JPH03186496A

JPH03186496A - 高速帆船用水中船体

Info

Publication number: JPH03186496A
Application number: JP2333469A
Authority: JP
Inventors: Gian Franco Boretti; ギアン　フランコ　ボレッテイ
Original assignee: CIDUEFFEDUE Srl
Current assignee: CIDUEFFEDUE Srl
Priority date: 1989-12-06
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1991-08-14
Also published as: CA2031475A1; EP0431678A1; AU6708690A; IT8922619A0; BR9006163A; IT1280348B1; IT8922619A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、高速帆船用水中船体に関する。

従来の高速帆船用水中船体は、船、特に帆船の動きに逆
の力は、摩擦抵抗、厳密に言えば水中船体の、即ち船体
の水中部分の水中部分に関係する摩擦抵抗である、と言
う仮定から出発して構成されてきた。それは、前記摩擦
抵抗の値を低下させることにより、前進する抵抗は、低
減され、従って高速が得られると言う科学的見解が優勢
であったからである。

本発明の目的は、従来の科学的理論に反して帆船の外形
と形状を構成して、既知の帆船より高速の高速帆船用水
中船体を提供することである。

本発明の目的は、船の高速帆船用水中船体、特に帆の表
面に加えられた成分とＩ、ての風推力により動く船の高
速帆船用水中船体を提供することである。

この目的は、本発明に係る次の特徴を有する構成により
達成される。即ち、高速帆船用水中船体は、中間船体の
船尾に直線状、又は凸状湾曲形のいずれかの底部部分を
備え、その湾曲率は、水面の船体長さの０．００４％よ
り多くなく、水中船体は、水面で船体長さの３５％より
長くない母線を有し、トランソムは、喫水以下にあり、
その浸漬深さは、水面で同じトランソムの幅の１６％よ
り多くなく、更に船体の下に下方に突出する三個の水中
船体の付加物が設けてあり、第１の付加物は、船体の中
心線で、かつその端部近傍に配置され、他の二個の付加
物は、相互に並設して配置され、船体の長さに対して非
必須の中央領域に取り付けられて２．５より小さくない
アスペクト値である、ことを特徴とする高速帆船用水中
船体である。

好適には、相互に並設された二個の竜骨は、非対称な空
気力学的外形を有し、その間の領域、即ち船の中心に向
かい相当に突出する。

以下に、本発明を実施例に基づき添付図面を参照してよ
り詳細に説明する。

（実施例）図示のように、本発明に係る高速帆船用水中船体あ、Ｌ
、　Ｗ、　Ｌで一般に示す水面での船体の長さと■で示
しノットで表現する速度との相関関係を示すノンデメン
ジョナルな式に基づいて開発される。

関係速度又はＦｒｏｕｄｅ数と呼ばれ、式Ｖ／ＶＬによ
り従来技術により帆船に対して使用された式は、１．４
・１−１．５より大きい値では無かった。ここで、■の
値は、ノットで表され、Ｌ、　Ｗ、　Ｌの値は、フート
で表されている。

本発明では、上記に反して、波抵抗を排除する、少なく
とも減少させるため、船の水中船体の浸漬部分の濡れ表
面と摩擦抵抗を減少させる必要から上記の値は、２．５
から３．５の従来のほぼ二倍にしている。

第１図には、トランソム１１と帆船用水中船体の底部の
外形１２と、船体中央部１３と、船体から下方に突出す
る水中付加物１４．１５とが示されている。

第２図は、Ｌ、Ｗ、Ｌ　　（Ｌｉｎｅ　Ｗａｔｅｒ　Ｌ
ｉｎｅ）の、即ち水面で船体Ｌ６の長さの１０分の１の
帆船船体の部分２６を示している。

第３図は、帆船用水中船体の母線”Ｇｃ”、１７．Ｗ、
Ｌ水面でのトランソムでの帆船用水中船体の幅”Ｌ”ト
ランソムの浸漬深さ”Ｉｓ”で示されている。トランソ
ムから船体中央部までの複数の浸漬部分が、水面の平面
での中心線により点Ｇｃと接続されたその部分の浸漬深
さから誘導される。更に、”ＩｓＭ”は、船体中央部で
の浸漬深さを示す。

第４図と第５図は、第１帆船用水中船体付加物即ち水中
船体スケグ１５と、その部分の形状を詳細に示している
。

第６図、第７図、及び第８図は、対の帆船用水中船体付
加物、即ち竜骨１４の特徴、その形状、可動部分の存在
を示す。これらの図面において、帆船用水中船体外形の
前記竜骨の一個の長さはＸで、その端部の前記竜骨の一
個の長さはＹで、前記竜骨の高さはトＩで示されている
。

帆船用水中船体は、第２図に鎖線で示す直線状、又は好
適には第２図に実線で示す湾曲線である船体中央部１３
の船尾の底部外形の形状を有する必要がある。外形の湾
曲度は、その水面り、　Ｗ、　Ｌでの船体の長さの０．
００４％に等しいか、及び／又は大きくない数値である
べきである。

帆船用水中船体は、Ｉ７．Ｗ、１、長さの３５％より長
くない水中船体母線Ｇｃを有するべきである。

Ｇｃ−（Ｌ、Ｗ、Ｌ　ｘ３５）／１００である。

この値は、水中船体の平坦な及び反った外形を決定し、
正確に所望の速度を可能にする形状を決定する。

トランソムの浸漬深さＩｓは、次の式による水面での同
じトランソムの幅の１６％より大きくない必要がある。

ｌ５−（Ｌｘ　１６）／１００第４図と第５図では、第１帆船用水中船体付加物、即ち
船のステアリング制御を行うスケグ１５は、舵の効果を
最適化する形状と長さを有する。前記ピンの最後部に可
動部分１７が配置され、水流が同じスケグの輪郭に沿っ
て流れるのを可能にし、対応する側推力が生じる。スケ
グの外形は、対称的で、両凸で、第１成分に加わる揚力
を発生させる。

スケグ１５の船尾は、切頭形で、より厚い縁部１８を有
する。スケグと可動部分により構成された構造体と共に
、切頭形状は、船体ステアリング制御装置の感度を上げ
、より小さい角度で舵の効果が達成される。結果と１７
で、低い前進抵抗と船体速度が、高い進路安定性と共に
達成される。

第６図から第８図は、船体の中心線にほぼ平行に配置さ
れた二個の中央バラスト竜骨を示す。バラスト竜骨は、
安定タイロッドＩ９により底部で相互に連結され、相互
に直交か平行のいずれかの軸２０、又は角度βで外方に
離れる軸２０を有する。

これらの二個のバラスト竜骨付加物、即ち竜骨１４はの
特徴は、アスペクト値、とその外形である。

前記図面は、これらの竜骨の前記アスペクト値Ａに対す
る可能な値を示す。そのアスペクト値は、次の式により
与えられる”ＣＭ”に対する高さＨの比により与えられ
る値の２．５倍より低くてはならない。

ＣＭ−（Ｘ＋Ｙ）／２これらの二個の竜骨１４の外形は、非対称形で、竜骨の
後方は、船の中央に向かって、即ち前記二個の竜骨の間
の水中船体部分に配置されている。

この場合、可動部分２１が竜骨１４の中間部に必ず位置
Ｉ−で設けられている。この可動部分２１は、竜骨の揚
力を増大する。これにより、船の速度性能が最適化され
る。

前記特徴、即ち帆船用水中船体の線、水中船体付加物の
形状、水中船体付加物の存在は、大きさのいかんを問わ
ず、高速の帆船用水中船体を実現する。

それらの全ては、高速の他に安全性と揚力の基本的要素
を向上する。安全性は、帆船用水中船体の底部の形状に
より達成される。それは、船速度の増大から正確に誘導
される成分である、船を正しい姿勢にする成分を発達さ
せる。その成分は、動的安定性で、帆船を傾斜させる風
力に対抗する。

更に、風上竜骨は、その輪郭により船を正しい姿勢にす
る付加的揚力効果を発揮する。

二個の安定性成分、即ち形状安定性成分とバラスト安定
性成分は、既知の船、特に帆船の分野での既知の船とは
異なり、より速く、かつより安全な船の新規な形状を決
定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る高速帆船用水中船体の立面図；第２図は、船体中央部から船尾の高速帆船用水中船体の
低い部分と、水中トランソムの外形を示す拡大図第３図は、高速帆船用水中船体の底部とトランソムの特
徴を示すダイヤグラム第４図は、第１スケグとその可動素子（フラップ又は舵
）を示す図；第５図は、第４図の線Ｖ　、、−Ｖの断面図。第６図は、第１図の高速帆船用水中船体の二個のバラス
ト竜骨を示す前部の図；第７図は、−個のバラスト竜骨の側面図；第８図は、第
７図のバラスト竜骨の平面図である。１１・・・トランソム１２・・・帆船用水中船体の底部の外形１３・・・船体
中央部１４．１５・・・水中船体付加物１６・・・船体１８・・・後部縁部２１・・・可動部分巨９．！Ｆｉｇ、３

Claims

【特許請求の範囲】１、高速帆船用水中船体は、船体中央部の船尾に直線状
、又は凸状湾曲形のいずれかの底部部分を備え、その凸
状は、水面の船体長さの０．００４％より多くなく、水
中船体は、水面で船体長さの３５％より長くない母線を
有し、トランソムは、浸漬しており、その浸漬深さは、
水面で同じトランソムの幅の１６％より多くなく、更に
船体の下に下方に突出する三個の水中船体付加物が設け
てあり、第１の付加物は、船体の中心線で、かつその端
部近傍に配置され、他の二個の付加物は、相互に並設し
て配置され、船体の長さに対して非必須の中央領域に取
り付けられて２．５より小さくないアスペクト値である
、ことを特徴とする高速帆船用水中船体。２、第１水中船体は、少なくとも一個の可動部分を示す
、ことを特徴とする請求項１に記載の高速帆船用水中船
体。３、相互に並設された二個の竜骨は、非対称な空気力学
的外形を有し、その間の領域、即ち船の中心に向かい相
当に突出する、ことを特徴とする請求項１に記載の高速
帆船用水中船体。４、相互に並設された前記二個の竜骨は、両凸の外形を
有する、ことを特徴とする請求項３に記載の高速帆船用
水中船体。５、相互に並設された前記二個の竜骨の間に、安定タイ
ロッドが設けてある、ことを特徴とする請求項１に記載
の高速帆船用水中船体。６、相互に並設された前記二個の竜骨は、仮想的水平線
に直行する軸を有する、ことを特徴とする請求項１に記
載の高速帆船用水中船体。７、相互に並設された前記二個の竜骨は、予め決定され
た角度βで外方に離れる軸を有する、ことを特徴とする
請求項１に記載の高速帆船用水中船体。８、相互に並設された前記二個の竜骨には、可動部分が
備えてある、ことを特徴とする請求項１に記載の高速帆
船用水中船体。９、前記第１付加物は、対称的外形を有する、ことを特
徴とする請求項１に記載の高速帆船用水中船体。１０、前記第１付加物（即ち、スケグ）は、両凸外形を
有する、ことを特徴とする請求項９に記載の高速帆船用
水中船体。