期運動においては、従来の船は常に船の型式と速度とに依存して、速度を落とすかまたは波に対して針路を変更し、それにより、波周期が船のピッチング、ヒービングの固有周波数に一致しないように、波との遭遇周期を変化させていた。
初期のラムドの特許は、最適ではないと判明しているある関係式の使用を教示している。また、ラムドの特許に従い設計された船の性能を実質的に改善し、かかる船の使用についての問題を解決するための種々の修正が発見されている。
【0005】
【本発明の目的および目的を達成するための手段】
本発明の実施例に従う船殻形状の海洋航行特性は、船のピッチング、ヒービング運動が、同じ速度で航行する従来の船および上述のラム形状の船殻の運動に比較して、減少するように、また、これら運動が抑制され、波長/船殻長さの比が2以上になるまでは船殻が大きい運動を示さず、同時に、推進抵抗が同じ程度に減少されるように、改善されている。また、本発明は、船殻の下方および船尾の後方において非常に円滑な、実質的な均質な、2次元流を実現し、乱流を少なく、かつ非常に静穏な航行とを実現することを可能にしている。さらに、本発明は、円滑な水流の利点をもたらす改良された推進装置の配置を提供している。
【0006】
本発明の種々の実施例においては、中心面近くの船の基準線と、トランサム船尾から約0.2L(Lは船長)だけ離れた面上の他点まで延びる線との間に、約14度以下の角度を形成する斜面を有するラム形状の船殻が提供されている。さらに、種々の実施例において、約0.1〜約0.35のフルード数を有するラム形状の船殻を提供しており、船殻の両側のバルジが、船の底部近くに形成され、船首から船中央へわたって大きさにおいて比較的一定であり、船尾において約零へとテーパしている。さらに、本発明の実施例に従えば、2個のバルジが船首を越えて延び、ほぼ設計水線の下方にあり、設計水線面近傍まで延びる上方へ傾斜している部材へと合流している。
【0007】
本発明のさらに他の実施例に従えば、ラム形状の船殻をもつ排水型式の船にして、四角になされた長手方向の近似的な正弦曲線状の水線と、船の後方部の底部に、基準面と船尾との間に形成された斜面とを有し、該斜面は基準面と角度をなし、約L/2の位置において基準面内に接するように延びており、前記斜面の角度は、基準線と、中心面に平行または一致する長手方向船セクションのトランサム船尾の下縁にある第1点と第1点と同じセクションにあり斜面の0.2Lの位置にある第2点とを結ぶ線とに関連している。特定の実施例に従えば、斜面の角度は約12.5°である。さらに他の実施例に従えば、船のフルード数は約0.1〜約0.3である。
【0008】
本発明のさらに他の実施例に従えば、ラム形状の船殻をもつ排水型式の船にして、四角になされた長手方向の近似的な正弦曲線状の水線と、船の後方部の底部に、基準面と船尾との間に形成された斜面にして、該斜面は基準面と角度をなし、約L/2の位置において基準面内へと切線的に延びている斜面と、船首からトランサム船尾の縁にわたり船殻の両側に配置されたバルジとを有する船が提供されている。より特定された実施例においては、該のバルジは船首からほぼL/2位置までほぼ同一大きさであり、ほぼL/2位置からトランサム船尾の縁にかけて大きさがほぼ零になるように減少している。さらにバルジは、船中央横断面(L/2)において長手中心線に対して最大法線距離を有し、該距離が設計水線における距離よりも約0.03Bmax〜約0.04Bmaxだけ大きくなっている。
【0009】
本発明のさらに他の実施例に従えば、ラム形状の船殻をもつ排水型式の船にして、四角になされた長手方向の近似的な正弦曲線状の水線と、船の後方部の底部に、基準面と船尾との間に形成された斜面にして、該斜面は基準面と角度をなし、約L/2の点において基準面内へと切線的に延びている斜面と、船首垂直線とバルブの最上方部を通る横断面との間の中央の横断面において、高さよりも幅が大きく、平坦な上面を有し、最前方の領域がほぼ水線にまで上昇しているバルブ(bulb)とを有する船が提供されている。より特定な実施例においては、船首垂直線から最上方部に対応する横断面まで計られたバルブの長さは約0.1Bmax〜約0.12Bmaxであり、該長さの中点におけるバルブの断面が約1.7の幅/高さ比を有している。さらに、本実施例においては、トランサム船尾の側部にそれぞれ制御面が配置されている。例えば、一実施例においては制御面はフィンであり、該フィンは断面の長手方向1/3の範囲にわたり後端に制御可能なフラップを設けている。さらに特定な実施例においては、船のL/Bの比は1.4〜2の間、例えば1.8である。
【0010】
本発明のさらに他の実施例においては、船は、船の前方部の最上方甲板の動力ステーションに配置された誘電電力プラントを有し、また、フィンの最後部領域まで延長され、水線上方に開放されたトランサム船尾を有して延長された船殻構造により支持された拡張された甲板区域を有している。
本発明のさらに他の実施例においては、ラム形状の船殻をもつ排水型式の船にして、四角になされた長手方向の近似的な正弦曲線状の水線と、船の後方部の底部に、基準面と船尾との間に形成された斜面にして、該斜面は基準面と角度をなし、約L/2の点において基準面内へと切線的に延びている斜面と、船殻の両側に、船首からトランサム船尾の縁にまで延び、ほぼ船首の位置において合流して、ほぼ設計水線まで上昇する平坦な上面を有する舌形状を形成しているバルジとを有している。
上記実施例は単に例として記載したに過ぎない。本発明は、上記実施例における特殊な特徴およびそれらの組み合わせにより限定されるものではなく、他の実施例に対しても順応できることは当業者には明らかであろう。
【0011】
【実施例】
本発明の1実施例を示す図1には、船殻10が示され、該船殻10は、肥痩度を示す用語L/V1/3 (L:夏期フリーボード(図2)までの深さTに対応する設計水線(dwl)における船殻の長さ、V:設計水線における船殻排水量)により表現される線の丸みが従来の船殻形状に比して、より丸くなっている。さらに本実施例においては、L/V1/3 は3以上であるが、比推進抵抗は従来の船殻形状に比較して増加していない。同時に、本実施例では、船殻幅Bは、L/B比が約1〜2、好ましくは約1.4〜1.9になっている。好適な比率は約1.8であることが判明している。Bは設計水線(dwl)における船殻の最大幅である。船殻10のメタセンタ高さは、同じ長さの従来の船殻形状のそれの2倍以上である。
【0012】
本発明の他の実施例においては、長手方向における排水量分布はほぼレイリー波状である。本実施例においてかかる波形は、船殻の前後端に極大点すなわち静止点12、14を有する、実質的に四角になされた、ほぼ調和正弦曲線状の水線(図2、dwl,1,2,3)にして、これら水線の基準線(Odwl ,O1 ,O2 ,O3 )が同時に、設計水線(dwl)から始まり、該設計水線からの深さが次第に増加するに従い船の前進方向へ逐次変移されて短縮され、ほぼ斜めで、直線となり得る面(s)を画定する該水線により実現されている。さらに本実施例においては、面(s)は船殻10の船尾の半分を成し、種々の推進装置の利用を可能にする。
【0013】
かかる推進装置はラムドの欧州特許’767に開示されており、そこでは、プロペラ(f)が、ほぼ斜めの面(s)に実質的に平行に示されている。かかる設計は、面(s)に平行な水流を得るという利点をもつ特殊な従来型でない船殻に利点を与えると信じられていた。しかし、本発明の実施例によると、プロペラ軸は図4に示すように、船の基準線に実質的に平行に装架されている。
本発明の他の実施例を示す図2、図3において、比B1/t1は、設計水線(dwl)より低い位置で船尾から約0.15Lの距離において船殻10を横切る横断面において定義され、ここで、(B1)は設計水線(dwl)における幅、(t1)は同じ水線から計った船殻の深さである。本実施例においては、比B1/t1は約15である。他の実施例においては、比B1/t1はL/2の位置における断面に対する比よりも大きく、ここで幅(B2 )と深さ(t2 )とは同じ方法で計測されている。
【0014】
本発明のさらに他の実施例においては、さらに船殻比e=Cp /Cdwl が定義されており、ここで船殻の柱形肥痩係数であるCp は下記方程式により表される:
【数1】
Cp =V/(AL/2 ×L)
ここで、Cdwl =Adwl /LB、Lは設計水線における長さ、AはL/2位置における水線に至るまでの横断面の面積、Vは設計水線までの排水量、Adwl は水線面面積、およびBは水線における最大幅である。本実施例においては、船殻パラメータeは約1またはそれ以上である。
本発明の他の実施例を示す図1を再度参照すると、設計水線面の面積重心(LCF)は船中央の後方0.2Lに位置し、設計水線(dwl)の深さにおける改良された船殻容積の重力(浮力)中心(LCB)は面積重心の前方0.075Lに位置している。このことは、
【数2】
LCF−LCB=0.075L
と表される。
【0015】
他の実施例を示す図5においては、船殻10は船尾ポストから前方約0.3Lの領域において形成されており、乱流制御付加物(例えば、固定または柔軟なフィン状装置(v))を流線の方向に、船殻10にほぼ垂直に装架され、船殻の底部と側部との間の遷移区域の近傍の位置に備えている。他の例においては、乱流制御付加物は、尖った四角形または波状の溝(x)の形状の長手方向溝であり、該溝の深さは前進方向に向かって減少し、斜面(s)の平坦部に終結し一致しており、深さ(d)は通常約0.02Bである。
図1において、船殻10は、船首と船尾に極大点を有して設計水線(dwl)まわりに近似的な調和正弦曲線水線をもって示されており、該水線はここで、面積重心(LCF)はL/2位置の後方約0.2Lの位置にあり、設計水線の長さ/幅の比であるL/Bは約2である。
【0016】
図2は本発明の一実施例の船殻の、設計水線(dwl)下方の垂直断面図であり、基準線が実質的に四角になされていることが判る。この場合、傾斜したほぼ平坦な面(s)に沿った近似的に調和正弦曲線状の水線(Odwl ,O1 ,O2 ,O3 )が存在し、これら水線は船の前進方向に変位され、面(s)はほぼL/2の位置において基準面(g)と一致している。さらに、設計水線(dwl)の深さにおける船殻10の面積重心(LCF)と浮力重心(LCB)との間の距離は約0.075Lである。ある実施例における一般に平坦な面(s)は、非常に大きい半径(例えば、最大幅の3〜5倍、特定の実施例では約4倍)をもつ曲面の形状を有している。
図3には、図2の船殻形状が、例えば船殻の船首端におけるU字形の枠をもつ水線dwl,1,2,3,およびgを有する平面投射図として示されている。他の実施例においては、他の既知の枠形状が使用されている。図3の実施例はまた、船尾から0.15Lの位置、L/2の位置の断面における幅と深さとの比を示しており、各位置における幅と深さとはそれぞれB1 ,B2 ,t1 ,t2 の符号を付されている。
【0017】
本発明のさらに他の実施例においては、図6を見るように、船尾から船首へと延びるバルジ100が設けられている。かかる実施例においては、バルジ100の長手方向中心線からの最大法線距離(d6)は、中心線と、設計水線(dwl)のL/2位置における船殻との間の距離(d62)よりも、最大幅の約0.03〜0.04倍だけ大きい。
本発明のさらに他の実施例を示す図7(A)において、図7(B)に示すような、一般に涙滴形状断面(図7(B))を有し、制御面フラップ202を備えた安定フィン200が設けられている。この場合、安定フィン200のコード長さ(フラップ202を含む)はLの約3%であり、制御面フラップ202のコード長さはLの1%より小さい。一実施例においては、かかる安定フィン200は実際的な限り船尾角部に近接して配置されている。一実施例においては、図7(A)に示すように、安定フィン200の後縁はトランサム船尾700の面内にある。他の実施例では、図示されていない安定フィン200の前縁がトランサム船尾700の面内にある。特定の実施例においては、安定フィン200は約2倍のコード長さ(制御面フラップ202を含む)を有している。
【0018】
さらに他の実施例においては、図8(A)、図8(B)に見るように、バルブ80が船殻の船首に、水線(dwl)の実質的な下方に設けられている。この場合は、船首垂線とバルブ80の最上方部を通る断面との間の中央の横断面において、バルブ80の幅はバルブ80の高さよりも大きい。かかるバルブ80は、最上方領域84がほぼ水線(dwl)にまで上昇する平坦な上面82を有している。
図9には、バルブ80が、船首からトランサム船尾700の縁まで延び、バルジ100と、船殻の反対側の対応するバルジ(図示せず)と一体の部分として形成されている。この場合、バルジは船のほぼ船首材の領域において終結し、互いに合流し、平坦な上面82を有する舌形状80を形成している。
他の実施例が当業者により想起されようが、上記実施例は単なる例示にすぎない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従い作られた船殻の頂部平面図。
【図2】図1の船殻の側面図。
【図3】図1の船殻の底部平面図。
【図4】図1の船殻の後部の側面図。
【図5】本発明の一実施例に従い作られた船殻の底部平面図。
【図6】図1の船殻のL/2位置における断面図。
【図7】(A)は本発明の一実施例に従い作られた船殻の側面図。(B)は本発明の一実施例に従い設けられた要素の断面図。
【図8】(A)は本発明の1実施例に従い作られた船殻の船首の側面図。(B)は図8(A)の線Aに沿う主断面図。
【図9】バルブが如何にバルジの一体部分として形成されているかを示す船殻の側面図。
【図10】ディーゼル電力プラントと、これを搭載する甲板とを示す。
【図11】拡張された甲板区域とこれを支持する延長された船殻とを示す。
【図12】開放トランサム船尾を示す。
【符号の説明】
10 船殻
80 バルブ
200 安定フィン
202 フラップ
700 トランサム船尾
100 バルジ
Claims (19)
- 長手方向長さLを備え、基準面と長手方向中心線と設計水線面とを画定しているラム形状型式の船殻と、トランサム船尾とを有する排水型船であって、該船の船殻が、
ほぼ正弦曲線の水線と、
設計水線面におけるトランサム船尾から約L/2の位置における基準面まで延びる表面にして、基準面と、トランサム船尾と設計水線面とが交差する線とトランサム船尾から約0.2Lの位置にある前記表面上の点とによって画定される斜面との間に角度が形成されている、前記表面とを有している船において、
船殻のバルジが船殻の水接触部分に沿ってほぼ船首からほぼトランサム船尾まで配置されていることを特徴とする船。 - 請求項1による船において、バルジはほぼ船首から約L/2の位置まで大きさが実質的に一定であり、約L/2の位置からトランサム船尾におけるほぼ零の位置まで連続して大きさが減少している船。
- 請求項1による船において、長手方向中心線からバルジ上の点までの最も大きい鉛直距離が、中心線とL/2の位置における設計水線における船殻との間の距離よりも、約0.03Bmaxと約0.04Bmaxとの間の距離だけ大きい船。
- 長手方向長さLを備え、基準面と設計水線面を画定しているラム形状型式の船殻と、トランサム船尾とを有する排水型船であって、該船の船殻が、
ほぼ正弦曲線の水線と、
設計水線面におけるトランサム船尾から約L/2の位置における基準面まで延びる表面にして、基準面と、トランサム船尾と設計水線面とが交差する線とトランサム船尾から約0.2Lの位置における前記表面上の点とによって画定される斜面との間に角度が形成されている、前記表面とを有している船において、
実質的に平坦な上面を有するバルブが設けられ、バルブ上面の一番先の上側区域がほぼ設計水線面まで立ち上げられていることを特徴とする船。 - 請求項4による船において、バルブの横断面幅はバルブの横断面における断面高さよりも大きく、この横断面が、前方垂直面とバルブの最上方の点に対応する断面との間の中間に位置していることを特徴とする船。
- 請求項5による船において、前方垂直面とバルブの最上方の点に対応する断面までのバルブの長さが、約0.1Bmax幅と約0.12Bmax幅の間である船。
- 請求項6による船において、前記長さの中央におけるバルブの断面が約1.7の幅/高さ比である船。
- 長手方向長さLを備え、基準面と設計水線面を画定しているラム形状型式の船殻と、トランサム船尾とを有する排水型船であって、該船の船殻が、
ほぼ正弦曲線の水線と、
設計水線面におけるトランサム船尾から約L/2の位置における基準面まで延びる表面にして、基準面と、トランサム船尾と設計水線面とが交差する線とトランサム船尾から約0.2Lの位置における前記表面上の点とによって画定される斜面との間に角度が形成されている、前記表面とを有している船において、
船殻の水接触バルジが船首からトランサム船尾の縁部まで配置され、左右のバルジがほぼ船首において合わさって、平坦な上面を有する舌形状を形成しており、この上面の一番先の上側区域がほぼ設計水線まで立ち上げられていることを特徴とする船。 - 請求項1,4又は8による船において、ほぼトランサム船尾の位置に少なくとも1つの安定フィンが配置されていて、船殻の船尾における乱流が減少されるようになっている船。
- 請求項9による船において、安定フィンは制御面フラップを含む船。
- 請求項10による船において、安定フィンの第1コード長さが約0.03Lで、制御面フラップの第2コード長さが約0.01L以下である船。
- 請求項9による船において、安定フィンはほぼ船尾の隅部に配置されている船。
- 請求項9による船において、増設した甲板領域がほぼ安定フィンの最後方延長部まで延びている船。
- 請求項13による船において、増設した甲板領域は、延長した船殻構造によって設計水線面より上方に支持される船。
- 請求項1,4又は8による船において、プロペラが設けられ、このプロペラ軸線が船の基準面にほぼ平行になるように配置されている船。
- 請求項1,4又は8による船において、船の前方部に配置されたディーゼル電気動力プラントを有する船。
- 請求項16における船において、ディーゼル電気動力プラントは最上方甲板に配置されている船。
- 請求項1,4又は8による船において、水線上の部分が開いたトランサム船尾を有する船。
- 請求項1,4又は8による船において、約1.4と約2の間のL/B比を有する船。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US230640 | 1981-02-02 | ||
US08/230,640 US5598802A (en) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | Hull configuration |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858674A JPH0858674A (ja) | 1996-03-05 |
JP3640428B2 true JP3640428B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=22866003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09719495A Expired - Lifetime JP3640428B2 (ja) | 1994-04-21 | 1995-04-21 | 船 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5598802A (ja) |
EP (1) | EP0678445B1 (ja) |
JP (1) | JP3640428B2 (ja) |
CN (1) | CN1050102C (ja) |
AU (1) | AU693858B2 (ja) |
BR (1) | BR9501744A (ja) |
CA (1) | CA2147527C (ja) |
DE (1) | DE69504560T2 (ja) |
DK (1) | DK0678445T3 (ja) |
NO (1) | NO309131B1 (ja) |
NZ (1) | NZ270953A (ja) |
RU (1) | RU2129505C1 (ja) |
ZA (1) | ZA953230B (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5711239A (en) * | 1994-04-21 | 1998-01-27 | Petroleum Geo-Services As | Propeller configuration for sinusoidal waterline ships |
WO1997024253A1 (en) * | 1995-12-27 | 1997-07-10 | Petroleum Geo-Services A/S | Sinusoidal waterline hull configuration with bulge |
AU1401797A (en) * | 1995-12-27 | 1997-07-28 | Petroleum Geo-Services A/S | Oblique plane angle and froude number for hull with sinusoidal waterlines |
AU1401897A (en) * | 1995-12-27 | 1997-07-28 | Petroleum Geo-Services A/S | Sinusoidal waterline hull configuration with skeg |
US5701835A (en) * | 1996-02-16 | 1997-12-30 | Petroleum Geo-Services As | Production vessel with sinusoidal waterline hull |
ES2157704B1 (es) * | 1997-11-14 | 2002-02-16 | Amilibia Indo Juan Luis | Embarcacion. |
JP4789484B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2011-10-12 | ユニバーサル造船株式会社 | 船首バルブ及びそれを備えた船舶 |
EP1873055A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-02 | Technische Universiteit Delft | Ship with bow control surface |
EP1873051A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-02 | Technische Universiteit Delft | Ship |
WO2008099462A1 (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 排水量型船舶の船尾形状 |
NO329736B1 (no) | 2009-09-22 | 2010-12-13 | Roar Ramde | Skip |
CN102485590A (zh) * | 2009-11-09 | 2012-06-06 | 栾远刚 | 波状外表减流体阻力技术 |
EP2534038A4 (en) * | 2010-02-11 | 2017-04-19 | Austal Ships Pty Ltd | Vessel hull configuration |
RU2493039C1 (ru) * | 2012-02-02 | 2013-09-20 | Российская Федерация, От Имени Которой Выступает Министерство Промышленности И Торговли Российской Федерации | Надводное однокорпусное водоизмещающее быстроходное судно |
EP2769909A3 (de) * | 2013-02-22 | 2014-09-03 | Dimitri Moskvin | Rumpfform und Rumpf eines Wasserfahrzeuges sowie Wasserfahrzeug mit einem Rumpf |
NL2012224C2 (en) | 2014-02-07 | 2015-08-10 | Ihc Holland Ie Bv | Ship, as well as hull for such ship. |
EP3037338A1 (en) * | 2014-12-22 | 2016-06-29 | Rasmussen Maritime Design AS | Design of forepart of a vessel |
EP3150481B1 (en) * | 2015-10-02 | 2019-07-03 | OptiBulb IVS | A bulbous bow, a sea-going vessel with such bow, and methods of its manufacture and its mounting |
CN105416505B (zh) * | 2015-12-09 | 2018-01-16 | 中远船务工程集团有限公司 | 弓箭型水线的低阻穿浪船艏 |
WO2018123031A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | ジャパン マリンユナイテッド株式会社 | 船首形状 |
RU2701622C1 (ru) * | 2019-01-17 | 2019-09-30 | Российская Федерация, от имени которой выступает Министерство обороны Российской Федерации | Надводное однокорпусное водоизмещающее быстроходное судно с волнопрорезывающими обводами |
CN117326057A (zh) * | 2020-03-07 | 2024-01-02 | 茂名高新技术产业开发区嘉舟创新科技有限公司 | 头喷气尾喷水水上飞船 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112414C (ja) * | ||||
US2191904A (en) * | 1937-12-07 | 1940-02-27 | William P Baker | Ship's hull |
GB775706A (en) * | 1954-01-21 | 1957-05-29 | Erich Richard Friedrich Maier | Ship's form |
GB1295211A (ja) * | 1971-04-08 | 1972-11-08 | ||
US3934531A (en) * | 1974-07-18 | 1976-01-27 | Allen Rudolph A | Ocean going cargo transport system |
US4550673A (en) * | 1983-06-02 | 1985-11-05 | Sigurdur Ingvason | Hull construction for seagoing vessels |
NO153560C (no) * | 1983-07-19 | 1986-04-16 | Roar Ramde | Skrogform. |
-
1994
- 1994-04-21 US US08/230,640 patent/US5598802A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-04-19 NZ NZ270953A patent/NZ270953A/en not_active IP Right Cessation
- 1995-04-20 NO NO951511A patent/NO309131B1/no not_active IP Right Cessation
- 1995-04-20 RU RU95105892A patent/RU2129505C1/ru active
- 1995-04-21 DK DK95105964T patent/DK0678445T3/da active
- 1995-04-21 CA CA002147527A patent/CA2147527C/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-21 CN CN95104706A patent/CN1050102C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-21 AU AU17613/95A patent/AU693858B2/en not_active Expired
- 1995-04-21 DE DE69504560T patent/DE69504560T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-21 EP EP95105964A patent/EP0678445B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-21 ZA ZA953230A patent/ZA953230B/xx unknown
- 1995-04-21 JP JP09719495A patent/JP3640428B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-20 BR BR9501744A patent/BR9501744A/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DK0678445T3 (da) | 1999-06-07 |
ZA953230B (en) | 1996-01-03 |
CA2147527C (en) | 2006-07-11 |
AU693858B2 (en) | 1998-07-09 |
EP0678445A1 (en) | 1995-10-25 |
JPH0858674A (ja) | 1996-03-05 |
NZ270953A (en) | 1997-07-27 |
DE69504560T2 (de) | 1999-06-02 |
CA2147527A1 (en) | 1995-10-22 |
RU95105892A (ru) | 1997-02-20 |
AU1761395A (en) | 1995-11-02 |
US5598802A (en) | 1997-02-04 |
EP0678445B1 (en) | 1998-09-09 |
NO309131B1 (no) | 2000-12-18 |
NO951511L (no) | 1995-10-23 |
NO951511D0 (no) | 1995-04-20 |
CN1114278A (zh) | 1996-01-03 |
DE69504560D1 (de) | 1998-10-15 |
CN1050102C (zh) | 2000-03-08 |
RU2129505C1 (ru) | 1999-04-27 |
BR9501744A (pt) | 1995-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3640428B2 (ja) | 船 | |
JPH0752866A (ja) | 滑走型船体 | |
KR100806227B1 (ko) | 저 항력 수중 비대칭 배수 양력체, 이를 포함한 선박 및 선박의 선체 | |
US5711239A (en) | Propeller configuration for sinusoidal waterline ships | |
PL220732B1 (pl) | Kształt dziobu statku | |
JP4414793B2 (ja) | 船舶 | |
EP0134767B1 (en) | Hull configuration | |
US10059405B2 (en) | High stability low drag boat hull keel having inverted foil configuration | |
KR20110076946A (ko) | 공기 공동이 제공되는 선박들을 위한 선형 | |
AU2019429632A1 (en) | Inflatable motor boat | |
AU684098B2 (en) | A ship's hull | |
US8622013B2 (en) | Sailboard step design with less ventilation and increased speed | |
JP4216858B2 (ja) | 船舶 | |
KR100405197B1 (ko) | 동체구조 | |
JPH03186496A (ja) | 高速帆船用水中船体 | |
AU717548B2 (en) | Hull configuration | |
JPH063758Y2 (ja) | 船尾フイン | |
WO1997024256A1 (en) | Sinusoidal waterline hull configuration with skeg | |
AU2002340764B2 (en) | Boat | |
CN210592323U (zh) | 船首及船舶 | |
NZ314874A (en) | Hull configuration comprises a "ramform" type with side hull bulges, stabilizing fins, a propeller or slope surface with froude number between 0.1 and 0.35 | |
US7841285B2 (en) | Waterborne vessel with loop keel | |
JPH0326069Y2 (ja) | ||
KR100544899B1 (ko) | 에어포일형 핀이 구비된 차인 선형 | |
JPS5923675Y2 (ja) | 船首船型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |